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発明の名称 オーバーフロー管の口金部取付構造
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−56598(P2007−56598A)
公開日 平成19年3月8日(2007.3.8)
出願番号 特願2005−244931(P2005−244931)
出願日 平成17年8月25日(2005.8.25)
代理人 【識別番号】100083806
【弁理士】
【氏名又は名称】三好 秀和
発明者 萩野 知浩
要約 課題
洗面ボウルの開口部が内側に露出せず、洗面ボウルへの取付け作業性を向上させるオーバーフロー管の口金部取付構造を提供することを目的とする。

解決手段
特許請求の範囲
【請求項1】
洗面ボウルの開口部に取付けるオーバーフロー管の口金部取付構造であって、
前記口金部は口金部本体と口金先端部からなり、前記口金先端部は一端部にフランジを持つ筒状に形成され、
前記口金先端部の他端部が弾力性を有するスリーブ材を拡径して前記開口部の内縁に押付けるように前記洗面ボウルの外側から前記スリーブ材に嵌入され、前記スリーブ材は両端部に前記洗面ボウルの内側面と外側面を挟持するフランジを備えてテーパー筒状に形成され、外側面側のフランジにおける前記スリーブ材の外径が前記開口部の直径と同じ大きさに形成されることを特徴とするオーバーフロー管の口金部取付構造。
【請求項2】
請求項1に記載のオーバーフロー管の口金部取付構造であって、
前記スリーブ材の両端部のフランジ間の内法長さは前記洗面ボウルの側面厚さより大きく(隙間を保持して)形成され、前記口金先端部の他端部を前記スリーブ材に嵌入する際に、前記隙間と同じ厚さのリングが複数枚分割されて前記洗面ボウルの外側面と前記外側面側のフランジとの前記隙間に挿入されることを特徴とするオーバーフロー管の口金部取付構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、洗面ボウルのオーバーフロー管の口金部取付構造に関し、詳しくは、洗面ボウルの外側からの作業だけで取付けることができるオーバーフロー管の口金部取付構造に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、洗面器は、図7、図8に示すように、洗面ボウル1の排水口2に排水器具3が取付けられ、排水器具3は排水トラップ4を介して下水等へ接続されている。そして、洗面ボウル1のケレップ1aから所定の高さ位置に開口部5が形成され、この開口部5から蛇腹のオーバーフロー管6を介して排水器具3に連結される。
【0003】
ケレップ1aを閉塞した状態で水栓7から水を吐出し続けた場合には、洗面ボウル1内の水位は次第に増加し、水は開口部5からオーバーフロー管6を経由して排水器具3に流れて下水等へ排出される。
【0004】
オーバーフロー管6の口金部6aには一対の取付孔8aを備える取付用フランジ8が設けられ、この口金部6aはパッキン15を挟み、取付孔8aを介して洗面ボウル1の外側面1bに固着される。取付用フランジ8及びパッキン15の中央部には開口部5と同じ形状の開口8d、15aが設けられる。
【0005】
ところが、開口部5が洗面ボウル1の内側面1cに露出した状態なので、見栄えが悪く商品価値が劣るという問題があった。この問題を解決するために、開口部5にシリコンを塗布する方法や、特許文献1に開示された構成が知られている。
【0006】
図9に示すように、特許文献1のオーバーフロー管の口金部取付構造は、雄螺子部10aを備えた開口部フランジ10を洗面ボウル1の内側面1cから挿入し、この雄螺子部10aと洗面ボウル1のオーバーフロー管6の口金部9に設けた雌螺子部9aとが螺着される。この構成であれば、洗面ボウル1の開口部5が開口部フランジ10で覆われるので、洗面ボウル1の内側面1cには開口部5そのものが露出しないので、見栄えが良くなり商品価値を高めることができる。
