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発明の名称 建築板製造方法
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−32081(P2007−32081A)
公開日 平成19年2月8日(2007.2.8)
出願番号 特願2005−216522(P2005−216522)
出願日 平成17年7月26日(2005.7.26)
代理人
発明者 中島 真一
要約 課題
芯材に設ける貼り代の長さを正確かつ容易に確保することができ、これにより、額縁材の固定強度不足を生じず、また美観を損ねることのない建築板製造方法を提供する。

解決手段
矩形状に枠組みされる芯材1の表面に化粧板3を貼着し、芯材1の枠組み内側の角部に額縁材4を配置して、この額縁材4の外側端縁を前記化粧板3の内側端縁に接合させ、芯材1の枠組み内に嵌め込まれる鏡板5の外周縁をその両側から同額縁材にて挟持固定する建築板製造方法において、芯材1の枠組み内側の角部に治具6をあてがい、この治具6に化粧板の内側端縁を当接させ位置決めした状態で化粧板3を芯材1の表面に貼着し、その後、治具6を外して額縁材4を配置固定するようにした。
特許請求の範囲
【請求項1】
矩形状に枠組みされる芯材の表面に化粧板を貼着し、芯材の枠組み内側の角部に額縁材を配置して、この額縁材の外側端縁を前記化粧板の内側端縁に接合させ、芯材の枠組み内に嵌め込まれる鏡板の外周縁をその両側から同額縁材にて挟持固定する建築板製造方法において、芯材の枠組み内側の角部に治具をあてがい、この治具に化粧板の内側端縁を当接させ位置決めした状態で化粧板を芯材の表面に貼着し、その後、治具を外して額縁材を配置固定することを特徴とする建築板製造方法。
【請求項2】
化粧板と額縁材とを段差なく略面一状に連設することを特徴とする請求項1記載の建築板製造方法。
【請求項3】
芯材の枠組み内側の角部表面側に係止される横片部と同角部内面側に当接される縦片部とで、治具が略L字状に形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の建築板製造方法。
【請求項4】
芯材を反転させ、芯材の枠組み内側の両角部に同じ治具をあてがって、芯材の両面側で化粧板を位置決め貼着することを特徴とする請求項3記載の建築板製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本願発明は、例えば、ドア、間仕切り等の室内建具となる建築板の製造方法に関し、詳しくは、枠組みされる芯材の表面に化粧板を貼着し、芯材の枠組み内に嵌め込まれる鏡板の外周縁を額縁材にて挟持固定する建築板製造方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来から、特開平7−208031号公報に示される如く、枠組みされる芯材の表面に化粧板を貼着し、芯材の枠組み内に嵌め込まれる鏡板の外周縁を額縁材にて挟持固定する建築板は知られている。図7に示されるように、この種の建築板において鏡板5を固定する場合には、一般に、同公報でも説明されるように、芯材1に固定した額縁材4が用いられる。芯材1に額縁材4を固定するために、芯材1の端部に設けた貼り代に、額縁材4の固定面43を接合する。このとき、芯材1に設けた貼り代の長さL2は、正確な寸法で確保される必要があるため、芯材1の表面に固定される化粧板3の位置決めは正確に行われる必要がある。貼り代の長さL2が、必要な長さよりも短い場合、芯材1と額縁材4との接合面積が不足するため、額縁材4の固定強度が減少する。また、逆に貼り代の長さL2が額縁材4の固定面43の長さL4よりも長い場合には、化粧板3と額縁材4との間に隙間を生じるため、商品の美観が損なわれる。
【特許文献1】特開平7−208031号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ところで、このような建築板を製造する工程においては、貼り代の長さL2を正確に確保するのが困難である。例えば、建築板がドアであった場合、ドアの長辺は2メートル程度になるのが普通あり、そのような大きさの化粧板3を位置決めすることは容易ではないという問題がある。また、建築板の芯材1の外縁を利用して化粧板3の位置決めを行うこともできるが、建築板の大きさによっては、大規模な位置決め設備が必要となるという問題もある。
【0004】
