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発明の名称 洗濯機
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−61353(P2007−61353A)
公開日 平成19年3月15日(2007.3.15)
出願番号 特願2005−251273(P2005−251273)
出願日 平成17年8月31日(2005.8.31)
代理人 【識別番号】100071135
【弁理士】
【氏名又は名称】佐藤 強
発明者 西村 隆宏
要約 課題
時計機能を備えた洗濯機において、待機時消費電力を0とすることができ電池交換なしで半永久的に電源をバックアップできるようにする。

解決手段
メインマイコン14に通電しているときには商用電源20から電源回路15を通じて蓄電用機器12を充電する。電源回路15に通電されていないときには、サブマイコン11が蓄電用機器12に充電された電圧により駆動するため、サブマイコン11が時計機能を保持することができる。
特許請求の範囲
【請求項1】
時計機能を備えた洗濯機において、
電源回路と、
電源から前記電源回路に対する通電をオンオフ切換えする切換回路と、
前記切換回路により通電切換えされ前記電源回路を通じて電源供給されていることを条件として洗濯機本体を電力制御可能に構成されたメインマイクロコンピュータ(以下、メインマイコンと称する)と、
蓄電池または/および蓄電器からなる蓄電用機器と、
前記蓄電用機器に充電された充電電圧により動作すると共に前記時計機能を保持するサブマイクロコンピュータ(以下、サブマイコンと称する)とを備え、
前記切換回路が電源を前記電源回路側に通電切換えしているときには当該電源から前記電源回路を通じて前記蓄電用機器に充電するように構成され、
前記切換回路が電源を前記電源回路側に通電オフに切換えしているときには前記サブマイコンが前記蓄電用機器からの供給電源により前記時計機能を保持するように構成されていることを特徴とする洗濯機。
【請求項2】
前記蓄電用機器は、電気二重層キャパシタにより構成されていることを特徴とする請求項1記載の洗濯機。
【請求項3】
前記蓄電用機器に充電された充電電圧を検出する検出手段を備え、
前記検出手段の検出電圧が所定電圧より低下したことを条件として前記電源を前記蓄電用機器に供給して充電するように構成されていることを特徴とする請求項1または2記載の洗濯機。
【請求項4】
前記切換回路が電源を前記電源回路側に通電オフ切換えしているときに前記電源から前記電源回路を通じて前記蓄電用機器に対して充電する場合には、前記サブマイコンが前記メインマイコンの動作をオフに保持するように制御することを特徴とする請求項3記載の洗濯機。
【請求項5】
前記切換回路は、前記メインマイコンの動作がオフしているときにのみ電源から前記電源回路に対する通電をオンに切換可能に構成されていることを特徴とする請求項4記載の洗濯機。

発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、時計機能を備えた洗濯機に関する。
【背景技術】
【0002】
近年の洗濯機においては、省エネルギ化が図られている(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1に開示されている構成によれば、洗濯用回転体のモータを停止する過程の回生エネルギを蓄える電気二重層キャパシタによる蓄電装置を設けることにより省エネルギ化を図っている。
【特許文献1】特開2005−6804号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ところで、洗濯機には時計機能が備えられているものがある。この時計機能は、所望の時刻に例えば自動的に洗濯開始するために設けられた機能である。このとき、洗濯機を電力制御するためのメインマイコンの電源をオフにしたとしても、時計機能を常時保持するため時計用電源を別途確保する必要がある。時計機能を常時保持するため、例えば商用電源から駆動用電源を生成したり、例えば一次電池により電源を確保するのが一般的である。
【0004】
時計機能を保持するため、商用電源から時計の駆動用電源を生成すると待機時消費電力を0にすることができない。例えば一次電池を適用したときには、特に洗濯機の場合、一次電池の交換のときに水が洗濯機内部の電気系統に浸入する虞があるため防水構造を厳重に施す必要がありコストアップしてしまう。一次電池を並列に多数設けたとしても電池交換の周期を長期間とすることはできるものの電池交換は必要となる。このとき、洗濯機を使用するユーザは、メーカ側に対してサービスコールを行わなければならないため面倒である。前述した特許文献1の構成を適用したとしても省エネルギ化を図ることはできるものの待機時消費電力を0とすることはできない。
