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発明の名称 間仕切り壁パネルの取付け固定方法
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−2540(P2007−2540A)
公開日 平成19年1月11日(2007.1.11)
出願番号 特願2005−184154(P2005−184154)
出願日 平成17年6月23日(2005.6.23)
代理人 【識別番号】100093230
【弁理士】
【氏名又は名称】西澤 利夫
発明者 渡辺 英樹 / 有川 泰史 / 足立 喜世子 / 川上 享 / 荒金 仙英 / 加納 広志
要約 課題
木ねじ等による固定が不均質であることに起因する遮音性能のバラツキを抑えて間仕切り壁パネルを取付け固定する。

解決手段
間仕切り壁パネル1の隣接面部への木ねじ3による取付け固定方法であって、間仕切り壁パネル1には隣接面部に向うねじ穴1Cが設けられ、該ねじ穴1Cはねじ挿入部1C2の径が前方部1C1よりも拡大されており、根元側に固定強度表示手段としての弾性体ゴム13等が装着された木ねじ3をねじ穴1Cに挿入し、ゴム13の変形拡大等の表示をねじ締め固定強度の指標として取付け固定する。
特許請求の範囲
【請求項1】
間仕切り壁パネルの隣接面部への木ねじによる取付け固定方法であって、間仕切り壁パネルには隣接面部に向うねじ穴が設けられ、該ねじ穴はねじ挿入部の径が前方部よりも拡大されており、根元側に固定強度表示手段が装着された木ねじをねじ穴に挿入し、固定強度表示手段の表示をねじ締め固定強度の指標として取付け固定することを特徴とする間仕切り壁パネルの取付け固定方法。
【請求項2】
固定強度表示手段は弾性体であって、木ねじの締め込みにともなう弾性体の変形の度合いをねじ締め固定強度の指標として取付け固定することを特徴とする請求項1の間仕切り壁パネルの取付け固定方法。
【請求項3】
弾性体がゴムまたは樹脂であることを特徴とする請求項2の間仕切り壁パネルの取付け固定方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、住戸内の部屋を分ける間仕切り壁パネルの隣接する壁や壁パネル、あるいは天井面等の隣接面部への取付け固定方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、住戸内の部屋を分けるための間仕切り壁パネルを設置するに際しては、たとえば、図5に示したように、間仕切り壁パネル1の両面から複数箇所を木ねじ3の斜めからの締め込みによって隣接する間仕切り壁パネル2や天井面4、あるいは床面5等に取付け固定することが行われている。また、このような木ねじ止めによる固定はその施工が面倒であって、振動等によってねじ止めの剛性が低下することが懸念される等の問題点を解消するために、たとえば、図6Aのように、隣接する間仕切り壁パネル1、2の対向する側端面に設けた溝1A、2A内にジョイントパネル6を挿入して木ねじ3で固定することや、図6Bのように、溝1A、2A内に支持板7上の係止片部8を嵌入するようにした構造等が提案されている(たとえば特許文献1−3)。
【0003】
一方、壁パネルの設置については、上下階の床パネルの振動の伝達を抑制し、かつ、壁パネルの変形等を防止できる壁パネルの取付け構造として、図7に示したように、床パネル9の端部または鉄骨天井梁の端部に壁パネル10の端部を取付ける際に、吸振・圧縮力吸収用のゴムスリーブ11を装着した木ねじ3を用いて、木ねじ3よりも大径の嵌合穴12内に締め込んで固定する構造が提案されてもいる(特許文献4)。この構造によれば、ゴムスリーブ11の吸振作用によって壁パネル10を介しての振動の伝達が抑制され、かつ、壁パネル10の変形、木ねじ3の剪断、ねじ穴付近のクラックの発生等も抑えるとされている。
【0004】
しかしながら、従来のいずれの取付け固定の方法、構造によっても、間仕切り壁パネルの取付け施工では木ねじ等による固定が不均質で安定せず、施工箇所、あるいは同じ構成であっても施工の場所によって遮音性能にバラツキが出るという問題があった。従来の図5のような木ねじ3による取付け固定、あるいは図6A、Bのジョイントパネル7や係止片部8による接合においては、この遮音性能のバラツキは施工上の大きな問題であった。
【0005】
また、ゴムスリーブを装着した木ねじを用いる前記の構造は、壁パネル10の取付けが特殊な構成の場合に限られており、間仕切り壁パネルにおける遮音性能のバラツキという問題点の認識もなければ、これを解決可能とする方策も示唆していない。
【特許文献1】特開平4−306341号公報
【特許文献2】特開2005−97966号公報
【特許文献3】特開2000−320048号公報
【特許文献4】特開平9−317055号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、以上のとおりの背景から、従来の問題点を解消して、木ねじ等による固定が施工上不均質であることに起因する遮音性能のバラツキを抑えることを可能とする、改善された間仕切り壁パネルの取付け固定方法を提供することを課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の間仕切り壁パネルの取付け固定方法は、上記の課題を解決するものとして以下のことを特徴としている。
