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発明の名称 プリントシステム
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−21757(P2007−21757A)
公開日 平成19年2月1日(2007.2.1)
出願番号 特願2005−202945(P2005−202945)
出願日 平成17年7月12日(2005.7.12)
代理人 【識別番号】100066061
【弁理士】
【氏名又は名称】丹羽 宏之
発明者 梅 和弘
要約 課題
印刷用紙にロール状に巻かれたロール紙を用いた場合に印刷用紙の無駄を防ぐことを特徴とするプリントシステムの提供。

解決手段
印刷画像サイズ、印刷枚数、ロール紙幅から印刷用紙の消費が最小になる様にプリンタ装置で印刷レイアウトを行い、印刷することを特徴とするプリントシステム。
特許請求の範囲
【請求項1】
撮影される被写界の光学像を電子像信号に変換する撮像手段を有するカメラと、該カメラによって撮像された電子像信号を記録用紙に視認可能にプリント出力するプリンタ装置とからなるプリントシステムにおいて、
プリンタ装置にロール状に巻かれた印刷用紙の装着が可能でプリンタ装置が画像の印刷方向決定手段と、印刷データ作成手段とを有し、画像の印刷方向を決定することを特徴とするプリントシステム。
【請求項2】
指定された印刷画像サイズ、印刷枚数、印刷用紙幅から印刷レイアウトを決定する手段を有し印刷を行うことを特徴とする請求項1に記載のプリントシステム。
【請求項3】
画像の拡大縮小率の決定手段を有し、拡大処理時は拡大率により印刷方向を決定することを特徴とする請求項1に記載のプリントシステム。
【請求項4】
拡大印刷処理による画像劣化を自動的に防ぐことを特徴とする請求項1に記載のプリントシステム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は熱転写式プリンタやインクジェット式プリンタをプリント手段にもつプリントシステムに関し、より具体的には静止画を記録するスチルカメラやビデオカメラなどによって撮像された電子情報を、コンピューターもしくは、記録媒体を介して該装置によってプリント出力するのに好適なプリントシステムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来から印画用紙に感熱型の用紙を用い、主走査方向に配列された複数個の発熱体を選択的に駆動して、用紙を副走査方向に搬送することで、用紙にドットライン状に印画を行うライン熱転写方式のプリンタがある。
【0003】
近年、入力側としてのデジタルカメラやデジタルビデオカメラ、またはスキャナなどの画像を扱う入力機器の進歩に伴い、プリント手段として、熱転写方式のプリンタ装置も注目されている。
【0004】
それはインクジェットプリンタが、液滴を飛ばすか飛ばさないか、という2値の選択しかないために、小さな液滴を用紙へ着弾させて、誤差拡散等の手法でみかけの解像度と階調性を得ようとするのに対して、熱転写方式のプリンタの場合には、一つの画素において、制御可能な熱の値を容易に変更できるため、一つの画素に対する階調性が多く取る事が可能になるので、インクジェットプリンタに比べて滑らかで高画質な画像を得ることができるという点が上げられる。またサーマルヘッドの性能や用紙材料の性能も向上したために、仕上がり品位で銀塩写真にも見劣りしない画像プリントを得る事が可能になっており、近年のデジタルカメラの進歩に歩調を合わせるように特に自然画像用のプリンタとして注目されている。
【0005】
また一方インクジェット式プリンタも液滴の小ドット化などの技術が進み、より高画質なものも登場している。
【0006】
そこでこうしたプリンタ装置とデジタルカメラやデジタルビデオカメラなどの撮影機器を直接的に接続したり、または一体的に構成して、撮影された画像情報をコンピューターなどの画像情報を処理する機器を介すことなくプリントするシステムも登場している(例えば、特許文献1参照)。
