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発明の名称 排水栓用ケレップ軸構造
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−85107(P2007−85107A)
公開日 平成19年4月5日(2007.4.5)
出願番号 特願2005−276609(P2005−276609)
出願日 平成17年9月22日(2005.9.22)
代理人 【識別番号】100083806
【弁理士】
【氏名又は名称】三好 秀和
発明者 山上 勝也
要約 課題
洗浄時に工具等を必要とせず各部材の分解及び組付けを容易に行うことができる排水栓用ケレップ軸構造を提供することを目的とする。

解決手段
ケレップ軸4の下端部4aの表面領域4bを短筒状に抉って環状溝部32を形成し、環状溝部32内に環状溝部32の下縁32aに沿って水平状態に配置される略U字状リング33の湾曲部33aが表面領域4bより突出する状態で両端部33bをケレップ軸4の中実部4cに回転自在に嵌入する。中実部4cに略U字状リング33の両端部33bに嵌入される孔34が中実部4cを貫通して設ける。排水栓30の分解清掃作業を行うには、ヘヤーキャッチャー6を上方に少しスライドして持ち上げた状態で、略U字状リング33を回転させて略U字状リング33全体を環状溝部32内に収納(収納状態S)して、ヘヤーキャッチャー6を下方にスライドさせてケレップ軸4から離脱させることができる。
特許請求の範囲
【請求項1】
毛髪やごみ等を引っ掛ける複数の捕集リブを設けたヘヤーキャッチャーがその中心部に設けられる円筒部を介してケレップ軸に摺動自在に挿通保持される排水栓用ケレップ軸構造であって、
ケレップ軸の下端部にケレップ軸の表面領域を短筒状に抉って環状溝部を形成し、この環状溝部内に環状溝部の下縁に沿って水平状態に配置される略U字状リングの湾曲部が前記表面領域より突出する状態で略U字状リングの両端部を前記ケレップ軸に回転自在に嵌入して設けられ、
前記略U字状リングは、垂直状態の前記ケレップ軸に前記ヘヤーキャッチャーをスライド挿入する動作に付勢されて前記湾曲部が前記両端部を中心に上方に回転して略U字状リング全体が環状溝部内に納まり、前記ヘヤーキャッチャーが略U字状リングを摺り抜けるとともに略U字状リングが自重により水平状態に復帰し、前記ヘヤーキャッチャーを前記湾曲部によって離脱しないように係止する略U字状リングであることを特徴とする排水栓用ケレップ軸構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、洗面化粧台等の排水口に装着して毛髪やごみ等を捕集するのに用いるヘヤーキャッチャーに関し、詳しくは、ヘヤーキャッチャーを容易に清掃できる排水栓用ケレップ軸構造の技術に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、ヘヤーチャッチャーを備える排水栓用ケレップ軸構造に関しては、特許文献1の記載内容が知られている。この特許文献1によれば、図4、図5に示すように、排水栓1のケレップ3は図示しない排水口の口径寸法に適合する略円板形状に形成され、ケレップ3の下側中央にケレップ軸4の上端が嵌合して垂設されている。ケレップ軸4は断面円形状の金属棒で、その両端近傍の外周に凹溝21が形成されている。
【0003】
ヘヤーキャッチャー6は合成樹脂にて一体に形成され、車輪形状の上キャッチャー部18と下キャッチャー部19とが円筒部17を介して連結された形状で、上キャッチャー部18、円筒部17、下キャッチャー部19を連通して形成される断面円形状の貫通孔5を介してケレップ軸4に摺動自在に挿通される。 そして、ヘヤーキャッチャー6は下キャッチャー部19の外周部分が図示しない排水口の段部に載置されることによって排水口内に着脱自在に設置される。
【0004】
ここで、ケレップ3は合成樹脂性でその下側中央に円筒状部22が一体に突設されており、円筒状部22の下方開口部23に前記ケレップ軸4の上端が挿入嵌合される。下方開口部23の内周には凸条24が突設され、凸条24が前記ケレップ軸4の凹溝21に係止する。さらに、円筒状部22の外壁部分には複数のスリット25が形成されていて円筒状部22はその弾性に抗して拡開可能なものであり、この弾性力によって前記ケレップ軸4の上端が円筒状部22の下方開口部23にスムーズ且つ確実に着脱自在に挿入嵌合される。
【0005】