【0005】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、時計機能を備えた洗濯機において、待機時消費電力を0とすることができ電池交換なしで半永久的に時計機能を保持できる洗濯機を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、時計機能を備えた洗濯機において、電源回路と、電源から電源回路に対する通電をオンオフ切換えする切換回路と、切換回路により電源回路を通じて通電切換えされ電源供給されていることを条件として洗濯機本体を電力制御可能に構成されたメインマイクロコンピュータ(以下、メインマイコンと称する)と、蓄電池または/および蓄電器からなる蓄電用機器と、蓄電用機器に充電された充電電圧により動作すると共に時計機能を保持するサブマイクロコンピュータ(以下、サブマイコンと称する)とを備え、切換回路が電源を電源回路側に通電切換えしているときには当該電源から電源回路を通じて蓄電用機器に充電するように構成され、切換回路が電源を電源回路側に通電オフに切換えしているときにはサブマイコンが蓄電用機器からの供給電源により時計機能を保持するように構成されていることを特徴としている。このような構成によれば、電源から電源回路側に通電されないときにはサブマイコンが蓄電用機器からの供給電源により時計機能を保持することができるため、洗濯機本体の電力制御を行わないときには待機時消費電力をゼロ(0)とすることができると共に電池交換なしで半永久的に時計機能を保持できる。
【発明の効果】
【0007】
本発明の洗濯機によれば、時計機能を備えた洗濯機において、洗濯機本体の電力制御を行わないときには待機時消費電力を0とすることができ電池交換なしで半永久的に時計機能を保持できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
(第1の実施例)
以下、本発明をドラム型洗濯機に適用した第1の実施例について、図1および図2を参照しながら説明する。図2は、洗濯機本体の全体構成を外観斜視図により示している。
図2に示すように、洗濯機本体1は、樹脂製の基台2の上に外箱3が設けられている。この外箱3は、鉄板により形成され横側面を構成する側板4と、樹脂により形成され上側面を構成する天板5と、樹脂により形成されると共に前面を構成する前カバー6と、鉄板により形成され後面を構成する補強板(図示せず)とを備えて構成されている。
【0009】
前カバー6の中央部には、洗濯物を出し入れするための扉7が開閉可能に設けられている。前カバー6の扉7の上には操作パネル8が設けられている。この操作パネル8には、操作スイッチ9が設けられていると共に、例えば液晶ディスプレイによる表示器10(図1も参照)が設けられている。操作スイッチ9は、電源オンスイッチ(図1の符号33参照)、電源オフスイッチ、洗濯運転コースを選択するためのコーススイッチや各種運転を指示するためのスイッチ(何れも図2には符号なし)等により構成されている。
【0010】
またサブマイクロコンピュータ(以下サブマイコンと称する)11および蓄電用機器12が操作パネル8に近接して設けられている。サブマイコン11は、蓄電用機器12から供給される電源により駆動し、時計機能を保持するためのカウンタを内蔵し、表示器10に対する表示制御を行うようになっている。
尚、扉7の内側には円筒状の水槽および回転槽(何れも図示せず)が配設されている。
メイン制御ボックス13は、洗濯機本体1内側下部に設けられており、洗濯機本体1を電気的制御するための構成が搭載されている。このメイン制御ボックス13には、メインマイクロコンピュータ(以下メインマイコンと称する)14、電源回路15、リレースイッチ16等が配設されており、これらの回路が組み合わされることにより電力制御用の回路(後述)が構成されている。これら操作パネル8およびメイン制御ボックス13は、洗濯機本体1内の上下に離間して配設されている。これらの操作パネル8やメイン制御ボックス13内の電気的構成は互いに通信ケーブル(図示せず)で接続されている。
【0011】
メインマイコン14は、当該メインマイコン14に対して電源が供給されている状態では、操作パネル8に設けられた操作スイッチ9の操作状態を検出し、この検出信号に基づいて給水弁、排水弁(何れも図示せず)および洗濯機モータ17(図1参照)を駆動回路18およびインバータ回路28(図1参照)により電力駆動制御し、洗い、すすぎ及び脱水運転等を実行するようになっている。
