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発明の名称 便器排水装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−92329(P2007−92329A)
公開日 平成19年4月12日(2007.4.12)
出願番号 特願2005−280711(P2005−280711)
出願日 平成17年9月27日(2005.9.27)
代理人 【識別番号】100083806
【弁理士】
【氏名又は名称】三好 秀和
発明者 嵐 謙次郎
要約 課題
便器排水装置(便器)を排水アジャスタに固着するための位置決めが確実容易にできる便器排水装置を提供する。

解決手段
便器排水装置31は、便器32のボウル33から延びる排水管部34に固定された固定端部35aと、上下方向に回転可能とされた自由端部35bとを有する封水トラップ35が配設される。排水アジャスタ38は外部排水管41と繋がる床フランジ接続部42に横引管43を介して固着される。
特許請求の範囲
【請求項1】
ボウルから延びる排水管部に固定された固定端部と、駆動源からの回転力が伝達されて上下方向に回転可能とされた自由端部とを有する封水トラップが配設された便器排水装置において、
前記封水トラップは下方に排水部を備えるケース本体部に収納されるとともに、前記ケース本体部は床面上に設けられる排水アジャスタに固着され、
前記ケース本体部を前記排水アジャスタに固着する際の位置決めガイドとしての凹凸部が前記ケース本体部と前記排水アジャスタの外縁の四隅に設けられることを特徴とする便器排水装置。
【請求項2】
請求項1に記載の便器排水装置であって、前記排水アジャスタの四隅に凹部が設けられ、前記ケース本体部に設けられる前記凸部は前記凹部に沿ってガイド挿入される湾曲面を備えることを特徴とする便器排水装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は便器排水装置に関し、詳しくは、便器排水装置を排水アジャスタに固着する際にピンポイントの位置決めが確実にできる技術に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、特にリフォーム用の便器を床上に固着する際に便器排水装置を外部配水管に導くために排水アジャスタが用いられる。このとき、便器排水装置を排水アジャスタに確実に位置決めしないと接合部に備えられているパッキンのシール性が悪くなり水漏れが発生するという問題がある。
【0003】
このような問題を解決するための便器排水装置の位置決め構造が特許文献1に開示されている。特許文献1には、図5(a)、(b)に示すように、便器1の排水口2を床フランジ接続部Aの筒部3にはめ込む際に、筒部3の上端部にはゴム製のパッキン30を嵌込み、パッキン30を便器1の排水口2の外周部に弾接することで気密性を確保している。
【0004】
ここで、パッキン30は環状をした外側片部15の上端部から斜め下方に向けて環状の弾性当り片16を連出し、外側片部15の上端部と弾性当り片16の上端部との連設部分が下方に開口する環状の溝部17となっている。
更に、溝部17の下方の弾性当り片16の内面側の上部には、周方向の複数箇所にリブ18を設けている。パッキン30は、環状の溝部17を筒部3の上端部にはめ込んで取付けられ、周方向の複数箇所においてリブ18が溝部17の下方において筒部3の上部内面に押接している。
【0005】
このように、リブ18を設けておくと、排水口2を筒部3にはめ込む際にパッキン30の上部に排水口2の下端部が当たってもリブ18によってパッキン30の損傷を防止することができる。
【特許文献1】特開2002−348941号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところが、上記の便器排水装置の位置決め構造においても、便器自身が重いので便器を床フランジ接続部に対して正確な位置に組付けることは至難の業であり、芯が外れると稀にパッキン30に損傷を与えてシール性が損なわれるという問題があった。
【0007】
そこで、本発明は、便器を排水アジャスタに固着するための位置決めが確実且つ容易にできる便器排水装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
請求項1の発明は、ボウルから延びる排水管部に固定された固定端部と、駆動源からの回転力が伝達されて上下方向に回転可能とされた自由端部とを有する封水トラップが配設された便器排水装置において、前記封水トラップは下方に排水部を備えるケース本体部に収納されるとともに、前記ケース本体部は床面上に設けられる排水アジャスタに固着され、前記ケース本体部を前記排水アジャスタに固着する際の位置決めガイドとしての凹凸部が前記ケース本体部と前記排水アジャスタの隅部に設けられることを特徴としている。
