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印刷装置及びリボンカセット - ブラザー工業株式会社
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発明の名称 印刷装置及びリボンカセット
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−1264(P2007−1264A)
公開日 平成19年1月11日(2007.1.11)
出願番号 特願2005−187072(P2005−187072)
出願日 平成17年6月27日(2005.6.27)
代理人 【識別番号】110000291
【氏名又は名称】特許業務法人コスモス特許事務所
発明者 加藤 雅士 / 村田 進 / 船渡 伸彦 / 加藤 貴朗
要約 課題
個々のリボンカセットの残量枚数または使用枚数を記憶する必要がなく、メモリ容量の小型化及び製造コストの削減化を図ることが可能な印刷装置を提供する。

解決手段
CPU111は、各カラー原色インクY、M、C、透明なオーバーコートインクOPを重ね印字してカラー印刷を1枚分行った後、反射型フォトセンサ36を介して印字終了位置検出用マーク81を検出後、インクリボン45を所定長さ巻き戻して黒色インク80の頭出しをして、サーマルヘッド15をプラテンローラ37に圧接する(S26〜S28)。そして、CPU111は、インクリボン45のカラー印刷可能な枚数を表す枚数代数VをRAM114から読み出して、「1」減算して再度記憶後、黒色インク80の幅方向中央部に該枚数代数Vを2進数で表すバーコード80Aを印字後、用紙10を排出する(S29〜S32)。
特許請求の範囲
【請求項1】
被記録媒体の搬送方向に対して略直角方向に長尺状のサーマルヘッドが配置されて上下方向に移動可能に設けられるヘッドユニットと、
前記ヘッドユニットを上下方向に移動させるユニット移動手段と、
透明な長尺状のフィルムベースと、該フィルムベース上に搬送方向に所定順序で繰り返し配置される複数種類の熱転写型のカラー印字用インクと、前記各カラー印字用インクの印字時搬送方向先端側端縁部の近傍位置に配置される位置決め用マークとを有するインクリボンが収納された略矩形状のリボンカセットを着脱可能な状態で支持するカセット支持手段と、
前記被記録媒体を搬送するシート搬送手段と、
前記リボンカセット内に収納されるインクリボンを往復搬送可能なリボン搬送手段と、
前記サーマルヘッドによる各カラー印字用インクの印字開始前に前記位置決め用マークを検出する検出手段と、を備え、
前記シート搬送手段とリボン搬送手段とを介して複数種類のカラー印字用インクを被記録媒体に重ね印字してカラー印刷を行う印刷装置において、
前記インクリボンは、
前記複数種類のカラー印字用インクのうちの印字時搬送方向最後尾に配置されるカラー印字用インクに続いて繰り返し配置される熱転写型の情報記録用インクを有し、
前記カセット支持手段に装着されたリボンカセットが交換されたか否かを判定する判定手段と、
前記カセット支持手段に装着されたリボンカセットに収納されたインクリボンの残量情報を記憶する残量情報記憶手段と、
前記判定手段によってリボンカセットが交換されたと判定した場合には、前記検出手段を介して前記情報記録用インクの部分に記録されたインクリボンの残量情報を読み取り、該残量情報を前記残量情報記憶手段に記憶する残量情報更新手段と、
前記残量情報更新手段によって前記残量情報記憶手段に記憶される残量情報を更新後、又は、前記判定手段によってリボンカセットが交換されていないと判定した場合には、前記検出手段を介して各位置決め用マークを検出して前記複数種類のカラー印字用インクを被記録媒体に重ね印字してカラー印刷を1枚分行った後、前記残量情報記憶手段に記憶されている残量情報を1枚印字分だけ変更し、この変更後の残量情報を含む印字データを前記情報記録用インクを介して該被記録媒体のカラー印刷に続けてコンピュータ読み取り可能に印刷することによって、該残量情報を該情報記録用インクに記録する残量情報記録手段と、
を備えたことを特徴とする印刷装置。
【請求項2】
前記リボンカセットは、
略中央部に開設されて前記インクリボンの走行路を形成すると共に前記サーマルヘッドが挿入される開口部と、
前記開口部の被記録媒体の印字時搬送方向の上流側端縁部に設けられてインクリボンが収納されるリボン収納部と、
前記リボン収納部に対向して設けられて該リボン収納部から引き出されたインクリボンが巻き取られて収納される巻取収納部と、
前記巻取収納部のインクリボン引込口近傍に設けられて前記インクリボンを介して入射される光を反射する反射部材と、
を有し、
前記検出手段は、前記反射部材と協働して前記各位置決め用マークと前記情報記録用インクの部分に記録されたコンピュータ読み取り可能な残量情報とを検出する反射形フォトセンサを有し、
前記反射形フォトセンサは、前記サーマルヘッドがプラテンローラ近傍まで下がった場合に、該反射部材に対向するように前記ヘッドユニットに配置されていることを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
【請求項3】
前記残量情報は、前記リボンカセットに収納されるインクリボンによってカラー印刷可能な被記録媒体の残量枚数、又は、前記リボンカセットに収納されるインクリボンによってカラー印刷された被記録媒体の印刷枚数であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の印刷装置。
【請求項4】
被記録媒体の搬送方向に対して略直角方向に長い長尺状のサーマルヘッドを備えた印刷装置に着脱可能な略矩形状のリボンカセットにおいて、
透明な長尺状のフィルムベースと、該フィルムベース上に搬送方向に所定順序で繰り返し配置される複数種類の熱転写型のカラー印字用インクと、前記各カラー印字用インクの印字時搬送方向先端側端縁部の近傍位置に配置される位置決め用マークと、前記複数種類のカラー印字用インクのうちの印字時搬送方向最後尾に配置されるカラー印字用インクに続いて繰り返し配置される熱転写型の情報記録用インクと、を有するインクリボンと、
略中央部に開設されて前記インクリボンの走行路を形成すると共に前記サーマルヘッドが挿入される開口部と、
前記開口部の被記録媒体の印字時搬送方向の上流側端縁部に設けられてインクリボンが収納されるリボン収納部と、
前記リボン収納部に対向して設けられて該リボン収納部から引き出されたインクリボンが巻き取られて収納される巻取収納部と、
前記巻取収納部のインクリボン引込口近傍に設けられて前記インクリボンを介して入射される光を反射する反射部材と、
を備え、
前記複数種類のカラー印字用インクは、重ね印字されてカラー印刷を行うために使用され、前記情報記録用インクは、少なくとも前記反射部材に対応する部分がコンピュータ読み取り可能な情報を含む印字データを前記カラー印刷に続けて印刷するために使用されることを特徴とするリボンカセット。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、長尺状のサーマルヘッドを介してリボンカセットに収納されたインクリボンに配置される複数種類の熱転写型のカラー印字用インクを被記録媒体に重ね印字してカラー印字を行う印刷装置、及び長尺状のサーマルヘッドを備えた印刷装置に着脱可能なリボンカセットに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来より、長尺状のサーマルヘッドを介してリボンカセットに収納されたインクリボンに配置される複数種類の熱転写型のカラー印字用インクを被記録媒体に重ね印字してカラー印字を行う印刷装置、及び長尺状のサーマルヘッドを備えた印刷装置に着脱可能なリボンカセットに関して種々提案されている。
