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発明の名称 画像形成装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−50653(P2007−50653A)
公開日 平成19年3月1日(2007.3.1)
出願番号 特願2005−238654(P2005−238654)
出願日 平成17年8月19日(2005.8.19)
代理人
発明者 舟橋 浩之
要約 課題
用紙切れ等のエラーが発生しても来店客に悪印象を与えず、次の来店客も試用しやすくした画像形成装置を提供する。

解決手段
用紙Pが給紙トレイ4になく、印字不可能であると判定されると、印字停止部19によって印字部16の印字動作が停止される。そして、液晶パネル6に用紙なしエラーが報知される。引き続きタイマ21が用紙なしのエラーを報知する時間のカウントを開始する。エラー報知時間のカウントが開始されると、カウント値が報知時間設定部20によって設定された時間の経過か否かが判定され、設定時間の経過であると判定されると、印字データ消去部24によって印字される予定であった画像データが、画像保存用RAM15から消去され、報知解除部22によって液晶パネル6による用紙なしのエラー報知が解除される。これによりいつまでもエラー表示する事がなくなる。
特許請求の範囲
【請求項1】
記録媒体に画像を印字する印字動作を行う印字手段と、
前記印字動作を開始するときに、画像の印字が可能であるか否かを判定する印字可否判定手段と、
前記印字可否判定手段によって画像の印字が不可能であると判定されると、前記印字手段の前記印字動作を停止する印字停止手段と、
前記印字停止手段によって前記印字動作が停止されるとエラーを報知する報知手段と、
前記報知手段によってエラーが報知される期間を所定時間計時する報知時間計時手段と、
前記報知時間計時手段によってエラーの報知される期間が所定時間計時されると、前記報知手段によるエラーの報知を解除する報知解除手段と、
前記報知解除手段によってエラーの報知が解除されると、前記印字動作を停止された前記印字手段の停止状態を前記印字手段が前記印字動作を行う前の待機状態に戻す停止状態リセット手段と、を備えたことを特徴とする画像形成装置。
【請求項2】
前記報知時間計時手段によって計時されるエラーの報知される期間を設定する報知時間設定手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記報知解除手段によってエラーの報知が解除されるとき、前記印字手段によって画像を印字するための印字データを記憶している記憶手段から前記印字データを消去する印字データ消去手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
記録媒体を給紙する給紙部と、
前記給紙部に記録媒体が給紙されているか否かを検出する記録媒体検出手段と、をさらに備え、
前記記録媒体検出手段によって前記給紙部に記録媒体が給紙されていないと検出されると、前記印字可否判定手段によって画像の印字が不可能であると判定され、前記報知手段によって記録媒体がない旨のエラーが報知されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記待機状態において、前記印字動作時の印字形態を設定する印字形態設定手段と、
前記印字形態設定手段が操作されていない無操作状態であるか否かを判定する無操作状態判定手段と、
前記無操作状態判定手段によって前記無操作状態であると判定されている期間を所定時間計時する無操作時間計時手段と、
前記無操作時間計時手段によって、前記無操作状態であると判定されている期間が所定時間計時されると、前記印字形態の設定値を、該画像形成装置が工場から出荷されるときに設定されていた工場出荷設定値に戻す設定値リセット手段と、をさらに備えたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記無操作時間計時手段によって計時される、前記無操作状態であると判定されている期間を設定する無操作時間設定手段をさらに備えたことを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、レーザプリンタなどの画像形成装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来から、レーザプリンタやファクシミリ機などの画像形成装置を店頭で販売する場合、来店客に製品をより理解してもらえるよう、簡単なキー操作で、製品の特徴などが記載されたデモページが印字できる、デモンストレーション用の画像形成装置(以下、「デモ機」と称す)が店頭に設置されている。
