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発明の名称 記録装置、画像形成システム及び画像形成方法
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−30296(P2007−30296A)
公開日 平成19年2月8日(2007.2.8)
出願番号 特願2005−215612(P2005−215612)
出願日 平成17年7月26日(2005.7.26)
代理人 【識別番号】100117101
【弁理士】
【氏名又は名称】西木 信夫
発明者 加藤 篤典
要約 課題
外部装置から転送された画像データ及び印刷設定情報を画像形成装置において表示し、さらに所望の画像処理や印刷設定の変更ができる手段を提供する。

解決手段
プリンタ3は、デジタルカメラ2と画像データ、印刷設定情報及び各種指令情報を通信するUSBスレーブチップ67と、画像データに基づく画像、印刷設定及び各種指令を表示するLCD10と、記録用紙に画像データの画像記録を行う記録ヘッド48と、印刷設定及び各種指令が入力される操作キー9と、画像データ及び印刷設定情報を記憶するRAM56と、デジタルカメラ2から転送された画像データ及び印刷設定情報に基づいて記録ヘッド48に画像記録を行わせ、該画像データ及び印刷設定情報をRAM56に記憶させ、且つ該画像データに基づく画像をLCD10に表示させる印刷表示モードが設定される制御手段を具備するものである。
特許請求の範囲
【請求項1】
外部装置と画像データ、印刷設定情報及び各種指令情報を通信する通信手段と、
画像データに基づく画像、印刷設定及び各種指令を表示する表示手段と、
被記録媒体に画像データの画像記録を行う記録手段と、
印刷設定及び各種指令が入力される入力手段と、
画像データ及び印刷設定情報を記憶する記憶手段と、
上記外部装置から転送された画像データ及び印刷設定情報に基づいて上記記録手段に画像記録を行わせ、該画像データ及び印刷設定情報を上記記憶手段に記憶させ、且つ該画像データに基づく画像を上記表示手段に表示させる印刷表示モードが設定される制御手段と、を具備するものである記録装置。
【請求項2】
外部装置と画像データ、印刷設定情報及び各種指令情報を通信する通信手段と、
画像データに基づく画像、印刷設定及び各種指令を表示する表示手段と、
被記録媒体に画像データの画像記録を行う記録手段と、
印刷設定及び各種指令が入力される入力手段と、
画像データ及び印刷設定情報を記憶する記憶手段と、
上記外部装置から転送された画像データ及び印刷設定情報を上記記憶手段に記憶させ、該画像データに基づく画像を上記表示手段に表示させ、且つ外部装置に所定の通信規格による印刷終了情報を送信する単表示モードが設定されるものである記録装置。
【請求項3】
上記制御手段は、上記外部装置から転送された画像データ及び印刷設定情報に基づいて上記記録手段に画像記録を行わせる単印刷モードが設定されるものである請求項1又は2に記載の記録装置。
【請求項4】
上記制御手段は、上記印刷表示モード又は単表示モードにおいて、上記入力手段に入力された印刷開始を示す指令を受けて、上記記憶手段に記憶された画像データ及び印刷設定情報に基づいて上記記録手段に画像記録を行わせるものである請求項1から3のいずれかに記載の記録装置。
【請求項5】
上記制御手段は、上記印刷表示モード又は単表示モードにおいて、上記入力手段に入力された印刷設定に基づいて、上記記憶手段に記憶された印刷設定情報を更新するものである請求項1から4のいずれかに記載の記録装置。
【請求項6】
上記制御手段は、上記印刷表示モード又は単表示モードにおいて、上記入力手段に入力された画像処理を示す指令に基づいて、上記記憶手段に記憶された画像データの画像処理を行い、画像処理後の画像データに基づく画像を上記表示手段に表示させるとともに該画像データを上記記憶手段に記憶させるものである請求項1から5のいずれかに記載の記録装置。
【請求項7】
上記制御手段は、上記印刷表示モード又は単表示モードにおいて、上記外部装置から画像データ及び印刷設定情報が転送される際に、該画像データ及び印刷設定情報を記憶可能な領域を上記記憶手段が有するか否かを判断し、上記記憶手段に該画像データ及び印刷設定情報を記憶可能な領域がないと判断した場合に、該外部装置に印刷無効を示す指令情報を送信するものである請求項1から6のいずれかに記載の記録装置。
【請求項8】
外部装置と記録装置とが画像データ及び印刷設定情報を通信可能に接続された画像形成システムであって、
上記外部装置は、撮像光を画像データに光電変換する撮影手段、印刷設定及び各種指令が入力される第1の入力手段、画像データを記憶する第1の記憶手段、並びに画像データ、印刷設定情報及び各種指令情報を記録装置へ転送する第1の通信手段を備えてなるものであり、
上記記録装置は、外部装置と画像データ、印刷設定情報及び各種指令情報を通信する第2の通信手段、画像データに基づく画像、印刷設定及び各種指令を表示する表示手段、被記録媒体に画像データの画像記録を行う記録手段、印刷設定及び各種指令が入力される第2の入力手段、画像データ及び印刷設定情報を記憶する第2の記憶手段、並びに外部装置から転送された画像データ及び印刷設定情報に基づいて上記記録手段に画像記録を行わせ、該画像データ及び印刷設定情報を上記第2の記憶手段に記憶させ、且つ該画像データに基づく画像を上記表示手段に表示させる印刷表示モードが設定される制御手段を備えてなるものである画像形成システム。
【請求項9】
外部装置と記録装置とが画像データ及び印刷設定情報を通信可能に接続された画像形成システムであって、
上記外部装置は、撮像光を画像データに光電変換する撮影手段、印刷設定及び各種指令が入力される第1の入力手段、画像データ及び印刷設定情報を記憶する第1の記憶手段、並びに画像データ、印刷設定情報及び各種指令情報を記録装置へ転送する第1の通信手段を備えてなるものであり、
上記記録装置は、外部装置と画像データ、印刷設定情報及び各種指令情報を通信する第2の通信手段、画像データに基づく画像、印刷設定及び各種指令を表示する表示手段、被記録媒体に画像データの画像記録を行う記録手段、印刷設定及び各種指令が入力される第2の入力手段、画像データ及び印刷設定情報を記憶する第2の記憶手段、並びに外部装置ら転送された画像データ及び印刷設定情報を上記第2の記憶手段に記憶させ、該画像データに基づく画像を上記表示手段に表示させ、且つ外部装置に所定の通信規格による印刷終了情報を送信する単表示モードが設定される制御手段を備えてなるものである画像形成システム。
【請求項10】
上記記録装置の制御手段は、上記外部装置から転送された画像データ及び印刷設定情報に基づいて上記記録手段に画像記録を行わせる単印刷モードが設定されるものである請求項8又は9に記載の画像形成システム。
【請求項11】
上記記録装置の制御手段は、上記印刷表示モード又は単表示モードにおいて、上記第2の入力手段に入力された印刷開始を示す指令を受けて、上記第2の記憶手段に記憶された画像データ及び印刷設定情報に基づいて上記記録手段に画像記録を行わせるものである請求項8から10のいずれかに記載の画像形成システム。
【請求項12】
上記記録装置の制御手段は、上記印刷表示モード又は単表示モードにおいて、上記第2の入力手段に入力された印刷設定に基づいて、上記第2の記憶手段に記憶された印刷設定情報を更新するものである請求項8から11のいずれかに記載の画像形成システム。
【請求項13】
上記記録装置の制御手段は、上記印刷表示モード又は単表示モードにおいて、上記第2の入力手段に入力された画像処理を示す指令に基づいて、上記第2の記憶手段に記憶された画像データの画像処理を行い、画像処理後の画像データに基づく画像を上記表示手段に表示させるとともに該画像データを上記第2の記憶手段に記憶させるものである請求項8から12のいずれかに記載の画像形成システム。
【請求項14】
上記記録装置の制御手段は、上記印刷表示モード又は単表示モードにおいて、上記外部装置から画像データ及び印刷設定情報が転送される際に、該画像データ及び印刷設定情報を記憶可能な領域を上記第2の記憶手段が有するか否かを判断し、上記第2の記憶手段に該画像データ及び印刷設定情報を記憶可能な領域がないと判断した場合に、該外部装置に印刷無効を示す指令情報を送信するものであり、
上記外部装置は、該印刷無効を示す指令情報を受信した後、待機状態に復帰するものである請求項8から13のいずれかに記載の画像形成システム。
【請求項15】
画像データ、印刷設定情報及び各種指令情報が通信可能に接続された外部装置及び記録装置による画像形成方法であって、
上記記録装置が、上記外部装置から転送された画像データ及び印刷設定情報に基づいて画像記録を行うステップと、
上記記録装置が、上記外部装置から転送された画像データ及び印刷設定情報を記憶媒体に記憶するステップと、
上記記録装置が、記憶媒体に記憶された画像データに基づく画像を画面に表示するステップと、を含むものである画像形成方法。
【請求項16】
上記記録装置が、入力された印刷開始を示す指令を受けて、記憶媒体に記憶された画像データ及び印刷設定情報に基づいて画像記録を行うステップをさらに含むものである請求項15に記載の画像形成方法。
【請求項17】
上記記録装置が、入力された印刷設定に基づいて、記憶媒体に記憶された印刷設定情報を更新するステップをさらに含むものである請求項15又は16に記載の画像形成方法。
【請求項18】
上記記録装置が、入力された画像処理を示す指令に基づいて、記憶媒体に記憶された画像データの画像処理を行うステップと、
上記記録装置が、画像処理後の画像データに基づく画像を画面に表示させるステップと、をさらに含むものである請求項15又は16に記載の画像形成方法。
【請求項19】
上記記録装置が、上記外部装置から画像データ及び印刷設定情報が転送される際に、該画像データ及び印刷設定情報を記憶可能な領域を記憶媒体が有するか否かを判断するステップと、
上記記録装置が、上記記憶媒体に該画像データ及び印刷設定情報を記憶可能な領域がないと判断した場合に、外部装置に印刷無効を示す指令情報を送信するステップと、
上記外部装置が、印刷無効を示す指令情報を受信して待機状態に復帰するステップと、をさらに含むものである請求項15から18のいずれかに記載の画像形成方法。
【請求項20】
画像データ、印刷設定情報及び各種指令情報を通信可能に接続された外部装置及び記録装置による画像形成方法であって、
上記記録装置が、上記外部装置から転送された画像データ及び印刷設定情報を記憶媒体に記憶させるステップと、
上記記録装置が、記憶した画像データに基づく画像を画面に表示するステップと、
上記記録装置が、外部装置に所定の通信規格による印刷終了情報を送信するステップと、
上記外部装置が、印刷終了情報を受信して待機状態に復帰するステップと、を含むものである画像形成方法。
【請求項21】
上記記録装置が、入力された印刷開始を示す指令を受けて、記憶媒体に記憶された画像データ及び印刷設定情報に基づいて画像記録を行うステップをさらに含むものである請求項20に記載の画像形成方法。
【請求項22】
上記記録装置が、入力された印刷設定に基づいて、記憶媒体に記憶された印刷設定情報を更新するステップをさらに含むものである請求項20又は21に記載の画像形成方法。
【請求項23】
上記記録装置が、入力された画像処理を示す指令に基づいて、記憶媒体に記憶された画像データの画像処理を行うステップと、
