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発明の名称 衣類乾燥機
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−143736(P2007−143736A)
公開日 平成19年6月14日(2007.6.14)
出願番号 特願2005−340479(P2005−340479)
出願日 平成17年11月25日(2005.11.25)
代理人 【識別番号】100071135
【弁理士】
【氏名又は名称】佐藤 強
発明者 薮内 武之 / 巽 尚生
要約 課題
コンプレッサ組立の振動を抑制するとともに、冷媒循環パイプの破損を防止することができる衣類乾燥機を提供する。

解決手段
冷媒循環パイプの破損を防止できる衣類乾燥機は、以下のように構成されている。即ち、外箱2と、この外箱2の内部に配置され、衣類が収容されるドラム(回転槽)8と、外箱2内に弾性支持体25を介して設けられ、コンプレッサ23及び支持台22からなるコンプレッサ組立21と、コンプレッサ23、エバポレータ19、コンデンサ20、並びにこれらコンプレッサ23、エバポレータ19及びコンデンサ20を連結する冷媒循環パイプ28a,28b,28cからなるヒートポンプ29を有し、回転槽8内の衣類を乾燥する乾燥装置と、外箱2に設けられた、コンプレッサ組立21の防振部材30とを具備している。
特許請求の範囲
【請求項1】
外箱と、
この外箱の内部に配置され、衣類が収容される回転槽と、
前記外箱内に弾性支持体を介して設けられ、コンプレッサ及び支持台からなるコンプレッサ組立と、
前記コンプレッサ、エバポレータ、コンデンサ、並びにこれらコンプレッサ、エバポレータ及びコンデンサを連結する冷媒循環パイプからなるヒートポンプを有し、前記回転槽内の衣類を乾燥する乾燥装置と、
前記コンプレッサ組立の防振部材とを具備することを特徴とする衣類乾燥機。
【請求項2】
防振部材は、コンプレッサ組立の外周の下部と対向していることを特徴とする請求項1記載の衣類乾燥機。
【請求項3】
防振部材は、コンプレッサ組立との間に隙間を有して配設されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の衣類乾燥機。
【請求項4】
防振部材とコンプレッサ組立との間には、緩衝体が設けられていることを特徴とする請求項3に記載の衣類乾燥機。
【請求項5】
防振部材は、一個の板材に設けられた複数のストッパから構成されていることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の衣類乾燥機。
【請求項6】
ストッパ及び板材は、射出成形により一体的に構成されていることを特徴とする請求項5記載の衣類乾燥機。
【請求項7】
板材及び弾性支持体は、取付ボルトで共締めされていることを特徴とする請求項5又は6に記載の衣類乾燥機。
【請求項8】
板材には、弾性支持体の周囲に位置するガイドが設けられていることを特徴とする請求項5乃至7の何れかに記載の衣類乾燥機。
【請求項9】
コンプレッサとエバポレータとの間に連結された冷媒循環パイプ、及び前記コンプレッサとコンデンサとの間に連結された冷媒循環パイプのうち少なくとも一方は防振部材により保持されていることを特徴とする請求項1記載の衣類乾燥機。

発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、洗濯物の乾燥用にヒートポンプを備えた衣類乾燥機に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、ヒートポンプを備えた衣類乾燥機においては、洗濯物などの衣類を乾燥させる際に発生する水分をエバポレータ(蒸発器)で回収し、その折りに回収した潜熱をコンプレッサ(圧縮機)により高温の冷媒状態に変換し、コンデンサ(凝縮器)で空気を加熱するエネルギーとして再利用している。
このようにヒートポンプは僅かな放熱ロスがある以外、ほとんどのエネルギーを逃がさず再利用できるため、この種の衣類乾燥機は、エネルギーの省減に効果があるものとして注目されている。
【0003】
