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発明の名称 プリンタおよびプリント方法
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−15370(P2007−15370A)
公開日 平成19年1月25日(2007.1.25)
出願番号 特願2006−99817(P2006−99817)
出願日 平成18年3月31日(2006.3.31)
代理人 【識別番号】100077481
【弁理士】
【氏名又は名称】谷 義一
発明者 山田 宏道
要約 課題
地紋画像の印刷に関するホスト装置と印刷装置それぞれの地紋設定情報の違いに係わらず有効な地紋画像を印刷する。

解決手段
プリンタ側では、地紋画像として、例えば「コピー禁止」が設定され、一方、ホストPCの印刷指示では地紋画像として「COPY」であるときは(S6107)、プリンタのUI画面に、どちらの地紋画像を優先するかをユーザに問い合わせるための表示を行う。これとともに、ホストPC240に対しても、同様の表示を行う。これにより、ユーザに対して、地紋画像についてホストPC側の設定を優先させるか、プリンタにおける設定を優先させるかを選択させる。
特許請求の範囲
【請求項1】
ホスト装置で地紋が設定された場合、ホスト装置で設定された地紋をホスト装置から受信した印刷データに基づく画像に合成し、プリンタで地紋が設定された場合、プリンタで設定された地紋をホスト装置から受信した印刷データに基づく画像に合成し、ホスト装置とプリンタとで地紋が設定された場合、ホスト装置で設定された地紋とプリンタで設定された地紋のいずれを操作者に選択させ、選択された地紋をホスト装置から受信した印刷データに基づく画像に合成する合成手段と、
前記合成手段により合成された画像を印刷する印刷手段と
を有することを特徴とするプリンタ。
【請求項2】
ホスト装置で地紋が設定された場合、ホスト装置で設定された地紋をホスト装置から受信した印刷データに基づく画像に合成し、プリンタで地紋が設定された場合、プリンタで設定された地紋をホスト装置から受信した印刷データに基づく画像に合成し、ホスト装置とプリンタとで地紋が設定された場合、プリンタで設定された地紋をホスト装置から受信した印刷データに基づく画像に合成する合成手段と、
前記合成手段により合成された画像を印刷する印刷手段と
を有することを特徴とするプリンタ。
【請求項3】
ホスト装置とプリンタとで地紋が設定された場合、ホスト装置から受信した印刷データの印刷を実行せず、ホスト装置で地紋が設定された場合、ホスト装置で設定された地紋をホスト装置から受信した印刷データに基づく画像に合成し、プリンタで地紋が設定された場合、プリンタで設定された地紋をホスト装置から受信した印刷データに基づく画像に合成する合成手段と、
前記合成手段により合成された画像を印刷する印刷手段と
を有することを特徴とするプリンタ。
【請求項4】
ホスト装置で地紋が設定された場合、ホスト装置で設定された地紋をホスト装置から受信した印刷データに基づく画像に合成し、プリンタで地紋が設定された場合、プリンタで設定された地紋をホスト装置から受信した印刷データに基づく画像に合成し、ホスト装置とプリンタとで地紋が設定された場合、ホスト装置で設定された地紋とプリンタで設定された地紋を合成し、合成された地紋をホスト装置から受信した印刷データに基づく画像に合成する合成手段と、
前記合成手段により合成された画像を印刷する印刷手段と
を有することを特徴とするプリンタ。
【請求項5】
ホスト装置で地紋が設定された場合、ホスト装置で設定された地紋をホスト装置から受信した印刷データに基づく画像に合成し、プリンタで地紋が設定された場合、プリンタで設定された地紋をホスト装置から受信した印刷データに基づく画像に合成し、ホスト装置とプリンタとで地紋が設定された場合、ホスト装置で設定された地紋をホスト装置から受信した印刷データに基づく画像に合成する合成手段と、
前記合成手段により合成された画像を印刷する印刷手段と
を有することを特徴とするプリンタ。
【請求項6】
ホスト装置で地紋が設定された画像データを記憶する際、地紋が設定されていることを識別する識別情報を付加して画像データを記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶された画像データに基づき画像を印刷する際、前記識別情報が付加されている場合、プリンタで設定された地紋に係らず、前記記憶手段に記憶された画像データに基づき画像を印刷する印刷手段と
を有することを特徴とするプリンタ。
【請求項7】
ホスト装置で地紋が設定された画像データを記憶する際、画像データと地紋画像データと分離して記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶された画像データに基づき画像を印刷する際、プリンタで地紋が設定されている場合、前記記憶手段に記憶された画像データとプリンタで設定された画像を合成した画像を印刷し、プリンタで地紋が設定されていない場合、前記記憶手段に記憶された画像データと地紋画像データとを合成した画像を印刷する印刷手段と
を有することを特徴とするプリンタ。
【請求項8】
ホスト装置で地紋が設定された画像データを記憶する際、画像データと地紋画像データと分離して記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶された画像データに基づき画像を印刷する際、プリンタで地紋が設定されている場合、プリンタで設定された画像か地紋画像データのいずれかを選択させ、前記記憶手段に記憶された画像データと選択された地紋を合成した画像を印刷する印刷手段と
を有することを特徴とするプリンタ。
【請求項9】
ホスト装置で地紋が設定された場合、ホスト装置で設定された地紋をホスト装置から受信した印刷データに基づく画像に合成し、プリンタで地紋が設定された場合、プリンタで設定された地紋をホスト装置から受信した印刷データに基づく画像に合成し、ホスト装置とプリンタとで地紋が設定された場合、ホスト装置で設定された地紋とプリンタで設定された地紋のいずれを操作者に選択させ、選択された地紋をホスト装置から受信した印刷データに基づく画像に合成する合成ステップと、
前記合成ステップにより合成された画像を印刷する印刷ステップと
を有することを特徴とするプリント方法。
【請求項10】
ホスト装置で地紋が設定された場合、ホスト装置で設定された地紋をホスト装置から受信した印刷データに基づく画像に合成し、プリンタで地紋が設定された場合、プリンタで設定された地紋をホスト装置から受信した印刷データに基づく画像に合成し、ホスト装置とプリンタとで地紋が設定された場合、プリンタで設定された地紋をホスト装置から受信した印刷データに基づく画像に合成する合成ステップと、
前記合成ステップにより合成された画像を印刷する印刷ステップと
を有することを特徴とするプリント方法。
【請求項11】
ホスト装置とプリンタとで地紋が設定された場合、ホスト装置から受信した印刷データの印刷を実行せず、ホスト装置で地紋が設定された場合、ホスト装置で設定された地紋をホスト装置から受信した印刷データに基づく画像に合成し、プリンタで地紋が設定された場合、プリンタで設定された地紋をホスト装置から受信した印刷データに基づく画像に合成する合成ステップと、
前記合成ステップにより合成された画像を印刷する印刷ステップと
を有することを特徴とするプリント方法。
【請求項12】
ホスト装置で地紋が設定された場合、ホスト装置で設定された地紋をホスト装置から受信した印刷データに基づく画像に合成し、プリンタで地紋が設定された場合、プリンタで設定された地紋をホスト装置から受信した印刷データに基づく画像に合成し、ホスト装置とプリンタとで地紋が設定された場合、ホスト装置で設定された地紋とプリンタで設定された地紋を合成し、合成された地紋をホスト装置から受信した印刷データに基づく画像に合成する合成ステップと、
前記合成ステップにより合成された画像を印刷する印刷ステップと
を有することを特徴とするプリント方法。
【請求項13】
ホスト装置で地紋が設定された場合、ホスト装置で設定された地紋をホスト装置から受信した印刷データに基づく画像に合成し、プリンタで地紋が設定された場合、プリンタで設定された地紋をホスト装置から受信した印刷データに基づく画像に合成し、ホスト装置とプリンタとで地紋が設定された場合、ホスト装置で設定された地紋をホスト装置から受信した印刷データに基づく画像に合成する合成ステップと、
前記合成ステップにより合成された画像を印刷する印刷ステップと
を有することを特徴とするプリント方法。
【請求項14】
ホスト装置で地紋が設定された画像データを記憶する際、地紋が設定されていることを識別する識別情報を付加して画像データを記憶手段に記憶するステップと、
前記記憶手段に記憶された画像データに基づき画像を印刷する際、前記識別情報が付加されている場合、プリンタで設定された地紋に係らず、前記記憶手段に記憶された画像データに基づき画像を印刷する印刷ステップと
を有することを特徴とするプリント方法。
【請求項15】
ホスト装置で地紋が設定された画像データを記憶する際、画像データと地紋画像データと分離して記憶手段に記憶するステップと、