【0007】
こうしたシステムによれば、デジタルカメラやデジタルビデオからの画像情報を簡単に写真的なプリントアウトを行うことが可能になり、大変便利である。
【0008】
また、プリント用紙の選択肢として各々が予めカットされているプリント用紙、ロール状に巻かれたプリント用紙等があり、使用者により使い分けが行われている。
【特許文献1】特開2003−163858号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかしながら、上記従来例ではプリンタ装置や、デジタルカメラなどの画像入力機器とのシステムを構成したときに十分な小型化や、低コスト、高速化等に十分な解決方法を与えるものではなかった。
【0010】
例えば、プリント用紙としてロール紙を選択した場合、印刷用紙に対する画像の印刷方向は、印刷データ転送元のデータ配列により印刷方向が決定されるため、印刷指定された画像を縦方向に印刷するか、横方向に印刷するかの選択で印刷用紙等の消耗材を無駄にしてしまう場合があった。
【0011】
この様に従来の装置では使用者にとって使い勝手の良いプリントシステムが提供できていないという問題点があった。
【0012】
本発明は以上の様な問題点を考慮してなされたものであり、熱転写型プリンタ装置をプリント手段とするプリントシステムであって、印刷用紙等の消耗材の無駄、及び拡大印刷時の画像劣化を防ぐことを目的としたプリントシステムを提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0013】
上記課題を解決するため、本発明に係るプリントシステムは、画像データを印刷する印刷する方向をプリンタ装置が主体となり決定する印刷制御手段を有している。
【0014】
すなわち、本発明の技術内容は以下の構成を備えることにより前記課題を解決できた。
【0015】
(1)撮影される被写界の光学像を電子像信号に変換する撮像手段を有するカメラと、該カメラによって撮像された電子像信号を記録用紙に視認可能にプリント出力するプリンタ装置とからなるプリントシステムにおいて、プリンタ装置にロール状に巻かれた印刷用紙の装着が可能でプリンタ装置が画像の印刷方向決定手段と、印刷データ作成手段とを有し、画像の印刷方向を決定することを特徴とするプリントシステム。
【発明の効果】
【0016】
本発明によれば、印刷用紙に代表される消耗材の無駄を防ぎ印刷することにより従来より経済性を向上させ、拡大印刷時の画質劣化を防止する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
以下本発明を実施するための最良の形態を、実施例により詳しく説明する。
【実施例1】
【0018】
図1から図4に示す図を用いて本発明の実施例について説明する。
【0019】
本プリントシステムは、プリンタ部に昇華型の熱転写記録方式を採用し、電子的な画像の情報を任意なプリント枚数分プリントアウトすることが出来るものである。このプリントシステムについて手順に従って説明する。
【0020】
本発明に係わる通常の熱転写記録装置の一実施形態について、以下、図面を参照して具体的に説明する。
【0021】
図1は実施形態に係わる記録装置の側面の構成模式図である。
【0022】
まず、記録装置の全体構成について説明すると、装置本体1に記録紙Pを積載した用紙カセット2から給紙ローラ3で一枚ずつ分離給送する。この際記録紙Pはバネ20によって付勢された押上げ板21によって給紙ローラ3に当接している。そして、給紙ローラ3によって搬送された記録紙Pは搬送ローラ対4で挟持搬送されて記録部を往復可能にしている。搬送ローラ対4はピンチローラ42とグリップローラ41で構成されている。
【0023】