ところで、前記ヒートポンプを備えた衣類乾燥機、中でも洗濯と乾燥とを同一槽で行う洗濯乾燥機においては、前記コンプレッサを洗濯乾燥機の外箱のコーナー部に配設することで、ヒートポンプを洗濯乾燥機にコンパクトに設けるようにしたものが供されている(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2004−135754号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記した従来構成のものでは、次のような問題点があった。
即ち、前述したエバポレータ、コンデンサ及びコンプレッサは、冷媒が循環するパイプにより相互に連結されている。このうち、コンプレッサは、前記外箱のコーナー部に配設されているため該外箱の振動がより伝わり易くなっている。この外箱からの振動がコンプレッサに伝わることによって、コンプレッサに接続された前記パイプに応力が生じるため、殊に脱水運転の際には、該パイプに破損が生じる惧れがあった。
【0005】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的はコンプレッサ組立の振動を抑制するとともに、冷媒循環パイプの破損を防止することができる衣類乾燥機を提供するにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の目的を達成するために本発明は、外箱と、この外箱の内部に配置され、衣類が収容される回転槽と、前記外箱内に弾性支持体を介して設けられ、コンプレッサ及び支持台からなるコンプレッサ組立と、前記コンプレッサ、エバポレータ、コンデンサ、並びにこれらコンプレッサ、エバポレータ及びコンデンサを連結する冷媒循環パイプからなるヒートポンプを有し、前記回転槽内の衣類を乾燥する乾燥装置と、前記コンプレッサ組立の防振部材とを具備することを特徴とする。
【0007】
上記構成によれば、コンプレッサ組立の防振部材が設けられているため、外箱からコンプレッサ組立に伝達された振動、及びコンプレッサ自身の動作時の振動を抑制することができる。これにより、前記振動の際に冷媒循環パイプに生じる応力を低減させることができるので、前記冷媒循環パイプの破損を防止することができる。
【発明の効果】
【0008】
以上のように、本発明の衣類乾燥機によれば、コンプレッサ組立の振動を抑制することができるとともに、冷媒循環パイプの破損を防止することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
<第1実施例>
以下、本発明をドラム式洗濯乾燥機に適用した第1実施例について図1及び図2を参照しながら説明する。
図1は、ドラム式洗濯乾燥機の全体構成の概略を示すものであり、(a)にその縦断正面図を、(b)に縦断右側面図を示す。ドラム式洗濯乾燥機1の外殻である外箱2の前部には、洗濯物出入口3が形成されており、これは扉4によって開閉されるようになっている。図1(a)に示すように、外箱2の内部には前部に開口部を有する略円筒状の水槽5が左右一対のサスペンション5aを介して設けられている。
【0010】
水槽5の前端部には、中央部に開口6aを有する環状の水槽カバー6が装着されている。前記開口6aは洗濯物出入口3とベローズ7で接続されている。
水槽5の内部には、周壁部に多数の孔8aを有する回転槽たるドラム8が、傾斜軸周りに回転可能に配設されている。ドラム8は水槽5後部に設けたDCブラシレスモータからなるモータ9により回転駆動されるようになっており、洗い、すすぎ及び脱水、並びに乾燥に共用の槽として機能する。
【0011】
水槽5には、前端部の上部に温風出口10が形成されるとともに、後端部の上部に温風入口11が形成されている。
前記外箱2の底部は、台板12により構成されている。台板12上には、前記水槽5の略直下に位置して、通風ダクト13が固定されている。通風ダクト13は、略四角筒状をなし水槽5の軸方向と並列して配設されている。通風ダクト13の前端部および後端部には、開口部14a,14bが形成されている。
【0012】
通風ダクト13前端部の開口部14aには、中空状の接続部材15の下端部が接続されている。これに対して、前記水槽カバー6には、前記温風出口10に連なる還風ダクト16が形成されている。還風ダクト16の下部には接続口が設けられており、この接続口に接続部材15の上端部が接続されている。
【0013】