【特許文献1】特開2001−214489号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、上記開口部5にシリコンを塗布する方法や、雄螺子部10aを備えた開口部フランジ10を洗面ボウル1の内側面1cから挿通し、口金部9の雌螺子部9aと螺着する構成では、洗面ボウル1の内側と外側の両側からの作業が必要であるため、手間が掛かり作業工数が増加するとともに場合により二人作業が必要になるという問題があった。
【0008】
そこで、本発明は上記問題点を解決して、洗面ボウルの開口部が内側に露出せず、洗面ボウルへの取付け作業性を向上させるオーバーフロー管の口金部取付構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
請求項1の発明は、洗面ボウルの開口部に取付けるオーバーフロー管の口金部取付構造であって、前記口金部は口金部本体と口金先端部からなり、前記口金先端部は一端部にフランジを持つ筒状に形成され、前記口金先端部の他端部が弾力性を有するスリーブ材を拡径して前記開口部の内縁に押付けるように前記洗面ボウルの外側から前記スリーブ材に嵌入され、前記スリーブ材は両端部に前記洗面ボウルの内側面と外側面を挟持するフランジを備えてテーパー筒状に形成され、外側面側のフランジにおける前記スリーブ材の外径が前記開口部の直径と同じ大きさに形成されることを特徴としている。
【0010】
請求項2の発明は、請求項1に記載のオーバーフロー管の口金部取付構造であって、前記スリーブ材の両端部のフランジ間の内法長さは前記洗面ボウルの側面厚さより大きく(隙間を保持して)形成され、前記口金先端部の他端部を前記スリーブ材に嵌入する際に、前記隙間と同じ厚さのリングが複数枚分割されて前記洗面ボウルの外側面と前記外側面側のフランジとの前記隙間に挿入されることを特徴としている。
【発明の効果】
【0011】
請求項1記載の発明によれば、一端部にフランジを持つ筒状の前記口金先端部の他端部が弾力性を有するスリーブ材を拡径して前記開口部の内縁に押付けるように前記洗面ボウルの外側から前記スリーブ材に嵌入されるので、前記口金部は弾力性を有するスリーブ材を介して前記開口部に水密的に密着することができる。また、取付けが洗面ボウルの外側からの一人作業で実施できるので、洗面ボウルへの取付け作業性が向上する。
【0012】
さらに、前記スリーブ材は両端部に前記洗面ボウルの内側面と外側面を挟持するフランジを備えてテーパー筒状に形成され、外側面側のフランジにおける前記スリーブ材の外径が前記開口部の直径と同じ大きさに形成されるので、前記スリーブ材を前記開口部に予め所定位置に容易に挿入しておくことができるので取付け作業性が向上する。
【0013】
そして、前記スリーブ材は外側面側のフランジを基準にして弾力的に拡径できるので容易に前記開口部に装着することができる。また、前記スリーブ材の内側面フランジによって洗面ボウルの開口部が露出することがないので見栄えが良くなり品質が向上する。
【0014】
請求項2記載の発明によれば、前記スリーブ材の両端部のフランジ間の内法長さは前記洗面ボウルの側面厚さより大きく(隙間を保持して)形成され、前記口金先端部の他端部を前記スリーブ材に嵌入する際に、前記隙間と同じ厚さのリングが複数枚分割されて前記洗面ボウルの外側面と前記外側面側のフランジとの前記隙間に挿入されるので、前記口金部を前記スリーブ材に嵌入する際にリングを挿入しながら作業することにより前記スリーブ材の内側面側のフランジを前記洗面ボウルの内側面にさらに確実に押付けて密着することができる。このため、さらに見栄えが良くなり品質が向上する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
<本発明の第1の実施形態>
以下に、本発明の第1の実施形態を図1〜図4に基づいて説明する。なお、図7、図8、図9に示したオーバーフロー管の口金部取付構造と同等部分については、適宜に同一符号を付して説明する。
