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発明の名称 印刷機の運転方法
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−50697(P2007−50697A)
公開日 平成19年3月1日(2007.3.1)
出願番号 特願2006−215939(P2006−215939)
出願日 平成18年8月8日(2006.8.8)
代理人 【識別番号】100064908
【弁理士】
【氏名又は名称】志賀 正武
発明者 ユルゲン・シェルツィヒ
要約 課題
印刷機の新しい運転方法を提供する。

解決手段
複数の印刷装置を備える印刷機、特に枚葉紙印刷機の運転方法に関するものであり、各印刷装置には一つの圧胴(3)、一つの転写胴(2)、一つの版胴(1)、一つのインキ装置(4)および場合によっては一つの湿し装置(5)が備わっており、また、これら印刷装置の少なくとも一つには、 特にニスびき装置として構成された一つの追加作業装置(10)が組み込まれており、それぞれの印刷装置は第1運転モードにおいては、インキ装置(4)が選択された状態において被印刷物の印刷に用いられ、または第2運転モードにおいては、インキ装置(4)が選択解除された状態において被印刷物の追加作業、特にニスびきに用いられる。本発明によると、第2運転モードにおいては、インキ装置(4)および場合によっては湿し装置(5)は駆動側で接続解除および停止される。
特許請求の範囲
【請求項1】
複数の印刷装置を備える印刷機、特に枚葉紙印刷機の運転方法であって、
各印刷装置には一つの圧胴(3)、一つの転写胴(2)、一つの版胴(1)、一つのインキ装置(4)および場合によっては一つの湿し装置(5)が備わっており、
これら印刷装置の少なくとも一つには特にニスびき装置として構成された追加作業装置(10)が組み込まれているが、その印刷装置は、第1運転モードではインキ装置(4)が選択された状態で被印刷物の印刷に、または第2運転モードではインキ装置(4)が選択解除された状態で追加作業、特に被印刷物のニスびきに用いられ、
第2運転モードにおいてインキ装置(4)および場合によっては湿し装置(5)が駆動側で接続解除されて停止されることを特徴とする運転方法。
【請求項2】
請求項1に記載の方法であって、
第1運転モードにおいて圧胴(3)、転写胴(2)、版胴(1)、インキ装置(4)および場合によっては湿し装置(5)が印刷機の主駆動装置を介して駆動され、第2運転モードにおいてインキ装置(4)および場合によっては湿し装置(5)が主駆動装置から接続解除されて停止されることを特徴とする運転方法。
【請求項3】
請求項2に記載の方法であって、
第2運転モードにおいて版胴(1)も主駆動装置から接続解除され、この版胴(1)は停止されるか、または、印刷プレート交換を行うためまたは主駆動装置と同期するために、この主駆動装置に割り当てられた補助駆動装置により駆動されることを特徴とする運転方法。
【請求項4】
請求項1に記載の方法であって、
第1運転モードにおいて圧胴(3)、転写胴(2)、インキ装置(4)および場合によっては湿し装置(5)が印刷機の主駆動装置を介して駆動され、また、版胴(1)は主駆動装置に割り当てられた個別駆動装置または直接駆動装置により駆動され、第2運転モードにおいてはインキ装置(4)および場合によっては湿し装置(5)が主駆動装置から接続解除されて停止されることを特徴とする運転方法。
【請求項5】
請求項4に記載の方法であって、
第2運転モードにおいて版胴(1)も停止されることを特徴とする運転方法。
【請求項6】
請求項1から請求項5の一つまたは複数の請求項に記載の方法であって、
第2運転モードにおいて版胴(1)が転写胴(2)から離れ、また、インキ装置(4)のインキ着けローラ(8)が版胴(1)から離れることを特徴とする運転方法。
【請求項7】
請求項1から請求項6の一つまたは複数の請求項に記載の方法であって、
第1運転モードから第2運転モードへの移行の際、インキ装置(4)および場合によっては湿し装置(5)が自動的に接続解除されて停止されることを特徴とする運転方法。
【請求項8】