本願発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、その課題は、芯材に設ける貼り代の長さを正確かつ容易に確保することができ、これにより、額縁材の固定強度不足を生じず、また美観を損ねることのない建築板製造方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するために、請求項1に係る建築板製造方法の発明にあっては、矩形状に枠組みされる芯材の表面に化粧板を貼着し、芯材の枠組み内側の角部に額縁材を配置して、この額縁材の外側端縁を前記化粧板の内側端縁に接合させ、芯材の枠組み内に嵌め込まれる鏡板の外周縁をその両側から同額縁材にて挟持固定する建築板製造方法において、芯材の枠組み内側の角部に治具をあてがい、この治具に化粧板の内側端縁を当接させ位置決めした状態で化粧板を芯材の表面に貼着し、その後、治具を外して額縁材を配置固定するものである。
【0006】
請求項2に係る建築板製造方法の発明にあっては、請求項1記載の建築板製造方法において、化粧板と額縁材とを段差なく略面一状に連設するものである。
【0007】
請求項3に係る建築板製造方法の発明にあっては、請求項1又は2記載の建築板製造方法において、芯材の枠組み内側の角部表面側に係止される横片部と同角部内面側に当接される縦片部とで、治具が略L字状に形成されているものである。
【0008】
請求項4に係る建築板製造方法の発明にあっては、請求項3記載の建築板製造方法において、芯材を反転させ、芯材の枠組み内側の両角部に同じ治具をあてがって、芯材の両面側で化粧板を位置決め貼着するものである。
【発明の効果】
【0009】
請求項1に係る建築板製造方法の発明にあっては、芯材の枠組み内側の角部に治具をあてがい、この治具に化粧板の内側端縁を当接させて化粧板の位置決めを行うことから、芯材の表面に固定する化粧板の位置決めを正確かつ容易に行うことが可能になり、額縁材の固定強度不足を生じず、またドアの美観を損ねることのない建築板の製造が可能となる。また化粧板の位置決めのために別途大規模な設備を用意する必要がなくなる。
【0010】
請求項2に係る建築板製造方法の発明にあっては、化粧板と額縁材とを段差なく略面一状に連設するようになしたことから、建築板の美観を高めたデザインの建築板を製造することが可能となる。
【0011】
請求項3に係る建築板製造方法の発明にあっては、芯材の枠組み内側の角部表面側に係止される横片部と同角部内面側に当接される縦片部とで、治具が略L字状に形成されていることから、芯材表面に化粧板を貼着する製造工程において、化粧板の位置決めには芯材の表面に治具を係止するだけでよいため、建築板の製造を速く行うことができ、また治具自体が単純な構造であるから安価に入手可能であり、建築板の製造費を軽減することが可能となる。さらにドアとなる建築板などの大きさにおいては、治具は可搬性が良いものとなり、また使用方法も係止するだけであって理解しやすいものであるから、位置決めを行う作業者への負担が軽減される。
【0012】
請求項4に係る建築板製造方法の発明にあっては、芯材を反転させ、芯材の枠組み内側の両角部に同じ治具をあてがって、芯材の両面側で化粧板を位置決め貼着することから、芯材の両表面に化粧板を固定する場合においても、正確かつ容易に化粧板を位置決めすることができ、これにより、額縁材の固定強度不足を生じず、また美観を損ねることのない建築板を製造することが可能となる。また、両面共に、同一の略L字型治具にて位置決めを行うことが可能となっている。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
図1〜図6は、本願の請求項1〜4の全てに対応した一実施形態である建築板製造方法を示している。この実施形態の建築板製造方法は、図1、図4に示す如く、矩形状に枠組みされる芯材1の表面に化粧板3を貼着し、芯材1の枠組み内側の角部に額縁材4を配置して、この額縁材4の外側端縁を前記化粧板3の内側端縁に接合させ、芯材1の枠組み内に嵌め込まれる鏡板5の外周縁をその両側から同額縁材4にて挟持固定する建築板製造方法である。図6にこの製造方法を示す。芯材1の枠組み内側の角部に、図3に示す治具6をあてがい、この治具6に化粧板3の内側端縁31を当接させ位置決めした状態で化粧板3を芯材1の表面に貼着し、その後、治具6を外して額縁材4を配置固定する。
【0014】