【0016】
<オーバーフロー管の口金部取付構造の構成>
図1、図2、図3、図4に示すように、洗面ボウル1の排水口2に排水器具3が取付けられ、排水器具3は排水トラップ4を介して下水等に接続している。
そして、洗面ボウル1のケレップ1aから所定の高さ位置に開口部5が形成され、開口部5は蛇腹のオーバーフロー管6を介して排水器具3内へ連結される。
【0017】
ケレップ1aを閉塞した状態で水栓7から水を吐出し続けた場合には、洗面ボウル1内の水位は次第に増加し、開口部5からオーバーフロー管6を通じて排水器具3内へ流れて下水等へ排出される。
【0018】
ここで、洗面ボウル1の開口部5に取付けるオーバーフロー管6の口金部21は口金部本体22と口金先端部23とからなり、口金先端部23は一端部23aにフランジ24を備えた筒状に形成される。そして、スリーブ材25を開口部5の所定位置に予め挿入した後に、口金先端部23の他端部23bが弾力性を有するスリーブ材25を拡径して開口部5の内縁5aに押付けるように洗面ボウル1の外側(面)1bからスリーブ材25に嵌入される。口金先端部23はフランジ24を介してネジ等の固着具26により洗面ボウル1に固着される。
【0019】
スリーブ材25は両端部に洗面ボウル1の外側(面)1bと内側(面)1cを挟持するフランジ25a、25bを備えてテーパー筒状に形成され、外側面1b側のフランジ25aにおけるスリーブ材25の外径Sが開口部5の直径Dと同じ大きさに形成される。(S=D)
【0020】
フランジ25bは内側(面)1cに密着し、且つ開口部5を覆う凸状断面形状で形成される。フランジ25a、25bの内法長さL1、開口部5の内縁5aに沿った部分の厚みL、スリーブ材25の厚みG1、口金先端部23の外形D1、厚みG2とすると、D=D1+2xG1、L=L1の関係に形成される。
【0021】
なお、スリーブ材25は弾力性を有する材料なので、厚みG1はスリーブ材25を拡径した状態では自然状態の厚みよりも薄くなることを考慮する必要がある。より詳しくは、スリーブ材25の厚みは、フランジ25a側は拡径しないので自然状態の厚みはG1であり、フランジ25b側はスリーブ材25が拡径した状態でG1となるように自然状態の厚みはG1より少し厚目に設定される。
【0022】
口金先端部23の長さL2はスリーブ材25に嵌入時に、口金先端部23の他端部23bが洗面ボウル1の内側(面)1cから若干突出し、フランジ25bより突出しない位置に嵌入できるように設定される。口金先端部23の他端部23bを洗面ボウル1の内側(面)1cから若干突出す位置に設定することで、上記、フランジ25bの凸状断面形状を確実に内側(面)1cに密着し、且つ開口部5を覆うことができるように保持することができる。
【0023】
洗面ボウル1の外側面1bにはフランジ25aを収める矩形断面の窪み27が設けられるので、この窪み27によりフランジ25aの外周域25cも洗面ボウル1に密着することができて、より広い接触面積が得られるためスリーブ材25による水密性をさらに高めることができる。
【0024】
口金先端部23は錆難く腐食し難い、例えばステンレス材にて形成される。スリーブ材25は弾力性を有し、錆難く腐食し難い材料として、例えば、ゴム等が使用される。
【0025】
<オーバーフロー管の口金部取付構造の作用>
上記のように、口金先端部23が弾力性を有するスリーブ材25を拡径して開口部5の内縁5aに押付けるように洗面ボウル1の外側面1bからスリーブ材25に嵌入される。また、スリーブ材25は両端部に洗面ボウル1の外側面1bと内側面1cを挟持するフランジ25a、25bを備えている。
【0026】
このため、洗面ボウルの外側からの作業だけでオーバーフロー管の口金部を取付けることができるので一人作業が可能になり作業工数を減らすことができる。フランジ25bによって洗面ボウル1の開口部5が洗面ボウル1の内側に露出しないので、見た目が向上するので商品価値が上がる。
【0027】