一方、通風ダクト13後端部の開口部14bには、送風機17のケーシング17aの入口部が接続されている。ケーシング17aの出口部17bは、給風ダクト18を介して、前記水槽5の温風入口11に接続されている。送風機17は、ケーシング17aの内部に収納された図示しない送風羽根およびモータから構成されており、送風羽の回転によりケーシング17aの前記入口部から吸気して出口部17bから吐気するようになっている。
このように水槽5の温風出口10は、還風ダクト16、接続部材15、通風ダクト13、送風機17、給風ダクト18を介して温風入口11に接続されていて、これらは水槽5の温風出口10と温風入口11とを接続する通風路とされている。
【0014】
通風ダクト13には、その前部に位置してエバポレータ(蒸発器)19が設けられ、後部に位置してコンデンサ(凝縮器)20が設けられている。
通風ダクト13前部の右側方には、コンプレッサ組立21が配置されている。図2は、コンプレッサ組立21近傍を拡大して示すものであり、(b)はその平面図、(a)は(b)のA−A線に沿う縦断側面図を示している。
【0015】
コンプレッサ組立21は、例えば鋼板などの金属材料からなる支持台22と、この支持台22上に固定される略円柱状のコンプレッサ23とを備えている。図2(b)に示すように、薄板状をなす支持台22は、平面視にてコンプレッサ23の外周と外接する略三角形状をなし、その三箇所の隅には外側に突出する円形の取付部24が形成されている。
【0016】
取付部24には孔部24aが形成されているとともに、この孔部24aには下側から弾性支持体25が装着されている。
弾性支持体25は、例えばゴム製の円筒状のもので構成され、その中空部には円筒部材27が配設されている。円筒部材27には、その上端にワッシャ26aを配した状態で取付ボルト26が挿通されている。取付ボルト26の下部は台板12にねじ込まれており、以ってコンプレッサ組立21が弾性支持体25を介して台板12上に取付けられている。
【0017】
このようにコンプレッサ23は、支持台22と一体的に、三箇所に設けられた弾性支持体25により防振支持されているため、コンプレッサ23駆動時における外箱2への振動の伝達が抑制されるようになっている。
前記コンプレッサ23、コンデンサ20、エバポレータ19は、冷媒循環パイプ28a、28b、28cによって順にサイクル接続されており、ヒートポンプ29を構成する。ヒートポンプ29は、コンプレッサ23が作動することにより、サイクルに封入した冷媒が循環するようになっている。
【0018】
このようなヒートポンプ29は、前記通風路、及び送風機17とともに本発明の乾燥装置を構成する。
台板12上には、コンプレッサ23の周囲に位置して防振部材30が設けられている。
防振部材30は、詳細には、例えば「L」の字状をなす三個のストッパ31により構成されている。ストッパ31は、例えば耐熱性を有するPP(ポリプロピレン)製の樹脂からなり、上方に延びる垂直部31aと、垂直部31aの下端部より水平に延びる水平部31bとが射出成形により一体的に成形されている。
【0019】
ストッパ31の高さ寸法は、ストッパ31を取付けた際に垂直部31aの上端がコンプレッサの略中間に位置するように設定されている。前記ストッパ31の取付けは、水平部31bが支持台22の外側に向いた状態で、且つ垂直部31aが支持台22の取付孔24と取付孔24との間の辺部に当接した状態で図示しないボルトにより台板12上に固定されることで行われる。このため、三個のストッパ31は、支持台22及びコンプレッサ23の下部を三箇所で支持している。
【0020】
次に、上記のように構成された本実施例の作用について説明する。
上記構成のものでは、標準的な運転コースが開始されると、洗濯工程、脱水工程、乾燥工程が順に実行される。洗濯(洗い及びすすぎ)工程では、水槽5内に水を貯めた状態でドラム8が低速で正逆両方向に回転される。
【0021】
脱水工程では、水槽5内の水を排出した後、ドラム8を高速で一方向に回転させる動作が行われる。これにより、ドラム8内の洗濯物は遠心脱水される。
乾燥工程では、ドラム8を低速で正逆両方向に回転させつつ、送風機17のモータを作動させることによる送風羽根の送風作用で、水槽5内の空気が温風出口10から還風ダクト16、接続部材15経て通風ダクト13内に流入される。
【0022】
