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発明の名称 洗濯機
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−130100(P2007−130100A)
公開日 平成19年5月31日(2007.5.31)
出願番号 特願2005−324156(P2005−324156)
出願日 平成17年11月8日(2005.11.8)
代理人 【識別番号】110000235
【氏名又は名称】特許業務法人 天城国際特許事務所
発明者 古賀 章浩 / 大木 健司 / 西脇 智
要約 課題
一般家庭でも、従来のような一括洗浄における洗濯槽のサイズの制約を受けずに、コンパクトで、かつ、非常に洗濯物に対して優しい洗濯である揉み洗いをおこなえる洗濯機を提供すること。

解決手段
洗濯機の洗濯槽4を筒状体の柔軟構造体で形成し、洗濯槽4の側壁の内面に多数の棒状突起15を設け、外周には洗濯槽4の径を縮小および復元させるための複数本のワイヤ17a、17b、17cを所定間隔で巻回する。
特許請求の範囲
【請求項1】
筒状体の洗濯槽の内部に収容された洗濯物に対して洗濯をおこなう洗濯機であって、
前記洗濯槽は、前記筒状体の上部と下部が固定された柔軟構造体として形成され、側壁の内面に多数の棒状突起を有し、該側壁の外周には該洗濯槽の径を縮小させるための複数本のワイヤが該洗濯槽の軸方向に所定間隔で巻回され、かつ、前記ワイヤを用いて該洗濯槽の径を縮小させるためのモータが設けられていることを特徴とする洗濯機。
【請求項2】
前記ワイヤは、少なくとも3本が用いられていることを特徴とする請求項1記載の洗濯機。
【請求項3】
前記棒状突起は、前記複数本のワイヤが順次前記洗濯槽の径を縮小および復元させる動作に伴って先端部が略楕円運動をおこなうことを特徴とする請求項1又は2記載の洗濯機。
【請求項4】
前記棒状突起は、前記洗濯槽の前記側壁の内面に螺旋状に配列して形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の洗濯機。
【請求項5】
前記棒状突起は、前記洗濯槽内の洗濯物の移送方向と同方向に傾いて形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の洗濯機。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、一般家庭やビジネスホテル等で用いる洗濯機に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に洗濯機では、十分な洗濯効果を得るために洗剤による作用を活用している。洗剤の作用を活用するためには、通常、洗剤を衣類に浸透させるために何らか手段によっての機械力を付与させている。この機械力の付与手段は、日本やアジアで主流では、攪拌翼を回転させるパルセータ方式(特許文献1)であり、ヨーロッパ・北米ではドラム式(特許文献2)が主流である。また、南米等では、アジテータ方式が用いられている。これらの方式は、いずれも、それぞれに特徴があり、地域による慣習や洗濯に求められるニーズ毎に棲み分けして発展してきた。ただし、いずれの方式でも、洗濯物をまとめて一括にして洗浄するという点については同じである。
【特許文献1】特開2005−177070号公報
【特許文献2】特開2005−254003号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
上述のように、従来の洗濯機は洗濯物をまとめて一括にして洗浄するため、洗濯槽の大きさは、一括にして洗浄する能力に応じた大きいサイズとなってしまう。また、洗濯物の中には洗濯物同士がからまったり擦れたりすることにより、洗濯物の風合いが劣化してしまうものもあり、洗濯物に対して優しい洗濯方法を行うことが困難である。
【0004】
本発明はこれらの事情に基づいてなされたもので、一般家庭でも、従来のような一括洗浄における洗濯槽のサイズの制約を受けずに、コンパクトで、かつ、非常に洗濯物に対して優しい洗濯である揉み洗いをおこなえる洗濯機を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一態様によれば、筒状体の洗濯槽の内部に収容された洗濯物に対して洗濯をおこなう洗濯機であって、
前記洗濯槽は、前記筒状体の上部と下部が固定された柔軟構造体として形成され、側壁の内面に多数の棒状突起を有し、該側壁の外周には該洗濯槽の径を縮小させるための複数本のワイヤが該洗濯槽の軸方向に所定間隔で巻回され、かつ、前記ワイヤを用いて該洗濯槽の径を縮小させるためのモータが設けられていることを特徴とする洗濯機が提供される。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、一般家庭でも、従来のような一括洗浄における洗濯槽のサイズの制約を受けずに、コンパクトで、かつ、非常に洗濯物に対して優しい洗濯である揉み洗いをおこなえる洗濯機が実現できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。
