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無機質系床材 - 松下電工株式会社
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発明の名称 無機質系床材
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−46258(P2007−46258A)
公開日 平成19年2月22日(2007.2.22)
出願番号 特願2005−229084(P2005−229084)
出願日 平成17年8月8日(2005.8.8)
代理人
発明者 鈴木 伸一
要約 課題
建築物の床材として耐傷性のニーズが高まっているが、木質系床材では十分な耐傷性が得られない。またタイルや石材では硬度は高いが脆くかつ割れが生じやすい。また施工時の切断性が悪く適当な材料がないのが現状である。これらを満足するものとして繊維補強無機質板とその下面に木質層を一体化することにより十分な表面硬度と割れ難い柔軟性を持ちかつ施工性の良い無機質系床材を提供することを目的とする。

解決手段
繊維補強無機質板1の表面に化粧シート2が貼着されると共に、該繊維補強無機質板1の裏面に実加工その他の接続加工を施した木質層3を形成一体化したもので、繊維補強無機質板1は繊維補強セメント板でその絶乾比重が1.1〜1.9で板厚が4〜12mmである無機質系床材。
特許請求の範囲
【請求項1】
繊維補強無機質板の表面に化粧シートが貼着されると共に、該繊維補強無機質板の裏面に実加工その他の接続加工を施した木質層を形成一体化した無機質系床材。
【請求項2】
繊維補強無機質板は繊維補強セメント板であり絶乾比重が1.1〜1.9である請求項1記載の無機質系床材。
【請求項3】
繊維補強無機質板の板厚が4〜12mmである請求項1記載の無機質系床材。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、繊維補強無機質板、特に繊維補強セメント板を基材とし、十分な表面硬度と割れ難い柔軟性とを併せ持つ無機質系床材に関するものであり、かつ施工の容易な床材を提供するものである。
【背景技術】
【0002】
建築物の床材としては各種の性能が要求されるが、特に耐傷性のニーズが最近求められている。そのため従来用いられてきた木質系床材ではMDFの硬質層部分を利用したものや、プラスチックシートを貼着したものが提供されている。またMDFにさらに樹脂を含浸したものがあるが、これらは通常の使用には対応できても重くて硬い落下物体の衝撃といった厳しいケースの場合には凹みが生ずるという問題点がある。
【0003】
一方より硬質な床材としてはタイルに代表される無機質系床材があるが脆くかつ割れが生じやすいといった問題点がある。またタイルなどでは施工時の切断が困難であり、下地に一枚ずつ取り付けなければならず手間のかかるものである。さらにタイルより割れ難い天然石材や人工石材を用いた床材も提供されている。
【特許文献1】特開平3−275343号公報(第4頁、図1)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献に記載されている石質複合板の接合構造は発泡コンクリートや木片セメント板といった補強板の上に石質材を補強材とずらして貼着したものであるが、石質材は重くかつ切断が困難で美麗な切断面を得るのは困難なものである。本願発明はこのような耐傷性の要求される床材として化粧シート貼り繊維補強無機質板と接続加工を施された木質層とを形成し一体化したもので、十分な表面硬度と柔軟性とを併せ持ちかつ施工が容易な床材を提供することを目的とするものでる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するために、本発明に係る無機質系床材の第一の特徴構成は、請求項1に記載した如く、繊維補強無機質板の表面に化粧シートが貼着されると共に、該繊維補強無機質板の裏面に実加工その他の接続加工を施した木質層を形成一体化した点にある。
【0006】
同第二の特徴構成は、請求項2に記載した如く、第一の特徴構成に加えて繊維補強無機質板は繊維補強セメント板であり絶乾比重が1.1から1.9である点にある。
【0007】
同第三の特徴構成は、請求項3に記載した如く、繊維補強無機質板の板厚が4〜12mmである点にある。
【発明の効果】
【0008】
請求項1に記載の無機質系床材は前記構成であり、繊維補強無機質板は、表面に化粧シートが貼着されており美麗な外観を与えるとともに裏面の木質層に実加工、相じゃくり加工その他の接続加工が施されているので施工が容易にできる。
【0009】
請求項2に記載の無機質系床材は前記構成であり、繊維補強無機板の絶乾比重により表面硬度がほぼ決定されるが繊維補強無機質板の絶乾比重が1.1〜1.9程度であるので顕著な硬度と柔軟性を付与することができる。そのため専用の切断機を用いずとも切断加工ができるものである。
【0010】
請求項3に記載の無機質系床材は前記構成であり、押し切り法(通称瓦カッター)等で切断可能なものであり、施工性が向上する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
以下、本発明の実施形態について図面を参照して、詳細に説明する。図1(a)(b)は本発明の実施例を示したものであり、1は基材として用いられる繊維補強無機質板である。繊維補強無機質板1として本実施例ではパルプ混入セメント板を用いている。2は繊維補強無機質板1の表面に貼着される化粧シートであり、3は繊維補強無機質板1の裏面に設けられた木質層である。木質層3としては実加工或いは相じゃくり等の接続加工を施すことが容易な合板、MDFが好ましい。
【0012】