【0012】
図1は、洗濯機本体の電気的構成の一例を概略的に示している。
図1に示すように、洗濯機本体1は、その電気的構成がメインマイコン14およびサブマイコン11の2種類のマイコンを主体として構成されている。メインマイコン14は、主に電力制御用に使用されており、サブマイコン11は時計機能を保持したり表示器10の表示制御に用いられる。メインマイコン14は、電源供給された通常モードにおいては5MHzのセラミック発振子(図示せず)の周波数を4逓倍した20MHzのクロック周波数により動作する。
【0013】
サブマイコン11は、メインマイコン14よりも低い周波数により動作する。例えば、通常モード時においては8MHzのセラミック発振子を用いたクロックにより動作すると共に、スローモード時においては32.768kHzのセラミック発振子を用いたクロックにより動作する。サブマイコン11の通常モードおよびスローモードの切換は、メインマイコン14からの制御信号により変更されるようになっている。
【0014】
2種類のマイコンを使用している理由は、メインマイコン14は電力駆動時において消費電力が比較的高く、サブマイコン11はスローモードにおける消費電力が比較的低いため、メインマイコン14の動作をオフとしサブマイコン11がスローモードにおいてカウンタを動作させて時計機能を保持することで、消費電力を抑制できるためである。この場合、特に、商用電源20および電源回路15間に設けられたリレースイッチ16および電源オンスイッチ33がオフ状態となっていれば、電源回路15やメインマイコン14に通電されることがないため、待機時消費電力を実質的にゼロ(0)とすることができる。
【0015】
図1に示すように、電源としての商用電源20は、例えば実効値100Vの交流電源である。この商用電源20の出力側は、切換回路21を介して電源回路15が接続されている。切換回路21は、電源オンスイッチ33による操作信号やメインマイコン14からの制御信号に基づいて商用電源20から電源回路15に対する通電をオンオフ切換えするようになっている。
【0016】
電源回路15は、ブリッジ型の全波整流回路23と、その後段に接続された2個の平滑コンデンサ24aおよび24bと、この後段に接続されたDC−DCコンバータ25と、このDC−DCコンバータ25の出力電圧を安定化するための電解コンデンサ26aおよび26bとを備えて構成されている。この電源回路15は、商用電源(交流電源)20を安定化直流電源電圧に変換して出力する。
全波整流回路23および平滑コンデンサ24aおよび24bは、倍電圧全波整流回路27として機能し、商用電源20を倍電圧全波整流することにより約280Vの直流電圧を出力し、DC−DCコンバータ25およびインバータ回路28に供給するようになっている。
【0017】
DC−DCコンバータ25および電解コンデンサ26a,26bは、供給された直流電圧を降圧し、電圧V1(例えば5V)および電圧V2(例えば15V)の安定化電源を生成し、電圧V2の安定化電源を駆動回路18に供給すると共に、電圧V1の安定化電源をメインマイコン14に供給する。尚、メインマイコン14の電源供給端子およびグランド端子間には電解コンデンサ29が接続されており、電源回路15から供給される電源電圧の安定化が図られている。
【0018】
メインマイコン14は、電源電圧V1が供給されると駆動回路18に対して駆動信号を送信することで電力制御可能となる。メインマイコン14が、駆動回路18およびインバータ回路28を通じて洗濯機モータ17を駆動しているときには、検出回路30がインバータ回路28の駆動状態を検出しメインマイコン14にフィードバックする。メインマイコン14は、検出回路30からの信号に基づいて駆動回路18およびインバータ回路28を通じて洗濯機モータ17を駆動できる。
【0019】
切換回路21は、電源オンスイッチ33と、この電源オンスイッチ33に並列に接続されたリレースイッチ16と、メインマイコン14からの制御信号に基づいてリレースイッチ16をオンオフ切換えするためのスイッチ35および36とを備えて構成されている。電源オンスイッチ33は、例えばプッシュモーメンタリ型で且つノーマルオープン型のマイクロスイッチにより構成されており、洗濯機本体1のメイン電源を外部からオンするために設けられたスイッチである。具体的には、電源オンスイッチ33は、商用電源20と電源回路15との間に介在して接続されている。リレースイッチ16は、メインマイコン14の制御端子14aからの制御信号によりスイッチ35および36を通じてメインマイコン14からオンオフ切換可能に構成されている。
【0020】
