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発明の名称 画像形成装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−38650(P2007−38650A)
公開日 平成19年2月15日(2007.2.15)
出願番号 特願2006−173440(P2006−173440)
出願日 平成18年6月23日(2006.6.23)
代理人
発明者 杉本 輔
要約 課題
メインモータドライバおよびポリゴンモータドライバの配置スペースを小さくすることが可能であり、それに伴い生じた問題を解決できる画像形成装置を提供する。

解決手段
メイン基板180は、その基板上に、ASIC200と、メインモータドライバ250aとポリゴンモータドライバ250bとを1パッケージにまとめたLSI250と、を載置した構成となっている。メイン基板180は、ギアフレーム112におけるメインモータ118が配置される下部に取り付けられ、メインモータ118とメインモータドライバ250aとが近接して配置される。このようにメインモータ118とメインモータドライバ250aとを配置し、両者を結ぶ巻線258aを短くする。
特許請求の範囲
【請求項1】
感光体を回転駆動させるためのメインモータと、
ポリゴンミラーを回転駆動させるためのポリゴンモータと、
前記メインモータを駆動するためのメインモータ用駆動回路と、
前記ポリゴンモータを駆動するためのポリゴンモータ用駆動回路と、を備え、
前記メインモータ用駆動回路と前記ポリゴンモータ用駆動回路とを1つのLSIで構成するとともに、前記LSIを基板上に載置し、前記メインモータに近接して配置したことを特徴とする画像形成装置。
【請求項2】
感光体を回転駆動させるためのメインモータと、
ポリゴンミラーを回転駆動させるためのポリゴンモータと、
前記メインモータを駆動するためのメインモータ用駆動回路と、
前記ポリゴンモータを駆動するためのポリゴンモータ用駆動回路と、を備え、
前記メインモータ用駆動回路と前記ポリゴンモータ用駆動回路とを1つのLSIで構成するとともに、前記LSIを基板上に載置し、前記ポリゴンモータに近接して配置したことを特徴とする画像形成装置。
【請求項3】
前記基板には、前記LSIが載置されるとともに、デジタル入出力が可能に構成され、デジタル処理を行うASICが載置されることを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記LSIが発する熱を放熱するための1つの放熱手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記メインモータ用駆動回路に電流を供給する第1電源供給手段と、
前記ポリゴンモータ用駆動回路に電流を供給する第2電源供給手段と、をさらに備えたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の画像形成装置。

発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、レーザプリンタなどの画像形成装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、レーザプリンタなどの画像形成装置において、ブラシレスDCモータの駆動を制御するモータ駆動装置として、デジタル制御を行う制御回路と、この制御回路からの指令を受けてモータを駆動するモータ駆動回路とを備えた構成のものが提供されている。たとえば、画像形成部、転写部、定着部などにおけるメカニカルな駆動を行うためのメインモータを駆動制御するメインモータドライバと、前記静電潜像を形成するために感光ドラムの表面を露光するスキャナユニットのポリゴンミラーを回転させるためのポリゴンモータを駆動制御するポリゴンモータドライバが、それぞれ別の制御基板に設けられた画像形成装置に関する技術が開示されている(特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】特開2000−134787号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1において、メインモータドライバとポリゴンモータドライバをそれぞれ搭載した2つの制御基板がスペースを多く取ってしまい、結果として、2つの制御基板を備えているレーザプリンタ本体が大型化してしまう問題があった。
【0005】