記録部においては記録紙搬送経路を挟んでプラテンローラ5と記録情報に応じて発熱するサーマルヘッド6が対向しており、インクカセット7に収納される、熱溶融性または熱昇華性インクを塗布したインク層と印画面を保護するために印画面上にオーバーコートされるオーバーコート層をもつインクシート8をサーマルヘッド6によって記録紙Pに押圧するとともに、選択的に加熱することにより、該記録紙Pに所定画像を転写記録し、保護層をオーバーコートする。
【0024】
上記インクシートは、記録紙Pの印画領域を覆ってそのサイズと略等しいサイズでイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の各インク層とオーバーコート(OP)層が並べて設けられたものであり、各層ずつ熱転写しては、記録紙Pを記録開始位置P1に戻し、記録紙上に、順次重ねて転写される。
【0025】
このように、記録紙Pは搬送ローラ対4により、各色インク及びオーバーコート層の数だけ往復される。
【0026】
この際、各インク層の印画後の記録紙Pは装置本体1前方で反転され、用紙カセット前方部及び下部のガイド部を介して装置本体1の後方へ導紙される。装置前方で反転されるために印画途中の記録紙Pが外部に出ることによるスペースの無駄や意図せずに触ってしまったという様なことが無く、設置場所の省スペース化などを可能にしている。
【0027】
しかも用紙カセット2の下部を紙ガイドとして直接利用していることによって装置本体1の厚さを薄くすることが可能になっていると共に、記録紙Pをインクカセット7と用紙カセット2にはさまれた空間を通すことで装置本体1の全高を最小限にとどめることが可能であり小型化を可能にしている。
【0028】
25は用紙カセット2の用紙搬送ガイド部である。装置本体1前方から反転されてきた記録紙Pを装置本体後方に反転させるガイド部であり、この用紙カセット2に具備することで装置本体1全体の小型化に大きく寄与している。
【0029】
また26は用紙カセット2の上面は印画されて排紙された記録紙Pのトレイ部分を兼用しており、これも装置本体1の小型化に寄与している。
【0030】
23はヘッドカバーA、24はヘッドカバーBであり用紙カセット2交換時のサーマルヘッド6への接触防止板である。
【0031】
各インク層の印画終了後に記録紙Pは排紙ローラ1 9a、排出ローラ2 9bへ案内され装置本体1後方から前方に向かって排出され記録動作が終了する。
【0032】
排出ローラ1 9bは記録紙Pの排出動作時のみ圧接する様に構成され、印画中にはストレスがかからないように構成されている。
【0033】
なお装置本体1には記録紙Pのガイド部15が構成されていて、記録紙Pを導紙している。
【0034】
15aは搬送路切り替えシートであり、記録紙Pが給紙された後は記録紙Pは排出側の経路に導紙されるようになっている。
【0035】
また印画用のサーマルヘッド6はヘッドアーム22に一体的に具備されており、インクカセット7を交換する場合にはインクカセット7の抜き差しに支障ない位置まで退避する。
【0036】
この退避動作はインクカセット7の交換は用紙カセット2を引き抜くと可能になり、この際用紙カセット2の着脱動作に連動してヘッドアーム22は図不示のカム部によって押さえられている状態から用紙カセット2のカム部が退避していくことで上下する様に構成されている。
【0037】
通常の熱転写記録装置ではYMC3色を3回面順次で記録する為、各色の記録先端を正確に合致させる制御が必要となる。このためには、図1に示す搬送ローラ対4で記録紙Pを離さずしっかり挟持し搬送を行う必要がある。この為、記録紙Pの送り方向の端部には記録不可能な余白部が必要となる。これを鑑み、最終的に、容易に、縁のない印画物を得るために、図3に示す様に、記録紙Pには、記録開始時搬送ローラ対4でしっかり挟持され記録できない余白部分を後で容易に手で切取り可能な様にミシン目12が設けられる。
【0038】
本発明は、上記説明したミシン目をもつ記録紙Pと熱転写記録装置をもちいて実施され、上記の記録紙に設けられたミシン目領域にはオーバーコートするものとする。
【0039】
