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発明の名称 排水栓用ヘヤーキャッチャー
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−85102(P2007−85102A)
公開日 平成19年4月5日(2007.4.5)
出願番号 特願2005−276418(P2005−276418)
出願日 平成17年9月22日(2005.9.22)
代理人 【識別番号】100083806
【弁理士】
【氏名又は名称】三好 秀和
発明者 山上 勝也
要約 課題
排水性能の低下を防ぐとともに清掃性が向上する排水栓用ヘヤーキャッチャーを提供することを目的とする。

解決手段
特許請求の範囲
【請求項1】
毛髪やごみ等を引っ掛ける複数の捕集リブが放射状に設けられたヘアーキャッチャーを備える排水栓用ヘヤーキャッチャーであって、
前記ヘアーキャッチャーは複数の捕集リブが下方向へ略円錐形状に拡がる第1の捕集リブとこの第1の捕集リブの先端部から連続的に上方向に延設される第2の捕集リブとからなるV字形状ヘアーキャッチャーであることを特徴とする排水栓用ヘヤーキャッチャー。
【請求項2】
請求項1に記載の排水栓用ヘヤーキャッチャーであって、
前記V字形状ヘアーキャッチャーに加えて、複数の捕集リブが水平な放射状に形成される水平形状ヘアーキャッチャーを備えることを特徴とする排水栓用ヘヤーキャッチャー。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、洗面化粧台等の排水口に装着して毛髪やごみを捕集するのに用いる排水栓用ヘヤーキャッチャーに関し、詳しくは、排水性能を保持し清掃性が向上する排水栓用ヘヤーキャッチャーの技術に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、パラソル型ヘアーキャッチャーを備える排水栓用ヘヤーキャッチャーの構成に関しては、特許文献1の記載内容が知られている。この特許文献1によれば、図6に示すように、洗面ボウル13の底部には排水開口部13aが形成され、この排水開口部13aに排水管14が装着される。この排水管14の途中にはオーバーフロー管16の開口部15が設けられる。
【0003】
排水栓用ヘヤーキャッチャー12は、排水開口部13aを開閉するための円盤状のケレップ1の下端部にケレップ1と直角に軸2に備え、この軸2にヘアーキャッチャー11を筒軸10を介して摺動自在に挿通し、軸2の下端部に図示しない重りが装着される。
【0004】
ヘアーキャッチャー11は、外周部に捕集突起7を備える円筒状の筒体8と、筒体8の上方に設けられて筒軸10との間に放射状に形成される捕集リブ5とからなり、この放射状の捕集リブ5が筒軸10から筒体8に向かって徐々に高さが低くなるように略円錐形状(パラソル型)に形成される。この排水栓用ヘヤーキャッチャー12を使用することによって、排水口に毛髪やごみが流れこんでもヘアーキャッチャー11の捕集リブ5に引っ掛かって捕集される。
【0005】
このとき、捕集リブ5がパラソル型に斜め下方に広がっているので毛髪やごみが捕集リブ5の下方に集まるので、上方の捕集リブ5間の排水開口部4はあまり塞がることがないので、毛髪やごみのキャッチ率を下げずに十分な排水能力を確保することができる。
【特許文献1】特許第3462671号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところが、下方に集まった毛髪やごみは排水管の壁にも堆積付着するので、ヘアーキャッチャー11を引き抜いて清掃する際に、排水管の壁の堆積物が簡単に除去できないという問題があった。そこで、本発明は上記問題点を解決して、排水性能の低下を防ぐとともに、清掃性が向上する排水栓用ヘヤーキャッチャーを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1の発明は、毛髪やごみ等を引っ掛ける複数の捕集リブが放射状に設けられたヘアーキャッチャーを備える排水栓用ヘヤーキャッチャーであって、前記ヘアーキャッチャーは複数の捕集リブが下方向へ略円錐形状に拡がる第1の捕集リブとこの第1の捕集リブの先端部から連続的に上方向に延設される第2の捕集リブとからなるV字形状ヘアーキャッチャーであることを特徴としている。
【0008】
請求項2の発明は、請求項1に記載の排水栓用ヘヤーキャッチャーであって、前記V字形状ヘアーキャッチャーに加えて、複数の捕集リブが水平な放射状に形成される水平形状ヘアーキャッチャーを備えることを特徴としている。
【発明の効果】
【0009】
