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発明の名称 ドラム式洗濯機
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−143734(P2007−143734A)
公開日 平成19年6月14日(2007.6.14)
出願番号 特願2005−340477(P2005−340477)
出願日 平成17年11月25日(2005.11.25)
代理人 【識別番号】100071135
【弁理士】
【氏名又は名称】佐藤 強
発明者 世渡 智和 / 志賀 剛 / 服部 正巳
要約 課題
洗濯水を加熱する加熱装置を有するものにおいて、全体の大形化を招来せず、使用水量の削減並びに運転終了までの時間の短縮化ができ、又、加熱装置異常時のプラスチック製水槽への害をなくし得て、更には、異常を来たした加熱装置の修理、交換が容易にできるようにする。

解決手段
洗濯時に回転駆動されるドラム11を収容する水槽2の内部の水を水槽2外に出して水槽2内に戻す循環を行わしめる循環経路(通路26)を有する循環装置25を具え、この循環装置25の循環経路上に加熱装置29を設け、この加熱装置29によって、循環装置25を通って循環する水を加熱するようにした。
特許請求の範囲
【請求項1】
水槽と、
この水槽の内部に配設されたドラムと、
このドラムを回転駆動する駆動装置と、
前記水槽の内部の水を水槽外に出して水槽内に戻す循環を行わしめる循環経路を有する循環装置と、
この循環装置の循環経路上に設けられた加熱装置とを具備し、
その加熱装置によって、前記循環装置を通って循環する水を加熱するようにしたことを特徴とするドラム式洗濯機。
【請求項2】
加熱装置を、循環装置の吐出側に設けたことを特徴とする請求項1記載のドラム式洗濯機。
【請求項3】
加熱装置を、内部に水路を形成すると共にヒータをインサートしたダイカストモールドで構成したことを特徴とする請求項1記載のドラム式洗濯機。
【請求項4】
加熱装置を、複数のヒータを有し、それらの間に水路を設けて構成したことを特徴とする請求項1記載のドラム式洗濯機。

発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、洗濯水を加熱する加熱装置を有するドラム式洗濯機に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、ドラム式洗濯機においては、洗濯水を加熱する加熱装置を有するものが供されている。このものは、ドラムを収容する水槽の下方部に貯水タンクを設け、この貯水タンクの内部にヒータを配設した構成で、水槽内に供給された水(洗濯水)をその貯水タンク内から水槽内下部に貯めてヒータにより加熱することにより、洗濯水を加熱するようになっており、それによって、洗濯を湯で行うことにより、主として洗浄効果を増すようになっている(例えば特許文献1、2参照)。
【特許文献1】特開2001−149685号公報
【特許文献2】特開2000−279678号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
上記従来のものの場合、洗濯水を加熱する加熱装置として、水槽の下方部に貯水タンクを設ける分、洗濯機全体の内部スペースを占める体積が増し、その分、洗濯機全体の外殻寸法を大きくする必要が生じ、洗濯機全体の大形化を招来していた。
又、水槽内だけでなく、水槽の下方部に設けた貯水タンクにも貯水するため、使用水量が増し、しかも、その貯水タンクにも貯水する分、給水時間を長く要して、運転終了までの時間が長くなっていた。
更に、加熱装置にヒータの過熱など異常を来たしたときには、それが通常プラスチックにより形成されている水槽に熱変形等の害を及ぼすおそれがあり、そのほか、その異常を来たした加熱装置の修理、交換が容易にできないという面もあった。
【0004】
