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発明の名称 ドラム式洗濯乾燥機
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−117177(P2007−117177A)
公開日 平成19年5月17日(2007.5.17)
出願番号 特願2005−309890(P2005−309890)
出願日 平成17年10月25日(2005.10.25)
代理人 【識別番号】100071135
【弁理士】
【氏名又は名称】佐藤 強
発明者 井奥 辰夫 / 河野 哲之 / 久野 功二 / 齋藤 達也 / 村上 寛
要約 課題
温風ユニットの改善により製品本体の前後方向におけるコンパクト化を可能とする。

解決手段
ドラム5内に乾燥用の温風を供給すべく水槽4外壁面に取着したヒータ装置13と送風装置14とからなる温風ユニット12を備え、前記ヒータ装置13が有するヒータ24は、発熱する加熱部24a及び非加熱部24bを有し、全体に矩形状を呈する形態に構成されるとともに、その長手方向を筐体1の左右方向に配向して設置し、且つ該ヒータ24の非加熱部24bを前記送風装置14からの主たる送風領域の外側に設定した構成とする。
特許請求の範囲
【請求項1】
外郭を形成する筐体からなる製品本体と、この本体の内部に弾性支持された水槽と、この水槽の内部に横軸周りに回転可能に設けられたドラムと、このドラム内に温風を供給すべく前記水槽外壁面に取着された温風ユニットを備え、
前記温風ユニットは、ヒータケーシング内にヒータを配設したヒータ装置と、このヒータ装置と接続されファンケーシング内にファンを配しファンモータにて回転駆動する送風装置とを具備してなり、
前記ヒータは、発熱する加熱部と端子部近傍の非加熱部とを有し、全体に矩形状を呈する形態に構成されるとともに、その長手方向を製品本体の左右方向に配向して設置し、且つ該ヒータの非加熱部を前記送風装置からの主たる送風領域の外側に設定したことを特徴とするドラム式洗濯乾燥機。
【請求項2】
ファンケーシングは樹脂製としヒータケーシングに送風する接続部に、耐熱性の遮熱板を取付けたことを特徴とする請求項1記載のドラム式洗濯乾燥機。
【請求項3】
遮熱板は、金属製で表面に鏡面処理を施したことを特徴とする請求項2記載のドラム式洗濯乾燥機。
【請求項4】
非加熱部は、ファンケーシングの吹出し送風角度に対し外れた位置に設定したことを特徴とする請求項1記載のドラム式洗濯乾燥機。

発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ドラム内に収容した洗濯物を乾燥すべく温風ユニットを備えたドラム式洗濯乾燥機に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、この種ドラム式洗濯乾燥機では、外郭を形成する製品本体内に水槽を弾性支持し、その内部に横軸周りに回転可能なドラムを備えている。そして、特に乾燥機能としては、ドラム内に収容した洗濯物を乾燥すべく温風ユニットを備え、該ユニットを前記水槽の外壁面に設置するとともに、水槽及びドラムと連通した温風循環路を形成して、機外に排気しない構成としている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
前記温風ユニットは、ヒータ装置と送風装置とを接続して設置してなるもので、前記ヒータ装置は循環路の一部を兼ねたヒータケーシング内に、シーズヒータからなるヒータを設けて、送風装置からの送風を加熱し温風を生成する。しかるに、ヒータは所望の発熱量を得るべく蛇行状に繰り返し折り曲げ加工し、全体にほぼ矩形状の占有面積を得る形態としている。ところが、上記ヒータには電熱線をコイル状に巻いて発熱する加熱部に対し、ケーシング外に導出する端子部の近傍にあって上記加熱部までの所定区域を、封口材とともに直状の電極ピンを埋設してなる非加熱部として設けている。
【0004】
上記非加熱部は、特に温風ユニットとして及び温風循環路にあって、非加熱部のうち端子部をヒータケーシング外に導出する部位からの温風漏れを防ぐ必要があり、そのため導出部位にはゴムパッキンを介在した密封構成としている。このことから、該端子部近傍が高温度に加熱されないように所定区域にわたり非加熱部とする構成が必要である。従って、ヒータケーシング内には加熱部と非加熱部とからなるほぼヒータ全体を収容し、これと接続されたファンケースも当該ヒータ全体を送風領域として送風し、加熱温風化する構成としている。