上記記録装置が、画像処理後の画像データに基づく画像を画面に表示させるステップと、をさらに含むものである請求項20又は21に記載の画像形成方法。
【請求項24】
上記記録装置が、上記外部装置から画像データ及び印刷設定情報が転送される際に、該画像データ及び印刷設定情報を記憶可能な領域を記憶媒体が有するか否かを判断するステップと、
上記記録装置が、上記記憶媒体に該画像データ及び印刷設定情報を記憶可能な領域がないと判断した場合に、外部装置に印刷無効を示す指令情報を送信するステップと、
上記外部装置が、印刷無効を示す指令情報を受信して待機状態に復帰するステップと、をさらに含むものである請求項20から23のいずれかに記載の画像形成方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、外部装置から画像データ、印刷設定情報及び各種指令情報が転送されて、被記録媒体に画像データの画像記録を行う記録装置に関する。また、本発明は、外部装置と記録装置とが画像データ及び印刷設定情報を通信可能に接続された画像形成システム及び画像形成方法に関する。
【背景技術】
【0002】
撮影された画像を電気信号からなる画像データに変換して記憶する装置として、デジタルカメラやデジタルビデオカメラ等が普及している。このような画像撮影装置により撮影された画像を、コンピュータ等を使用しないでプリンタにより印刷する方式が提案されている。このような印刷方式は、一般にダイレクトプリントと称される。ダイレクトプリントでは、デジタルカメラ等の画像撮影装置は、USB(Universal Serial Bus)ケーブル等を用いてプリンタに直接接続される。
【0003】
ダイレクトプリントを行う際には、デジタルカメラ等の画像撮影装置の液晶表示パネル(Liquid Crystal Display:以下「LCD」と呼ぶ。)において、記憶された複数の画像データの画像から印刷すべき画像を選択し、記録用紙や印刷枚数を設定して、印刷開始の指令の入力を行う。画像撮影装置に記憶された画像データや印刷設定情報は、USBケーブルを通じてプリンタへ転送される。プリンタは、該画像データ及び印刷設定情報に基づいて、記録用紙に画像記録を行う。
【0004】
デジタルカメラ等の画像撮影装置は、携帯性の向上等の観点から、小型化や軽量化が図られている。小型化を実現するためには、画像撮影装置に備えられるLCDの大きさが制約される。しかし、小さなLCDでは、画像や印刷設定が画面で確認し難いという問題がある。これに対し、画像撮影装置のLCDと、プリンタに備えられたLCDとを同時に表示する手段が提案されている(特許文献1参照)。
【0005】
【特許文献1】特開2004−207926号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、画像撮影装置が、プリンタとの間でデータの転送を行いながら、画像撮影装置のLCDとプリンタのLCDとを同時に制御するとすれば、画像撮影装置が担うデータ処理等の負荷が大きくなり、装置の大型化やコストアップ、転送速度の低下等の原因となる。
【0007】
また、ダイレクトプリントを実現するための画像撮影装置とプリンタとのデータ通信において、統一規格を策定することが試みられており、このような統一規格に基づいて、画像撮影装置の多機種に幅広く対応できるプリンタが望まれる。
【0008】
本発明は、かかる問題に鑑みてなされたものであり、画像撮影装置等の外部装置から転送された画像データ及び印刷設定情報を画像形成装置において表示し、さらに所望の画像処理や印刷設定の変更ができる手段を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
(1)本発明に係る記録装置は、外部装置と画像データ、印刷設定情報及び各種指令情報を通信する通信手段と、画像データに基づく画像、印刷設定及び各種指令を表示する表示手段と、被記録媒体に画像データの画像記録を行う記録手段と、印刷設定及び各種指令が入力される入力手段と、画像データ及び印刷設定情報を記憶する記憶手段と、上記外部装置から転送された画像データ及び印刷設定情報に基づいて上記記録手段に画像記録を行わせ、該画像データ及び印刷設定情報を上記記憶手段に記憶させ、且つ該画像データに基づく画像を上記表示手段に表示させる印刷表示モードが設定される制御手段と、を具備するものである。
【0010】
本記録装置は、通信手段を通じてデータ通信可能に外部装置と接続される。記録装置の制御手段には、印刷表示モードが設定され得る。印刷表示モードが設定された場合には、制御手段は、外部装置から転送された画像データ及び印刷設定情報に基づいて、記録手段に画像記録を行わせる。これにより、外部装置から転送された画像データに基づく画像が被記録媒体に記録される。画像記録が終了すれば、外部装置からのデータ転送が終了する。また、制御手段は、外部装置から転送された画像データ及び印刷設定情報を記憶手段に記憶させる。これにより、制御手段は、外部装置からのデータ転送が終了した後に、記憶手段に記憶された画像データ及び印刷設定情報に基づいて、記録手段に画像記録を行わせることが可能になる。また、制御手段は、記憶手段に記憶された画像データに基づく画像を表示手段に表示させる。これにより、使用者は、記録装置の表示手段により画像を確認することが可能になる。
【0011】
(2)本発明に係る記録装置は、外部装置と画像データ、印刷設定情報及び各種指令情報を通信する通信手段と、画像データに基づく画像、印刷設定及び各種指令を表示する表示手段と、被記録媒体に画像データの画像記録を行う記録手段と、印刷設定及び各種指令が入力される入力手段と、画像データ及び印刷設定情報を記憶する記憶手段と、上記外部装置から転送された画像データ及び印刷設定情報を上記記憶手段に記憶させ、該画像データに基づく画像を上記表示手段に表示させ、且つ外部装置に所定の通信規格による印刷終了情報を送信する単表示モードが設定されるものである。
【0012】
本記録装置は、通信手段を通じてデータ通信可能に外部装置と接続される。記録装置の制御手段には、単表示モードが設定され得る。単表示モードが設定された場合には、制御手段は、外部装置から転送された画像データ及び印刷設定情報に基づく画像記録を行うことなく、画像データ及び印刷設定情報を記憶手段に記憶させる。これにより、制御手段は、記憶手段に記憶された画像データ及び印刷設定情報に基づいて、記録手段に画像記録を行わせることが可能になる。また、制御手段は、記憶手段に記憶された画像データに基づく画像を表示手段に表示させる。これにより、使用者は、記録装置の表示手段により画像を確認することが可能になる。外部装置からのデータ転送を終了した記録手段は、外部装置へ所定の通信規格による印刷終了情報を送信する。記録装置の制御手段から印刷終了情報を受けることにより、記録装置において画像記録が行われたか否かに拘わらず、外部装置は所定の通信規格によるデータ通信を終了する。その後、使用者は、記録装置の記憶手段に記憶された画像データ及び印刷設定情報に基づいて、画像記録や画像処理等を記録装置単独で行うことができる。これにより、記録装置は、単表示モードにおいて、規格化された通信方式を用いて外部装置とデータ通信を行うことができるので、規格化された通信方式を採用する外部装置に幅広く対応することができる。
【0013】
(3)また、上記制御手段は、上記外部装置から転送された画像データ及び印刷設定情報に基づいて上記記録手段に画像記録を行わせる単印刷モードが設定されるものであってもよい。
【0014】
単印刷モードが設定されることにより、記録装置の表示手段に画像を表示させる必要がない場合に、画像データや印刷設定情報を記憶手段に記憶させて保持することなく、記録装置に画像記録を行わせることができる。
【0015】
(4)また、上記制御手段は、上記印刷表示モード又は単表示モードにおいて、上記入力手段に入力された印刷開始を示す指令を受けて、上記記憶手段に記憶された画像データ及び印刷設定情報に基づいて上記記録手段に画像記録を行わせるものであってもよい。
【0016】
これにより、使用者は、記録装置と外部装置とが画像データ及び印刷設定情報の通信を終了した後に、記憶手段に記憶された画像データ及び印刷設定情報に基づいて、再び記録装置に画像記録を行わせることが可能になる。
【0017】
(5)また、上記制御手段は、上記印刷表示モード又は単表示モードにおいて、上記入力手段に入力された印刷設定に基づいて、上記記憶手段に記憶された印刷設定情報を更新するものであってもよい。
【0018】
印刷表示モード又は単表示モードでは、制御手段は、外部装置から転送された画像データ及び印刷設定情報を記憶手段に記憶させる。使用者は、入力手段に所定の印刷設定を入力することにより、記憶手段に記憶された印刷設定情報を更新することができる。更新後は、制御手段は、更新された印刷設定情報に基づいて記録手段に画像記録を行わせる。これにより、使用者は、記録装置と外部装置との間でデータ通信が終了した後に、印刷設定を変更して画像記録を行わせることが可能になる。
【0019】
(6)また、上記制御手段は、上記印刷表示モード又は単表示モードにおいて、上記入力手段に入力された画像処理を示す指令に基づいて、上記記憶手段に記憶された画像データの画像処理を行い、画像処理後の画像データに基づく画像を上記表示手段に表示させるとともに該画像データを上記記憶手段に記憶させるものであってもよい。
【0020】
印刷表示モード又は単表示モードでは、制御手段は、外部装置から転送された画像データ及び印刷設定情報を記憶手段に記憶させる。使用者は、入力手段に所望の画像処理の指令を入力をすることにより、記憶手段に記憶された画像データに対して画像処理を行うことができる。制御手段は、画像処理後の画像データに基づく画像を表示手段に表示させる。これにより、使用者は、画像処理後の画像を確認することができる。また、制御手段は、画像処理後の画像データを記憶手段に記憶させる。制御手段は、画像処理された画像データに基づいて記録手段に画像記録を行わせる。これにより、使用者は、記録装置と外部装置との間でデータ通信が終了した後に、画像データに対して画像処理を施して画像記録を行わせることが可能になる。
【0021】
(7)また、上記制御手段は、上記印刷表示モード又は単表示モードにおいて、上記外部装置から画像データ及び印刷設定情報が転送される際に、該画像データ及び印刷設定情報を記憶可能な領域を上記記憶手段が有するか否かを判断し、上記記憶手段に該画像データ及び印刷設定情報を記憶可能な領域がないと判断した場合に、該外部装置に印刷無効を示す指令情報を送信するものであってもよい。
【0022】
記憶手段には、画像データ及び印刷設定情報以外の各種データが記憶される。したがって、印刷表示モード又は単表示モードが設定されても、記憶手段に、画像データ及び印刷設定情報を記憶するに十分な領域がないおそれがある。制御手段は、外部装置から画像データ及び印刷設定情報が転送される際に、該画像データ及び印刷設定情報を記憶するに十分な領域を記憶手段が有するか否かを判断する。記憶手段に、画像データ及び印刷設定情報を記憶可能な領域がないと判断した場合に、制御手段は、外部装置に印刷無効を示す指令情報を送信する。印刷無効を示す指令情報を受信した外部装置は、印刷無効であることを示すエラー表示等を行う。これにより、使用者は、画像記録が行われる前に、現在の設定では、印刷表示モード又は単表示モードが使用できないことを認知することができる。
【0023】
