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印刷装置 - ブラザー工業株式会社
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発明の名称 印刷装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−69556(P2007−69556A)
公開日 平成19年3月22日(2007.3.22)
出願番号 特願2005−261838(P2005−261838)
出願日 平成17年9月9日(2005.9.9)
代理人 【識別番号】110000291
【氏名又は名称】特許業務法人コスモス特許事務所
発明者 川辺 紀子 / 近藤 博大 / 小林 慎治 / 村田 進 / 加藤 雅士 / 春日井 淳
要約 課題
印刷媒体の往復搬送を繰り返して印刷する印刷装置に対し、ゴミの進入やゴミを印刷媒体に付着させて印刷ヘッド周辺にまで取り込んでしまうことを防止して印刷品質を向上させる印刷装置を提供することを目的とする。

解決手段
印刷媒体としての用紙10が筐体7の内部にあるときは、第1カバー体12が用紙10の突出する第1排紙口19を覆ってゴミの進入を防止し、用紙10が用紙送りローラ56等による搬送手段の往路搬送によって第1排紙口19より突出したときは、用紙10の先端部10Aの押圧によって第1カバー体12が筐体7に設けられた第1係止部9を中心に回動して用紙10に追従し、用紙送りローラ56等による搬送手段の往路搬送により第1排紙口19から突出する用紙10を覆うようにした。
特許請求の範囲
【請求項1】
印刷手段と、
前記印刷手段により印刷される印刷媒体と、
前記印刷媒体を往復搬送する搬送手段と、
前記印刷手段と搬送手段とを包含する筐体と、
前記筐体に設けられ、前記印刷媒体を一時的に筐体の外部へ突出させる第1排紙口と、
前記筐体は第1係止部を備え、前記搬送手段の往路搬送によって前記第1排紙口より突出した前記印刷媒体の先端部の押圧によって前記第1係止部を中心に回動して印刷媒体に追従し、前記搬送手段の往路搬送により前記第1排紙口から突出する前記印刷媒体を覆うようにした第1カバー体と、を備えたことを特徴とする印刷装置。
【請求項2】
前記第1カバー体は、前記搬送手段による前記印刷媒体の復路搬送のときに、自重によって前記第1排紙口を閉じる位置に戻るようにしたことを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
【請求項3】
前記第1カバー体が前記印刷媒体に押圧されて該印刷媒体を覆うように前記第1係止部を中心にして回動したときに、前記第1カバー体の自由端部に前記印刷媒体の先端部を係止する第2係止部を設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の印刷装置。
【請求項4】
前記筐体に設けられ、前記印刷媒体を一時的に筐体の外部へ突出させる第2排紙口と、前記筐体は第3係止部を備え、前記搬送手段の復路搬送によって前記第2排紙口より突出した前記印刷媒体の後端部の押圧によって前記第3係止部を中心に回動して印刷媒体に追従し、前記搬送手段の復路搬送により前記第2排紙口から突出する前記印刷媒体を覆うようにした第2カバー体とを備えたことを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
【請求項5】
前記第2カバー体は、前記搬送手段による前記印刷媒体の往路搬送のときに、自重によって前記第2排紙口を閉じる位置に戻るようにしたことを特徴とする請求項4に記載の印刷装置。
【請求項6】
前記第1カバー体及び第2カバー体の側面に側面カバーを設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の印刷装置。
【請求項7】
前記印刷媒体は、基材の厚みが0.18mm以上であることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の印刷装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、印刷媒体を往復搬送して印刷する印刷装置に関し、特に往復搬送される印刷媒体の印刷面を保護する印刷装置に付設された保護カバーに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来より、印刷装置によって印刷される印刷媒体の印刷品質を向上させるための一つの対策としてゴミ対策がある。近年、デジタルカメラの普及に伴いデジタルカメラで撮影した映像をその場で印刷するためのコンパクトな印刷装置の発達も著しい。この印刷装置はコンパクトであるために装置内部に印刷媒体を往復搬送するスペースを確保することが難しい。従って、印刷媒体を印刷時に印刷装置の筐体から突出させて印刷する必要がある。そのため、印刷媒体の送排出口からのゴミの進入や印刷媒体が印刷媒体に付着したゴミを印刷ヘッド周辺にまで取り込んでしまい、印刷品質を著しく低下させてしまうという問題がある。