例えば、インクリボンの識別表示を有するリボンカセットを使用し、該識別表示の判別機能を有する印刷装置において、まず、未使用のインクリボンを使い始める際に前記識別表示中のインクリボン識別情報を記憶するとともに、該識別情報中のプリント可能枚数を残量枚数として記憶しまたは該インクリボンの使用済枚数の記憶をリセットし、次に、1枚のプリントの終了毎に前記残量枚数を−1してまたは前記使用済枚数を+1して該記憶を更新するとともに該更新した残量枚数または使用済枚数を表示し、次に、途中交換された前記リボンカセットが再装着されたことを、識別表示の判別を行って前記記憶したインクリボン識別情報との一致により検出し、該リボンカセットについて前記残量枚数または使用済枚数の記憶の更新と表示を連続して行う印刷装置が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
【特許文献1】特開平5−229239号公報(段落(0009)〜(0027)、図16〜図18)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、上述した従来の印刷装置においては、途中交換されたリボンカセットが再装着されたことを、識別表示の判別を行って記憶したインクリボン識別情報との一致により検出し、該リボンカセットについて残量枚数または使用済枚数の記憶の更新と表示を連続して行うために、多種類のリボンカセットを多数使用する場合には、長期間に渡って個々のリボンカセットの残量枚数または使用済枚数を記憶する必要があり、大きなメモリ容量が必要となって製造コストアップになるという問題がある。また、途中交換されたリボンカセットが再装着されるまでに、異なる印刷装置で使用された場合には、記憶している残量枚数または使用済枚数と、装着されたリボンカセットの残量枚数または使用済枚数とが異なるため、誤った残量枚数または使用済枚数を表示するという問題がある。
【0004】
そこで、本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、リボンカセットに収納されたインクリボンの残量情報をインクリボンのカラー印刷1枚毎にインクリボンに記録可能な構成にすることによって、多種類のリボンカセットを多数使用する場合においても、個々のリボンカセット毎にインクリボンの残量情報を記憶する必要がなく、メモリ容量の小型化及び製造コストの削減化を図ることが可能な印刷装置及びリボンカセットを提供することを目的とする。また、途中交換されたリボンカセットが再装着されるまでに、異なる印刷装置で使用された場合にも、この装着されたリボンカセットに収納されるインクリボンに関する正確な残量情報を取得することできる印刷装置及びリボンカセットを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
前記目的を達成するため請求項1に係る印刷装置は、被記録媒体の搬送方向に対して略直角方向に長尺状のサーマルヘッドが配置されて上下方向に移動可能に設けられるヘッドユニットと、前記ヘッドユニットを上下方向に移動させるユニット移動手段と、透明な長尺状のフィルムベースと、該フィルムベース上に搬送方向に所定順序で繰り返し配置される複数種類の熱転写型のカラー印字用インクと、前記各カラー印字用インクの印字時搬送方向先端側端縁部の近傍位置に配置される位置決め用マークとを有するインクリボンが収納された略矩形状のリボンカセットを着脱可能な状態で支持するカセット支持手段と、前記被記録媒体を搬送するシート搬送手段と、前記リボンカセット内に収納されるインクリボンを往復搬送可能なリボン搬送手段と、前記サーマルヘッドによる各カラー印字用インクの印字開始前に前記位置決め用マークを検出する検出手段と、を備え、前記シート搬送手段とリボン搬送手段とを介して複数種類のカラー印字用インクを被記録媒体に重ね印字してカラー印刷を行う印刷装置において、前記インクリボンは、前記複数種類のカラー印字用インクのうちの印字時搬送方向最後尾に配置されるカラー印字用インクに続いて繰り返し配置される熱転写型の情報記録用インクを有し、前記カセット支持手段に装着されたリボンカセットが交換されたか否かを判定する判定手段と、前記カセット支持手段に装着されたリボンカセットに収納されたインクリボンの残量情報を記憶する残量情報記憶手段と、前記判定手段によってリボンカセットが交換されたと判定した場合には、前記検出手段を介して前記情報記録用インクの部分に記録されたインクリボンの残量情報を読み取り、該残量情報を前記残量情報記憶手段に記憶する残量情報更新手段と、前記残量情報更新手段によって前記残量情報記憶手段に記憶される残量情報を更新後、又は、前記判定手段によってリボンカセットが交換されていないと判定した場合には、前記検出手段を介して各位置決め用マークを検出して前記複数種類のカラー印字用インクを被記録媒体に重ね印字してカラー印刷を1枚分行った後、前記残量情報記憶手段に記憶されている残量情報を1枚印字分だけ変更し、この変更後の残量情報を含む印字データを前記情報記録用インクを介して該被記録媒体のカラー印刷に続けてコンピュータ読み取り可能に印刷することによって、該残量情報を該情報記録用インクに記録する残量情報記録手段と、を備えたことを特徴とする。
【0006】
また、請求項2に係る印刷装置は、請求項1に記載の印刷装置において、前記リボンカセットは、略中央部に開設されて前記インクリボンの走行路を形成すると共に前記サーマルヘッドが挿入される開口部と、前記開口部の被記録媒体の印字時搬送方向の上流側端縁部に設けられてインクリボンが収納されるリボン収納部と、前記リボン収納部に対向して設けられて該リボン収納部から引き出されたインクリボンが巻き取られて収納される巻取収納部と、前記巻取収納部のインクリボン引込口近傍に設けられて前記インクリボンを介して入射される光を反射する反射部材と、を有し、前記検出手段は、前記反射部材と協働して前記各位置決め用マークと前記情報記録用インクの部分に記録されたコンピュータ読み取り可能な残量情報とを検出する反射形フォトセンサを有し、前記反射形フォトセンサは、前記サーマルヘッドがプラテンローラ近傍まで下がった場合に、該反射部材に対向するように前記ヘッドユニットに配置されていることを特徴とする。
【0007】
また、請求項3に係る印刷装置は、請求項1又は請求項2に記載の印刷装置において、前記残量情報は、前記リボンカセットに収納されるインクリボンによってカラー印刷可能な被記録媒体の残量枚数、又は、前記リボンカセットに収納されるインクリボンによってカラー印刷された被記録媒体の印刷枚数であることを特徴とする。
【0008】
更に、請求項4に係るリボンカセットは、被記録媒体の搬送方向に対して略直角方向に長い長尺状のサーマルヘッドを備えた印刷装置に着脱可能な略矩形状のリボンカセットにおいて、透明な長尺状のフィルムベースと、該フィルムベース上に搬送方向に所定順序で繰り返し配置される複数種類の熱転写型のカラー印字用インクと、前記各カラー印字用インクの印字時搬送方向先端側端縁部の近傍位置に配置される位置決め用マークと、前記複数種類のカラー印字用インクのうちの印字時搬送方向最後尾に配置されるカラー印字用インクに続いて繰り返し配置される熱転写型の情報記録用インクと、を有するインクリボンと、略中央部に開設されて前記インクリボンの走行路を形成すると共に前記サーマルヘッドが挿入される開口部と、前記開口部の被記録媒体の印字時搬送方向の上流側端縁部に設けられてインクリボンが収納されるリボン収納部と、前記リボン収納部に対向して設けられて該リボン収納部から引き出されたインクリボンが巻き取られて収納される巻取収納部と、前記巻取収納部のインクリボン引込口近傍に設けられて前記インクリボンを介して入射される光を反射する反射部材と、を備え、前記複数種類のカラー印字用インクは、重ね印字されてカラー印刷を行うために使用され、前記情報記録用インクは、少なくとも前記反射部材に対応する部分がコンピュータ読み取り可能な情報を含む印字データを前記カラー印刷に続けて印刷するために使用されることを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