(8)本発明は、外部装置と記録装置とが画像データ及び印刷設定情報を通信可能に接続された画像形成システムであって、上記外部装置は、撮像光を画像データに光電変換する撮影手段、印刷設定及び各種指令が入力される第1の入力手段、画像データを記憶する第1の記憶手段、並びに画像データ、印刷設定情報及び各種指令情報を記録装置へ転送する第1の通信手段を備えてなるものであり、上記記録装置は、外部装置と画像データ、印刷設定情報及び各種指令情報を通信する第2の通信手段、画像データに基づく画像、印刷設定及び各種指令を表示する表示手段、被記録媒体に画像データの画像記録を行う記録手段、印刷設定及び各種指令が入力される第2の入力手段、画像データ及び印刷設定情報を記憶する第2の記憶手段、並びに外部装置から転送された画像データ及び印刷設定情報に基づいて上記記録手段に画像記録を行わせ、該画像データ及び印刷設定情報を上記第2の記憶手段に記憶させ、且つ該画像データに基づく画像を上記表示手段に表示させる印刷表示モードが設定される制御手段を備えてなるものである。
【0024】
外部装置を用いて撮影された像は、撮影手段により画像データに光電変換され、該画像データが第1の記憶手段に記憶される。外部装置には、第1の入力手段から印刷設定が入力される。外部装置と記録装置とは、各々の第1の通信手段及び第2の通信手段により、画像データ、印刷設定情報及び各種指令情報が通信可能に接続される。記録装置の制御手段には、印刷表示モードが設定され得る。印刷表示モードが設定された場合には、制御手段は、外部装置から転送された画像データ及び印刷設定情報に基づいて、記録手段に画像記録を行わせる。これにより、外部装置から転送された画像データに基づく画像が被記録媒体に記録される。画像記録が終了すれば、記録装置と外部装置とのデータ通信が終了する。また、制御手段は、外部装置から受信した画像データ及び印刷設定情報を第2の記憶手段に記憶させる。これにより、制御手段は、外部装置とのデータ通信が終了した後に、第2の記憶手段に記憶された画像データ及び印刷設定情報に基づいて、記録手段に画像記録を行わせることが可能になる。また、制御手段は、第2の記憶手段に記憶された画像データに基づく画像を表示手段に表示させる。これにより、使用者は、記録装置の表示手段により画像を確認することが可能になる。
【0025】
(9)本発明は、外部装置と記録装置とが画像データ及び印刷設定情報を通信可能に接続された画像形成システムであって、上記外部装置は、撮像光を画像データに光電変換する撮影手段、印刷設定及び各種指令が入力される第1の入力手段、画像データ及び印刷設定情報を記憶する第1の記憶手段、並びに画像データ、印刷設定情報及び各種指令情報を記録装置へ転送する第1の通信手段を備えてなるものであり、上記記録装置は、外部装置と画像データ、印刷設定情報及び各種指令情報を通信する第2の通信手段、画像データに基づく画像、印刷設定及び各種指令を表示する表示手段、被記録媒体に画像データの画像記録を行う記録手段、印刷設定及び各種指令が入力される第2の入力手段、画像データ及び印刷設定情報を記憶する第2の記憶手段、並びに外部装置ら転送された画像データ及び印刷設定情報を上記第2の記憶手段に記憶させ、該画像データに基づく画像を上記表示手段に表示させ、且つ外部装置に所定の通信規格による印刷終了情報を送信する単表示モードが設定される制御手段を備えてなるものである。
【0026】
外部装置を用いて撮影された像は、撮影手段により画像データに光電変換され、該画像データが第1の記憶手段に記憶される。外部装置には、第1の入力手段から印刷設定が入力される。外部装置と記録装置とは、各々の第1の通信手段及び第2の通信手段により、画像データ、印刷設定情報及び各種指令情報を通信可能に接続される。記録装置の制御手段には、単表示モードが設定され得る。単表示モードが設定された場合には、制御手段は、外部装置から転送された画像データ及び印刷設定情報に基づく画像記録を行うことなく、画像データ及び印刷設定情報を第2の記憶手段に記憶させる。これにより、制御手段は、第2の記憶手段に記憶された画像データ及び印刷設定情報に基づいて、記録手段に画像記録を行わせることが可能になる。また、制御手段は、第2の記憶手段に記憶された画像データに基づく画像を表示手段に表示させる。これにより、使用者は、記録装置の表示手段により画像を確認することが可能になる。また、制御手段は、外部装置に所定の通信規格による印刷終了情報を送信する。記録装置の制御手段から印刷終了情報を受けることにより、記録装置において画像記録が行われたか否かに拘わらず、外部装置は所定の通信規格によるデータ通信を終了する。その後、使用者は、記録装置の第2の記憶手段に記憶された画像データ及び印刷設定情報に基づいて、画像記録や画像処理等を記録装置単独で行うことができる。これにより、記録装置は、単表示モードにおいて、規格化された通信方式を用いて外部装置とデータ通信を行うことができるので、規格化された通信方式を採用する外部装置に幅広く対応することができる。
【0027】
(10)また、上記記録装置の制御手段は、上記外部装置から転送された画像データ及び印刷設定情報に基づいて上記記録手段に画像記録を行わせる単印刷モードが設定されるものであってもよい。
【0028】
単印刷モードが設定されることにより、記録装置の表示手段に画像を表示させる必要がない場合に、画像データや印刷設定情報を第2の記憶手段に記憶させて保持することなく、記録装置に画像記録を行わせることができる。
【0029】
(11)また、上記記録装置の制御手段は、上記印刷表示モード又は単表示モードにおいて、上記第2の入力手段に入力された印刷開始を示す指令を受けて、上記第2の記憶手段に記憶された画像データ及び印刷設定情報に基づいて上記記録手段に画像記録を行わせるものであってもよい。
【0030】
これにより、使用者は、記録装置と外部装置との間でデータ通信が終了した後に、第2の記憶手段に記憶された画像データ及び印刷設定情報に基づいて、再び記録装置に画像記録を行わせることが可能になる。
【0031】
(12)また、上記記録装置の制御手段は、上記印刷表示モード又は単表示モードにおいて、上記第2の入力手段に入力された印刷設定に基づいて、上記第2の記憶手段に記憶された印刷設定情報を更新するものであってもよい。
【0032】
印刷表示モード又は単表示モードでは、記録装置の制御手段は、外部装置から転送された画像データ及び印刷設定情報を第2の記憶手段に記憶させる。使用者は、記録装置の第2の入力手段に所定の印刷設定を入力をすることにより、第2の記憶手段に記憶された印刷設定情報を更新することができる。更新後は、記録装置の制御手段は、更新された印刷設定情報に基づいて記録手段に画像記録を行わせる。これにより、使用者は、記録装置と外部装置との間でデータ通信が終了した後に、記録装置において印刷設定を変更して画像記録を行わせることが可能になる。
【0033】
(13)また、上記記録装置の制御手段は、上記印刷表示モード又は単表示モードにおいて、上記第2の入力手段に入力された画像処理を示す指令に基づいて、上記第2の記憶手段に記憶された画像データの画像処理を行い、画像処理後の画像データに基づく画像を上記表示手段に表示させるとともに該画像データを上記第2の記憶手段に記憶させるものであってもよい。
【0034】
印刷表示モード又は単表示モードでは、記録装置の制御手段は、外部装置から転送された画像データ及び印刷設定情報を第2の記憶手段に記憶させる。使用者は、記録装置の第2の入力手段に所望の画像処理の指令を入力をすることにより、第2の記憶手段に記憶された画像データに対して画像処理を行うことができる。記録装置の制御手段は、画像処理後の画像データに基づく画像を表示手段に表示させる。これにより、使用者は、画像処理後の画像を確認することができる。また、制御手段は、画像処理後の画像データを第2の記憶手段に記憶させる。制御手段は、画像処理された画像データに基づいて記録手段に画像記録を行わせる。これにより、使用者は、記録装置と外部装置との間でデータ通信が終了した後に、記録装置において、画像データに対して画像処理を施して画像記録を行わせることが可能になる。
【0035】
(14)また、上記記録装置の制御手段は、上記印刷表示モード又は単表示モードにおいて、上記外部装置から画像データ及び印刷設定情報が転送される際に、該画像データ及び印刷設定情報を記憶可能な領域を上記第2の記憶手段が有するか否かを判断し、上記第2の記憶手段に該画像データ及び印刷設定情報を記憶可能な領域がないと判断した場合に、該外部装置に印刷無効を示す指令情報を送信するものであり、上記外部装置は、該印刷無効を示す指令情報を受信した後、待機状態に復帰するものであってもよい。
【0036】
記録装置の第2の記憶手段には、画像データ及び印刷設定情報以外の各種データが記憶される。したがって、印刷表示モード又は単表示モードが設定されても、第2の記憶手段に、画像データ及び印刷設定情報を記憶するに十分な領域がないおそれがある。記録装置の制御手段は、外部装置から画像データ及び印刷設定情報が転送される際に、該画像データ及び印刷設定情報を記憶するに十分な領域を第2の記憶手段が有するか否かを判断する。第2の記憶手段に、画像データ及び印刷設定情報を記憶可能な領域がないと判断した場合に、制御手段は、外部装置に印刷無効を示す指令情報を送信する。印刷無効を示す指令情報を受信した外部装置は、印刷無効であることを示すエラー表示等を行う。これにより、使用者は、画像記録が行われる前に、現在の設定では、印刷表示モード又は単表示モードが使用できないことを認知することができる。その後、外部装置は、待機状態に復帰する。
【0037】
(15)本発明は、画像データ、印刷設定情報及び各種指令情報が通信可能に接続された外部装置及び記録装置による画像形成方法であって、上記記録装置が、上記外部装置から転送された画像データ及び印刷設定情報に基づいて画像記録を行うステップと、上記記録装置が、上記外部装置から転送された画像データ及び印刷設定情報を記憶媒体に記憶するステップと、上記記録装置が、記憶媒体に記憶された画像データに基づく画像を画面に表示するステップと、を含むものである。
【0038】
外部装置から記録装置へ画像データ及び印刷設定情報が転送される。この画像データ及び印刷設定情報に基づいて、記録装置は画像記録を行う。これにより、外部装置から転送された画像データに基づく画像が被記録媒体に記録される。画像記録が終了すれば、記録装置と外部装置とのデータ通信が終了する。記録装置は、外部装置から転送された画像データ及び印刷設定情報を記憶媒体に記憶させる。これにより、記録装置は、外部装置とデータ通信が終了した後に、記憶媒体に記憶された画像データ及び印刷設定情報に基づいて画像記録を行うことが可能になる。また、記録装置は、記憶媒体に記憶された画像データに基づく画像を画面に表示する。これにより、使用者は、記録装置の画面により画像を確認することができる。
【0039】
(16)また、上記記録装置が、入力された印刷開始を示す指令を受けて、記憶媒体に記憶された画像データ及び印刷設定情報に基づいて画像記録を行うステップをさらに含むものであってもよい。
【0040】
これにより、記録装置と外部装置との間でデータ通信が終了した後に、記憶媒体に記憶された画像データ及び印刷設定情報に基づいて、記録装置が画像記録を行うことができる。
【0041】
(17)また、上記記録装置が、入力された印刷設定に基づいて、記憶媒体に記憶された印刷設定情報を更新するステップをさらに含むものであってもよい。
【0042】