前記記憶手段に記憶された画像データに基づき画像を印刷する際、プリンタで地紋が設定されている場合、前記記憶手段に記憶された画像データとプリンタで設定された画像を合成した画像を印刷し、プリンタで地紋が設定されていない場合、前記記憶手段に記憶された画像データと地紋画像データとを合成した画像を印刷する印刷ステップと
を有することを特徴とするプリント方法。
【請求項16】
ホスト装置で地紋が設定された画像データを記憶する際、画像データと地紋画像データと分離して記憶手段に記憶するステップと、
前記記憶手段に記憶された画像データに基づき画像を印刷する際、プリンタで地紋が設定されている場合、プリンタで設定された画像か地紋画像データのいずれかを選択させ、前記記憶手段に記憶された画像データと選択された地紋を合成した画像を印刷する印刷ステップと
を有することを特徴とするプリント方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、プリンタおよびプリント方法に関し、詳しくは、複写行為を抑止しあるいは複写物の使用を抑止する機能を持つ地紋画像をその複写を抑制する画像とともに印刷することができるプリンタおよびそのプリント方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、帳票や住民票などの複写を禁止、或いは抑止する目的で、これらのコンテンツは偽造防止用紙と呼ばれる特殊な印刷を施した用紙に印刷されていた。この偽造防止用紙は、原本においては人間にとって見えにくいが、複写機などを用いて複写した場合には「禁複写」の文字などが浮び上がるような用紙である。これにより、複写する者にその複写物の使用などを躊躇させる効果を生じるものである。さらには、このような帳票などは偽造防止用紙に印刷されているとして、複写そのものを抑止・牽制する効果をも生じさせるものである。しかし、このような偽造防止用紙は、通常の用紙と比較してコストが高いという問題がある。また、偽造防止用紙の製作時に設定されている文字しか浮び上がらせることができず、その用紙の用途が限られるなど、用途に関して柔軟性に欠ける部分がある。
【0003】
これに対し、特許文献1には、印刷するデータに加え地紋と呼ばれる画像データを生成し、これらのデータをプリンタで重ねて出力することが記載されている。この印刷された地紋を含む画像は、その出力した印刷物である原本において、人間の目には単なる模様や背景画像などに見えるが、複写すると所定の文字やイメージなどが顕像化するものである。従って、この原本は上記の偽造防止用紙と同様の牽制効果を与えることができるものである。
【0004】
地紋画像は、基本的に、複写物にも原本と同様の画像が残る領域と、複写物において原本には存在する画像が消えるか、あるいは上記の残る領域の画像に較べて薄くなる領域の2つの領域から構成される。この2つの領域から構成される地紋画像は、これを印刷出力した状態では上記2つの領域における濃度がほぼ同じ濃度とするのが好適である。つまり、印刷出力した地紋画像は、マクロ的には、複写物上において顕像化する文字などが隠されていることが人間の視覚上認識し難いように構成する必要がある。この地紋画像の印刷出力物においては隠されているが、その印刷出力物を複写した複写物においては人間の視覚上認識可能に現れる画像領域を「潜像(あるいは潜像画像)」と呼ぶ。また、複写物によって消えるかあるいは複写物で顕像化した潜像の濃度に比べて低濃度の画像領域を「背景(あるいは背景画像)」と便宜的に呼ぶ。そして、地紋画像は、基本的にこの潜像画像と背景画像からなるものである。なお、ユーザーインターフェース上の用語として潜像を前景と呼ぶ場合もある。
【0005】
なお、地紋印刷は上記構成に限定されるものではなく、複写物において、文字列などが認識可能なレベルで再現できればよい。つまり、文字列などが背景部として指定され、複写時に白抜き文字のような状態で示されても地紋印刷としてはその目的を達成するものである。
【0006】
ところで、ホスト装置から印刷装置に画像データを供給して印刷するシステムでは、上述のような地紋画像を画像データとともに印刷する場合、ホスト装置から印刷装置に地紋印刷に関する何らかの指示を行って地紋画像を印刷する。その一形態として、従来、ホスト装置から画像データとともに地紋画像を表す情報を指示情報として印刷装置に送り、その指示情報に基づいて印刷装置が地紋画像を生成する形態(特許文献2)がある。また、別の形態として、ホスト装置からの地紋付加を指示する情報に従い、印刷装置が予め保持している地紋画像をホスト装置から入力した画像データに合成して出力する形態(特許文献3)が知られている。また、印刷装置が読み取った原稿データやホスト装置から送られた通常の印刷データに対し、ホスト装置からの指示が無くとも、地紋画像を作成し、合成する装置も知られている(特許文献4)。
【0007】
【特許文献1】特開2001−197297号公報
【特許文献2】特開2001−346032号公報
【特許文献3】特開2003−072166号公報
【特許文献4】特開平7−231384号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、このように地紋印刷に関して種々の形態が存在する場合、複数のホスト装置と印刷装置がインターネットなどを介して接続する印刷システムでは、ホスト装置と印刷装置との間で地紋印刷に関する競合の問題を生じることがある。
【0009】
すなわち、印刷装置が独自に地紋画像を保持ないし生成する形態のものである場合、その印刷装置に対してホスト装置が地紋画像の情報を指示情報として送る場合である。この場合、ホスト装置が指示する地紋画像の内容などの地紋設定情報と印刷装置が持つ同じく地紋設定情報とが異なることがある。そして、このような設定情報の齟齬は有用な印刷システムを構築する上での障害となる。
【0010】
さらに、MFPのような多機能印刷装置では、その管理者が地紋画像の印刷に関する設定を行うことも考慮できる。すなわち、ホスト装置の特定のユーザやIPアドレスからの画像あるいは特定の画像に対して、その印刷装置が独自に持つ地紋設定情報を適用するように設定することが考えられる。この場合は、できるだけホスト装置から送られる地紋設定情報に係わらず印刷装置が持つ地紋設定情報が印刷画像に適用されることが望ましい。
【0011】
本発明は、以上の問題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、ホスト装置と印刷装置それぞれの地紋設定情報の違いに係わらず地紋画像を適切に印刷可能なプリンタおよびプリント方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0012】
そのために本発明では、ホスト装置で地紋が設定された場合、ホスト装置で設定された地紋をホスト装置から受信した印刷データに基づく画像に合成し、プリンタで地紋が設定された場合、プリンタで設定された地紋をホスト装置から受信した印刷データに基づく画像に合成し、ホスト装置とプリンタとで地紋が設定された場合、ホスト装置で設定された地紋とプリンタで設定された地紋のいずれを操作者に選択させ、選択された地紋をホスト装置から受信した印刷データに基づく画像に合成する合成手段と、前記合成手段により合成された画像を印刷する印刷手段とを有することを特徴とする。
【0013】
また、ホスト装置で地紋が設定された場合、ホスト装置で設定された地紋をホスト装置から受信した印刷データに基づく画像に合成し、プリンタで地紋が設定された場合、プリンタで設定された地紋をホスト装置から受信した印刷データに基づく画像に合成し、ホスト装置とプリンタとで地紋が設定された場合、プリンタで設定された地紋をホスト装置から受信した印刷データに基づく画像に合成する合成手段と、前記合成手段により合成された画像を印刷する印刷手段とを有することを特徴とする。
【0014】
また、ホスト装置とプリンタとで地紋が設定された場合、ホスト装置から受信した印刷データの印刷を実行せず、ホスト装置で地紋が設定された場合、ホスト装置で設定された地紋をホスト装置から受信した印刷データに基づく画像に合成し、プリンタで地紋が設定された場合、プリンタで設定された地紋をホスト装置から受信した印刷データに基づく画像に合成する合成手段と、前記合成手段により合成された画像を印刷する印刷手段とを有することを特徴とする。
【0015】
また、ホスト装置で地紋が設定された場合、ホスト装置で設定された地紋をホスト装置から受信した印刷データに基づく画像に合成し、プリンタで地紋が設定された場合、プリンタで設定された地紋をホスト装置から受信した印刷データに基づく画像に合成し、ホスト装置とプリンタとで地紋が設定された場合、ホスト装置で設定された地紋とプリンタで設定された地紋を合成し、合成された地紋をホスト装置から受信した印刷データに基づく画像に合成する合成手段と、前記合成手段により合成された画像を印刷する印刷手段とを有することを特徴とする。
【0016】
また、ホスト装置で地紋が設定された場合、ホスト装置で設定された地紋をホスト装置から受信した印刷データに基づく画像に合成し、プリンタで地紋が設定された場合、プリンタで設定された地紋をホスト装置から受信した印刷データに基づく画像に合成し、ホスト装置とプリンタとで地紋が設定された場合、ホスト装置で設定された地紋をホスト装置から受信した印刷データに基づく画像に合成する合成手段と、前記合成手段により合成された画像を印刷する印刷手段とを有することを特徴とする。
【0017】
