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発明の名称 雨樋構造
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−85103(P2007−85103A)
公開日 平成19年4月5日(2007.4.5)
出願番号 特願2005−276421(P2005−276421)
出願日 平成17年9月22日(2005.9.22)
代理人 【識別番号】100083806
【弁理士】
【氏名又は名称】三好 秀和
発明者 畑 秀明
要約 課題
集水器に溜まる落葉除去等のメンテナンス時の作業が容易に行なえる雨樋構造の技術を提供する。

解決手段
集水器32は雨水を集める集水部35と雨水を継手部材33に導く第1のエルボ部36とからなり、集水部35の底部35aの中心領域35bに設けられる雨水の落し口部37にフレキシブルホース38を備える。継手部材33の一端部33aは竪樋34と第2のエルボ部39を介して回転自在に連結されるとともに他端部33bは第1のエルボ部36の一端部36aに連結される。第1のエルボ部36の他端部36bが集水部35の底部35aにフレキシブルホース38を包含して着脱自在に連結される。
特許請求の範囲
【請求項1】
集水器から継手部材を介して竪樋に至る雨樋構造であって、
前記集水器は雨水を集める集水部と雨水を前記継手部材に導く第1のエルボ部とからなり、前記集水部の底部の中心領域に雨水の落し口部を設けるとともにこの落し口部にフレキシブルホースを備え、前記継手部材の一端部は前記竪樋と第2のエルボ部を介して回転自在に連結されるとともに他端部は前記第1のエルボ部の一端部に連結され、第1のエルボ部の他端部が前記集水部の底部に前記フレキシブルホースを包含して着脱自在に連結されることを特徴とする雨樋構造。
【請求項2】
請求項1に記載の雨樋構造であって、前記第1のエルボ部の他端部と前記集水部の底部は互いに形成される凹凸部を介して着脱自在に連結されることを特徴とする雨樋構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、集水器の雨樋構造に関し、集水器に溜まる落葉除去等のメンテナンス時の作業が容易に行える雨樋構造の技術に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、軒樋の集水器が落ち葉等の異物によって詰まった場合に、雨水が排水できなくなり集水器から雨水が溢れてしまうことがあった。
【0003】
このため、異物を集水器から除去するために軒先の高い位置まで上がり、異物除去を行う必要があるため作業が大変困難であるという問題があった。そして、集水器と竪樋が一体的の場合にはメンテナンスが至難であり、逆に集水器と竪樋を分割式とすると雨水が多量に流れると雨水が整流にならないため集水器と竪樋の間隙から雨水が溢れるという問題があった。
【0004】
この問題を解決するために、例えば図7(a)、(b)、図8に示すように、特許文献1には、軒樋1の底板2に形成された集水器10の排水口21を覆う軒樋1の前面板3に開口窓25を形成し、この開口窓25を塞ぐ開閉蓋6がスライド自在に設けてなる雨樋構造が開示されている。
【0005】
ここで、開閉蓋6は、軒樋1の前面板3に沿ってスライドする蓋部7と、軒樋1の上部開口より前方へ突出させた開閉操作ハンドル8を有している。蓋部7は、その下端に軒樋1の底板前部に沿うよう略L字状に折曲された折曲片9を有し、軒樋1には、その折曲片9を開閉蓋6のスライド時にガイドするガイド部22を設けている。
【0006】
この集水器10であれば、その排水口21には軒樋1の前面板3に開口窓25を塞ぐ開閉蓋6が形成されているので、軒先の低い位置から異物除去の作業をすることができるので、作業が容易にできる。