また、ヒートポンプ29のコンプレッサ23が作動される。これにより、ヒートポンプ29に封入された冷媒が圧縮されて高温高圧の冷媒となり、その高温高圧の冷媒がコンデンサ20に流れて、通風ダクト13内の空気と熱交換する。その結果、通風ダクト13内の空気が加熱され、反対に、冷媒の温度は低下して液化される。この液化された冷媒が、エバポレータ19に流入して気化することより、通風ダクト13内の空気を冷却(熱交換)する。なお、このエバポレータ19で通風ダクト13内の空気を冷却することでその熱を奪った冷媒はコンプレッサ23に戻る。
【0023】
よって、前記水槽5内から通風ダクト13内に流入した空気は、エバポレータ19で冷却されて除湿され、その後にコンデンサ20で加熱されて温風化される。そして、その温風が給風ダクト18を経て、温風入口11から水槽5内に戻し供給される。ドラム8内に戻し供給された温風は洗濯物の水分を奪った後、再び前記温風出口10から還風ダクト16及び接続部材15を経て通風ダクト13内に流入する。このようにして、エバポレータ19及びコンデンサ20を有する通風ダクト13とドラム8との間を空気が循環することにより、ドラム8内の洗濯物が乾燥される。
【0024】
以上のような各工程において、コンプレッサ23の作動時には、コンプレッサ23自身の振動によるコンプレッサ組立21の振動が発生する。この振動は、コンプレッサ組立21が弾性支持体25により防振支持されているため比較的小さなものとなる。
一方、ドラム8が回転することにより外箱2が振動する。殊に脱水運転の際に発生する共振時には、外箱2に大きな振動が発生する。この振動は、弾性支持体25によるコンプレッサ組立21の防振作用を超えるものであり、コンプレッサ組立21には台板12に対して比較的大きい振動が発生する。
【0025】
しかしながら、コンプレッサ組立21は、台板12に設けられた三個のストッパ31によって三箇所で保持されている。従って、前述した大きな振動はストッパ31によって抑制され、コンプレッサ組立21の振動および振動音が防止される。
【0026】
以上のように本実施例によれば、コンプレッサ組立21の振動を防止することができるので、前記振動に伴う冷媒循環パイプ28a、28b、28cの応力の発生を抑制することができ、冷媒循環パイプ28a、28b、28cの破損を防止することができる。
又、前記破損を防止することで、冷媒循環パイプ28a、28b、28cひいてはヒートポンプ29の寿命を長く延ばすことができる。
更に、ストッパ31は、コンプレッサ組立21の外周の下部と対向しているため、より放熱が要求されるコンプレッサ23の上部の放熱性能を損なうことなくストッパ31によってコンプレッサ組立21を保持することができる。
【0027】
<第2実施例>
図3は、本発明の第2実施例を示すものであり、第1実施例と異なるところを説明する。図3は、コンプレッサ組立21近傍を拡大して示しており、(b)はその平面図、(a)は(b)のA−A線に沿う縦断側面図を示している。尚、第1実施例と同一部分には同一符号を付している。
【0028】
防振部材30に代わる防振部材32は、第1実施例の防振部材30とは以下の点について相違する。即ち、まず、防振部材32を構成するストッパ31は、耐衝撃性に優れ耐熱性を有する例えばABS樹脂からなる。
ストッパ31は、水平部31bが支持台22の外側に向いた状態で、且つ垂直部31aが支持台22の取付部24、24間の辺部と離間した状態で設けられている。ストッパ31とコンプレッサ組立21との間の寸法(隙間D1の寸法)は、コンプレッサ組立21の振動と冷媒循環パイプ28a、28b、28cの許容応力との関係から設定される。
【0029】
具体的には隙間D1は、例えばコンプレッサ23駆動時など振動が比較的小さい場合に、ストッパ31とコンプレッサ組立21とが接触しない寸法に設定されている。両者31,21が接触しない小さな振動のとき、冷媒循環パイプ28a、28b、28cが破損しない、前記許容応力の範疇にある。
【0030】
従って、本実施例によれば、コンプレッサ23駆動時などにコンプレッサ23自身の振動がストッパ31を介して外箱2に伝達されることを防止することができる。
又、前述した共振時などにコンプレッサ組立21に大きな振動が生じても、これを耐衝撃性に優れるストッパ31により保持することができるので冷媒循環パイプ28a、28b、28cの破損をより確実に防止することができる。
【0031】
<第3実施例>
図4(a)、(b)は、本発明の第3実施例を示すものであり、第2実施例と異なるところを説明する。尚、第2実施例と同一部分には同一符号を付している。