請求項1から請求項7の一つまたは複数の請求項に記載の方法であって、
第1運転モードから第2運転モードへの移行の際、版胴(1)が自動的に転写胴(2)から離れ、インキ装置(4)のインキ着けローラ(8)も自動的に版胴(1)から離れることを特徴とする運転方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、請求項1前段に記載された、印刷機、特に枚葉紙印刷機の運転方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
枚葉紙印刷機には複数の印刷装置があり、これら印刷装置の中を枚葉紙形状の被印刷物が通過し、その際にこれら印刷装置のそれぞれにおいて一つの印刷インキで一つの部分印刷画像が被印刷物上につけられる。枚葉紙印刷機には、これら印刷装置のほかに、別個のモジュールとして構成されたニスユニットも備えることができ、このニスユニットにおいて被印刷物上にニスを塗る。
【0003】
特許文献1および特許文献2から、ニスびき装置として構成された追加作業装置が組み込まれた枚葉紙印刷機の印刷装置が知られているが、ここで開示された印刷装置は、印刷インキで被印刷物に印刷する第1運転モード、または、被印刷物にニスを塗布する第2運転モードのいずれかで運転できる。第1運転モードにおいては、印刷装置の一つのインキ装置が選択されると、それに対応する印刷インキが、印刷装置の版胴に取り付けられた一つの印刷版につけられる。これに対して第2運転モードでは、それぞれの印刷装置のインキ装置が選択解除されるため、インキ装置により印刷インキがそれぞれの印刷版につけられることはない。
【0004】
特許文献1および特許文献2によると、第2運転モードで選択解除されたインキ装置は、印刷装置のそれぞれの版胴から離されるが引き続き駆動されるため、インキ装置のローラの損傷を避けるために、インキ装置内に印刷オイルを導き入れる必要がある。後に印刷装置を再び第1運転モードで運転する場合、そのモードでは印刷インキが被印刷物につけられるため、インキ装置から出た印刷オイルは、コストの高いインキ装置洗浄により除去する必要がある。これにより比較的長い設定時間が生じる。第2の運転状態においてインキ装置を駆動するためには引き続きフルの駆動性能が必要であり、そのため一方では損失性能およびもう一方では熱が印刷装置内に生じる。
【特許文献1】独国特許出願公開第19729985号明細書
【特許文献2】独国実用新案第202005003607号明細書
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
この点を鑑み、本発明の課題は、印刷機の新しい運転方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この課題は、請求項1に記載の方法により解決できる。本発明では第2運転モードでインキ装置および場合によっては湿し装置が駆動側で接続解除され、停止される。
【発明の効果】
【0007】
本発明においては、第2運転モードでは少なくとも印刷装置のインキ装置を駆動側で接続解除して停止することを提案している。これにより、駆動性能を節約することができる。少なくともインキ装置を停止することにより、それぞれ一方では損失性能および他方では印刷装置への入熱を最小限に抑えられる。さらに、インキ装置が停止されていると、インキ装置のローラの損傷の危険が最小限に抑えられるため、インキ装置に印刷オイルを入れる必要がない。それにより、後に再び印刷装置を第1運転モードで運転する場合に、印刷装置の設定時間を最小限に抑えられる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
本発明の望ましい発展形態によると、第1運転モードにおいて圧胴、転写胴、版胴、インキ装置および場合によっては湿し装置は、印刷機の主駆動装置により駆動され、第2運転モードにおいては、インキ装置および場合によっては湿し装置は、主駆動装置から接続解除されて停止される。
【0009】
本発明の望ましい代替発展形態によると、第1運転モードにおいて圧胴、転写胴、インキ装置および場合によっては湿し装置は、印刷機の主駆動装置により駆動され、版胴は、この版胴に割り当てられた個別駆動装置または直接駆動装置により駆動され、第2運転モードにおいては、インキ装置および場合によっては湿し装置は主駆動装置から接続解除されて停止される。