【特許文献1】特開2000−160778号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ところが、上記特許文献1の構成では、前面板3に開口窓25が形成されているので開閉蓋6の外観の見栄えが悪いので品質上問題があった。また、開閉蓋6に沿って雨水が溢れるという問題があった。そこで、本発明は、上記の事実に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、軒先の低い位置で集水器に溜まる落葉除去等のメンテナンス時の作業が容易に行えて、雨水が溢れることのない雨樋構造の技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
請求項1の発明は、集水器から継手部材を介して竪樋に至る雨樋構造であって、前記集水器は雨水を集める集水部と雨水を前記継手部材に導く第1のエルボ部とからなり、前記集水部の底部の中心領域に雨水の落し口部を設けるとともにこの落し口部にフレキシブルホースを備え、前記継手部材の一端部は前記竪樋と第2のエルボ部を介して回転自在に連結されるとともに他端部は前記第1のエルボ部の一端部に連結され、第1のエルボ部の他端部が前記集水部の底部に前記フレキシブルホースを包含して着脱自在に連結されることを特徴としている。
【0009】
請求項2の発明は、請求項1に記載の雨樋構造であって、前記第1のエルボ部の他端部と前記集水部の底部は互いに形成される凹凸部を介して着脱自在に連結されることを特徴としている。
【発明の効果】
【0010】
請求項1記載の発明によれば、前記集水器は雨水を集める集水部と雨水を前記継手部材に導く第1のエルボ部とからなり、前記継手部材の一端部は前記竪樋と第2のエルボ部を介して回転自在に連結されるとともに他端部は前記第1のエルボ部の一端部に連結され、第1のエルボ部の他端部が前記集水部の底部に着脱自在に連結されるので、第1のエルボ部の他端部を前記集水部の底部から離脱させた状態で前記継手部材の一端部を第2のエルボ部を介して竪樋の周りに回転することができる。
【0011】
このため、前記集水部の底部の中心領域に設けられる雨水の落し口部に備えたフレキシブルホースの自由端部から集水器に溜まる落葉除去等の除去作業を容易に行うことができる。また、落し口部に備えるフレキシブルホースによって雨水は第1のエルボ部のコーナー部を整流として流れて継手部材にスムーズに導くことができるので、第1のエルボ部の他端部と前記集水部の底部の連結部からの雨水のオーバーフローを防止することができる。
【0012】
請求項2記載の発明によれば、前記第1のエルボ部の他端部と前記集水部の底部は互いに形成される凹凸部を介して着脱自在に連結されるので、前記第1のエルボ部を前記集水部から容易に着脱することができる。このため、前記集水部の底部のフレキシブルホースの自由端部から集水器に溜まる落葉除去等の除去作業を容易に行うことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
<雨樋構造の構成>
以下に、本発明の実施形態を〜図6に基づいて説明する。図1、図2、図3に示すように、本実施例の雨樋構造31は、集水器32から継手部材33を介して竪樋34に至る雨樋構造である。
【0014】
集水器32は雨水を集める集水部35と雨水を継手部材33に導く第1のエルボ部36とからなり、集水部35の底部35aの中心領域35bに雨水の落し口部37が設けられる。そして、この落し口部37にフレキシブルホース38が備えられる。
【0015】
継手部材33の一端部33aは竪樋34と第2のエルボ部39を介して回転自在に連結されるとともに他端部33bは第1のエルボ部36の一端部36aに連結される。そして、第1のエルボ部36の他端部36bが集水部35の底部35aにフレキシブルホース38を包含して着脱自在に連結される。
【0016】
蛇腹状のフレキシブルホース38は第1のエルボ部36の曲がり形状に沿って配置されるが、その長さは自由端部38aが一端部6aに対向する状態(自由端部38aと一端部6aが略同軸Yになる状態)を確保できる最小長さで形成される。
【0017】
