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発明の名称 洗濯乾燥機
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−244487(P2007−244487A)
公開日 平成19年9月27日(2007.9.27)
出願番号 特願2006−69167(P2006−69167)
出願日 平成18年3月14日(2006.3.14)
代理人 【識別番号】100071135
【弁理士】
【氏名又は名称】佐藤 強
発明者 河野 源一郎 / 西村 博司 / 川端 真一郎
要約 課題
通風路の構成部材の部品点数の削減及び簡略化を図る。

解決手段
水槽5は水槽本体8と水槽カバー9を備えて構成されている。この水槽5内にはドラム6が設けられている。通風路20は、水槽5内に温風を通すために設けられた吸込口13、14と吹出口17と間を水槽5外部で連通する。この通風路20の途中には乾燥装置21が設けられている。前記水槽5の水槽カバー9で吸込口13、14に連通する排気ダクト12を構成している。
特許請求の範囲
【請求項1】
本体内に設けられ、水槽本体及びこの水槽本体の開口周縁部に取り付けられた水槽カバーを備えて構成された水槽と、
この水槽内に回転可能に設けられ周壁に多数の小孔を有する回転槽と、
前記水槽内に温風を通すために該水槽に設けられた一方の通気口及び他方の通気口と、
前記一方の通気口及び他方の通気口と間を前記水槽外部で連通する通風路と、
この通風路の途中に設けられ除湿手段及び加熱手段並びに送風手段からなる乾燥手段とを備え、
前記水槽の水槽カバーで前記一方の通気口に連通する前記通風路の一部風路領域を構成したことを特徴とする洗濯乾燥機。
【請求項2】
前記水槽カバーには、補助板部が固着されることにより通風路の一部風路領域が構成され、これら水槽カバー及び補助板部のうち一方が断面コ字状部材から構成され、他方がこの断面コ字状部材の開放部を閉鎖する蓋板状部材から構成されていることを特徴とする請求項1記載の洗濯乾燥機。
【請求項3】
水槽カバーで構成される通風路には、複数面に一方の通気口が形成されていることを特徴とする請求項1記載の洗濯乾燥機。
【請求項4】
一方の通気口は、水槽内の温風を吸い込むための通気口であり、
水槽カバーで構成される通風路は、送風手段側からみて該一方の通気口に向かうに従って流路面積が小さくなっていることを特徴とする請求項1記載の洗濯乾燥機。
【請求項5】
水槽はほぼ横向きに開口する形態に配設され、
回転槽はほぼ横軸回りに回転可能に配設され、
除湿手段及び加熱手段は、水槽外部下方に設けられたヒートポンプから構成され、
一方の通気口は水槽の上部に形成されていることを特徴とする請求項1記載の洗濯乾燥機。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、水槽カバーを有する水槽を備えた洗濯乾燥機に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、洗濯乾燥機としては、ドラム式洗濯乾燥機が知られている(例えば特許文献1)。このものでは、ほぼ横向きに開口する水槽の内部に、ほぼ横軸回りに回転するドラム(回転槽)を備えている。このドラムは前記水槽の開口部に臨むように横向きの開口部を有し、また周壁には多数の小孔が形成されている。そして、前記水槽の開口部には、ドラムの前板部を隠すように水槽カバーが設けられている。
【0003】
前記水槽外部には、通風路が設けられており、この通風路は、前記水槽内に洗濯物乾燥用の温風を供給し、乾燥に供した温風を該水槽内から回収し、そして再度供給するという循環を繰り返すためのものである。この通風路の途中部に温風生成装置が設けられている。
このドラム式洗濯乾燥機における乾燥運転では、ドラムを低速回転させながら、前記温風生成装置により乾燥用の温風を生成し、この温風を、通風路を通して水槽内に供給して乾燥に寄与させた後通風路に回収して、再度温風生成装置にて温風化することを繰り返し、もって、ドラム内部に収容した洗濯物を乾燥するようにしている。