また左下がり斜線で示す領域は印画の領域であり、ミシン目を含む領域を印画する様に制御される。オーバーコートは略印画される領域であり且つ印画される領域よりやや大きく印画される領域を含むように印画する様に制御される。
【0040】
更に以下に装置に関わる詳しい説明をする。
【0041】
図1に示す、記録装置1において、搬送ローラ対4は、ピンチローラ42とグリップローラ41からなり、このグリップローラ41は、図示しないステッピングモータの出力軸が減速機構を介してして直結され、このステッピングモータの回転制御により、正逆自在に駆動される。記録紙Pは、搬送ローラ対4によりしっかりと挟持され、往復搬送されるもであるから、記録紙Pもまた、ステッピングモータの回転制御により、正確に位置制御され、搬送駆動される。
【0042】
いま、一例としてサーマルヘッド6による1ライン分の記録ピッチを85μmとし、記録紙Pを1ライン分搬送するためのステッピングモータのステップ数を4ステップとするならば、記録紙Pは、ステッピングモータを4ステップで回転制御することにより、1ライン(すなわち85μm)搬送することができる。図3に示した、印画範囲は、搬送方向において144mmであるとすると、1694ライン印画可能であり、記録紙をこの分搬送するためには、ステッピングモータを6776ステップ分回転させればよい。
【0043】
図1に示す、記録装置1において、給紙ローラ3から給紙ローラ対4を見て、給紙ローラ対4の近傍の位置に、記録紙先端検出センサー10が置かれ、これにより記録紙の先端を検出し、検出後、搬送ローラ対4で挟持できる範囲で所定ラインを送り停止させる。この位置が前述の記録開始時の位置となる。ここからまず最初のYイエローからサーマルヘッドを記録情報に応じて発熱駆動し、各色インクの所定画像を記録し、またはオーバーコート層を転写する。1色が終わると次にこの位置から記録紙を排紙ローラ9bのある方向に戻して搬送し、再び所定のライン数を戻し送り、YMC各色及びオーバーコート層転写を4回繰返す。
【0044】
図1に示す記録装置1において、記録紙先端検出センサー10と、プラテンローラ5とサーマルヘッド6により記録紙Pを押圧する位置の距離は、装置内部品配置を考慮し、記録紙上の距離で20mmに設定したがこれに限られるものでは無い。
【0045】
この時、図3に示す印画物は、下記の様に各色インクを転写記録し、またオーバーコート層を転写することにより得られる。
【0046】
図2のフローチャートにおいて色インク転写及びオーバーコートシーケンスを説明する。
【0047】
S1:使用者は不図示のプリントボタンもしくはデジタルカメラやデジタルビデオカメラからの印画指示などによってプリント動作を指示する。
【0048】
S2:装置本体1装置本体1内部の処理回路18はプリント指示を実行した機器との通信を開始し、処理回路18ではプリント指示を実行した機器との間でプリントに必要な諸条件の確認や必要であれば画像情報の印画情報への画像処理を行う。
【0049】
デジタルカメラDCはプリントする画像情報を接続されているプリンタ装置の機種によって最適な色やシャープネス処理を行った後、デジタルカメラDCの画素数とプリンタ装置本体1から出力するプリントサイズにあわせた画素へ補間処理を行ってからプリンタ装置本体1へ画像情報を送出する。
【0050】
S3:印画準備が出来たら制御手段19は給紙ローラ3に連結されたモータを駆動して記録紙Pを給紙開始する。
【0051】
S4:記録紙先端検出後、ステッピングモータを所定ステップ分回転させ、印画を開始する。このとき、印画開始位置は、記録紙先端を基準として、12.465mmとした。
【0052】
S5:引き続き、ステッピングモータを4ステップ分回転しながら、サーマルヘッドを発熱駆動し1ライン分の印画を行う。全部で6776ステップ分(1694ライン分)回転させ、印画を終了する。この時の印画終了位置は、記録紙先端を基準として、156.455mmとなる。
【0053】