ここで、集水部35は蓋のない略直方体形状で、各側面P1、P2、P3、P4を一回り狭めた側面Q1、Q2、Q3、Q4を塞いで2段底形状の底部35aが形成され、一対の側面P3、P4にそれぞれ軒樋47が挿入される。底部35aの一対の長い方の側面Q1、Q2の外面には凸部Sがそれぞれ2個形成され、断面略矩形形状の第1のエルボ部36の他端部36bの内面には凸部Sに対応する凹部Tが形成され、この凹凸部T、Sを介して他端部36bと底部35aが着脱自在に連結される。
【0018】
なお、図3は凹部Tが第1のエルボ部36の他端部36bの内面から外部に貫通して設けられている場合を表しているが、凹部Tを他端部36bの外部まで至って設けるかどうかに関しては第1のエルボ部36の板厚を考慮して決定される。
【0019】
底部35aの側面Q1、Q2、Q3、Q4と第1のエルボ部36の他端部36bとの間には間隙があるので、雨水がフレキシブルホース38内を流れる際に空気がこの間隙を経て集水器32から逃げるので、大雨時でも雨水はスムーズに流れてオーバーフローすることがない。
【0020】
このように、第1のエルボ部36と他端部36b間は隙間なく接着する必要がなく、凹凸部T、Sを介しての容易に着脱自在な構造で問題ない。なお、継手部材33と竪樋34も断面矩形形状である。
【0021】
図4、図5に示すように、第2のエルボ部39はエルボ本体41とソケット42で構成される。エルボ本体41は105度の開角度で形成され、継手部材33に連結する第1の端部43とソケット42に回転自在に連結するための挿入部44を備える。
【0022】
第1の端部43の挿入部43aは継手部材33を挿入嵌合するために、継手部材33の外形形状に対応する矩形形状に形成される。挿入部44は円形短筒状で、その外周44aにループ状の係止突起44bが傾斜44cを備えて設けられる。
【0023】
ソケット42の上端部42aには円形リング45を淵とする開口45aが設けられ、円形リング45には円形リング45に円弧状(長さL)に内接する係止突起46を90度毎に備える。ここで、ループ状の係止突起44bの外直径と円形リング45の内径は同じ長さである。
【0024】
このため、ソケット42の係止突起46がループ状の係止突起44bを乗り越えることで、エルボ本体41がソケット42に嵌合するとともに回転自在に連結される。ソケット42の下端部は竪樋34に挿入するために竪樋34に対応した矩形形状に形成される。
【0025】
係止突起46と係止突起44bは同じ突起高さに形成されるとともに、円弧状の係止突起46の長さLはエルボ本体41がソケット42に無理なく脱着及び嵌合できるように決められる。係止突起44bの傾斜44cはエルボ本体41がソケット42に容易に装着するためにできるだけ緩やかな傾斜が好ましい。そして、ソケット42の下端部42bに接着剤によって竪樋34が固着される。
【0026】
ここで、集水部35と竪樋34は図示しない固着具で建物に固着され、第1のエルボ部36と継手部材33と第2のエルボ部39の総重量Wはそれぞれ集水部35と竪樋34によって受持たれることになる。
【0027】
このため、上記凹凸部T、Sの詳細寸法は略W/2の重量を安定して保持できるように考慮し設計される。また、上記凹凸部T、Sが離脱した状態では竪樋34は総重量Wを垂直に受持つとともに、エルボ本体41に曲げモーメントも発生することになるので、この条件を勘案して上記係止突起46と係止突起44bの突起高さ及び円弧状の係止突起46の長さLは決めるのが好ましい。
【0028】
集水器32から継手部材33を介して竪樋34に至る雨樋構造31の材質は、軽量化や耐腐食性を考慮して硬質塩化ビニール樹脂等の合成樹脂、或いは耐腐食性金属としてステンレス、銅等が用いられる。また、金属性芯材の周囲に樹脂を被覆した構成でもよい。フレキシブルホース38は一般のホース等に使用される樹脂製、ゴム製が用いられる。
【0029】
<雨樋構造の作用>
図6に示すように、集水部35に溜まった落葉等を除去する際には、第1のエルボ部36を下方(矢印H)に引き降ろすことによりそれぞれの凹凸部T、Sを離脱させて第1のエルボ部36を集水部35から離脱させる。そして、第1のエルボ部36と継手部材33を一体的に第2のエルボ部39で回転させて矢印Kの方向にスイングさせる。