【特許文献1】特開2005−52534号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記従来のものにおいて、前記通風路は、通風路構成部材により構成されているが、この通風路構成部材の部品点数が多く、構成の簡略化の阻害要因となっていた。特に、上記従来のものでは、通風路構成部材の先端開口部(通気口)を水槽の外部上面から前面さらに水槽開口部まで回り込ませる構成としているため、通風路構成部材の配設構造が複雑で、組み付け性が悪いという問題があった。
【0005】
本発明は上述の事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、通風路の構成部材の部品点数の削減及び簡略化を図ることができる洗濯乾燥機を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、本体内に設けられ、水槽本体及びこの水槽本体の開口周縁部に取り付けられた水槽カバーを備えて構成された水槽と、この水槽内に回転可能に設けられ周壁に多数の小孔を有する回転槽と、前記水槽内に温風を通すために該水槽に設けられた一方の通気口及び他方の通気口と、前記一方の通気口及び他方の通気口と間を前記水槽外部で連通する通風路と、この通風路の途中に設けられ除湿手段及び加熱手段並びに送風手段からなる乾燥手段とを備え、前記水槽の水槽カバーで前記一方の通気口に連通する前記通風路の一部風路領域を構成したところに特徴を有する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、水槽の水槽カバーで該一方の通気口に連通する通風路の一部風路領域を構成したから、水槽が本来備えている既存の水槽カバーを利用して通風路の一部風路領域を形成でき、通風路の構成部材の部品点数の削減及び簡略化を図ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
以下、本発明を例えばドラム式の洗濯乾燥機に適用した一実施例について、図面を参照して説明する。図1において、洗濯乾燥機の外殻を形成する本体1は、その前面側に洗濯物投入口を開閉する扉2を備え、底部には支持脚3aなどを有する台板3を具備した構成である。この本体1内には、複数のサスペンション4により弾性支持された貯水可能な水槽5が設けられ、該水槽5内には回転槽たるドラム6が傾斜した横軸回り(ほぼ横軸回り)に回転可能に設けられて、いずれも前記扉2(洗濯物投入口)と対向して開口している。
【0009】
上記ドラム6は周知のように周壁に多数の小孔7を有する。上記水槽5は、水槽本体8と水槽カバー9とを備えて構成されている。水槽カバー9は、全体として環状をなし、水槽本体8の前面の開口周縁部に、庇状に内方に突出する形態で嵌合被着されている。水槽カバー9は前記ドラム6の前面板を覆う構成であり、いわゆる回転部に対する保護カバーとして機能する。
また、水槽カバー9の先端部と前記扉2の背面及び洗濯物投入口との間には、柔軟性に富んだベローズ10が水密に設けられ、水槽5から外部への水の飛散等を防止するようにしている。尚、前記ドラム6は、水槽5の背面側に設けられたアウトロータ形のDCブラシレスモータ11にてダイレクトに回転駆動される。
【0010】
上記水槽カバー9は、通風路の一部風路領域である中空状の排気ダクト12を補助板部9Aとで一体的に形成している。すなわち、この水槽カバー9と補助板部9Aとは夫々合成樹脂にて一体成形されている。水槽カバー9は、断面ほぼコ字状をなすコ字状部材から構成され、補助板部9Aは、該コ字状部材の開放部を閉鎖する蓋板状部材から構成されている。これら水槽カバー9及び補助板部9Aを所定位置に合わせて図5中符号Mで示す部位を摩擦溶着による接合手段を介して一体的に接合し、排気ダクト12が形成されている。
【0011】
この排気ダクト12は、図2及び図3に示すように環状をなす下端部の中央部から左右に分岐して上端部で分断された左右一対のダクト部12a,12bを具備しており、各ダクト部12a、12bにおいて、異なる面である内周面12R及び奥面12Qに、図2ないし図4に示すように、複数の孔群を配してなる吸込口13、14及び15、16をそれぞれ形成している。また、吸込口13は吸込口14に対して大きな開口面積となるように構成され、吸込口15も吸込口16に対して大きな開口面積となるように構成されている。
【0012】
前記水槽カバー9の上部内面側には、給水カバー9a及び照明ランプ収容部9bが設けられている。