また、ホスト装置で地紋が設定された画像データを記憶する際、地紋が設定されていることを識別する識別情報を付加して画像データを記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された画像データに基づき画像を印刷する際、前記識別情報が付加されている場合、プリンタで設定された地紋に係らず、前記記憶手段に記憶された画像データに基づき画像を印刷する印刷手段とを有することを特徴とする。
【0018】
また、ホスト装置で地紋が設定された画像データを記憶する際、画像データと地紋画像データと分離して記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された画像データに基づき画像を印刷する際、プリンタで地紋が設定されている場合、前記記憶手段に記憶された画像データとプリンタで設定された画像を合成した画像を印刷し、プリンタで地紋が設定されていない場合、前記記憶手段に記憶された画像データと地紋画像データとを合成した画像を印刷する印刷手段とを有することを特徴とする。
【0019】
また、ホスト装置で地紋が設定された画像データを記憶する際、画像データと地紋画像データと分離して記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された画像データに基づき画像を印刷する際、プリンタで地紋が設定されている場合、プリンタで設定された画像か地紋画像データのいずれかを選択させ、前記記憶手段に記憶された画像データと選択された地紋を合成した画像を印刷する印刷手段とを有することを特徴とする。
【0020】
また、ホスト装置で地紋が設定された場合、ホスト装置で設定された地紋をホスト装置から受信した印刷データに基づく画像に合成し、プリンタで地紋が設定された場合、プリンタで設定された地紋をホスト装置から受信した印刷データに基づく画像に合成し、ホスト装置とプリンタとで地紋が設定された場合、ホスト装置で設定された地紋とプリンタで設定された地紋のいずれを操作者に選択させ、選択された地紋をホスト装置から受信した印刷データに基づく画像に合成する合成ステップと、前記合成ステップにより合成された画像を印刷する印刷ステップとを有することを特徴とする。
【0021】
また、ホスト装置で地紋が設定された場合、ホスト装置で設定された地紋をホスト装置から受信した印刷データに基づく画像に合成し、プリンタで地紋が設定された場合、プリンタで設定された地紋をホスト装置から受信した印刷データに基づく画像に合成し、ホスト装置とプリンタとで地紋が設定された場合、プリンタで設定された地紋をホスト装置から受信した印刷データに基づく画像に合成する合成ステップと、前記合成ステップにより合成された画像を印刷する印刷ステップとを有することを特徴とする。
【0022】
また、ホスト装置とプリンタとで地紋が設定された場合、ホスト装置から受信した印刷データの印刷をせず、ホスト装置で地紋が設定された場合、ホスト装置で設定された地紋をホスト装置から受信した印刷データに基づく画像に合成し、プリンタで地紋が設定された場合、プリンタで設定された地紋をホスト装置から受信した印刷データに基づく画像に合成する合成ステップと、前記合成ステップにより合成された画像を印刷する印刷ステップとを有することを特徴とする。
【0023】
また、ホスト装置で地紋が設定された場合、ホスト装置で設定された地紋をホスト装置から受信した印刷データに基づく画像に合成し、プリンタで地紋が設定された場合、プリンタで設定された地紋をホスト装置から受信した印刷データに基づく画像に合成し、ホスト装置とプリンタとで地紋が設定された場合、ホスト装置で設定された地紋とプリンタで設定された地紋を合成し、合成された地紋をホスト装置から受信した印刷データに基づく画像に合成する合成ステップと、前記合成ステップにより合成された画像を印刷する印刷ステップとを有することを特徴とする。
【0024】
また、ホスト装置で地紋が設定された場合、ホスト装置で設定された地紋をホスト装置から受信した印刷データに基づく画像に合成し、プリンタで地紋が設定された場合、プリンタで設定された地紋をホスト装置から受信した印刷データに基づく画像に合成し、ホスト装置とプリンタとで地紋が設定された場合、ホスト装置で設定された地紋をホスト装置から受信した印刷データに基づく画像に合成する合成ステップと、前記合成ステップにより合成された画像を印刷する印刷ステップとを有することを特徴とする。
【0025】
また、ホスト装置で地紋が設定された画像データを記憶する際、地紋が設定されていることを識別する識別情報を付加して画像データを記憶手段に記憶するステップと、前記記憶手段に記憶された画像データに基づき画像を印刷する際、前記識別情報が付加されている場合、プリンタで設定された地紋に係らず、前記記憶手段に記憶された画像データに基づき画像を印刷する印刷ステップとを有することを特徴とする。
【0026】
また、ホスト装置で地紋が設定された画像データを記憶する際、画像データと地紋画像データと分離して記憶手段に記憶するステップと、前記記憶手段に記憶された画像データに基づき画像を印刷する際、プリンタで地紋が設定されている場合、前記記憶手段に記憶された画像データとプリンタで設定された画像を合成した画像を印刷し、プリンタで地紋が設定されていない場合、前記記憶手段に記憶された画像データと地紋画像データとを合成した画像を印刷する印刷ステップとを有することを特徴とする。
【0027】
また、ホスト装置で地紋が設定された画像データを記憶する際、画像データと地紋画像データと分離して記憶手段に記憶するステップと、前記記憶手段に記憶された画像データに基づき画像を印刷する際、プリンタで地紋が設定されている場合、プリンタで設定された画像か地紋画像データのいずれかを選択させ、前記記憶手段に記憶された画像データと選択された地紋を合成した画像を印刷する印刷ステップとを有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0028】
以上の構成によれば、ホスト装置とプリンタそれぞれで地紋が設定された場合でも、適切に地紋画像を印刷することが可能になる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0029】
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
【0030】
図1は、本発明の一実施形態に係る印刷システムの構成を示すブロック図である。印刷システムは、ネットワーク2063を介して、ホスト装置としてのパーソナルコンピュータ(PC)240と多機能印刷装置(MFP)としてのプリンタ200、220、230が接続することによって構成される。なお、同図にはホスト装置としてPC240一台のみが示されているが、他のPCなどのホスト装置がさらに接続してPC240と同様の印刷に関する処理を行う。
【0031】
プリンタ200(220、230)は、画像入力デバイスであるスキャナ部2070(2270、2370)、画像出力デバイスであるプリンタ部2095(2295、2395)、本プリンタに係わるデータ処理や制御を実行するコントローラユニット2000(2200、2300)、ユーザーインターフェースである操作部2062(2212、2312)を備えて構成される。スキャナ部2070、プリンタ部2095、操作部2062は、それぞれコントローラユニット2000に接続し、コントローラユニット2000は、LAN2063などのネットワークや公衆回線に接続されている。公衆回線を介してカラー画像送信を含むG3、G4ファックスによる送信が可能である。また、LAN2063には、本プリンタ200と同様の機器構成をもつ他のプリンタ220、230が接続している。PC240との間で、FTP、SMBプロトコルを使用したファイルの送受信、電子メールの送受をすることができる。
【0032】
上記構成において、PC240は、図19などで後述されるような地紋画像の印刷に関して地紋情報の設定を行い、その情報を印刷する画像データとともに、印刷に用いるプリンタ200(220、または230)に送信する処理を行う。
【0033】
図2は、プリンタ200の特にコントローラユニット2000の詳細な構成を示すブロック図である。なお、以下で説明するプリンタ200の特に地紋印刷に関する処理の構成は、プリンタ220、230を初めとしてネットワークに接続する他の印刷装置も有している。
【0034】
コントローラユニット2000において、CPU2001はシステム全体を制御する。RAM2002はCPU2001が動作するためのシステムワークメモリであり、画像データなどを一時的に記憶する。ROM2003はブートROMであり、システムのブートプログラムが格納されている。HDD2004はハードディスクドライブであり、そのハードディスクにはシステムソフトウェア、画像データなどを格納する。操作部I/F2005は操作部(UI)2062とのインターフェース部であり、操作部2062に対しその表示画面に表示するデータを出力する。また、操作部2062から本プリンタに対してユーザが入力した情報をCPU2001に伝える。ネットワーク2007はLAN2063に接続し、情報の入出力を行う。例えば、ホストPCからの画像データや地紋に関する情報を入力する。モデム2050は公衆回線2051に接続し、画像情報の入出力を行う。2値画像回転部2052、および2値画像圧縮・伸張部2053は、モデム2053で2値画像を送信する前に画像の方向を変換したり、所定の解像度、あるいは送信相手の能力に合わせた解像度に変換する処理を行う。本実施形態のプリンタは、圧縮、伸張について、JBIG、MMR、MR、MHをサポートしている。DMAC2009はDMAコントローラであり、RAM2002に格納されている画像をCPU2001を介することなく読み取る。DMAC2009は、またイメージバスI/F2011に対して画像転送したり、画像バスからの画像をCPU2001を介することなくRAM2002に書き込む。以上のデバイスがシステムバス2008に接続される。