【0030】
このとき、フレキシブルホース38は柔らかく弾力的に変形可能なので、第1のエルボ部36の離脱のための矢印H方向への引き降ろし代は落し口部37を僅かに超える程度でもフレキシブルホース38を超えて離脱することができる。
【0031】
このため、第2のエルボ部39に対する継手部材33の上下方向の角度変化も僅かであるため、上記係止突起46と係止突起44bの嵌合状態に対する影響も最小限に抑えることができるので、ソケット42の係止突起46がループ状の係止突起44bを乗り越えて離脱することはない
【0032】
そして、上記第1のエルボ部36と継手部材33を一体的に第2のエルボ部39で回転させて矢印Kの方向にスイングさせた状態で図示しない方法で建物側に仮固定した状態で、フレキシブルホース38の中に手を挿入して集水部35に溜まった落葉等を除去することができる。
【0033】
なお、上記フレキシブルホース38は第1のエルボ部36の曲がり形状に沿って配置されるが、その長さは自由端部38aが一端部6aに対向する状態(自由端部38aと一端部6aが略同軸Yになる状態)を確保できる最小長さで形成されるので、フレキシブルホース38に挿入した手は十分に集水部35に到達できるが、長さが短いので棒状等の道具を用いて落葉等を除去することも容易に可能である。
【0034】
落葉等の除去後は、上記と逆に、第1のエルボ部36と継手部材33を一体的に回転させて集水部35に容易に嵌合できる。
【0035】
この雨樋構造によれば機能、効果を高めることができるが、外観そのものはは従来構造と変わらないので、見栄えをそのまま維持できて品質性を変わらず維持することができる。
【0036】
以上、本発明の実施形態を図面に基づいて説明したが、上記の実施例はいずれも本発明の一例を示したものであり、本発明はこれらに限定されるべきでないということは言うまでもない。例えば、底部35aの2段底を囲む一対の長い方の側面Q1、Q2の凸部Sをそれぞれ2個形成する代わりに連続した一個の長い凸部でもよい。さらに、一対の長い方の側面Q1、Q2に2個と一対の短い方の側面Q3、Q4にそれぞれ1個、或いは4側面Q1、Q2、Q3、Q4にそれぞれ1個設けてもよい。この凸部Sの配置に対応して第1のエルボ部36の他端部36bにおける内側面の凸部Tも形成される。
【図面の簡単な説明】
【0037】
【図1】本発明の実施形態における、集水器32から継手部材33を介して竪樋34に至る雨樋構造31の状態を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施形態における、第1のエルボ部36の他端部36bが集水部35の底部35aにフレキシブルホース38を包含して着脱自在に連結される状態を示す一部透視斜視図である。
【図3】本発明の実施形態における、図2のA−A断面図である。
【図4】本発明の実施形態における、エルボ本体41とソケット42で構成される第2のエルボ部39の一部透視側面図である。
【図5】本発明の実施形態における、図4のB−B断面図である。
【図6】本発明の実施形態における、集水部35に溜まった落葉等を除去する際に、第1のエルボ部36を集水部35から離脱して第1のエルボ部36と継手部材33を一体的に第2のエルボ部39で回転させる状態を示す斜視図である。
【図7】従来の、集水器10に溜まった落葉等を除去するために軒樋1に取付けられた開口窓25と開閉蓋6の状態を示す、(a)は平面図、(b)は正面図である。
【図8】従来の、軒樋1に取付けられた開閉蓋6の構造を示す斜視図である。
【符号の説明】
【0038】
32 集水器
33 継手部材
33a 一端部
33b 他端部
34 竪樋
35 集水部
35a 底部
35b 中心領域
36 第1のエルボ部
36a 一端部
36b 他端部
37 落し口部
38 フレキシブルホース
39 第2のエルボ部
S 凸部
T 凹部




 

 


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