請求項1に係る印刷装置では、複数種類のカラー印字用インクを被記録媒体に重ね印字してカラー印刷を1枚分行った後、残量情報記憶手段に記憶されているインクリボンの残量情報が1枚印字分だけ変更され、その後、この変更後の残量情報を含む印字データが熱転写型の情報記録用インクを介して該被記録媒体のカラー印刷に続けてコンピュータ読み取り可能に印刷される。
これにより、カラー印刷を1枚分行う毎に情報記録用インクには、残量情報を含む印字データの印刷に使用されたインクの部分がコンピュータ読み取り可能な透かし孔として残るため、リボンカセットに収納されたインクリボンの残量情報をインクリボンのカラー印刷1枚毎にインクリボンの情報記録用インクの部分にコンピュータ読み取り可能に記録することができる。このため、新たに装着されたリボンカセットのインクリボンの情報記録用インクの部分に記録されたこの透かし孔の有・無を各位置決め用マークを検出する検出手段を介して検出することによって、このインクリボンの残量情報を読み込むことが可能となり、多種類のリボンカセットを多数使用する場合においても、個々のリボンカセット毎にインクリボンの残量情報を記憶する必要がなく、メモリ容量の小型化及び製造コストの削減化を図ることが可能となる。また、途中交換されたリボンカセットが再装着されるまでに、異なる印刷装置で使用された場合にも、インクリボンの情報記録用インクの部分に残量情報が新たに記録されるため、この装着されたリボンカセットに収納されるインクリボンに関する正確な残量情報を取得することできる。
【0010】
また、請求項2に係る印刷装置では、コンピュータ読み取り可能な残量情報を検出する反射型フォトセンサは、サーマルヘッドがプラテンローラ近傍まで下がった場合に、リボンカセットの巻取収納部のインクリボン引込口近傍に設けられた反射部材に対向するようにヘッドユニットに配置されている。
これにより、印字直前状態でインクリボンの残量情報を読み込み後、続けて各位置決め用マークを検出してカラー印刷を行うことが可能となる。また、この反射型フォトセンサは、反射部材と協働して各位置決め用マークと情報記録用インクの部分に記録されたコンピュータ読み取り可能な残量情報とを検出するために使用することが可能となり、コンピュータ読み取り可能な残量情報を検出する検出手段を簡易な構成にすることができ、部品点数の削減化及び製造コストの削減化を図ることができる。
【0011】
また、請求項3に係る印刷装置では、カラー印刷1枚毎に、このリボンカセットに収納されるインクリボンによってカラー印刷可能な被記録媒体の残量枚数、又は、このリボンカセットに収納されるインクリボンによってカラー印刷された被記録媒体の印刷枚数がインクリボンの情報記録用インクの部分に記録されるため、多種類のリボンカセットを多数使用する場合においても、個々のリボンカセット毎に収納されるインクリボンに関するカラー印刷可能な被記録媒体の残量枚数またはカラー印刷された被記録媒体の印刷枚数を記憶する必要がなく、メモリ容量の小型化及び製造コストの削減化を図ることが可能となる。
【0012】
更に、請求項4に係るリボンカセットでは、インクリボンは、透明なフィルムベース上に複数種類の熱転写型のカラー印字用インクが配置されるとともに、このカラー印字用インクに続いて繰り返し配置される熱転写型の情報記録用インクが配置されている。そして、インクリボンの情報記録用インクの少なくとも反射部材に対応する部分を使用してコンピュータ読み取り可能な情報を含む印字データが、各カラー印字用インクを重ね印字したカラー印刷に続けて印刷される。
これにより、インクリボンの情報記録用インクの反射部材に対応する部分には、コンピュータ読み取り可能な情報を含む印字データが、透かし孔として残るため、このリボンカセットに収納されたインクリボンの残量情報等をコンピュータ読み取り可能に直接記録することが可能となる。また、コンピュータ読み取り可能な残量情報等は、インクリボンの情報記録用インクの反射部材に対応する部分に記録されているため、インクリボンの各位置決め用マークを検出するために使用する反射型フォトセンサ等によって読み込むことが可能となり、このリボンカセットが装着されるテープ印字装置の部品点数の削減化及び製造コストの削減化を図ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下、本発明に係る印刷装置及びリボンカセットについて、具体化した一実施例に基づいて図面を参照しつつ詳細に説明する。
【0014】
先ず、本実施例に係る印刷装置及びリボンカセットの概略構成について図1乃至図9に基づき説明する。
図1乃至図4に示すように、印刷装置1は、左右両側に配設される側壁3及び4を持つフレーム5等から構成される本体筐体2と、この側壁3に貫通される横長のリボンカセット孔6に側面側から嵌め込むことによって該フレーム5内に着脱自在に取り付けられるリボンカセット8と、被記録媒体としての用紙10が複数枚積層状態で収納されて本体筐体2の前面側下部に前側から嵌め込んで装着される用紙トレー11とから構成されている。
【0015】
また、本体筐体2のリボンカセット8に対向する上側には、長尺状のサーマルヘッド15が前側下端縁部に配設されたヘッドユニット16が配設されている。また、本体筐体2には、ヘッドユニット16の下側にリボンカセット8の装着の有・無を検出するリボンカセット検出センサ38が配設されている。即ち、リボンカセット検出センサ38は、リボンカセット8が装着されていない場合には、OFF信号を出力し、リボンカセット8が装着された場合には、ON信号を出力するように構成されている。
また、該ヘッドユニット16の後端部は、フレーム5の各側壁3、4に各端縁部が軸支される回転軸17を中心にして回動可能に取り付けられている。この回転軸17にはトーションバネ18が装着されており、このトーションバネ18の一端は側壁4に係止され、他端はヘッドユニット16の側壁31の後端31Aに引っ掛けられている。そして、ヘッドユニット16は、この回転軸17に装着されたトーションバネ18によって回転軸17を中心に図4における時計方向回りに付勢されている。また、このヘッドユニット16の長手方向中央部の前側側面部には、赤外発光ダイオードとフォトトランジスタとが内蔵される反射型フォトセンサ36が設けられている。
【0016】
また、ヘッドユニット16の長手方向両端縁部の上側には、フレーム5の各側壁3、4の上端縁部に両端が軸支される回転軸20に固定された一対のカム部材21、22が設けられている。
また、この各カム部材21、22は、側面視略長四角形に形成され(図4参照)、一方の端縁部が回転軸20に固定され、他方の端縁部は、円弧状に形成されて、滑らかにヘッドユニット16上端面部に当接して摺動するように形成されている。また、一方のカム部材21の外側側面部には、後側の側端縁部から前側方向に略1/4円弧状のカムギヤ21Aが形成されている。また、このカムギヤ21Aは、側壁4の後端縁部外側に配設されるステッピングモータ等によって構成されるヘッドモータ24及びこの側壁4の内側面に配設される第1ギヤ列25を介して正逆回転駆動される。そして、図4に示すように、リボンカセット8の着脱時には、ヘッドモータ24を逆回転駆動して各カム部材21、22が略水平に位置するように後側方向に回動され、ヘッドユニット16から離間するように駆動制御される。また、該ヘッドユニット16は、トーションバネ18によってリボンカセット8よりも上側に位置するように上方に回動される。また、後述のように、用紙10に印字する場合には、後述のようにヘッドモータ24を正回転駆動して、ヘッドユニット16は、用紙10の搬送状態に合わせて下方に回動される(図7、図9参照)。
