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発明の名称 画像印刷装置及び画像印刷装置のエラー情報出力プログラム
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−7991(P2007−7991A)
公開日 平成19年1月18日(2007.1.18)
出願番号 特願2005−191471(P2005−191471)
出願日 平成17年6月30日(2005.6.30)
代理人 【識別番号】100095751
【弁理士】
【氏名又は名称】菅原 正倫
発明者 吉田 重貴
要約 課題
発生したエラーの原因究明を容易とするようにエラー履歴情報を出力する画像印刷装置及びエラー履歴出力プログラムを提供する。

解決手段
画像印刷装置100内で発生するエラーのうち、エラー検出手段21の検出対象となる複数種のエラーを、出力対象とすべき第一型エラーと出力対象としない第二型エラーとのいずれかに予め分類設定し、検出した第一型エラーの種別と画像印刷装置100の累積印刷ページ数とを互いに対応付け、これをエラー履歴情報としてエラー履歴情報記憶部16dに記憶し、記憶された第一型エラーに関するエラー履歴情報のみを出力する。
特許請求の範囲
【請求項1】
印刷処理時に発生したエラーの履歴情報を記憶するエラー履歴情報記憶手段と、そのエラー履歴情報を出力するエラー履歴情報出力手段とを備える画像印刷装置であって、
前記画像印刷装置内で発生するエラーを、そのエラー種別が特定可能な状態で検出するエラー検出手段と、
前記エラー検出手段の検出対象となる複数種のエラーを前記エラー履歴情報出力手段による出力対象とすべき第一型エラーと、同じく出力対象としない第二型エラーとのいずれかに分類設定するエラー型設定部と、
前記分類設定部の設定種別を参照して、前記エラー検出手段が検出するエラーが、前記第一型エラーと前記第二型エラーとのいずれであるかを判定するエラー型判定手段と、
前記画像印刷装置における累積印刷ページ数を計数する累積印刷ページ計数手段と、
前記第一型エラーが検出された時に、前記累積印刷ページ計数手段から該第一型エラー検出時の前記累積印刷ページ数を取得する累積印刷ページ数取得手段と、
検出した前記第一型エラーの種別と取得した前記累積印刷ページ数とを互いに対応付けて、前記エラー履歴情報として前記エラー履歴情報記憶手段に記憶するエラー履歴情報記憶制御手段と、
を備え、
前記エラー履歴情報出力手段は、前記第二型エラーに関するエラー履歴情報は出力せず、前記第一型エラーの前記エラー履歴情報のみを出力することを特徴とする画像印刷装置。
【請求項2】
前記累積印刷ページ計数手段は、給紙処理開始後に前記累積印刷ページ数を計数するものであり、
前記給紙処理開始から前記累積印刷ページ計数手段による計数開始までの間に前記第一型エラーが発生した場合に、前記エラー履歴情報記憶制御手段は、前記エラー履歴情報記憶手段に、前記累積印刷ページ数の計数値に1が加算された値と、発生した前記第一型エラーとを対応付けて記憶するものである請求項1に記載の画像印刷装置
【請求項3】
前記エラー履歴情報記憶制御手段は、前記累積印刷ページ計数手段から取得した累積印刷ページ数に1加算する加算手段を有する請求項2に記載の画像印刷装置。
【請求項4】
前記エラー種別は、第一型候補エラーと第二型固定エラーとに分類され、前記第一型候補エラーは、前記第一型エラーと前記第二型エラーとで設定切替が可能とされ、前記第二型固定エラーは、前記第二型に固定設定されて切替不可である請求項1ないし3のいずれか1項に記載の画像印刷装置。
【請求項5】
前記第一型エラーには、サービスコールエラー、トナー切れエラー、ペーパージャムエラー、適するサイズの印刷用紙が存在しないサイズエラー、要求された用紙サイズとトレイに存在する用紙サイズとが異なるサイズミスマッチエラー、印刷メモリ容量不足によるメモリーフルエラー、及び印刷用紙のメデイアタイプが適さないメデイアタイプエラーの少なくともいずれかが設定され、
前記第二型エラーには、プリンターカバーが開いたままとなっているカバーオープンエラー、印刷用紙切れを示すノーペーパーエラー、及び給紙を要求した給紙トレイが存在しないノートレイエラーの少なくともいずれかが設定される請求項1ないし4のいずれか1項に記載の画像印刷装置。
【請求項6】
前記エラー履歴情報記憶制御手段は、前記第一型エラーに関してのみ前記エラー履歴情報を前記エラー履歴情報記憶手段に記憶し、前記第二型エラーに関してはエラー履歴情報を記憶しない請求項1ないし5のいずれか1項に記載の画像印刷装置。
【請求項7】
エラー統計情報として、前記エラーの検出回数を前記エラー種別ごとに記憶するエラー統計情報記憶手段と、
前記エラー検出手段が検出した前記第一型エラーのエラー検出回数を、前記エラー種別ごとに計数するエラー回数計数手段と、
前記エラー回数計数手段から前記第一型エラーの前記エラー検出回数を前記エラー種別ごとに取得するエラー回数取得手段と、
検出した前記第一型エラーの種別と取得した前記エラー検出回数とを互いに対応付けて、前記エラー統計情報として前記エラー統計情報記憶手段に記憶する前記エラー統計情報記憶制御手段と、
前記第二型エラーに関するエラー統計情報は出力せず、前記第一型エラーの前記エラー統計情報のみを出力するエラー統計情報出力手段と、
を備える請求項1ないし6のいずれか1項に記載の画像印刷装置。
【請求項8】
前記エラー統計情報記憶制御手段は、前記第一型エラーに関してのみ前記エラー統計情報を前記エラー統計情報記憶手段に記憶し、前記第二型エラーに関してはエラー統計情報を記憶しない請求項7に記載の画像印刷装置。
【請求項9】
前記画像印刷装置の使用状態情報を記憶する使用状態情報記憶手段と、
前記使用状態情報記憶手段から前記使用状態情報を取得する使用状態情報取得手段と、
取得した前記使用状態情報を出力する使用状態情報出力手段と、
を備える請求項1ないし8のいずれか1項に記載の画像印刷装置。
【請求項10】
