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発明の名称 印刷装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−38686(P2007−38686A)
公開日 平成19年2月15日(2007.2.15)
出願番号 特願2006−284682(P2006−284682)
出願日 平成18年10月19日(2006.10.19)
代理人
発明者 森崎 浩 / 山田 正利
要約 課題

ダイレクト印刷機能に伴う動作上の問題を解消した印刷装置を提供する。

解決手段
特許請求の範囲
【請求項1】
外部装置に接続される印刷装置であって、
画像データを記憶した記憶メディアを抜き差し可能なスロット部と、
操作パネルからのアクセスに応じて、そのスロット部に差し込まれた記憶メディアからデータを読み出して印刷し、外部装置からのアクセスに応じて前記記憶メディアのデータを操作処理する制御手段とを備え、
前記制御手段は、外部装置からのアクセスにより記憶メディアからのデータ削除を許可した状態で、操作パネルからのアクセスに応じて記憶メディアからデータを読み出して印刷することを禁止することを特徴とする印刷装置。
【請求項2】
前記制御手段は、外部装置からのアクセスにより記憶メディアからのデータ削除を許可した状態で、前記記憶メディアが使用中であるか否かを判定し、使用中でない場合、前記操作パネルからのアクセスに応じてデータを読み出して印刷することを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
【請求項3】
前記制御手段は、外部装置からのデータ削除を許可した状態で、操作パネルからのアクセスに応じることなく、記憶メディアを使用中であることを通知することを特徴とする請求項1又は2に記載の印刷装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、スロット部に差し込んだ記憶メディアから直接データを読み出して印刷できる印刷装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、デジタルカメラなどの普及により、画像データなどを記録するためのメディアとして、フラッシュメモリを内蔵した記憶メディアが広く利用されつつある。この種の記憶メディアとしては、各種各様のタイプ、データフォーマット形式があり、一例としてその名をあげると、スマートメディア、コンパクトフラッシュ(登録商標)、メモリスティックなどがある。
【0003】
一般に、デジタルカメラなどで撮影した画像データを印刷するには、そのデジタルカメラなどをパーソナルコンピュータに接続し、パーソナルコンピュータを介して記憶メディアから画像データを読み出し、周辺機器としての印刷装置にプリントデータを送ることで印刷が行われる。こうして画像データを印刷する場合、コンピュータの起動やソフトウェア上での面倒な操作を必要とするが、記憶メディアの利便性を活かして使い勝手を高めるために、いわゆるダイレクト印刷機能を備えた印刷装置がある。
【0004】
このダイレクト印刷機能とは、記憶メディアを抜き差し可能なスロット部を印刷装置に備え、そのスロット部に差し込まれた記憶メディアから直接データを印刷装置が読み出して印刷する機能である。もちろん、この種の機能を備えた印刷装置においても、パーソナルコンピュータからのアクセスに応じてスロット部における記憶メディアのデータを読み出したり、削除したりすることが可能である。
【0005】
また、この種の機能を備えた印刷装置には、異なるタイプの記憶メディアをスロット部に差込可能とし、スロット部を記憶メディアの複数種類に対応させた機種もある。
【特許文献1】特開平4−52161号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記したように、ダイレクト印刷機能を備えた印刷装置によれば、記憶メディアのデータを直接読み出して印刷できることから、使い勝手の点で優れるが、以下に指摘するように動作上いくつかの不都合があった。
【0007】
たとえば、ダイレクト印刷機能によって記憶メディアからデータを読み出して印刷中、ユーザが承知の上でスロット部から記憶メディアを抜き出して印刷を中断しようとしても、接続エラーと検知されることで印刷動作が停止し、接続エラーを解除しなければ引き続き他の動作を開始させることができず、ユーザ本位の操作性において見直すべき点があった。