【0035】
イメージバス2011は、画像バス2010を介して高速な画像の入出力を制御するためのインタフェースである。圧縮部2012は、画像バス2010に画像を送出する前に32画素×32画素の単位でJPEG圧縮するための圧縮器である。伸張部2013は、画像バス2010を介して送られた画像を伸張するための伸張器である。
【0036】
ラスターイメージプロセッサ(RIP)2018は、ホスト装置から印刷データとしてPDL(Page Description Language)コードをネットワーク2007を介して受け取る。そして、CPU2001はこのコードをシステムバス2008を介してRAM2002に格納する。CPU2001は、PDLを中間コードに変換し、再度システムバス2008を介してRIP2018に入力し、ビットマップイメージ(多値)に展開する。
【0037】
スキャナ画像処理部2014はスキャナ2070で入力したカラー画像、白黒画像に対して、適切な各種画像処理(たとえば補正、加工、編集)を行いその処理されたデータ(多値)を出力する。同様に、プリンタ画像処理部2016は、プリンタ2095で用いる画像データを生成すべく適切な各種画像処理(たとえば補正、加工、編集)を行う。プリント時は、伸張部2013で2値多値変換を行うので、2値、および多値出力が可能である。
【0038】
画像変換部2030はRAM上にある画像を画像変換し、再度、RAMに描き戻すときに使われる各種画像変換機能を有する。すなわち、回転部2019は、32画素×32画素単位の画像を指定された角度で回転することができ、2値および多値の入出力に対応する。変倍部2020は、画像の解像度を変換(例えば600dpiから200dpi)したり、変倍したりする機能(たとえば25%から400%まで)を有する。変倍する前には32×32画素の画像を32ライン単位の画像に並び替える。色空間変換部2021は、多値入力された画像をマトリクス演算およびLUTにより、例えばメモリ上にあるYUV画像をLab画像に変換し、メモリ上に格納する。また、この色空間変換は、3×8のマトリクス演算および、1次元LUTをもち、公知の下地とばし処理や裏写り防止処理を行うことができる。変換された画像は多値で出力される。2値多値変換部2022は、1ビット2値画像を多値8ビット、256階調の画像に変換する。逆に、多値2値変換部2025は、例えばメモリ上にある8ビット、256階調の画像を誤差拡散処理などの手法を用いて1ビット、2階調の画像に変換しメモリに格納する。合成部2023は、メモリ上の2枚の多値画像(もしくは2値画像)を合成し、1枚の多値画像(もしくは2値画像)とする機能を有する。例えば、メモリ上にある会社ロゴの画像と原稿画像を合成することで、原稿画像に簡単に会社ロゴをつけることができる。合成の手法は画素毎に平均する、輝度レベルで明るい方の画素の値を合成後の画素の値とする、暗い方を合成後の画素とする、ビット毎に論理和演算、論理積演算、排他的論理和演算を施すなど、公知の手法を用いるものとする。また、この合成部2023は、図19で後述されるように、地紋画像と地紋画像が合成される画像との合成処理を行う。間引き部2024は、多値画像の画素を間引くことによって、解像度変換を行うユニットであり、1/2、1/4、1/8の解像度の多値画像を出力可能である。変倍部2020と合わせて用いることにより、より広範囲な拡大、縮小を行うことができる。移動部2025は、入力された2値画像、多値画像に余白部分を付与したり、余白部分を削除したりして出力する。回転部2019、変倍部2020、色空間変換部2021、2値多値部2022、合成部2023、間引き部2024、移動部2025、多値2値部2026は、それぞれ連結して動作することが可能である。例えば、メモリ上の多値画像を画像回転、解像度変換する場合は、両処理をメモリを介さずに連結して行うことができる。
【0039】
以上説明したプリンタ200のコントローラユニット2000の画像処理機能は、図20などを参照して後述する本発明のいくつかの実施形態に係る地紋印刷に関する処理を実行する。
【0040】
図3は、上述した多機能プリンタ200の外観を示す斜視図である。図において、画像入力部であるスキャナ部2070は、原稿となる紙上の画像を照射するとともにCCDラインセンサ(図示せず)を走査することにより、電気信号のラスターイメージデータに変換する。原稿用紙は原稿フィーダ2701のトレイ2702にセットする。そして、ユーザが操作部2062から読み取り起動指示すると、コントローラユニットのCPU2001がスキャナ部2070に指示を与え、フィーダ2071のトレイ2702から原稿用紙を1枚ずつフィードし原稿画像の読み取り動作を行う。画像出力部であるプリンタ部2095は、ラスターイメージデータを用紙上の画像に変換する。本実施形態では、感光体ドラムを用いた電子写真方式を用いる。なお、用いる画像形成方式は、例えば、微少ノズルアレイからインクを吐出して用紙に画像を印刷するインクジェット方式など、他の方式を用いることもできる。CPU2001からの指示によってプリント動作が起動される。プリンタ部2095には、異なる用紙サイズまたは異なる用紙向きを選択できるように複数の給紙段を持ち、それに対応した用紙カセット2703、2704、2705が設けられている。また、排紙トレイ2706は印刷を終了した用紙を積載する。
【0041】
図4は、本実施形態のプリンタ200の操作部2062における表示器の初期画面(各画像形成機能設定後に戻る標準画面でもある)を示す図である。同図において、「コピー」3101はコピー設定を行う画面に切り替えるためのタブである。「送信」3102はスキャンした画像をファックスや電子メールで送信する設定を行う画面に切り替えるためのタブである。「ボックス」3103は内蔵HDDにスキャン画像、PDL画像を格納し、あるいは格納された読取り画像、PDL画像を印刷または送信し、または編集する設定を行うための画面に切り替えるためのタブである。この他にも、ホスト装置からのPDLに基づく印刷を実行する際の本プリンタの動作を設定するための「PDLプリント」タブ(不図示)などが設けられている。読み込み設定タブ3105によって画像読み込み時の解像度、濃度などを設定する。3104はこの読み込み設定タブ3105によって設定された画像読み込み時の設定を表示するためのウィンドウを示す。送信設定3106は、タイマー送信時のタイマー設定、HDDに格納された画像を本プリンタで印刷する場合の設定などを行うためのボタンである。表示部3107は宛先表3108によって指定された送信宛先の表示を行う。詳情報3109は表示部3107に表示された1つの宛先の詳細な情報の表示を行うためのボタンである。消去3110は表示部3107に表示された1つの宛先の消去を行う。
【0042】
図5は、図4に示すコピータブ3101を押下したときに表示される画面を示す図である。図において、3301はコピーできる状態が否かの情報を示す表示部を示し、この表示部には同時に設定したコピー部数も表示される。3302は、下地除去を自動的にするかしないかを選択するためのボタンを示す。3303は、その操作によって9段階の濃度調整を可能とするスライダを示す。3304は原稿のタイプを選択するための領域を示し、文字・写真・地図、文字、印画紙写真、印刷写真を選択することができる。3305は応用モードボタンを示し、縮小レイアウト(複数枚の原稿を1枚の用紙に縮小印字する機能)や、カラーバランス(CMYKの各色微調整)などを設定することができる。3306は各種フィニッシングにかかわる設定を行うためのボタンを示し、シフトソート、ステープルソート、グループソートを設定することができる。3307は両面読み込みおよび両面印刷にかかわる設定を行うためのボタンを示す。なお、上述の「応用モード」ボタンは、図4の初期画面の「PDLプリント」タブ(不図示)によって切り替わるPDLモードの画面に設けられ、この「応用モード」ボタンを押下することにより、図11以降で説明される地紋印刷の設定を行うことができる。
【0043】
図6は、プリンタ200において動作するソフトウエアの構成を示す図である。図において、4010は表示操作部を制御するUI制御部を示す。コピーアプリケーション部4020、送信アプリケーション部4021、およびBOXアプリケーション部4022は、このUI制御部からの指示を受け、コピー動作、送信動作、ボックス画面からのスキャン、プリントをそれぞれ実行する。PDLアプリケーション部4023は、ネットワークアプリケーション4120からのPDLプリントデータをうけPDLプリントジョブを投入する。共通インタフェース部4030は、機器制御部分の機器依存部分を吸収する処理を行う。ジョブマネージャ4040は、共通インタフェースから受け取ったジョブ情報を整理し、下位層のドキュメント処理部に伝達する。ドキュメント処理部は、ローカルコピーであればスキャンマネージャ4050とプリントマネージャ4090が構成する。また、リモートコピーの送信ジョブあるいは送信ジョブであればスキャンマネージャ4050とファイルストアマネージャ4100が構成する。さらには、リモートコピーの受信ジョブであればファイルリードマネージャ4060とプリントマネージャ4090が、LIPSやPostScriptなどのPDLプリントではPDLマネージャ4070とプリントマネージャ4090がそれぞれ構成する。各ドキュメントマネージャ間の同期とり、および各種画像処理を行うイメージマネージャ4110への画像処理の依頼はシンクマネージャ4080を介して行う。スキャン、プリント時の画像処理や画像ファイルの格納はイメージマネージャ4110が行う。