又、この実施形態の建築板製造方法では、図1(b)、図4に示す如く、化粧板3と額縁材4とを段差なく略面一状に連設する。又、この実施形態の建築板製造方法では、図3に示す如く、芯材1の枠組み内側の角部表面側に係止される横片部61と同角部内面側に当接される縦片部62とで、治具6が略L字状に形成されている。又、この実施形態の建築板製造方法では、図6に示す如く、芯材1を反転させ、芯材1の枠組み内側の両角部に同じ治具6をあてがって、芯材1の両面側で化粧板3を位置決め貼着する。
【0015】
以下、この実施形態の建築板製造方法を、より具体的詳細に説明する。なお、以下は図面を用いて実施形態を示しているが、本願発明は図面の例に限定されない。
【0016】
図1は本実施形態を用いて製造される、ドアとなる建築板であり、図2はその建築板の芯材1による枠組みを示す。図3は本実施形態に用いられる治具6について示す。図4は本実施形態の方法を用いて製造される、ドアとなる建築板の要部断面図である。鏡板5の挟持固定に用いられている額縁材4の断面図を図5に示す。図6は本実施形態による建築板の製造工程を示す。
【0017】
図1に、本実施形態により製造されるドアとなる建築板の正面図及びA−A断面図を示す。図1(a)の正面図に示すように、建築板となるドアの開口部2において、鏡板5が額縁材4を用いて挟持されている。建築板のA−A断面は図1(b)に示す如く、化粧板3と額縁材4は段差なく略面一状に連設されていて、これは図4に示す化粧板3の厚さL3と、図5に示す額縁材4の外側厚さL5が略同一であることを示す。建築板は芯材1によってその枠組みがなされており、化粧板3及び額縁材4は芯材1に固定されている。開口部2に取り付けられた鏡板5は額縁材4を用いて挟持されている。
【0018】
図2(a)は、本実施形態により製造される、ドアとなる建築板の芯材1の正面図である。芯材1は内側を内側芯材1a、外側を外側芯材1bにて構成され、内側芯材1aと外側芯材1bの間を接続芯材1cで接続している。外側芯材1bの外周面は芯材外縁部11であり、内側芯材1aの内側の面は芯材内縁部12である。芯材内縁部12は、図面向かって上下方向の長手方向芯材内縁部121と、図面向かって左右方向の短手方向芯材内縁部122から構成されている。図2(b)は図2(a)に示す芯材1のB−B断面図であり、芯材1によって矩形の枠組みが構成されていることを示している。
【0019】
図3は、本実施形態に用いられる治具6を示している。治具6は、直方体である横片部61と、同じく直方体である縦片部62とから構成されている。治具6が芯材1の枠組み内側の角部に係止される際には、芯材1と横片部61は横片部下面611で接する。またこの時、治具6と芯材内縁部12とは、縦片部62の一平面である縦片部側面621で接する。横片部61の一平面である横片部端面612と縦片部側面621との距離である、横片部61の凸部長さL1は、確保したい貼り代の長さL2と同一である。
【0020】
図4は、図1(b)に示す建築板の要部断面図であり、図5は額縁材4の断面図である。図4において、額縁材4は内側芯材1aに固定されている。化粧板3と額縁材4はその両者の表面が段差なく略同一面状に連設されており、化粧板厚さL3と外側額縁材厚さL5とが略同一となされている。化粧板3と額縁材4とは、それぞれ化粧板3の内側端縁31と額縁材4の外側端縁42で接合されている。芯材貼り代部13は内側芯材1aの端部に設けられており、貼り代の長さL2と治具6の横片部61の凸部長さL1とは等しく、また外側額縁材長さL4と同横片部61の凸部長さL1とは等しくなされているため、化粧板3を固定する製造工程において治具6を用いることにより、貼り代の長さL2と外側額縁材長さL4とが等しい長さになっている。
【0021】
図6は、ドアとなる建築板の製造過程を示している。図6(a)は図2に示す建築板の芯材1を、一方の表面を上にして水平に置いた状態を示す。次に、図6(b)に示すように内側芯材1aの上になっている表面に治具6を係止する。このとき内側芯材1aの表面と、治具6の横片部下面611とは当接しており、かつ芯材内縁部12と治具6の縦片部側面621が当接している。化粧板3の位置は、化粧板3の長手方向と短手方向の両方について貼り代の長さL2を正確に確保する必要があるため、長手方向芯材内縁部121と縦片部側面621とが接するように長手方向位置決め用の治具6aを係止し、短手方向芯材内縁部122と縦片部側面621が接するようにして短手方向用位置決め用の治具6bを係止している。
【0022】