【0017】
また、図4に示すように、このヘッドユニット16の下端部のサーマルヘッド15に対向する後端縁部に沿って、該サーマルヘッド15よりも下側方向に突出する側断面略三角形状で樹脂製のリボンガイド部材28が設けられている。このリボンガイド部材28は、サーマルヘッド15とほぼ同じ長さに形成され、リボンカセット8の開口部46に挿入される(図1、図5参照)。また、サーマルヘッド15の上側は、ヘッドユニット16の各側壁31間に横架される側面視クランク形の天板33の前側部下面に固定されている。また、サーマルヘッド15は、ヘッドバネ35により、印字時に所定押圧力でプラテンローラ37に押しつけられるように構成されている。
【0018】
また、図1、図4及び図5に示すように、リボンカセット8は、略円筒状のリボン収納部41と、このリボン収納部41に対向して設けられる略円筒状の巻取収納部42と、両収納部41、42を連結する左右一対の連結部43、44によって一体化された略矩形状に構成され、中央部にサーマルヘッド15とほぼ同じ幅のインクリボン45の走行路が形成されると共に、長尺状のサーマルヘッド15及び横長のガイド部材28が上方から挿入される開口部46が形成されている。また、このリボン収納部41には、開口部46側下端縁部にインクリボン45が印字時に引き出されるインクリボン送出口41Aが開設されている。また、このリボン収納部41には、インクリボン45の印刷面が外側になるように巻回されるリボンスプール48が回転可能に収納されている。また、巻取収納部42には、開口部46側下端縁部にインクリボン45が印字時に引き込まれるインクリボン引込口42Aが開設され、このインクリボン引込口42Aから引き込まれたインクリボン45の先端部が固着されると共に、インクリボン45が巻き取られるリボン巻取スプール49が回転可能に収納されている。
【0019】
また、巻取収納部42のインクリボン引込口42Aには、開口部46側の側壁部の幅方向中央部に、略四角形に切り欠かれた切欠部42Cが形成されている。また、このインクリボン引込口42Aの切欠部42Cに対向する奥側の側壁部には、反射部材としてのアルミテープ42Dが貼着されている。
そして、ステッピングモータ等によって構成されるリボン送りモータ65を正逆回転駆動することによって第3ギヤ列53を介してリボンスプール48及びリボン巻取スプール49が正逆回転駆動され、インクリボン45の往復搬送が可能に構成されている。
【0020】
また、リボンカセット8は、各連結部43、44がプラテンローラ37に近接して配設されると共に、リボン収納部41のインクリボン送出口41A、即ち開口部46のリボン収納部41側の端縁部が、プラテンローラ37の上端縁部よりも上下方向の下側に位置するように、図4中、右側下がりに本体筐体2内に配設されている。従って、図4に示すように、本体筐体2内に装着されたリボンカセット8の開口部46内のインクリボン45は、サーマルヘッド15とガイド部材28の下端部とを結ぶ平面とほぼ平行になるように配設されている。
【0021】
ここで、インクリボン45の概略構成について図6に基づいて説明する。
図6に示すように、インクリボン45は、長尺状の透明なベースフィルム71上に用紙10を1枚印字可能なイエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)の各カラー原色インクY、M、C、透明なオーバーコートインクOPが、印字時搬送方向(矢印100方向)にこの順序で所定間隔の隙間を空けて繰り返し配置されている。尚、各カラー原色インクY、M、C、透明なオーバーコートインクOPは、カラー印字用インクを構成する。
また、透明なオーバーコートインクOPに続いて情報記録用インクとしての黒色インク80が、各カラー原色インクY、M、Cよりも搬送方向の幅が短い長さで繰り返し配置されている。また、各カラー原色インクY、M、C、及び透明なオーバーコートインクOPの印字時搬送方向の先端側端縁部の近傍位置には、所定隙間を空けて所定幅寸法(約2〜3mmである。)の各位置決め用マーク72、73、74、75が配置されている。また、各黒色インク80の搬送方向の後端側端縁部と各位置決め用マーク72との間には、印字終了位置検出用マーク81がそれぞれの間に所定隙間を空けて配置されている。
【0022】
これにより、後述のように、各位置決め用マーク72、73、74、75がアルミテープ42Dの前側を通過した場合には、反射型フォトセンサ36によってその通過を検出し、各カラー原色インクY、M、C、透明なオーバーコートインクOPの頭出しを行うことができる。また、後述のように、印字終了位置検出用マーク81がアルミテープ42Dの前側を通過した場合には、反射型フォトセンサ36によってその通過を検出し、所定長さインクリボン45を巻き戻して、再度印字方向に搬送することによって、黒色インク80に形成されたバーコード80A(図16参照)を該反射型フォトセンサ36を介して読みとることが可能となる。
【0023】
また、図4に示すように、本体筐体2には、用紙トレー11の前端部上方に、用紙トレー11に収納された用紙10の最上部を圧接しながら回転して、該用紙10を1枚ずつ搬送する給紙ローラ55が設けられている。また、この給紙ローラ55の搬送方向下流側には、プラテンローラ37の近傍位置に用紙10を印刷開始位置まで回転して搬送する用紙送りローラ56と、この用紙送りローラ56に圧接されて回転可能に設けられるピンチローラ57とが設けられている。また、用紙送りローラ56の搬送方向上流側の近傍位置には、給紙ローラ55によって供給された用紙10の先端部を検出する先端検出スイッチ58が設けられている。
【0024】
また、給紙ローラ55の上側には、印字された用紙を排出方向に案内するガイド片59が設けられている。また、給紙ローラ55の排出方向斜め上側には、ガイド片59に沿って搬送されてきた用紙10を回転して搬送する排出ローラ61と、この排出ローラ61に圧接されて回転可能に設けられるピンチローラ62とが設けられている。
そして、図1乃至図4に示すように、用紙送りモータ51を所定方向に回転駆動することによって第2ギヤ列52を介して給紙ローラ55及び用紙送りローラ56が回転されて用紙10が印刷開始位置まで搬送される。また、用紙送りモータ51を所定方向に対して反対方向に回転駆動することによって第2ギヤ列52を介してプラテンローラ37、用紙送りローラ56及び排出ローラ61が回転されて、サーマルヘッド15によって印字された用紙10が排出方向(図4中、左側方向)に搬送されて外部に排出される。
【0025】
ここで、ヘッドモータ24を回転駆動制御してヘッドユニット16を下方向に回動させた場合の反射型フォトセンサ36とアルミテープ42Dとの位置関係を図7乃至図9に基づいて説明する。
図7及び図8に示すように、ヘッドモータ24を正方向に所定時間(所定ステップ数)回転駆動して、第1ギヤ列25を介してカムギヤ21Aを回転角度約55度時計方向に回転させて各カム部材21、22をヘッドユニット16上で摺動させた場合には、ヘッドユニット16が下方に回動され、サーマルヘッド15は、プラテンローラ37の近傍位置まで下げられる。また、ヘッドユニット16の前面部に設けられた反射型フォトセンサ36が、リボンカセット8の巻取収納部42に設けられたアルミテープ42Dに対向することとなる。
【0026】
従って、ヘッドモータ24を駆動してヘッドユニット16をこの位置に回動させて停止させた場合には、リボン送りモータ65を駆動してインクリボン45を一定速度で搬送することによって、該反射型フォトセンサ36を介して各位置決め用マーク72、73、74、75、印字終了位置検出用マーク81、及び黒色インク80に形成されたバーコード80A(図16参照)を検出することが可能となる。また、プラテンローラ37を通過して水平に搬送された用紙10の先端部は、ヘッドユニット16の回動に伴って下方に移動したサーマルヘッド15とガイド部材28の下端面によって側面視斜め右下がりに押下されたインクリボン45に当接することとなる。このため、用紙10の先端部は、このインクリボン45の下面に沿って斜め右下方向に案内され、リボン収納部41のリボン送出口よりも下側向きに案内される。このため、用紙10がリボンカセット8のインクリボン送出口41Aに当接するのを回避でき、用紙10のジャムを確実に防止することができる。