そこで、本発明は、このような問題に鑑みなされたものであって、メインモータドライバおよびポリゴンモータドライバの配置スペースを小さくすることが可能であり、それに伴い生じた問題を解決できる画像形成装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記目的を達成するために、請求項1に記載の画像形成装置では、感光体を回転駆動させるためのメインモータと、ポリゴンミラーを回転駆動させるためのポリゴンモータと、メインモータを駆動するためのメインモータ用駆動回路と、ポリゴンモータを駆動するためのポリゴンモータ用駆動回路と、を備え、メインモータ用駆動回路とポリゴンモータ用駆動回路とを1つのLSIで構成するとともに、LSIを基板上に載置し、メインモータに近接して配置したことを特徴とする。
【0007】
請求項2に記載の画像形成装置では、感光体を回転駆動させるためのメインモータと、ポリゴンミラーを回転駆動させるためのポリゴンモータと、メインモータを駆動するためのメインモータ用駆動回路と、ポリゴンモータを駆動するためのポリゴンモータ用駆動回路と、を備え、メインモータ用駆動回路とポリゴンモータ用駆動回路とを1つのLSIで構成するとともに、LSIを基板上に載置し、ポリゴンモータに近接して配置したことを特徴とする。
【0008】
請求項3に記載の画像形成装置では、基板には、LSIが載置されるとともに、デジタル入出力が可能に構成され、デジタル処理を行うASICが載置されることを特徴とする。
【0009】
請求項4に記載の画像形成装置では、LSIが発する熱を放熱するための1つの放熱手段を備えたことを特徴とする。
【0010】
請求項5に記載の画像形成装置では、メインモータ用駆動回路に電流を供給する第1電源供給手段と、ポリゴンモータ用駆動回路に電流を供給する第2電源供給手段と、をさらに備えたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
請求項1の画像形成装置によれば、メインモータ用駆動回路とポリゴンモータ用駆動回路とを1つのLSIで構成したので、2つの駆動回路の配置スペースを小さくすることができ、結果として、画像形成装置を小型化することができる。また、LSIを載置した基板をメインモータに近接して配置するので、LSIとメインモータ間で送受信される信号による放射ノイズを低減することができる。
【0012】
請求項2の画像形成装置によれば、メインモータ用駆動回路とポリゴンモータ用駆動回路とを1つのLSIで構成したので、2つの駆動回路の配置スペースを小さくすることができ、結果として、画像形成装置を小型化することができる。また、LSIを載置した基板をポリゴンモータに近接して配置するので、LSIとポリゴンモータ間で送受信されるポリゴンモータの回転速度を検出するホール素子信号が安定し、ポリゴンモータの回転精度が向上する。
【0013】
請求項3の画像形成装置によれば、ASICとLSIとの距離を短くすることができ、EMI(電磁波干渉)を防止することもできる。
【0014】
請求項4の画像形成装置によれば、LSIが発する熱により、画像形成装置内の温度が上昇して装置が故障するのを防止することができる。また、メインモータ用駆動回路とポリゴンモータ用駆動回路とを1つのLSIで構成したので、放熱手段を1つ設ければ済む。
【0015】
請求項5の画像形成装置によれば、メインモータは大きい駆動力が必要であり、メインモータ用駆動回路には多くの電流を供給する必要がある一方で、ポリゴンモータは回転精度を要求され、ポリゴンモータ用駆動回路に電流を過度に供給すると、電圧降下などによりポリゴンモータの回転が不安定になるので、メインモータ用駆動回路へは第1電源供給手段から電流を供給し、ポリゴンモータ用駆動回路へは第2電源供給手段から電源を供給することで、それぞれ独立した電源供給手段から電流を供給することができ、これにより、メインモータの大きい駆動力を維持しながらポリゴンモータの回転精度も維持することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
〔第1実施形態〕
(全体構成)
まず、本発明の画像形成装置としてのレーザプリンタの全体構成を、図1および図2を参照して説明する。図1は、画像形成装置の一例たるレーザプリンタ1を例示する斜視図である。図2は、レーザプリンタ1の要部側断面図である。なお、図2においては、レーザプリンタ1を後述する各種ローラの軸方向から見た図となっており、この図における右側を手前側、左側を奥側と呼ぶこととする。
【0017】