記録装置には、所定の印刷設定が入力され得る。記録装置は、入力された印刷設定に基づいて、記憶媒体に記憶された印刷設定情報を更新する。更新後は、記録装置は、更新された印刷設定情報に基づいて画像記録を行う。これにより、記録装置と外部装置との間でデータ通信が終了した後に、記録装置において印刷設定を変更して画像記録を行わせることができる。
【0043】
(18)また、上記記録装置が、入力された画像処理を示す指令に基づいて、記憶媒体に記憶された画像データの画像処理を行うステップと、上記記録装置が、画像処理後の画像データに基づく画像を画面に表示させるステップと、をさらに含むものであってもよい。
【0044】
記録装置には、所望の画像処理の指令が入力され得る。記録装置は、入力された画像処理の指令に基づいて、記憶媒体に記憶された画像データに対して画像処理を行う。記録装置は、画像処理後の画像データに基づく画像を画面に表示する。これにより、使用者は、画像処理後の画像を確認することができる。
【0045】
(19)また、上記記録装置が、上記外部装置から画像データ及び印刷設定情報が転送される際に、該画像データ及び印刷設定情報を記憶可能な領域を記憶媒体が有するか否かを判断するステップと、上記記録装置が、上記記憶媒体に該画像データ及び印刷設定情報を記憶可能な領域がないと判断した場合に、外部装置に印刷無効を示す指令情報を送信するステップと、上記外部装置が、印刷無効を示す指令情報を受信して待機状態に復帰するステップと、をさらに含むものであってもよい。
【0046】
記録装置は、記憶媒体に、画像データ及び印刷設定情報以外の各種データを記憶させることがある。したがって、記憶媒体に、画像データ及び印刷設定情報を記憶するに十分な領域がないおそれがある。記録装置は、外部装置から画像データ及び印刷設定情報が転送される際に、該画像データ及び印刷設定情報を記憶するに十分な領域を記憶媒体が有するか否かを判断する。記録装置は、記憶媒体に、画像データ及び印刷設定情報を記憶可能な領域がないと判断した場合に、外部装置に印刷無効を示す指令情報を送信する。印刷無効を示す指令情報を受信した外部装置は、印刷無効であることを示すエラー表示等を行う。これにより、使用者は、画像記録が行われる前に、現在の設定では、印刷表示モード又は単表示モードが使用できないことを認知することができる。その後、外部装置は、待機状態に復帰する。
【0047】
(20)本発明は、画像データ、印刷設定情報及び各種指令情報を通信可能に接続された外部装置及び記録装置による画像形成方法であって、上記記録装置が、上記外部装置から転送された画像データ及び印刷設定情報を記憶媒体に記憶させるステップと、上記記録装置が、記憶した画像データに基づく画像を画面に表示するステップと、上記記録装置が、外部装置に所定の通信規格による印刷終了情報を送信するステップと、上記外部装置が、印刷終了情報を受信して待機状態に復帰するステップと、を含むものである。
【0048】
外部装置から記録装置へ画像データ及び印刷設定情報が転送される。記録装置は、外部装置から転送された画像データ及び印刷設定情報に基づく画像記録を行うことなく、画像データ及び印刷設定情報を記憶媒体に記憶させる。これにより、記録装置は、記憶媒体に記憶された画像データ及び印刷設定情報に基づいて、画像記録を行うことが可能になる。記録装置は、記憶媒体に記憶された画像データに基づく画像を画面に表示する。これにより、使用者は、記録装置の画面により画像を確認することが可能になる。記録装置は、外部装置に所定の通信規格による印刷終了情報を送信する。外部装置は、印刷終了情報を受けることにより、記録装置において画像記録が行われたか否かに拘わらず、所定の通信規格によるデータ通信を終了する。そして、外部装置は、待機状態に復帰する。使用者は、記録装置の記憶媒体に記憶された画像データ及び印刷設定情報に基づいて、画像記録や画像処理等を記録装置単独で行うことができる。これにより、記録装置は、規格化された通信方式を用いて外部装置とデータ通信を行うことができるので、規格化された通信方式を採用する外部装置に幅広く対応することができる。
【0049】
(21)また、上記記録装置が、入力された印刷開始を示す指令を受けて、記憶媒体に記憶された画像データ及び印刷設定情報に基づいて画像記録を行うステップをさらに含むものであってもよい。
【0050】
これにより、記録装置と外部装置との間でデータ通信が終了した後に、記憶媒体に記憶された画像データ及び印刷設定情報に基づいて、記録装置が画像記録を行うことができる。
【0051】
(22)また、上記記録装置が、入力された印刷設定に基づいて、記憶媒体に記憶された印刷設定情報を更新するステップをさらに含むものであってもよい。
【0052】
記録装置には、所定の印刷設定が入力され得る。記録装置は、入力された印刷設定に基づいて、記憶媒体に記憶された印刷設定情報を更新する。更新後は、記録装置は、更新された印刷設定情報に基づいて画像記録を行う。これにより、記録装置と外部装置との間でデータ通信が終了した後に、記録装置において印刷設定を変更して画像記録を行わせることができる。
【0053】
(23)また、上記記録装置が、入力された画像処理を示す指令に基づいて、記憶媒体に記憶された画像データの画像処理を行うステップと、上記記録装置が、画像処理後の画像データに基づく画像を画面に表示させるステップと、をさらに含むものであってもよい。
【0054】
記録装置には、所定の画像処理の指令が入力され得る。記録装置は、入力された指令に基づいて、記憶媒体に記憶された画像データに対して画像処理を行う。記録装置は、画像処理後の画像データに基づく画像を画面に表示する。これにより、使用者は、画像処理後の画像を確認することができる。
【0055】
(24)また、上記記録装置が、上記外部装置から画像データ及び印刷設定情報が転送される際に、該画像データ及び印刷設定情報を記憶可能な領域を記憶媒体が有するか否かを判断するステップと、上記記録装置が、上記記憶媒体に該画像データ及び印刷設定情報を記憶可能な領域がないと判断した場合に、外部装置に印刷無効を示す指令情報を送信するステップと、上記外部装置が、印刷無効を示す指令情報を受信して待機状態に復帰するステップと、をさらに含むものであってもよい。
【0056】
記録装置は、記憶媒体に、画像データ及び印刷設定情報以外の各種データを記憶させることがある。したがって、記憶媒体に、画像データ及び印刷設定情報を記憶するに十分な領域がないおそれがある。記録装置は、外部装置から画像データ及び印刷設定情報が転送される際に、該画像データ及び印刷設定情報を記憶するに十分な領域を記憶媒体が有するか否かを判断する。記録装置は、記憶媒体に、画像データ及び印刷設定情報を記憶可能な領域がないと判断した場合に、外部装置に印刷無効を示す指令情報を送信する。印刷無効を示す指令情報を受信した外部装置は、印刷無効であることを示すエラー表示等を行う。これにより、使用者は、画像記録が行われる前に、現在の設定では、印刷表示モード又は単表示モードが使用できないことを認知することができる。その後、外部装置は、待機状態に復帰する。
【発明の効果】
【0057】
本発明に係る記録装置によれば、印刷表示モードが設定された場合に、制御手段が、外部装置から転送された画像データ及び印刷設定情報に基づいて、記録手段に画像記録を行わせるとともに、該画像データ及び印刷設定情報を記憶手段に記憶させ、さらに、記憶手段に記憶された画像データに基づく画像を表示手段に表示させることとしたので、画像記録が行われた後、使用者は、記録装置の表示手段により画像を確認することができる。また、記憶手段に記憶された画像データに対して画像処理を行ったり、印刷設定を変更することができる。特に、記録装置の表示手段が外部装置の表示手段より大きい場合に、使用者が画像データを確認することが容易になるという利点がある。
【0058】
また、本発明に係る記録装置によれば、単表示モードが設定された場合に、制御手段が、外部装置から転送された画像データ及び印刷設定情報に基づく画像記録を行うことなく、画像データ及び印刷設定情報を記憶手段に記憶させ、記憶手段に記憶された画像データに基づく画像を表示手段に表示させ、さらに、所定の通信規格による印刷終了情報を送信することとしたので、使用者は、記録装置の表示手段により画像を確認することができる。また、記憶手段に記憶された画像データに対して画像処理を行ったり、印刷設定を変更することができる。特に、記録装置の表示手段が外部装置の表示手段より大きい場合に、使用者が画像データを確認することが容易になるという利点がある。また、外部装置は、記録装置において画像記録が行われたか否かに拘わらずデータ通信を終了するので、記録装置が、規格化された通信方式を採用する外部装置に幅広く対応することができる。
【0059】
また、本発明に係る画像形成システムによれば、記録装置に印刷表示モードが設定された場合に、記録装置の制御手段が、外部装置から転送された画像データ及び印刷設定情報に基づいて画像記録を行わせるとともに、該画像データ及び印刷設定情報を第2の記憶手段に記憶させ、さらに、第2の記憶手段に記憶された画像データに基づく画像を表示手段に表示させることとしたので、記録装置において画像記録が行われた後、使用者は、記録装置の表示手段により画像を確認することができる。また、記録装置の第2の記憶手段に記憶された画像データに対して画像処理を行ったり、印刷設定を変更することができる。特に、記録装置の表示手段が外部装置の表示手段より大きい場合に、使用者が画像データを確認することが容易になるという利点がある。
【0060】
また、本発明に係る画像形成システムによれば、記録装置に単表示モードが設定された場合に、記録装置の制御手段が、外部装置から転送された画像データ及び印刷設定情報に基づく画像記録を行うことなく、画像データ及び印刷設定情報を第2の記憶手段に記憶させ、第2の記憶手段に記憶された画像データに基づく画像を表示手段に表示させ、さらに、所定の通信規格による印刷終了情報を送信することとしたので、使用者は、記録装置の表示手段により画像を確認することができる。また、記録装置の第2の記憶手段に記憶された画像データに対して画像処理を行ったり、印刷設定を変更することができる。特に、記録装置の表示手段が外部装置の表示手段より大きい場合に、使用者が画像データを確認することが容易になるという利点がある。また、外部装置は、記録装置において画像記録が行われたか否かに拘わらずデータ通信を終了するので、記録装置が、規格化された通信方式を採用する外部装置に幅広く対応することができる。
【0061】
また、本発明に係る画像形成方法によれば、外部装置から転送された画像データ及び印刷設定情報に基づいて、記録装置が画像記録を行い、画像記録が終了すれば、記録装置は、該画像データ及び印刷設定情報を記憶媒体に記憶させ、記憶媒体に記憶された画像データに基づく画像を画面に表示することとしたので、使用者は、記録装置の画面により画像を確認しながら、画像データに対して画像処理を行ったり、印刷設定を変更することができる。特に、記録装置の表示手段が外部装置の表示手段より大きい場合に、使用者が画像データを確認することが容易になるという利点がある。
【0062】