上述の印刷媒体の排出口からのゴミの進入を防止する方法として、例えば、特許文献1に記載されているプリンタの排紙口保護装置は、排紙ローラにより搬送された用紙を排紙口に向けてガイドする排紙ガイドと、排紙口を覆って保護する閉じ位置と、排紙口を開放して用紙の排出を可能にする開き位置との間で開閉自在であるとともに、用紙をガイドして排紙口よりも上方に向けて排出する蓋部材とを設けた技術が開示されている。
【0003】
【特許文献1】特開平8−118755号公報(段落(0011)〜(0013)、図1〜図3)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述した特許文献1で開示された用紙をガイドして排紙口よりも上方に向けて排出する蓋部材の技術は、用紙の排出のみに使用する場合には有効であるが、カラー印刷等で印刷媒体である用紙を筐体から突出させて複数回の往復搬送を繰り返して印刷する印刷装置に対しては、印刷媒体である用紙の上方が開放されているので上方からのゴミを印刷媒体に付着させて印刷ヘッド周辺にまで取り込んでしまい、印刷品質を著しく低下させてしまうという不具合に対処できないという問題がある。
【0005】
そこで、本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、カラー印刷等で印刷媒体を筐体から突出させて複数回の往復搬送を繰り返して印刷する印刷装置に対し、ゴミの進入やゴミを印刷媒体に付着させて印刷ヘッド周辺にまで取り込んでしまうことを防止して印刷品質を向上させる印刷装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記目的を達成するため請求項1に係る印刷装置は、印刷手段と、前記印刷手段により印刷される印刷媒体と、前記印刷媒体を往復搬送する搬送手段と、前記印刷手段と搬送手段とを包含する筐体と、前記筐体に設けられ、前記印刷媒体を一時的に筐体の外部へ突出させる第1排紙口と、前記筐体は第1係止部を備え、前記搬送手段の往路搬送によって前記第1排紙口より突出した前記印刷媒体の先端部の押圧によって前記第1係止部を中心に回動して印刷媒体に追従し、前記搬送手段の往路搬送により前記第1排紙口から突出する前記印刷媒体を覆うようにした第1カバー体と、を備えたことを特徴とする。
【0007】
また、請求項2に係る印刷装置は、請求項1に記載の印刷装置において、前記第1カバー体は、前記搬送手段による前記印刷媒体の復路搬送のときに、自重によって前記第1排紙口を閉じる位置に戻るようにしたことを特徴とする。
【0008】
また、請求項3に係る印刷装置は、請求項1又は請求項2に記載の印刷装置において、前記第1カバー体が前記印刷媒体に押圧されて該印刷媒体を覆うように前記第1係止部を中心にして回動したときに、前記第1カバー体の自由端部に前記印刷媒体の先端部を係止する第2係止部を設けたことを特徴とする。
【0009】
また、請求項4に係る印刷装置は、請求項1に記載の印刷装置において、前記筐体に設けられ、前記印刷媒体を一時的に筐体の外部へ突出させる第2排紙口と、前記筐体は第3係止部を備え、前記搬送手段の復路搬送によって前記第2排紙口より突出した前記印刷媒体の後端部の押圧によって前記第3係止部を中心に回動して印刷媒体に追従し、前記搬送手段の復路搬送により前記第2排紙口から突出する前記印刷媒体を覆うようにした第2カバー体とを備えたことを特徴とする。
【0010】
また、請求項5に係る印刷装置は、請求項4に記載の印刷装置において、前記第2カバー体は、前記搬送手段による前記印刷媒体の往路搬送のときに、自重によって前記第2排紙口を閉じる位置に戻るようにしたことを特徴とする。
【0011】
また、請求項6に係る印刷装置は、請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の印刷装置において、前記第1カバー体及び第2カバー体の側面に側面カバーを設けたことを特徴とする。
【0012】
そして、請求項7に係る印刷装置は、請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の印刷装置において、前記印刷媒体は、基材の厚みが0.18mm以上であることを特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
請求項1に係る印刷装置では、筐体に設けられた第1係止部を中心にして回動する第1カバー体を備えたので、印刷媒体が筐体の内部にあるときは、第1カバー体が印刷媒体の第1排紙口を覆ってゴミの進入を防止し、印刷媒体が搬送手段の往路搬送によって第1排紙口より突出したときは、印刷媒体の先端部の押圧によって第1カバー体が第1係止部を中心に回動して印刷媒体に追従し、搬送手段の往路搬送により第1排紙口から突出する印刷媒体を覆うようにしたのでゴミの付着が防止でき、その結果、ゴミを印刷媒体に付着させたまま印刷ヘッド周辺にまで取り込んでしまうことが防止できるので印刷品質を向上させることができる。
【0014】
また、請求項2に係る印刷装置では、第1カバー体は、搬送手段による印刷媒体の復路搬送のときに、自重によって第1排紙口を閉じる位置に戻るようにしたので、第1カバー体を閉じるための余分な部品を追加する必要がないことによりコストアップを防止できる。
【0015】
また、請求項3に係る印刷装置では、第1カバー体が印刷媒体に押圧されて印刷媒体を覆うように第1係止部を中心にして回動したときに、第1カバー体の自由端部に印刷媒体の先端部を係止する第2係止部を設けたので、印刷媒体が下方に曲がることを防止できる。また、確実に第1カバー体を第1係止部を中心にして回動させることができる。