図1に示すように、レーザプリンタ1には本体ケーシング2が設けられており、その本体ケーシング2の内部には、図2に示すように、用紙3を給紙するためのフィーダ部4や、給紙された用紙3に所定の画像を形成するための画像形成部5などを備えている。また、図1に示すように、レーザプリンタ1の手前側向かって右側の本体ケーシング2内部には、後述する放熱手段としての放熱用フィン300を駆動するフィンモータ300aが設けられている。そして、図1、図2に示すように、レーザプリンタ1の上部には、レーザプリンタ1により画像形成され、排出された用紙3を保持するために用いられる排紙トレイ46を備えている。
【0018】
<フィーダ部の構成>
フィーダ部4は、給紙トレイ6と、給紙トレイ6内に設けられた用紙押圧板7と、給紙トレイ6の一端側端部の上方に設けられる送出ローラ11、給紙ローラ8および分離パッド9と、給紙ローラ8に対向するピンチローラ10と、紙粉取りローラ50と、紙粉取りローラ50に対し用紙3の搬送方向の下流側に設けられるレジストローラ12とを備えている。
【0019】
給紙トレイ6は、本体ケーシング2内の底部に着脱可能に装着されており、この中に用紙3を積層して収納するために用いられる。この給紙トレイ6は、内部に用紙3を補給する際等に、レーザプリンタ1の手前側(図2においては右側)に引き出される。
【0020】
用紙押圧板7は、給紙ローラ8に対して遠い方の端部において揺動可能に支持されることによって、給紙ローラ8に対して近い方の端部が上下方向に移動可能とされ、図示しないバネにより上方向に付勢されている。このため、用紙押圧板7は、用紙3の積層量が増えるに従って、給紙ローラ8に対して遠い方の端部を支点として、バネの付勢力に抗して下向きに揺動される。
【0021】
送出ローラ11は、用紙押圧板7により給紙トレイ6内の最上位に積層された用紙3に当接するよう設定されており、給紙ローラ8により用紙3を搬送可能な位置(給紙ローラ8と分離パッド9の間の位置)まで送る。
【0022】
分離パッド9は、給紙ローラ8に対向する位置に配設されている。そして分離パッド9の裏側に配設されるバネ13によって、給紙ローラ8に向かって押圧されている。送出ローラ11により送られてきた用紙3は、給紙ローラ8と分離パッド9とに接触する。このとき、分離パッド9と用紙3との間には、適度な摩擦力が加えられるので、送出ローラ11により複数の用紙3が分離パッドまで送られてきたとしても、最上位に位置する用紙3以外の用紙3は分離パッド9により係止される。このため、給紙ローラ8からは1枚毎に用紙3が供給される。
【0023】
レジストローラ12は、1対のローラから構成されており、用紙3の斜行を修正する。そして、用紙3がレジストローラ12に接触し、弛んだ状態になった頃に、レジストローラ12が駆動され、用紙3を画像形成部5に送るようにしている。
【0024】
また、給紙ローラ8のやや上方には、レーザプリンタ1の手前側からレジストローラ12の位置に直接用紙3を給紙するための手差給紙口14が形成されており、給紙トレイ6に用紙3を収納することなく搬送経路に用紙3を供給することができる。
【0025】
<画像形成部の構成>
画像形成部5は、スキャナユニット16、プロセスユニット17、定着ユニット18などを備えている。
【0026】
<スキャナユニットの構成>
スキャナユニット16は、本体ケーシング2内の上部に設けられ、レーザ発光部(図示省略)、ポリゴンモータ25により回転駆動されるポリゴンミラー19、レンズ20および21、反射鏡22および23などを備えており、レーザ発光部から発光される所定の画像データに基づくレーザビームを、図2における一点鎖線で示すように、ポリゴンミラー19、レンズ20、反射鏡22、レンズ21、反射鏡23の順に通過あるいは反射させて、後述するプロセスユニット17における感光体としての感光体ドラム27の表面上に高速走査にて照射させている。なお、ポリゴンモータ25は、ブラシレスDCモータとして構成されている。
【0027】
<プロセスユニットの構成>
プロセスユニット17は、スキャナユニット16の下方に配設され、本体ケーシング2に対して略水平方向且つ前後方向(図2では左右方向:脱着方向)に着脱自在に装着されており、プロセスユニット17は、ドラムカートリッジ26と、現像カートリッジ28とから構成されている。
【0028】
ドラムカートリッジ26は、感光体ドラム27、スコロトロン型帯電器29、転写ローラ30を備えている。また、現像カートリッジ28は、現像ローラ31、層厚規制ブレード32、トナー供給ローラ33およびトナーボックス34などを備えている。そして、この現像カートリッジ28は、ドラムカートリッジ26に対して着脱自在に装着されている。
【0029】