【0010】
本発明の望ましい発展形態は、従属請求項および以下の説明から理解できる。図を参照して本発明の実施例を説明するが、これに限定されるわけではない。
【0011】
以下に、図1を参照して本発明を詳しく説明する。
【0012】
図1は、ある印刷機の一つの印刷装置の範囲の一部分を図示したものであり、その印刷装置のうち、版胴1、転写胴2、圧胴3、インキ装置4および湿し装置5が示されている。示された印刷装置の版胴1の上には少なくとも一つの印刷版、特に印刷プレートが配置されており、そのため、版胴1はプレート胴とも呼ばれる。版胴1に接して転写胴2が回転しており、この転写胴にはゴムブランケットが取り付けられている。この転写胴2はゴム胴とも呼ばれる。転写胴2は圧胴3に接して回転しており、この圧胴は押し胴とも呼ばれる。図1では、版胴1とゴム胴2との間の接触回転ゾーンを記号6で示し、転写胴2と圧胴3との間の接触回転ゾーンを記号7で示している。
【0013】
印刷装置のインキ装置4のインキ着けローラ8が図示されているが、これらのインキ着けローラは、インキ装置が選択された状態において版胴1に接して回転する。湿し装置5の水着けローラ9が図示されているが、この水着けローラは、インキ装置が選択された状態および湿し装置が選択された状態において同様に版胴1に接して回転する。
【0014】
図示された印刷装置には追加作業装置10も組み込まれており、この装置は、図示された実施例においてはニスびき装置として構成されている。追加作業装置10には着けローラ11およびチャンバドクターブレード12が備わっており、着けローラ11は転写胴2に接して回転している。ニスはチャンバドクターブレード12内に準備され、着けローラ11を介してゴム胴2に伝達される。図示された実施例では、追加作業装置10は給紙装置側で転写胴2に作用している。しかし、追加作業装置10はデリバリ側において転写胴2に作用させても差し支えない。
【0015】
図1に示された印刷装置は、異なる2つの運転モードで運転できる。印刷インキを使って被印刷物を印刷する第1運転モードでは、インキ装置4および湿し装置5が選択され、追加作業装置10は選択解除される。この第1運転状態においては、インキ着けローラ8および水着けローラ9が版胴1に接して回転し、版胴1は転写胴2に接して、転写胴2は圧胴3に接して回転する。これに対して追加作業装置10の着けローラ11は、転写胴2から離れ、この転写胴に接して回転することはない。第2運転モードでは追加作業装置10が選択され、インキ装置4および湿し装置5は選択解除される。この第2運転モードではインキ着けローラ8および水着けローラ9は版胴1から離れ、また、版胴1も転写胴2から離れる。これに対して追加作業装置10の着けローラ11は転写胴2に接触し、この転写胴に接して回転する。
【0016】
本発明においては、印刷装置の第2運転状態において少なくともインキ装置4を駆動側で接続解除して停止することを提案している。望ましくは第2運転状態においてインキ装置4および湿し装置5は駆動側で接続解除されて停止され、次にインキ着けローラ8および水着けローラ9が版胴1から離れる。
【0017】
本発明の第1のバリエーションにおいては、第1運転モードにおいて圧胴3、転写胴2、版胴1、インキ装置4および湿し装置5が印刷機の主駆動装置により駆動されるようにできる。第2運転モードにおいては、インキ装置4および湿し装置5は主駆動装置から接続解除されて停止される。版胴1が印刷機の主駆動装置により駆動される場合、第2運転状態において版胴1を主駆動装置から接続解除して停止するようにできる。この場合は版胴1に補助駆動装置が割り当てられる。版胴1が主駆動装置から接続解除された状態において、およびインキ装置および湿し装置が版胴1から離れた状態においては、版胴1の印刷プレート交換を、補助駆動装置を使って行うことができ、しかもこれを追加作業装置10の運転と平行して行うことができる。
【0018】