【0008】
さらには、ある種の記憶メディアがスロット部に対して接続エラーなく差し込まれた場合であっても、その記憶メディアのデータフォーマット形式が規格外でデータを判読できなかったり、スロット部に対応しない記憶メディアが差し込まれる場合があり、そのような状態でも正しく接続されたとして動作が続行され、いつまで経ってもエラーと判断されずに操作不能に陥る可能性がある。
【0009】
本発明は、上記の点に鑑みて提案されたものであって、ダイレクト印刷機能に伴う動作上の問題を解消した印刷装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記目的を達成するために、請求項1に記載した発明の印刷装置は、外部装置に接続される印刷装置であって、画像データを記憶した記憶メディアを抜き差し可能なスロット部と、操作パネルからのアクセスに応じて、そのスロット部に差し込まれた記憶メディアからデータを読み出して印刷し、外部装置からのアクセスに応じて前記記憶メディアのデータを操作処理する制御手段とを備え、前記制御手段は、外部装置からのアクセスにより記憶メディアからのデータ削除を許可した状態で、操作パネルからのアクセスに応じて記憶メディアからデータを読み出して印刷することを禁止することを特徴とする。
【0011】
このような印刷装置によれば、外部装置からのアクセスに応じて記憶メディアの操作処理中、ダイレクト印刷による印刷が禁止されるので、そのまま外部装置からのアクセスに応じて記憶メディアのデータを読み出したり、削除したりするといったデータ操作処理を正常に続けることができる。
【0012】
また、請求項2に記載した発明の印刷装置は、前記制御手段は、外部装置からのアクセスにより記憶メディアからのデータ削除を許可した状態で、前記記憶メディアが使用中であるか否かを判定し、使用中でない場合、前記操作パネルからのアクセスに応じてデータを読み出して印刷することを特徴とする。
【0013】
このような印刷装置によれば、ダイレクト印刷中でなく印刷を開始する際に接続エラーが生じた場合、接続エラーが通知され、そのエラーの対処が可能になる。
【0014】
請求項3に記載した発明の印刷装置は、前記制御手段は、外部装置によるデータ削除を許可した状態で、操作パネルからのアクセスに応じることなく、記憶メディアを使用中であることを通知することを特徴とする。
【発明の効果】
【0015】
外部装置からのアクセスに応じて記憶メディアの操作処理中、ダイレクト印刷による印刷が禁止されるので、そのまま外部装置からのアクセスに応じて記憶メディアのデータを読み出したり、削除したりするといったデータ操作処理を正常に続けることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
以下、本発明の好ましい実施の形態について図面を参照して説明する。
【0017】
図1は、本発明に係る印刷装置の一実施形態として、ファクシミリ装置の構成を示したブロック図である。この図に示すように、本発明に係るファクシミリ装置Aは、CPU10、NCU11、RAM12、モデム13、ROM14、EEPROM15、ゲートアレイ16、コーデック17、DMAC18、読取部21、印刷部22、操作部23、表示部24、スロット部25、および外部接続部26などを具備して概略構成されている。CPU10、NCU11、RAM12、モデム13、ROM14、EEPROM15、ゲートアレイ16、コーデック17、およびDMAC18は、バス線27により相互に接続されている。バス線27には、アドレスバス、データバス、および制御信号線が含まれる。ゲートアレイ16には、読取部21、印刷部22、操作部23、表示部24、スロット部25、および外部接続部26が接続されている。NCU11には、公衆電話回線28が接続されている。また、外部接続部26には、パーソナルコンピュータBが接続されている。
【0018】
CPU10は、ファクシミリ装置全体の動作を制御する。NCU11は、公衆電話回線28に接続されて網制御を行う。RAM12は、CPU10の作業領域や各種データの格納領域などを提供する。モデム13は、ファクシミリデータの変調や復調などを行う。ROM14は、CPU10が実行すべきプログラムや設定値などのデータを記憶している。EEPROM15は、各種のフラグや設定データなどを記憶する。ゲートアレイ16は、CPU10と各部21〜26とのインターフェースとして機能する。コーデック17は、ファクシミリデータの符号化や復号化を行う。DMAC18は、主にRAM12へのデータの書き込みや読み出しを行う。