【特許文献1】特開2001−218994号公報 (図1)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記構成によれば、温風化ユニットとして乾燥用の温風を生成する機能としては十分であり、実用に供し得る。しかしながら、この種ドラム式洗濯乾燥機では上記特許文献1記載の構成からも明らかなように、温風循環路は水槽の背面側から導出され温風ユニット等を経てドラムや水槽の開口前面側に連通接続され、このため送風装置とヒータ装置は循環路の流れに沿うべく水槽の前後方向に連続した形態で設置されている。このことは、製品をコンパクト化する場合、温風ユニットの性能を維持しながら特に水槽の前後たる製品本体の前後方向における寸法の縮小化が難しい。
【0006】
しかるに、ヒータケーシングとの接続部であるファンケーシングの吹出し口は、均等で円滑な空気流を得るべく開口形状などの制約があり自由に大きくできるわけではない。そこで、上記の如くヒータ全体を送風領域としている従来構成では、ヒータ全体の矩形状の形態に沿って同形状とするヒータケーシングの短辺側を接続部として設定している。これにより、ファンケーシングの吹出し口を無理に大きくすることなく、それでいてヒータ全体に対し有効に送風できるようにしている。そのため、循環路の流れに沿ってヒータ及びヒータケーシングは長手方向に設置され、所謂製品本体に対し前後方向に長くなり、やはり前後方向へのコンパクト化は一層困難な事情にある。
【0007】
本発明は上記問題を解決するため、ヒータに対し有効な送風を行い効果的な温風化が達成できるとともに、製品本体の前後方向のコンパクト化が可能な温風ユニットを備えたドラム式洗濯乾燥機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために、本願発明のドラム式洗濯乾燥機は、外郭を形成する筐体からなる製品本体と、この本体の内部に弾性支持された水槽と、この水槽の内部に横軸周りに回転可能に設けられたドラムと、このドラム内に温風を供給すべく前記水槽外壁面に取着された温風ユニットを備え、前記温風ユニットは、ヒータケーシング内にヒータを配設したヒータ装置と、このヒータ装置と接続されファンケーシング内にファンを配しファンモータにて回転駆動する送風装置とを具備してなり、前記ヒータは、発熱する加熱部と端子部近傍の非加熱部とを有し、全体に矩形状を呈する形態に構成されるとともに、その長手方向を製品本体の左右方向に配向して設置し、且つ該ヒータの非加熱部を前記送風装置からの主たる送風領域の外側に設定したことを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0009】
上記手段によれば、ヒータの長手方向を製品本体の左右方向に配向しながら、ヒータの加熱部に対し有効で且つ円滑な送風ができ、良好な加熱温風化が期待できるとともに、製品の前後方向のコンパクト化を可能とするドラム式洗濯乾燥機を提供できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下、本発明のドラム式洗濯乾燥機の一実施例につき、図1〜図3を参照して説明する。そのうち、図2は洗濯乾燥機の一部破断して示す外観斜視図で、図3は同全体構成を概略的に示す縦断側面図で、まずこれら図面に基づき全体構成につき説明する。
特に図3に明示するように、外郭を形成する矩形箱状の筐体1は製品本体として前面に投入口2を有し、その投入口2を開閉するドア3が回動可能に設けられ、内部には前記投入口2に対向する前面を開口した水槽4及びドラム5が設けられている。
【0011】
上記水槽4は、前記筐体1内に防振用のサスペンション6により弾性支持され、この内部に上記ドラム5が横軸周りに回転可能に設けられている。このドラム5は、具体的には前方を上向きに傾斜した状態に軸支され、その周壁には多数の小孔5aと複数のバッフル5bとを備え、水槽4の背面に装備された駆動モータ7によりダイレクトに回転駆動される。なお、水槽4底部には凹所4aが形成され、該凹所4aには温水用ヒータ8が設けられて洗濯水を温水化し、また最低部位に連通して排水弁9を備えた排水管10が接続されている。更には、水槽4の前面開口と投入口2との間にはベローズ11が水密に装着されている。