前記エラー履歴情報出力手段とともに、前記エラー統計情報出力手段と前記使用状態情報出力手段との少なくとも一方が補助情報出力手段として設けられ、それら出力手段の間で出力部が共有されてなる請求項9に記載の画像印刷装置。
【請求項11】
前記出力部に対して、前記エラー履歴に加えて、前記エラー統計情報と前記使用状態情報との少なくとも一方よりなる補助情報を同時に出力する出力制御手段を備える請求項10に記載の画像印刷装置。
【請求項12】
出力対象として、前記エラー履歴情報と、前記エラー統計情報と前記使用状態情報との少なくとも一方よりなる補助情報との中から、出力させたいものを選択する出力選択手段と、
選択された情報を前記出力部に択一的に出力させる出力制御手段とを備える請求項10に記載の画像印刷装置。
【請求項13】
印刷処理時に発生したエラーの履歴情報を記憶するエラー履歴情報記憶手段と、そのエラー履歴情報を出力するエラー履歴情報出力手段とを備える画像印刷装置のエラー情報出力プログラムであって、
エラー検出手段によって、前記画像印刷装置内で発生するエラーを、そのエラー種別が特定可能な状態で検出するエラー検出ステップと、
エラー型設定部によって、前記エラー検出手段の検出対象となる複数種のエラーを前記エラー履歴情報出力手段による出力対象とすべき第一型エラーと、同じく出力対象としない第二型エラーとのいずれかに分類設定するエラー型設定ステップと、
エラー型判定手段によって、前記分類設定部の設定種別を参照して、前記エラー検出手段が検出するエラーが、前記第一型エラーと前記第二型エラーとのいずれであるかを判定するエラー型判定ステップと、
累積印刷ページ計数手段によって、前記印刷装置における累積印刷ページ数を計数する累積印刷ページ計数ステップと、
累積印刷ページ数取得手段によって、前記第一型エラーが検出された時に、前記累積印刷ページ計数手段から該第一型エラー検出時の前記累積印刷ページ数を取得する累積印刷ページ数取得ステップと、
エラー履歴情報記憶制御手段によって、検出した前記第一型エラーの種別と取得した前記累積印刷ページ数とを互いに対応付けて、前記エラー履歴情報として前記エラー履歴情報記憶手段に記憶するエラー履歴情報記憶ステップと、
前記エラー履歴情報出力手段によって、前記第二型エラーに関するエラー履歴情報は出力せず、前記第一型エラーの前記エラー履歴情報のみを出力するエラー履歴情報出力ステップとを有することを特徴とする画像印刷装置のエラー情報出力プログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、プリンタ装置、ファクシミリ装置、スキャナー装置、及びコピー機等の画像印刷装置及びそのエラー履歴を出力するプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来のプリンタ装置、ファクシミリ装置、スキャナー装置、及びコピー機等の画像印刷装置は、例えば特許文献1のように、発生したエラーの内容をエラー履歴として記憶している。エラー履歴は、例えば、画像印刷装置にエラーが発生した際に参照してそのエラーの原因究明に利用される。こうした画像印刷装置では、コストダウンのためにエラー履歴を記憶する記憶部の記憶容量が抑えられており、そのエラーの履歴には限られた数(例えば10個)のエラーしか記憶されず、その数を超えると古いものから順に消去される。
【0003】
【特許文献1】特開平05−119938号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところが、従来の画像印刷装置では、あらゆるエラーが履歴として記憶されるため、エラーの原因究明が必要となった場合に、その中から原因となっているエラー情報を抽出する必要が生じる。エラー履歴の中には、「Cover Open」等の頻繁に発生し得るエラーや、「No Paper」等の定常的に発生しユーザによる復帰が容易なエラー等が多数含まれているため、抽出したいエラーがこれらのエラーの中に埋もれてしまい、原因究明に時間がかかっていた。また、エラーを限られた数しか記憶できないため、エラーが多く記憶されると、必要なエラー情報が早い段階で消去されてしまう可能性もあり、エラー原因の究明が困難となる可能性もあった。
【0005】
本発明は、発生したエラーの原因究明を容易とするようにエラー履歴情報を出力する画像印刷装置、及び画像印刷装置のエラー履歴出力プログラムを提供するものである。
【課題を解決するための手段および発明の効果】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明の画像印刷装置は、
印刷処理時に発生したエラーの履歴情報を記憶するエラー履歴情報記憶手段と、そのエラー履歴情報を出力するエラー履歴情報出力手段とを備える画像印刷装置であって、
画像印刷装置内で発生するエラーを、そのエラー種別が特定可能な状態で検出するエラー検出手段と、
エラー検出手段の検出対象となる複数種のエラーをエラー履歴情報出力手段による出力対象とすべき第一型エラーと、同じく出力対象としない第二型エラーとのいずれかに分類設定するエラー型設定部と、
分類設定部の設定種別を参照して、エラー検出手段が検出するエラーが、第一型エラーと第二型エラーとのいずれであるかを判定するエラー型判定手段と、
画像印刷装置における累積印刷ページ数を計数する累積印刷ページ計数手段と、
第一型エラーが検出された時に、累積印刷ページ計数手段から該第一型エラー検出時の累積印刷ページ数を取得する累積印刷ページ数取得手段と、
検出した第一型エラーの種別と取得した累積印刷ページ数とを互いに対応付けて、エラー履歴情報としてエラー履歴情報記憶手段に記憶するエラー履歴情報記憶制御手段と、
を備え、
エラー履歴情報出力手段は、第二型エラーに関するエラー履歴情報は出力せず、第一型エラーのエラー履歴情報のみを出力することを特徴とする。
【0007】
上記構成によれば、必要とするエラー種別に関してのみエラー履歴情報として出力され、不要なエラー種別についてはエラー履歴情報として出力されないように設定することができるため、ユーザやサービスマンの要求に応じた厳選されたエラー種別のみを出力することができ、エラーの原因究明が容易となる。