【0016】
また、請求項4に係る印刷装置では、請求項1と同様に筐体に設けられた第3係止部を中心にして回動する第2カバー体を備えたので、印刷媒体が筐体の内部にあるときは、第2カバー体が印刷媒体の第2排紙口を覆ってゴミの進入を防止し、印刷媒体が搬送手段の復路搬送によって第2排紙口より突出したときは、印刷媒体の後端部の押圧によって第2カバー体が第3係止部を中心に回動して印刷媒体に追従し、搬送手段の復路搬送により第2排紙口から突出する印刷媒体を覆うようにしたのでゴミの付着が防止でき、その結果、ゴミを印刷媒体に付着させたまま印刷ヘッド周辺にまで取り込んでしまうことが防止できるので印刷品質を向上させることができる。
【0017】
また、請求項5に係る印刷装置では、請求項1と同様に第2カバー体は、搬送手段による印刷媒体の往路搬送のときに、自重によって第2排紙口を閉じる位置に戻るようにしたので、第2カバー体を閉じるための余分な部品を追加する必要がないことによりコストアップを防止できる。
【0018】
また、請求項6に係る印刷装置では、第1カバー体及び第2カバー体の側面に側面カバーを設けることによって四方からのゴミの進入を完全に防止することができる。
【0019】
そして、請求項7に係る印刷装置では、印刷媒体の基材の厚みが0.18mm以上であるので、印刷媒体の先端部の押圧によって印刷媒体が曲がることなく確実に第1カバー体を第1係止部を中心にして回動させることができる。同様に、印刷媒体の後端部の押圧によって印刷媒体が曲がることなく確実に第2カバー体を第3係止部を中心にして回動させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
以下、本発明に係る印刷装置について、具体化した一実施形態に基づいて図面を参照しつつ詳細に説明する。
【0021】
先ず、本実施形態に係る印刷装置の概略構成について図1乃至図11に基づき説明する。
図1乃至図5に示すように、印刷装置1は、左右両側に配設される側壁3及び4を持つフレーム5等から構成される本体構造体2と、この側壁3に貫通される横長のリボンカセット孔6に側面側から嵌め込むことによって該フレーム5内に着脱自在に取り付けられるリボンカセット8と、被印刷媒体としての用紙10が複数枚積層状態で収納されて本体構造体2の前面側下部に前側から嵌め込んで装着される用紙トレー11と、本体構造体2を包含する筐体7から構成されている。
【0022】
また、筐体7には、往路の第1排紙口19と復路の第2排紙口23が設けられ、被印刷媒体としての用紙10が印刷のために往復搬送されてそれぞれ二つの排紙口を介して筐体7から突出したとき、突出した被印刷媒体としての用紙10を覆って保護するために、筐体7に設けられた第1係止部9を中心にして回動する後述の第1カバー体12と筐体7に設けられた第3係止部26を中心にして回動する後述の第2カバー体27が往路、復路のそれぞれの排紙口を塞ぐように設けられている。(図4参照)
尚、被印刷媒体としての用紙10は、第1カバー体12又は第2カバー体27を往路、復路で押圧するので基材の厚みが0.18mm以上であることが望ましい。
【0023】
また、本体構造体2のリボンカセット8に対向する上側には、長尺状のサーマルヘッド15が前側下端縁部に配設されたヘッドユニット16が配設されている。また、該ヘッドユニット16の後端部は、フレーム5の各側壁3、4に各端縁部が軸支される回転軸17を中心にして回動可能に取り付けられている。この回転軸17にはトーションバネ18が装着されており、このトーションバネ18の一端は側壁4に係止され、他端は後述するヘッドユニット16の各側壁31、32の後端31A、32Aに引っ掛けられている。そして、ヘッドユニット16は、この回転軸17に装着されたトーションバネ18によって回転軸17を中心に図4における時計方向回りに付勢されている。
【0024】
また、ヘッドユニット16の長手方向両端縁部の上側には、フレーム5の各側壁3、4の上端縁部に両端が軸支される回転軸20に固定された一対のカム部材21、22が設けられている。
また、図8乃至図11に示すように、この各カム部材21、22は、側面視略長四角形に形成され、一方の端縁部が回転軸20に固定され、他方の端縁部は、円弧状に形成されて、滑らかにヘッドユニット16上端面部に当接して摺動するように形成されている。また、一方のカム部材21の外側側面部には、後側の側端縁部から前側方向に略1/4円弧状のカムギヤ21Aが形成されている。また、このカムギヤ21Aは、側壁4の後端縁部外側に配設されるステッピングモータ等によって構成されるヘッドモータ24及びこの側壁4の内側面に配設される第1ギヤ列25を介して正逆回転駆動される。そして、図4に示すように、リボンカセット8の着脱時には、ヘッドモータ24を逆回転駆動して各カム部材21、22が略水平に位置するように後側方向に回動され、ヘッドユニット16から離間するように駆動制御される。また、該ヘッドユニット16は、トーションバネ18によってリボンカセット8よりも上側に位置するように上方に回動される。また、後述のように、用紙10に印刷する場合には、後述のようにヘッドモータ24を正回転駆動して、ヘッドユニット16は、用紙10の搬送状態に合わせて下方に回動される(図13〜図18参照)。