【0019】
読取部21は、イメージセンサやLED光源などを備え、原稿などから文字や図形などの画像を読み取る。印刷部22は、たとえばインクジェット方式あるいは熱転写方式などにより、文字や図形などの画像を印刷する。操作部23は、テンキーや文字キーなどのキースイッチ群を備え、使用者のキー操作に応じた指令をCPU10に伝える。表示部24は、LCDなどのディスプレイを備え、動作状態や操作ガイダンスなどを表示する。スロット部25は、たとえばスマートメディアやコンパクトフラッシュ(登録商標)など、フラッシュメモリを内蔵した複数種類の記憶メディアCを接続するための複数のコネクタを備え、これらの記憶メディアCを抜き差し可能としつつ、記憶メディアCに対してデータを読み書きするリーダ/ライタとしての機能を有する。外部接続部26は、たとえばセントロニクスパラレルインターフェイス、あるいはUSB(Universal Serial Bus)などといった規格に対応する接続ポートを備え、周辺機器として本装置Aを利用する場合にパーソナルコンピュータBとの間でデータや信号を交換する。
【0020】
要点について説明すると、本ファクシミリ装置Aは、パーソナルコンピュータBの周辺機器としてデータを印刷する機能のほか、デジタルカメラなどで利用される記憶メディアCをスロット部25に差し込み、その記憶メディアCから直接データを読み出して印刷する、いわゆるダイレクト印刷機能を備えたものである。本装置Aでは、パーソナルコンピュータBからのアクセスに応じてスロット部25に差し込まれた記憶メディアCのデータをパーソナルコンピュータBに転送したり、削除するといったデータ操作処理を行うこともできる。また、本装置Aでは、異なるタイプの記憶メディアCを接続可能とするが、スロット部25に対応しない記憶メディアCが挿入されることもあるため、スロット部25に記憶メディアCが挿入されたことを検知するセンサを備え、このセンサからの信号に応じて記憶メディアCの接続エラーを検知し、そのエラーに対応したエラーメッセージをディスプレイ表示する機能も備える。
【0021】
そして、本装置Aでは、先述した課題を解決するために、たとえば、ダイレクト印刷機能によって記憶メディアCからデータを読み出して印刷中、パーソナルコンピュータBから記憶メディアCに対してアクセスがあり、その記憶メディアCのデータを削除するアクセス要求であっても、CPU10がそのアクセス要求に応じることなくデータを削除しないように構成されている。逆に、パーソナルコンピュータBから記憶メディアCに対してアクセス中、ユーザがパネル操作により記憶メディアCのデータをダイレクト印刷機能によって印刷しようとしても、CPU10がユーザのパネル操作に応じることなく、印刷動作を実行しないように構成されている。つまり、記憶メディアCをリソースとした同一データに対するコンフリクトエラーが生じないように構成されている。
【0022】
また、ダイレクト印刷機能による印刷中、ユーザが承知の上でスロット部25から記憶メディアCを抜き出して印刷を中断させる場合があるが、その印刷中に記憶メディアCがスロット部25から抜かれることで接続エラーが検知されても、CPU10は、接続エラーに対応したエラーメッセージをディスプレイ上に表示させることはない。この場合、印刷結果が不完全のまま用紙が排紙されるが、その用紙の排紙後は、通常の待機状態となって次の印刷やファクシミリデータの送受信、あるいはスキャニングなどの動作を行うことができる。つまり、ユーザが意図的にスロット部25から記憶メディアCを抜いてダイレクト印刷を中断させた場合には、エラー解除などを行う必要なくそのまま次の動作を開始させることができる。
【0023】