また、トナーボックス34内には、トナーが充填されている。そして、トナーボックス34内のトナーは、トナーボックス34の中心に設けられる回転軸35に支持されるアジテータ36の矢印方向(時計方向)への回転により、攪拌されて、トナーボックス34に設けられたトナー供給口37から放出される。
【0030】
そして、トナー供給口37から放出されるトナーは、トナー供給ローラ33の回転により、現像ローラ31に供給され、この時、トナー供給ローラ33と現像ローラ31との間で正に摩擦帯電され、さらに、現像ローラ31上に供給されたトナーは、現像ローラ31の回転に伴って、層厚規制ブレード32と現像ローラ31との間に進入し、ここでさらに十分に摩擦帯電されて、一定厚さの薄層として現像ローラ31上に担持される。
【0031】
<感光体ドラムの構成>
感光体ドラム27は、現像ローラ31の側方位置において、その現像ローラ31と対向するような状態で時計方向に回転可能に配設されている。この感光体ドラム27は、ドラム本体が接地されるとともに、その表面部分が、ポリカーボネートなどから構成される正帯電性の感光層により形成されている。尚、この感光体ドラム27は、後述するメインモータ118(図3参照)からの動力によって回転駆動されるように構成されている。
【0032】
<スコロトロン型帯電器の構成>
スコロトロン型帯電器29は、感光体ドラム27に接触しないように、所定の間隔を隔てて配設されている。このスコロトロン型帯電器29は、感光体ドラム27の半径方向において、水平方向から約30度上方に配置されている。また、このスコロトロン型帯電器29は、このタングステンなどの帯電用ワイヤからコロナ放電を発生させる正帯電用のスコロトロン型の帯電器であり、感光体ドラム27の表面を一様に正極性に帯電させるように構成されている。
【0033】
<転写ローラの構成>
転写ローラ30は、感光体ドラム27の下方において、この感光体ドラム27に対向するように配置され、ドラムカートリッジ26に反時計方向に回転可能に支持されている。この転写ローラ30は、金属製のローラ軸に、イオン導電性のゴム材料からなるローラが被覆されており、転写時には、転写バイアス(転写順バイアス)が印加されるように構成されている。
【0034】
<定着ユニットの構成>
定着ユニット18は、プロセスユニット17よりも用紙搬送方向下流側(奥側)に配設され、定着ローラ41、定着ローラ41を押圧する押圧ローラ42を備えている。
【0035】
定着ローラ41は、金属製で、加熱のための図示しないハロゲンランプを備えている。また、押圧ローラ42は、定着ローラ41または用紙3と密着し、定着ローラ41と同期して回転するよう構成されている。
【0036】
(画像形成動作例)
以上のような本実施形態のレーザプリンタ1において、印刷時の動作を、図2を参照して説明する。
【0037】
まず、給紙ローラ8により給紙された用紙3は、用紙3の搬送経路(図2の2点鎖線にて表示)に送られる。このとき用紙3は、紙粉取りローラ50によって、紙粉が取り除かれた後、レジストローラ12に送られる。レジストローラ12は、用紙3の斜行を修正し、用紙3を画像形成部5に送る。一方、感光体ドラム27の表面は、その感光体ドラム27の回転に伴って、まず、スコロトロン型帯電器29により一様に正帯電された後、スキャナユニット16からのレーザビームの高速走査により露光され、所定の画像データに基づく静電潜像が形成される。次いで、現像ローラ31の回転により、現像ローラ31上に担持されかつ正帯電されているトナーが、感光体ドラム27に対向して接触する時に、感光体ドラム27の表面上に形成される静電潜像、即ち、一様に正帯電されている感光体ドラム27の表面のうち、レーザビームによって露光され電位が下がっている露光部分に供給され、選択的に担持されることによって可視像化され、これによって反転現像が達成される。そして、感光体ドラム27の表面上に担持された可視像は、用紙3が感光体ドラム27と転写ローラ30との間(画像形成位置P)を通る間に用紙3に転写される。可視像が転写された用紙3が画像形成部5から搬送されてくると、定着ローラ41は、プロセスユニット17において用紙3上に転写されたトナーを、用紙3が定着ローラ41と押圧ローラ42との間を通過する間に加熱および加圧することにより定着させる。さらに、定着ローラ41は、画像定着後の用紙3を、ガイド部材52、53により形成される排紙パスを介して、排出ローラ45まで搬送する。そして、排出ローラ45は、送られてきた用紙3を排紙トレイ46上に排紙する。
【0038】
(メインモータ関連部分の構成と配置)