【0025】
また、図4乃至図6に示すように、このヘッドユニット16の下端部のサーマルヘッド15に対向する後端縁部に沿って、該サーマルヘッド15よりも下側方向に突出する側断面略三角形状で樹脂製のリボンガイド部材28が設けられている。このリボンガイド部材28は、サーマルヘッド15とほぼ同じ長さに形成され、リボンカセット8の開口部46に挿入される(図15〜図17参照)。また、サーマルヘッド15の上側は、ヘッドユニット16の各側壁31、32間に横架される側面視クランク形の天板33の前側部下面に固定されている。また、サーマルヘッド15の上側には天板33を挟んでバネ取付板34が取り付けられている。そして、このバネ取付板34の両端と天板33との間には、バネ取付板34と天板33とが所定間隔を形成するようにヘッドバネ35、35が装着されている。このヘッドバネ35、35のバネ力は前記トーションバネ18のバネ力よりも大きい。前記バネ取付板34の中央部はその両端に比べて凹んでおり、その中央部にはカム板34Aが固着されている。このカム板34Aは、ヘッドユニット16の各側壁31、32間に横架されており、その両端は側壁31、32近傍まで延びている。そして、カム板34Aの両端上面は前記カム部材21、22と当接する。前記バネ取付板34Aの中央部には、後側に向かって延びる支持部34Bが形成され、この支持部34Bは、前記天板33に形成された係合孔33Aに差し込まれている。このことにより、バネ取付板34及びカム板34Aは、上下方向に揺動可能となっている。尚、ヘッドバネ35、35により、サーマルヘッド15は、印刷時に所定押圧力でプラテンローラ37に押しつけられるように構成されている。
【0026】
また、図1及び図4に示すように、リボンカセット8は、略円筒状のリボン収納部41と、このリボン収納部41に対向して設けられる略円筒状の巻取収納部42と、両収納部41、42を連結する左右一対の連結部43、44によって一体化された略矩形状に構成され、中央部にサーマルヘッド15とほぼ同じ幅のインクリボン45の走行路が形成されると共に、長尺状のサーマルヘッド15及び横長のリボンガイド部材28が上方から挿入される開口部46が形成されている。また、このリボン収納部41には、インクリボン45の印刷面が外側になるように巻回されるリボンスプール48が回転可能に収納されている。また、巻取収納部42には、インクリボン45の先端部が固着されると共に、インクリボン45が巻き取られるリボン巻取スプール49が回転可能に収納されている。そして、ステッピングモータ等によって構成される用紙送りモータ51を正逆回転駆動することによって第2ギヤ列52を介して用紙10の搬送に同期してリボンスプール48及びリボン巻取スプール49が正逆回転駆動され、インクリボン45の往復搬送が可能に構成されている。
【0027】
また、リボンカセット8は、各連結部43、44がプラテンローラ37に近接して配設されると共に、リボン収納部41のインクリボン送出口、即ち開口部46のリボン収納部41側の端縁部が、プラテンローラ37の上端縁部よりも上下方向の下側に位置するように、図4中、右側下がりに本体構造体2内に配設されている。従って、図4に示すように、本体構造体2内に装着されたリボンカセット8の開口部46内のインクリボン45は、サーマルヘッド15とリボンガイド部材28の下端部とを結ぶ平面とほぼ平行になるように配設されている。
【0028】
また、図4に示すように、本体構造体2には、用紙トレー11の前端部上方に、用紙トレー11に収納された用紙10の最上部を圧接しながら回転して、該用紙10を1枚ずつ搬送する給紙ローラ55が設けられている。また、この給紙ローラ55の搬送方向下流側には、プラテンローラ37の近傍位置に用紙10を印刷開始位置まで回転して搬送する用紙送りローラ56と、この用紙送りローラ56に圧接されて回転可能に設けられるピンチローラ57とが設けられている。また、用紙送りローラ56とプラテンローラ37の間には、該用紙送りローラ56によって供給された用紙10の先端部10A及び後端部10Bを検出する先端・後端検出センサ58が設けられている。
尚、先端・後端検出センサ58は、光センサ、機械式スイッチ等が使用される。
【0029】
また、給紙ローラ55の上側には、印刷された用紙を排出方向に案内するガイド片59が揺動可能に設けられている。また、給紙ローラ55の排出方向斜め上側には、ガイド片59に沿って搬送されてきた用紙10を回転して搬送する排出ローラ61と、この排出ローラ61に圧接されて回転可能に設けられるピンチローラ62とが設けられている。
そして、用紙送りモータ51を所定方向に回転駆動することによって第2ギヤ列52を介して給紙ローラ55及び用紙送りローラ56が回転されて用紙10が印刷開始位置まで搬送される。また、用紙送りモータ51を所定方向に対して反対方向に回転駆動することによって第2ギヤ列52を介してプラテンローラ37、用紙送りローラ56及び排出ローラ61が回転されて、サーマルヘッド15によって印刷された用紙10が排出方向(図4中、左側方向)に搬送されて、この印刷が最終の印刷である場合には外部に排出される。
【0030】
次に、上記のように構成された印刷装置1の制御系について図12に基づいて説明する。