この際、印画物はミシン目12によって分離可能になっており、すなわち印画動作はミシン目12の若干余白部16側まで印画して、印画されない余白部16を切り離すことで余白部のない印画領域17のみの印画物を得られるようになっている。
【0054】
したがって印画されたライン数のうち所定の量は実際の印画物には切り取られて印画されない部分があるわけである。
【0055】
S6:ついで、停止にいたるまでの減速のため、ステッピングモータを10ライン分(40ステップ分)程回転させ、停止させる。
【0056】
S7:この状態から、ステッピングモータを逆転駆動し、記録紙Pを印画時と逆方向に搬送し、所定のステップ数(6776ステップ−減速分)だけ戻して、更に減速のため、所定のライン数の10ライン分(40ステップ分)程回転させ、停止させる。
【0057】
S8:上記をYMC3色分、3回程繰返し、所望の印画像を記録紙Pに転写記録する。
【0058】
S9:その後、そして、更に一回印画面保護の為のオーバーコート層を転写する。
【0059】
S10:その後ステッピングモータを逆転駆動してそのまま排出ローラ2 9bへ導き、排出ローラ2 9bの駆動で用紙を排出して一連の動作を終了させる。
【0060】
また、上記において、制御手段(不図示)は記録紙Pの給紙時に、最初に記録紙先端検出センサー10で検知した記録紙の先端検出信号をもとに、ステッピングモータのステップ数と記録紙Pの搬送時における位置関係をもとに、ステッピングモータの回転駆動のステップ数を、全印画記録時において管理することにより、記録位置管理を行うとしたが、これにかぎらす、各YMC色及びオーバーコート層の転写記録時において、記録紙先端部に検出センサーを設けて記録紙の先端検出を行い、その信号を基準として、ステッピングモータの回転駆動のステップ数を管理することにより、記録位置管理を行う構成としても良い。
【0061】
また、上記において、オーバーコート層の転写は、サーマルヘッドの発熱駆動のON/OFFのみで行う様に記述したが、オーバーコートの転写開始時では、徐々に発熱量を増加させ、また、オーバーコートの転写終了時には、徐々に発熱量を減少させることにより得る様な制御を加える事も可能である。
【0062】
ここで前述のS2のプリント指示を実行する機器と、該プリンタ装置の通信について更に詳述する。
【0063】
一例として、今プリント指示を実行するのはデジタルカメラDCとして説明する。
【0064】
図4はデジタルカメラDCとプリンタ装置本体1を接続してある模式図である。
【0065】
デジタルカメラDCは撮影後に該デジタルカメラDC内部のメモリに画像情報が保持されているものとする。メモリはコンパクトフラッシュ(登録商標)カードやスマートメディア(登録商標)といった着脱自由なものが便利である。
【0066】
デジタルカメラDCのモードを設定して、今任意の画像を再生させるものとする。
【0067】
画像情報の再生はデジタルカメラDCの具備する液晶表示装置によって随時確認できるので使用者は撮影された好きな画像情報を任意に呼び出すことが可能である。
【0068】
ここでケーブル27や無線手段によってプリンタ装置本体1と通信可能な状態であると、所定のプリント実行ボタン(図不示)によってデジタルカメラDCからプリンタ装置へ必要な情報が通信され、プリンタ装置本体1からプリント出力が得られるというものである。
【0069】
上記必要な情報としては、デジタルカメラDCとのネゴシエーションの情報や、デジタルカメラDCからのプリントすべき画像の情報や画像情報に記録時または記録後から付加された情報、等である。
【0070】
さてここで本発明に関わる内容について更に詳細に述べる。
【0071】
従来は画像データの転送元が印刷データ配列を決定していた。一方プリンタ装置本体1はデジタルカメラDCから印刷画像サイズを指定された場合、図5−1に示すような画像を印刷しようとした場合、印刷方向として図5−2に示す方向と図5−3に示す方向の2つの印刷方向が存在する。
【0072】