請求項1記載の発明によれば、前記ヘアーキャッチャーは複数の捕集リブが下方向へ略円錐形状に拡がる第1の捕集リブとこの第1の捕集リブの先端部から連続的に上方向に延設される第2の捕集リブとからなるV字形状ヘアーキャッチャーなので、V字形状の底部に毛髪やごみが纏まるので毛髪やごみを容易に取除くことができる。
【0010】
さらに、V字形状の底部に毛髪やごみが纏まるので、第1の捕集リブと第2の捕集リブの上端部の排水開口が塞がらない状態を長く保持できるため排水性が向上する。さらに、第1の捕集リブと第2の捕集リブの上端部とに排水開口が2箇所あるので排水開口が同時に塞がる可能性が減少するため排水性が向上する。
【0011】
請求項2記載の発明によれば、V字形状ヘアーキャッチャーの第1の捕集リブと第2の捕集リブの上端部の排水開口が2箇所確保できるので排水開口が同時に塞がる可能性が減少するため排水性が向上する。このため、V字形状ヘアーキャッチャーを水平形状ヘアーキャッチャーの下流側に備えると、V字形状ヘアーキャッチャーの排水がオーバーフロー管からボウル内に逆流する現象を防止することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
以下に、本発明の第1の実施形態を図1に基づいて説明する。なお、図6、図7に示した排水栓用ヘヤーキャッチャーと同等部分については、適宜に同一符号を付して説明する。
<排水栓用ヘヤーキャッチャーの構成>
【0013】
図1に示すように、洗面ボウル13の底部には排水開口部13aが形成され、この排水開口部13aに排水管14が装着される。この排水管14の途中には開口部15が設けられ、この開口部15に形成されるスリーブジョイント18にオーバーフロー管16の一端部17を嵌合し、図示しないオーバーフロー管の他端部は洗面ボウル13の上部側壁に形成されるオーバーフロー開口部に取付けられる。
【0014】
本発明の排水栓用ヘヤーキャッチャー30は毛髪やごみ等を引っ掛ける複数の捕集リブ32が放射状に設けられたヘアーキャッチャー31を二組備えている。一方のヘアーキャッチャー31は複数の捕集リブ32が下方向へ略円錐形状に拡がる第1の捕集リブ32aとこの第1の捕集リブ32aの先端部33から連続的に上方向に延設される第2の捕集リブ32bとからなるV字形状ヘアーキャッチャー31aである。
【0015】
他のヘアーキャッチャー31は複数の捕集リブ32cが水平な放射状に形成される水平形状ヘアーキャッチャー31bである。そして、V字形状ヘアーキャッチャー31aと水平形状ヘアーキャッチャー31bは筒軸34を介して上下に連結されている。(V字形状ヘアーキャッチャー31aが上部に配置される。)
【0016】
排水栓用ヘヤーキャッチャー30は排水開口部13aを開閉するための円盤状のケレップ1の下端部にケレップ1と直角に軸2を備え、この軸2にV字形状ヘアーキャッチャー31aと水平形状ヘアーキャッチャー31bを筒軸34を介して摺動自在に挿通し、軸2の下端部に重り3が装着される。なお、図1における排水栓用ヘヤーキャッチャー30は、排水管14内に排水栓用ヘヤーキャッチャー30が挿入されるとともにケレップ1が持ち上げられて排水開口部13aが開放された状態である。
【0017】
「ヘアーキャッチャー31の詳細構造」
図2、図3、図4に示すように、V字形状ヘアーキャッチャー31aの形状は、外径G=35mm、水平幅Q5=1、5mm、厚みQ2=mmのリング42と筒軸34間を、第1の捕集リブ32aと第2の捕集リブ32bが角度θ1=30度毎に放射状に連結して形成される。第1の捕集リブ32aは厚みQ1=1、5mm、幅S1=1、5mm、角度α=40度であり、第2の捕集リブ32bは厚みQ6=1、0mm、幅S1=1、5mm、角度β=90度で、第1の捕集リブ32aと第2の捕集リブ32bはV字形状に形成される。V字形状の底部が捕集部44となる。
【0018】
水平形状ヘアーキャッチャー31bの形状は、外径G=35mmにおける幅Q3=1、5mm、厚みQ4=1、5mmのリング40と、リング40と筒軸34間を厚みS2=1、5mmの捕集リブ32cが角度θ2=45度毎に放射状に連結して排水開口45が形成される。なお、捕集リブ32cの上面がリング40から筒軸34に向かってθ3=10度の傾斜で徐々に厚くなるように形成される。
【0019】
筒軸34は高さH=40mm、外直径G2=11mm、内直径G3=8mmであり、筒軸34の下端部34aから高さH2=2mmの位置P1に水平形状ヘアーキャッチャー31bの下面を合わせて水平形状ヘアーキャッチャー31bが取付けられる。そして、V字形状ヘアーキャッチャー31aが、位置P1から高さH1=31mmのレベルにV字形状ヘアーキャッチャー31aの外周上端部P2が合致するように筒軸34の上端部34b近傍に固着される。