【0008】
まず、本発明の洗濯機の基本的な考え方について説明する。本発明の洗濯機では、柔軟構造で筒状体の弾性を有する洗濯槽を用いている。この洗濯槽の側壁の内部表面には多くの棒状突起が形成されている。洗濯の際には、衣類等の洗濯物は洗濯槽の上部の入口から洗濯槽の中に帯状に収容し、多数の棒状突起の先端で内包させる、水と洗剤が注入された後に、洗濯槽の内部表面の棒状突起が先端に内包した洗濯物に対し、棒状突起により加圧と減圧とを所定周期で繰返す。しかも、洗濯物を洗濯槽の上方から下方に移動しておこなう。それにより、洗濯物は手揉み洗いと同様の機械力が棒状突起により付与され、洗濯されると共に、洗濯槽の上方から下方へ移送される。
【0009】
つまり、多くの洗濯物を洗濯槽内で同時に一括洗浄するのではなく、洗濯物の単体または少量を筒状体の洗濯槽で洗濯する際に、その手揉み洗いに相当する洗濯箇所を徐々に動かしていくことで、洗濯箇所を確実に洗濯することができると共に、洗濯物を洗濯槽の内部で、上方から下方へ移送することができる。
【0010】
次に、図1を参照して第1の実施の形態の洗濯機の構成について説明する。図1は、洗濯機の模式分解図である。基台1には下面側に4本の脚2が設けられ、基台1の上面には略正方形の頂点に該当する位置に4本の固定ポール3が立設されている。基台1の4本の固定ポール3で囲まれた内側には貫通孔(不図示)が孔設されている。貫通孔の上部の基台1上には貫通孔と同心状に洗濯槽4が載置されており、洗濯槽4は、その上部と底部を金属性の剛体枠5よって支持され、剛体枠5は4本の固定ポール3に固定されている。また、洗濯槽4の底部には連接して、洗濯槽4の底部から貫通孔を傾斜して貫通した衣類取り出し網6が配置されている。
【0011】
また、基台1の下方には、水受け槽7が設けられている。なお、基台1の4本の脚2は水受け槽7の内部に収納できる配置に形成されており、基台1は水受け槽7に4本の脚2によって立設して配置されている。なお、水受け槽7の側壁には給排水ホース継ぎ手8が設けられている。
【0012】
基台1の上面には、洗濯槽4と所定の距離を離間して洗濯槽4と平行に3つのモータブロック9が3段状に配設されている。
【0013】
洗濯槽4の上部から内部に向かって、循環ポンプ11に接続された給水ホース12が設けられている。また、水受け槽7の側壁の給排水ホース継ぎ手8に接続された給排水ホース13も循環ポンプ11に接続されている。
【0014】
次に、図2(a)および(b)を参照して洗濯槽4とモータブロック9及びその相互の関係について説明する。なお、図2(a)は、洗濯槽4とモータブロック9の平面図、図2(b)は、同側面図である。
【0015】
洗濯槽4は、筒状体をした形状で、シリコンゴム等の材質で形成された弾性を有する柔軟構造体である。また、洗濯槽4の上下の部位は金属性の剛体枠5によって固定支持されている。この固定支持により、洗濯槽4は、常に、剛体枠5によって引張られた状態で固定され、外力が加わらない場合は所定の径になるように設定されている。
【0016】
洗濯槽4の内部の側壁4aの表面には、多くの先端が丸い棒状突起15が配列して形成されている。棒状突起15の配列は螺旋状である。また、洗濯槽4の側壁4aの外周には、略水平に3つのカラー16a、16b、16cが一組になったものが、上下方向に3組が設けられている。このカラー16a、16b、16cの内部には、それぞれ摺動自在にワイヤ17a、17b、17cが挿通されている。従ってワイヤ17a、17b、17cは洗濯槽4の側壁4aの外周に略密接して洗濯槽4を巻回するようにリング状に配置されている。ワイヤ17a、17b、17cの両端はモータブロック9内に設けられたプーリー18に接続している。従って、プーリー18の回転軸18aに歯車18bを介して連結しているプーリーモータ19が回転すると、ワイヤ17a、17b、17cは回転方向に従って、柔軟構造体である洗濯槽4の径を収縮させたり復元させたりする。歯車18bとしては、はすば歯車を使用することができる。プーリーモータ19の軸には歯車機構19aを取り付けている。
【0017】
例えば、プーリーモータ19が正転の場合は、ワイヤ17a、17b、17cが形成しているリング状の径を縮小する方向に設定し、逆転の場合は、ワイヤ17a、17b、17cが形成しているリング状の径を復元する方向に設定する。その際、洗濯槽4には、反力として、常に、常に、剛体枠5に引っ張られていることによって復元方向の力が加わっている。
【0018】
次に、洗濯機による洗濯の際の動作について説明する。なお、説明の際の洗濯機の各部については図1乃至図2で説明したものを用いている。
【0019】
まず、洗濯の際には、洗濯物の大きさに応じて、プーリーモータ19を作動させてワイヤ17a、17b、17cを移動させ、洗濯槽4の内径を所望の寸法に設定する。その状態で選択物を帯状にして洗濯槽4の内部に挿入する。その際、最下部のワイヤ17cは予め洗濯槽4の内径を縮小するように設定してあるので、洗濯物が洗濯槽4の下部からはみ出して落下することはない。洗濯物は洗濯槽4の内部で多数の棒状突起15の先端に支えられて立位状態で収納される。