さらに、ある種の記憶メディアCがスロット部25に接続エラーなく差し込まれた場合であっても、その記憶メディアCのデータフォーマット形式が規格外で、データを判読できない場合ある。また、スロット部25に記憶メディアCが挿入された状態でも、そのスロット部25のコネクタに対応しない記憶メディアCの場合には、コネクタから正常な電気的信号を得られずにメディア自体を認識できない場合がある。特に、スマートメディアの場合、フラッシュメモリ以外にコントローラチップなどを内蔵せず、データフォーマット形式を独自規格としてデータが記録されている場合があり、そうするとスロット部25に正しく挿入して接続された状態であっても、本装置Aのデータ形式に応じてデータを正常に読み出すことができない。そうした場合に備えて本装置Aでは、接続エラーだけでなくデータを判読できない場合や、メディア自体を認識できない場合にも、データエラーとして検知するように構成されている。つまり、記憶メディアCがスロット部25に差し込まれた状態であっても、その記憶メディアCのデータをダイレクト印刷できない場合には、CPU10がデータエラーを検知し、それに応じたエラーメッセージをディスプレイ上に表示させ、その記憶メディアCがスロット部25から抜かれるまでエラーに応じた動作を続ける。
【0024】
すなわち、CPU10は、記憶メディアCのデータをダイレクト印刷機能によって印刷中、外部装置(パーソナルコンピュータB)からのアクセスによる記憶メディアCのデータ操作処理を禁止する一方、逆に、外部装置からのアクセスに応じて記憶メディアCのデータを操作処理中、ダイレクト印刷機能による印刷を禁止する制御手段を実現している。また、CPU10は、記憶メディアCのデータをダイレクト印刷機能によって印刷中、その記憶メディアCの接続エラーが検知されても、利用者に接続エラーを伝えることなく引き続き所要の動作を行う一方、ある種の記憶メディアCがスロット部25に対して接続エラーなく差し込まれた場合であっても、その記憶メディアのデータを判読できず、あるいはメディア自体を認識できないとき、データエラーに応じた所要の動作を行う制御手段を実現している。
【0025】
次に、ダイレクト印刷機能を中心としたファクシミリ装置Aの動作について図面を参照して説明する。
【0026】
図2は、ダイレクト印刷を行う際の動作を示したフローチャートであって、まず、ユーザがスロット部25に記憶メディアCを差し込み、パネル操作により印刷開始を指示したとする。すると、CPU10は、後述するメディアステータスに基づいて記憶メディアCが使用中であるか否かを調べる(S10)。このメディアステータスとは、記憶メディアCに対するパーソナルコンピュータBからのアクセスや、ダイレクト印刷機能に基づくアクセスにより、記憶メディアCが使用中であるか未使用であるかを示したフラグ情報である。
【0027】
ここで、記憶メディアCに対するアクセスもなく、記憶メディアCが未使用の場合(S10:NO)、CPU10は、メディアステータスを使用中とし(S11)、その記憶メディアCからデータを読み出して印刷処理を開始させる(S12)。
【0028】
こうしてダイレクト印刷により記憶メディアCのデータを印刷中、CPU10は、パーソナルコンピュータBから記憶メディアCのデータを削除するといったアクセス要求があるか否かを監視している(S13)。
【0029】
パーソナルコンピュータBからアクセス要求があった場合(S13:YES)、CPU10は、そのアクセス要求に応じることなく記憶メディアCが使用中であることをパーソナルコンピュータBに対して通知する(S14)。この際、具体的にダイレクト印刷中である旨を通知するようにしても良い。つまり、ダイレクト印刷中は、パーソナルコンピュータBなどの外部装置から記憶メディアCのデータを削除することはできない。したがって、ダイレクト印刷中にコンフリクトエラーが生じることはない。
【0030】
ダイレクト印刷が終了すると(S15:YES)、CPU10は、メディアステータスを未使用とし(S16)、もとの待機状態に戻る。
【0031】
S15において、ダイレクト印刷が終了していない場合(S15:NO)、CPU10は、S12に戻って印刷処理を続ける。
【0032】
S13において、ダイレクト印刷中にパーソナルコンピュータBからアクセス要求がない場合(S13:NO)、CPU10は、S15:YESとなるまで印刷処理を続け、その間、繰り返しアクセス要求があるか否かを監視する。
【0033】
S10において、記憶メディアCが使用中の場合(S10:YES)、CPU10は、パーソナルコンピュータBからのアクセス要求に応じて、記憶メディアCのデータを削除したり、パーソナルコンピュータBに転送したりする(S17)。つまり、この場合には、ダイレクト印刷の開始を指示した時点でパーソナルコンピュータBからの記憶メディアCに対するアクセスがあるため、ダイレクト印刷が開始されることなく、パーソナルコンピュータBのアクセスが優先される。