【0012】
次いで、乾燥機能の構成について述べる。同じく図2及び図3に示すように、水槽4の上部外壁面には温風ユニット12が設置され、詳細は後述するがヒータ装置13と送風装置14とから構成されるとともに、該温風ユニット12の前端(矢印Cで示す製品の前方側)には給気ダクト15が接続され水槽4の前面開口に連通するよう配管されている。一方、後端(製品の後方側)は排気ダクトを兼ねた熱交換ダクト16が水槽4の背面下部に連通接続されている。従って、水槽4及びドラム5は温風ユニット12及びその前後端の各ダクト15,16を介して連通し、空気流(温風)が循環可能な循環路17が構成される。なお、上記熱交換ダクト16は、内部に給水弁18と接続された注水管19が導入され、乾燥寄与後の空気流(排気)の水冷手段として機能し、全体構成として排気中の水分を取除く除湿手段を構成している。
【0013】
しかして、前記した温風ユニット12の具体構成につき、特に図1に示す温風ユニット12の拡大平面図を参照して説明する。温風ユニット12は、上記説明及び図2,3からも明らかなように、温風の循環路17の空気流の流れに沿うべき水槽4の前後方向に沿って、送風装置14及びヒータ装置13を連続して設置して、外壁面にネジ止め固定されている。そのうち、送風装置14はファン20,渦巻状のファンケーシング21,ファンモータ22を具備してなり、該ファンモータ22はファンケーシング21に取付固定されて、直接ファン20を回転駆動する。依って、ファン20の矢印G方向の回転により生成された空気流はラッパ状に開口する吹出し口21aから、そのほぼ両接線方向(図1中に示す吹出し送風角度Aに相当)に沿って拡大しつつ吹出され、これを主たる送風領域としている。
【0014】
これに対し、ヒータ装置13は前記吹出し口21aを接続部として連結されたヒータケーシング23と、その内部に配設されたヒータ24とから構成されている。ヒータ24は、図1に明示するように蛇行状に密なる配置構成とし、詳細は後述するが全体形状(外形形状)として矩形状に形成されるとともに、前記吹出し口21aに対向した位置に設けられている。更に具体的に述べると、ヒータ24は加熱部24aと非加熱部24bと、ヒータケーシング23外に導出された端子部24cとを有している。そのうち、加熱部24aは金属製のパイプ内の絶縁材中に電熱線をコイル状に巻回して有効な発熱作用を発揮する構成に対し、非加熱部24bは封口材内に直状の電極ピンとして埋設され発熱作用を回避した構成としている。
【0015】
特に、非加熱部24bは先端の端子部24c近傍の所定の区域にわたり設定してあり、例えば図1中に示すように両端部においてやゝ長さが異なる非加熱区分B1>B2の寸法設定としている。この非加熱部24bは、端子部24cをヒータケーシング23外に導出する部位において、空気(温風)漏れしないように気密性を要するため、ヒータケーシング23との間にゴムパッキンやゴムブッシュ25を介在している。従って、該ブッシュ25をヒータ24自体の高温伝熱から熱的保護を図るため、所定区域にわたり非発熱構成としている。
【0016】
そして、本実施例では製品本体たる筐体1の前方を図中矢印Cで示すように、水槽4の前後方向におけるヒータ装置13の長さ(占有面積)を小さくし、左右方向を長くした設置構成としている。すなわち、ヒータ24の蛇行した全体形状の矩形をなす長手方向を水槽4の左右方向に配向している。この長手方向には、前記した加熱部24aと非加熱部24bとが横並びに配設されていて、前記した吹出し口21aにはそのうちの加熱部24aが対向配置している。加えて、前記吹出し送風角度Aの範囲内に加熱部24a全体が含まれるよう配置され、その主たる送風領域から外れた外側に非加熱部24bが配置される設定としている。
【0017】
上記ヒータ24の構成に基づき、ヒータケーシング23もアルミダイキャストや金属板などにより矩形容器状に形成され、その長手方向の側面においてファンケーシング21と接続される。しかるに、その接続部に相当する吹出し口21aの開口幅寸法Dは、前記ヒータ24の加熱部24aの対向する幅寸法でよく、従って本実施例ではヒータケーシング23の長手方向における有効な全幅寸法Eに対し約60%相当の開口幅寸法Dに設定している。なお、上記開口幅寸法Dは実質的にヒータケーシング23側の送風受口の開口幅に相当するものといえる。また、図1に示すヒータケーシング23は、上面を覆う平板状のカバー部材23a(図2参照)を取外した状態の平面図を示している。
