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発明の名称 床材の製造方法
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−56640(P2007−56640A)
公開日 平成19年3月8日(2007.3.8)
出願番号 特願2005−246793(P2005−246793)
出願日 平成17年8月26日(2005.8.26)
代理人 【識別番号】100087767
【弁理士】
【氏名又は名称】西川 惠清
発明者 古市 直
要約 課題
高い防音性能を確保しながらも全体が谷反り状に撓んでしまうことを効果的に防止する。

解決手段
裏溝3を施してある化粧合板2の裏面に、吸水により膨張させた吸水シート5を挟む状態で接着剤によりクッション材7を積層させ、その後に乾燥により吸水シート5を収縮させる。また、クッション材7として加熱により膨張させたものを用い、積層後のクッション材7を冷却により収縮させるようにしてもよい。
特許請求の範囲
【請求項1】
裏溝加工を施してある化粧合板の裏面に、吸水により膨張させた吸水シートを挟む状態で接着剤によりクッション材を積層させ、その後に乾燥により吸水シートを収縮させることを特徴とする床材の製造方法。
【請求項2】
上記クッション材として加熱により膨張させたものを用い、化粧合板の裏面に上記クッション材を積層させた後に、冷却によりクッション材を収縮させることを特徴とする請求項1に記載の床材の製造方法。


発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、裏溝加工を施してある化粧合板の裏面にクッション材を積層させる床材の製造方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
防音直貼り用の床材においては、合板等の基材に表面化粧を施して化粧合板を形成した後に、この化粧合板の裏面側に裏溝加工を施し、更に接着剤を介して化粧合板の裏面にクッション材を積層させることで防音性能をもたせることが一般的である(特許文献1参照)。
【0003】
上記の如く裏溝加工を施すことで化粧合板はその剛性が低下し、これにより防音性能は向上する。しかし、一方では化粧合板の剛性が低くなることから、クッション材との間に介在する接着剤の水分を吸収して化粧合板の裏面側が伸びると床材全体が谷反り状に撓み易いといった問題がある。
【0004】
化粧合板が谷反り状に撓めば、現場での施工が困難になってしまう。また、施工後に隣接する床材同士の接触部分に突き上げが生じてしまう。
【特許文献1】特開平8−86080
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は上記問題点に鑑みて発明したものであって、高い防音性能を確保しながらも全体が谷反り状に撓んでしまうことを効果的に防止することのできる床材の製造方法を提供することを課題とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために本発明に係る床材の製造方法を、裏溝加工を施してある化粧合板の裏面に、吸水により膨張させた吸水シートを挟む状態で接着剤によりクッション材を積層させ、その後に乾燥により吸水シートを収縮させるものとする。このように、化粧合板にクッション材を積層させた後に吸水シートが自然に乾燥して収縮するように設けることで、高い防音性能を確保しながらも床材全体が谷反り状に撓むことを効果的に防止することができる。
【0007】
更に、上記クッション材として加熱により膨張させたものを用い、化粧合板の裏面に上記クッション材を積層させた後に、冷却によりクッション材を収縮させるようにすることも好適である。このように、化粧合板にクッション材を積層させた後に該クッション材が自然に冷却されて収縮するように設けることで、床材全体が谷反り状に撓むことを更に効果的に防止することができる。
【発明の効果】
【0008】
本発明は、高い防音性能を確保しながらも全体が谷反り状に撓んでしまうことを効果的に防止することができるという効果を奏するものである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基いて説明する。図1には、本発明の実施形態における一例の床材1を示している。本例の床材1は防音直貼り用のものであって、合板を用いた基材に研磨、加工、着色、塗装等を施して化粧合板2を形成した後に、この化粧合板2の裏面に鋸等を用いて裏溝3を凹設している。裏溝3の幅は1〜4mm、深さは基材の厚みの2/3程度とし、合板の表面から2層目までを加工する。例えば基材の厚みが9mmであれば、4〜7mm程度の深さで裏溝加工を施すことが適当である。
【0010】
上記裏溝加工を施した後に、化粧合板2の裏溝3を形成してある裏面側に水系の接着剤4を介して吸水シート5を接着させる。上記吸水シート5は吸水膨張性を有する紙であり、接着剤4の塗布量は5〜15g/m、紙の目付けは15〜4.6g/mである。接着剤4はまず吸水シート5側に塗布し、接着剤4の水分を吸収することで吸水シート5が充分に膨張した状態となった後に、この吸水シート5を接着剤4を介して化粧合板2と接着させる。
【0011】
なお、接着剤4をまず化粧合板2の裏面側に塗布し、この接着剤4に吸水シート5を接着させる手順であっても構わないが、この場合には接着前の吸水シート5に水を塗布しておき、この水分を吸収することで吸水シート5が充分に膨張した状態となった後に、化粧合板2側の接着剤4と接着させる。
【0012】
次に、化粧合板2に接着させた吸水シート5上に同様の水系である接着剤6を塗布し、この接着剤6を介して吸水シート5にクッション材7を接着させる。そして最後にコールドプレスを施すことで、図2に示す如く化粧合板2、接着剤4、吸水シート5、接着剤6の順に積層された床材1を得ることができる。上記接着剤4,6としては例えば水性ビニルウレタン系の接着剤を用いる。
【0013】
そして、上記のようにして形成した床材1にあっては、化粧合板2とクッション材7とを接着させる接着剤4,6中に、吸水により膨張した吸水シート5が埋め入れられた状態にあるので、接着剤4,6が硬化して水分を失うと吸水シート5も水分を失い、接着時よりも吸水シート5が縮んで化粧合板2の裏面側を図中矢印方向に引張るように作用する。
【0014】
したがって、化粧合板2の裏面側が接着剤4,6の水分を吸収して床材1全体を谷反り状に撓ませるように膨張しようとしても、これを打ち消すように吸水シート5が収縮し、床材1が谷反り状に撓むことを防止する。なお、本例にあっては吸水シート5が完全に乾燥して収縮した状態に至れば、床材1全体が図1に示すように山反り状に撓むように設けており、これにより床材1の施工性の向上及び床材1同士の接触部分の突き上げ防止を図ることができる。山反りの床材1は施工後、自重等により自然にフラットに近付く。
【0015】
更に、上記クッション材7を50〜100℃程度の加熱により膨張させた状態で化粧合板2の裏面側に積層させて床材1を形成するようにしてもよい。この場合、クッション材7を化粧合板2と接着させてコールドプレスを施した後に自然冷却させることで、クッション材7は常温に至って接着時よりも収縮することとなる。このクッション材7の縮みが、床材1が谷反り状に撓むことを防止するように作用するものである。
【0016】
つまり上記の方法によれば、吸水シート5の乾燥による縮みとクッション材7の冷却による縮みが共に床材1を山折り状に撓ませるように作用して、床材1の谷反りを効果的に防止するのである。なお、吸水シート5を用いずにクッション材7の縮みによってのみ床材1の谷反りを防止しても構わない。
【0017】
クッション材7の材質としてはウレタン発泡材、ポリエステル、ポリエチレン、ポリプロピレン系不織布等の熱可塑性樹脂を用いるが、クッション性及び加熱膨張性を有していれば他の材質であっても構わない。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】本発明の実施形態における一例の床材の製造法を示す説明図である。
【図2】図1中のA部を拡大した説明図である。
【符号の説明】
【0019】
1 床材
2 化粧合板
3 裏溝
4 接着剤
5 吸水シート
6 接着剤
7 クッション材




 

 


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