【0008】
本発明の画像印刷装置において、累積印刷ページ計数手段が、給紙処理開始後に累積印刷ページ数を計数するものとして構成される構成においては、給紙処理開始から累積印刷ページ計数手段による計数開始までの間に第一型エラーが発生した場合に、エラー履歴情報記憶手段を、エラー履歴情報記憶手段に、累積印刷ページ数の計数値に1が加算された値と、発生した第一型エラーとを対応付けて記憶するものとして構成できる。
【0009】
累積印刷ページ計数手段が給紙開始後に累積印刷ページ数を計数する場合、給紙処理開始から計数処理開始までの間には計数処理が行われないため、累積印刷ページ数は前回印刷時の値のままとなる。従って、計数処理開始までの間にエラーが発生すると、対応する累積印刷ページ数が記録されず、正確なエラー履歴情報を残せなくなる。特に、1ページ目の印刷を行った際に、給紙処理開始から計数処理開始までの間にエラーが生じた場合、累積印刷ページ数はまだ計数処理されていないため0ページのままであり、1ページ目の印刷時のエラーにも関わらず、エラー履歴情報としては1ページも印刷していないときにエラーが発生したという履歴(0ページ)が記憶されるという矛盾が生じる。上記構成によれば、こうした不具合を効果的に解消できる。特に、累積印刷ページ計数手段から取得した累積印刷ページ数に1加算する加算手段を、エラー履歴情報記憶制御手段側に設けておくと、累積印刷ページ計数手段に残る累積印刷ページ数(以下、第二累積ページ数という)には、例えば装置メンテナンス不良に起因して多量にエラーページが発生した場合等においても、不要なエラーページが加算されないので、印刷枚数単位で課金されるリース契約等にトラブルにつながるおそれがない。
【0010】
本発明の画像印刷装置では、エラー種別は、第一型候補エラーと第二型固定エラーとに分類され、第一型候補エラーは、第一型エラーと第二型エラーとで設定切替が可能とされ、第二型固定エラーは、第二型に固定設定されて切替不可であってもよい。
【0011】
上記構成の画像印刷装置によれば、ユーザが出力するか否かを選択できるエラーを限定し、一部のエラーについてはユーザによって切り替えできないようにすることができる。例えば「NO PAPER」(ノーペーパーエラー)、「NO
TRAY」(ノートレイエラー)等のエラーは、用紙の不足や印刷設定の異常を示すものであり、装置の印刷動作異常を示すものではないため、一般的には特にエラー履歴情報を見て原因究明をする必要がない。こうしたエラーは、予め第二型固定エラーとしておくことで、ユーザが誤って第一型エラーに切り替えないようにすることができる。
【0012】
本発明の画像印刷装置では、第一型エラーには、サービスコールエラー、トナー切れエラー、ペーパージャムエラー、適するサイズの印刷用紙が存在しないサイズエラー、要求された用紙サイズとトレイに存在する用紙サイズとが異なるサイズミスマッチエラー、印刷メモリ容量不足によるメモリーフルエラー、及び印刷用紙のメデイアタイプが適さないメデイアタイプエラーの少なくともいずれかが設定され、第二型エラーには、プリンターカバーが開いたままとなっているカバーオープンエラー、印刷用紙切れを示すノーペーパーエラー、及び給紙を要求した給紙トレイが存在しないノートレイエラーの少なくともいずれかが設定される。
【0013】
上記のサービスコールエラー、トナー切れエラー、ペーパージャムエラー、サイズエラー、サイズミスマッチエラー、メモリーフルエラー、及びメデイアタイプエラーは、場合によってはユーザによるエラー復帰が困難な可能性を有しており、後に専門知識を有する者が原因究明を行う際に必要となる可能性があるため、第一型エラーとして出力対象としておくことに利点がある。他方、カバーオープンエラー、ノーペーパーエラー、及びノートレイエラーは、ユーザによるエラー復帰が容易であるため、基本的にエラー履歴情報として残すことに利点が少ないため、第二型エラーとすることが望ましい。逆に履歴として残すことで、第一型エラーがこれらのエラーにまぎれてしまい、第一型エラーの原因究明が困難となる可能性がある。また、エラーは限られた数だけ記憶されるため、例えば頻繁に発生するカバーオープンエラー等が記憶される場合には、これらのエラーによって他に発生した第一型エラーが早い段階で消されてしまい、エラーの原因究明が困難となる可能性もある。
【0014】
本発明の画像印刷装置では、エラー履歴情報記憶制御手段は、第一型エラーに関してのみエラー履歴情報をエラー履歴情報記憶手段に記憶し、第二型エラーに関してはエラー履歴情報を記憶しないものであってもよい。
【0015】
これにより、エラー履歴情報として表示する必要のある第一型エラーのみがエラー履歴情報記憶手段に記憶されるため、記憶容量を節約することができる。
【0016】
本発明の画像印刷装置では、エラー統計情報として、エラーの検出回数をエラー種別ごとに記憶するエラー統計情報記憶手段と、
エラー検出手段が検出した第一型エラーのエラー検出回数を、エラー種別ごとに計数するエラー回数計数手段と、
エラー回数計数手段から第一型エラーのエラー検出回数をエラー種別ごとに取得するエラー回数取得手段と、
検出した第一型エラーの種別と取得したエラー検出回数とを互いに対応付けて、エラー統計情報としてエラー統計情報記憶手段に記憶するエラー統計情報記憶制御手段と、
第二型エラーに関するエラー統計情報は出力せず、第一型エラーのエラー統計情報のみを出力するエラー統計情報出力手段と、
を備えるものであってもよい。
【0017】
上記構成の画像印刷装置によれば、上記のエラー履歴情報に加えて、エラー種別ごとのエラー発生回数を示すエラー統計情報を出力することができるため、これら双方の情報を合わせ見ることで、エラー原因の究明を容易に行うことができる。
【0018】
本発明の画像印刷装置では、エラー統計情報記憶制御手段は、第一型エラーに関してのみエラー統計情報をエラー統計情報記憶手段に記憶し、第二型エラーに関してはエラー統計情報を記憶しないものであってもよい。
【0019】
これにより、エラー統計情報として表示する必要のある第一型エラーのみがエラー統計情報記憶手段に記憶されるため、記憶容量を節約することができる。