【0018】
一方、ファンケーシング21は、ヒータケーシング24ほどの耐熱性は要求されないが、循環する温風に十分に対応できる耐熱性樹脂材料にて形成されている。但し、詳細は作用の項にて述べるが接続部の耐熱性の向上を図るべく、本実施例では吹出し口21aの内面側に耐熱性材料、例えば金属板製による遮熱板26を上下面の主要部(勿論、全周でもよい)を覆うように被着しており、且つその表面には鏡面仕上げ処理が施されている。
【0019】
次に、上記構成としたドラム式洗濯乾燥機の作用につき、まず図3を参照して主に乾燥機能につき説明する。通常、洗い、すすぎ、脱水運転に続いて乾燥運転が実行され、いずれもドラム5の回転制御に基づき各運転が夫々実行される。しかるに、乾燥運転では洗濯物が収容されたドラム5を低速回転させ、温風ユニット12を通電駆動し、給水弁18から注水管19を経て熱交換ダクト16内に注水して、除湿手段が機能する状態にあって実行される。従って、温風ユニット12にて生成された温風は、図3中に示す矢印F方向に流れ循環する。
【0020】
すなわち、温風ユニット12で生成された温風は、給気ダクト15から製品前方たる水槽4の前面開口側に吹出され、ドラム5の前面開口から取り込まれて図示しない洗濯物と接触して乾燥作用を行なう。洗濯物から水分を奪った温風は、ドラム5の後方から排気として排出され、水槽4の背面下部から熱交換ダクト16に取り込まれる。ここでは、上昇する排気流に対し注水管19からの注水により水冷作用を受けて、排気中の水分が凝縮され水滴となって滴下し除湿される。この除湿された排気流は、温風ユニット12を介して再び有効な温風として生成され、ドラム5に供給するという温風循環が循環路17を介して繰り返し実行される。
【0021】
次いで、主に図1に基づき上記温風ユニット12の具体的動作につき説明する。
ファンモータ22の駆動によりファン20が矢印G方向に回転する。発生した風は、吹出し口21aからヒータケーシング23内に吹出され、吹出し送風角度Aの範囲を主とした空気流は、ヒータ24の加熱部24a全体と有効に接触して迅速に温風化される。なお、非加熱部24bは吹出し口21aからの吹出し送風角度Aの範囲外にあって、ヒータケーシング23内で広がる空気とは接触するが、直接吹出された空気流には当たらず、且つ加熱部24aにより加熱後の温風の給気ダクト15への主たる流れからも外れた位置となり、該非加熱部24bが加熱される影響は少ない。
【0022】
この結果、左右方向に長いヒータケーシング23の全幅寸法Eに対し、その約60%に相当する縮小した開口幅寸法Dの吹出し口21aからの送風にて加熱部24aによる良好な加熱温風化作用が得られる。因みに、ヒータ24全体に送風すべく非加熱部24bを含む全幅寸法E相当の大きな吹出し口とした場合には、均等な送風作用が得難くなり加熱部24aに対する温風化の効率が低下するおそれが生じるが、本実施例ではヒータケーシング23の長手方向と対面する吹出し口21aであっても、適正な大きさに設定でき発熱する加熱部24aによる加熱性能などが低下するおそれはない。
【0023】
ところで、前記ファンケーシング21は耐熱樹脂製としており、送風装置14が正常に動作して送風作用が続く限りヒータ24からの発熱による影響はない。しかしながら、仮に送風装置14の故障とか通電が断たれた場合の異常時には、ファン20は停止し送風も停止する。このため、所期の空気流が停滞した中で特にヒータ24の発熱のみ継続実行された場合、高温の熱気が逆に吹出し口21aを経てファンケーシング21側に流入することが考えられる。しかるに、本実施例では吹出し口21a部分に金属板製の遮熱板26を設けて熱的保護を図っているので、該吹出し口21aやその近傍に及ぶ熱変形等を防止できる。加えて、遮熱板26には鏡面仕上げが施されているので、輻射熱の影響を軽減することができ一層耐熱性が向上する。従って、ファンケーシング21の樹脂材料として、例えば耐熱温度の高いエンジニアリングプラスチックは極めて有効であるが、上記実施例構成によればPP系をベースとした安価な樹脂材料でも十分に実用に供することができる。