【0044】
図7は、PDLデータ展開格納ジョブの場合の処理を示すフローチャートである。PDLプリントを投入したホストPC240からの要求は、ネットワークアプリケーション4120を経由してPDLアプリケーション4023に伝達される。PDLアプリケーションは、PDLデータ展開格納ジョブを共通インタフェース4030を介してジョブマネージャ4040に指示する。このときPDLマネージャ4070とストアマネージャ4100がジョブマネージャ4040からの要求を受ける。これに応じて、画像のRIP処理(S4702)を行う。そして、メモリ上の画像(文字/写真判定信号を含めて)をHDD2004に格納する(S4703)。画像の付随情報として図示しないSRAMに、ページ情報、ボックス内にPDL画像を文書として保存する場合には、文書情報、ボックス情報も格納しておく。これらの情報は、画像がカラーか白黒か、画像入力元がPDL、色空間がCMYKかRGB、などである。PDL画像をHDD2004に格納し終わった時点で、シンクマネージャ4080から格納完了通知を受け、それを共通インタフェース4030を介してPDLアプリケーション4023に通知する。PDLアプリケーション4023は、この通知の後、ネットワークアプリケーション4420にHDDに格納完了を通知し、PDLプリントを投入したホストPC240へこの情報が伝達される。また、PDLプリントジョブの場合にはPDLマネージャ4070とプリントマネージャによって、メモリ上に展開された画像を印刷する(S4704)。PDL展開され格納された画像の印刷はUIで印刷指示された格納文書をBOXアプリケーションに対してプリントジョブとして発行する。BOXアプリケーション部4022は共通インタフェース4030を介してジョブマネージャ4040にプリントジョブを投入する。ファイルリードマネージャ4060はジョブマネージャ4040からの要求を受ける。印刷指示された画像をHDDからメモリに展開するための要求をシンクマネージャ4080を介して、イメージマネージャ4110に行う。
【0045】
プリントマネージャ4090はメモリに画像が入った時点でデバイスI/Fを介して、プリンタ2095に印刷要求をだし、同時にシンクマネージャ4080にプリント画像処理要求を行う。これにより、プリンタ部側の処理が開始される。
【0046】
図8は、このプリント部に関する処理を示すフローチャートである。図に示すように、シンクマネージャ4080はプリントマネージャ4090から要求を受けると、画像処理設定をイメージマネージャ4110に依頼する。イメージマネージャ4110は上記画像の付随情報に従ってプリンタ画像処理部2015の設定を行う(S4802)。そして、メモリ上の画像(あるいはHDD2004から読み出した(S4803)画像)に対し、画像変換を行なった後(S4804)、シンクマネージャ4080を介してプリントマネージャ4090にプリント準備完了を伝える。地紋画像の生成および、HDDから読み出された画像への地紋画像の付加処理は、このステップS4804で行なわれる。プリントマネージャ4090はプリンタ部に対して印刷指示を出す(S4805)。プリント画像転送完了は、図示しないハードウェアからの割り込み信号によってイメージマネージャ4110に伝えられる。イメージマネージャ4110からのプリント完了を受けてシンクマネージャ4080はプリント完了をプリントマネージャ4090に伝える。プリントマネージャ4090はプリンタ部からの排紙完了を受け、ジョブマネージャ4040に対して終了通知を返し、ジョブマネージャ4040は共通インタフェース4030を介してコピーアプリケーション部4020へ返す。
【0047】
以上説明した本発明の実施形態に係る印刷システムの構成におけるホストPCおよびプリンタそれぞれにおける地紋印刷の設定について説明する。
【0048】
最初に、PDL(PageDescriptionLanguage)形式の画像データをプリンタ200に送るホストPC240における地紋情報設定処理について説明する。
【0049】
図9(a)は、地紋情報の設定処理のうち、ユーザが地紋印刷の設定を編集するためのダイアログの一例を示す図である。
【0050】
同図に示す地紋情報編集用ダイアログ2201には、以下に示す個々の地紋情報によって生成される地紋画像の結果がプレビューのため表示される。2202は、それぞれ選択可能なスタイルの一覧を表示する領域を示す。また、ボタン2203および2204を用いることにより、スタイルを新規追加したり削除したりすることができる。2205は、現在指定されているスタイル名称が表示される領域を示す。
【0051】
2206は、地紋印刷に用いる描画オブジェクトの種類を選択するラジオボタンである。2206において、ユーザが「文字列」を選択するとテキストオブジェクトが使用可能となる。また、ユーザが「イメージ」を選択するとBMPなどに代表されるイメージデータが使用可能となる。図4(a)では、「文字列」が選択されているので、ダイアログ2201には符号2207から2209などで示されるテキストオブジェクトに関する設定情報が表示され、編集可能となる。一方、領域2206において「イメージ」が選択されている場合、情報2207から2209は表示されず、その代わりに図4(b)に示すイメージファイル名称表示2215および不図示のファイル選択ダイアログを表示するためのボタン2216が表示される。2207は地紋画像として使用する文字列を表示、編集するための領域を示す。2208は文字列のフォント情報を表示、編集するための領域を示す。本実施形態では、フォント名称のみの選択画面としているが、書体のファミリー情報(ボールド、イタリックなど)や、飾り文字情報などが選択可能に拡張してもよい。2209は地紋パターンとして使用する文字列のフォントサイズを表示、設定する領域を示す。
【0052】
2210は地紋パターン(地紋画像)と原稿データの印刷順序を設定するためのラジオボタンを示す。このラジオボタンで「透かし印刷」が指定された場合は、地紋パターンを描画後、原稿データを描画する。一方、「重ね印刷」が指定された場合は原稿データを描画後、地紋パターンを描画する。2211は地紋パターンの配置角度を指定するラジオボタンを示す。本実施形態では、「右上がり」「右下がり」「横」の3通りの選択を可能としている。2212は、地紋パターン(前景パターン、背景パターン)に用いる色を表示、指定するための領域を示す。2213は前景パターン、背景パターンの入れ替えを行うためのチェックボックスを示す。チェックボックスがチェックされていない場合は、複写物上において前景パターンが顕像化するような地紋画像を生成する。つまり、前景パターンが複写物上で再現可能なように設定されていることを示すものである。一方、チェックボックス2213がチェックされている場合は複写物上において背景パターンが顕像化するような地紋画像を生成する。つまり、背景パターンが複写物上で再現可能なように設定されていることを示すものである。このとき、前景パターンに指定されたテキスト情報やイメージ情報は白抜きされた状態で複写物上認識可能となる。2214は、地紋画像を付加した印刷出力物において、地紋画像が付加されていることを人間の目に対して認識させづらくさせるためのカモフラージュ画像を指定するための領域を示す。カモフラージュ画像は複数のパターンから選択可能である。また、カモフラージュ画像を使用しないという選択肢も提供されている。
【0053】
6つのチェックボックス群2217は、ユーザがこの中でチェックした属性情報文字列を2202で選択したスタイルの文字列に加えるための指定を行うためのものである。例えば、スタイル名2205欄で「VOID」を選択し、かつプリント日付がチェックされた場合は、地紋画像の文字列として「VOID」と「YYYY/MM/DD」(YYYYは年、MMは月、DDは日を示す)が文字列として共に印刷される。チェックボックスにより追加された文字列は、後述する図10のフィールド2002にスタイル名欄2205で設定された文字列と共に格納される。その文字列の種類としては、PDL発行時の日付情報を示す「プリント日付」、「部数番号」、ホストPC240自身のMACアドレスを示す「機体番号」、ホストPCにおけるユーザ名である「ユーザID」、ホストPC240自身の「IPアドレス」、原稿データが有する「ファイル名」である。本ダイアログ2201内で設定されている同一の、フォント、サイズ、角度、色等の設定値が用いられる。
【0054】
図10は、上記のように設定される地紋印刷設定情報のデータ形式を説明する図である。なお、以下に説明する付加印刷情報は、印刷を行う物理ページを構成する情報として保持されるジョブ出力用ファイルに格納される。この付加印刷情報の格納については、上記構成のほかに、種々の形態を採用することができる。