【0027】
また、図9に示すように、用紙10は、給紙ローラ55及び用紙送りローラ56の回転によってインクリボン45の下面に沿って搬送され、リボン収納部41のインクリボン送出口41Aでジャムること無く、印刷開始位置まで搬送される。そして、用紙送りモータ51を停止して、ヘッドモータ24を更に正方向に所定時間(所定ステップ数)回転駆動して、第1ギヤ列25を介してカムギヤ21Aを回転角度約95度時計方向に回転させて各カム部材21、22をヘッドユニット16上で摺動させた場合には、各カム部材21、22が側面視垂直な状態となってサーマルヘッド15がインクリボン45と用紙10をプラテンローラ37に圧接すると共に、該サーマルヘッド15が用紙10の印刷開始位置に対向することとなる。また、ヘッドユニット16の前面部に設けられた反射型フォトセンサ36が、リボンカセット8の巻取収納部42に設けられたアルミテープ42Dよりも少し下側に位置することとなる。
【0028】
次に、上記のように構成された印刷装置1の制御系について図10に基づいて説明する。
図10に示すように、印刷装置1の制御系は制御回路部110を核として構成されている。この制御回路部110はCPU111、ROM112、CGROM113、RAM114、及び、入出力回路(I/O)115から構成され、これらはバス線116を介して相互に接続されている。
【0029】
ここに、ROM112は各種のプログラムを記憶させておくものであり、後述の用紙10を印刷開始位置に搬送すると共に、ヘッドモータ24を回転駆動制御してヘッドユニット16を下方向に回動させるプログラムや、黒色インク80に記録されたインクリボン45の印刷可能枚数データを読み込む等の印刷装置1の制御上必要な各種のプログラムが記憶されている。
そして、CPU111はかかるROM112に記憶されている各種のプログラムに基づいて各種の演算を行なうものである。
【0030】
また、CGROM113には各キャラクタに対応するドットパターンデータが記憶されており、必要に応じてドットパターンデータがCGROM113から読み出され、そのドットパターンデータに基づいてサーマルヘッド15を介して用紙10上にドットパターンが印刷される。
また、RAM114はCPU111により演算された各種の演算結果等を一時的に記憶させておくためのものであり、テキストメモリ、イメージバッファ、印字バッファ等の各種のメモリエリアが設けられている。
【0031】
また、入出力回路(I/0)115には、外部の制御ユニット117(以下、「ホストPC」という。)、サーマルヘッド15を駆動するヘッド駆動回路119、用紙10の搬送等を行う用紙送りモータ51を駆動するモータ駆動回路120、ヘッドユニット16を上下方向に回動させてサーマルヘッド15の圧着・リリース等を行うヘッドモータ24を駆動するモータ駆動回路121、インクリボン45の往復搬送を行うリボン送りモータ65を駆動するモータ駆動回路122が接続されている。また、入出力回路(I/0)115には、給紙ローラ55によって給紙される用紙10の先端部を検出する先端検出スイッチ58、インクリボン45の各位置決め用マーク72、73、74、75等を検出する反射型フォトセンサ36、リボンカセット8の装着の有・無を検出するリボンカセット検出センサ38等が接続されている。
【0032】
次に、このように構成された印刷装置1の用紙送りモータ51を回転駆動制御して用紙10を印刷開始位置に搬送して、用紙10にカラー印刷を行った後、インクリボン45の印刷可能枚数の記録を行う制御処理について図11乃至図16に基づいて説明する。
図11に示すように、先ず、ステップ(以下、Sと略記する)1において、CPU111は、用紙搬送処理のサブ処理を実行後、S2において、印字処理のサブ処理を実行して当該処理を終了する。
【0033】
次に、用紙搬送処理(S1)のサブ処理について図12に基づいて説明する。
図12に示すように、先ず、S11において、CPU111は、ヘッドモータ24を逆回転駆動して第1ギヤ列25を介してカムギヤ21Aを側面視反時計方向に角度約90度回転させて、各カム部材21、22を略水平に位置するように回動させる。これにより、ヘッドユニット16は、トーションバネ18の作用により回転軸17を中心として時計方向に回動して、ヘッドユニット16の前側部を上側に向かって移動させる。このことにより、サーマルヘッド15とガイド部材28の下端部は、リボンカセット8の上側に位置することとなり、リボンカセット8の着脱が可能となる。
【0034】
続いて、S12において、CPU111は、リボンカセット8が交換されたか否かを判定する判定処理を実行する。この判定処理は、CPU111は、リボンカセット検出センサ38から入力される信号がOFF信号からON信号に変化した場合には、新たなリボンカセット8に交換されたと判定する。また、CPU111は、リボンカセット検出センサ38から入力される信号がOFF信号で一定している場合には、リボンカセット8が装着されていないと判定する。また、CPU111は、リボンカセット検出センサ38から入力される信号がON信号で一定している場合には、リボンカセット8が装着されたままであると判定する。また、CPU111は、リボンカセット検出センサ38から入力される信号がON信号からOFF信号に変化した場合には、リボンカセット8が取り外されたと判定する。
【0035】
そして、リボンカセット8が交換されたと判定した場合には(S12:YES)、S13において、CPU111は、RAM114から交換フラグを読み出し、この交換フラグをONにする、即ち、「1」を代入して再度RAM114に記憶後、S14の処理に移行する。尚、印刷装置1の起動時には、交換フラグはONにセットされている、即ち、この交換フラグには「1」が代入されてRAM114に記憶されている。
一方、リボンカセット8が交換されていないと判定した場合には(S12:NO)、CPU111は、S14の処理に移行する。
【0036】
続いて、S14において、CPU111は、ホストPC117から印字開始指示が入力されるのを待つ(S14:NO)。
そして、ホストPC117から印字開始指示が入力された場合には(S14:YES)、S15において、CPU111は、用紙送りモータ51を所定方向に回転駆動して第2ギヤ列52を介して給紙ローラ55、用紙送りローラ56を回転駆動して、用紙10の搬送を開始する。
また、S16において、CPU111は、先端検出スイッチ58によって用紙10の先端部を検出した場合には、用紙送りモータ51の回転速度から該用紙10がプラテンローラ37に到達するまでの時間を算出し、この算出した用紙10がプラテンローラ37に到達するまでの時間が経過するのを待つ、即ち、用紙10の先端部がプラテンローラ37の上端部を通過するのを待つ(S16:NO)。
【0037】
そして、用紙10の先端部がプラテンローラ37の上端部を通過した場合には(S16:YES)、S17において、CPU111は、用紙送りモータ51の回転速度から該用紙10がプラテンローラ37上を通過してインクリボン45の近傍位置(例えば、インクリボン45から0.5mm〜2mmの位置である。)に到達するまでの時間を算出し、この算出した時間内にヘッドモータ24を正方向に所定時間(所定ステップ数)回転駆動して、第1ギヤ列25を介してカムギヤ21Aを回転角度約45〜60度時計方向に回転させて各カム部材21、22をヘッドユニット16の上面上で摺動させる。このカム部材21、22の摺動により、ヘッドユニット16が下方に向かって押し下げられて、サーマルヘッド15とガイド部材28の下端面が下方向に移動して、インクリボン45を側面視斜め右下がりに下側方向に向かって押下し、該インクリボン45に衝突した用紙10の先端部をインリボン45を介して下側方向に押下可能な位置にセットされる(図7参照)。 また、ヘッドユニット16の前側側面部に配置された反射型フォトセンサ36が、リボンカセット8の巻取収納部42に設けられたアルミテープ42Dに対向し、インクリボン45の各位置決め用マーク72、73、74、75、印字終了位置検出用マーク81等を検出可能となる(図8参照)。