【0024】
以上説明したように、本実施例によれば次の効果を奏する。
水槽4の外壁面に取着され温風ユニット12を構成するヒータ装置13は、全体に矩形状をなすヒータ24及びヒータケーシング23の長手方向を水槽4の左右方向、所謂製品本体たる筐体1の左右方向に配向し、且つヒータ24の加熱部24aを主たる送風領域である吹出し送風角度Aの範囲に設置して、吹出し口21aと対向する配置構成とした。一方、非加熱部24bは吹出し送風角度Aの外側に設定した。
【0025】
従って、吹出し口21aからの送風をヒータ24の加熱部24a全体に有効に接触させることができ、良好な温風化作用が期待できる。また、上記非加熱部24bは、その先端を端子部24cとして外部に導出しているが、該導出部位における気密性を確保するために設けたゴムブッシュ25に対し、端子部24c近傍の所定区域を非加熱区分B1,B2としているので、上記ゴムブッシュ25を高温度に加熱することがなく、熱的な影響が少なく耐久性を向上できる。
【0026】
そして、ヒータ装置13と送風装置14との風路の接続部でもある吹出し口21aは、その開口幅寸法Dを前記加熱部24aに対応して適正な大きさに設定でき、例えば上記実施例ではヒータケーシング23の長手方向の全幅寸法Eに対し約60%相当の幅寸法に設定でき、従ってヒータ24の長手方向に対面した位置の吹出し口21aにあっても、均等な整然とした送風が可能で送風効率も良好に維持できる。斯くして、ヒータ24の長手方向を製品の左右方向に配してもヒータ装置13及び温風ユニット12が構造的にも性能的にも何ら支障なく実用に供し得ることはもとより、水槽4の前後方向、すなわち製品本体の前後方向の寸法の縮小が可能で、例えば図1中に二点鎖線で示す水槽4は、破線で示す従来構成の水槽に対し矢視方向に縮小化した形態を図示したもので、以って製品の前後方向にコンパクト化が可能な洗濯乾燥機を提供できる。
【0027】
ところで、例えば送風装置14による送風作用が停止し、ヒータ24による発熱のみが続行された異常時に、該ヒータ24からの輻射熱や高温度の気流が逆流するおそれがある。従って、ファンケーシング23が耐熱性の樹脂製にあってもその接続部である吹出し口21aが高温に晒されると熱変形等の影響を受けることが考えられる。しかるに、上記実施例では吹出し口21aの内面側に耐熱性に優れた例えば金属板製の遮熱板26を設けたので、上記の異常事態にも対処できるとともに、更にはこの金属板に鏡面処理を施したことにより、遮熱板26への輻射熱の影響を抑えることができ一層耐熱性に優れた構成を提供できる。また、このことはファンケーシング23を耐熱温度の高いエンジニアリングプラスチック以外の比較的安価の耐熱性樹脂を採用可能とするもので、材料の選択肢も広がり設計製作の自由度も大きくするなどの利点が見込まれる。
【0028】
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、例えば、ドラム式洗濯乾燥機において乾燥機能として温風循環タイプに好適するものの、通常温風ユニットは送風装置及びヒータ装置を連続して設け、その温風を水槽やドラムの前面又は後面から供給する構成にあるので、この種構成にも広く適用できるなど、実施に際して本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜変更して実施できる。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【図1】本発明の一実施例を示す温風ユニットの一部破断して示す平面図
【図2】ドラム式洗濯乾燥機の一部破断して示す外観斜視図
【図3】全体構成を概略的に示す縦断側面図
【符号の説明】
【0030】
図面中、1は筐体(製品本体)、4は水槽、5はドラム、12は温風ユニット、13はヒータ装置、14は送風装置、17は循環路、21はファンケーシング、22はファンモータ、23はヒータケーシング、24はヒータ、24aは加熱部、24bは非加熱部、24cは端子部、25はゴムブッシュ、及び26は遮熱板を示す。




 

 


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