【0008】
第1:間仕切り壁パネルの隣接面部への木ねじによる取付け固定方法であって、間仕切り壁パネルには隣接面部に向うねじ穴が設けられ、該ねじ穴はねじ挿入部の径が前方部よりも拡大されており、根元側に固定強度表示手段としての弾性体が装着された木ねじをねじ穴に挿入し、固定強度表示手段の表示をねじ締め固定強度の指標として取付け固定する。
【0009】
第2:上記の固定強度表示手段は弾性体であって、木ねじの締め込みにともなう弾性体の変形の度合いをねじ締め固定強度の指標として取付け固定する。
【0010】
第3:上記の弾性体は、ゴムまたは樹脂である。
【発明の効果】
【0011】
上記のとおりの第1の発明によれば、固定強度表示手段の表示を木ねじの締め込みにともなう固定強度の指標とすることができるので、同じ施工状況での施工箇所による固定強度を可能な限り均一とすることができ、これによって、取付け施工部位での隙間の密着、密閉の度合を均質化して、施工容易に、遮音性能のバラツキを抑えることができる。このことによって、間仕切り壁の設置にともなう遮音性能の向上を用いることができる。
【0012】
また、木ねじによる締め付け力が、固定強度表示手段をもっての挾持する力として作用することから、より安定した固定力が発現されることになる。
【0013】
そして上記第2の発明によれば、固定強度表示手段を弾性体とし、その変形を指標とすることができるので施工における締め込みに必要な力の変化や目視による判別は容易であって、木ねじによる固定の均一化、そして遮音性能のバラツキの抑制はより確実に顕著なものとなる。
【0014】
弾性体をゴムまたは樹脂とする第3の発明によれば、上記のとおりの効果に加えて、木ねじへの装着そして施工管理も容易となり、その吸着性能を利用して遮音性能の向上を図ることもできる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
本発明は上記のとおりの特徴をもつものであるが、以下にその実施の形態について説明する。
【0016】
添付した図面の図1および図2は本発明の一実施形態を例示した断面概要図である。図1においては、隣接する間仕切り壁パネル1、2の接合固定の場合を例示している。図1例示では、一方の間仕切り壁パネル1には、その側端部に、あらかじめ隣接の間仕切り壁パネル2の側端面2Bに向う、パネル表面の端部から斜め方向のねじ穴1Cが設けられている。ここで側端面2Bは、間仕切り壁パネル1の側端面1Bに対向して当接固定される部位である。
【0017】
ねじ穴1Cは、図2にも示したが、その前方部1C1の径(断面内径):D1よりも、ねじ挿入部1C2の径:D2が拡大されていて、この径が拡大された部位には、木ねじ3に装着された固定強度表示手段としての弾性体であるゴム13が係止されるようになっている。
【0018】
なお、図1、そして後述の図3、さらには前記従来例を示した図5においては、木ねじ3をT字棒状で示しているが、これはねじ部を省略して示しているものである。
【0019】
そして、木ねじ3の取付け固定に際しては、図1、そして図2に示したように、固定用の木ねじ3をその先端よりねじ穴1Cのねじ挿入部1C2より前方部1C1へと挿入し、図1Aの状態のように、先端を、隣接する間仕切り壁パネル2の側端面2Bへとねじ込む。さらにねじ込みを続けると、図1Bの状態のように、固定強度表示手段である弾性体ゴム13はねじ頭に押しつけられて変形し、その径:D0の大きさを拡げる。
【0020】
この変形拡大の度合いが、木ねじ3による固定強度を示す指標となる。従って、同様に木ねじ3によって固定する他の施工箇所においても、この変形拡大の大きさを締め込みに必要とされる力の変化や目視等によって判別して、ほぼ同様の固定強度となるようにねじの締め込みをコントロールすることが可能となる。この際の固定強度は、取付け固定しようとする間仕切り壁パネル1の対象相手によっても異なるが、たとえば図3に示したように、対象相手が隣接する間仕切り壁パネル2である場合には、図中の丸印Aで示した各部位における固定強度はほぼ均一とすることができる。また、対象相手が天井面である場合には天井面部材の材質や構造に対応してほぼ均一な強度で、丸印Bの各部位でのねじ止めが可能になる。これによって、固定接合部における密着度、そして密閉度が均質となり、遮音性能のバラツキが抑えられることになる。
【0021】