【0034】
こうしてパーソナルコンピュータBからのアクセスにより記憶メディアCのデータを操作処理中、CPU10は、再びユーザがダイレクト印刷の開始を指示したか否かを監視している(S18)。
【0035】
印刷開始が指示された場合(S18:YES)、CPU10は、その指示に応じることなく記憶メディアCが使用中であることをメッセージなどによりディスプレイ上に表示させる(S19)。この際、具体的にパーソナルコンピュータBから記憶メディアCに対してアクセス中である旨を表示するようにしても良い。つまり、パーソナルコンピュータBからのアクセスにより記憶メディアCのデータを処理中は、ダイレクト印刷を開始することはできない。したがって、記憶メディアCに対して外部からのアクセス中にコンフリクトエラーが生じることはない。
【0036】
パーソナルコンピュータBからのアクセスが終了すると(S20:YES)、CPU10は、S16に移ってメディアステータスを未使用とし(S16)、もとの待機状態に戻る。
【0037】
S20において、パーソナルコンピュータBからのアクセスが終了していない場合(S20:NO)、CPU10は、S17に戻ってパーソナルコンピュータBのアクセスに応じる。
【0038】
S18において、パーソナルコンピュータBからのアクセス中にダイレクト印刷の開始指示がない場合(S18:NO)、CPU10は、S20:YESとなるまで印刷処理を続け、その間、繰り返し印刷開始指示があるか否かを監視する。なお、図2に示されるPCアクセス処理(S17)は、ダイレクト印刷処理を実行していない状態において、パーソナルコンピュータBから記憶メディアCに対するアクセス要求があったときにも実行されることは勿論であり、S11と同様に、メディアステータスを使用中としてから、所定のPCアクセス処理が実行される。
【0039】
次に、記憶メディアCに関してエラーを検知する動作について説明する。
【0040】
図3は、接続エラーを検知する際の動作手順を示したフローチャート、図4は、データエラーを検知する際の動作手順を示したフローチャートであって、まず、図3に示すように、CPU10は、スロット部25のコネクタ近傍に設けられたセンサから得られる信号や、ユーザのパネル操作などに応じて接続エラーの状態か否かを判断する(S30)。たとえば、スロット部25に記憶メディアCが差し込まれていない状態にもかかわらず、ユーザがパネル操作により印刷開始を指示すると、CPU10は、接続エラーの状態と判断する。
【0041】
上記のように接続エラーの場合(S30:YES)、CPU10は、その接続エラーに対処する前に、ダイレクト印刷中であるか否かを判断する(S31)。
【0042】
ダイレクト印刷中でなく印刷を開始する際などに接続エラーが生じた場合(S31:NO)、CPU10は、そのエラーに対処すべく接続エラーがあることをディスプレイ上にメッセージなどで表示させる(S32)。この際、エラー音により接続エラーを知らせたり、エラーメッセージを印刷したり、あるいはパーソナルコンピュータBに対して接続エラーを通知したりしても良い。
【0043】
そして、CPU10は、所定時間(たとえば数秒間)経過したのち(S33)、エラー表示を解除し(S34)、もとの待機状態に戻る。
【0044】
S31において、ダイレクト印刷中に接続エラーが生じた場合(S31:YES)、たとえば、ユーザがダイレクト印刷を開始したにもかかわらず、意図的に記憶メディアCをスロット部25から抜いて印刷を中断させるような場合、CPU10は、接続エラーを表示することなく印刷中断処理を行い(S35)、その後、もとの待機状態に戻る。つまり、印刷結果としては、中途半端に画像が印刷された状態で用紙が排紙されるが、接続エラーの状態がそのまま引き継がれることなく新たにダイレクト印刷を開始させたり、あるいはファクシミリデータの送受信を行うことができる。
【0045】
S30において、接続エラーがない場合(S30:NO)、CPU10は、図4に示すデータエラーの検知を行う。このデータエラーとは、先述したように、記憶メディアCがスロット部25に差し込まれた状態であっても、データフォーマット形式が独自規格であるために、本装置Aのデータ形式によっては記憶メディアCのデータを判読できない状態や、あるいはスロット部25のコネクタに対応しない記憶メディアが差し込まれたためにメディア自体を認識できない状態をいう。