前記吸込口13ないし16は一方の通気口に相当し、次に述べる吹出口17(図1参照)は他方の通気口に相当する。該吹出口17は、前記水槽5の背面に形成されており、この吹出口17は、前記ドラム6の背面に形成された通気ダクト18及び通気口19を介して該ドラム6内に連通している。
【0013】
前記吸込口13ないし16と、上記吹出口17とは、通風路20(便宜上矢印20で示す)により水槽5外部で連通されており、この通風路20の途中には乾燥手段たる乾燥装置21が設けられている。上記通風路20は前記排気ダクト12と、伸縮可能な継ぎ手22と、除湿手段たる蒸発器23のダクト23aと、加熱手段たる凝縮器24のダクト24aと、送風手段たる送風機25のケーシング25aと、伸縮可能な継ぎ手26と、供給ダクト27とを接続して構成されており、供給ダクト27は前記吹出口17に連通している。
【0014】
従って、前記水槽カバー9で、前記吸込口13ないし16に連通する前記通風路20の一部領域である排気ダクト12の一部を構成している。前記蒸発器23及び凝縮器24は、図示しない圧縮機やキャピラリチューブなどと共にヒートポンプ28を構成している。
【0015】
上記ヒートポンプ28は、水槽5外部の下方に設けられており、周知のように冷媒が図示しない圧縮機により、凝縮器24、図示しないキャピラリチューブ(絞り)、蒸発器23の順に循環する冷凍サイクルからなる構成にあって、乾燥運転時では凝縮器24にて循環空気を加熱して温風化し、該温風を前記送風機25により供給ダクト27を経て、水槽5及びドラム6内に送り込む。この温風は、洗濯物の乾燥に寄与し、吸込口13ないし16にて排気ダクト12内に吸引回収され、この温風を蒸発器23で冷却除湿し、再度凝縮器24にて加熱する。
【0016】
また、前記排気ダクト12は送風機25側からみて前記吸込口13ないし16側に向かうに従って前後幅寸法を順次小さくしており(図1及び図2の上部の幅寸法Ha<下部の幅寸法Hb)、もって、流路面積が順次小さくなる構成としている。
なお、図1中において水槽5の底部に接続された排水ホース29は、図示しない排水弁を介して機外に排水可能とし、また前記蒸発器23にて冷却凝縮した除湿水を排水するための排水手段(図示せず)などを備えている。
【0017】
次に、上記構成の洗濯乾燥機の作用について説明する。
ドラム式洗濯乾燥機では、標準的な運転コースを選択設定して運転スタートした場合、周知のごとく図示しない制御装置によりドラム6が速度制御され、洗い、すすぎ、脱水、乾燥の各行程が自動的に実行される。
しかして、乾燥装置21が機能する乾燥行程につき説明すると、洗濯物を収容したドラム6は低速回転せられ、ヒートポンプ28の凝縮器24にて加熱された空気は、送風機25の回転駆動により温風として通風路20を矢印方向に流れ、水槽5の背面の吹出口17から水槽5内のドラム6の内部に供給される。この温風は、ドラム6内の洗濯物と接触して水分を奪い、もって乾燥作用が行なわれる。乾燥に寄与した後の温風(排気風)は、多くの湿気を含んだ空気として前面側の各吸込口13ないし16から排気ダクト12内に吸引される。
【0018】
特にドラム6内を通った温風は主として、吸込口13、15により吸引され、またドラム6の小孔7から出た温風は主として吸込口14、16から吸引される。そして、このようにして排気ダクト12内に吸引された温風は、下方の蒸発器23側へ移送される。この後は前述したように該蒸発器23で冷却除湿され、凝縮器24にて再度加熱されることが繰り返される。
【0019】
このような本実施例によれば、水槽5の水槽カバー9で該吸込口13ないし16に連通する通風路20の排気ダクト12の一部を構成したから、水槽5が本来備えている既存の水槽カバー9を利用して通風路20の排気ダクト12を形成でき、通風路20の構成部材の部品点数の削減及び簡略化を図ることができる。
【0020】
また、本実施例によれば、水槽カバー9に補助板部9Aを固着することにより通風路20の排気ダクト12を構成しているから、ねじ止めなどの接合構成と違って、パッキンなどを用いずにシール性の高い排気ダクト12を構成できる。この場合、水槽カバー9を断面コ字状部材から構成し、補助板部9Aをこの断面コ字状部材の開放部を閉鎖する蓋板状部材から構成したから、全体的に断面矩形状の流路を簡単に形成できる。
【0021】