【0020】
本発明の画像印刷装置では、画像印刷装置の使用状態情報を記憶する使用状態情報記憶手段と、
使用状態情報記憶手段から使用状態情報を取得する使用状態情報取得手段と、
取得した使用状態情報を出力する使用状態情報出力手段と、
を備えるものであってもよい。
【0021】
上記における画像印刷装置の使用状態情報とは、給紙トレイごとの使用回数、フューザーユニットの使用回数、レーザー光源の使用回数、ドラムの使用回数、トナーの残量、トレイごとの累積印刷ページ数、各給紙トレイの給紙数、印刷した紙種(メディア)ごとの印刷ページ数等のうちのいずれか1つを含むような、装置の現在の使用状態を示す情報である。上記構成の画像印刷装置によれば、上記のエラー履歴情報、さらには上記のエラー統計情報に加えて、この使用状態情報も出力することができるため、これら双方の情報を合わせ見ることで、エラー原因の究明を容易に行うことができる。
【0022】
本発明の画像印刷装置では、エラー履歴情報出力手段とともに、エラー統計情報出力手段と使用状態情報出力手段との少なくとも一方が補助情報出力手段として設けられ、それら出力手段の間で出力部が共有されてなるものであってもよい。
【0023】
上記構成の画像印刷装置によれば、各出力手段からの出力情報を全て1つの出力部から出力することができる。例えば装置に備えられた液晶画面や、ネットワーク上で接続されるパーソナルコンピュータのディスプレイ、あるいはプリンタで印刷した用紙のうちのいずれにおいても、エラー履歴情報、エラー統計情報、及び使用状態情報を出力することができ、これらの出力情報に基づいてエラー原因の究明を行うことができる。
【0024】
本発明の画像印刷装置では、出力部に対して、エラー履歴に加えて、エラー統計情報と使用状態情報との少なくとも一方よりなる補助情報を同時に出力する出力制御手段を備えることができる。
【0025】
上記において、同時に出力するとは、同じ出力画面上、あるいは同じ印刷媒体上に出力するということを意味する。上記構成の画像装置によれば、同一画面あるいは同一印刷媒体上に、エラーの原因究明として少なくともエラー履歴情報を含む複数の情報を同時に表示して、それらを総合的に見ることができるため、エラー原因の究明が容易となる。
【0026】
本発明の画像印刷装置では、出力対象として、エラー履歴情報と、エラー統計情報と使用状態情報との少なくとも一方よりなる補助情報との中から、出力させたいものを選択する出力選択手段と、選択された情報を出力部に択一的に出力させる出力制御手段とを備えるものであってもよい。
【0027】
上記構成によれば、特に画像印刷装置の出力部、あるいはそれに接続されるパーソナルコンピュータのディスプレイ等に画面表示する際に、エラー履歴情報の表示画面、エラー管理情報の表示画面、及び使用状態情報の表示画面を任意に切り替えて表示することができる。このため、これらの情報を参照して容易にエラー原因の究明を行うことができる。
【0028】
本発明のエラー情報出力プログラムは、印刷処理時に発生したエラーの履歴情報を記憶するエラー履歴情報記憶手段と、そのエラー履歴情報を出力するエラー履歴情報出力手段とを備える画像印刷装置のエラー情報出力プログラムであって、
エラー検出手段によって、画像印刷装置内で発生するエラーを、そのエラー種別が特定可能な状態で検出するエラー検出ステップと、
エラー型設定部によって、エラー検出手段の検出対象となる複数種のエラーをエラー履歴情報出力手段による出力対象とすべき第一型エラーと、同じく出力対象としない第二型エラーとのいずれかに分類設定するエラー型設定ステップと、
エラー型判定手段によって、分類設定部の設定種別を参照して、エラー検出手段が検出するエラーが、第一型エラーと第二型エラーとのいずれであるかを判定するエラー型判定ステップと、
累積印刷ページ計数手段によって、印刷装置における累積印刷ページ数を計数する累積印刷ページ計数ステップと、
累積印刷ページ数取得手段によって、第一型エラーが検出された時に、累積印刷ページ計数手段から該第一型エラー検出時の累積印刷ページ数を取得する累積印刷ページ数取得ステップと、
エラー履歴情報記憶制御手段によって、検出した第一型エラーの種別と取得した累積印刷ページ数とを互いに対応付けて、エラー履歴情報としてエラー履歴情報記憶手段に記憶するエラー履歴情報記憶ステップと、
エラー履歴情報出力手段によって、第二型エラーに関するエラー履歴情報は出力せず、第一型エラーのエラー履歴情報のみを出力するエラー履歴情報出力ステップとを有することを特徴とする。
【0029】
上記ステップの処理を実行するエラー情報出力プログラムを、例えば所定の記憶媒体を介して画像印刷装置にインストールすることで、上記した本発明の画像印刷装置を簡単に実現することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0030】
以下、本発明の画像印刷装置の一実施例について図面を用いて説明する。本発明の画像印刷装置は、エラーが発生したページを除く形で印刷ページ数の累積値(以下、累積印刷ページ数と呼ぶ)をカウントするカウンタ機能を備え、その累積印刷ページ数と装置が検出したエラーの内容(エラー種別)とを対応させ、これをエラー履歴情報として出力することができるとともに、検出されるエラーについて出力する第一型エラーと出力しない第二型エラーとを設定し、第一型エラーのみを出力できるように構成される。なお、本発明の画像印刷装置には、プリンタ装置、ファクシミリ装置、スキャナー装置、及びコピー機等を含むことができ、以下では、そのうちのプリンタ装置の一実施例について説明する。
【0031】
図1は、本発明の画像印刷装置をなすプリンタ装置の構成を示すブロック図である。図1のプリンタ装置100は、印刷を行う印刷機構や用紙を送る用紙送り機構等の周知の機構を含んでなるプリンタエンジン20、及びプリンタの諸機構に配置されて印刷処理時のエラーを検知するセンサ21、入力部30、表示部31、及びこれらを制御する印刷制御部10によって構成される。
【0032】