【0055】
図10において、フィールド2001には、図9(a)の領域2206で指定される、地紋プリントで描画するオブジェクト種(テキスト形式あるいはイメージ)を示す値が格納される。フィールド2002には、図9(a)の領域2207〜2209、あるいは図9(b)で指定される、フィールド2001の情報で指定された描画オブジェクトに対する設定情報が格納される。テキスト選択時は文字列、フォント名、サイズ情報が、イメージ選択時は入力するイメージファイルのロケーションが格納される。
【0056】
フィールド2003には、図9(a)の領域2210で指定される、原稿データに対して地紋パターンを先に描画するか、後から描画するかといった、印刷順序を指定する情報が格納される。フィールド2004には、図9(a)の領域2211で指定される、描画オブジェクトを配置する角度情報が格納される。フィールド2005には、図9(a)の領域2212で指定される、地紋パターン(前景パターン、背景パターン)に使用される色情報が格納される。フィールド2006には、図9(a)のチェックボックス2213で指定される、前景パターン及び背景パターンに関する情報が格納される。フィールド2007には、図9(a)の領域2214で指定される、カモフラージュ画像のパターン付加情報が格納される。フィールド2008には、前景パターンの濃度情報が格納される。また、フィールド2009には、背景パターンの濃度情報が格納される。
【0057】
図9(a)のチェックボックス2217で指定が行われた場合、領域2010には、PDL発行時の日付情報を示す「プリント日付」、「部数番号」、ホストPC240自身のMACアドレスを示す「機体番号」、ホストPCにおけるユーザ名である「ユーザID」、ホストPC240自身の「IPアドレス」、原稿データが有する「ファイル名」等の、追加属性情報が格納される。
【0058】
次に、本実施形態のプリンタ200における地紋情報の設定について説明する。すなわち、PDLプリントモードの際に、ホストPCから送信されるデータによらず、プリンタ200が独自に作成し合成するための地紋画像データの設定に関するものである。
【0059】
図11は、ホスト装置からのPDLデータに基づいて印刷を行うPDLプリントモードで、図5に示した応用モードボタン3305と同様の応用モードボタンを押下することによって表示される画面を示す図である。前述したとおり、応用モードボタンを押下することによって、PDL印刷の条件である、縮小レイアウト、カラーバランス等を設定するボタンとともに、地紋に関する設定を行うための「地紋」ボタン4101も表示される。このボタンを押下することによって、プリンタ200独自で地紋情報の設定を行うことができる。
【0060】
図12は、地紋設定ボタン4101を押下したときに表示される画面を示す図である。ユーザは、この画面で、地紋として印刷する情報として、スタンプ、機体番号、日付のいずれかをボタン4111、4113、4112を押下することにより選択することができる。他に、例えば部数の番号やユーザのID番号などを選択できるようにしてもよい。また、いずれかひとつを選択するだけでなく、複数の情報を選択できるようにしてもよい。また、ボタン4115は、図18にて後述されるように、PDLによる地紋情報の受信条件を設定するためのものである。
【0061】
図13は、図12に示す「スタンプ」設定ボタン4111を押下することにより表示される画面を示す図である。ユーザは、この画面で、スタンプの地紋画像として、「極秘」、「コピー禁止」、「無効」、「CONFIDENTIAL」、「社外秘」、「COPY」の6つの選択肢から地紋として印刷するものを選択することができる。例えば、「極秘」を選択する場合はボタン4121を押下する。そして、ボタン4122を押下すると、次の設定画面である図15に示す画面に遷移する。
【0062】
図14は、図12に示す日付設定ボタン4112を押下したときに表示される画面を示す図である。この画面で、ユーザは、日付の書式として、YY/MM/DD、MM/DD/YY、DD/MM/YY、YY年MM月DD日の4つの書式からいずれかを選択することができる。例えば、書式YY/MM/DDを選択する場合はボタン4131を押下する。そして、ボタン4132を押下し、次の設定画面である図15に示す画面へと遷移する。
【0063】
図12において、機体番号設定ボタン4113を押下すると、次の設定画面である図15に示す画面へと遷移する。この場合、地紋画像としては個々のプリンタそれぞれが持つ機体のシリアル番号が印刷されることになる。
【0064】
図15は、上述した総ての地紋画像に関して共通の項目を設定する画面を示す図である。すなわち、ユーザは、この画面で、地紋として印刷するフォント(地紋画像)のサイズおよび色を選択することができる。フォントのサイズとしては、大、中、小から、色としては、ブラック、マゼンタ、シアンから選択する。フォントのサイズ、色それぞれを選択した後、ボタン4143を押下すると、次の、設定画面である図16に示す画面へ遷移する。
【0065】
図16は、共通項目の設定の続きの画面を示す図である。ユーザは、この画面で、地紋印刷のカモフラージュパターンの選択と、浮き出し/白抜きの設定を行うことができる。 カモフラージュパターンは、地紋画像を付加した印刷出力物において、地紋画像が付加されていることを人間の目に対して認識させづらくさせるためのものである。図16に示されるように、本実施形態のカモフラージュパターン選択のためのボタン4151を用いて、「波」、「Flower」など複数のパターンから選択することができる。また、カモフラージュパターンを使用しないという選択のためのボタンも設けられる。
【0066】
浮き出し/白抜きの設定は、複写後の画像において、テキスト情報等の地紋情報の部分とそれ以外の部分のいずれが顕像化するのかを指定するものである。図17(a)〜(c)は、浮き出し/白抜きを説明する図である。浮き出しの設定の場合は、図17(a)に示す地紋印刷された画像が、複写されると、図17(b)に示すように複写物上において文字など地紋画像の潜像部分(「COPY」)が顕像化するような地紋画像を生成する。このとき、潜像部分が浮き出した状態で、複写物上で認識可能となる。一方、白抜きの設定の場合は、図17(c)に示すように、複写物上において地紋画像以外の背景部分が顕像化するような地紋画像を生成する。このとき、文字などは白抜きされた状態で複写物上で認識可能となる。
【0067】
図16の設定画面で、カモフラージュパターン、および浮き出し/白抜きについて、それぞれを選択がなされた後、ボタン4153を押下することにより、地紋印刷に関する総ての設定を確定する。
【0068】
図18は、図12に示す画面でPDL地紋受信条件の設定ボタン4115を押下したときに表示される画面を示す図である。
【0069】
同図はホストPC240からどのような条件のもとでPDLが発行されたときに地紋プリントを実行するのかを決定するためのダイアログの一例を示す図である。
【0070】
図において、4171、4172、4173はそれぞれテキストボックス4174で入力した文字列が、「IPアドレス」「ファイル名」「ユーザID」のいずれかであるかを指定するためのラジオボタンをそれぞれ示す。そして、ボタン4175、4176を用いることにより、地紋プリントを実行する条件の追加や削除が可能となる。追加となった条件は、同図示す画面の下部に地紋プリントの実行条件として表示される。
【0071】
以上、図18に示す画面を用いた設定によって、例えば、本プリンタ200の管理者は、特定のIPアドレス、ファイル、またはユーザに限って、それらに係わるPDLデータに対してのみ地紋画像を付加して印刷を行うようにすることができる。
【0072】
次に、図19を参照して、プリンタ200において実行される地紋画像が付加された画像の生成処理について説明する。
【0073】
図19において、本プリンタ200は、操作部2062で上記のように設定された文字や記号をRAM2002上にビットマップとして展開する。図19において、5001は、ビットマップとして展開された記号を示す。また、5002、5003、5004は、地紋画像の前景と背景とカモフラージュに使用するパターンを示し、これらは図16において既に説明した設定に基づいて、画像の合成前に予め生成されたものである。生成されたそれぞれのパターンはHDD2004に保持されている。そして、これらのパターンはRAM2002上に任意の大きさに展開することができる。
【0074】
また、5010は、地紋画像の前景画像の生成を示している。ここで、5011はHDD2004に保存されている前景パターンを所定の数だけ繰り返してRAM2002に展開した状態を示している。5012は説定された記号のフォントをRAM2002に展開した状態を示している。パターン5011の画像サイズと合わせるために白の画像を周囲に付加する。RAM2002に画像5011と画像5012を生成した後、合成部2023によって双方の画像を合成し前景画像5013としてRAM2002に生成する。このとき、記号5012の文字の部分にだけパターン5011が残るように合成処理を行う。
【0075】