また、本実施例によれば、水槽カバー9で構成される排気ダクト12には、複数面に吸込口13ないし16を形成したから、一つの面にのみ吸込口を形成する構成に比して通風面積を大きく確保できる。特に、各ダクト部12a、12bの内周面12Rの他に、奥面12Qに、吸込口14、16を形成したから、ドラム6の小孔7から出た温風を良好に回収できる。
【0022】
また、排気ダクト12は、送風機25側からみて吸込口13ないし16に向かうに従って流路面積が小さくなっているから、温風の吸引効果を高めることができる。すなわち、吸込口13ないし16は送風機25からすると、吸込口たるものであるから、排気ダクト12がこの吸込口13ないし16に向けて細くなっていく形態となっており、該吸込口13ないし16における吸引速度が速く、吸引効果が向上し、温風の循環効率が向上し、ひいては乾燥効率が向上する。
【0023】
さらにまた、本実施例によれば、水槽5はほぼ横向きに開口する形態に配設され、ドラム6がほぼ横軸回りに回転可能に配設され、除湿手段及び加熱手段が、水槽5外部下方に設けられたヒートポンプ28から構成され、そして、吸込口13ないし16が水槽5の上部に形成されている構成であるから、水槽カバー9で排気ダクト12を構成することの効果が極めて大きい。すなわち、例えば、吸込口からヒートポンプへの排気ダクトが水槽の水槽カバーと別部材で構成されている場合には、該排気ダクトが水槽前面で洗濯物の出し入れなど邪魔にならないように水槽の外部上面を沿わせた後、外側面を通して、下方のヒータポンプまで導く必要があって、排気ダクト引き回し構成が複雑となるが、本実施例では、吸込口13ないし16が水槽5の上部にあってヒートポンプ28が水槽5外部下方にあるという位置関係において、水槽カバー9で排気ダクト12を構成しているから、この水槽カバー9をそのまま排気ダクト12として有効に利用でき、排気ダクト引き回し構成の簡素化に寄与できる。
【0024】
また本実施例によれば、分岐した左右一対のダクト部12a,12bに吸込口13ないし16を左右一対の形態に設けたので、分岐しない1本の排気ダクトとは異なり、前後幅を薄くしても十分な流路を確保でき、排気ダクト12の薄形化を図ることができ、またドラム6の回転方向が左右いずれの場合でも良好に温風を吸引できるものとなる。
また、水槽5開口内周面の吸込口13は奥面の吸込口14に対して大きな開口面積となるように構成し、同じく水槽5開口内周面の吸込口15も奥面の吸込口16に対して大きな開口面積となるように構成したから、水槽5開口内周面の吸込口13、15での吸引流量が多く、もって、ドラム6内を漏れなく通る温風流を定常的に形成でき、温風循環効率を高めることができる。
【0025】
なお、本発明は上記実施例に限定されず、次のように変更して実施しても良い。すなわち、上記実施例では、水槽カバーを断面コ字状部材から構成し、補助板部をこの断面コ字状部材の開放部を閉鎖する蓋板状部材から構成したが、補助板部を断面コ字状部材から構成し、水槽カバーをこの断面コ字状部材の開放部を閉鎖する蓋板状部材から構成しても良い。また、水槽カバーを筒状に膨出成形するなどして、水槽カバーのみで通風路の一部風路領域を形成しても良い。除湿手段及び加熱手段をヒートポンプに代えて水冷式除湿器及び電気ヒータとしてもよい。また、温風を水槽開口部側から供給し、水槽背面部から吸引(排気)する構成としても良い。また、ドラム式洗濯乾燥機に限られず、縦型の洗濯乾燥機にも適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【図1】本発明の一実施例を示すドラム式洗濯乾燥機の断面図
【図2】ドラムを内包した水槽部分の斜視図
【図3】水槽カバーを背面側から見た斜視図
【図4】水槽カバーのほぼ上半部を下から見た斜視図
【図5】図4のV部分の拡大断面図
【符号の説明】
【0027】
図面中、1は本体、5は水槽、6はドラム(回転槽)、8は水槽本体、9は水槽カバー、9Aは補助板部、12は排気ダクト(通風路の一部風路領域)、13ないし16は吸込口(一方の通気口)、17は吹出口(他方の通気口)、20は通風路、21は乾燥装置(乾燥手段)、23は蒸発器(除湿手段)、24は凝縮器(加熱手段)、25は送風機(送風手段)を示す。




 

 


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