スイッチ35は、スイッチング用のトランジスタおよび抵抗(何れも符号なし)が図示形態で接続されてなるもので、電圧V1が供給されていることを条件としてオンオフ切換動作するスイッチである。スイッチ36は、スイッチング用のトランジスタおよび抵抗(何れも符号なし)が図示形態で接続されてなるもので、スイッチ35を通じて得られたメインマイコン14の制御信号に基づいてリレースイッチ16を構成するコイルに対する通電をオンオフ切換えするスイッチである。
これらの電源オンスイッチ33およびリレースイッチ16が共にオフに切換えされているときには、商用電源20と電源回路15との間が断電され、電源回路15やメインマイコン14、駆動回路18およびインバータ回路28には非通電となる。
【0021】
図2に示すように、操作パネル8とメイン制御ボックス13とは離間しているため、図1に示すように、メインマイコン14およびサブマイコン11は通信ケーブル(図2には図示せず)により電気的に接続されている。通信ケーブルは、DC−DCコンバータ25の出力電圧をサブマイコン11に供給するための電源線およびグランド線、およびメインマイコン14およびサブマイコン11間の通信処理を行うための通信線により構成されている。尚、通信線は、メインマイコン14からサブマイコン11に対して表示指令を行うための制御線等を含んでいる。
【0022】
図1に示すように、サブマイコン11は、DC−DCコンバータ25から通信ケーブルを通じて供給された供給電圧V1に基づいて動作するように構成されている。前述したように、操作パネル8に近接して蓄電用機器12が設置されており、サブマイコン11は、この蓄電用機器12に充電された充電電圧V3により駆動する。
この蓄電用機器12は、例えば電気二重層キャパシタの単セル12aおよび12bを直列接続して構成される。この蓄電用機器12に電気二重層キャパシタを適用した場合には、電気二重層キャパシタの単セル12aあたりの電極間の最大電圧値が例えば1.4V〜1.5Vと比較的低いため、図1に示すように、電気二重層キャパシタの単セル12aを直列に複数個(例えば2個:単セル12aおよび12b参照)接続した状態で使用すると良い。
【0023】
この場合、電源回路15と蓄電用機器12との間に介在して電源回路15の出力側から蓄電用機器12側に対して順方向にダイオード32を必要に応じて設けることが望ましい。ダイオード32は、蓄電用機器12に一旦充電された電圧が電源回路15側に放電しないような逆流防止作用を奏する。このため充電効率を向上できる。また、DC−DCコンバータ25の出力電圧V1を、例えば5Vとすると良い。すると、ダイオード32の順方向電圧により電圧降下しても十分な充電電圧V3を蓄電用機器12に対して供給できる。このように構成することで一回の充電時間を短時間(例えば5秒間)充電周期を短周期(例えば5日〜7日)と好適なものとすることができる。
【0024】
次に、上記構成の作用について説明する。
初期状態では、電源オンスイッチ33およびリレースイッチ16が共にオフに切換えされている。このとき、電源回路15、メインマイコン14や駆動回路18およびインバータ回路28には電源が供給されない。
【0025】
サブマイコン11には蓄電用機器12から電源供給されているが、DC−DCコンバータ25の出力電圧は0Vであり電圧V1が0[V]となる。しかしながら、ダイオード32が蓄電用機器12から電源回路15側に対する電流経路を遮断するため、蓄電用機器12の放電経路はサブマイコン11側にしかなくサブマイコン11に対して効率よく電源供給することができる。サブマイコン11は、予めメインマイコン14からスローモードとするための制御信号が与えられていると32.768kHzのセラミック発振子によりカウンタを動作させる。
このとき、サブマイコン11が時計機能を保持するためのカウンタを駆動していたとしてもサブマイコン11の駆動時の消費電力が僅少であるため、待機時消費電力を実質的にゼロ(0)とすることができる。
【0026】
以下、外部からの指示に応じて運転開始するときの動作について説明を行う。
待機時消費電力が0であるときから洗濯機本体1が洗濯運転を開始するときの概略的な動作について説明する。使用者が電源オンスイッチ33を操作しメイン電源をオン指示する。電源オンスイッチ33の両端が通電すると、電源回路15の入力側には商用電源20の電圧が供給される。この商用電源20の供給電圧は、倍電圧全波整流回路27により倍電圧全波整流されると共にコンデンサ24aおよび24bにより平滑され、DC−DCコンバータ25およびインバータ回路28に供給される。
【0027】