繊維補強無機質板1としては絶乾比重が1.0を越えると顕著な表面硬度が得られるが絶乾比重が2.0を超えると切断加工性が極端に悪化し専用切断機を必要とするようになる。繊維補強無機質板1の板厚は4〜12mmであれば押し切り法(通称瓦カッター)で切断可能である
繊維補強無機質板1の実施例 繊維補強無機質板1について、以下に本発明の実施例に基づいて詳述する。維補強無機質板1はセメント50重量%、硅石粉45重量%、木質パルプ5重量%のスラリーを減圧脱水し数種類の厚みの板状に製板した後、プレスにて圧力を変えて加圧脱水し、含水率25%以下にした。その後24時間60℃で湿熱養生しさらに155℃の高圧蒸気養生を行い5mm厚、11mm厚、15mm厚の繊維補強無機質板を得た。得られた繊維補強無機質板1の絶乾比重は0.91から2.03であった。
【0013】
この繊維補強無機質板1の表面に0.2mmのオレフィン系化粧シート2をエポキシ系接着剤にて貼着している。また5mm厚の繊維補強無機質板1の下面に5プライの12mmの厚みの合板を貼着した試料を試験用に作成した。これらの試料を用いて表面硬度、加工性、施工性について評価した。評価方法について表面硬度は500gの硬球を1500mmの高さから落下させ凹み径35mm以下のものを経験則から採用することにした。加工性は押し切り式切断機で繊維補強無機質板1を縦、横、斜めに切断して切断可能性および割れの発生の有無で評価した。施工性は3mm/1000mmの浮陸に対して試料をエポキシ系接着剤で接着し、表面歩行により違和感の有無で評価することとした。
【0014】
次に、各試験例の結果を以下に示す。
【0015】
試験例1
絶乾比重0.91、厚み5mmの繊維補強無機質板を試料として試験に供した。その結果表面硬度(打痕径)は52mmであり加工性、施工性は特に問題ないが表面硬度が大きく不可とした。
【0016】
試験例2
絶乾比重1.12、厚み5mmの繊維補強無機質板を試料とした場合、表面硬度(打痕径)は34mmであり、加工性、施工性も特に問題はなく使用可能と判断した。
【0017】
試験例3
絶乾比重2.03、厚み5mmの繊維補強無機質板を試験に供した結果、表面硬度(打痕径)は21mmであり、また施工性は問題なかったが切断により割れが発生した。そのため加工性の点で不可と判断した。
【0018】
試験例4
絶乾比重1.11、厚み12mmの繊維補強無機質板1を試験に供したところ表面硬度(打痕径)33mmであり、加工性、施工性とも問題はなく使用可能と判断した。
【0019】
試験例5
絶乾比重1.83、厚み12mmの繊維補強無機質板1を試料とした場合には表面硬度(打痕径)24mmであり加工性、施工性には問題なく使用可能と判断した。
【0020】
試験例6
絶乾比重1.11、厚み15.2mmの繊維補強無機質板1を試験に供した。表面硬度(打痕径)は34mmであるが押し切り法での切断は出来ず施工性の点で不可と判断した。
【0021】
以上の試験例1から試験例6の結果、表面硬度、加工性、施工性の点から絶乾比重は1.0以上でかつ2.0以下なら4〜12mm厚の範囲で使用可能と判断した。
【0022】
試験例7
絶乾比重1.12厚み5mmの繊維補強無機質板に12mm厚の合板を貼着したものを試験に供した。このときの表面硬度(打痕径)は34mmであり実施例2とほぼ同様であった。一方押し切り法ではなく一般に使用されている木工丸鋸で繊維補強無機質板1と合板の木質層3が同時に切断でき、施工性も問題はなかった。特に施工性については実施例中最も評価が良いものであった。
【0023】
しかしながら繊維補強無機質板1は厚みが大の場合であっても、実31加工等の細かい加工では欠けが発生しやすく、また重量が大となる問題点が生じた。そのため実施例7に記載のように繊維補強無機質板1の下面に木質層3を設けることで木質層3に実加工31を施し、床材の厚みが一定であっても全体の重量を軽くかつ防音、断熱性を得ることが可能となることが判明した。さらに繊維補強無機質板1の下面に木質層3を設けることで押し切り法でなく木工用丸鋸で切断できることが判明したが、これは木質層3により切断時の衝撃や振動が木質層3により吸収されることによるものと思われる。
【0024】
図1(b)は無機質系床材の木質層3に実31加工を施した無機質系床材の接続状況を示している。このように無機質系床材に実31加工を施すことで、隣接する無機質系床材相互の接合部での不陸の発生を予防でき、平滑な床面の仕上がりが得られるものである。
【0025】
施工性においても木質層3は繊維補強無機質板1より柔軟性に富むために床下地の凹凸が吸収される結果、評価が良いものになったものと思われる。また実31加工などの接続加工は繊維補強無機質板1と合板等の木質層3を貼着一体化した後でも加工することが可能であるが、表面の化粧シート2に傷をつけるのを防ぐためには、予め接続加工を施した木質層3を繊維補強無機質板1に貼着するのが好ましい。なお接続加工としては木質層3が厚いので、実31加工だけでなく、相じゃくり加工その他木質材料の接続加工を適宜に採用することができる。
【0026】
以上に説明したように繊維補強無機質板1の絶乾比重と厚みが一定の範囲にあり、下面に木質層3を設けることで十分な表面硬度と割れ難い柔軟性を併せ持ち、かつ施工が容易な無機質系床材を提供できるものである。そして無機質系床材の木質層3に実31加工を施すことで平滑な不陸のない床面が得られるものである。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【図1】(a)は本発明に係る無機質系床材を示す断面図、(b)は同無機質系床材の接続状況を示す断面図である。
【符号の説明】
【0028】
1 繊維補強無機質板
2 化粧シート
3 木質層
31 実




 

 


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