さらに、ケレップ軸4の下端部にはヘヤーキャッチャー6に形成される貫通孔5よりも大径の円柱形状からなる錘体7が着脱自在に嵌合されている。この錘体7もケレップ3と同様の構成でケレップ軸4の下端に着脱自在に挿入嵌合される。このため、ケレップ3又は錘体7をケレップ軸4から取外してヘヤーキャッチャー6を離脱して、ヘヤーキャッチャー6に捕捉された毛髪やごみ等の清掃作業を行うことができる。
【特許文献1】特開平9−316957号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところが、ケレップ軸4の端部から錘体7又はケレップ3を取外す際に、各部材が毛髪やごみ等でヌメヌメしているために手で把持して取外すことが難しく手間も掛かるので、ペンチ等の把持工具が必要になる場合があるという問題があった。
【0007】
そこで、本発明は上記問題点を解決して、分解清掃時に工具等を必要とせず各部材の分解及び組付けを容易に行うことができる排水栓用ケレップ軸構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
請求項1の発明は、毛髪やごみ等を引っ掛ける複数の捕集リブを設けたヘヤーキャッチャーがその中心部に設けられる円筒部を介してケレップ軸に摺動自在に挿通保持される排水栓用ケレップ軸構造であって、ケレップ軸の下端部にケレップ軸の表面領域を短筒状に抉って環状溝部を形成し、この環状溝部内に環状溝部の下縁に沿って水平状態に配置される略U字状リングの湾曲部が前記表面領域より突出する状態で略U字状リングの両端部を前記ケレップ軸に回転自在に嵌入して設けられ、前記略U字状リングは、垂直状態の前記ケレップ軸に前記ヘヤーキャッチャーをスライド挿入する動作に付勢されて前記湾曲部が前記両端部を中心に上方に回転して略U字状リング全体が環状溝部内に納まり、前記ヘヤーキャッチャーが略U字状リングを摺りぬけるとともに略U字状リングが自重により水平状態に復帰し、前記ヘヤーキャッチャーを前記湾曲部によって離脱しないように係止する略U字状リングであることを特徴としている。
【発明の効果】
【0009】
請求項1記載の発明によれば、ケレップ軸の下端部にケレップ軸の表面領域を短筒状に抉って環状溝部を形成し、この環状溝部内に環状溝部の下縁に沿って水平状態に配置される略U字状リングの湾曲部が前記表面領域より突出する状態で略U字状リングの両端部を前記ケレップ軸に回転自在に嵌入して設けられ、前記略U字状リングは、垂直状態の前記ケレップ軸に前記ヘヤーキャッチャーをスライド挿入する動作に付勢されて前記湾曲部が前記両端部を中心に上方に回転して略U字状リング全体が環状溝部内に納まり、前記ヘヤーキャッチャーが略U字状リングを摺り抜けるとともに略U字状リングが自重により水平状態に自然に復帰できて前記ヘヤーキャッチャーを前記湾曲部によって離脱しないように係止することができるので、この排水栓用ケレップ軸構造の各部材の分解清掃作業を行なう場合には、上記とは逆に、前記ヘヤーキャッチャーを少し上方にスライドして持ち上げた状態で、前記略U字状リングを前記両端部を中心にして水平状態から回転させて立ち上げ、略U字状リング全体が環状溝部内に納まる状態にして、前記ヘヤーキャッチャーを容易に離脱させることができる。
【0010】
この排水栓用ケレップ軸構造であれば、工具等を必要とせず各部材の分解および組付けと清掃作業を容易に行うことができる
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
以下に、本発明の実施形態を図1〜図3に基づいて説明する。なお、図4、図5に示した構成と同等部分については、適宜に同一符号を付して説明する。
【0012】
<排水栓用ケレップ軸構造の構成>
図1、図2(a)、(b)、図3に示すように、排水栓30は、ケレップ3に下垂されるケレップ軸4にヘヤーキャッチャー6が摺動自在に保持される構成である。ヘヤーキャッチャー6は毛髪やごみ等を引っ掛ける捕集リブ31を放射状に5本及び4本設けた車輪形状の上キャッチャー部18と下キャッチャー部19とが円筒部17を介して連結された形状であって、円筒部17には上キャッチャー部18、円筒部17、下キャッチャー部19を連通した断面円形状の貫通孔5が形成されている。
【0013】
本発明の排水栓用ケレップ軸構造30aは、断面円形状の金属棒からなるケレップ軸4の下端部4aにケレップ軸4の表面領域4bを短筒状に抉って環状溝部32を形成し、この環状溝部32内に略U字状リング33が環状溝部32の下縁32aに沿って水平状態に配置される。
【0014】
そして、略U字状リング33の湾曲部33aが表面領域4bより突出(突出長さQ)する状態で略U字状リング33の両端部33bをケレップ軸4の中実部4cに回転自在に嵌入して設けられる。このとき、両端部33bは表面領域4b内に納まる。中実部4cには、略U字状リング33の両端部33bが嵌入される孔34が中実部4cを貫通して設けられる。