印刷制御部10は、図1に示すように、CPU11,ワークメモリ12a等を備えるRAM12,各種プログラムを記憶するROM13,I/O14、バスライン15、不揮発性メモリからなる外部メモリ16、外部からの画像データを一時格納する受信バッファ17、およびプリンタエンジン20を駆動するプリンタ駆動部18とを備える。本実施例におけるこの印刷制御部10は、エラー型判定手段、累積印刷ページ数取得手段、エラー履歴情報記憶制御手段、エラー回数取得手段、エラー統計情報記憶制御手段、使用状態情報取得手段、加算手段、及び出力制御手段の主体をなすものである。また、本発明の累積印刷ページ計数手段及びエラー回数計数手段は、ROM13に記憶された累積印刷ページ数カウントプログラム13bと、CPU11及び外部メモリ16とが主体をなす形で構成され、このプリンタ装置100における累積印刷ページ数及びエラー種別ごとのエラー発生回数をカウントするカウンタ機能が実現されている。
【0033】
入力部30は、表示部31と一体となったタッチスイッチや、メカニカルなスイッチ等からなる操作スイッチ群として構成され、I/O14を介して印刷制御部10に接続される。この入力部30は、印刷制御部10とあわせて本発明のエラー型設定部をなすものである。
【0034】
表示部31は、液晶表示器(LCD)等の表示装置であり、I/O14を介して印刷制御部10に接続される。この表示部31は、プリンタ装置100に発生したエラーの内容を画面表示する本発明の出力部をなすものである。なお、本発明の出力部には、所定の印刷媒体に印刷出力することが可能なプリンタエンジン(印刷部)20を含むことができる。この出力部は、印刷制御部10とあわせて本発明のエラー履歴情報出力手段、エラー統計情報出力手段、及び使用状態情報出力手段をなすものである。
【0035】
パーソナルコンピュータ(以下、PCと略す)50は、CPU、RAM、ROM、ハードディスク、I/O、マウスやキーボード等の入力手段、ディスプレイ等の表示手段、及びプリンタドライバ等を有する周知のPC構成をなすものであり、I/O14を介して印刷制御部10に接続される。プリンタ装置100は、PC50から送信される所定の印刷指令及び画像データに基づいて印刷処理を実行する。なお、PC50は、入力手段を備えるため上記の入力部30と同様の入力部として機能し、また、表示手段を備えるため上記の表示部31と同様の出力部として機能する。
【0036】
センサ21は、プリンタ装置100に発生するエラーを検知するために、プリンタエンジン20を含むプリンタ装置100の所定のポイントに設けられた周知のセンサである。図2は、印刷用紙の搬送ラインを概略的に示す図であり、その搬送ラインには、給紙された用紙の後端の通過を検知する用紙後端センサ21a、給紙された用紙の向きを揃えて感光ドラムに送るレジストローラの前後に設けられ、その位置における用紙の通過を検知するレジストローラ前センサ21b及びレジストローラ後センサ21c、及び定着用のヒートローラ通過後に排紙トレイに向けて送られる用紙の通過を検知する排紙センサ21dとが設けられており、これらのセンサ21(21a〜21d)が、給紙開始から所定時間経過しても用紙の通過を検知しない場合に、これを紙詰まりエラー(ペーパージャムエラー)としてCPU11が認識するように構成されている。
【0037】
なお、センサ21は、これらの他に、プリンタ装置100内の所定位置に配置されており、上記の紙詰まりエラーの他にも、サービスコールエラー、トナー切れエラー、適するサイズの印刷用紙が存在しないサイズエラー、要求された用紙サイズとトレイに存在する用紙サイズとが異なるサイズミスマッチエラー、印刷メモリ容量不足によるメモリーフルエラー、印刷用紙のメデイアタイプが適さないメデイアタイプエラー、プリンターカバーが開いたままとなっているカバーオープンエラー、印刷用紙切れを示すノーペーパーエラー、及び給紙を要求した給紙トレイが存在しないノートレイエラー等のエラーを検出する周知のセンサが存在する。これらのセンサ21は、それぞれが特定のエラーを検出するように構成されており、エラーが検出された場合には、どのセンサが検出したエラーであるかをCPU11が特定し、検出したエラーの種別が特定される。これらのセンサ21は、印刷制御部10とあわせて本発明のエラー検出手段をなすものである。
【0038】
上記のように構成された本実施例のプリンタ装置100は、センサ21が検出したエラーの種別とプリンタ装置100が印刷した印刷ページ数の累積値(累積印刷ページ数)とを互いに対応付け、これをエラー履歴情報として出力することができるとともに、ROM13に記憶された履歴カスタマイズプログラム13aが実行される(エラー型設定ステップ)ことで、センサ21の検出対象となる複数種のエラーを、出力対象とすべき第一型エラーと、出力対象としない第二型エラーとのいずれかに分類設定することができる。これにより、履歴として不要な第二型エラーに関するエラー履歴情報は出力せず、履歴として必要な第一型エラーに関するエラー履歴情報のみを出力することが可能となっている。
【0039】
図3は、履歴カスタマイズプログラム13aの流れを示すフローチャートである。この履歴カスタマイズプログラム13aは、S101において、本実施例のプリンタ装置100の入力部あるいは接続されたPC50の入力手段からの所定の入力操作によって、エラー全てを履歴として残さないことが選択される、つまり、検出されるエラーのうち必要なものだけを履歴として残すことが選択されると、S102において、出力するエラー種別と出力しないエラー種別とを設定する出力設定のカスタマイズが行われ、カスタマイズされた出力設定が外部メモリ16の出力設定記憶部16b(図4参照)に記憶される。ここでは、プリンタ装置100の出力部30である液晶画面上、あるいは接続されたPC50の出力手段をなすディスプレイ上に、図5のような画面を表示して、「History Log」を「ON」とすることで出力すると設定とし、「OFF」とすることで出力しないと設定とする。「History Log」を「ON」とされた場合には、出力設定記憶部16bにおいて、「ON」としたエラー種別の出力設定フラグがセットされる。