上記のゴム13は、固定強度表示手段としての弾性体であるが、たとえば図1および図2の例においては、筒状体として、その中央部には木ねじ3が挿通されている。図2に示したような形状においては、たとえば、ねじ穴のねじ挿入部1C2の径:D2は10〜12mmで、弾性体であるゴム13の外径:D0は8〜10mm、高さ約10mmで、片側1mm以上の隙間があるようにし、木ねじ3の締めつけが終了した場合には、ゴム13の外径:Dは、ねじ穴の径:D2にほぼぴったりと納まるべく変形拡大するように設計、調節することができる。ゴム13をこのように、ねじ穴1Cのねじ挿入部1C2の内径:D2にほぼぴったりと納まるように変形拡大させることは、施工における締め込みに必要な力の変化や目視等による確認が容易であって、施工を簡便に行うことができることから有効であり、しかも、ゴムによる密閉効果と音の吸収効果とによって遮音性能の向上にも寄与することになる。以上のことから、施工においては、変形をもたらす締め込み押圧力とねじ穴の大きさを管理することが可能となる。
【0022】
なお、ねじ穴1Cについては、木ねじ3のみが挿入される前方部1C1の径:D1は、木ねじ3が干渉しない程度の内径を確保し、たとえば約6mmとする。もちろん、その径:D1は、弾性体のゴム13の外径:D0よりも小さな径とする。また、ゴム13が入る箇所であるねじ挿入部1C2の深さは、ゴム13が間仕切り壁パネル1内に隠れるようにし、たとえば上記の例では約10mmとしている。また、以上の例においては、ねじ根元のねじ頭部とゴム13との間にはワッシャ14を配設してもいる。
【0023】
また、上記のねじ穴1Cについては、図1、そして図3のように、一方の間仕切り壁パネル1のみに設ければよく、たとえば隣接する間仕切り壁パネル2のような、固定接合する対象相手に設けることは実際的ではなく、特に必要でもない。間仕切り壁パネル等の加工精度や施工精度の点から、対象相手の所定の穴にねじ先端を挿入することは実際的でないからであり、また、木ねじであることから、対象相手へのねじ込みのために特に必要でもないからである。
【0024】
固定強度表示手段を弾性体とし、これを、たとえば上記のゴム13のようなゴム体とする場合には、その種類については、長期にわたって圧縮された状態で使用されても変質劣化しにくい性質を有するものが使用される。たとえば一般にパッキン材等として使用される、比較的硬質でしかも弾性のある、耐圧縮永久歪み性に優れた天然ゴムやシリコンゴム等が例示される。もちろんゴムに限定されることはなく、ゴムと樹脂との区分は必ずしも明確ではないものの、上記のような性質を有する樹脂、ウレタン発泡体などの樹脂フォーム等であってもよい。
【0025】
また、以上の例に限られることなく、固定強度固定手段に弾性体を用い、その変形を施工上の固定強度の指標とするためには、たとえば、図4Aに示したような皿バネや図4Bのような板バネ等であってもよい。木ねじ3の締め込みによって、これらのものも、図中の矢印a、bの方向に変形拡大し、この度合を施工上の固定強度判別の指標とすることができる。
【0026】
上記のゴム13をはじめとする弾性体の変形拡大を指標とする場合には、これら弾性体に着色等によってねじ穴1Cの上方からの視認性に優れた色調を有するものとしてもよい。
【0027】
あるいはまた、固定強度表示手段は変形拡大する弾性体でなくてもよい。たとえば圧力によって色調を変化させたり、あるいは圧力によって発色するような部材、もしくは圧力によって変位するような硬質部材等であってもよい。いずれの場合であっても、複数の施工箇所での固定強度を均一にする必要がある際には施工上の固定強度の指標とすることができ、所要の固定強度の均一化の実現によって、間仕切り壁パネルの接合固定の密着性、密閉性を均一化し、遮音性能のバラツキも抑えることが可能になる。
【0028】
なお、以上の例示説明においては間仕切り壁パネル1、2の床面への固定については詳述していないが、この固定は、床面にあらかじめ設けたレール材への載置取付け等の従来公知の手段をはじめとして各種の形態が採用されてよいことは言うまでもない。
【0029】
また、上記の木ねじ止め後の間仕切り壁パネルについては、ねじ穴等の凹部へのパテ埋め込み等の表面平滑化処理を施した後に、壁紙貼着等の化粧を適宜に施してよいことも言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【0030】
【図1】本発明の方法の弾性体ゴムを用いた一実施形態を示した概要断面図である。
【図2】図1の実施形態について拡大して示した要部拡大概要断面図である。
【図3】複数の施工箇所での固定いついて例示した正面概要図と、部分断面図である。
【図4】A,Bは、各々、弾性体としての他の実施形態を示した概要断面図である。
【図5】木ねじにより斜め固定する従来例を示した概要斜視図である。
【図6】ジョイントパネル(A)や係止片部(B)を用いての従来の固定法を示した概要断面図である。
【図7】ゴムスリーブを装着した木ねじの斜視図を用いての従来の壁パネルの固定構造を例示した概要断面図である。
【符号の説明】
【0031】
1,2 間仕切り壁パネル
1A,2A 側端面
1C ねじ穴
1C1 前方部
1C2 ねじ挿入部
3 木ねじ
4 天井面
5 床面
6 ジョイントパネル
7 支持板
8 係止片部
9 床パネル
10 壁パネル
11 ゴムスリーブ
12 嵌合穴
13 ゴム
14 ワッシャ
15 皿ばね
16 板バネ




 

 


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