【0003】
このようなデモ機では、用紙なしなどのエラーが発生した場合、デモ機に設けられたLCDを点灯させたり、液晶パネルにエラーの旨を表示したりして、エラーが発生したことを来店客や店員に報知できる機能を備えている。たとえば、印字データを出力してから所定時間以上プリンタ側が応答しない場合には、表示部によってエラー表示を行うものであり、印字中に、プリンタ側からペーパーエンプティ、エラーストップ等の信号が送られてきた場合には、そのときの時刻を停止時刻記憶回路に記憶させ、この停止時刻を表示部に表示するようにしたデモンストレーション用のプリンタの検査装置に関する技術が開示されている(特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】特開平1−237180号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1において、店員が検査装置でプリンタが停止していないか定期的に確認できれば良いが、来店客の対応に追われ、検査装置を確認する時間がなかったり確認し忘れていたりすると、プリンタがその間中停止したままで、なぜデモページを印字できないのかプリンタを試用した来店客には理解されず、悪い印象を与えてしまう問題があった。そうであるからといって、エラーが発生している間中プリンタにエラーである旨を報知させると、店員がプリンタをエラーから復帰させるまでの間中エラーが報知され、この場合も来店客に悪い印象を与えてしまっていた。
【0006】
そこで、本発明は、このような問題に鑑みなされたものであって、用紙切れ等のエラーが発生しても来店客に悪印象を与えず、次の来店客も試用しやすくした画像形成装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記目的を達成するために、請求項1に記載の画像形成装置では、記録媒体に画像を印字する印字動作を行う印字手段と、印字動作を開始するときに、画像の印字が可能であるか否かを判定する印字可否判定手段と、印字可否判定手段によって画像の印字が不可能であると判定されると、印字手段の印字動作を停止する印字停止手段と、印字停止手段によって印字動作が停止されるとエラーを報知する報知手段と、報知手段によってエラーが報知される期間を所定時間計時する報知時間計時手段と、報知時間計時手段によってエラーの報知される期間が所定時間計時されると、報知手段によるエラーの報知を解除する報知解除手段と、報知解除手段によってエラーの報知が解除されると、印字動作を停止された印字手段の停止状態を印字手段が印字動作を行う前の待機状態に戻す停止状態リセット手段と、を備えたことを特徴とする。
【0008】
請求項2に記載の画像形成装置では、報知時間計時手段によって計時されるエラーの報知される期間を設定する報知時間設定手段をさらに備えたことを特徴とする。
【0009】
請求項3に記載の画像形成装置では、報知解除手段によってエラーの報知が解除されるとき、印字手段によって画像を印字するための印字データを記憶している記憶手段から前記印字データを消去する印字データ消去手段をさらに備えたことを特徴とする。
【0010】
請求項4に記載の画像形成装置では、記録媒体を給紙する給紙部と、給紙部に記録媒体が給紙されているか否かを検出する記録媒体検出手段と、をさらに備え、記録媒体検出手段によって給紙部に記録媒体が給紙されていないと検出されると、印字可否判定手段によって画像の印字が不可能であると判定され、報知手段によって記録媒体がない旨のエラーが報知されることを特徴とする。
【0011】
請求項5に記載の画像形成装置では、待機状態において、印字動作時の印字形態を設定する印字形態設定手段と、印字形態設定手段が操作されていない無操作状態であるか否かを判定する無操作状態判定手段と、無操作状態判定手段によって無操作状態であると判定されている期間を所定時間計時する無操作時間計時手段と、無操作時間計時手段によって、無操作状態であると判定されている期間が所定時間計時されると、印字形態の設定値を、該画像形成装置が工場から出荷されるときに設定されていた工場出荷設定値に戻す設定値リセット手段と、をさらに備えたことを特徴とする。