本発明は上述の事情に鑑みてなされたものであり、従ってその目的は、洗濯水を加熱する加熱装置を有するものにおいて、全体の大形化を招来せず、使用水量の削減並びに運転終了までの時間の短縮化ができ、又、加熱装置異常時のプラスチック製水槽への害をなくし得て、更には、異常を来たした加熱装置の修理、交換が容易にできるドラム式洗濯機を提供するにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するために、本発明のドラム式洗濯機においては、水槽と、この水槽の内部に配設されたドラムと、このドラムを回転駆動する駆動装置と、前記水槽の内部の水を水槽外に出して水槽内に戻す循環を行わしめる循環経路を有する循環装置と、この循環装置の循環経路上に設けられた加熱装置とを具備し、その加熱装置によって、前記循環装置を通って循環する水を加熱するようにしたことを特徴とする(請求項1の発明)。
【発明の効果】
【0006】
上記手段によれば、洗濯水を加熱する加熱装置は、循環装置に組込んで設けるものであり、循環装置の占めるスペースのほゞ範囲内で加熱装置を設けることができる。従って、加熱装置のために、洗濯機全体の内部スペースを占める体積が増すということがなく、洗濯機全体の大形化を招来することがない。
【0007】
又、水は循環装置にも貯められるが、それは循環経路の一部を占める量であり、従来の水槽の下方部に設けられた貯水タンクに貯める量ほど多くはない。かくして、使用水量を削減し得、給水時間も短くできて、運転終了までの時間を短縮化できる。
更に、加熱装置に異常を来たしたとき、加熱装置が水槽の外方に位置するため、水槽に害を及ぼさず、そして、その異常を来たした加熱装置の修理、交換も、水槽の外方で容易にできる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
以下、本発明の一実施例(一実施形態)につき、図面を参照して説明する。
まず、図1には、洗濯乾燥機の全体構成を示しており、外殻である外箱1の内部に水槽2を配設している。外箱1は、前面部に洗濯物出入口3を有する矩形箱状のもので、その洗濯物出入口3をドア4により開閉するようにしている。
【0009】
これに対して、水槽2は、前面部に洗濯物通口5を有する円筒状のもので、プラスチック製であり、その洗濯物通口5をベロー6により外箱1の上記洗濯物出入口3と接続している。又、水槽2は、外箱1の底面から立設した複数組(1組のみ図示)のサスペンション7により、横軸状で且つ前上がり(図中左上がり)の傾斜状に弾性支持している。更に、水槽2の底部には、最低部である最後部に排水口8を形成して、この排水口8に排水弁9を接続し、この排水弁9に排水ホース10を接続している。
【0010】
水槽2の内部には、ドラム11を回転可能に配設している。このドラム11も、前面部に洗濯物通口12を有する円筒状のもので、その周側壁には、洗濯物撹拌用のバッフル13を複数(図示は1つのみ)設けると共に、脱水用の通水孔であり乾燥用の通気孔でもある通孔14をほゞ全面にわたり多数形成している(図示は一部のみ)。
【0011】
水槽2の背部にはモータ15を取付けている。このモータ15はアウターロータ形で、そのロータ15aと一体に回転する回転軸15bを水槽2内に挿入し、その先端部にドラム11を取付けている。この結果、モータ15がドラム11を回転駆動する駆動装置として機能するようになっており、又、ドラム11は水槽2と同軸状(横軸状で且つ前上がりの傾斜状)に支持されている。
【0012】
水槽2外の背部から上部にかけては、温風供給装置16を配設している。この温風供給装置16は、この場合、水槽2外の背部に除湿器17を配設し、上部に送風機18と加熱器19とを配設して成るもので、それらをダクト20,21により一つの通路状に連ね、更に、その入口部16aを水槽2の背部の最下部から水槽2内に連通させ、出口部16bを水槽2の上部の最前部から水槽2内に連通させている。
【0013】
ここで、詳細には、除湿器17には、その上方に配設した給水弁22から注水チューブ23を通じて内部の散水器24に水が供給され、その水を散水器24が放散して除湿器17内を落下させるようになっている。
又、送風機18は、羽根車18aの回転により、ドラム11内の空気を水槽2内を通じて入口部16aから除湿器17内に吸入し、そして、除湿器17内から送風機18を経て加熱器19を通し、出口部16bから水槽2内を通じてドラム11内に戻すようになっている。
【0014】
その過程で、除湿器17内では、ここを通るドラム11内の空気を、前記散水器24から放散された水により冷却して除湿するようになっている。又、加熱器19では、ここを通る除湿後の空気をヒータ19aが熱して温風化するようになっており、かくして、ドラム11内に温風を供給するようになっている。