次に、感光体ドラム27など、画像形成動作時に駆動される各種部品に駆動力を伝達するメインモータ118に関連する部分の構成と配置について、図1〜図4を参照しながら説明する。図3は、ギアユニット110の配置を示す斜視図である。図4は、本実施形態におけるレーザプリンタ1を構成するメインモータ118周辺の各種部品の配置を概念的に示す斜視図である。
【0039】
まず、メインモータ118を備えたギアユニット110の構成と配置を図3に基づいて説明する。
【0040】
本体ケーシング2の内部には、図3に示すような本体フレーム100が設けられている。本体フレーム100は、図2に示される各種部品を保持するように構成されており、一側面には図3に示す感光体ドラム27に回転駆動力を伝達するギアユニット110が配置されている。また、後述する低圧電源基板ユニット160を取り付けるための取付板130が取り付けられている。
【0041】
図3に示すように、ギアユニット110は、本体フレーム100の一側面に配置されている。そして、ギアユニット110には、感光体ドラム27を回転駆動するためのメインモータ118、感光体ドラム27の駆動軸(図示せず)に連結してメインモータ118からの駆動力を感光体ドラム27に伝達するギア114、メインモータ118からの駆動力をギア114に伝達するギア116が備えられており、これらはギアフレーム112により支持されている。そして、ギアフレーム112は、その上下端においてねじ111により本体フレーム100に取り付けられており、それによりギアユニット110は、本体フレーム100に固定されている。
【0042】
メインモータ118は、ギアフレーム112におけるギア114,116が取り付けられた面と同じ側に配置されており、メインモータ118に固定されたギアがギア116と噛合している。また、ギア114、ギア116、メインモータ118の中ではメインモータ118が最も重く、このメインモータ118がギアユニット110の下方に位置するように取付位置が決められている。
【0043】
次に、回路基板ユニット等の各種ユニットの構成と配置を図4に基づいて説明する。本体フレーム100の一側面には図4に示す回路基板ユニット等の各種ユニットが配置されている。
【0044】
図4に示すように、画像形成部5等のレーザプリンタ1の構成要素を支持する本体フレーム100の一側面には、前述したギアユニット110および取付板130と、AC商用電源を入力し、メインモータ118の電源として使用されるDC電源に変換するための第1電源供給手段としての高圧電源基板ユニット140と、ギアユニット110および取付板130に取り付けられ、AC商用電源を入力し、ポリゴンモータ25の電源として使用されるDC電源に変換するための第2電源供給手段としての低圧電源基板ユニット160と、ギアユニット110に取り付けられ、画像形成動作を制御したり画像データ処理を行ったりする基板としてのメイン基板180が、取り付けられている。
【0045】
高圧電源基板ユニット140は、ギアユニット110よりレーザプリンタ1の後側(図4における左側)に取り付けられている。低圧電源基板ユニット160は、ギアユニット110の上部と対向する位置に取り付けられている。
【0046】
また、高圧電源基板ユニット140および低圧電源基板ユニット160は、電磁シールドカバー142および162、電磁シールド板144および164、後述する高圧電源基板150および低圧電源基板170等から構成されている。尚、電磁シールドカバー142,162、および、電磁シールド板144,164は、高圧電源基板ユニット140または低圧電源基板ユニット160の外部で発生した電磁ノイズが高圧電源基板150または低圧電源基板170に影響を及ぼすのを抑制したり、高圧電源基板150または低圧電源基板170で発生した電磁ノイズが外部の機器等に影響を与えるのを抑制したりするためのものである。
【0047】
メイン基板180は、メインモータ118やポリゴンモータ25等を制御することにより画像形成動作を制御したり、画像形成のための画像データの処理を行ったりするためのものであり、後述するASIC200とLSI250等を備えている。図4に示すように、メイン基板180とギアフレーム112との間で隙間ができるように、メイン基板180を取り付けるためのスペーサ184がギアフレーム112上に固定されており、メイン基板180は、スペーサ184を介してギアフレーム112の下部にネジ止めされる。
【0048】
尚、LSI250には、後述するメインモータドライバ205aとポリゴンモータドライバ250bとが発する熱をレーザプリンタ1の外部へ放熱する役割を果たす放熱手段としての放熱用フィン300が1つ設けられており、この放熱用フィン300は、図1および図4に示すように、レーザプリンタ1の手前側向かって右側の本体ケーシング2内部であり、かつ本体フレーム100の外側に配置されるフィンモータ300aによって、駆動される。