防振部材33を構成するストッパ31には、コンプレッサ組立21側に位置して緩衝体34が設けられている。緩衝体34は、例えば耐熱性を有するCR(クロロプレンゴム)スポンジからなり、両面粘着テープによりストッパ31に接着されている。ストッパ31とコンプレッサ組立21との間には、緩衝体34の厚みに対応する隙間D2が設けられている。
【0032】
上記構成によれば、緩衝体34を設けたことで、前述した振動時にストッパ31とコンプレッサ組立21とが干渉する際の衝撃を吸収、減衰することができる。よって、ストッパ31とコンプレッサ組立21とが干渉する際の振動音や両者31、21の破損をも防止することができる。
【0033】
<第4実施例>
図5(a)、(b)は、本発明の第4実施例を示すものであり、第1実施例と異なるところを説明する。尚、第1実施例と同一部分には同一符号を付している。
防振部材35は、例えば、PPからなる一個の板材36と、この板材36に設けられた三個のストッパ31とを備えて構成されている。前記板材36には、三方向に放射状に延び前記ストッパ31が載置される突出部36aが形成されている。
【0034】
防振部材35は、以下のようにして外箱2の内部に配置される。即ち、予め前記板材36の突出部36aにストッパ31を載置し、これらを図示しないボルトにより固定する。このようにして防振部材35は、板材36とストッパ31とが一体的に固定された状態で、台板12上に取付けられる。この後、コンプレッサ組立21は、コンプレッサ23の外周がストッパ31の内側に沿うようにして上方よりセットされ、弾性支持体25を介して台板12上に取付けられる。
【0035】
本実施例によれば、複数のストッパ31を台板12に直接セットする必要が無く、別の工程で一体的に組立てられた防振部材35を台板12にセットすれば足りる。従って、台板12に対する部品セットに要する時間を短縮することができるとともに、ストッパ31の取付けが容易になり作業性が向上できる。
【0036】
<第5実施例>
図6(a)、(b)は、本発明の第5実施例を示すものであり、第4実施例と異なるところを説明する。尚、第4実施例と同一部分には同一符号を付している。
【0037】
防振部材37は、板材36と、前記水平部31bが省略されたストッパ31とが射出成形により一体的に成形されることで構成されている。
本実施例によれば、ストッパ31単体を射出成形する場合と異なり、個々のストッパ31の板材36や台板12に対する取付け作業が不要となるので、工数の削減ができるとともに、防振部材37の構成をより簡単にすることができる。
【0038】
<第6実施例>
図7(a)、(b)は、本発明の第6実施例を示すものであり、第4実施例と異なるところを説明する。尚、第4実施例と同一部分には同一符号を付している。
【0039】
防振部材38は、ストッパ31と、弾性支持体25が装着されたコンプレッサ組立21とを載置できる大きさに形成された略正九角形をなす板材36を備えている。板材36には、取付ボルト26が挿通される孔部36bが形成されている。コンプレッサ組立21は、孔部36bと弾性支持体25に収容された円筒部材27とに挿通された取付ボルト26により台板12上に取付けられている。即ち、板材36及び弾性支持体25は、取付ボルト26により台板12上に固定(共締め)され、以って防振部材38及びコンプレッサ組立21が台板12に設置されるようになっている。
【0040】
本実施例によれば、コンプレッサ組立21及び防振部材38の台板12に対する個別の固定手段が不要となるので、部品点数を減らし工数を削減することができるだけでなく、防振部材38とコンプレッサ組立21との間の位置決め精度を高めることができる。
【0041】
<第7実施例>
図8(a)、(b)は、本発明の第7実施例を示すものであり、第6実施例と異なるところを説明する。尚、第6実施例と同一部分には同一符号を付している。
防振部材39を構成する板材36には、弾性支持体25の周囲に位置してガイド40が固着されている。ガイド40は、PPからなり、弾性支持体25の外周に沿う円環状に形成されている。板材36に対するコンプレッサ組立21の位置決めは、ガイド40に対し弾性支持体25を上方から嵌合させることにより行われるようになっている。
【0042】
以上のように本実施例によれば、コンプレッサ組立21の板材36に対する位置決めを容易に行うことができる。