図5−2と図5−3を比べると、長さΔL分だけ図5−2に示す印刷画像が印刷用紙を長く使う事が容易に理解出来る。ロール紙を用いた印刷に於いては主走査方向の長さを任意に設定することが出来るので、図5−3に示す印刷方向を選択した方が消耗材である印刷用紙を節約出来る。
【0073】
以上の様に本発明では印刷用紙の無駄を排除するためのプリントシステムの提供を目的とする。
【0074】
図6に本発明におけるプリントシステムによる印刷データ作成の一例をフローチャートで示す。
【0075】
プリンタ装置本体1と接続されたデジタルカメラDCから印刷指示が行われるとプリンタ装置本体1はステップ6−1で印画サイズ及び印刷画像データをJPEGファイル等の形式で取得する。
【0076】
続いてプリンタ装置本体1はステップ6−2でJPEGデータの解凍及び指定された印画サイズへのリサイズ処理を逐次実行して行く。
【0077】
ステップ6−3で印刷用紙をより少なくするための印画方向を決定し必要であればステップ6−4で図5−3に示した方向に回転処理を行う。
【0078】
ステップ6−5ではY(イエロー),M(マゼンタ),C(シアン)各々の印画データを各色印刷毎に作成する。
【0079】
ステップ6−6ではY(イエロー),M(マゼンタ),C(シアン)各色の印刷完了を検出しステップ6−7でオーバーコート処理を行って印刷処理を完了する。
【0080】
以上、1画像の印画について述べたが、以下に複数枚数の印画について印刷用紙の無駄を排除する方法について述べる。複数枚の印刷の場合、印刷画像サイズと印刷レイアウトにより印刷方向を決定する事になる。
【0081】
図7−1に示す画像を同一サイズ画像の印刷を複数枚指定された場合、印刷方向の選択により図7−2、図7−3に示す様に印刷用紙の無駄を排除する事が出来る。但し、複数の画像を印刷する場合には図7−3に示す印刷方向が一義に決定されるわけでは無く、ロール紙の幅、及び印刷する画像サイズにより図8−1、図8−2、図8−3に示す様に図7−1、図7−2、図7−3で説明した印刷方向と逆の印刷方向の方が印刷用紙を無駄にしない印刷方向となる。以下に印刷方向の決定方法について詳述する。
【0082】
図9にロール紙幅、ロール紙長、印刷画像幅、印刷画像高さの関係を示す。
【0083】
図9−1に示す画像をロール紙に印刷する場合、印画方向として図9−2、もしくは図9−3のどちらを選択した方が使用する印刷用紙を少なくする事が出来るかは以下に示す式1、式2から算出する事が出来る。式1は印刷方向を図8−2方向に選択した場合に必要なロール紙長L1、式2は印刷方向を図7−3方向に選択した場合のロール紙長L2である。
【0084】
kは印刷画像数(但しkは1以上の整数)
wはロール紙幅
xは図9−1に示す画像の幅
yは図9−1に示す画像の高さ
iはロール紙幅方向に印刷可能な画像数(但し iは1以上の整数である事)
jはロール紙の長手方向に印刷する画像数
である。
【0085】
以上の様に定義すると、
i=w/x;
j=k/i;
if((k%i)!=0){
j++;

L1=j*y; [式1]
i=w/y
j=k/i;
if((k%i)!=0){
j++;

L2=j*x; [式2]
【0086】
上記式1、式2のL1、L2を比較して小さい方を選択する事によりプリンタ本体装置1は印刷用紙の消費を少なくする印画方向を決定する事が出来る。印画方向決定後プリンタ装置本体1は指定された印刷枚数分の印画データをメモリ上に配置して印画処理としては1枚分となる様に印画データを作成する。また、先に説明した単一画像の印刷は印刷画像数kが1の場合に相当するため同様に式1と式2の比較により印画方向を決定する事が出来る。
【0087】
現在インクリボンはY(イエロー),M(マゼンタ),C(シアン)が連続に巻かれたカセット状に構成されたものが主流であるが、各色独立したカセットに構成し各色印刷毎にインクリボンカセットを交換する様プリンタ装置本体1を構成すると、印刷用紙に加えてインクリボンの無駄も防ぐ事が出来る。
【0088】