【0049】
この放熱用フィン300を設ければ、LSI250が高温になり過ぎて故障してしまうのを防止することができる。また、それぞれ熱を発するメインモータドライバ250aとポリゴンモータドライバ250bが、1つのパッケージにされているので、1つの放熱用フィン300を設けるだけでよい。したがって、レーザプリンタ1の小型化につながる。
【0050】
(主要部の構成)
本発明のレーザプリンタ1における上述のメインモータ118やポリゴンモータ25を駆動する主要部の構成を、図5を参照しながら説明する。図5は、本発明の主要部の全体的構成を概念的に示すブロック図である。
【0051】
図5に示すように、メイン基板180は、その基板上に、ASIC200と、メインモータ用駆動回路としてのメインモータドライバ250aとポリゴンモータ用駆動回路としてのポリゴンモータドライバ250bとを1パッケージにまとめたLSI250と、を載置した構成となっている。ASIC200は、デジタル入出力が可能に構成され、デジタル処理を行うように構成されている。また、メインモータドライバ250aおよびポリゴンモータドライバ250bは、ASICからのデジタル信号出力に基づいて、それぞれメインモータ118、ポリゴンモータ25の駆動を行うように構成されている。
【0052】
上記のように、メインモータドライバ250aとポリゴンモータドライバ250bとを1パッケージにまとめたLSI250とし、ASIC200とともにメイン基板180に載置すれば、2つのモータドライバ250aおよび250bの配置スペースを小さくすることができ、レーザプリンタ1を小型化することができる。また、ASIC200とLSI250とが同基板上にあり近接しているので、デジタル制御回路のASIC200とアナログ制御回路のLSI250との間で発生する電磁波干渉EMI(Electro Magnetic Interference)を低減することが可能となる。
【0053】
<メインモータの駆動を制御する構成>
メインモータ118には3つのホール素子256aが設けられている。ホール素子256aは、メインモータ118のロータの位置に応じて出力する構成をなすものであり、これらホール素子256aからの出力はLSI250にパッケージされているメインモータドライバ250aに入力されるようになっている。モータドライバ250aでは、ホール素子256aからの出力が増幅され、さらに図示しないA/D変換器にてデジタル信号に変換される。そして、このデジタル化されたホール素子信号がASIC200に出力されるようになっている。このホール素子信号に基づいて、メインモータ118の回転速度が検出できるように構成されている。このようにしてメインモータ118の回転速度を検出したASIC200は、メインモータ118のロータの位置を把握しつつ、メインモータ118の回転速度を制御するデジタル信号をメインモータドライバ250aに出力することとなる。
【0054】
メインモータ118は、感光体ドラム27やその他画像形成動作を行うための各種構成要素に駆動力を伝達する必要があり、大きな駆動力を発生させる必要がある。
そのためにはメインモータ118に必要な駆動力が発生できるだけの大電流を供給する必要がある。
そこで、本実施例では、低圧電源基板ユニット140からメインモータドライバ250aへ、メインモータドライバ250a専用の配線で1.8Aの電流を供給している。
【0055】
尚、前述したように、メイン基板180は、ギアフレーム112におけるメインモータ118が配置される下部に取り付けられているので、メインモータ118とメインモータドライバ250aとが近接して配置することになり、両者を結ぶ巻線258aを短くすることができ、前記巻線258aを伝達する信号による放射ノイズの発生を低減することができる。
【0056】
<ポリゴンモータの駆動を制御する構成>
ポリゴンモータ25の駆動を制御する構成について、前述したようなメインモータ118の駆動を制御する構成と同様であるので、説明を省略する。
【0057】
ポリゴンモータ25は、ポリゴンミラー19を高い回転精度で回転駆動させなければならない。そのためにはポリゴンモータ25の回転に回転むらが生じないように安定した電流を供給する必要がある。
そこで、本実施例では、低圧電源基板ユニット160からポリゴンモータドライバ250bへ、ポリゴンモータドライバ250b専用の配線で0.4Aの電流を供給している。