【0012】
請求項6に記載の画像形成装置では、無操作時間計時手段によって計時される、無操作状態であると判定されている期間を設定する無操作時間設定手段をさらに備えたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
請求項1の画像形成装置によれば、記録媒体がなくなるなどして画像形成装置による印字ができない状態にあっても、報知手段によってエラーが報知されるので、来店客は画像形成装置による印字を行えない状態にあることが分かる。また、報知手段による報知は所定時間経過後解除され、そのとき印字手段は待機状態に戻されるので、店員がエラーを解決するまでの間中、画像形成装置が停止し続けたりエラーが報知され続けたりしてしまい、来店客に悪い印象を与えるようなことはない。
【0014】
請求項2の画像形成装置によれば、報知する期間を自在に設定することができるので、来店者数などにより適宜最適な報知期間に設定することができる。
【0015】
デモンストレーション用の画像形成装置ではエラーにより印字できなかった印字データを保存しておきエラーから復帰したときに印字したとしても、そのとき印字しようとしていた来店客はその場から立ち去っていることが多いので、むしろ印字しないほうが良い。そこで、請求項3の画像形成装置によれば、エラーにより印字できず必要のなくなった印字データを自動的に消去することができる。
【0016】
請求項4の画像形成装置によれば、記録媒体がなくなって画像形成装置による印字ができない状態にあっても、報知手段によってエラーを報知するので、来店客は、画像形成装置内に記録媒体がなく印字ができない旨を知ることができる。
【0017】
請求項5の画像形成装置によれば、無操作状態が所定時間続くと、設定値リセット手段が印字形態の設定値を該画像形成装置が製造され工場から出荷されるときに設定されていた工場出荷設定値に戻すので、前回画像形成装置を試用した来店客が印字形態の設定を変更したままにして帰ったとしても、次回画像形成装置を使用する来店客がデモンストレーション用の画像を印字する場合、印字形態を設定しやすく、使い勝手が良い。
【0018】
請求項6の画像形成装置によれば、前記無操作時間計時手段によって計時される、無操作状態であると判定されている期間を自在に設定することができるので、来店者数などにより適宜最適な無操作期間に設定することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
〔第1実施形態〕
(画像形成装置の外観)
まず、本発明の画像形成装置としてのレーザプリンタ1の外観を、図1を参照して説明する。図1は、レーザプリンタ1の第1の実施形態を示す外観図である。図2は、レーザプリンタ1の本体ケース2の操作部3付近を示す拡大図である。
【0020】
レーザプリンタ1の本体ケース2の上面には、操作部3が設けられている。また、記録媒体としての用紙Pにデモンストレーション用の画像を印字したりするときに用紙Pが給紙される給紙部としての給紙トレイ4と、印字された用紙Pが排紙される排紙口5が設けられている。操作部3は、図2に示すように、用紙Pに画像を印字するときの印字形態のリストを表示したり、給紙トレイ4に用紙Pが給紙されていない場合に用紙なしである旨のエラーを表示したりするための報知手段としての液晶パネル6と、液晶パネル6に印字形態のリストを表示し選択するメニューキー7と、用紙Pの両面に画像を印字させる形態を選択する両面印字キー8と、印字形態を決定するためのセットキー9と、設定された印字形態で用紙Pへの画像の印字をスタートさせるプリントキー11と、から構成されている。これらメニューキー7、両面印字キー8、セットキー9(これらを総称して「印字形態設定キー7〜9」と呼ぶ)が、本発明の印字形態設定手段に相当し、後述する印字手段としての印字部16が用紙Pに画像を印字する印字動作を行う前の待機状態のときに操作される。
【0021】
(画像形成装置の制御的な内部構成)
次に、レーザプリンタ1の制御的な内部構成を図3のブロック図を参照して説明する。図3は、レーザプリンタ1の制御的な内部構成を表すブロック図である。
【0022】