【0038】
そして、S18において、CPU111は、上記S16で先端検出スイッチ58によって用紙10の先端部を検出してから該用紙10が印刷開始位置まで搬送される時間を用紙送りモータ51の回転速度に基づいて算出し、先端検出スイッチ58によって用紙10の先端部を検出した時からこの算出した時間が経過するのを待つ、即ち、用紙10が給紙ローラ55及び用紙送りローラ56の回転によって印刷開始位置まで搬送されるのを待つ(S18:NO)。
そして、用紙10が給紙ローラ55及び用紙送りローラ56の回転によって印刷開始位置まで搬送された場合には(S18:YES)、CPU111は、用紙送りモータ51を停止して、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
【0039】
次に、印字処理(S2)のサブ処理について図13に基づいて説明する。
図13に示すように、先ず、S21において、CPU111は、RAM114から交換フラグを読み出しONか否か、即ち「1」か否かを判定する判定処理を実行する。
そして、RAM114から読み出した交換フラグがONの場合、即ち「1」の場合には(S21:YES)、CPU111は、S22の処理に移行する。従って、印刷装置1の起動時、又は、リボンカセット8が交換された場合には、CPU111は、S22の処理に移行することとなる。
S22において、CPU111は、反射型フォトセンサ36を介して印字終了位置検出用マーク81を検出するまで、リボン送りモータ65を所定回転速度で回転駆動して第3ギヤ列53を介してリボンスプール48及びリボン巻取スプール49を回転駆動し、インクリボン45を印字時搬送方向(図6中、矢印101方向)に搬送する。そして、反射型フォトセンサ36を介して印字終了位置検出用マーク81を検出した場合には、リボン送りモータ65を停止する。その後、該リボン送りモータ65を所定時間(所定ステップ数)逆回転駆動して第3ギヤ列53を介してリボンスプール48及びリボン巻取スプール49を逆回転駆動し、インクリボン45の残量記録領域としての黒インク80の印字時搬送方向先端側端縁部が反射型フォトセンサ36に対向する位置まで、該インクリボン45を一定長さ巻き戻した後、リボン送りモータ65を停止する。
【0040】
続いて、S23において、CPU111は、リボン送りモータ65を再度所定時間(所定ステップ数)回転駆動して、反射型フォトセンサ36を介して黒色インク80の中央部の長手方向に形成された透明なバーコード80A(図16参照)を検出して、インクリボン45のカラー印刷可能な枚数を表す残量情報として読み込む。
そして、S24において、CPU111は、当該残量情報を交換されたリボンカセット8に収納されたインクリボン45のカラー印刷可能な枚数を表すデータとして枚数代数Vに代入してRAM114に記憶する。尚、印刷装置1の起動時には、枚数代数Vは「0」が代入されてRAM114に記憶されている。
【0041】
例えば、図16に示すように、黒色インク80の中央部の長手方向には、この長手方向の幅寸法が異なる8本の透かし孔から構成されたバーコード80Aが記録されている。このバーコード80Aは、2進数8ビットのデータから構成され、印字時搬送方向先端側から1桁目、2桁目、3桁目、・・・、7桁目、8桁目のデータが記録されている。また、「太い透かし孔」が、即ち、反射型フォトセンサ36のHigh電圧の出力時間が長い場合が「1」に相当している。また、「細い透かし孔」が、即ち、反射型フォトセンサ36のHigh電圧の出力時間が短い場合が「0」に相当している。従って、図16に示されるバーコード80Aは、2進数で「00000101」の数値、即ち10進数で「5」の数値を表し、残量情報としてインクリボン45の印刷可能な枚数は、「5枚」である旨を表している。そして、CPU111は、反射型フォトセンサ36を介して2進数で「00000101」を表す当該バーコード80Aを検出した場合には、枚数代数Vに「5」を代入してRAM114に記憶する。
【0042】
続いて、S25において、CPU111は、交換フラグをRAM114から読み出して、OFFにする、即ち、「0」を代入して再度RAM114に記憶後、S26のサブ処理に移行する。
一方、S21でRAM114から読み出した交換フラグがOFFの場合、即ち「0」の場合には(S21:NO)、CPU111は、S26のサブ処理に移行する。
【0043】
そして、S26において、CPU111は、「1枚カラー印字処理」のサブ処理を実行後、S27の処理に移行する。
S27において、CPU111は、リボン送りモータ65を所定回転速度で回転駆動して第3ギヤ列53を介してリボンスプール48及びリボン巻取スプール49を回転駆動し、インクリボン45を印字時搬送方向(図6中、矢印101方向)に搬送する。そして、反射型フォトセンサ36を介して印字終了位置検出用マーク81を検出した場合には、リボン送りモータ65を停止する。その後、該リボン送りモータ65を所定時間(所定ステップ数)逆回転駆動して第3ギヤ列53を介してリボンスプール48及びリボン巻取スプール49を逆回転駆動し、インクリボン45の残量記録領域としての黒インク80の印字時搬送方向先端側端縁部がプラテンローラ37に達する位置まで、該インクリボン45を巻き戻した後、リボン送りモータ65を停止して、該黒インク80の頭出しをする。
【0044】
そして、S28において、CPU111は、ヘッドモータ24を正方向に所定時間(所定ステップ数)回転駆動して、第1ギヤ列25を介してカムギヤ21Aを回転角度約85〜95度時計方向に回転させて各カム部材21、22をさらに摺動させて、各カム部材21、22を側面視垂直な状態にする。これにより、ヘッドユニット16がさらに下方に向かって押し下げられる。このことにより、ヘッドユニット16が更に下方向に所定距離回動されて、サーマルヘッド15がさらに下方に移動してインクリボン45及び用紙10をプラテンローラ37に圧接する位置にセットされる。また、ガイド部材28の下端面も下方に移動してインクリボン45を側面視斜め右下がりに下側方向に更に押下する位置にセットされる(図9参照)。
【0045】
続いて、S29において、CPU111は、RAM114から枚数代数Vを読み出して、「1」減算し、再度RAM114に記憶する。これにより、リボンカセット8に収納されているインクリボン45の印字可能なカラー印刷の枚数が1枚減算されて記憶されることとなる。
そして、S30において、CPU111は、RAM114から再度枚数代数Vを読み出し、該枚数代数Vを2進数で表すバーコード80Aの印字データを作成すると共に、該枚数代数Vを10進数で表した数値の印字データを作成する。そして、CPU111は、リボン送りモータ65及び用紙送りモータ51を同期させて駆動すると共に、サーマルヘッド15を駆動して黒色インク80の幅方向中央部にバーコード80Aの印字データを印字し、バーコード80Aの横側に数値の印字データを印字する。
【0046】
例えば、図15に示すように、用紙10のカラー印刷領域91に続いて設けられる残量情報印字領域92の幅方向中央位置に、黒色インクでインクリボン45の印字可能なカラー印刷の枚数を表す2進数「00000101」のバーコード80Aが1桁目、2桁目、・・・、8桁目と順次黒色インクで印字され、その横側に、10進数「5」の数字80Bが印字される。