この供給電圧がDC−DCコンバータ25に与えられると、DC−DCコンバータ25は2種類の直流電圧V1およびV2を生成する。このうち直流電圧V1はメインマイコン14に供給される。これとほぼ同時に、直流電圧V1は通信ケーブルを介してダイオード32により降圧され蓄電用機器12に充電されるようになる。
【0028】
メインマイコン14は電圧V1が供給されると、スイッチ35に「ハイ」信号を出力しスイッチ35をオンする。すると、電圧V1がスイッチ36の入力に与えられるためスイッチ36がオンする。スイッチ36がオンすると、リレースイッチ16を構成するコイルに対して通電されるようになり、リレースイッチ16がオンする。すると、たとえ電源オンスイッチ33の通電が自己復帰してオフされたとしても商用電源20と電源回路15との間の通電が保持されるようになる。このとき、メインマイコン14はサブマイコン11に対して時計の表示指令信号を送信する。
【0029】
この後、運転コースが設定されると、メインマイコン14は、サブマイコン11からこの設定信号を受信し、駆動回路18、インバータ回路28および検出回路30により洗濯機モータ17を駆動制御し、設定された運転コースに応じた洗濯運転を実行する。
尚、使用者は、洗濯機本体1の動作を停止するときには電源オフスイッチ(図示せず)を操作し、この操作信号がメインマイコン14に与えられると、メインマイコン14は、リレースイッチ16をオフに制御する。
【0030】
以下、予約機能に基づいて運転開始するときの動作について説明を行う。
この洗濯機本体1は、サブマイコン11に内蔵されたカウンタにより計時する時計機能を備えており、この時計機能を使用し予約機能を実現する。以下では、この予約機能により洗濯運転を開始する場合の作用について説明する。使用者はメインマイコンに通電されているときに予約時間の設定が可能となる。使用者は操作パネル8を操作することにより予約時間を設定する。この操作パネル8の操作内容はメインマイコン14に送信され、メインマイコン14は、サブマイコン11に内蔵されたカウンタを元に予約時間を設定する。メインマイコン14は、予約時間を設定するとこの予約時間情報をサブマイコン11に送信し、サブマイコン11はこの予約時間情報を記憶する。
【0031】
メインマイコン14は、予約時間が設定されるとたとえ電源オフスイッチ(図示せず)が押下されてもリレースイッチ16をオフにすることなくオン状態に保持するように制御する。サブマイコン11は、内蔵カウンタにより計時し、予約時間に到達するとメインマイコン14にその情報を通信ケーブルを通じて送信する。すると、メインマイコン14は、洗濯動作を開始する。
尚、メインマイコン14およびサブマイコン11の2種類のマイコンを使用し、メインマイコン14に対する非通電時に一次電池によりサブマイコン11を駆動することで待機時消費電力を0とすることは可能である。しかしこの場合、数年周期で電池交換を行わなければならない。したがって使用者に面倒を生じさせる虞がある。
【0032】
本実施例によれば、電源回路15を通じてメインマイコン14に通電されているときに蓄電用機器12に対して充電され、電源回路15を通じてメインマイコン14に通電されていないときにサブマイコン11が蓄電用機器12に充電された電圧により駆動するため、サブマイコン11が時計機能を保持できる。したがって、電源回路15およびメインマイコン14に通電されていないときには洗濯機本体1の待機時消費電力を0に保持できる。しかもこの場合、蓄電用機器12がサブマイコン11に電源供給しているため、電池交換なしで半永久的に電源をバックアップすることができる。
【0033】
(第2の実施例)
図3は、本発明の第2の実施例を示すもので、前述した実施例と異なるところは、蓄電用機器に充電された充電電圧を検出する検出回路を設けたところである。また、その他に異なるところは、切換回路が電源を電源回路側に通電オフしているときに商用電源から電源回路を通じて蓄電用機器に充電する場合には、サブマイコンがメインマイコンの動作をオフに保持するように制御するところにある。前述実施例と同一部分については同一符号を付して説明を省略し、以下異なる部分についてのみ説明する。
【0034】
図3に示すように、蓄電用機器12には検出手段としての電圧検出回路40が設けられている。この電圧検出回路40は、例えばコンパレータを利用した回路により構成されており蓄電用機器12に充電される充電電圧V3を測定するもので、この測定結果がサブマイコン11に与えられる。
サブマイコン11からメインマイコン14のリセット端子14bに対して制御用ラインAが接続されている。制御用ラインAがリセット端子14bに接続されているため、サブマイコン11は、メインマイコン14をリセット制御しメインマイコン14の動作をオンオフすることができる。