図5の設定状況は、図6に示されているように、エラー履歴情報として残す第一型エラーとして、「ERROR###」(サービスコールエラー)、「TONER LIFE END」(トナー切れエラー)、「PAPER JAM」(紙詰まりエラー)、「SIZE ERROR」(サイズエラー)、「SIZE MISMATCH ERROR」(サイズミスマッチエラー)、及び「MEMORY FULL」(メモリーフルエラー)、「MEDIA TYPE ERROR」(メデイアタイプエラー)が設定され、エラー履歴情報として残さない第二型エラーとして、「COVER OPEN」(カバーオープンエラー)、「NO PAPER」(ノーペーパーエラー)、及び「NO TRAY」(ノートレイエラー)が設定されている。なお、本発明において出力設定可能なエラーは、上記したエラー種別のみに限定されるものではなく、プリンタ装置100において検出し得るこれらとは異なる種別のエラーであってもよい。
【0040】
また、全てのエラー種別に対してエラー履歴情報の出力設定を可能とする必要はなく、出力設定の切替が可能な第一型候補エラーと、出力設定の切替が不可で第二型エラーとして予め固定される第二型固定エラーとを定めてもよい。例えば、第二型固定エラーとして、図5に示す「NO PAPER」(ノーペーパーエラー)、「NO TRAY」(ノートレイエラー)を設定し、その他を第一型候補エラーとすることができる。「NO PAPER」(ノーペーパーエラー)、「NO TRAY」(ノートレイエラー)のようなエラーは、用紙切れ及び設定異常を示すもので、装置の印刷動作異常を示すものではないため、履歴として残されても参照される機会がほとんど無い。逆にこれらが表示されることで他のエラーが見つけ難くなるため、ユーザによる誤った設定の切替を防ぐためにも予め第二型固定エラーとすることがよい。また、出力設定の切替が不可で第一型エラーとして予め固定される第一型固定エラーを設けても良い。この場合、例えばメーカー側でエラー原因を推定する上で必ず履歴として残しておきたいエラー種別に関してのみ、ユーザによる出力設定の変更を不可とすることができ、必要最低限のエラー履歴を装置に必ず残すようにすることができる。また、全エラーについて出力設定を切替可能としておき、デフォルト設定において第一型エラーと第二型エラーとを予め分けておいてもよい。この場合、デフォルト設定として、修理やメンテナンスを行うサービスマン等の意見を反映した「ON」、「OFF」条件を設定しておけば、ユーザはメーカー側が決定したデフォルト設定に基づいて使用する可能性が高くなる。このような設定を予め設けておくことで、専門知識を有するサービスマン等は、後のエラー復帰作業においてエラー履歴情報を見るときに、エラーの原因となるエラー情報を見つけ易く、原因究明が容易となる。
【0041】
また、本実施例のプリンタ装置100には、ROM13に記憶に記憶された累積印刷ページ数カウントプログラム13bを実行することで、累積印刷ページ数のカウントアップするとともに、エラーが発生した際には、その累積印刷ページ数を適切な値に変更した上で発生したエラー種別と対応付け、エラー履歴情報として記憶する。
【0042】
図7は、累積印刷ページ数カウントプログラム13bの流れを示すフローチャートである。この累積印刷ページ数カウントプログラム13bでは、まず、S201において、印刷用の画像データ1ページ分をPC50から受信し、これを受信バッファ17に一時記憶する。S202では、プリンタ駆動部18によってこの一時記憶された画像データに基づく印刷用データがプリンタエンジン20に送られ、印刷が開始される。
【0043】
S203では、印刷開始後の各処理においてエラーの発生の有無を検知する(エラー検出ステップ)。エラーの検出は上記のように各センサ21及びCPU11が行う。エラーが検出されない場合は、S213に進む。
【0044】
S213では、排紙センサ21d(図2参照)が印刷用紙の通過を検知したことに基づいて、まず、図4の外部メモリ16の累積印刷ページ数記憶部16aに記憶された累積印刷ページ数を取得し、次いで、取得した値に1加算して、その値を累積印刷ページ数記憶部16aに上書きする(累積印刷ページ数取得ステップ、累積印刷ページ計数ステップ)。この後、このページの印刷処理を終了する。
【0045】
S203でエラーが検出された場合にはS204に進み、エラーの種別の特定を行う。これは、上記のように、どのセンサ21からのエラー検知信号を受信したかに基づいてCPU11が行う。続いて、S205では、出力設定記憶部16bに記憶された出力設定情報からCPU11がそのエラーが出力すべき第一型エラーであるか出力しない第二型エラーであるかを判定する(エラー型判定ステップ)。これは、出力設定記憶部16bにおいて、特定されたエラー種別の出力設定フラグがセットされているか否かをCPU11が判定することで行う。出力しない第二型エラーである場合にはS212に進み、エラー解除後にS202に戻って印刷処理を再開する。出力すべき第一型エラーである場合にはS206に進む。
【0046】
S206では、このページの印刷処理において、給紙処理の開始からエラーが発生するまでの間に、累積印刷ページ数記憶部16aに記憶された現在の累積印刷ページ数に対して既にカウントアップがなされたか否かを判定する。これは、例えば、S202における印刷処理開始直後の累積印刷ページ数をRAM12の所定領域に記憶しておき、CPU11がその値と現在の累積印刷ページ数とを比較することで判定できる。
【0047】
S206において未だカウントアップがされていなかった場合は、S207に進む。この場合、累積印刷ページ数記憶部16aに記憶された現在の累積印刷ページ数を取得して、これに1を加算し、加算した値と発生したエラーの種別とを図9に示すような形で対応付けて、これをエラー履歴情報としてエラー履歴情報記憶部16cに記憶する(累積印刷ページ数取得ステップ、累積印刷ページ計数ステップ)。記憶した後には、S209に進む。
【0048】