ところで、上記実施例とは異なり、前記ガイド40を備えていない構成において、コンプレッサ組立の下側に配置された弾性支持体が傾いた状態で組立てられた場合、以下のような問題が生じる。即ち、弾性支持体の防振機能が損なわれるだけでなく、ストッパとコンプレッサ組立との所望の位置関係が得られないため、コンプレッサ組立の外箱に対する振動を防止できない惧れがある。
【0043】
これに対して、本実施例によれば、弾性支持体25はガイド40によって案内されながら板材36に配置されるので、弾性支持体25を所定の位置に設けることができるとともにストッパ31とコンプレッサ組立21との所望の位置関係を得ることができる。
【0044】
<第8実施例>
図9(a)、(b)、(c)は、本発明の第8実施例を示すものであり、第1実施例と異なるところを説明する。尚、図9(b)はコンプレッサ組立21近傍を拡大した裏面図を示しており、第1実施例と同一部分には同一符号を付している。
防振部材41を構成する三個のストッパ31のうち、後方に配設されたストッパ31の垂直部31cは、その上端31dがコンプレッサ23に接続された冷媒循環パイプ28c、28aよりも上方に延びるように形成されている。垂直部31cの上端部には、上端31dから「U」の字状に切り欠いた切欠部31eが二箇所に形成されている。
【0045】
冷媒循環パイプ28c、28aは、切欠部31eに挿通されることでストッパ31により保持されるようになっている。
本実施例によれば、冷媒循環パイプ28c、28aの外箱2に対する振動をストッパ31によって直接抑えることができ、冷媒循環パイプ28c、28aの破損をより効果的に防止することができる。
【0046】
尚、本発明は、上記し、且つ図面に示す実施例にのみ限定されるものではなく、次のような変形、拡張が可能である。
本発明は、ドラム式洗濯乾燥機1に限られず、洗濯槽兼脱水槽たる縦型回転槽を備えた縦型洗濯乾燥機にも適用できるものである。また、乾燥装置を備えた衣類乾燥機全般にも適用できるものである。
【0047】
第2実施例、及び第3実施例のABS樹脂からなるストッパ31に代えて、より剛性の高い例えば鋼板などの金属材料により構成されたストッパによって、コンプレッサ組立21を保持するようにしてもよい。
第7実施例において、PPからなる板材36、ストッパ31及びガイド40を射出成形により一体的に構成することで、組立工数を削減するとともに防振部材39の構成をより簡単にしてもよい。
【0048】
第8実施例において、冷媒循環パイプ28c、28aのうち一方の冷媒循環パイプのみを保持するようにしてもよい。
何れの実施例においても、ストッパ31は、ABS樹脂により構成してもよい。又、何れの実施例においても、ストッパ31は、PPにより構成してもよい。
なお、本発明は上記し且つ図面に示した実施例にのみ限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施し得る。
【図面の簡単な説明】
【0049】
【図1】本発明の第1実施例を示すもので、(a)は全体の概略を示す縦断正面図、(b)は縦断右側面図
【図2】(a)はコンプレッサ組立、ストッパ及びそれら周辺部分の縦断側面図、(b)は平面図
【図3】本発明の第2実施例を示す図2相当図
【図4】本発明の第3実施例を示す図2相当図
【図5】本発明の第4実施例を示す図2相当図
【図6】本発明の第5実施例を示す図2相当図
【図7】本発明の第6実施例を示す図2相当図
【図8】本発明の第7実施例を示す図2相当図
【図9】本発明の第8実施例を示すもので、(a)及び(c)は図2相当図、(b)はコンプレッサ組立、ストッパ及びそれら周辺部分の背面図
【符号の説明】
【0050】
図面中、1はドラム式洗濯乾燥機(衣類乾燥機)、2は外箱、8はドラム(回転槽)、19はエバポレータ、20はコンデンサ、21はコンプレッサ組立、22は支持台、23はコンプレッサ、25は弾性支持体、26は取付ボルト、28a,28b,28cは冷媒循環パイプ、29はヒートポンプ、30は防振部材、31はストッパ、32は防振部材、33は防振部材、34は緩衝体、35は防振部材、36は板材、37は防振部材、38は防振部材、39は防振部材、40はガイド、41は防振部材を示す。




 

 


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