【0035】
リレースイッチ16と並列に切換回路41が設けられている。この切換回路41は、ノーマルオープン型のリレースイッチ42と、抵抗43と、ノーマルクローズ型のリレースイッチ44と、スイッチ45および46とにより構成されている。このうちリレースイッチ42は、比較的低電圧(例えば3V程度)で駆動可能なリレースイッチにより構成されている。これは、このリレースイッチ42をサブマイコン11から制御可能に構成するためである。尚、切換回路50は、切換回路21および41により構成されている。
【0036】
リレースイッチ42は、メインマイコン14の動作がオフしているときのみ駆動制御を行うように構成されるため通電電流が比較的少なく、低電圧(例えば3V〜4V)で駆動可能なリレースイッチを用いると良い。実際には、この図3に示すように、リレースイッチ42は、サブマイコン11に対する供給電圧V3が、リレースイッチ42を構成する駆動制御用のコイルの一方の端子に与えられることによりオンオフ切換動作を行う。しかし低電圧で駆動するため接点抵抗が低く定格電流が低い場合が多い。この場合、リレースイッチ42と直列に電流制限用の抵抗43を設けると良い。これにより、電源回路15を構成する電解コンデンサ24aおよび24bに対する突入電流を低減することができる。
【0037】
サブマイコン11の制御端子11aは、スイッチ45の制御端子に接続されている。スイッチ45は、スイッチング用のトランジスタ、抵抗(何れも符号なし)が図示形態で接続されてなるもので、サブマイコン11からの制御信号に基づいて、その出力端子をグランドに導通(オン)したり、出力端子をオープン(オフ:開放)する。このスイッチ45の出力端子は、リレースイッチ44を構成するスイッチを通じてリレースイッチ42のコイルに接続されている。
【0038】
他方、メインマイコン14の制御端子14cは、スイッチ46の制御端子に接続されている。このスイッチ46は、スイッチング用のトランジスタ、抵抗(何れも符号なし)が図示形態で接続されてなるものでメインマイコン14からの制御信号に基づいて、リレースイッチ44を構成するコイルに通電してリレースイッチ44をオフしたり、当該コイルに非通電してリレースイッチ44をオンする。
メインマイコン14は、サブマイコン11からリセット端子14bにリセット信号が与えられたリセット状態(動作オフ状態)においては、制御端子14cからロウ信号を出力する。逆にメインマイコン14は、サブマイコン11からリセット端子14bにリセット信号が与えられない通常状態においては、制御端子14cからハイ信号を出力する。
【0039】
上記構成の作用について説明する。
切換回路21が商用電源20から電源回路15に対して通電をオフに切換えており、(メインマイコン14が動作オフし、サブマイコン11がスローモードにおいて蓄電用機器12に充電された充電電圧で時計用のカウンタを動作させている場合について説明する。
【0040】
サブマイコン11は、時計用のカウンタを動作させることで電力を消費し蓄電用機器12に充電された電圧が低下する。サブマイコン11は、蓄電用機器12に充電された充電電圧が、所定電圧から低下したことを電圧検出回路40により検出すると、スイッチ45およびリレースイッチ44を通じてリレースイッチ42をオンに制御する。すると、商用電源20が電源回路15に通電されるようになり、電源回路15は、直流電源電圧V1およびV2を生成し、当該直流電源電圧V1およびV2が蓄電用機器12に与えられる。これにより、蓄電用機器12に充電することができる。
【0041】
このとき、メインマイコン14にも電源電圧V1が与えられるため、メインマイコン14は起動することができるが、これに先立ちもしくはその後、サブマイコン11がメインマイコン14のリセット端子14bに対してリセット信号を与えメインマイコン14の動作をオフ(リセット状態)に保持させることが望ましい。たとえメインマイコン14に電源電圧V1が与えられメインマイコン14が起動したとしても充電時間は短時間(例えば5秒間)であるため、メインマイコン14は初期化(イニシャライズ)するための時間しかなく電力消費は実質的に抑制されるものの、メインマイコン14にリセット信号を与えることで、メインマイコン14は起動しないため電力消費をさらに抑制できる。
【0042】
メインマイコン14は、電源が通電されなかったり動作がオフ(リセット状態)に保持されているとスイッチ46の制御端子に対してロウ信号を与えるため、スイッチ46がオフし、リレースイッチ44のコイルには通電されず当該リレースイッチ44がオンしたままとなる。この場合、サブマイコン11は、スイッチ45を介してリレースイッチ42を適切にオンオフ切換制御することができる。