一方、図16に示すように、インクリボン45の黒色インク80の幅方向中央部には、バーコード80Aが透明なベースフィルム71上に透かし孔として残り、その横側(図16中、右側)に「5」の数字80Bが透かし孔として残る。これにより、上記S22の処理によって、黒色インク80に記録されたバーコード80Aを反射型フォトセンサ36を介して読み込むことが可能となる。
【0047】
続いて、S31において、CPU111は、ヘッドモータ24を逆方向に所定時間(所定ステップ数)回転駆動して、第1ギヤ列25を介してカムギヤ21Aを回転角度約25〜35度反時計方向に回転させて各カム部材21、22をヘッドユニット16の上面上で摺動させる。このカム部材21、22の摺動により、ヘッドユニット16が上方に向かって押し上げられて、サーマルヘッド15とガイド部材28の下端面が上方向に移動して、プラテンローラ37から離間する。また、ヘッドユニット16の前側側面部に配置された反射型フォトセンサ36が、リボンカセット8の巻取収納部42に設けられたアルミテープ42Dに対向し、インクリボン45の各位置決め用マーク72、73、74、75、印字終了位置検出用マーク81等を検出可能となる(図8参照)。
【0048】
その後、S32において、CPU111は、用紙送りモータ51を回転駆動してプラテンローラ37、用紙送りローラ56及び排出ローラ61を回転駆動して、用紙10を排出して、当該サブ処理を終了し、メインフローチャートに戻る。
【0049】
次に、1枚カラー印字処理(S26)のサブ処理について図14に基づいて説明する。
図14に示すように、先ず、S101において、CPU111は、先ず、反射型フォトセンサ36を介して位置決め用マーク72を検出して、イエローのカラー原色インクYの頭出しを行う。
そして、S102において、CPU111は、ヘッドモータ24を正方向に所定時間(所定ステップ数)回転駆動して、第1ギヤ列25を介してカムギヤ21Aを回転角度約85〜95度時計方向に回転させて各カム部材21、22をさらに摺動させて、各カム部材21、22を側面視垂直な状態にする。これにより、ヘッドユニット16がさらに下方に向かって押し下げられる。このことにより、ヘッドユニット16が更に下方向に所定距離回動されて、サーマルヘッド15がさらに下方に移動してインクリボン45及び用紙10をプラテンローラ37に圧接する位置にセットされる。また、ガイド部材28の下端面も下方に移動してインクリボン45を側面視斜め右下がりに下側方向に更に押下する位置にセットされる(図9参照)。
【0050】
続いて、S103において、CPU111は、リボン送りモータ65及び用紙送りモータ51を同期させて駆動すると共に、サーマルヘッド15を駆動してイエローの印字データを順次RAM114から読み出して、用紙10のカラー印刷領域91(図15参照)に印字する。
そして、イエローの印字データを印字後、S104において、CPU111は、リボン送りモータ65及び用紙送りモータ51を停止した後、ヘッドモータ24を逆方向に所定時間(所定ステップ数)回転駆動して、第1ギヤ列25を介してカムギヤ21Aを回転角度約25〜35度反時計方向に回転させて各カム部材21、22をヘッドユニット16の上面上で摺動させる。このカム部材21、22の摺動により、ヘッドユニット16が上方に向かって押し上げられて、サーマルヘッド15とガイド部材28の下端面が上方向に移動して、プラテンローラ37から離間する。また、ヘッドユニット16の前側側面部に配置された反射型フォトセンサ36が、リボンカセット8の巻取収納部42に設けられたアルミテープ42Dに対向する(図8参照)。
【0051】
また、S105において、CPU111は、透明なオーバーコートインクOPの印字が終了したか否かを判定する判定処理を実行する。
そして、オーバーコートインクOPの印字が終了していないと判定した場合には(S105:NO)、CPU111は、S106の処理に移行する。
S106において、CPU111は、用紙送りモータ51を所定方向に所定時間(所定ステップ数)回転駆動して第2ギヤ列52を介して給紙ローラ55、用紙送りローラ56を回転駆動して、用紙10を印刷開始位置に搬送後、再度、S101以降の処理を実行して、各カラー原色インクM、C、透明なオーバーコートインクOPの頭出しを行って、用紙10のカラー印刷領域91に順次重ねて印字する。
【0052】
一方、S105で、オーバーコートインクOPの印字が終了したと判定した場合には(S105:YES)、CPU111は、オーバーコートインクOPの印字が終了した状態で用紙送りモータ51及びリボン送りモータ65を停止して、当該サブ処理を終了して、S27の処理に移行する。
【0053】
ここで、ヘッドモータ24、第1ギヤ列25、カムギヤ21A、各カム部材21、22、及び回転軸20は、ユニット移動手段を構成する。また、本体筐体2の側壁3に貫通されるリボンカセット孔6は、カセット支持手段として機能する。また、用紙送りモータ51、第2ギヤ列52、給紙ローラ55、用紙送りローラ56、ピンチローラ57、プラテンローラ37、排出ローラ61、ピンチローラ62は、シート搬送手段を構成する。また、リボン送りモータ65、第3ギヤ列53は、リボン搬送手段を構成する。また、反射型フォトセンサ36は、検出手段を構成する。また、各カラー原色インクY、M、C、透明なオーバーコートインクOPは、カラー印字用インクを構成する。また、黒色インク80は、情報記録用インクとして機能する。また、CPU111、ROM112、RAM114は、判定手段、残量情報更新手段、残量情報記録手段を構成する。また、RAM114は、残量情報記憶手段として機能する。また、アルミテープ42Dは、反射部材として機能する。
【0054】
以上詳細に説明した通り本実施例に係る印刷装置1では、CPU111は、印刷装置1の起動時、又は、リボンカセット8が交換された場合には、インクリボン45を印字時搬送方向に搬送し、反射型フォトセンサ36を介して印字終了位置検出用マーク81を検出後、インクリボン45を所定長さ巻き戻した後、再度インクリボン45を印字時搬送方向に搬送して黒色インク80に透かし孔として記録されたバーコード80Aを反射型フォトセンサ36を介して読み込んで、インクリボン45の印字可能なカラー印刷の枚数を表す枚数代数Vに代入してRAM114に記憶する(S21:YES〜S25)。
また、CPU111は、各カラー原色インクY、M、C、透明なオーバーコートインクOPを各位置決め用マーク72、73、74、75で頭出しを行って用紙10に重ね印字してカラー印刷を1枚分行った後、インクリボン45を印字時搬送方向に搬送し、反射型フォトセンサ36を介して印字終了位置検出用マーク81を検出後、インクリボン45を所定長さ巻き戻して黒色インク80の頭出しをして、サーマルヘッド15をプラテンローラ37に圧接する(S26〜S28)。そして、CPU111は、インクリボン45のカラー印刷可能な枚数を表す枚数代数VをRAM114から読み出して、「1」減算して再度記憶後、サーマルヘッド15を駆動して黒色インク80の幅方向中央部に該枚数代数Vを2進数で表すバーコード80Aを印字すると共に、バーコード80Aの横側に該枚数代数Vを10進数で表す数字80Bを印字して、用紙を排出する(S29〜S32)。
【0055】