また、本発明に係る画像形成方法によれば、記録装置が、外部装置から転送された画像データ及び印刷設定情報に基づく画像記録を行うことなく、画像データ及び印刷設定情報を記憶媒体に記憶させ、記憶媒体に記憶された画像データに基づく画像を画面に表示することとしたので、前述と同様の効果を得ることができる。また、記録装置から外部装置へ所定の通信規格による印刷終了情報が送信されることしたので、外部装置は、記録装置において画像記録が行われたか否かに拘わらず、所定の通信規格によるデータ通信を終了する。これにより、記録装置が、規格化された通信方式を採用する外部装置に幅広く対応することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0063】
以下、適宜図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
図1は、本実施の形態に係る画像形成システムの構成を示す外観図である。画像形成システム1は、デジタルカメラ2(外部装置)とプリンタ3(記録装置)とがUSBケーブル4によりデータ通信可能に接続されたものである。デジタルカメラ2とプリンタ3との接続は、画像データ等の電気信号を通信可能に接続されるものであれば特に限定されない。したがって、USB接続の代えて、例えば、IEEE1394による接続を採用することができ、また、IEEE802.11規格やBluetooth規格、ワイヤレスUSB等による無線接続を採用することもできる。
【0064】
図1は、デジタルカメラ2の背面側を示している。デジタルカメラ2の正面側には、被写体の像をCCD(Charge Coupled Device)20(撮影手段)に結像させるためのレンズ等を備えた光学ユニット21が設けられている。デジタルカメラ2の上面には、被写体を撮影するタイミングで押下されるレリーズボタン22が設けられている。デジタルカメラ2の背面には、撮影の際に用いられるファインダ23、LCD24及び各種操作ボタン25(第1の入力手段)が設けられている。
【0065】
図2は、デジタルカメラ2の内部構成を示している。被写体の像は、光学ユニット21によって撮像光としてCCD20に結像される。撮像光は、CCD20によりアナログの画像データに光電変換される。アナログの画像データは、アナログ/デジタルコンバータ26によりデジタルデータに変換され、該デジタルデータには、画像処理回路27によりサンプリング処理やノイズ除去、圧縮等の画像処理が施される。
【0066】
また、デジタルカメラ2は、デジタルカメラ2全体の動作を制御するためのCPU(Central Processing Unit)28と、CPU28により実行される各種制御プログラムの作業領域等として用いられるRAM(Random Access Memory)29と、画像データを記憶するためのスマートメディア(登録商標)やコンパクトフラッシュ(登録商標)等の記録メディア31(第1の記憶手段)にアクセスするためのメディアコントローラ30と、プリンタ等の外部機器とUSB規格によりデータ通信を行うためのUSBスレーブチップ31(第1の通信手段)とを備えている。
【0067】
さらに、デジタルカメラ2は、オートフォーカス機能及び自動露出機能を制御するAF・AE検出回路33と、オートフォーカス時にレンズ等の光学ユニット21を駆動するためのモータ駆動部34とを備えている。
【0068】
また、上記CPU28及びRAM29は、バス35を介してデータ通信可能に接続されており、さらに、LCD24、操作ボタン25、画像処理回路27、メディアコントローラ、USBスレーブチップ32、AF・AE検出回路33もバス35を介してデータ通信可能に接続されている。
【0069】
このように構成されたデジタルカメラ2により、被写体の像が画像データとして記録メディア31に記憶される。詳細に説明するに、使用者は、デジタルカメラ2の電源をオンにして、ファインダ23又はLCD24により被写体を視認して構図を決定する。そして、レリーズボタン22を半押しされると、自動露出機能及びオートフォーカス機能が作動して、シャッタースピード及び絞りが決定されるとともに、レンズ等の光学ユニット21が駆動されて被写体の像がCCD20に結像されるように合焦される。さらに、レリーズボタン22を押下されることにより、CCD20に結像された撮像光が光電変換されて撮影が行われる。
【0070】
CCD20の光電変換により生成された画像データは、前述したようにデジタル化され、さらに画像処理が行われて記録メディア31に記憶される。このようにして、デジタルカメラ2による撮影が行われる。なお、画像データは、記録メディア31のほか、RAM29や内蔵メモリ等に記憶されていてもよい。
【0071】
プリンタ3は、プリンタ機能、スキャナ機能、コピー機能及びファクシミリ機能を有する多機能装置(MFD:Multi Function Device)である。プリンタ3は、デジタルカメラ2と接続される他、コンピュータと接続されて、該コンピュータから送信された画像データや文書データに基づいて、記録用紙(被記録媒体)に画像や文書を記録することができる。なお、プリンタ3の機能は特に限定されるものではなく、例えば、プリンタ機能以外の機能を有しない単機能のプリンタであってもよい。
【0072】
図1に示すように、プリンタ3は、幅広薄型の概ね直方体の外形であり、装置の下部がプリンタ部5である。プリンタ部5は、正面に開口6が形成されており、該開口6から一部が露呈するようにして給紙トレイ40及び排紙トレイ41が上下2段に設けられている。給紙トレイ40は、被記録媒体である記録用紙を貯蔵するためのものであり、A4サイズ以下のB5サイズ、はがきサイズ等の各種サイズの記録用紙が収容可能である。また、給紙トレイ40は、必要に応じてスライドトレイ42を引き出すことによりトレイ面が拡大される。該給紙トレイ40に収容された記録用紙がプリンタ部5の内部へ給送されて所望の画像が記録され、排紙トレイ41へ排出される。
【0073】
装置の上部はスキャナ部7であり、所謂フラットベッドスキャナとして構成されている。図1及び図3に示すように、プリンタ3の天板として開閉自在に設けられたスキャナカバー43の下側に、プラテンガラス44及びイメージセンサ45が設けられている。プラテンガラス44は画像読取りを行う原稿を載置するためのものである。該プラテンガラス44の下方には、プリンタ3の奥行き方向を主走査方向とするイメージセンサ45が設けられている。イメージセンサ45は、走査キャリッジに搭載されており、キャリッジモータからの駆動力を受けてプリンタ3の幅方向に走査可能である。
【0074】
プリンタ3の正面上部には、プリンタ部5やスキャナ部7を操作するための操作パネル8が設けられている。操作パネル8は各種操作キー9(第2の入力手段)やLCD10(表示手段、画面)から構成されている。プリンタ3は、操作パネル8に入力された指令に基づいて動作し、また、コンピュータに接続されている場合には、該コンピュータからプリンタドライバ又はスキャナドライバを介して送信される指令に基づいても動作する。また、プリンタ3の正面の左上部には、各種記録メディアを装填可能なスロット部11が設けられている。スロット部11には、スマートメディアやコンパクトフラッシュ等の記録メディアが装填される。装填された記録メディアに記憶された画像データがプリンタ3に読み出され、画像データに基づく画像がプリンタ部5により記録用紙に記録される。
【0075】
図3に示すように、プリンタ3の底側には、給紙トレイ40が設けられている。給紙トレイ40の装置背面側には、分離傾斜板46が配設されている。分離傾斜版46は、給紙トレイ40に積載された記録用紙を分離して上方へ案内するものである。また、給紙トレイ40から排紙トレイ41へ、横向き略U字形状の搬送路47が形成されている。詳細には、搬送路47は、分離傾斜板46から上方へ向かうように湾曲され、さらに装置正面側へ曲がって正面へ略水平に延出され、記録ヘッド48(記録手段)による画像記録位置を通過して排紙トレイ41へ通ずるように形成されている。したがって、給紙トレイ40に収容された記録用紙は、搬送路47により下方から上方へUターンするように案内されて画像記録位置に至り、記録ヘッド48により画像記録が行われた後、排紙トレイ41に排出される。搬送路47は、記録ヘッド48等が配設されている箇所以外は、所定間隔で対向する外側ガイド面と内側ガイド面とから構成されている。
【0076】
給紙トレイ40の上側には、給紙ローラ49が設けられている。給紙ローラ49は、給紙トレイ40に接離可能に上下動する給紙アーム50の先端に軸支されている。給紙ローラ49は、駆動源である搬送モータの駆動が駆動伝達機構により伝達されて回転する。給紙ローラ49が回転することにより、給紙トレイ40に積載された記録用紙が1枚ずつ分離して搬送路47へ供給される。供給された記録用紙は、その前端が分離傾斜板46に当接して上方へ案内され、搬送路47へ送り込まれる。また、給紙ローラ49によって最上位置の記録用紙が送り出される際に、その直下の記録用紙が摩擦や静電気の作用によって共に送り出される場合があるが、該記録用紙は分離傾斜板46との当接によって制止される。
【0077】
記録ヘッド48は、走査キャリッジに搭載されて記録用紙の搬送方向と直交する方向へ往復移動するように構成されている。この記録ヘッド48には、プリンタ3内に配置されたインクカートリッジからインクチューブを通じて、例えばシアン(C)・マゼンタ(M)・イエロー(Y)・ブラック(Bk)の各色インクが供給される。記録ヘッド48は、その下面に複数のノズルが形成されており、各ノズルから各インクを微小なインク滴として吐出する。吐出されたインク滴は、プラテン51上の記録用紙に着弾する。
【0078】
記録ヘッド48の上流側には、搬送路47を搬送されている記録用紙を狭持して、プラテン51上へ搬送する一対の搬送ローラ52が設けられている。一方、記録ヘッド48の下流側には、記録済みの記録用紙を狭持して搬送する一対の排紙ローラ53が設けられている。搬送ローラ52及び排紙ローラ53は、搬送モータから駆動力が伝達されて、所定の改行幅で間欠駆動する。この搬送ローラ52及び排紙ローラ53の駆動を受けて、記録用紙がプラテン51上を所定の改行幅で搬送される。記録用紙が所定の改行幅で搬送される毎に、記録ヘッド48がインク滴を吐出しながら往復移動される。これにより、プラテン51上を搬送される記録用紙に画像記録が行われる。
【0079】
図4は、プリンタ3の内部構成を示すブロック図である。プリンタ3の内部には、制御手段を構成する制御基板が設けられている。該制御基板は、CPU54、ROM55、RAM56(第2の記憶手段、記憶媒体)、不揮発性メモリ57、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)58を具備する。
【0080】
ROM55には、プリンタ3の各種動作を制御するための制御プログラム等が格納されている。RAM56は、CPU54が上記制御プログラム等を実行する際に用いる各種データを一時的に記録する記憶領域又は作業領域として使用される。また、RAM56は、プリンタ機能により印刷する画像データやLCD10に表示するデータ等を一時的に記憶する記憶領域として使用される。これらCPU54、ROM55及びRAM56により、本発明に係る制御手段が実現される。また、RAM56により、本発明に係る第2の記憶手段が実現される。
【0081】
不揮発性メモリ57は、プリンタ3に関する各種設定データであって電源オフ後も保持すべきデータを記憶するものである。本実施の形態では、プリンタ3にデジタルカメラ2を接続した場合の印刷モード設定が不揮発性メモリ57に記憶される。
【0082】