【0015】
これに対して、水槽2の下部から背部そして上部にかけては循環装置25を設けている。この循環装置25は、複数の通水パイプから成る通路26と、この通路26の途中部(特には下部)に設けた循環ポンプ27とから成るもので、通路26は入口部26aを水槽2の前記排水口8に接続し、出口部26bを水槽2の前記洗濯物通口5の上部を通してドラム11の洗濯物通口12に臨ませている。この結果、循環装置25は、循環ポンプ27の作動により、図1に矢印で示すように、水槽2内に貯められた水を排水口8から吸入して水槽2外に出し、そして、洗濯物通口5の上部から水槽2内に戻す循環を通路26で行わしめるようになっており、従って、通路26は循環経路である。
【0016】
なお、水槽2内に戻された水は、ドラム11内に放出されて、ドラム11内の洗濯物に上方より降りかけられるようになっている。又、循環装置25には、通路26の特に上記水槽2の排水口8と循環ポンプ27との間の部分に、洗濯物から出た糸くず等を捕獲するフィルタ28を設けている。
【0017】
そして一方、循環装置25の循環経路上、特にそれの吐出側である通路26の出口部26b近くの部分に、加熱装置29を設けている。この加熱装置29は、循環装置25を上述のように通って循環する水(洗濯水)を加熱するもので、詳細には、図2に示すように、内部に水路30を形成すると共にヒータ31をインサートしてダイカストモールドしたブロック32で構成しており、そのブロック32は、この場合、矩形状を成している。又、ブロック32は、金属、特にはアルミ合金など熱伝導性の高い金属によりモールドしている。
【0018】
それに対して、水路30は、入口部30aから出口部30bまで、矩形の拡散部30cと1条の集合部30dとを交互に繰返す形状のものであり、ブロック32の中央部に形成している。そして、ヒータ31は、この場合、直状のシーズ線ヒータであり、これをブロック32の両側に配設している。従って、ヒータ31は複数(この場合、2本)存し、それらの間に水路30が位置しており、更に、水路30は入口部30aから出口部30bとで循環装置25の通路26に接続している。
【0019】
なお、循環装置25には、図3に示すように、ブロック32の外面に、温度感応素子33,34を付設している。そのうち、温度感応素子33は第1の温度感応素子であって、ヒータ31の第1の異常温度を感知してヒータ31の通電路を断ち、それより低い温度に下降したときにはヒータ31の通電路を復すものであり、例えばバイメタルスイッチである。
これに対して、温度感応素子34は、第2の温度感応素子であって、ヒータ31の上記第1の異常温度よりも高い第2の異常温度を感知してヒータ31の通電路を断ち、それより低い温度に下降してもそれを続けるものであり、例えば温度ヒューズである。
【0020】
このほか、図1には、外箱1内の前上部に配置した注水ケース35を示しており、この注水ケース35には、前記給水弁22の注水チューブ23に通じた出口部とは別の出口部が接続ホース36を介して通じると共に、風呂の残り湯を供給する給水ポンプ37が接続ホース38を介して通じており、注水ケース35は、その給水弁22から供給される水と、給水ポンプ37から供給される風呂の残り湯とを、それら給水弁22及び給水ポンプ37の選択作動により、水槽2内に選択注水するようになっている。
【0021】
次に、上記構成のものの作用を述べる。
上記構成のものでは、洗濯のうちの洗いが、給水弁22又は給水ポンプ37から注水ケース35を通じて水槽2内に所定量(ドラム11の洗濯物通口12の下縁以下の水位)給水した上で、ドラム11を低速で回転駆動することにより、行われる。
又、このときには、循環装置25の循環ポンプ27を作動させることにより、水槽2内に貯められた水が通路26を通じて循環され、特にその出口部26bから水槽2内に戻されてドラム11内に放出された水がドラム11内の洗濯物に降りかけられる。
【0022】
このとき、ドラム11内では、洗濯物が、ドラム11の回転により、下方の貯留洗濯水中から持ち上げられ、その後に、下方の貯留洗濯水中に落とされるということが繰返されており、本来、洗濯物と水との接触が少ない。それに対して、洗濯水を上述のように循環させて洗濯物に降りかけることにより、洗濯物への水の滲み込みが促進される。これによって、洗濯物と水との接触が多くなり、洗濯物から水への汚れの分離が促進されるから、洗浄効果を高く得ることができる。