本発明の一つの代替形態によると第1の運転モードにおいては圧胴3、転写胴2、インキ装置4および湿し装置5は印刷機の主駆動装置により駆動されるが、これに対して版胴1は、この版胴に割り当てられた個別駆動装置または直接駆動装置により駆動される。この場合、第2運転モードにおいてはインキ装置4および湿し装置5は主駆動装置から接続解除されて停止され、望ましくは版胴1も、個別駆動装置または直接駆動装置を相応に制御することにより停止される。
【0019】
2つの代替形態において第2運転状態では、すでに述べたように、インキ装置4のインキ着けローラ8および湿し装置5の水着けローラ9は版胴1から離れ、版胴1は転写胴2から離れる。
【0020】
本発明においては、第1運転モードから第2運転モードに移行する際の、インキ装置4および湿し装置5の接続解除および停止は自動的に行われる、つまり、印刷機の機械制御装置により制御またはコントロールされる。インキ装置4のインキ着けローラ8および湿し装置5の水着けローラ9を離すことも、機械制御により自動的に行われる。第1運転モードから第2運転モードに移行する際に、版胴1を転写胴2から離すことも、機械制御により自動的に行われる。
【0021】
逆の方向、つまり第2運転モードから第1運転モードに移行する際も、インキ装置4のインキ着けローラ8および湿し装置5の水着けローラ9を版胴1に接触させることは自動的に行われ、版胴1を転写胴2に接触させるのも同様である。第2運転モードから第1運転モードに移行する際、追加作業装置10、図示された実施例の着けローラ11は、機械制御により自動的に転写胴2から離れる。
【0022】
第2運転状態において、追加作業装置10は望ましくは印刷機の主駆動装置から駆動され、そのために追加作業装置10は第2運転状態において駆動側で自動的に主駆動装置に接続される。これに対して第2運転モードから第1運転モードに移行する際には、追加作業装置10は主駆動装置から接続解除されて停止される。
【0023】
望ましい実施形態において、追加作業装置10はニスびき装置として構成されており、追加作業装置の着けローラ11は転写胴2と協働する。ここで指摘したいのは、この追加作業装置が、版胴1と協働するニスびき装置として構成された実施形態も可能であるということである。そのニスびき装置は、図示されたチャンバドクターブレード・システムではなく、アニロックスローラ・システムとして実施することもできる。
【0024】
また、追加作業装置は、ミシン目入れ装置またはエンボス加工装置またはスリッティング装置としても実施できる。また、印刷装置に組み込まれた追加作業装置をインクジェット装置とすることもでき、このインクジェット装置は、ゴム胴を介して直接または間接的に、被印刷物または印刷枚葉紙を個別化して印刷できる。
【0025】
すでに述べたように、印刷装置が第2運転モードにおいて、追加作業装置10が選択された状態で運転されている場合で、しかも版胴1に自己駆動装置または直接駆動装置または補助駆動装置が割り当てられている場合に、版胴1のプレート交換を自動的に行うことができる。同様に、第2運転モードで、追加作業装置10が選択された状態において、インキ装置を自動的に洗浄することができる。
【0026】
最後に、一つの印刷機は、印刷装置に組み込まれた追加作業装置を備えた複数の印刷装置を備えることができ、これら印刷装置のそれぞれは、本発明で記述するように運転できることを指摘しておく。このとき、印刷機の、ある印刷装置にたとえばニスびき装置を、また、ほかの印刷装置にたとえば穿孔装置またはミシン目入れ装置またはインクジェット装置を組み込むことができる。これに関しては任意の組合せが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【図1】本発明の方法を明確に示すように、印刷機の印刷装置を図示したものである。
【符号の説明】
【0028】
1 版胴/プレート胴
2 転写胴/ゴム胴
3 圧胴/押し胴
4 インキ装置
5 湿し装置
6 接触回転ゾーン
7 接触回転ゾーン
8 インキ着けローラ
9 水着けローラ
10 追加作業装置
11 着けローラ
12 チャンバドクターブレード




 

 


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