図3に示すように、レーザプリンタ1は、操作部3と、上述した印字形態設定キー7〜9により設定された印字形態を記憶する印字形態保存用RAM14と、各種プログラムに従い動作するCPU13と、画像データが記憶されている記憶手段としての画像保存用RAM15と、印字形態保存用RAM14に記憶された印字形態により、画像保存用RAM15に記憶されている画像データを印字する印字部16と、用紙Pが給紙される給紙トレイ4に設けられ、用紙Pと接触することにより用紙Pを検出する記録媒体検出手段としての用紙検出センサ17と、後述する報知時間計時手段および無操作時間計時手段としてのタイマ21および27と、CPU13によって実行される各種プログラムを備えたROM29とを備えている。
【0023】
操作部3は、液晶パネル6と、印字形態設定キー7〜9とを備え、メニューキー7は、操作パネル6によって用紙Pが給紙トレイ4にない旨のエラーが表示される期間を設定する報知時間設定手段としての報知時間設定部20と、印字形態設定キー7〜9が無操作状態であると判定されている期間を設定する無操作時間設定手段としての無操作時間設定部26と、を備えている。
【0024】
ROM29は、用紙検出センサ17により用紙Pを検出したか否かによって異なる検出信号を受信し、受信した検出信号に応じて用紙Pが給紙トレイ4にあり印字可能な状態か、用紙Pが給紙トレイ4になく印字不可能な状態かを判定する印字可否判定手段としての印字可否判定部18と、印字可否判定部18によって給紙トレイ4に用紙Pがなく印字不可能な状態であると判定されると、印字動作、すなわち、印字部16の各種構成要素の駆動を停止する印字停止手段としての印字停止部19と、印字停止部19によって印字動作が停止され、報知時間設定部20によって設定されたエラーの表示される期間がタイマ21によって計時されると、液晶パネル6によるエラーの表示を解除する報知解除手段としての報知解除部22と、報知解除部22によってエラーの表示が解除されると、印字動作を停止された印字部16の停止状態を印字部16が印字動作を行う前の待機状態に戻す停止状態リセット手段としての停止状態リセット部23と、報知解除部22によってエラーの表示が解除されるとき、画像保存用RAM15から画像データを消去する印字データ消去手段としての印字データ消去部24と、印字形態設定キー7〜9のいずれのキーも操作されていないか、あるいはいずれかのキーが操作されたかで無操作状態であるか否かを判定する無操作状態判定手段としての無操作状態判定部25と、無操作時間設定部26によって設定された印字形態設定キー7〜9が無操作状態であると判定されている期間がタイマ27によって計時されると、印字形態保存用RAM14に記憶された印字形態の設定を、レーザプリンタ1が工場から出荷されるときの工場出荷設定に戻す設定値リセット手段としての設定値リセット部28などのプログラムを備えており、CPU13は、これらのプログラムに従い動作する。
【0025】
(デモンストレーション用画像の印字形態)
次に、デモンストレーション用画像の印字形態について、図4を参照しながら説明する。図4は、印字形態の設定リストである。前述した印字形態設定キー7〜9は、店頭に設置されたデモ機としてのレーザプリンタ1において、画像の印字形態を設定可能である。印字形態設定キー7〜9、すなわち、メニューキー7、両面印字キー8、セットキー9、およびプリントキー11では、それぞれ以下のような役割がある。
【0026】
<メニューキー>
メニューキー7を押下すると、液晶パネル6には、図4に示すような印字形態の設定リストが、1行ずつ表示される。尚、図4において、太字で示されるのは、レーザプリンタ1が工場から出荷されるときに初期設定として設定される工場出荷設定値である。
【0027】
印字形態は大きく3つに分類されており、用紙Pに関する設定である「Paper」、用紙Pに印字される画像に関する設定である「Quality」、そして、レーザプリンタ1のその他の動作に関する「Setup」とから構成される。
【0028】
「Paper」では、用紙Pの長辺側を綴るのが可能な両面印刷にするか(On(Long Bind))、用紙Pの短辺側を綴るのが可能な両面印刷にするか(On(Short Bind))、両面印字をOffするかを設定する「Duplex」の設定を行うことができる。
【0029】
「Quality」では、300dpiで印字するか600dpiで印字するか、印字する画像の解像度を設定する「Resolution」、および、画像の印字に使用されるトナーを節約するか否かをOn/Offで設定する「Toner Save」の設定を行うことができる。
【0030】