S206において既にカウントアップされていた場合は、S208に進む。この場合、累積印刷ページ数記憶部16aに記憶された現在の累積印刷ページ数を取得して、この値と発生したエラーの種別とを図9に示すように対応付けて、エラー履歴情報としてエラー履歴情報記憶部16cに記憶する(累積印刷ページ数取得ステップ、累積印刷ページ計数ステップ)。記憶した後には、S209に進む。なお、S207及びS208において、エラー履歴情報記憶部16cに履歴として記憶されるエラー種別は、本実施例においては10個までであり、これを超える場合には最も古いエラー種別から順に消去される。
【0049】
S209では、この印刷が両面印刷処理であるか否かを判定する。なお、本実施例における両面印刷処理は、表面と裏面との印刷処理を区別し、表面・裏面のそれぞれをカウントし、それぞれの印刷直後に累積印刷ページ数が1加算される。S209において両面印刷であった場合は、S210に進み、図8に示すように、その印刷が表面の印刷であるか裏面の印刷であるかという両面印刷情報を発生したエラーの種別に対応付けてエラー履歴情報記憶部16cに記憶し、S211に進む。S209において両面印刷でなかった場合は、S211に進む。
【0050】
S211では、図9に示すように、エラー統計情報記憶部16bに記憶されたエラー種別ごとのエラー発生回数のうち、発生したエラーの種別のエラー発生回数を取得し、取得した値に1を加算して、加算した値をエラー統計情報記憶部16bに上書きする。これにより、エラー統計情報を更新する。
【0051】
この後、S212において発生したエラーが解除されると、S202に戻って印刷が再開され、正常に印刷が終了するまで繰り返される。なお、両面印刷時にエラーが発生した場合で、その表裏の印刷のうちの2枚目に行われた処理でエラーが発生していた場合には、S212でのエラー解除によって、累積印刷ページ数記憶部16aに記憶された現在の累積印刷ページ数が1だけ減算され、S202では1枚目から印刷処理がやり直される。
【0052】
この累積印刷ページ数カウントプログラム13bでは、第一型エラーに関するエラー履歴情報とエラー統計情報のみが外部メモリ16に記憶され、第二型エラーに関しては記憶されない。これにより、外部メモリ16の容量を節約することができ、コストダウンを図ることができる。なお、外部メモリ16の記憶容量を気にすることなく利用できる場合には、第二型エラーに関するエラー履歴情報及びエラー統計情報をすべて記憶するように構成することも可能である。
【0053】
外部メモリ16に記憶されたこれら第一型エラーに関するエラー情報は、エラー履歴出力プログラム13cを実行する(エラー履歴情報出力ステップ)ことによって出力できる。図10は、エラー履歴出力プログラム13cの流れを示すフローチャートである。エラー履歴出力プログラム13cでは、まずS301にて、エラー履歴情報の画面表示要求があったか否かを判定する。この要求は、プリンタ装置100の液晶画面(表示パネル)に設けられたタッチスイッチの操作によってエラー履歴情報の表示メニューが選択されたか否かで判定する。選択された場合にはS305に進み、プリンタ装置100の液晶画面上でこのエラー履歴情報を表示する。選択されなかった場合にはS302に進む。S302では、同じくタッチスイッチの操作によってエラー履歴情報の印刷が選択されたか否かを判定する。選択された場合はS306に進み、プリンタ装置100のプリンタエンジン20によってエラー履歴を印刷出力する。選択されなかった場合にはS303に進む。S303では、PC50からのエラー情報取得要求があったか否かを判定する。要求があった場合にはS307に進み、エラー履歴情報をPC50に転送する。要求がない場合にはS304に進む。S304では、プリンタ装置100の設定がエラー履歴情報を電子メールによって自動送信する設定になっているか否かを判定する。自動送信に設定されている場合にはS308に進み、エラー履歴情報をE−Mailにて所定のアドレスへと送信する。
【0054】
なお、このように出力される情報は、エラー履歴情報に限られるものではなく、上記したエラー統計情報も出力可能である。また、これらの情報に加えてプリンタ装置の使用状態情報が出力されても良い。使用状態情報とは、現在のプリンタ装置の使用状態を示す情報であり、給紙トレイごとの使用回数、フューザローラ等からなるフューザーユニットの使用回数、レーザー光源の使用回数、ドラムの使用回数、及びトナーの残量等の消耗品のライフ情報や、トレイごとの累積印刷ページ数、各給紙トレイの給紙数、印刷した紙種(メディア)ごとの印刷ページ数等の累積印刷ページ数に関連する印刷情報、その他消耗品の交換回数等を含むことができる。
【0055】
その具体的な出力形態としては、例えば、図11に示すように、表示画面上あるいは印刷用紙上にエラー履歴情報、エラー統計情報、及び使用状態情報を同時に出力する方法がある。図11では、上部の帯状に示されるグラフによって消耗品のライフ情報が示され、<Device Status>で累積印刷ページ数が示され、<Total Pages Printed>でその累積印刷ページ数に関連する印刷情報が示され、<Error Counts>にてエラー統計情報が示され、<Error History(last 10 errors)>ではエラー履歴情報が示され、<Replace Count>では消耗品の交換回数が示される。このように、エラー履歴情報だけでなく、エラー統計情報及び使用状態情報を同一画面上に表示する、あるいは同一用紙上に印刷出力することで、複数の情報からエラー原因を推定することが可能となる。
【0056】
なお、出力形態は図11に示すものに限られるものではない。少なくとも、エラー履歴情報が表示される形態であればよく、それに加えてエラー管理情報と使用状態情報との少なくともいずれかが同時に出力される形態であっても良い。また、これらの情報の中から出力させたいものを入力部30からの入力によって選択して、選択された情報を画面上に択一的に出力させることもできる。例えば、エラー履歴情報の表示、エラー統計情報の表示、及び使用状態情報の表示を、入力部30からの所定の入力、例えば液晶画面(表示部31)のタッチスイッチ(入力部30)の入力操作に基づいて印刷制御部10が液晶画面の表示を切り替えるように構成することもできる。
