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壁面固定収納体の防音構造 - 松下電工株式会社
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発明の名称 壁面固定収納体の防音構造
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−56641(P2007−56641A)
公開日 平成19年3月8日(2007.3.8)
出願番号 特願2005−246845(P2005−246845)
出願日 平成17年8月26日(2005.8.26)
代理人 【識別番号】100093230
【弁理士】
【氏名又は名称】西澤 利夫
発明者 鍜治 良明 / 吉田 秀和
要約 課題
音響機器等を収納する壁面固定収納体の配設に際し、既存壁を介しての低音域の共鳴透過を起こり難くして、壁全体としての遮音性能の低下を防ぐ。

解決手段
少くとも壁面固定収納体20の背面では、桟材40が配設されるとしても、内壁面構成部材としての面材は欠除されているようにする。
特許請求の範囲
【請求項1】
音響機器もしくは音響部材を収納して内壁面に固定される壁面固定収納体の配設にともなう防音構造であって、少くとも壁面固定収納体の背面では内壁面構成部材としての面材が欠除されていることを特徴とする壁面固定収納体の防音構造。
【請求項2】
壁面固定収納体は、その背面において内壁面構成部材としての、間隔を置いて配置された桟材に固定されていることを特徴とする請求項1の壁面固定収納体の防音構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、音響機器や音響部材を収納した壁面固定収納体の配設にともなう防音構造に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来より、コンクリート壁や乾式戸境壁に対向し、間隔を介して配設される内壁面に収納体を組込み一体化したビルトイン型の壁面固定収納体が知られており、この壁面固定収納体を配設固定した壁面構造についての工夫や、その断熱についての提案がなされてもいる(特許文献1−3)。
【0003】
通常、たとえば図4の断面図に示したように、コンクリート壁あるいは乾式戸境壁や間仕切壁等の既存壁1に対向して壁面固定収納体2を配置する場合には、隙間3を介して木質材で桟4を組み、その上に石膏ボードや合板等の化粧用の面材5を取付け、これに壁面固定収納体2を固定するという、いわゆる「ふかし壁」構造として施工することが一般的に行われている。
【0004】
しかしながら、このようなふかし壁の構造においては、たとえば図5のような、壁面固定収納体2の内部にテレビ6やステレオ装置等の音響機器や音響部材を収納する場合、これらの音響機器等の発生させる音により、図6にも示したように、壁面固定収納体2の背面に近接する化粧用の面材5と、この面材5とコンクリート壁等の既存壁1との間の隙間3内の空気が共振し、この共振によって低音域に共鳴透過と呼ばれる遮音性能低下現象が起き、音が発生する音源室としての部屋Aの既存壁1を介して隣り合う部屋Bへの低音域の音の透過が不快なものとして無視できないという問題があった。特に、ホームシアターとして部屋Aを用いる場合、近年ではウーハーを追加し、臨場感あふれる超低域の音を出す場合があるが、このような場合、隣り合う部屋Bへの超低域における音透過が生じて問題となる。
【特許文献1】特開2002−276076号公報
【特許文献2】特開2000−303677号公報
【特許文献3】特開平8−209921号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、以上のとおりの背景から、従来のふかし壁構造による壁面固定収納体の問題点を解消し、壁面固定収納体に音を発生する音響機器や音響部材を収納する場合であっても、コンクリート壁や乾式戸境壁、あるいは間仕切壁等の既存壁を介しての低音域の共鳴透過が起こり難く、壁全体としての遮音性能の低下を防ぐことのできる、壁面固定収納体の設置にともなう新しい防音構造を提供することを課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の防音構造は、上記課題を解決するものとして以下のことを特徴としている。
【0007】
第1には、音響機器もしくは音響部材を収納して内壁面に固定される壁面固定収納体の配設にともなう防音構造であって、少くとも壁面固定収納体の背面では内壁面構成部材としての面材が欠除されていることである。
【0008】
第2には、上記構造において、壁面固定収納体は、その背面において内壁面構成部材としての、間隔を置いて配置された桟材に固定されていることである。
【発明の効果】
【0009】
上記のとおりの少くとも壁面固定収納体の背面では内壁面構成部材としての面材が欠除されている第1の発明によれば、従来のようなふかし壁構造に由来する低音域の共鳴透過が起こり難く、隣室との間を隔てる壁全体としての遮音性能の低下を防ぎ、これを良好とすることが可能となる。
【0010】
また、第2の発明によれば、良好な防音効果が得られるとともに、壁面固定収納体のその背面での桟材への安定した取付け固定も可能とされる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
本発明の実施の形態について以下に詳しく説明する。
【0012】