5020は、地紋画像における背景画像の生成を示している。ここで、5021はHDD2004に保存されている後景パターンを所定の数だけ繰り返してメモリ上に展開した状態を示している。5022は、設定された記号のフォントをRAM2002に展開した状態を示す。この状態では、パターン5021の画像サイズと合わせるために白画像をフォントの周囲に付加している。同様に、RAM2002に5021と5022の画像を生成した後、合成部2023によって双方の画像を合成し背景画像5023としてRAM2002に生成する。このとき、画像5022のフォント以外の部分だけパターン5021が残るように合成処理を行う。
【0076】
5030はカモフラージュ画像を示し、カモフラージュパターン5004をRAM2002に展開した画像を示している。この画像は、上述したように操作部からの指示により生成しない場合もある。
【0077】
前景部5010と背景部5020の画像生成処理を終了した後、合成部2023によって前景画像5013と背景画像5023を単純に合成し、画像5050をRAM2002に生成する。そして、カモフラージュ画像5030の生成の設定がある場合は、画像5050にさらに合成処理を行い、その合成画像5060をRAM2002に生成する。このとき、カモフラージュ画像が白抜きされるように合成を行う。この画像が地紋画像となる。
【0078】
地紋画像が生成された後に、原稿画像5040と地紋画像5060を合成し、地紋付き画像5070をRAM2002に生成する。
【0079】
以下では、ホストPC240で、図9に示すダイアログを用いた地紋情報の設定が行われ、図10に示すデータ形式で格納されたジョブ出力用ファイルが内包されるPDLデータが本プリンタ200に対して発行されたときの処理について説明する。すなわち、PDL内の地紋印刷の設定情報と、本プリンタ200の上述したように設定される地紋情報とが競合した場合の処理について、本発明のいくつかの実施形態を説明する。
【0080】
(実施形態1)
図20は、本発明の第一の実施形態に係るプリンタ200による印刷処理を示し、特に、ホストPCからの地紋情報とプリンタ200で設定されている地紋情報とに競合を生じる場合の処理を示すフローチャートである。
【0081】
ホストPC240から本プリンタ200に対して印刷の実行を指示する情報を含むPDLデータが発行されると、本処理が起動される(S6101)。このPDLデータには、図9(a)および(b)にて説明した地紋印刷の設定によって設定された地紋画像情報が図10のデータ形式で格納されたジョブ出力用ファイルとして含まれている。以下では、図9(a)に示すダイアログ2201において、領域2206で文字列が設定され、領域2202のスタイル一覧から、「COPY」が設定され、その他、同ダイアログ2201にて各種共通設定がなされた場合を例にとり説明する。なお、以下の処理はMFPのCPU2001が本フローを実行するためのプログラムを起動させることによって動作するものである。つまり、下記各ステップはCPU2001によって判断及び処理がなされる。
【0082】
ネットワークアプリケーション4120(図6参照)によって、ホストPC240からPDLデータを受信すると(S6102)、受信したPDLデータに地紋画像の情報が含まれているか否かを判断する(S6103)。受信したPDLデータに地紋画像の情報が含まれていないときは、地紋画像を生成せずに通常のPDL印刷を行い(S6111)、本処理を終了する(S6112)。
【0083】
ステップS6103で、受信したPDLデータに地紋画像の情報が含まれていると判断した場合は、図11にて上述したように、本プリンンタ200のUIパネルで、PDLプリントに関して何らかの設定(地紋、カラーバランス、単色カラー、ネガポジ反転、鏡像、縮小レイアウト)がなされているか否かを判断をする(S6104)。PDLプリントに関して何も設定されていないときは、ホストPC240で設定された地紋画像情報を含むPDLデータに基づいて地紋画像が付加された画像を形成する(S6110)。そして、この画像データに基づくPDL印刷を行い(S6111)、本処理を終了する(S6111)。
【0084】
ステップS6104で、図11に示すUIパネルでPDLプリントに関する何らかの設定がなされていると判断したときは、その設定に地紋に関する設定が含まれているか否かを判断する(S6105)。地紋に関する設定が含まれていない場合、すなわち、地紋以外の設定(カラーバランス、単色カラー、ネガポジ反転、鏡像、縮小レイアウト)がされている場合、それぞれの設定に応じてPDLデータを編集する。そして、ホストPC240で設定されたPDL地紋情報を基に、図19にて説明したように、地紋画像が付加された画像を形成する(S6110)。さらに、この画像データに基づくPDL印刷を行い(S6111)、本処理を終了する(S6111)。
【0085】
ステップS6105で地紋に関する設定がなされていると判断したときは、図18で上述したように、ホストPC240からのPDLデータが、本プリンタ200側で設定した特定のホスト装置、ファイル、もしくはユーザに関するものか否かを判断する。具体的には、図18に示したUIで設定した「IPアドレス」がホストPC240のものに該当するか否かの判断を行う。また、同様に設定した「ファイル名」がPDLデータとして送信されたファイル名に該当するか、また、同様に設定した「ユーザID」がPDLデータを送信したユーザのIDに該当するか否かの判断を行う(S6106)。この判断処理はPDLアプリケーション4023(図6)によって行う。なお、本ステップの判断は、常に、「IPアドレス」、「ファイル名」、「ユーザID」の総てについて判断するわけでないことはもちろんである。すなわち、図18に示すUIで設定されている項目についてのみ判断が行われる。従って、例えば、いずれの項目も設定されていない場合は、この判断は、上記項目のいずれにも該当しないものとして、後述されるようにステップS6110に移行する。
【0086】
以上のステップS6106の処理によれば、以下で説明するように、特定のIPアドレスなどに関するPDLデータに限って、ホストPC240から指示される地紋画像情報と本プリンタ200で独自に設定されている地紋画像情報との競合について判断する。そして、競合する場合には上記の特定に応じた適切な処理を行う。これにより、例えば、プリンタ200を管理する者が、そのプリンタに印刷を行わせるホスト装置のIPアドレスなどを特定し、それらからの地紋印刷の場合はプリンタ200で独自に設定した地紋画像を印刷するように促すことも可能となる。その結果、特定の出所もしくは特定の内容の文書などを印刷する場合には、管理者が予め設定した地紋画像を付加することができる。
【0087】
なお、本発明の適用は、特定のIPアドレスなどに限って、このような地紋画像情報の競合を判断する形態に限られないことはもちろんである。例えば、本プリンタ200に対して送信される総てのPDLデータについて、地紋画像情報の競合を判断する形態であってもよい。また、上記実施形態におけるフィルタリング(ステップS6106)は、必ずしもホストPCから送信される地紋画像情報に基づいて行う必要は無い。地紋画像情報とは別に、ホストPCからIPアドレスやユーザ名を送信されることでも判断することが可能である。
【0088】
ステップS6106の判断の結果、図18に示すUIで設定されている情報に該当しない場合、ホストPC240で設定されたPDL地紋画像情報に基づき、地紋画像の生成を行う。また、それにより生成された地紋画像とPDLで送信された原稿データとを合成させる処理を行う(S6110)。この場合、例として、ホストPC240で設定されたスタイル名「COPY」の地紋画像が付加された文書が出力される(S6111)。
【0089】
ステップS6106で、図18のUIで設定した情報に該当すると判断したときは、PDLに含まれるジョブ出力用ファイルの中身が、PDLマネージャ4070によって分析、判断される(S6107)。具体的には、受信したPDL内のデータフィールド2002における「文字列」と、プリンタ200の図13に示したUIで設定した文字列が一致するか否かを判断する。このステップS6107の判断で文字列が一致するときは、ステップS6110に移行して地紋画像の生成を行う。また、それにより生成された地紋画像とPDLで送信された原稿データとを合成させる処理を行う。(S6110)。具体的には、受信したPDLに基づき画像を生成し、PDLから生成された画像と生成された地紋画像を合成する。次に、合成された画像をプリンタ2095に転送し、プリンタ2095は転送された画像の印刷を行う。これにより、スタイル名「COPY」の地紋プリントがされた文書が出力され(S6111)、一連のPDL印刷処理を終了する(S6112)。つまり、ホストPCで設定された地紋画像の文字列と、MFPで設定されている地紋画像の文字列が等しいため、ホストPCで地紋画像を設定したユーザが所望する地紋画像と、MFPの管理者が所望する地紋画像とが等しいと判断したことになる。
【0090】
これに対し、本プリンタ200側では、図13のUIで例えば、「コピー禁止」が設定されており、ステップS6107の判断の結果、文字列が一致しないときは、本プリンタ200の操作部におけるUI画面に図21に示す表示を行う。これとともに、ホストPC240に対しても、その表示部に同様の図22に示す確認ダイアログを表示する。これにより、ユーザに対して、ホストPC240側の設定を優先させるか、プリンタ200における設定を優先させるかを選択させる。なお、上記のユーザに対する表示は、プリンタ側またはホストPC側のいずれか一方のみで行ってもよい。また、表示する内容として、例えば、「このファイルの印刷では、プリンタで設定されている「コピー禁止」が指定されています。・・・」といった、プリンタ側の設定を選択するようにより強く促す表示をしてもよい。