次に図6(c)に示すように、二つの治具6a、6bを係止した状態のまま、化粧板3の内側端縁31と横片部端面612を隙間なく合わせる位置で化粧板3を芯材1の上側となっている表面に固定した後、治具6a、6bを芯材1から外し、芯材1の上下を反転させて、化粧板3を固定した面と逆であるもう一方の表面が上になるようにして芯材1を水平に置いた後に、図6(c)の工程と同様にもう一方の表面に化粧板3を固定する。すなわち、図6(d)に示すように、長手方向芯材内縁部121と縦片部側面621が接するように長手方向位置決め用の治具6aを係止し、短手方向芯材内縁部122と縦片部側面621が接するようにして短手方向位置決め用治具の6bを係止した後、図6(e)に示すように、治具6a、6bを係止した状態のまま、化粧板3の内側端縁31と横片部端面612を隙間なく合わせる位置で化粧板3を芯材1のもう一方の表面に固定して、治具6a、6bを取り外す。
【0023】
最後に、額縁材4と鏡板5をセットする。このとき、化粧板3の内側端縁31と額縁材外側端縁42とは当接する位置関係にある。
【0024】
上記の実施形態においては、水平に置いた芯材1の上側となった表面に治具6を係止し、この治具6に化粧板3の内側端縁31を当接させて化粧板3の位置決めを行うことから、芯材1の表面に固定する化粧板3の位置決めを正確かつ容易に行うことが可能になり、額縁材4の固定強度不足を生じず、またドアの美観を損ねることのない建築板の製造が可能となる。また、図6(f)に示すように化粧板3と額縁材4とを段差なく略面一状に連設したことにより、美観を高めたデザインの建築板が製造された。
【0025】
さらに、芯材1の上側となった表面に係止される横片部61と芯材内縁部12に当接される縦片部621とで、治具6が略L字状に形成されていることから、芯材1の表面に化粧板3を貼着する製造工程において、化粧板3の位置決めには芯材1の表面に治具6を係止するだけでよいため、建築板の製造を速く行うことができ、また治具6自体が単純な構造であるから安価に入手可能であり、建築板の製造費を軽減することが可能となる。さらに治具6は可搬性が良く、また使用方法も係止するだけであって理解しやすいものであるから、位置決めを行う作業者への負担が軽減される。
【0026】
また、芯材1を反転させ、内側芯材1aの両角部に同じ治具6をあてがって、芯材1の両面側で化粧板3を位置決め貼着することから、芯材1の両表面に化粧板3を固定する場合においても、正確かつ容易に化粧板3の位置決めを行うことができ、これにより、額縁材4の固定強度不足を生じず、また美観を損ねることのない建築板を製造することが可能となる。また、両面共に、同一の略L字型の治具6にて位置決めを行うことが可能となっている。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【図1】本願発明の一実施形態である建築板製造方法により形成されたドアとなる建築板を示しており、(a)はその正面図、(b)は(a)におけるA−A断面図である。
【図2】同建築板製造方法において枠組みされる芯材を示しており、(a)その正面図、(b)は(a)におけるB−B断面図である。
【図3】同建築板製造方法において用いられる治具を示しており、(a)はその斜視図、(b)はその断面図である。
【図4】同建築板製造方法により製造されたドアとなる建築板を示す要部断面図である。
【図5】同建築板製造方法における額縁材を示す断面図である。
【図6】(a)〜(f)は同建築板製造方法における製造過程を順次に示す平面図と各C−C断面図である。
【図7】従来例のドアとなる建築板を示す要部断面図である。
【符号の説明】
【0028】
1 芯材
11 芯材外縁部
12 芯材内縁部
121 長手方向芯材内縁部
122 短手方向芯材内縁部
13 芯材貼り代部
1a 内側芯材
1b 外側芯材
1c 接続芯材
2 開口部
3 化粧板
31 化粧板の内側端縁
4 額縁材
41 外側額縁材
42 額縁材の外側端縁
43 額縁材の固定面
5 鏡板
6 治具
61 横片部
611 横片部下面
612 横片部端面
62 縦片部
621 縦片部側面
6a 化粧板の長手方向位置決めに用いられる治具
6b 化粧板の短手方向位置決めに用いられる治具
L1 横片部の凸部長さ
L2 貼り代の長さ
L3 化粧板の厚さ
L4 額縁材の固定面の長さ
L5 額縁材の外側厚さ




 

 


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