【0009】
請求項2の発明は、請求項1に記載の便器排水装置であって、前記排水アジャスタの四隅部に凹部が設けられ、前記封水トラップのケース本体部に設けられる前記凸部は前記凹部に沿って三次元にガイド挿入される湾曲面を備えることを特徴とする便器排水装置。
【発明の効果】
【0010】
請求項1の発明によれば、前記ケース本体部は床面上に設けられる排水アジャスタに固着されるが、このとき、前記ケース本体部を前記排水アジャスタに固着する際の位置決めガイドとしての凹凸部が前記ケース本体部と前記排水アジャスタの隅部に設けられる。
【0011】
このため、凹凸部によって、前記ケース本体部を前記排水アジャスタに徐々に所定の位置までガイドしながら挿入するので位置決めが確実且つ容易にできるそして、パッキンに損傷を与えることがないのでシール性を確保することができる。
【0012】
請求項2の発明によれば、請求項1に記載の便器排水装置であって、前記排水アジャスタの四隅部に凹部が設けられ、前記封水トラップのケース本体部に設けられる前記凸部は前記凹部に沿って三次元にガイド挿入される湾曲面を備えている。
【0013】
このため、前記凸部の湾曲面が前記凹部に沿って三次元にガイド挿入できるので、前記ケース本体部を下降する動作に連動して前記排水アジャスタの取付け位置に向って徐々にガイドされて接近することができるので、請求項1の発明の効果と同様の効果を得ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下に、本発明の実施形態を図に基づいて説明する。
【0015】
<便器排水装置の構成>
図1に示すように、本発明の実施形態における便器排水装置31は、便器32のボウル33から延びる排水管部34に固定された固定端部35aと、図示しないモータ等の駆動源からの回転力が伝達されて矢印Qで示すように上下方向に回転可能とされた自由端部35bとを有する封水トラップ35が配設される。
【0016】
そして、封水トラップ35は下方に排水部36aを備えるケース本体部36に収納され、ケース本体部36の上部はメンテナンス等に便利なようにフランジ50を介して開放可能な蓋部49になっている。
【0017】
このケース本体部36は床面37上に設けられる排水アジャスタ38に固着されるが、排水アジャスタ38の四隅部に凹部57と封水トラップ35のケース本体部36に凸部52が設けられ、この凹部57と凸部52によって排水アジャスタ38と封水トラップ35が容易に位置合わせできる。排水アジャスタ38は外部排水管41と繋がる床フランジ接続部42に横引管43を介して固着される。
【0018】
ここで、便器32の後部の内部には収納空所部32aが設けられ、この収納空所部32a内にケース本体部36が収納される。便器32の後部上面にはボウル33に給水するための給水手段40が配置され、図示しない給水電磁弁を介して水道管に接続している。
【0019】
ケース本体部36の一側壁36bには封水トラップ35の外径に略等しい取付孔44が設けてあり、取付孔44に回動且つ上下反転自在な封水トラップ35が挿入して取付けられる。さらに、封水トラップ35の固定端部35aをケース本体部36から外部に突出し、ボウル33の後端部に形成したボウル排水口33aに外嵌するとともに、固定端部35aの外周をホースバンド等によって締めつけて固定される。
【0020】
なお、封水トラップ35は樹脂、ゴム等の軟質の材料で蛇腹状のホースであり伸縮および屈曲自在で、封水トラップ35の大部分はケース本体部36内に配置される。
【0021】
封水トラップ35の自由端部35bには支持部材45が固定されており、支持部材45は封水トラップ35の外側に延設される回転軸47がケース本体部36の軸孔47aを貫通し、図示しない減速機、クラッチ手段等を介してモータに連結される。
【0022】
「便器排水装置の動作」
封水トラップ35の自由端部35bは通常上方を向いて配置されているので、ボウル33内部は、この自由端部35bまでの高さに水が溜められて封水状態である。用便後に便器洗浄をスイッチ入力すると、ボウル33には洗浄水が供給される。
【0023】
このとき、たとえば2〜3秒後にモータが正回転に作動して自由端部35bが下方向に回転して受部55の排水孔55bと対面した位置でモータが停止し、汚物は溜水とともに排出される。
【0024】
汚物が完全に排出されると、モータが逆回転し、封水トラップ35の自由端部35bは上方向に回転して内部に水が溜められ再度封水状態に戻る。
【0025】
図2、図3、図4に示すように、ケース本体部36の排水部36aを形成する略矩形状の基部51の四隅部下部51aに排水アジャスタ38に固着する際の位置決めガイドとしての凸部52が設けられる。
【0026】