図12に示すように、印刷装置1の制御系は制御回路部110を核として構成されている。この制御回路部110はCPU111、ROM112、CGROM113、RAM114、及び、入出力インターフェイス115から構成され、これらはバス線116を介して相互に接続されている。
【0031】
ここに、ROM112は各種のプログラムを記憶させておくものであり、例えば、後述の用紙10を印刷開始位置に搬送すると共に、ヘッドモータ24を回転駆動制御してヘッドユニット16を下方向に回動させるプログラム等の印刷装置1の制御上必要な各種のプログラムが記憶されている。
そして、CPU111はかかるROM112に記憶されている各種のプログラムに基づいて各種の演算を行なうものである。
【0032】
また、CGROM113には各キャラクタに対応するドットパターンデータが記憶されており、必要に応じてドットパターンデータがCGROM113から読み出され、そのドットパターンデータに基づいてサーマルヘッド15を介して用紙10上にドットパターンが印刷される。
また、RAM114はCPU111により演算された各種の演算結果等を一時的に記憶させておくためのものであり、テキストメモリ、イメージバッファ、印刷バッファ等の各
種のメモリエリアが設けられている。
【0033】
また、入出力インターフェース115には、外部の制御ユニット117(以下、「ホストPC」という。)、サーマルヘッド15を駆動するヘッド駆動回路119、用紙10の搬送等を行う用紙送りモータ51を駆動するモータ駆動回路120、ヘッドユニット16を上下方向に回動させてサーマルヘッド15の圧着・リリース等を行うヘッドモータ24を駆動するモータ駆動回路121、そして、用紙送りローラ56によって搬送される用紙10の先端部10A、後端部10Bを検出する先端・後端検出センサ58が接続されている。
【0034】
次に、このように構成された印刷装置1の用紙送りモータ51を回転駆動制御して用紙10を印刷開始位置に搬送すると共に、ヘッドモータ24を回転駆動制御してヘッドユニット16を下方向に回動させる制御処理をし、さらに、印刷をおこなう動作について図13乃至図18に基づいて説明する。
図13に示すように、先ず、ステップ(以下、Sと略記する)1において、CPU111は、ヘッドモータ24を逆回転駆動して第1ギヤ列25を介してカムギヤ21Aを側面視反時計方向に角度約90度回転させて、各カム部材21、22を略水平に位置するように回動させ、カム板34Aから離間させる。これにより、ヘッドユニット16は、トーションバネ18の作用により回転軸17を中心として時計方向に回動して、ヘッドユニット16の前側部を上側に向かって移動させる。このことにより、サーマルヘッド15とリボンガイド部材28の下端部は、リボンカセット8の上側に位置することとなり、リボンカセット8の着脱が可能となる(第1状態)。
【0035】
そして、S2において、ホストPC117から印刷開始指示が出力された場合には、CPU111は、用紙送りモータ51を所定方向に回転駆動して第2ギヤ列52を介して給紙ローラ55、用紙送りローラ56を回転駆動して、用紙10の搬送を開始する。
また、S3において、CPU111は、先端・後端検出センサ58によって用紙10の先端部10Aを検出した場合には、用紙送りモータ51の回転速度から該用紙10がプラテンローラ37に到達するまでの時間を算出し、この算出した時間内にヘッドモータ24を正方向に所定時間(所定ステップ数)回転駆動して、第1ギヤ列25を介してカムギヤ21Aを回転角度約25度〜35度時計方向に回転させて各カム部材21、22をカム板34A上面に当接させて、さらにカム板34A上を摺動させる。このカム部材21、22の摺動により、カム板34A及びバネ取付板34が下方に向かって押し下げられると共に、ヘッドバネ35を介して天板33の前側部が押し下げられる。このことにより、ヘッドユニット16がトーションバネ18のバネ力に抗して図14における反時計回りに所定距離回動されて、サーマルヘッド15とガイド部材28の下端面が下方向に移動して開口部46内のインクリボン45の近傍に位置することとなる(第2状態)。
【0036】
例えば、図14に示すように、CPU111は、先端・後端検出センサ58によって用紙10の先端10Aを検出した場合には、用紙送りモータ51の回転速度から該用紙10がプラテンローラ37に到達するまでの時間を算出し、この算出した時間内にヘッドモータ24を正方向に所定時間(所定ステップ数)回転駆動して、第1ギヤ列25を介してカムギヤ21Aを回転角度約30度時計方向に回転させて各カム部材21、22をカム板34A上面に当接させて、さらにカム板34A上を摺動させる。この摺動により、上述したようにヘッドユニット16が図14の反時計回りに回動する。
これにより、図15に示すように、用紙10が給紙ローラ55及び用紙送りローラ56の回転によって搬送されて、該用紙10の先端部10Aがプラテンローラ37に到達した時には、サーマルヘッド15とガイド部材28の各下端面が下方に向かって移動してリボンカセット8のインクリボン45の近傍に位置している。
【0037】
続いて、S4において、CPU111は、S3で算出した用紙10がプラテンローラ37に到達するまでの時間が経過するのを待つ、即ち、用紙10の先端部10Aがプラテンローラ37上端部を通過するのを待つ(S4:NO)。