低圧電源基板ユニット140からメインモータドライバ250aへ電流を供給する配線は、低圧電源基板ユニット140からポリゴンモータドライバ250bへ電流を供給する配線とは独立して設けられている。
<LSIのピンの構成>
図7に示すように、LSI250においては、メインモータドライバ250aへ電流を供給するピン800aと、ポリゴンモータドライバ250bへ電流を供給するピン800bは互いに独立して設けられている。さらにLSI250においては、メインモータドライバ250aからメインモータ118へ電流を供給するピン801aと、ポリゴンモータドライバ250bからポリゴンモータ25へ電流を供給するピン801bは互いに独立して設けられている。
以上の構成にすると、互いの配線が独立しているため、メインモータ118の起動・停止に伴ってメインモータドライバ250aからメインモータ118へ供給される電流が急激に変動しても、ポリゴンモータドライバ250bへ供給される電流に影響が及ばないので、ポリゴンモータドライバ250bからポリゴンモータ25へ安定した電流を供給することができる。
その結果、ポリゴンモータ25はポリゴンミラー19を安定して回転させることができる
【0058】
〔第2実施形態〕
本発明の第2の実施形態に係る画像形成装置としてのレーザプリンタについて、図6を参照しながら説明する。尚、第1実施形態と対応する構成部分に同一の符号を付け、第1実施形態と重複する説明は省略することにする。図6は、本実施形態におけるレーザプリンタ1を構成するメインモータ118周辺の各種部品の配置を概念的に示す斜視図である。
【0059】
第1実施形態との相違点は、図6に示すように、低圧電源基板ユニット160とメイン基板180との配置を、両者を互いに入れ替えた点にある。
【0060】
第1実施形態では、メイン基板180をメインモータ118に近接させることにより、メインモータ118とメインモータドライバ250aとを結ぶ巻線258aを短くし、前記巻線258aを伝達する信号による放射ノイズの発生を低減するようにしたが、本実施形態では、メイン基板180をギアフレーム112の上部に配置することにより、メイン基板180とレーザプリンタ1内部上方に設けられているポリゴンモータ25とを近接して配置することができる。
【0061】
このようにすれば、ポリゴンモータ25とポリゴンモータドライバ250bとを結ぶ配線258bを短くすることができるので、配線258b中を伝達する微弱なホール素子信号であっても、ポリゴンモータ25の駆動制御に誤作動を発生させることなく、ポリゴンミラー19の回転駆動を精度良く安定して行うことができる。
〔変形例〕
以上、上記実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に何ら限定されるものではなく、その技術的思想を逸脱しない範囲内で種々の改良変形が可能である。
【0062】
たとえば、メインモータドライバ250aおよびポリゴンモータドライバ250bをよりメインモータ118またはポリゴンモータ25に近接して配置するために、LSI250をメイン基板180上で移動させ、配置を変更しても良い。
【図面の簡単な説明】
【0063】
【図1】画像形成装置の一例たるレーザプリンタ1を例示する斜視図である。レーザプリンタ1の一実施形態を示す要部側断面図である。
【図2】レーザプリンタ1の要部側断面図である。
【図3】ギアユニット110の配置を示す斜視図である。
【図4】第1実施形態におけるレーザプリンタ1を構成するメインモータ118周辺の各種部品の配置を概念的に示す斜視図である。
【図5】本発明の主要部の全体的構成を概念的に示すブロック図である。
【図6】第2実施形態におけるレーザプリンタ1を構成するメインモータ118周辺の各種部品の配置を概念的に示す斜視図である。
【図7】LSI250の、電源へ接続されるピン800a、800bとモーターへ接続されるピン801a、801bを説明するブロック図である。
【符号の説明】
【0064】
1 レーザプリンタ(画像形成装置)
3 用紙
19 ポリゴンミラー
25 ポリゴンモータ
27 感光体ドラム(感光体)
100 本体フレーム
110 ギアユニット
118 メインモータ
140 高圧電源基板ユニット(第1電源供給手段)
160 低圧電源基板ユニット(第2電源供給手段)
180 メイン基板(基板)
200 ASIC
250 LSI
250a メインモータドライバ(メインモータ用駆動回路)
250b ポリゴンモータドライバ(ポリゴンモータ用駆動回路)
300 放熱用フィン(放熱手段)
300a フィンモータ





 

 


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