【0046】
データエラーがある場合(S40:YES)、CPU10は、そのエラーに対処すべくデータエラーがあることをディスプレイ上にメッセージなどで表示させる(S41)。この際、エラー音によりデータエラーを知らせたり、エラーメッセージを印刷したり、あるいはパーソナルコンピュータBに対してデータエラーを通知したりしても良い。
【0047】
そして、CPU10は、記憶メディアCがスロット部25から排出されたか否かを判断し(S42)、排出されたと判断すると(S42:YES)、エラー表示を解除し(S43)、もとの待機状態に戻る。
【0048】
S42において、記憶メディアCがスロット部25から排出されない場合(S42:NO)、CPU10は、記憶メディアCが排出された状態となるまでS41を繰り返し、データエラーの表示を続ける。なお、スロット部25に記憶メディアCのオートローディング機構などが採用されている場合には、自動的に記憶メディアCを排出した後、そのまま待機状態に移行するようにしても良い。
【0049】
S40において、接続エラーもなくデータエラーもない場合(S40:NO)、CPU10は、引き続き現状の状態を保つ。
【0050】
したがって、上記構成、動作を有するファクシミリ装置Aによれば、ダイレクト印刷機能による印刷中、パーソナルコンピュータBからのアクセスによる記憶メディアCのデータ削除などが禁止されるので、同一のリソースデータに対するコンフリクトが発生することなく、そのままダイレクト印刷機能による印刷動作を正常に続けることができる。逆に、パーソナルコンピュータBからのアクセスに応じて記憶メディアCのデータを操作処理中であっても、ダイレクト印刷が禁止されることで同一のリソースデータに対するコンフリクトが発生することなく、パーソナルコンピュータBのアクセスに応じてデータ操作処理を正常に続けることができる。
【0051】
また、ダイレクト印刷機能による印刷中、ユーザが承知の上でスロット部25から記憶メディアCを抜き出した場合であっても、印刷を中断させたのと同様の結果を得ることができ、その後、エラー解除などをユーザが行う必要はなくユーザ本位の操作性を高めることができる。
【0052】
さらに、データフォーマット形式が規格外の記憶メディアCがスロット部25に対して接続エラーなく差し込まれた場合や、メディア自体を認識できない場合であっても、データエラーを検知して必要なエラー動作に移行することができ、いつまで経ってもエラーと認識されずに操作不能といった状態に陥るようなことはない。
【0053】
なお、本発明は、上記の実施形態に限定されるものではない。
【0054】
本発明に係る印刷装置は、ファクシミリ装置Aに限らず、主として印刷機能を中心に構成されたものであっても良い。記憶メディアCの具体例としては、上記の例に限らず、その他のものであってももちろん良く、また、フラッシュメモリを内蔵したものに限らず、磁気記録系や光磁気記憶系などの記憶メディアであっても良い。
【0055】
スロット部25は、記憶メディアCの種類ごとに対応して複数構成されるほか、1つのスロット部に対して複数の記憶メディアCをアダプタなどを介して差し込み可能とする形態であっても良い。
【0056】
ファクシミリ装置Aに接続する外部装置としては、パーソナルコンピュータB以外に、デジタルカメラなどを接続するようにしても良い。
【図面の簡単な説明】
【0057】
【図1】本発明に係る印刷装置の一実施形態として、ファクシミリ装置の構成を示したブロック図である。
【図2】ダイレクト印刷を行う際の動作を示したフローチャートである。
【図3】接続エラーを検知する際の動作手順を示したフローチャートである。
【図4】データエラーを検知する際の動作手順を示したフローチャートである。
【符号の説明】
【0058】
10 CPU
11 NCU
12 RAM
13 モデム
14 ROM
15 EEPROM
16 ゲートアレイ
17 コーデック
18 DMAC
21 読取部
22 印刷部
23 操作部
24 表示部
25 スロット部
26 外部接続部
A ファクシミリ装置
B パーソナルコンピュータ
C 記憶メディア





 

 


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