【0015】
ヘヤーキャッチャー6を垂直状態のケレップ軸4に装着する際には、ヘヤーキャッチャー6のスライド挿入する動作によって付勢されて、略U字状リング33は水平状態Tから湾曲部33aが両端部33bを中心に上方に回転して略U字状リング33全体が環状溝部32内に納まる収納状態Sになる。
【0016】
いま、略U字状リング33の直径R、ケレップ軸4の半径D、中実部4cの半径D1、環状溝部32の溝深さHとすると、D−D1=H>R 及び Q≧Rの関係に形成される。
【0017】
このため、ヘヤーキャッチャー6は装着時に略U字状リング33を容易に摺り抜けると同時に略U字状リング33が自重により自動的に水平状態Tに復帰して、ヘヤーキャッチャー6をその湾曲部33aによって離脱しないように係止することができる。
【0018】
なお、本発明の構成は、上記従来の排水栓用ケレップ軸構造における錘体7を備えていないので、従来と同じ太さのケレップ軸であればケレップ3に掛かる重量が軽くなるため排水口におけるケレップ3の封水性が低下する。このため、ケレップ軸4の直径を従来品の5mmに比べて太く8mmにすることで重量を補い封水性を保つことが好ましい。
【0019】
ケレップ3、ケレップ軸4、略U字状リング33はステンレス等の耐腐食性金属、ヘヤーキャッチャー6はステンレス等の耐腐食性金属又は合成樹脂にて形成される。
【0020】
<排水栓用ケレップ軸構造の作用>
排水栓30の各部材の分解清掃作業を行う場合には、ヘヤーキャッチャー6を少し上方にスライドして持ち上げた状態で、略U字状リング33を両端部33bを中心にして水平状態Tから回転させて立ち上げ、略U字状リング33全体を環状溝部32に収納状態Sとして、ヘヤーキャッチャー6を下方にスライドさせることによりヘヤーキャッチャー6をケレップ軸4から容易に離脱させることができる。
【0021】
ヘヤーキャッチャー6をケレップ軸4に装着する際には、上記のように、垂直状態のケレップ軸4にヘヤーキャッチャー6をスライド挿入するだけでヘヤーキャッチャー6が略U字状リング33を摺り抜けることができ、収納状態Sの略U字状リング33は垂直から倒れた状態なので自重により自動的に水平状態Tに復帰し、ヘヤーキャッチャー6を湾曲部33aによって離脱しないように係止することができる。このため、ヘヤーキャッチャー6をケレップ軸4にワンタッチで簡単に装着できる。
【0022】
この排水栓用ケレップ軸構造であれば、工具等を必要とせず各部材の分解及び組付けが容易にできて清掃作業を容易に行うことができる。
【0023】
ヘヤーキャッチャー6をケレップ軸4から離脱することによって、ヘヤーキャッチャー6を振る動作によって毛髪やごみ等を除くことができるので、手を触れることなく毛髪やごみ等を除去できて使用者の生理的抵抗感を解消することができる。また、分解したヘヤーキャッチャー6はケレップ軸4が邪魔にならないので、(歯)ブラシ等によってヘヤーキャッチャー6の隅々まで容易且つ確実に清掃可能になる。ヘヤーキャッチャー6の破損時の交換やヘヤーキャッチャー6の使い捨て式も可能になるので簡易性及び利便性が向上する。
【0024】
以上、本発明の実施形態を図面に基づいて説明したが、上記の実施例はいずれも本発明の一例を示したものであり、本発明はこれらに限定されるべきでないということは言うまでもない。例えば、洗面化粧台の洗面ボウルの排水口にヘヤーキャッチャーを設ける例について説明したが、浴槽の排水口や台所の排水口でも同様に実施できる。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【図1】本発明の実施形態における、排水栓用ケレップ軸構造30aを含む排水栓30の組立図である。
【図2】本発明の実施形態における、(a)は排水栓用ケレップ軸構造30aの詳細側面図、(b)は図2(a)のA−A矢視図である。
【図3】本発明の実施形態における、排水栓30が組立られた状態における排水栓用ケレップ軸構造30aの略U字状リング33の状態を示す一部透視斜視図である。
【図4】従来例における、排水栓1の斜視図である。
【図5】従来例における、ケレップ3とケレップ軸4の嵌合部の状態を示す一部透視断面図である。
【符号の説明】
【0026】
4 ケレップ軸
4a 下端部
4b 表面領域
4c 中実部
6 ヘヤーキャッチャー
30 排水栓
30a 排水栓用ケレップ軸構造
32 環状溝部
32a 下縁
33 略U字状リング
33a 湾曲部
33b 端部
34 孔
S 収納状態




 

 


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