そして、用紙10の先端部10Aがプラテンローラ37上端部を通過した場合には(S4:YES)、S5において、CPU111は、用紙送りモータ51の回転速度から該用紙10がプラテンローラ37上を通過してインクリボン45の近傍位置(例えば、インクリボン45から0.5mm〜2mmの位置である。)に到達するまでの時間を算出し、この算出した時間内にヘッドモータ24を正方向に所定時間(所定ステップ数)回転駆動して、第1ギヤ列25を介してカムギヤ21Aを回転角度約45〜60度時計方向に回転させて各カム部材21、22をカム板34A上面上でさらに摺動させる。このカム部材21、22の摺動により、カム板34A及びバネ取付板34がさらに下方に向かって押し下げられると共に、ヘッドバネ35を介して天板33の前側部もさらに押し下げられる。このことにより、ヘッドユニット16もさらに図15における反時計回りに所定距離回動されて、サーマルヘッド15とリボンガイド部材28の下端面が下方向に移動して、インクリボン45を側面視斜め右下がりに下側方向に向かって押下し、該インクリボン45に衝突した用紙10の先端部10Aをインリボン45を介して下側方向に押下可能な位置にセットされる(第3状態)。
【0038】
例えば、図16に示すように、CPU111は、ヘッドモータ24を正方向に所定時間(所定ステップ数)回転駆動して、第1ギヤ列25を介してカムギヤ21Aを回転角度約55度時計方向に回転させて各カム部材21、22をカム板34A上面上でさらに摺動させる。このさらなる摺動により、上述したように、ヘッドユニット16がさらに反時計回りに回動する。これにより、プラテンローラ37を通過して水平に搬送された用紙10の先端部10Aは、ヘッドユニット16の回動に伴って下方に移動したサーマルヘッド15とリボンガイド部材28の下端面によって側面視斜め右下がりに押下されたインクリボン45に当接することとなる。このため、用紙10の先端部10Aは、このインクリボン45の下面に沿って斜め右下方向に案内され、リボン収納部41のリボン送出口よりも下側向きに案内される。
【0039】
そして、S6において、CPU111は、上記S3で先端・後端検出センサ58によって用紙10の先端部10Aを検出してから該用紙10が印刷開始位置まで搬送される時間を用紙送りモータ51の回転速度に基づいて算出し、先端・後端検出センサ58によって用紙10の先端部10Aを検出した時からこの算出した時間が経過するのを待つ、即ち、用紙10が給紙ローラ55及び用紙送りローラ56の回転によって印刷開始位置まで搬送されるのを待つ(S6:NO)。
そして、用紙10が給紙ローラ55及び用紙送りローラ56の回転によって印刷開始位置まで搬送された場合には(S6:YES)、S7に移行し、CPU111は、用紙送りモータ51を停止すると共に、ヘッドモータ24を正方向に所定時間(所定ステップ数)回転駆動して、第1ギヤ列25を介してカムギヤ21Aを回転角度約85〜95度時計方向に回転させて各カム部材21、22をカム板34A上面上でさらに摺動させて、各カム部材21、22を側面視垂直な状態にする。これにより、カム板34A及びバネ取付板34がさらに下方に向かって押し下げられると共に、ヘッドバネ35を介して天板33の前側部もさらに押し下げられる。このことにより、ヘッドユニット16が更に下方向に所定距離回動されて、サーマルヘッド15がさらに下方に移動してインクリボン45及び用紙10をプラテンローラ37に圧接する位置にセットされる(第4状態)。また、リボンガイド部材28の下端面も下方に移動してインクリボン45を側面視斜め右下がりに下側方向に更に押下する位置にセットされる(第4状態)。
【0040】
例えば、図17に示すように、用紙10は、給紙ローラ55及び用紙送りローラ56の回転によってインクリボン45の下面に沿って搬送され、リボン収納部41のリボン送出口でジャムすること無く、印刷開始位置まで搬送される。そして、用紙送りモータ51が停止され、用紙10の後端部10Bが用紙送りローラ56とピンチローラ57とによって挟持される。また、カムギヤ21Aが約95度回転されて、各カム部材21、22が側面視垂直な状態となってサーマルヘッド15がインクリボン45と用紙10をプラテンローラ37に圧接すると共に、該サーマルヘッド15が用紙10の印刷開始位置に対向することとなる。
このとき、用紙10の先端部10Aは、筐体7から第1排紙口19を介して突出するのであるが筐体7に設けられた第1係止部9を中心として回動する第1カバー体12を用紙10の先端部10Aが押しながら図中右方向に第1排紙口19を介して突出する。そして、用紙10の先端部10Aの突出量が最大になっても第1カバー体12は、被印刷媒体としての用紙10を覆っている。このため、上方からのゴミを用紙10に付着させてサーマルヘッド15、インクリボン45、プラテンローラ37の印刷手段まで取り込んでしまい、用紙10に対する印刷品質を低下させてしまうということはない。さらに、第1カバー体12の自由端部13には、用紙10の先端部10Aを係止するフック状の第2係止部14が設けられており、第1カバー体12が用紙10の先端部10Aに押圧されたとき、このフック状の第2係止部14に用紙10の先端部10Aが係止され、これによって第1カバー体12を、第1カバー体12が用紙10を覆うように筐体7の第1係止部を中心にして確実に回動させることができる。
