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発明の名称 木質系床材
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−31995(P2007−31995A)
公開日 平成19年2月8日(2007.2.8)
出願番号 特願2005−213979(P2005−213979)
出願日 平成17年7月25日(2005.7.25)
代理人
発明者 都丸 安彦 / 星野 欣也 / 清水 博志 / 笛木 浩史 / 松永 栄二 / 久保田 智芳
要約 課題
版ロールを用いることにより、化粧合板、とくに表面に僅かの傷や凹みがあるものに隠蔽層を介して種々の木目柄が印刷され、また、天然木では表現しにくい白地、黒地等の下地に木目柄が印刷される木質系床材を提供する。

解決手段
化粧合板の表面を下地処理し、さらにベタ塗りにより隠蔽層4を形成し、この隠蔽層4の上に木目柄を版ロールにより転写印刷して転写印刷層5を形成し、得られた木目柄の表面を紫外線硬化型透明塗料により仕上げ塗装をしてなる木質系床材。好ましくは、合板1上に突板2を積層一体化してなる化粧合板を用いる。
特許請求の範囲
【請求項1】
化粧合板の表面を下地処理し、さらにベタ塗りにより隠蔽層を形成し、この隠蔽層の上に木目柄を版ロールにより転写印刷して転写印刷層を形成し、得られた木目柄の表面を紫外線硬化型透明塗料により仕上げ塗装をしてなる木質系床材。
【請求項2】
上記化粧合板が合板上に突板を積層し一体化されたものである請求項1に記載の木質系床材。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は木目柄で化粧された木質系床材に関する。さらに詳しくは、木目調の柄が表面に印刷された木質系床材に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、木質系の床材としては、無垢の板材の表面をクリア塗装した天然木系床材、合板の表面に天然木をスライスして得られた突板を貼り合わせてなる合板系床材、あるいは合板の表面に木目を印刷した化粧紙を貼り合わせたプリント合板等が知られている。一方、上記以外にも、木目調の柄を下地塗装した木材に直接印刷する技術も知られており、例えば、下記特許文献1に記載の技術をあげることができる。
【0003】
下記特許文献1には、下地塗装として透明着色塗料を使用して安価な木材表面に透明着色ベタ層を設け、その上に高級木材の木目柄を印刷して積層表面を形成させ、高級な木質感を付与する化粧木材の製造方法が開示されている。その際、下記特許文献1の図3に記載のように、透明着色ベタ層がグラビアオフセット法によりダイレクトに印刷されている。
【特許文献1】特開平6−72011号公報(第1〜3頁、第1図、第3図)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記特許文献1に記載の化粧木材の製造方法は、直ちに、上記木質系床材の製造に適用できるものとはいえない。本発明はこのような状況のもとで考え出されたものであって、表面に種々の木目柄が印刷され、また、天然木では表現しにくい白地、黒地等の下地に木目柄が印刷される木質系床材を提供することを、その課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するために、本発明においては、つぎのような技術的手段を講じている。すなわち、請求項1に記載の発明によれば、化粧合板の表面を下地処理し、さらにベタ塗りにより隠蔽層を形成し、この隠蔽層の上に木目柄を版ロールにより転写印刷して転写印刷層を形成し、得られた木目柄の表面を紫外線硬化型透明塗料により仕上げ塗装をしてなる木質系床材が提供される。ここで、化粧合板とは、合板の表面が木目等の柄で化粧されたものをいう。
【0006】
上記下地処理は、目止め、塗料の吸い込みムラ防止、塗料の付着性の向上等のためになされるものであり、通常、砥の粉等の目止め材を用いて化粧合板表面の傷や凹みを埋め、平滑な下地処理層が形成される。また、隠蔽層の形成は、通常、着色塗料を用いて行われ、下地を隠蔽するとともに、得られた隠蔽層は印刷柄の柄下地として機能する。また、印刷は各種の木目柄を有する版ロールを用いて行われ、版ロールを替えることにより上記隠蔽層の上に所望の色、柄で木目柄を印刷することができる。このようにして得られた上記木質系床材の表面は、紫外線硬化型透明塗料により仕上げ塗装を行い、木目柄がクリアに表れた完成品とされる。
【0007】