【0020】
洗濯槽4の内部に、洗剤と水を供給する。
【0021】
その状態で、洗濯物の進行方向の特定のワイヤ17bを縮小させて洗濯槽4の内径を縮小させて棒状突起15により洗濯物の対象部位を支持する。そして、上部のワイヤ17aを、プーリーモータ19のパルス作動により周期的に縮小する。この縮小動作により、該当箇所の洗濯物は洗濯槽4の内部で棒状突起15の先端により周期的に押圧されて揉み洗いされる。その際、多数の棒状突起15が、洗濯槽4の側壁4aに螺旋状に配置されているので、洗濯物は進行方向の広い範囲で、かつ、多方面から棒状突起15の先端に押圧されて揉み洗いされる。なお、洗濯の際には洗濯槽4の内部に洗剤が混合された洗濯水が循環ポンプ11により循環して供給されている。
【0022】
次に、縮小した特定のワイヤ17bを最初の設定寸法まで広げて、同様に、ワイヤ17bを、プーリーモータ19のパルス作動により周期的に縮小する。この縮小動作により、該当箇所の洗濯物は揉み洗いされる。
【0023】
その後、底部側のワイヤ17cを開けたて洗濯物を洗濯槽4から排出させて、洗濯が終了する。
【0024】
次に、洗濯槽4の内部での洗濯物の移送について、図3(a)乃至(d)の動作説明図を参照して説明する。
【0025】
洗濯槽4内に洗濯物が挿入された状態で、まず、図3(a)に示したように、上側のワイヤ17aが形成したリング状の内径に対して、下側のワイヤ17bが形成したリング状の内径の径を小さくする。この状態では、洗濯物は下方へ進行しない。次に、図3(b)に示したように、上側のワイヤ17aが形成したリング状の内径と、下側のワイヤ17bが形成したリング状の内径の径とを等しくする。このとき、上側のワイヤ17aと下側のワイヤ17bとの間の棒状突起15は、上向き方向から水平方向に変位する。この変位は洗濯物に対して下方に引き込む力を加える。それにより、洗濯物は下方に移送させられる。更に、図3(c)に示したように、上側のワイヤ17aが形成したリング状の内径に対して、下側の17bが形成したリング状の内径の径を大きくする。この状態では、上側のワイヤ17aと下側のワイヤ17bとの間の棒状突起15は、水平方向から下向き方向に変位する。この変位は洗濯物に対して下方に引き込む力を加える。それにより、洗濯物はさらに下方に移送させられる。
【0026】
なお、これらの棒状突起15の先端部の動作を棒状突起15の軸方向から見た場合、棒状突起15の先端は略楕円運動の軌跡を描いている。この棒状突起15の先端は略楕円運動の軌跡を描く運動は、「腸の蠕動運動」、もしくは、それに類似した運動を利用した搬送メカニズムともいえる。
【0027】
その後、各ワイヤ17a、17b、17cで形成したリング状を洗濯槽4を凹ませない径にすると、洗濯物は、棒状突起15から開放されて洗濯槽4の下部から衣類取り出し網6の上に移動する。
【0028】
したがって、洗濯の進行に伴って、図3(a)乃至(C)の動作を繰り返すことにより、洗濯物を洗濯しながら移送することでむらのない洗濯をおこなうことができる。
【0029】
なお、プーリーモータ19や循環ポンプ11等の制御は、図示しない制御部によって制御されている。
【0030】
図4は、第2の実施の形態である。なお、図4において図2と同一機能箇所には同一符号を付してその個々の説明を省略する。この変形例の場合は、洗濯槽4の側壁4aに設けられている棒状突起15が下方に向かって傾斜して形成されている。したがって、上述の実施の形態に比べて洗濯物の下方への移送する力が増強されている。
【0031】
また、棒状突起15が下方に向かって傾斜して形成されているため、棒状突起15が洗濯物に接触する際の上側への摩擦力と、下側への摩擦力に差異を持たせてある。その為、上述の実施の態様で説明した図3に示したようなワイヤ17a、17b、17cの駆動方法をとらなくても、全ワイヤ17a、17b、17cを一斉に駆動することにより、棒状突起15の傾いた下方向に洗濯物を搬送する力を発生させることが出来る。
【0032】
なお、本発明は上記実施形態のそのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素カラー16a、16b、16c幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0033】
【図1】本発明の実施形態にかかる洗濯機の模式分解図。
【図2】(a)は、本発明の洗濯機の洗濯槽とモータブロックの平面図、(b)は、同側面図。
【図3】(a)乃至(d)は、本発明の洗濯機の洗濯槽での洗濯物の移送についての動作説明図。
【図4】(a)は、本発明の別の実施の形態の洗濯機の洗濯槽とモータブロックの平面図、(b)は、同側面図。
【符号の説明】
【0034】
1…基台、4…洗濯槽、4a…側壁、5…剛体枠、9…モータブロック、11…循環ポンプ、15…棒状突起、16a、16b、16c…カラー、17a、17b、17c…ワイヤ、18…プーリー、18a…歯車、19・・・プーリーモータ、19a…歯車機構。




 

 


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