ASIC58は、CPU54からの指令に従い、LF(搬送)モータ59に通電する相励磁信号等を生成して、該信号をLFモータドライバ60に付与し、LFモータドライバ60を介して駆動信号をLFモータ59に通電することにより、LFモータ59の回転制御を行っている。LFモータ59の駆動は搬送ローラ52等に伝達される。
【0083】
同様に、ASIC58は、CPU54からの指令に従い、CR(キャリッジ)モータ61に通電する相励磁信号等を生成して、該信号をCRモータドライバ62に付与し、CRモータドライバ62を介して駆動信号をCRモータ62に通電することにより、CRモータ62の回転制御を行っている。CRモータ62の駆動は記録ヘッド48を搭載した走査キャリッジに伝達される。
【0084】
同様に、ASIC58は、CPU54からの指令に従い、読取FB(フラットベッド)モータ63に通電する相励磁信号等を生成して、該信号を読取りFBモータドライバ64に付与し、読取FBモータドライバ64を介して駆動信号を読取FBモータ63に通電することにより、読取FBモータ63の回転制御を行っている。読取FBモータ63の駆動はイメージセンサ(CIS)45を搭載したキャリッジに伝達される。
【0085】
また、ASIC58は、CPU54からの指令に従い、イメージセンサ45に所定のタイミングで光を照射させるとともに、イメージセンサ45から所定のタイミングで読取りデータを出力させる。また、ASIC58は、CPU54からの指令に従い、記録ヘッド48から所定のタイミングでインク滴を記録用紙に対して選択的に吐出させる。
【0086】
また、ASIC58には、プリンタ3に所望の指令を入力する操作キー9を制御するパネルゲートアレイ65、LCD10の画面表示を制御するLCDコントローラ66、各種小型メモリカードが挿入されるスロット部11、コンピュータとUSBケーブルを介してデータ通信を行うためのUSBスレーブチップ67、デジタルカメラ2とデータ通信を行うためのUSBホストチップ68(第2の通信手段)、ファクシミリ機能を実現するためのモデム69及びNCU(Network Control Unit)70が接続されている。
【0087】
以下、本画像形成システム1により、デジタルカメラ2に記憶された画像データに基づいて、プリンタ3により記録用紙に画像記録を行う動作について説明する。
【0088】
前述したように、デジタルカメラ2を用いて撮影された画像の画像データは、デジタルカメラ2の記録メディア31に記憶される。デジタルカメラ2とプリンタ3とは、各々のUSBスレーブチップ32とUSBホストチップ68とを介してUSBケーブル4により接続されて、デジタルカメラ2からプリンタ3へ画像データ、印刷設定情報及び各種指令情報が転送可能になる。デジタルカメラ2とプリンタ3とのデータ通信は、所定の通信規格に基づいている。例えば、ピクトブリッジと呼ばれる通信規格を、デジタルカメラ2とプリンタ3とのデータ通信に用いることができる。デジタルカメラ2とプリンタ3とがUSBケーブル4により接続されると、デジタルカメラ2とプリンタ3とは、所定の通信規格によりデータ通信を行うためのプログラムを実行する。そして、デジタルカメラ2及びプリンタ3は、互いの状態を検出してネゴシエーションを行う。ネゴシエーションとは、デジタルカメラ2及びプリンタ3の機種情報等を得ることであり、これにより、例えばデジタルカメラ2における印刷設定において選択可能な情報等が得られる。
【0089】
プリンタ3には、予め印刷モード設定が設定される。印刷モード設定は、使用者がプリンタ3の操作キー9を操作して所定の入力を行うことにより設定される。図5は、プリンタ3における印刷モード設定の手順を示すフローチャートである。プリンタ3にデジタルカメラ2が接続されると、プリンタ3は、不揮発性メモリ57に記憶された設定モードを読み出す(S1)。そして、読み出された設定モードがLCD10に表示される(S2)。デジタルカメラ2の接続は、プリンタ3のCPU54が制御プログラムに基づいて、USBホストチップ68とにUSBケーブル4を介してデジタルカメラ2が接続されたか否かを検出することにより判断される。
【0090】
プリンタ3は、設定モードをLCD10に表示した後、所定時間内に操作キー9の入力がなければ(S3(N))、タイムアウト(S4(Y))として印刷モード設定を終了する。一方、所定時間内に操作キー9の入力があり(S3(Y))、その操作キー9による指令が印刷モード設定の変更であれば(S5(Y))、新たな印刷モードが設定される。
【0091】
印刷モードは、単印刷モード、印刷表示モード及び単表示モードの3種類からいずれか1つが選択される。操作キー9による入力が単印刷モードを示すものであれば(S6(Y))、単印刷モードが新たな印刷モードとなり(S7)、単印刷モードが不揮発性メモリ57に書き込まれる(S11)。操作キー9による入力が印刷表示モードを示すものであれば(S8(Y))、印刷表示モードが新たな印刷モードとなり(S9)、印刷表示モードが不揮発性メモリ57に書き込まれる(S11)。それ以外の場合は(S8(N))、単表示モードが新たな印刷モードとなり(S10)、単表示モードが不揮発性メモリ57に書き込まれる(S11)
【0092】
デジタルカメラ2は、プリンタ3と接続されることによりダイレクトプリントモードになる。このダイレクトプリントモードは、デジタルカメラ2のCPU28がプリンタ3との接続を検出することにより自動的に設定されるものであっても、使用者が操作ボタン25を操作することにより設定されるものであってもよい。前述したように、プリンタ3における印刷モードの設定が完了すると、デジタルカメラ2において記録メディア31に記憶された画像データが選択可能になる。
【0093】
使用者は、デジタルカメラ2の操作ボタン25を操作して、記録メディア31に記憶された画像データに基づく画像をLCD24に表示させる。そして、任意の画像を選択してLCD24に表示させ、操作ボタン25を操作して選択完了を入力する。これにより、プリントすべき画像が決定される。デジタルカメラ2のLCD24には、接続されているプリンタ3において選択可能な記録用紙サイズ、記録用紙タイプ、縁なし設定、記録部数等が設定可能に表示される。記録用紙サイズとは、A4サイズやL版等の記録用紙の大きさである。記録用紙タイプとは、普通紙や光沢紙等の記録用紙の種類である。縁なし設定とは、記録用紙の縁まで画像記録を行う所謂縁なし印刷を設定するためのものであり、プリンタ3において縁なし印刷が可能な場合に設定される。記録部数は、画像記録を行う枚数である。これらが本発明において印刷設定と称される。なお、これらは印刷設定の例示であり、本発明における印刷設定がこれらに限定されないことは当然である。また、デジタルカメラ2における印刷設定は、必ずしも任意選択可能である必要はない。例えば、簡易モードとして光沢紙のL版に縁なし印刷することが予め定められており、この簡易モードと印刷設定を任意選択可能なモードとをデジタルカメラ2が有していてもよい。
【0094】
つづいて、使用者は、デジタルカメラ2の操作ボタン25を操作して、印刷開始を入力する。これにより、所定の通信規格による印刷開始情報がデジタルカメラ2からプリンタ3へ送信される。印刷開始情報を受信したプリンタ3は、選択された画像データ及び入力された印刷設定情報をデジタルカメラ2へ要求する。そして、選択された画像データ及び入力された印刷設定情報が、デジタルカメラ2からプリンタ3へUSBケーブル4を通じて転送される。なお、本実施の形態では、プリンタ3からデジタルカメラ2へ画像データ及び印刷設定情報を要求し、その要求に基づいて画像データ及び印刷設定情報が転送されることとしたが、画像データ及び印刷設定情報の転送コマンドをデジタルカメラ2又はプリンタ3のいずれが生成するかは、所定の通信規格に基づいて任意に定められるものである。したがって、例えば、デジタルカメラ2に入力された印刷開始に基づいてデジタルカメラ2が転送コマンドを生成し、該転送コマンドに基づいてデジタルカメラ2からプリンタ3へ画像データ及び印刷設定情報が転送されることとしてもよい。
【0095】
図6は、デジタルカメラ2から画像データ及び印刷設定情報が転送されたプリンタ3の動作を示すフローチャートである。デジタルカメラ2からプリンタ3へ印刷設定情報が転送され(S21(Y),S22(N))、プリンタ3は、その印刷設定情報をRAM56に記憶させる(S24)。つづいて、プリンタ3は、デジタルカメラ2から画像データが転送されると(S22(Y))、不揮発性メモリ57に記憶された印刷モードを読み出す(S23)。
【0096】
プリンタ3は、印刷モードを読み出した後、読み出された印刷モードに対応する空き領域をRAM56が有するか否かを判断する(S25)。プリンタ3のRAM56は、画像データ及び印刷設定情報を記憶する他、ファクシミリデータの記憶や留守番録音データの記憶等の各種データの記憶、及びデータを一時記憶するバッファとして用いられる。例えば、画像データに基づく画像記録には、画像データを解凍するためのバッファ領域(デジタルカメラデータバッファ)、印刷を行うためのバッファ領域(記録バッファ)が必要である。また、印刷表示モードや単表示モードでは、画像データに基づく画像をLCD10に表示するためのバッファ領域(表示用バッファ)や、画像を拡大又は縮小して表示するためのバッファ領域(LCD表示バッファ)が必要である。したがって、例えば、印刷表示モードや単表示モードが設定されても、RAM56に画像データ及び印刷設定情報を記憶するに十分な領域がないおそれがある。
【0097】
プリンタ3は、画像データ及び印刷設定情報を記憶可能な領域、さらには各処理のためのバッファ領域がRAM56にないと判断した場合は(S25(N))、プリンタ3のLCD10に、印刷モードを変更するように案内表示をするとともに(S26)、デジタルカメラ2に印刷無効を示す指令情報を送信する(S27)。デジタルカメラ2は、印刷無効を示す指令情報を受信することにより、プリンタ3とのデータ通信を終了する。そして、デジタルカメラ2は、画像選択及び印刷設定が可能な待機状態に復帰する。使用者は、LCD10の表示により、画像記録が行われる前に、現在の印刷モードでは画像記録が行えないことを認知することができる。
【0098】
プリンタ3は、画像データ及び印刷設定情報を記憶可能な領域、さらには各処理のためのバッファ領域がRAM56にあると判断した場合は(S25(Y))、プリンタ3に設定された印刷モードを判断して(S28,S29)、単印刷処理(S29)、印刷表示処理(S31)又は単表示処理(S32)のいずれかを実行する。
【0099】
以下、図7を用いて単印刷処理について説明する。単印刷処理は、印刷モードとして単印刷モードが設定されている場合に行われる処理である。
【0100】
プリンタ3は、デジタルカメラ2から転送された画像データに含まれるブロック識別子を受信したか否かを判断する(S41)。ブロック識別子は、所定のブロック単位で圧縮された画像データの単位ブロックを識別するためのヘッダ等である。また、プリンタ3は、デジタルカメラ2から転送された画像データに含まれるデータ終了コードを受信したか否かを判断する(S51)。データ終了コードは、一つの画像データの区切りを示す所定の信号であり、ブロック識別子と同様に画像データのブロックデータのヘッダ等に付与される。ブロック識別子を受信せず(S41(N))、データ終了コードを受信しない場合は(S51(N))、プリンタ3は、デジタルカメラ2から転送された画像データをデジタルカメラデータバッファに記憶させる(S62)。このデジタルカメラデータバッファとして、RAM56の所定領域が用いられる。