<本発明の第2の実施形態>
以下に、本発明の第2の実施形態を図5(a)、(b)、図6に基づいて説明する。図5(a)、(b)に示すように、前記スリーブ材25の両端部のフランジ25a、25b間の内法長さTは前記洗面ボウル1の側面厚さKより大きく隙間Pを保持して形成される。(P=T−Kである。)
【0028】
口金先端部23をスリーブ材25に嵌入する際に、隙間Pと同じ厚さHのリング31が二分割されて洗面ボウル1の外側面1bと外側面側のフランジ25aとの隙間P1に挿入される。
【0029】
ここで、隙間Pはリング3を挿入する時点ではフランジ25a側の隙間P1とフランジ25b側の隙間P2に別れて存在(P=P1+P2)している。
そして、スリーブ材25が口金先端部23によって開口部5の内縁5aに強く押付けられていない状態でリング3を挿入する。スリーブ材25はスライドして隙間P1は広がり隙間Pとなる(P=H)と同時に、リング3の挿入によりスリーブ材25の軸方向の圧力が負荷されるので、図6に示すように、フランジ25bを洗面ボウル1の内側面1cに確実に押付けて密着させることができる。
【0030】
このため、フランジ25bと洗面ボウル1の内側面1cとの間に隙間が発生しないので見栄えが良くなり品質が向上する。そして、口金先端部23はフランジ24を介してネジ等の固着具26により洗面ボウル1に固着される。
【0031】
なお、リング31の外側面にはフランジ25aを収める矩形断面形状の窪み32が設けられているので、フランジ25aの外周域25cにおいてもリング31に密着することができるので、より広い接触面積が得られてスリーブ材25による水密性をさらに高めることができる。
【0032】
以上、本発明の実施形態を図面に基づいて説明したが、上記の実施例はいずれも本発明の一例を示したものであり、本発明はこれらに限定されるべきでないということは言うまでもない。
【0033】
たとえば、口金先端部23を若干テーパー状に形成するとさらにスムーズに挿入できるので作業性が向上する。このとき、スリーブ材25の厚みG1は口金先端部23のテーパー形状に合わせて調整される。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【図1】本発明の第1の実施形態における、洗面ボウルの開口部に取付けるオーバーフロー管の口金部取付構造を示す一部透視側面図である。
【図2】本発明の第1の実施形態における、口金部取付構造の分解断面図である。
【図3】本発明の第1の実施形態における、口金先端部23がスリーブ材25を拡径しながら嵌入し始める状態を示す断面図である。
【図4】本発明の第1の実施形態における、口金先端部23がスリーブ材25を拡径して嵌入された状態を示す断面図である。
【図5】本発明の第2の実施形態における、(a)は、口金先端部23をスリーブ材25に嵌入する際に、リング31が洗面ボウル1の外側面1bと外側面側のフランジ25aとの隙間P1に挿入される状態を示す断面図、(b)は図5(a)のA−A矢視図で、挿入されたリング31の側面図である。
【図6】本発明の第2の実施形態における、リング31が挿入されるとともに口金先端部23がスリーブ材25を拡径して嵌入された状態を示す断面図である。
【図7】従来例における、洗面ボウルの開口部に取付けるオーバーフロー管の口金部取付構造を示す側面図である。
【図8】図7の“B”の一部透視詳細側面図である。
【図9】他の従来例における、洗面ボウルの開口部に取付けるオーバーフロー管の口金部取付構造を示す側面断面図である。
【符号の説明】
【0035】
1 洗面ボウル
1b 外側(面)
1c 内側(面)
5 開口部
5a 内縁
6 オーバーフロー管
21 口金部
22 口金部本体
23 口金先端部
24 フランジ
25 スリーブ材
25a フランジ
25b フランジ
26 固着具
S 外径
D 直径




 

 


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