【0023】
そして更に、このときには、加熱装置29のヒータ31が作動(発熱)され、ブロック32内の水路30を通る洗濯水を加熱する。かくして、循環装置25を通って循環される洗濯水が加熱されて温水化され、その温水が水槽2内、そしてドラム11内へと供給されるようになる。従って、洗濯は温水で行われるものであり、それによって洗濯物からの汚れ落ちが促進されるから、洗浄効果を一段と増すことができる。又、かように洗濯が温水で行われることにより、洗濯物の除菌ができる効果もある。更に、次に述べるような洗濯物の乾燥を行うについては、温水によって洗濯物の温度があらかじめ上げられることにより、乾燥を短時間で済ませ得る利点もある。
【0024】
なお、洗いの後には、排水した後に、洗いと同様、もしくは加熱装置29(ヒータ31)の作動はさせない運転内容ですすぎを行い、次いで、排水した後に、ドラム11を高速で回転駆動する運転内容で脱水を行い、更に、その後には、ドラム11を低速で回転駆動すると共に、ドラム11内に温風供給装置16により温風を供給する運転内容で乾燥を行う。
【0025】
このように、本構成のものでは、洗濯時に回転駆動されるドラム11を収容する水槽2の内部の水を水槽2外に出して水槽2内に戻す循環を行わしめる循環経路(通路26)を有する循環装置25を具え、この循環装置25の循環経路上に加熱装置29を設け、この加熱装置29によって、循環装置25を通って循環する水を加熱するようにしており、要するに、洗濯水を加熱する加熱装置29を循環装置25に組込んで設けている。従って、循環装置25の占めるスペースのほゞ範囲内で加熱装置29を設けることができるものであり、従来のものと違って、加熱装置29のために、洗濯機全体の内部スペースを占める体積が増すということがなく、洗濯機全体の大形化を招来することがない。
【0026】
又、洗濯水は循環装置25にも貯められるが、それは循環経路の一部を占める量であり、従来の水槽の下方部に設けられた貯水タンクに貯める量ほど多くはない。かくして、使用水量を削減し得、給水時間も短くできて、運転終了までの時間を短縮化することができる。
更に、加熱装置29に異常を来たしたとき、加熱装置29が水槽2の外方に位置するため、水槽2が熱に弱いプラスチック製といっても、それに害を及ぼさず、そして、その異常を来たした加熱装置29の修理、交換も、水槽2の外方で容易にできる。
【0027】
加えて、本構成のものの場合、加熱装置29を循環装置25の吐出側に設けており、それによって、加熱装置29で生成した温水が通路26を長く経ることなくドラム11内に供給されるので、温水を通路26を長く経ることで冷ますことなくドラム11内に供給することができ、熱損失を少なくできると共に、洗浄効果の向上、洗濯物の除菌、乾燥効率の向上に無駄少なく寄与できる。
【0028】
又、本構成のものの場合、加熱装置29を、内部に水路30を形成すると共にヒータ31をインサートしたダイカストモールドで構成しており、それによって、ヒータ31とダイカストのブロック32とを密着できて、水路30への熱伝導を良くでき、ひいては洗濯水の加熱効率を良くできる。しかも、この場合、加熱装置29をコンパクトにできる利点もあって、洗濯機全体の内部スペースを占める体積が一層増すことのないようにできる。
【0029】
更に、本構成のものの場合、加熱装置29を、複数のヒータ31を有し、それらの間に水路30を設けて構成しており、それによって、洗濯水を一層効率良く、且つ効果的に加熱することができる。
なお、本発明は上記し且つ図面に示した実施例にのみ限定されるものではなく、特に乾燥機能や脱水機能の有無等の点につき、要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施し得る。
【図面の簡単な説明】
【0030】
【図1】本発明の一実施例を示すドラム式洗濯機全体の縦断側面図
【図2】加熱装置単体の拡大縦断側面図
【図3】加熱装置単体の拡大側面図
【符号の説明】
【0031】
図面中、2は水槽、11はドラム、15はモータ(駆動装置)、25は循環装置、26は通路(循環経路)、29は加熱装置、30は水路、31はヒータを示す。




 

 


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