凸部52は卵形状(三次元形状)の湾曲面を備えているので、凸部52の湾曲面が凹部57に沿って三次元にガイド挿入できるので、ケース本体部36を下降する動作に連動して排水アジャスタ38の位置に四隅から徐々に連続的にガイドして所定の位置まで挿入することができる。
【0027】
いま、凸部52の卵形状の湾曲面は平面上のX、Y方向にそれぞれS=略15mmの領域、高さZ方向にH=略20mmの領域で形成される。このように、位置決めが確実且つ容易にできるので基部51(ケース本体部36)はピンポイント的に排水アジャスタ38に位置合わせができる。
【0028】
基部51の一対の対向する辺の中央部には排水アジャスタ38との固着用のボルト53が挿入されるボルト穴53aが形成される。本実施例では中央の一対のボルト穴53aだけが実際に使用されるが、その両側には二対の予備穴53bが用意されており、予備穴53bには実際のボルト穴は開けられず薄板状に形成されて使用時にボルト穴が簡単に開けられるようになっている。基部51中央部の排水部36aの周りには、後述する排水アジャスタ38の受部55に設けられるパッキンが当接する領域61を備える。
【0029】
なお、基部51から下方にベース54が延設されているが、これは排水アジャスタ38が使用されずケース本体部36を床面37に直接設置する場合にも兼用できるように設けられたものであり本実施例では使用されない。
【0030】
排水アジャスタ38は略矩形フランジ形状の受部55と、床に固着するベース56と、受部55とベース56間に挟まれる排水部65とからなる。受部55の中央部には排水孔55bと排水部65の一側面65aに横引管43を挿入するための挿入口65bとを備え、ケース本体部36からの排水を横引管43によってその排水方向を90度変えることができる。
【0031】
受部55の四隅部55aにはケース本体部36の基部51を所定の位置までガイドするために凸部52と当接する略平面状の凹部57が形成され、中央部には排水孔55bを囲んで図示しないパッキンが挿入されるパッキン溝58が設けられる。
【0032】
受部55の対向する辺55cには上記ボルト53と螺合するための図示しないナットを保持するためのU字形のナット挿入部59が各3箇所形成される。なお、実施例では、上記基部51の一対の辺の中央部のボルト穴53aに対応して、中央の一対のナット挿入部59だけが実際に使用される。
【0033】
<便器排水装置の作用>
上記のように、卵形状(三次元形状)の湾曲面を備えた四隅の凸部52は、この卵形状の勾配によって排水アジャスタ38の凹部に沿って連続的に下降しながらガイドされて所定の位置まで正確に挿入することができるので、ケース本体部36(基部51)はピンポイント的に排水アジャスタ38に位置あわせができる。
【0034】
ケース本体部36(基部51)はピンポイント的に排水アジャスタ38に位置あわせができるのでパッキン溝58のパッキンに損傷を与えることがなく、パッキンが領域61に圧接して確実なシール(水封)性を得ることができる。
【0035】
なお、凸部52の卵形状(三次元形状)が製作誤差により所定以上の勾配を持つ場合には、凸部52は排水アジャスタ38の凹部に沿って下降する途中で止まってしまって便器32そのものが床37まで下降できない。このため、凸部52を再調整する必要があることが容易に判断できるので便器32を不良位置に据付けてしまうことが未然に防げる。その結果確実な施工が実施できる。
【0036】
以上、本発明の実施形態を図面に基づいて説明したが、上記の実施例はいずれも本発明の一例を示したものであり、本発明はこれらに限定されるべきでないということは言うまでもない。例えば、排水アジャスタ38に凹部57と封水トラップ35のケース本体部36に凸部52を設ける替わりに、排水アジャスタに凸部と封水トラップのケース本体部に凹部を設ける構成も可能である。
【図面の簡単な説明】
【0037】
【図1】本発明の実施形態における、便器32の便器排水装置31の配置を示す側面透視図である。
【図2】本発明の実施形態における、ケース本体部36とベース54の斜視図である。
【図3】本発明の実施形態における、図2のB−B矢視図である。
【図4】本発明の実施形態における、排水アジャスタ38の斜視図である。
【図5】従来の便器1の、(a)は、排水口2を筒部3に嵌めこむ状態の分解斜視図、(b)はパッキン30の平面図である。
【符号の説明】
【0038】
31 便器排水装置
32 便器
33 ボウル
34 排水管部
35 封水トラップ
35a 固定端部
35b 自由端部
36 ケース本体部
36a 排水部
37 床面
38 排水アジャスタ
41 外部排水管
42 床フランジ接続部
43 横引管
52 凸部
57 凹部




 

 


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