【0043】
他方、メインマイコン14が通常動作しているときには、スイッチ46の制御端子に対してハイ信号を与えるため、リレースイッチ44のコイルに通電されリレースイッチ44はオフに保持される。すると、サブマイコン11は、スイッチ45を通じてリレースイッチ42をオンオフ切換制御できない。つまり、メインマイコン14の動作がオフ(電源非通電もしくはリセット状態)のときのみサブマイコン11からリレースイッチ42をオンに切換えることができる。これは、暴走をなくすための安全性対策のために設けられている機能である。これにより、安全性を向上することができる。
【0044】
本実施例によれば、蓄電用機器12に充電された充電電圧を検出するための電圧検出回路40を設け、この検出電圧が所定電圧よりも低下したことを条件として商用電源20から電源回路15を通じて蓄電用機器12に充電するため、電圧低下を検出して確実に充電することができる。
しかも、切換回路21が電源回路15側に通電オフしているときに商用電源20から蓄電用機器12に電源供給して充電する場合には、サブマイコン11がメインマイコン14の動作をオフに保持するように制御することができるため、たとえメインマイコン14に通電されたとしてもメインマイコン14の電力消費を抑制することができる。
しかも、切換回路41は、メインマイコン14の動作がオフしているときにのみ商用電源20から電源回路15に対する通電をオンに切換可能に構成されているため、安全性を向上することができる。
【0045】
(第3の実施例)
図4は、本発明の第3の実施例を示しており、第2の実施例と異なるところは、蓄電用機器12を充電するための電源回路51を別途設け、商用電源20の電源回路51に対する通電切換えを行うための切換回路52を前述実施例の切換回路41に代えて設けたところにある。前述実施例と同一部分については同一符号を付して説明を省略し、以下異なる部分についてのみ説明する。
この図4に示すように、電源回路51は、電源回路15とは別体に設けられ商用電源20を整流、平滑して降圧し蓄電用機器12に対して充電可能に構成されている。この電源回路51は、前述説明した倍電圧整流回路27およびDC−DCコンバータ25およびこの直流出力電圧を安定化する電解コンデンサ31により構成されている。
【0046】
また、切換回路52がリレースイッチ42、抵抗43、スイッチ45により構成されている。この切換回路52のリレースイッチ42は、商用電源20から電源回路50に対する通電をオンオフ切換えする。このリレースイッチ42は、スイッチ45を通じてサブマイコン11からオンオフ切換可能に構成されている。
すなわち、サブマイコン11は、電圧検出回路40の検出電圧が所定電圧より低下したときにリレースイッチ42をオンに切換えることで電源回路51を通じて蓄電用機器12に充電することができる。本実施例においても前述実施例と略同様の作用効果を得ることができる。
【0047】
(他の実施例)
本発明は、上記実施例に限定されるものではなく、例えば、以下に示す変形もしくは拡張が可能である。
蓄電用機器12として電気二重層キャパシタの単セル12a、12bを適用した実施例を示したが、これに代えて二次電池(蓄電池)を適用しても良いし、これらを組み合わせても良い。
【0048】
サブマイコン11がメインマイコン14のリセット端子14bにリセット信号を送信し、メインマイコン14の節電を図る実施例を示したが、これに限定されるものではなく、例えば、電源回路15からメインマイコン14に対して通電するための電源ラインにスイッチ(図示せず)を配設し、サブマイコン11が当該スイッチによりメインマイコン14に対する電源の通電をオンオフ制御するようにしても良い。また、メインマイコン14に低消費電力モードを設け、サブマイコン11からメインマイコン14に対する制御によりメインマイコン14を低消費電力モードに制御するようにしても良い。これにより、消費電力を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0049】
【図1】本発明の第1の実施例を示す概略的な電気的構成図
【図2】洗濯機の外観図
【図3】本発明の第2の実施例を示す図1相当図
【図4】本発明の第3の実施例を示す図1相当図
【符号の説明】
【0050】
図面中、1は洗濯機本体(洗濯機)、11はサブマイクロコンピュータ、12は蓄電用機器、14はメインマイクロコンピュータ、15、51は電源回路、21、41、50は切換回路、40は電圧検出回路(検出手段)を示す。




 

 


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