「Setup」では、液晶パネル6に表示される言語(英語(English)、日本語(Japanese)、フランス語(French)、ドイツ語(German))を設定する「Language」、用紙なしのエラーが発生した場合に鳴動することによりエラーを報知するエラーブザーのOn/Offを設定する「Error Buzzer」、および、エラーブザーを鳴動させる場合にブザーの音量をLow/Highで設定する「Buzzer Volume」、報知時間設定部20によって液晶パネル6やブザーで用紙なしエラーを報知する時間t=mを設定する「Error Alarm Time」、無操作時間設定部26によって印字形態設定キー7〜9が操作されない無操作状態である時間t=nを設定する「No-Touch Time」などの設定を行うことができる。
【0031】
そして、メニューキー7を押下する度に、液晶パネル6に表示される上述した設定項目が、順次切り替わっていく。たとえば、液晶パネル6に「Resolution = 300/600 dpi」と表示されているときにメニューキー7を1度押下すると、「Toner Save = Off/On」という表示に切り替わる。
【0032】
<両面印字キー>
両面印字キー8は、図4に示す「Paper」の両面印字設定「Duplex」を設定するときに使用される専用キーであり、1度押下する度に、液晶パネル6の表示が「Off」,「On(Long Bind)」,「On(Short Bind)」と切り替わる。
【0033】
<セットキー>
セットキー9は、メニューキー7および両面印字キー8で選択した印字形態の設定を変更したり決定したりするためのキーである。たとえば、メニューキー7で「Quality」の「Resolution = 300/600 dpi」を選択した場合、図2に示すように、選択キー9aで300dpiに設定するか600dpiに設定するか選択し、選択キー9aで選択した方の解像度で用紙Pに画像を印字するように、決定キー9bで決定する。メニューキー7で選択されセットキー9で設定された印字形態は、用紙なしエラーがブザーにより時間t=m報知されるか、時間t=n印字形態設定キー7〜9が操作されないか、あるいは、次回印字形態設定キー7〜9を操作して設定変更されるまで、印字形態保存用RAM14に記憶される。
【0034】
<プリントキー>
プリントキー11は、メニューキー7、両面印字キー8、およびセットキー9により設定された印字形態に基づいて、印字部16により用紙Pへのデモンストレーション用画像印字を開始するときに押下されるキーである。プリントキー11が押下されると、押下されたことを示す信号がCPU13に送信され、この信号を受信したCPU13は、印字形態保存用RAM14に対して記憶している印字形態を送信するように指示を出す。そして、CPU13は、印字形態保存用RAM14から取得した印字形態とともに画像保存用RAM15に記憶されているデモンストレーション用の画像データを印字部16に送り、印字部16は用紙Pへの画像の印字を開始する。
【0035】
(エラー発生時と印字形態の設定に関する処理動作)
次に、用紙Pが給紙トレイ4にないエラーが発生したときと、レーザプリンタ1の状態に応じて設定が変更される印字形態に関する処理動作を、図5を参照しながら説明する。図5は、エラー発生時と印字形態の設定に関するCPU13の処理動作を示すフローチャートである。
【0036】
まず、開店前などに店員がデモンストレーション用のレーザプリンタ1の電源をONにする(S1)。レーザプリンタ1の電源がONされると、印字形態の設定が工場出荷設定にされ、レーザプリンタ1が起動する(S2)。レーザプリンタ1が起動すると、用紙なしのエラーを報知する時間をカウントするタイマ21のカウント値t,印字形態設定キー7〜9が操作されない無操作状態である時間をカウントするタイマ27のカウント値tが、t=0, t=0にされる(S3)。t=0, t=0にされると、タイマ27が印字形態設定キー7〜9が操作されない無操作状態である時間tのカウントを開始する(S4)。tのカウントが開始されると、画像保存用RAM15に記憶された画像データが読み出され印字部16が駆動を開始された印字動作中であるか否かが判定される(S5)。印字部16は印字動作を停止されていると判定されると(S5:No)、無操作状態判定部25により、メニューキー7が操作されたか否かが判定される(S6)。