【0101】
ブロック識別子を受信すると(S41(Y))、プリンタ3は、それまでにデジタルカメラデータバッファに記憶させた画像データを解凍する(S42)。解凍とは、jpeg等の所定形式に圧縮されたデータを復元することである。解凍のために必要なプログラムは、ROM55に格納されており、その解凍プログラムに基づいてCPU54が解凍処理を行う。そして、解凍が完了すれば(S43(Y))、解凍されたデータを記録バッファにコピーする(S44)。この記録バッファとして、RAM56の所定領域が用いられる。解凍されたデータが記録バッファにコピーされれば、デジタルカメラデータバッファに格納された圧縮データが消去される(S45)。
【0102】
つづいて、プリンタ3は、解凍されたデータによるライン数が所定ラインであるか否かを判断する(S46)。ラインとは、プリンタ3の記録ヘッド48が往復動される主走査ラインである。所定のライン数は、副走査方向に複数のノズルが列設された記録ヘッド48により、インターレース走査が行われて画像記録される一単位に基づいて設定される。解凍されたデータが所定ライン数に満たない場合は(S46(N))、プリンタ3は、さらにデジタルカメラ2からの画像データの転送を継続する。一方、解凍されたデータが所定ライン数であれば(S46(Y))、記録バッファに記憶されたデータを記録ヘッド48により印刷するためにインターレース処理を行い(S47)、記録ヘッド48を走査させて記録用紙に所定ライン数分の印刷を行う(S48)。なお、記録用紙は、デジタルカメラ2から転送されてRAM56に記憶された印刷設定情報に基づいて、所定サイズ及び所定紙種のものが用いられる。
【0103】
所定ライン数分の印刷が終了すれば(S49(Y))、プリンタ3は、記録バッファに記憶されたデータを消去して(S50)、さらにデジタルカメラ2から画像データの転送を継続する。これが、デジタルカメラ2から転送された画像データのデータ終了コードを受信するまで繰り返され、記録ヘッド48により所定ライン数分毎に記録用紙に印刷が行われる。
【0104】
プリンタ3がデータ終了コードを受信すると(S51(Y))、前述と同様に、デジタルカメラデータバッファに記憶させた画像データを解凍する(S52)。そして、解凍が完了すれば(S53(Y))、解凍されたデータを記録バッファにコピーする(S54)。解凍されたデータが記録バッファにコピーされれば、デジタルカメラデータバッファに格納された圧縮データが消去される(S55)。
【0105】
つづいて、プリンタ3は、記録バッファに記憶されたデータを記録ヘッド48により印刷するためにインターレース処理を行い(S57)、さらに、該データのページエンド処理を行う(S57)。例えば、記録用紙に縁なし印刷を行う場合に、記録用紙の後端には記録ヘッド48の全ノズルを用いてインタレース走査をしながら印刷を行うことができない。したがって、記録用紙の後端に対しては、通常のインターレース走査とは異なる走査により印刷を行うことになる。記録用紙の後端へ印刷するために記録ヘッド48に所定のインク吐出を行われるためのデータ処理を、ページエンド処理という。データのインタレース処理及びページエンド処理を終えた後、記録ヘッド48を走査させて記録用紙への印刷を行う(S58)。そして、印刷が終了すれば(S59(Y))、プリンタ3は、記録バッファに記憶されたデータを消去して(S60)、デジタルカメラ2へ印刷終了を示す印刷終了情報を送信する(S61)。この印刷終了情報は、デジタルカメラ2とプリンタ3とのデータ通信において用いられる所定の通信規格によるものである。なお、印刷部数として複数枚が設定されている場合には、プリンタ3により複数部の印刷が行われる。印刷終了情報を受信したデジタルカメラ2は、プリンタ3へ肯定応答を送信して、プリンタ3とのデータ通信を終了する。そして、デジタルカメラ2は、画像選択及び印刷設定が可能な待機状態に復帰する。したがって、使用者は、次に印刷を行う画像をデジタルカメラ2で選択して、印刷開始の入力を行うことができる。
【0106】
このように、プリンタ3に単印刷モードが設定されることにより、プリンタ3のLCD10に画像を表示させる必要がない場合に、画像データや印刷設定情報をRAM56に記憶させて保持させることなく、プリンタ3に画像記録(印刷)を行わせることができる。
【0107】
以下、図8を用いて印刷表示処理について説明する。印刷表示処理は、印刷モードとして印刷表示モードが設定されている場合に行われる処理である。印刷表示処理では、デジタルカメラ2から転送された画像データ及び印刷設定情報に基づく画像記録(印刷)が行われた後、該画像データ及び印刷設定情報がRAM56に記憶されて保持され、その画像データがプリンタ3のLCD10に表示される。
【0108】
詳細に説明するに、プリンタ3は、デジタルカメラ2から転送された画像データに含まれるブロック識別子を受信したか否かを判断する(S71)。また、プリンタ3は、デジタルカメラ2から転送された画像データに含まれるデータ終了コードを受信したか否かを判断する(S81)。ブロック識別子を受信せず(S71(N))、データ終了コードを受信しない場合は(S81(N))、プリンタ3は、デジタルカメラ2から転送された画像データをデジタルカメラデータバッファに記憶させる(S93)。
【0109】
ブロック識別子を受信すると(S71(Y))、プリンタ3は、それまでにデジタルカメラデータバッファに記憶させた画像データを解凍する(S72)。そして、解凍が完了すれば(S73(Y))、解凍されたデータを記録バッファ及び表示用バッファにコピーする(S74)。この表示用バッファとして、RAM56の所定領域が用いられる。解凍されたデータが記録バッファ及び表示用バッファにコピーされれば、デジタルカメラデータバッファに格納された圧縮データが消去される(S75)。
【0110】
つづいて、プリンタ3は、解凍されたデータによるライン数が所定ラインであるか否かを判断する(S76)。解凍されたデータが所定ライン数に満たない場合は(S76(N))、プリンタ3は、さらにデジタルカメラ2から画像データの転送を継続する。一方、解凍されたデータが所定ライン数であれば(S76(Y))、記録バッファに記憶されたデータを記録ヘッド48により印刷するためにインターレース処理を行い(S77)、記録ヘッド48を走査させて記録用紙に所定ライン数分の印刷を行う(S78)。所定ライン数分の印刷が終了すれば(S79(Y))、プリンタ3は、記録バッファに記憶されたデータを消去して(S80)、さらにデジタルカメラ2から画像データの転送を継続する。これが、デジタルカメラ2から転送された画像データのデータ終了コードを受信するまで繰り返され、記録ヘッド48により所定ライン数分毎に記録用紙に印刷が行われる。
【0111】
プリンタ3がデータ終了コードを受信すると(S81(Y))、前述と同様に、デジタルカメラデータバッファに記憶させた画像データを解凍する(S82)。そして、解凍が完了すれば(S83(Y))、解凍されたデータを記録バッファ及び表示用バッファにコピーする(S84)。解凍されたデータが記録バッファにコピーされれば、デジタルカメラデータバッファに格納された圧縮データが消去される(S85)。
【0112】
つづいて、プリンタ3は、記録バッファに記憶されたデータを記録ヘッド48により印刷するためにインターレース処理を行い(S87)、さらに、該データのページエンド処理を行う(S87)。データのインタレース処理及びページエンド処理を終えた後、記録ヘッド48を走査させて記録用紙への印刷を行う(S88)。そして、印刷が終了すれば(S89(Y))、プリンタ3は、記録バッファに記憶されたデータを消去して(S90)、デジタルカメラ2へ印刷終了を示す印刷終了情報を送信する(S91)。印刷終了情報を受信したデジタルカメラ2は、プリンタ3へ肯定応答を送信して、プリンタ3とのデータ通信を終了する。そして、デジタルカメラ2は、画像選択及び印刷設定が可能な待機状態に復帰する。したがって、使用者は、次に印刷を行う画像をデジタルカメラ2で選択して、印刷開始の入力を行うことができる。また、表示バッファにコピーされたデータは消去されずに保持される。したがって、プリンタ3は、表示用バッファに記憶されたデータに基づいてデジタルカメラデータ表示処理を行う(S92)。
【0113】
以下、図9を用いてデジタルカメラデータ表示処理について説明する。前述したように、印刷表示処理においては、プリンタ3は、デジタルカメラ2から転送された画像データ及び印刷設定情報に基づいて記録用紙に画像を印刷した後、デジタルカメラ2に印刷終了情報を送信しており、デジタルカメラ2は待機状態に復帰している。したがって、プリンタ3がデジタルカメラデータ表示処理を行う際に、デジタルカメラ2において画像選択等の操作を行うことが可能である。換言すれば、デジタルカメラデータ表示処理において、プリンタ3はデジタルカメラ2とデータ通信を行わなくてよい。
【0114】
詳細に説明するに、プリンタ3は、表示用バッファに記憶されたデータから縦横の画素数を得る(S121)。前述したように、表示用バッファには、デジタルカメラ2から転送された任意の画像データが解凍されて記憶されている。この画像データは、所定の解像度を有し、縦横に対して所定の画素数を有する。そして、プリンタ3は、表示用バッファに記憶されたデータを拡大又は縮小して、LCD表示バッファにコピーする(S122)。このLCD表示用バッファとして、RAM56の所定領域が用いられる。プリンタ3のLCD10は、所定の解像度で画像を表示できる。つまり縦横が所定の画素数で構成されている。また、LCD10には画像以外に印刷設定も表示され得るので、画像が表示される領域はLCD10の表示領域の一部になる。このLCD10の画像表示領域に、表示用バッファに記憶された画像データに基づく画像の全体を表示するために、該画像の画素数がLCD10の画像表示領域の画素数より多い場合には、画像表示領域の画素数に合致するようにデータが縮小され、該画像の画素数がLCD10の画像表示領域の画素数より少ない場合には、画像表示領域の画素数に合致するようにデータが拡大される。
【0115】
そして、LCD表示バッファに記憶されたデータに基づいて、デジタルカメラ2から転送された画像データ及び印刷設定情報に基づく画像及び印刷設定がプリンタ3のLCD10に表示される(S123)。これにより、使用者は、デジタルカメラ2とプリンタ3とのデータ通信が終わった後に、プリンタ3のLCD10により画像及び印刷設定を確認することが可能になる。デジタルカメラ2の小型化によりLCD24の大きさには限界があるのに対し、プリンタ3のLCD10は大型化の余地が大きいので、使用者は、プリンタ3の大型のLCD10により画像の詳細を容易に確認することができる。
【0116】
プリンタ3がLCD10に画像及び印刷設定を表示した後、使用者が、所定時間内にプリンタ3の操作キー9に何ら入力を行わない場合は(S124(N))、タイムアウトとして(S133(Y))、表示用バッファ及びLCD表示バッファに記憶されたデータが消去され(S132)、LCD10の表示も消去される。
【0117】
プリンタ3がLCD10に画像及び印刷設定を表示した後、使用者は、プリンタ3に印刷開始、印刷設定の変更又は画像表示変更を入力できる。使用者は、例えば、既に記録用紙に印刷された画像を確認し、さらにプリンタ3のLCD10に表示された画像を確認して、印刷設定を変更したり、画像処理を行うことができる。換言すれば、先に記録用紙に試し印刷してから、所望のサイズや紙種に本印刷を行ったり、画像の明暗やコントラストの変更、トリミングを行うことができる。