以上、デジタルカメラDCから印刷画像サイズが指定された場合の印刷処理について説明して来たが、以下に印刷画像サイズが印刷用紙より大きいサイズで指定された、もしくは画像サイズが指定されない場合の印刷処理について述べる。
【0089】
前述の様な場合、本発明におけるプリントシステムではロール紙幅を基準としてリサイズ処理を行い印刷を実行する。例えば、図10−1に示す画像を印刷しようとした場合、図10−2に示す様に図10−1のx方向をロール紙幅と同じ長さになる様アスペクト比を保ったままリサイズ処理を施す方法と、図10−3に示す様に図10−1のy方向をロール紙幅と同じ長さになる様アスペクト比を保ったままリサイズする2通りのリサイズ方法が存在する。このリサイズ方法をユーザがデジタルカメラDCから選択できるとした場合、リサイズ処理が拡大方向にあり、印刷結果が荒い画像になってしまうことを防ぐ事が出来ないと言った問題が発生する。
【0090】
よって本発明に於けるプリントシステムでは、
1.デジタルカメラDC上のLCD等にリサイズが拡大方向である事を警告し印刷を禁止する。
【0091】
2.デジタルカメラDC上のLCDにリサイズが拡大方向である事を警告した上で、印刷が指示された場合は印刷を実行する。
【0092】
3.デジタルカメラDC上のLCDにリサイズが拡大方向である事を警告した上で、拡大率の小さい図10−3に示すリサイズ方法での印刷のみ許可する。
【0093】
4.印刷画像サイズが印刷用紙サイズが大きい場合、図10−2、図10−3に示したどちらかの方法をユーザに選択させ、印刷を行う。
【0094】
以上に挙げた動作を選択的に行う事により拡大印刷による画像の劣化を防ぐ。
【0095】
特に3のように、画像が荒くなってしまうながらも、リサイズ率の小さい方を優先することは、ユーザにとって、見た目の印象を悪くする可能性が減り、また、過剰に荒い画像をわざわざ大きくプリントしてしまうというムダを削減可能で便利である。
【図面の簡単な説明】
【0096】
【図1】本発明の実施形態に係わる記録装置の側面の構成模式図である。
【図2】色インク転写及びオーバーコートシーケンスを説明するフローチャートである。
【図3】記録紙Pを示す図である。
【図4】デジタルカメラDCとプリンタ装置本体1を接続してある模式図である。
【図5】5−1は1枚印刷時の入力画像を示す図、5−2は1枚印刷時の印刷画像1を示す図、5−3は1枚印刷時の印刷画像2を示す図である。
【図6】本発明に於けるプリントシーケンスのフローチャートである。
【図7】7−1は複数枚印刷時の入力画像示す図、7−2は複数枚印刷時の印刷画像1を示す図、7−3は複数枚印刷時の印刷画像2を示す図である。
【図8】8−1は複数枚印刷時の入力画像を示す図、8−2は複数枚印刷時の印刷画像1を示す図、8−3は複数枚印刷時の印刷画像2を示す図である。
【図9】9−1は入力画像サイズと印刷用紙サイズとの関係を示す図、9−2は複数枚印刷時の入力画像サイズと印刷用紙サイズとの関係1を示す図、9−3は複数枚印刷時の入力画像サイズと印刷用紙サイズとの関係2を示す図である。
【図10】10−1は入力画像を示す図、10−2は印刷用紙サイズにリサイズした印刷画像1を示す図、10−3は印刷用紙サイズにリサイズした印刷画像2を示す図である。
【符号の説明】
【0097】
1 装置本体
2 用紙カセット
3 給紙ローラ
4 搬送ローラ対
5 プラテンローラ
6 サーマルヘッド
7 インクカセット
8 インクシート
9a 排紙ローラ1
9b 排紙ローラ2
10 記録紙先端検出センサー
11 SW2信号
12 ミシン目
13 一時保存画像メモリ手段
14 印字情報メモリ手段
15 ガイド部
16 余白部
17 印画領域
18 処理回路
20 バネ
21 押上げ板
22 ヘッドアーム
23 ヘッドカバーA
24 ヘッドカバーB
25 用紙搬送ガイド部
26 排紙トレイ部
27 ケーブル
42 ピンチローラ
41 グリップローラ
DC デジタルカメラ




 

 


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