メニューキー7が操作されたと判定されると(S6:Yes)、液晶パネル6によって、図4に示すように、メニューキー7が操作されたときの表示処理を行う(S7)。S7の処理後、カウント値t,tがt=0, t=0にされるS3の処理に戻る。メニューキー7が操作されていないと判定されると(S6:No)、無操作状態判定部25により、セットキー9が操作されたか否かが判定される(S8)。セットキー9が操作されたと判定されると(S8:Yes)、液晶パネル6によって、セットキー9が操作されたときの表示処理を行い、印字形態の設定を変更する(S9)。S9の処理後、カウント値t,tがt=0, t=0にされるS3の処理に戻る。セットキー9が操作されていないと判定されると(S8:No)、無操作状態判定部25により、両面印字キー8が操作されたか否かが判定される(S10)。両面印字キー8が操作されたと判定されると(S10:Yes)、液晶パネル6によって、両面印字キー8が操作されたときの表示処理を行う(S11)。S11の処理後、カウント値t,tがt=0, t=0にされるS3の処理に戻る。両面印字キー8が操作されていないと判定されると(S10:No)、タイマ27のカウント値tが、t>nであるか否かが判定される(S12)。タイマ27のカウント値tがt>nでないと判定されると(S12:No)、S5における印字部16が印字動作中であるか否かが判定される処理に戻る。タイマ27のカウント値tがt>nであると判定されると(S12:Yes)、設定値リセット部28により、全印字形態の設定が、図4の太字で示される、レーザプリンタ1が工場から出荷されるときの工場出荷設定に戻される(S13)。全印字形態の設定が工場出荷設定に戻されると、液晶パネル6の表示が印字形態設定キー7〜9を操作する前の初期表示に戻され(S14)、カウント値t,tがt=0, t=0にされるS3の処理に戻る。
【0037】
一方、印字部16は印字動作中であると判定されると(S5:Yes)、図5に示すAからの処理に移り、用紙検出センサ17からの検出信号に基づき、印字可否判定部18で用紙Pが給紙トレイ4になく印字不可能な状態であるか否かが判定される(S15)。用紙Pが給紙トレイ4にあり、印字可能であると判定されると(S15:No)、印字部16は印字動作を続行し、カウント値t,tがt=0, t=0にされるS3の処理に戻る。用紙Pが給紙トレイ4になく、印字不可能であると判定されると(S15:Yes)、印字停止部19によって印字部16の印字動作が停止される(S16)。そして、液晶パネル6に「ヨウシ ナシ プリント フカノウ」などのエラーが表示されたり、図4に示す「Setup」の「Error Buzzer」がONに設定されていれば、ブザーの鳴動によりエラーが報知されたりする(S17)。S17の処理が実行されるとともに、タイマ21が用紙なしのエラーを報知する時間tのカウントを開始する(S18)。エラー報知時間tのカウントが開始されると、タイマ21のカウント値tが、報知時間設定部20によって設定されたt>mであるか否かが判定される(S19)。タイマ21のカウント値tがt>mでないと判定されると(S19:No)、S5における印字部16が印字動作中であるか否かが判定される処理に戻る。タイマ21のカウント値tがt>mであると判定されると(S19:Yes)、印字データ消去部24によって印字される予定であった画像データが、画像保存用RAM15から消去される(S20)。画像データが消去されると、報知解除部22によって液晶パネル6やブザーによる用紙なしのエラー報知が解除される(S21)。エラー報知が解除されると、停止状態リセット部23により、印字部16が印字動作を停止された停止状態から印字部16が印字動作を開始する前の待機状態へ戻される(S22)。印字部16が停止状態から待機状態へ戻されると、設定値リセット部28により、全印字形態の設定が工場出荷設定に戻される(S13)。全印字形態の設定が工場出荷設定に戻されると、液晶パネル6の表示が印字形態設定キー7〜9を操作する前の初期表示に戻され(S14)、カウント値t,tがt=0, t=0にされるS3の処理に戻る。
【0038】
以上のような処理を設ければ、用紙Pが給紙トレイ4になくデモンストレーション用のレーザプリンタ1による印字が不可能な状態になったとき、液晶パネル6やブザーによってエラーが報知されるので、来店客はレーザプリンタ1が印字を行えない状態にあることが分かる。そして、報知解除部22により、用紙なしエラーの報知が報知時間設定部20によって設定された報知時間t=mが経過後解除され、そのとき停止状態リセット部23により印字部16は待機状態に戻されるので、店員が用紙Pを給紙トレイ4に載置するまでの間中、レーザプリンタ1が停止し続けたりエラーが報知され続けたりしてしまい、来店客に悪い印象を与えるようなことはない。