これにより、カラー印刷を1枚分行う毎に黒色インク80には、インクリボン45の印字可能なカラー印刷の枚数を2進数で表すバーコード80Aの印刷に使用されたインクの部分がコンピュータ読み取り可能な透かし孔、即ちバーコード80Aとして残るため、リボンカセット8に収納されたインクリボン45の印刷可能枚数に関する残量情報をインクリボン45のカラー印刷1枚毎に該インクリボン45にコンピュータ読み取り可能に記録することができる。このため、新たに装着されたリボンカセット8のインクリボン45に記録されたこの透かし孔の有・無、即ちバーコード80Aを各位置決め用マーク72、73、74、75等を検出する反射型フォトセンサ36を介して検出することによって、このバーコード80Aを読み込むことが可能となり、多種類のリボンカセット8を多数使用する場合においても、個々のリボンカセット8のインクリボン45の印刷可能枚数に関する残量情報を記憶する必要がなく、メモリ容量の小型化及び製造コストの削減化を図ることが可能となる。また、途中交換されたリボンカセット8が再装着されるまでに、異なる印刷装置1で使用された場合にも、インクリボン45の黒色インク80の部分にバーコード80Aが新たに記録されるため、この装着されたリボンカセット8に収納されるインクリボン45のバーコード80Aを読み込むことによって、該リボンカセット8に収納されるインクリボン45の印刷可能枚数に関する正確な残量情報を取得することできる。
【0056】
また、印刷装置1の起動時に、リボンカセット8が装着されている場合には、この装着されたリボンカセット8のインクリボン45に記録されたバーコード80Aを反射型フォトセンサ36を介して検出して、このバーコード80Aを読み込むことが可能となり、印刷装置1の電源OFF中にリボンカセット8が交換されても、この交換されたリボンカセット8に収納されるインクリボン45の印刷可能枚数に関する正確な残量情報を取得することできる。更に、印刷装置1の起動時に、リボンカセット8が装着されている場合には、この装着されたリボンカセット8のインクリボン45に記録されたバーコード80Aを反射型フォトセンサ36を介して検出して、このバーコード80Aを読み込むことが可能となるため、印刷装置1の電源OFF後において、インクリボン45の印刷可能枚数に関する正確な残量情報を記憶する必要がなく、更なるメモリ容量の小型化及び製造コストの削減化を図ることが可能となる。
また、インクリボン45のバーコード80Aの横側には、このバーコード80Aを10進数で表す数字80Bが透かし孔として記録されるため、ユーザは、リボンカセット8を装着する際に、黒色インク80に記録された数字80Bを確認することによって、該リボンカセット8に収納されるインクリボン45の印刷可能枚数を正確に知ることが可能となる。
【0057】
また、黒色インク80に記録されたバーコード80Aを読み込む反射型フォトセンサ36は、サーマルヘッド15がプラテンローラ37近傍まで下がった場合に、リボンカセット8の巻取収納部42のインクリボン引込口42Aに設けられたアルミテープ42Dに対向するようにヘッドユニット16の前側側面部に配置されている。
これにより、CPU111は、印字直前状態でバーコード80Aを読み込み後、続けて位置決め用マーク72を検出してイエローのカラー印字を行うことが可能となる。また、この反射型フォトセンサ36は、アルミテープ42Dと協働して各位置決め用マーク72、73、74、75と印字終了位置検出用マーク81と黒色インク80の部分に記録されたコンピュータ読み取り可能なバーコード80Aとを検出するために使用することが可能となり、コンピュータ読み取り可能なバーコード80Aを簡易な構成で検出することができ、部品点数の削減化及び製造コストの削減化を図ることができる。
【0058】
また、リボンカセット8のインクリボン45は、透明なフィルムベース71上に熱転写型の各カラー原色インクY、M、C及びオーバーコートインクOPが配置されるとともに、このオーバーコートインクOPに続いて繰り返し配置される熱転写型の黒色インク80が配置されている。また、この黒色インク80と位置決め用マーク72との間には、印字終了位置検出用マーク81が配置されている。そして、インクリボン45の黒色インク80の少なくともアルミテープ42Dに対応する部分を使用してコンピュータ読み取り可能なバーコード80Aを含む印字データが、カラー印刷に続けて印刷される。
これにより、インクリボン45の黒色インク80のアルミテープ42Dに対応する部分には、コンピュータ読み取り可能なバーコード80Aを含む印字データが、透かし孔として残るため、このリボンカセット8に収納されたインクリボン45の印刷可能枚数に関する残量情報等をコンピュータ読み取り可能に直接該インクリボン45に記録することが可能となる。
【0059】
尚、本発明は前記実施例に限定されることはなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることは勿論である。
例えば、前記実施例では、黒色インク80に記録されたバーコード80Aは、リボンカセット8に収納されるインクリボン45によってカラー印刷可能な残量枚数を表しているが、リボンカセット8に収納されるインクリボン45によってカラー印刷された用紙10の印刷枚数を表すようにしてもよい。この場合には、上記S29において、RAM114から枚数代数Vを読み出して、「1」加算し、再度RAM114に記憶するようにすればよい。これにより、リボンカセット8に収納されるインクリボン45の最大印刷可能枚数をROM112に予め記憶することによって、CPU111は、最大印刷可能枚数から反射型フォトセンサ36を介して読み込んだバーコード80Aの印刷枚数を表す数値を減算して、該インクリボン45によってカラー印刷可能な残量枚数を算出することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0060】
【図1】本実施例に係る印刷装置とリボンカセットの概略構成を示す斜視図である。
【図2】印刷装置にリボンカセットを装着した状態を示す斜視図である。
【図3】印刷装置にリボンカセットを装着した状態を示す平面図である。
【図4】図3のA−A断面図である。
【図5】リボンカセットの概略構成を示す下側斜視図である。
【図6】リボンカセットに収納されるインクリボンの一例を示す平面図である。
【図7】印刷開始位置に搬送される用紙の先端部がインクリボンに到達した時の状態を示す側断面図である。
【図8】図7の反射型フォトセンサの部分を示す要部拡大側断面図である。
【図9】用紙が印刷開始位置に搬送された状態を示す側断面図である。
【図10】印刷装置の制御構成を示すブロック図である。
【図11】印刷装置のカラー印刷の制御処理を示すメインフローチャートである。
【図12】印刷装置のカラー印刷の「用紙搬送処理」のサブ処理を示すサブフローチャートである。
【図13】印刷装置のカラー印刷の「印字処理」のサブ処理を示すサブフローチャートである。
【図14】印刷装置のカラー印刷の「カラー印字処理」のサブ処理を示すサブフローチャートである。
【図15】印刷装置によってインクリボンの印刷可能な残量枚数を印刷された用紙の一例を示す平面図である。
【図16】図15に対応するインクリボンの情報記録用インクにコンピュータ読み取り可能に記録された残量枚数の一例を示す平面図である。
【符号の説明】
【0061】
1 印刷装置
2 本体筐体
3、4 側壁
5 フレーム
8 リボンカセット
10 用紙
11 用紙トレー
15 サーマルヘッド
16 ヘッドユニット
18 トーションバネ
21、22 カム部材
21A カムギヤ
24 ヘッドモータ
25 第1ギヤ列
37 プラテンローラ
41 リボン収納部
42 巻取収納部
43、44 連結部
45 インクリボン
46 開口部
51 用紙送りモータ
52 第2ギヤ列
53 第3ギヤ列
55 給紙ローラ
56 用紙送りローラ
57、62 ピンチローラ
58 先端検出スイッチ
65 リボン送りモータ
71 ベースフィルム
72、73、74、75 位置決め用マーク
80 黒色インク
80A バーコード
80B 数字
Y、M、C カラー原色インク
OP オーバーコートインク
110 制御回路部
111 CPU
112 ROM
114 RAM




 

 


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