請求項2に記載の木質系床材は、請求項1に記載の発明に加えて、上記化粧合板として合板上に突板を積層し一体化されてなるものが用いられる。突板としては、とくに限定されず種々の木目柄を有するものが使用可能である。とくに、上記化粧合板の製造工程において、突板の表面に傷が付いたり、凹みが生じたために、商品として販売することができない、いわゆるB級品を用いることができる。また、売れ残ったため、在庫品としてストックされている流行遅れの柄を持つ化粧合板等も、本発明の木質系床材の製造に用いることができる。
【発明の効果】
【0008】
請求項1に記載の発明にかかる木質系床材は上記のとおりであり、下地処理した化粧合板の表面をベタ塗りして隠蔽層を形成し、この隠蔽層の上に版ロールを用いて木目柄を転写印刷するため、上記化粧合板の表面に、種々の天然木の木目柄を所望の色、柄で印刷することができる。また、白色、または黒色の塗料で隠蔽層を形成し、この上に木目柄を印刷することにより、天然木では表現しにくい木目柄を表面に印刷することができる。
【0009】
また、版ロールを取り替えるだけで、異なった木目柄が印刷可能であり、種々の天然木の木目柄を有する木質系床材を作業性よく製造することができる。さらに、版ロールを用いることにより、幅広の化粧合板に対応できるため、木目柄が印刷された幅広の木質系床材を提供することができる。
【0010】
請求項2に記載の木質系床材は上記のとおりであり、請求項1の木質系床材の有する効果に加え、合板上に突板を積層一体化してなる化粧合板を用いるため、在庫品としてストックされている、例えば、流行遅れの柄を持つ化粧合板の表面を塗り替えることにより、新商品として再生することができる。また、化粧合板の製造工程において発生する、いわゆるB級品と呼ばれる不良品を廃棄することなく、傷や凹みを下地処理し、リサイクルして再び製品化できる。そのため、焼却処分等により環境に負荷をかけることなく、資源を有効に利用することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
以下、本発明の実施形態について図面を参照して、詳細に説明する。図1は本発明にかかる木質系床材の実施例を示すものである。図1(a)は上記木質系床材の製造工程の概略を示すフロー図であり、図1(b)は図1(a)に示す製造工程で得られた木質系床材Aの構成を示す断面図である。本実施例においては、化粧合板として合板と突板とが積層一体化されたものが用いられる。上記化粧合板は製造工程で発生したいわゆるB級品であり、表面に僅かな傷凹みや汚れを持っている。
【0012】
図1(a)において、上記化粧合板は、突板の上を砥の粉等の目止め材で目止めして凹み等を埋めるとともに、表面が平滑となるように下地処理をされる。下地処理後、下地処理層の上を公知の塗装方法、例えば、ロールコート法により着色塗料を塗布し、隠蔽するとともに、所望の色で柄下地を形成する。ついで、版ロールを用いて柄下地の上に所望の色、柄で木目柄を印刷し、その表面を紫外線硬化型透明塗料(UV塗装)により仕上げ塗装を行い本発明の木質系床材が得られる。
【0013】
図1(b)は上記の工程により得られた木質系床材Aの構成を示す断面図である。図1(b)に示すように、合板1の上に積層され、一部に凹みのある突板2の表面は上記したように下地処理されて下地処理層3が形成されている。さらに隠蔽層4が上塗りされ、この隠蔽層4を柄下地として、所望の木目柄が印刷され、転写印刷層5が形成される。最後に公知のUV塗装による透明仕上げ塗装を行い、硬化した表面塗装層6が転写印刷層5を保護する。
【0014】
上記隠蔽層4の色は自由に選択できるため、天然木の地肌に近い色で隠蔽層4を形成し、その上を、例えば、杉の木目を浮き上がらせた版ロールで転写印刷すれば、製造工程で発生したB級品の化粧合板の表面に杉の木目が再現され、商品として市場に出すことができる。このように、いわゆるB級品と呼ばれる不良品を、焼却等の手段により処分することなく、傷や凹みを下地処理し、リサイクルして再び製品化できるため、資源を有効に利用し、環境の保護に寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】(a)は本発明にかかる木質系床材の製造工程の概略を示すフロー図、(b)は(a)に示す製造工程で得られた木質系床材の構成を示す断面図である。
【符号の説明】
【0016】
A 本発明にかかる木質系床材
1 合板
2 突板
3 下地処理層
4 隠蔽層
5 転写印刷層
6 表面塗装層




 

 


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