【0020】
<排水栓用ヘヤーキャッチャーの作用>
図1、図2に基づいて、排水栓用ヘヤーキャッチャーの作用を説明する。
排水開口部13aを開放する場合は、まず閉鎖状態の排水開口部13aからケレップ1を図示しない方法で持ち上げることで軸2が連動して持ち上がり、さらに軸2を筒軸34の周りに少し回転させることで軸2が図示しない構造によって筒軸34に保持されてケレップ1(及び軸2)が下降しないように保持される。
【0021】
ヘアーキャッチャー31と筒軸34はストッパー19によって支えられており、ケレップ1を持ち上げると排水栓用ヘヤーキャッチャー30全体が排水開口部13aから離脱できるようになっている。そして、排水20は排水開口部13aを通過して、V字形状ヘアーキャッチャー31aと水平形状ヘアーキャッチャー31bの捕集リブ32a、32b、32cを通過して下流に流出される。
【0022】
使用時間の経過とともに、排水開口部13aを通過する毛髪やごみがV字形状ヘアーキャッチャー31aに付着するとともに、図示しないオーバーフロー開口部からの毛髪やごみがオーバーフロー管16を介して水平形状ヘアーキャッチャー31bに付着する。
【0023】
V字形状ヘアーキャッチャー31aにおいて、毛髪やごみは捕集部44を中心に集積するので、第1の捕集リブ32aと第2の捕集リブ32bの排水開口45の上端部は塞がらない状態を保持できるので、排水20は排水20a、20bとしてV字形状ヘアーキャッチャー31aを通過できる。
【0024】
このため、排水開口45が同時に塞がる可能性を減少することができるので排水性が向上する。さらに、排水性が向上するので毛髪やごみは排水管14内面に直接付着し難いので、排水管14の清掃はV字形状ヘアーキャッチャー31aの清掃だけでよいので、清掃性も向上する。
【0025】
<本発明の第2の実施形態>
本発明の第2の実施形態を図5に基づいて説明する。なお、図1〜図4に示した排水栓用ヘヤーキャッチャーと同構成部分については図面に同符号を付して重複した説明を省略する。
【0026】
図5に示すように、排水栓用ヘヤーキャッチャー30は筒軸34を介してV字形状ヘアーキャッチャー31aが下部に、水平形状ヘアーキャッチャー31bが上部に配置される。
【0027】
上記のように、V字形状ヘアーキャッチャー31aは第1の捕集リブ32aと第2の捕集リブ32bの各捕集リブ間の上端部に排水開口45が2箇所確保できるので排水開口45が同時に塞がる可能性を減少することができるため排水性が向上する。
【0028】
また、排水性が向上することで、V字形状ヘアーキャッチャー31aにおける排水がオーバーフロー管16を介して洗面ボウル13内に逆流する現象を防止することができる。以上、本発明の実施形態を図面に基づいて説明したが、上記の実施例はいずれも本発明の一例を示したものであり、本発明はこれらに限定されるべきでないということは言うまでもない。
【0029】
V字形状ヘアーキャッチャー31aと水平形状ヘアーキャッチャー31bの同時使用ではなくV字形状ヘアーキャッチャー31aの単独使用でも構わない。この場合、図5の状態で水平形状ヘアーキャッチャー31bを取除いた構成で使用されるが、上記のように排水開口45が2箇所確保できるので排水性が向上し、オーバーフロー管16を介して洗面ボウル13内に逆流する現象を防止することができる。洗面化粧台の洗面ボウルの排水口にヘアーキャッチャーを設ける例について説明したが、浴槽の排水口や台所の排水口にも同様に実施できる。
【図面の簡単な説明】
【0030】
【図1】本発明の第1の実施形態における、排水栓用ヘヤーキャッチャー30の取付け状態を示す側面断面図である。
【図2】本発明の第1の実施形態における、ヘアーキャッチャー31の詳細構造を示す側面断面図ある。
【図3】本発明の第1の実施形態における、図2のA−A断面図である。
【図4】本発明の第1の実施形態における、図2のB−B断面図である。
【図5】本発明の第2の実施形態における、排水栓用ヘヤーキャッチャー30の取付け状態を示す側面断面図である。
【図6】従来例における、排水栓用ヘヤーキャッチャー12の取付け状態を示す側面断面図である。
【符号の説明】
【0031】
30 排水栓用ヘヤーキャッチャー
31 ヘアーキャッチャー
31a V字形状ヘアーキャッチャー
31b 水平形状ヘアーキャッチャー
32 捕集リブ
32a 第1の捕集リブ
32b 第2の捕集リブ
32c 捕集リブ
33 先端部
34 筒軸




 

 


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