尚、第1カバー体12の側面に図19に示すように四方からのゴミの侵入を防止するために側面カバー12A、12Bを設けてもよい。
【0041】
続いて、S8において、CPU111は、用紙送りモータ51を反対方向に回転駆動してプラテンローラ37、用紙送りローラ56及び排出ローラ61を回転駆動して、用紙10を復路搬送しつつ、サーマルヘッド15を介してRAM114の印刷バッファに格納されている印刷データの印刷を開始する。そして、CPU111は、印刷が終了しても用紙10を復路搬送し、先端・後端検出センサ58が用紙10の先端部10Aを検出すると、用紙10の先端部10Aを用紙送りローラ56とピンチローラ57とによって挟持した状態で搬送を一旦停止する。
【0042】
例えば、図18に示すように、印刷開始位置にあった用紙10は、サーマルヘッド15を介して印刷されつつ、プラテンローラ37、用紙送りローラ56の回転によって復路搬送される。そして、リボンカセット8の巻取収納部42の下側を通過した用紙10の後端部10Bは、ガイド片59に当接して斜め上方向に案内されて排出ローラ61とピンチローラ62とによって筐体7から第2排紙口23を介して突出し、先端・後端検出センサ58が用紙10の先端部10Aを検出すると用紙10は、用紙10の先端部10Aを用紙送りローラ56とピンチローラ57とによって挟持した状態で搬送を一旦停止する。
このとき、用紙10の先端部10Aが筐体7の内部に搬送されるが、第1カバー体12は、用紙10の先端部10Aの動きに追従して自重によって第1排紙口19を閉じる位置に戻るように構成されている。
また、用紙10の後端部10Bは、前述のように筐体7から第2排紙口23を介して突出するのであるが、筐体7に設けられた第3係止部26を中心として回動する第2カバー体27を押しながら図中左方向に第2排紙口23を介して突出する。そして、CPU111が先端・後端検出センサ58によって用紙10の先端部10Aを検出して用紙10を一旦停止したときでも第2カバー体27は、被印刷媒体としての用紙10を覆っている。このため、上方からのゴミを用紙10に付着させてサーマルヘッド15、インクリボン45、プラテンローラ37の印刷手段まで取り込んでしまい、用紙10に対する印刷品質を低下させてしまうということはない。
尚、第2カバー体27の側面に図20に示すように四方からのゴミの侵入を防止するために側面カバー27A、27Bを設けてもよい。
【0043】
そして、S9において、CPU111は、用紙10への印刷が所定の印刷回数であるか判定する。そこで、印刷回数が所定の印刷回数でなければ(S9:NO)、S1に戻って所定の印刷回数になるまで繰り返す。このとき、用紙10の後端部10Bが筐体7の内部に搬送されるが、第2カバー体27は、用紙10の後端部10Bの動きに追従して自重によって第2排紙口23を閉じる位置に戻るように構成されている。そして、印刷回数が所定の印刷回数であれば(S9:YES)、印刷が終了したので用紙10は排出ローラ61とピンチローラ62とによって筐体7の外部に第2排紙口23を介して排出される。(図21参照)
尚、図22に示すように、第2カバー体27の自由端部に凹部27Cと凸部27Dを設け、CPU111が先端・後端検出センサ58によって用紙10の先端部10Aを検出して用紙10を一旦停止したときでも、用紙10は第2カバー体27の自由端部の凹部27Cに確実に係止され、用紙10を排紙するために第2カバー体27を用紙10が更に押圧したときに、凸部27Dから用紙10が外れるようにしてもよい。
【0044】
ここで、サーマルヘッド15、ヘッドユニット16、インクリボン45、プラテンローラ37は、印刷媒体としての用紙10に印刷をするための印刷手段を構成する。また、用紙送りモータ51、第2ギヤ列52、給紙ローラ55、用紙送りローラ56、ピンチローラ57、プラテンローラ37、排出ローラ61、ピンチローラ62は、印刷媒体としての用紙10を往復搬送する搬送手段を構成する。
【0045】
以上詳細に説明した通り本実施形態に係る印刷装置1では、筐体7に設けられた第1係止部9を中心にして回動する第1カバー体12を備えたので、印刷媒体としての用紙10が筐体7の内部にあるときは、第1カバー体12が用紙10の突出する第1排紙口19を覆ってゴミの進入を防止し、用紙10が用紙送りモータ51、第2ギヤ列52、給紙ローラ55、用紙送りローラ56、ピンチローラ57、プラテンローラ37、排出ローラ61、ピンチローラ62で構成される搬送手段の往路搬送によって第1排紙口19より突出したときは、用紙10の先端部10Aの押圧によって第1カバー体12が第1係止部9を中心に回動して用紙10に追従し、搬送手段の往路搬送により第1排紙口19から突出する用紙10を覆うようにしたのでゴミの付着が防止でき、その結果、ゴミを用紙10に付着させたままサーマルヘッド15、ヘッドユニット16、インクリボン45、プラテンローラ37で構成される印刷手段まで取り込んでしまうことが防止できるので印刷媒体としての用紙10対する印刷品質を向上させることができる。