【0118】
使用者が、プリンタ3の操作キー9を操作して新たに印刷設定を入力した場合には(S127(Y))、プリンタ3は、入力された印刷設定に基づいて、RAM56に記憶された印刷設定情報を更新する(S128)。そして、プリンタ3は、更新された印刷設定をLCD10に表示する(S128)。これにより、デジタルカメラ2とプリンタ3とのデータ通信が終了した後、既に記録用紙に印刷された画像やLCD10に表示された画像を確認してから、プリンタ3において、記録用紙のサイズや紙種、縁なし印刷、記録部数等の印刷設定を行うことができる。
【0119】
使用者が、プリンタ3の操作キー9を操作して画像処理を入力した場合には(S129(Y))、プリンタ3は、その入力に基づいて表示用バッファに記憶されたデータに対して画像処理を行う。画像処理とは、画像データに基づく画像の明暗の設定やコントラスト設定のような画質調整、トリミングやアンシャープマスクのような加工処理等に例示されるものである。画像処理は、ROM55に格納された画像処理プログラムに基づいてCPU54により実行される。そして、プリンタ3は、画像処理後の画像をLCD10に表示するとともに、表示用バッファに画像処理された画像データを記憶させる(S130)。これにより、デジタルカメラ2とプリンタ3とのデータ通信が終了した後、既に記録用紙に印刷された画像やLCD10に表示された画像を確認して、プリンタ3において該画像に所望の画像処理を施すことができる。また、画像処理後の画像をプリンタ3のLCD10により確認することができる。なお、印刷設定や画像処理の入力においてストップキーが押下された場合には(S131(Y))、プリンタ3は、印刷設定の変更又は画像処理を中止して、表示用バッファ及びLCD表示バッファに記憶されたデータを消去し(S132)、LCD10の表示も消去する。
【0120】
使用者が、プリンタ3のLCD10の表示を確認してから、又は印刷設定の変更や所望の画像処理を行ってからLCD10の表示を確認してから、スタートキーを押下すれば(S125)、プリンタ3は、デジタルカメラデータ表示後印刷処理を行う(S126)。これにより、デジタルカメラ2とプリンタ3とのデータ送信が終了した後、プリンタ3において変更された印刷設定に基づいて、又は画像処理された画像の印刷を行うことができる。
【0121】
詳細には、図10に示すように、プリンタ3は、表示用バッファに記憶された画像データのライン数をXとして(S141)、該ライン数Xが所定のライン数以上であれば(S142(Y))、該所定ライン数を表示用バッファに記憶された画像データのライン数Xから差し引いた後(S143)、所定ライン数分を記録バッファにコピーする(S144)。この所定ライン数は、前述と同様に、副走査方向に複数のノズルが列設された記録ヘッド48により、インターレース走査が行われて画像記録される一単位に基づいて設定される。
【0122】
そして、プリンタ3は、記録バッファに記憶されたデータを記録ヘッド48により印刷するためにインターレース処理を行い(S145)、記録ヘッド48を走査させて記録用紙に所定ライン数分の印刷を行う(S146)。なお、記録用紙は、プリンタ3において印刷設定が変更されている場合には、RAM56に記憶された変更された印刷設定情報に基づいて、所定サイズ及び所定紙種のものが用いられる。
【0123】
所定ライン数分の印刷が終了すれば(S147(Y))、プリンタ3は、記録バッファに記憶されたデータを消去して(S148)、さらに表示用バッファの画像データが所定ライン数以上であるか否かを判断する(S142)。所定ライン数以上であれば、前述とと同様の処理が繰り返され、記録ヘッド48により所定ライン数分毎に記録用紙に印刷が行われる。
【0124】
表示用バッファの画像データが所定ライン数以下であれば(S142(N))、プリンタ3は、残りのXライン分の画像データを記録バッファにコピーし(S149)、該記録バッファに記憶されたデータを記録ヘッド48により印刷するためにインターレース処理を行い(S145)、さらに、該データのページエンド処理を行う(S152)。そして、データのインタレース処理及びページエンド処理を終えた後、記録ヘッド48を走査させて記録用紙への印刷を行う(S153)。そして、印刷が終了すれば(S153(Y))、プリンタ3は、記録バッファに記憶されたデータを消去する(S154)。これにより、使用者は、デジタルカメラ2とプリンタ3とのデータ通信が終了した後に、プリンタ3において、印刷設定を変更したり、画像データに対して画像処理を施して画像記録(印刷)を行うことが可能になる。
【0125】
以下、図11を用いて単表示処理について説明する。単表示処理は、印刷モードとして単表示モードが設定されている場合に行われる処理である。単表示処理では、デジタルカメラ2から転送された画像データ及び印刷設定情報に基づく画像記録(印刷)が行われることなく、その画像データがプリンタ3のLCD10に表示される。
【0126】
詳細に説明するに、プリンタ3は、デジタルカメラ2から転送された画像データに含まれるブロック識別子を受信したか否かを判断する(S101)。また、プリンタ3は、デジタルカメラ2から転送された画像データに含まれるデータ終了コードを受信したか否かを判断する(S106)。ブロック識別子を受信せず(S101(N))、データ終了コードを受信しない場合は(S106(N))、プリンタ3は、デジタルカメラ2から転送された画像データをデジタルカメラデータバッファに記憶させる(S113)。
【0127】
ブロック識別子を受信すると(S101(Y))、プリンタ3は、それまでにデジタルカメラデータバッファに記憶させた画像データを解凍する(S102)。そして、解凍が完了すれば(S103(Y))、解凍されたデータを表示用バッファにコピーする(S104)。解凍されたデータが表示用バッファにコピーされれば、デジタルカメラデータバッファに格納された圧縮データが消去される(S105)。
【0128】
プリンタ3がデータ終了コードを受信すると(S106(Y))、前述と同様に、デジタルカメラデータバッファに記憶させた画像データを解凍する(S107)。そして、解凍が完了すれば(S108(Y))、解凍されたデータを表示用バッファにコピーする(S109)。解凍されたデータが記録バッファにコピーされれば、デジタルカメラデータバッファに格納された圧縮データが消去される(S110)。
【0129】
そして、プリンタ3は、デジタルカメラ2へ印刷終了を示す印刷終了情報を送信する(S111)。印刷終了情報を受信したデジタルカメラ2は、プリンタ3へ肯定応答を送信して、プリンタ3とのデータ通信を終了する。そして、デジタルカメラ2は、画像選択及び印刷設定が可能な待機状態に復帰する。したがって、使用者は、次に印刷を行う画像をデジタルカメラ2で選択して、印刷開始の入力を行うことができる。また、プリンタ3は、表示用バッファに記憶されたデータに基づいてデジタルカメラデータ表示処理を行う(S112)。
【0130】
デジタルカメラデータ表示処理は、印刷表示処理において図9を用いて説明されたものと同様である。単表示処理においては、プリンタ3は、デジタルカメラ2から転送された画像データ及び印刷設定情報に基づいて、画像及び印刷設定をプリンタ3のLCD10に表示し、記録用紙に画像を印刷することなく、デジタルカメラ2に印刷終了情報を送信する。印刷終了情報を受信したデジタルカメラ2は、記録用紙に印刷が行われる単印刷モードや印刷表示モードと同様に、待機状態に復帰する。したがって、プリンタ3がデジタルカメラデータ表示処理を行う際に、デジタルカメラ2において画像選択等の操作を行うことが可能である。
【0131】
また、単表示モードにおいて、デジタルカメラ2は、プリンタ3において画像記録(印刷)が行われたか否かに拘わらず待機状態に復帰できる。換言すれば、デジタルカメラ2が、プリンタ3にダイレクトプリントを行うための所定の通信規格に基づくデータ通信を行うものであっても、プリンタ3において画像記録を行うことなく、所定の通信規格によるデータ通信を適式に終了させることができる。これにより、プリンタ3は、単表示モードにおいても、規格化された通信方式を用いてデジタルカメラ2とデータ通信を行うことができるので、規格化された通信方式を採用するデジタルカメラ2等の外部装置に幅広く対応することができる。
【0132】
また、図9を用いて説明したように、デジタルカメラ2から転送された画像データ及び印刷設定情報がプリンタ3のRAM56に記憶され、該画像データに基づく画像及び印刷設定がLCD10に表示されることにより、使用者は、デジタルカメラ2とプリンタ3とのデータ通信が終了した後に、プリンタ3のLCD10により画像及び印刷設定を確認することができる。さらに、使用者は、LCD10により画像及び印刷設定を確認した後、プリンタ3のRAM56に記憶された画像データ及び印刷設定情報に基づいて、印刷設定の変更や画像処理を行ったり、再び画像記録(印刷)をプリンタ3単体の操作により行うことができる。
【0133】
なお、本実施の形態では、単印刷モード、印刷表示モード及び単表示モードのすべてが設定可能なプリンタ3を用いた画像形成システム1を説明したが、本発明が、これら3つのモードが選択設定可能なものに限定されないことは当然である。また、本実施の形態に係る画像形成システム1では、プリンタ3に接続される外部装置としてデジタルカメラ2を説明したが、本発明に係る外部装置はデジタルカメラ2に限定されず、例えば、デジタルビデオカメラやデジタルカメラ機能を有する複合装置等であってもよいことは当然である。
【図面の簡単な説明】
【0134】
【図1】図1は、本発明の実施の形態に係る画像形成システム1の構成を示す外観図である。
【図2】図2は、デジタルカメラ2のの内部構成を示すブロック図である。
【図3】図3は、プリンタ3の内部構成を示す断面図である。
【図4】図4は、プリンタ3の内部構成を示すブロック図である。
【図5】図5は、プリンタ3における印刷モード設定の動作を示すフローチャートである。
【図6】図6は、プリンタ3における印刷処理を示すフローチャートである。
【図7】図7は、プリンタ3における単印刷処理を示すフローチャートである。
【図8】図8は、プリンタ3における印刷表示処理を示すフローチャートである。
【図9】図9は、プリンタ3におけるデジタルカメラデータ表示処理を示すフローチャートである。
【図10】図10は、プリンタ3におけるデジタルカメラデータ表示後印刷処理を示すフローチャートである。
【図11】図11は、プリンタ3における単表示処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0135】
1・・・画像形成システム
2・・・デジタルカメラ(外部装置)
3・・・プリンタ(記録装置)
9・・・操作キー(入力手段)
10・・・LCD(表示手段、画面)
20・・・CCD(撮影手段)
25・・・操作ボタン(第1の入力手段)
31・・・記録メディア(第1の記憶手段)
32・・・USBスレーブチップ(第1の通信手段)
48・・・記録ヘッド(記録手段)
54・・・CPU(制御手段)
56・・・RAM(第2の記憶手段、記憶媒体)
68・・・USBホストチップ(第2の通信手段)




 

 


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