【0057】
以上、本発明の実施例を説明したが、これらはあくまで例示にすぎず、本発明はこれらに限定されるものではなく、特許請求の範囲の趣旨を逸脱しない限りにおいて、当業者の知識に基づく種々の変更が可能である。例えば、本発明の累積印刷ページ数として、印刷ジョブごとに計数される印刷ページ数の累積値を用いてもよい。この場合、本発明のようにエラー履歴情報として残すエラー種別の設定が可能であるとともに、エラー履歴情報をジョブごとに記憶して出力することも可能である。また、累積印刷ページ数には、同じページで発生したエラーをすべて同じページとして計数された第一累積印刷ページ数と、同じページで発生したエラーも累積して計数された第二累積印刷ページ数とのいずれを用いてもよい。
【0058】
第一累積印刷ページ数を計数する累積印刷ページ計数手段を第一累積印刷ページ計数手段とする。この第一累積印刷ページ計数手段を用いることにより、出力されるエラー履歴情報には、同じページで発生したエラーが同ページとして表されるため、他ページのエラーとの区別が付け易い。また、同ページで繰り返して生じたエラーについては、発生した順に(Page Count:1450 -1)、(Page Count:1450 -2)・・・というように表示する等、発生した順が特定される形で記憶し、出力されるようにしてもよい。なお、この第一累積印刷ページ計数手段によって計数される第一累積印刷ページ数は、例えば、この画像印刷装置がリースされるものである場合、その課金計算に用いることができる。リース製品では、1ページあたりの印刷料金と印刷した累積印刷ページ数とに基づいて料金計算がなされるが、このときの累積印刷ページ数にエラーが発生したページが課金対象となることは望ましくない。このため、第一累積印刷ページ計数手段を備える画像印刷装置では、計数される第一累積印刷ページ数を本発明のエラー履歴情報に利用するだけでなく、リース料金を決定する課金計算にも利用することが可能となる。
【0059】
第二累積印刷ページ数を計数する累積印刷ページ計数手段を第二累積印刷ページ計数手段とする。この第二累積印刷ページ計数手段を用いることにより、出力されるエラー履歴情報には、第二累積印刷ページ数と発生したエラーとが対応付けられて表示されるため、印刷処理を繰り返すことによって生じる画像印刷装置の経時的な劣化と発生したエラーとの関連が分かり易い。なお、この第二累積印刷ページ計数手段は、計数する第二累積印刷ページ数を表示する計数値表示部を備えていてもよく、これにより、現在の第二累積印刷ページ数、すなわちエラーページを含めてカウントした全印刷ページ数を見ることが可能となる。これにより、エラー発生時やメンテナンス時に、利用者やサービスマンはこれを確認できるため、エラー原因の究明やメンテナンスに役立つ。
【0060】
また、第一累積印刷ページ計数手段と第二累積印刷ページ計数手段とを同時に備えていてもよい。この場合、図4の累積印刷ページ数記憶部16aは、第一累積印刷ページ数を記憶する第一累積印刷ページ数記憶部と第二累積印刷ページ数を記憶する第二累積印刷ページ数記憶部とを備え、第一累積印刷ページ数計数手段が計数した第一累積印刷ページ数をエラー履歴情報として記憶し、第二累積印刷ページ数係数手段が計数した第二累積印刷ページ数を別途設けた計数値表示部に表示するように構成することができる。これいより、同ページで連続発生したエラーと他ページのエラーとを明確に区別したエラー履歴情報を出力できるとともに、計数値表示部の表示を見ることで、現在の第二累積印刷ページ数を確認することができ、発生したエラーが経時的な装置劣化に起因するものか否かを判断することも可能となる。
【0061】
また、正常印刷時における累積印刷ページ数の計数処理は、本実施例のように給紙後としてもよいが、給紙前、すなわち印刷開始と同時になされるものであってもよい。さらには、図5のような画面を表示して、その画面上の<Count Timing>を<Feed ATO>と<Feed MAE>とで選択可能とし、<Feed ATO>に設定することで上記実施例のように給紙後の所定のタイミングで計数処理を行い、<Feed MAE>と設定することで印刷開始と同時に計数処理を行うように、累積印刷ページ数の計数処理のタイミングをユーザによって選択可能としてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0062】
【図1】本発明のプリンタ装置の一実施例を示すブロック図。
【図2】プリンタ装置における印刷用紙の搬送ラインを示す概略図。
【図3】履歴カスタマイズプログラムの流れを示すフローチャート。
【図4】外部メモリを説明する図。
【図5】エラー情報の出力設定を説明する図。
【図6】図5の出力設定によって設定された履歴として表示するエラーと表示しないエラーとを示す図。
【図7】累積印刷ページ数カウントプログラムの流れを示すフローチャート。
【図8】外部メモリに記憶されたエラー履歴情報の記憶テーブルの概略図。
【図9】外部メモリに記憶されたエラー統計情報の記憶テーブルの概略図。
【図10】エラー履歴出力プログラムの流れを示すフローチャート。
【図11】本発明のエラー情報の出力形態の一例を示す図。
【符号の説明】
【0063】
100 プリンタ装置(画像印刷装置)
10 印刷制御部
11 CPU
12 RAM
13 ROM
13a 履歴カスタマイズプログラム
13b 累積印刷ページ数カウントプログラム
13c エラー履歴出力プログラム
14 I/O
15 バスライン
16 外部メモリ
16a 累積印刷ページ数記憶部
16b 出力設定記憶部
16c エラー履歴情報記憶部
16d エラー統計情報記憶部
16e 使用状態情報記憶部
17 受信バッファ
18 プリンタ駆動部
20 プリンタエンジン
21 センサ
30 入力部
31 表示部
50 PC




 

 


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