また、同様に、筐体7に設けられた第3係止部26を中心にして回動する第2カバー体27を備えたので、印刷媒体としての用紙10が筐体7の内部にあるときは、第2カバー体27が用紙10の突出する第2排紙口23を覆ってゴミの進入を防止し、用紙10が用紙送りモータ51、第2ギヤ列52、給紙ローラ55、用紙送りローラ56、ピンチローラ57、プラテンローラ37、排出ローラ61、ピンチローラ62で構成される搬送手段の復路搬送によって第2排紙口23より突出したときは、用紙10の後端部10Bの押圧によって第2カバー体27が第3係止部26を中心に回動して用紙10に追従し、搬送手段の復路搬送により第2排紙口23から突出する用紙10を覆うようにしたのでゴミの付着が防止でき、その結果、ゴミを用紙10に付着させたままサーマルヘッド15、ヘッドユニット16、インクリボン45、プラテンローラ37で構成される印刷手段まで取り込んでしまうことが防止できるので印刷媒体としての用紙10対する印刷品質を向上させることができる。
【0046】
また、第1カバー体12は、用紙送りモータ51、第2ギヤ列52、給紙ローラ55、用紙送りローラ56、ピンチローラ57、プラテンローラ37、排出ローラ61、ピンチローラ62で構成される搬送手段による用紙10の復路搬送のときに、自重によって第1排紙口19を閉じる位置に戻るようにしたので、第1カバー体12を閉じるための余分な部品を追加する必要がないことによりコストアップを防止できる。
また、同様に第2カバー体27も、用紙送りモータ51、第2ギヤ列52、給紙ローラ55、用紙送りローラ56、ピンチローラ57、プラテンローラ37、排出ローラ61、ピンチローラ62で構成される搬送手段による用紙10の往路搬送のときに、自重によって第2排紙口23を閉じる位置に戻るようにしたので、第2カバー体27を閉じるための余分な部品を追加する必要がないことによりコストアップを防止できる。
【0047】
また、第1カバー体12が用紙10の先端部10Aに押圧されて用紙10を覆うように第1係止部9を中心にして回動したときに、第1カバー体12の自由端部13に用紙10の先端部10Aを係止する第2係止部14を設けたので、用紙10が下方に曲がることを防止できる。また、確実に第1カバー体12を第1係止部9を中心にして回動させることができる。
【0048】
また、第1カバー体12の側面に側面カバー12A、12Bを設けることによって四方からのゴミの進入を完全に防止することができる。
また、同様に第2カバー体27の側面にも側面カバー27A、27Bを設けることによって四方からのゴミの進入を完全に防止することができる。
【0049】
そして、用紙10の基材の厚みを0.18mm以上にすることによって、用紙10の先端部10Aの押圧によって用紙10が曲がることなく確実に第1カバー体12を第1係止部9を中心にして回動させることができる。同様に、用紙10の後端部10Bの押圧によって用紙10が曲がることなく確実に第2カバー体27を第3係止部26を中心にして回動させることができる。
【0050】
尚、本発明は前記実施形態に限定されることはなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【0051】
【図1】本実施形態に係る印刷装置とリボンカセットの概略構成を示す斜視図である。
【図2】印刷装置にリボンカセットを装着した状態を示す斜視図である。
【図3】印刷装置にリボンカセットを装着した状態を示す平面図である。
【図4】筐体を取り付けた印刷装置にリボンカセットを装着した状態を示す側断面図である。
【図5】印刷装置の本体筐体の後側斜視図である。
【図6】ヘッドユニットの上側斜視図である。
【図7】ヘッドユニットの下側斜視図である。
【図8】一対のカム部材の概略構成を示す斜視図である。
【図9】一対のカム部材の概略構成を示す正面図である。
【図10】図9の左側面図である。
【図11】図9の右側面図である。
【図12】印刷装置の制御構成を示すブロック図である。
【図13】ヘッドユニットの駆動制御処理を示すフローチャートである。
【図14】用紙搬送開始時の状態を示す側断面図である。
【図15】印刷開始位置に搬送される用紙の先端部がプラテンローラに到達した時の状態を示す側断面図である。
【図16】印刷開始位置に搬送される用紙の先端部がインクリボンに到達した時の状態を示す側断面図である。
【図17】用紙が印刷開始位置に搬送された状態を示す側断面図である。
【図18】用紙が印刷・突出される状態を示す側断面図である。
【図19】第1カバー体に側面カバーを設けたことを説明する部分図である。
【図20】第2カバー体に側面カバーを設けたことを説明する部分図である。
【図21】用紙が印刷終了後に排出された状態を示す部分図である。
【図22】第2カバー体の自由端に凹部、凸部を設け、用紙を確実に係止する状態と排紙のために用紙が凸部を乗り越える状態を示す部分図である。
【符号の説明】
【0052】
1 印刷装置
9 第1係止部
10 用紙
10A 先端部
10B 後端部
12 第1カバー体
12A 側面カバー
12B 側面カバー
13 自由端部
14 第2係止部
15 サーマルヘッド
16 ヘッドユニット
19 第1排紙口
23 第2排紙口
26 第3係止部
27 第2カバー体
27A 側面カバー
27B 側面カバー
37 プラテンローラ
45 インクリボン
51 用紙送りモータ
52 第2ギヤ列
55 給紙ローラ
56 用紙送りローラ
57、62 ピンチローラ
61 排出ローラ




 

 


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