添付した図面の図1は、たとえば前記の図4のようなテレビ6あるいはステレオ装置等の音を発生する音響機器や音響部材が収納されている壁面固定収納体20が、室内の床面7から天井8まである場合の第1の実施形態を例示した正面図とそのa−a矢視断面図である。
【0013】
この実施の形態においては、音が発生される音源室としての部屋Aと隣り合う部屋Bとの間を構造的に隔離するコンクリートや乾式材による外壁、戸境壁、あるいは間仕切壁等の既存壁1に隙間3を介して配設される内壁面に前記の壁面固定収納体20を固定配置するに際し、壁面固定収納体20の背面では、床面7から天井8までに、相互に間隔を置いて配設した縦方向の桟材40が配置されるようにしており、通常、内壁面を構成する化粧用等のための面材は欠除された状態としている。音を発生する壁面固定収納体20が、その平面配置が壁面の全体を占めることなく、たとえば図1の正面図のように、左右、もしくはその一方に空き平面部10を有する場合には、この部分には、桟材40と化粧用等のための石膏ボードや合板等の面材とから構成される内壁面を配置してもよいし、あるいはこれを配置しなくてもよい。
【0014】
いずれの場合であっても、壁面固定収納体20の背面には、従来のふかし壁のように内壁面の構成部材としての面材が存在しないため、従来のようなふかし壁構造に由来する隣り合う部屋Bへの低音域の共鳴透過が起こり難く、部屋Bとの間を隔てる壁全体としての遮音性能の低下を防ぐことができる。
【0015】
壁面固定収納体20は、その背面において配置された桟材40に固定することができ、また、床面7、天井8に対しても適宜に固定することもできる。
【0016】
図2は、音を発生する壁面固定収納体20が、床面7から天井8までない場合の第2の実施形態を例示した正面図とそのb−b矢視断面図である。
【0017】
この実施の形態においては、音響機器あるいは音響部材を収納した壁面固定収納体20の背面では、相互に間隔を置いて配設した縦方向の桟材40が配設されているが、壁面固定収納体20の上部の天井8との間、並びにその左右の空き平面部10には、桟材40と化粧用の石膏ボード、合板等の面材50とをもって構成された内壁面90が配置されるようにしている。
【0018】
音を発生する壁面固定収納体20は、桟材40に安定に固定することができる。床面7、天井8、さらには周辺の内壁面90に固定するようにしてもよい。
【0019】
この第2の実施形態においては、天井8との間等に空き平面部10があっても、壁面固定収納体20は、その周囲に内壁面90が配置されていることから壁面としての外観性は良好であり、また、壁面固定収納体20の背面では、桟材40だけが配置されて、内壁面90を構成する石膏ボードや合板等の面材50が存在しないため、従来のようなふかし壁構成に由来する隣り合う部屋Bへの低音域の共鳴透過が起こりにくく、壁全体としての遮音性能の低下を防ぐことができる。
【0020】
なお、前記の図1および図2での桟材40は、縦方向のものとして例示説明しているが、桟材40は、このような縦方向だけでなく、横方向であってもよいし、あるいは格子状のものであってもよい。面材ではなく、間隔を有する桟材として存在するものであれば任意の形態であってよい。
【0021】
以上のような実施形態として例示される本発明の防音構造では、たとえば既存壁1が厚み180mmのコンクリート(RC)で、テレビを収納した壁面固定収納体20での音圧特性が、図3に示したように中心周波数63Hzの低音域の音圧レベル(dB)87〜88の場合について測定すると、従来の面材を備えたふかし壁構造:Iでは音源室である部屋Aと隣室の部屋Bとの室間音圧レベル差(dB)が28未満であっても、本発明の構造:IIでは、これを33以上と大幅に改善することができ、壁全体としての遮音性能の低下を顕著に防ぐことができる。なお、図3においては、125Hzにおいてはふかし壁構造:Iの場合に若干良好な結果となっているが、もともと室間音圧レベル差がどちらも35dB以上あり、所定の遮音性能はクリアしている。本発明では、図3に示されているように、従来のふかし壁構造では対応することができなかった63Hzの超低域の遮音効果が得られることに大きな特徴がある。
【0022】
このように顕著な効果が実現される本発明の防音構造では、壁面固定収納体20は各種の形態であってよく、テレビ、ステレオ、DVD、その他の音を発生する音響機器や音響部材を収納し、その使用部材も木質材等の各種の素材や寸法のものであってよい。
【0023】
もちろん、本発明は以上の例示に限定されることはない。その細部においても、たとえば桟材40の素材、寸法、相互の間隔、そしてその固定方法等についても様々な形態が考慮されてよい。
【図面の簡単な説明】
【0024】
【図1】壁面固定収納体20が天井まである第1の実施形態について例示した正面図とa−a矢視断面図である。
【図2】壁面固定収納体20が天井までない場合の第2の実施形態について例示した正面図とb−b矢視断面図である。
【図3】本発明構造の遮音効果の測定例を示した図である。
【図4】従来のふかし壁構造について例示した断面図である。
【図5】テレビ6を収納した壁面固定収納体2を例示した斜視図である。
【図6】テレビ6を収納した壁面固定収納体2を従来のふかし壁構造に固定配置した例を示した断面図である。
【符号の説明】
【0025】
1 既存壁
2、20 壁面固定収納体
3 隙間
4、40 桟材
5、50 面材
6 テレビ
7 床面
8 天井
10 空き平面部
90 内壁面




 

 


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