【0039】
また、用紙無しエラーを報知する期間を報知時間設定部20により自在に設定することができるので、来店者数などにより適宜最適な報知期間に設定することができる。
【0040】
店頭に設置されているデモンストレーション用のレーザプリンタ1では、用紙なしエラーにより印字できなかった画像データを画像保存用RAM15に記憶しておきエラーから復帰したときに印字したとしても、そのとき印字しようとしていた来店客はその場から立ち去っていることが多いので、むしろ印字しないほうが良い。そこで、印字データ消去部24によれば、用紙なしエラーにより印字できず必要のなくなった画像データを画像保存用RAM15から自動的に消去することができる。
【0041】
印字形態設定キー7〜9が操作されない無操作状態が無操作時間設定部26によって設定された時間t=n続くと、設定値リセット部28が印字形態の設定を工場出荷設定に戻すので、前回レーザプリンタ1を試用した来店客が印字形態の設定を変更したままにして帰ったとしても、次回レーザプリンタ1を使用する来店客がデモンストレーション用の画像を印字する場合、印字形態を設定しやすく、使い勝手が良い。
【0042】
〔変形例〕
以上、上記実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に何ら限定されるものではなく、その技術的思想を逸脱しない範囲内で種々の改良変形が可能である。
【0043】
上記実施形態では、給紙トレイ4に用紙Pがない旨を液晶パネル6やブザーにより報知し、所定時間経過後エラー報知を解除していたが、用紙Pが給紙トレイ4から給紙されて印字部16で画像を印字され排紙口5から排紙されるまでの図示しない用紙搬送経路で詰まったときや、画像データを用紙P上に可視像として印字するためのトナーが切れたときなど、印字動作を続行不可能な状態にある場合は、前述したように、液晶パネル6やブザーにより報知し、所定時間経過後エラー報知を解除するようにしても良い。
【0044】
エラーは、液晶パネル6やブザーの鳴動で報知するだけでなく、発光ダイオードを点灯または点滅させても良い。
【0045】
レーザプリンタ1に限らず、インクジェットプリンタやファクシミリ装置、プリント機能とファクシミリ機能を併せ持つ複合機などの画像形成装置も、デモンストレーション用の画像形成装置として、上記実施形態に述べた処理を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0046】
【図1】レーザプリンタ1の第1の実施形態を示す外観図である。
【図2】レーザプリンタ1の本体ケース2の操作部3付近を示す拡大図である。
【図3】レーザプリンタ1の制御的な内部構成を表すブロック図である。
【図4】印字形態の設定リストである。
【図5】エラー発生時と印字形態の設定に関するCPU13の処理動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0047】
1 レーザプリンタ(画像形成装置)
3 操作部
4 給紙トレイ(給紙部)
6 液晶パネル(報知手段)
7 メニューキー(印字形態設定手段)
8 両面印字キー(印字形態設定手段)
9 セットキー(印字形態設定手段)
9a 選択キー
9b 決定キー
11 プリントキー
13 CPU
14 印字形態保存用RAM
15 画像保存用RAM(記憶手段)
16 印字部(印字手段)
17 用紙検出センサ(記録媒体検出手段)
18 印字可否判定部(印字可否判定手段)
19 印字停止部(印字停止手段)
20 報知時間設定部(報知時間設定手段)
21 タイマ(報知時間計時手段)
22 報知解除部(報知解除手段)
23 停止状態リセット部(停止状態リセット手段)
24 印字データ消去部(印字データ消去手段)
25 無操作状態判定部(無操作状態判定手段)
26 無操作時間設定部(無操作時間設定手段)
27 タイマ(無操作時間計時手段)
28 設定値リセット部(設定値リセット手段)
P 用紙




 

 


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