【0091】
ステップS6108で、本プリンタ200の設定を優先させると判断したときは、PDLデータのスタイル名「COPY」を用いず、プリンタ200で設定した「コピー禁止」を用いるように変更する(S6109)。変更する処理は、ホストPCから送信された地紋画像情報のフィールドをMFPで設定された文字列で上書きしても、置換する処理を行っても構わない。また、それ以外の変更処理であってもよい。このとき、ホストPCのダイアログ2201にて設定された文字列以外の設定(色や角度など)を利用するか、画像形成装置で設定された条件を利用するか等の判断を、さらに行うようにしてもよい。一方、ステップS6108でホストPC240の地紋画像情報の設定が優先されると判断したときは、その情報に従った地紋画像が付加された画像が生成され(S6110)、スタイル名「COPY」の地紋プリントがされた文書が出力される(S6111)。
【0092】
なお、ステップS6103で、ホスト装置で地紋画像情報が設定されていないと判断され、かつ、図11に示したUIを介してPDLデータに関するプリンタ側独自の設定がされている場合は、ステップS6111のPDL印刷処理で、地紋画像の付加を含めてその設定に応じた印刷処理を行う。これにより、ホスト装置で地紋画像情報が設定されていない場合でも、印刷する画像にプリンタ側で独自に地紋画像を付加して印刷することが可能になる。この場合、図18に示したUIで設定した特定のIPアドレスなどに関するPDLデータに限って、上記の処理を行うこともできる。
【0093】
(実施形態2)
本発明の第二の実施形態は、ホストPC240とプリンタ200でそれぞれ設定される地紋画像が競合する場合に、プリンタの設定を優先するものである。
【0094】
図23は、本発明の第二の実施形態に係るプリンタ200による印刷処理を示し、図20に示した第一の実施形態に係る処理と同様の処理を示すフローチャートである。以下、主に第一の実施形態と異なる点を説明する。
【0095】
ステップS6207で、ホストPC240で設定した地紋画像のスタイル名と本プリンタ200で設定したスタイル名が一致しないと判断したときは、本実施形態は、プリンタ200で設定されている地紋画像情報を自動的に優先して選択する。そして、ホストPC240から送信された、図10に示したデータ形式で格納されたジョブ出力用ファイル内のスタイル名「COPY」を、プリンタ200で設定した「コピー禁止」によって上書きする(S6208)。このとき、ホストPC240のダイアログ2201にて設定された各種共通設定も画像形成装置内の設定情報に上書きされる。次に、ホストPC240に対して、プリンタ側の設定が優先されたことを通知する(S6209)。そして、本プリンタ200で設定した「コピー禁止」の地紋画像が付加された画像が形成され(S6210)、次いで、それに基づく印刷が行われる(S6211)。
【0096】
このように本実施形態によれば、プリンタ側で設定した地紋画像が自動的に優先して適用されるので、例えば、プリンタの管理者は地紋印刷に関する管理が容易になる。
【0097】
(実施形態3)
本発明の第三の実施形態は、ホストPC240とプリンタ200でそれぞれ設定される地紋画像が競合する場合に、ホストPCからのPDLデータに基づいた印刷ジョブをキャンセルするものである。
【0098】
図24はこの処理を示すフローチャートである。以下では、主に、第1および第2実施形態と共通する処理を除いた処理について説明する。
【0099】
ステップS6307で、ホストPC240で設定した地紋画像のスタイル名と本プリンタ200で設定したスタイル名が一致しないと判断したときは、本プリンタのジョブマネージャ4040によってPDLデータが破棄される(S6308)。次に、ホストPC240に対して、PDLデータがキャンセルされたことを設定の不一致が生じた箇所の内容を含め通知し(S6309)、PDL印刷を行わずに本処理を終了する(S6312)。
【0100】
本実施形態によれば、ホスト装置で地紋画像情報が一致しないPDLデータを送ると、印刷自体ができないため、ホスト装置のユーザに対して地紋画像の設定についてプリンタ側の設定に従うようなより強い強制力を働かせることができる。
【0101】
(実施形態4)
本発明の第四の実施形態は、ホストPC240とプリンタ200でそれぞれ設定される地紋画像が競合する場合に、それぞれの地紋画像を合成して画像に付加するものである。
【0102】
図25はこの処理を示すフローチャートである。以下では、主に、第1、第2および第3実施形態と共通する処理を除いた処理について説明する。
【0103】
ステップS6407で、ホストPC240で設定した地紋画像のスタイル名と本プリンタ200で設定したスタイル名が一致しないと判断したときは、プリンタ200における設定のうち、合成可能な情報を抽出する。一例として、スタイル名の「極秘」という文字列情報を合成可能な情報として抽出する(S6408)。そして、反復描画される図10に示したデータ形式で格納されたジョブ出力用ファイル内のスタイル名「コピー禁止」データを、「コピー禁止 極秘」として結合した文字列データに上書きする(S6409)。もちろん、結合する文字列の順序や文字列ごとの配置はどのようなものであってもよい。次に、図19で説明した地紋画像が付加された画像の生成が行われ(S6410)、図26に示すように、スタイル名「コピー禁止」と「極秘」の両スタイルを合成した地紋画像が付加された文書などの画像が出力される(S6411)。このとき、地紋画像の色や角度、フォントサイズなどは、ホストPCで設定された情報を適用するか、プリンタで設定された情報を適用するかは、ユーザが適宜選択すればよい。もしくは、上述した実施形態の手順により、どちらか一方の設定情報で地紋画像を生成すればよい。第四の実施形態では、ホストPCから送信された文字列と、プリンタで設定されている文字列とが異なる場合には、これらの文字列を共に用いることに特徴を有するものである。
【0104】
このように本実施形態によれば、ホスト装置のユーザが意図しない地紋画像が付加されることになるが、これは複写されたときに顕かになるものであり、また、ホスト装置で設定した地紋画像も一部に付加される。素その結果、ユーザは比較的容易にこの合成を受け入れることができる。
【0105】
(実施形態5)
本発明の第五の実施形態は、ホストPC240とプリンタ200でそれぞれ設定される地紋画像が競合する場合に、ホストPC240の地紋画像を優先して付加するものである。
図27はこの処理を示すフローチャートである。
【0106】
なお、図27のフローに係るプログラムは、ROM2003に記憶されており、CPU2001により実行される。
【0107】
ステップS2701で、ホストPC240から受信したPDLに基づき、ホスト側のドライバでホスト地紋が設定されているか判別する。ステップS2701で、ホスト地紋が設定されていると判別された場合はステップS2702に進む。ステップS2702では、図11から図16のプリンタ側のパネルでプリンタ地紋が設定されているか否かにかかわらず、ホストで設定された文字列を地紋文字列と決定する。次にステップS2703に進み、受信したPDLに基づく画像とホストで設定された地紋画像を合成する。次にステップS2707に進み、ステップS2703で合成された画像をプリンタ2095に転送し、プリンタ2095に印刷させる。
【0108】
ステップS2701で、ホスト地紋が設定されていないと判別された場合はステップS2704に進む。ステップS2704では、図11から図16のプリンタ側のパネルでプリンタ地紋が設定されているか判別する。ステップS2704で、図11から図16のプリンタ側のパネルでプリンタ地紋が設定されていると判別された場合、ステップS2705に進み、プリンタ側で設定された文字列を地紋文字列と決定する。次にステップS2703に進み、受信したPDLに基づく画像とプリンタで設定された地紋画像を合成する。次にステップS2707に進み、ステップS2703で合成された画像をプリンタ2095に転送し、プリンタ2095に印刷させる。
【0109】
ステップS2704で、図11から図16のプリンタ側のパネルでプリンタ地紋が設定されていないと判別された場合、ステップS2706に進み、受信したPDLに基づく画像を生成する。次にステップS2707に進み、ステップS2706で生成された画像をプリンタ2095に転送し、プリンタ2095に印刷させる。
【0110】
(実施形態6)
本発明の第六の実施形態は、ホストPC240とプリンタ200でそれぞれ設定される地紋画像が競合する場合に、ホストPC240の地紋画像を優先して付加する他の実施形態である。
図28はこの処理を示すフローチャートである。
【0111】
なお、図28のフローに係るプログラムは、ROM2003に記憶されており、CPU2001により実行される。
【0112】
ステップS2801で、図11から図16のプリンタ側のパネルでプリンタ地紋が設定されているか判別する。ステップS2801で、図11から図16のプリンタ側のパネルでプリンタ地紋が設定されていると判別された場合はステップS2802に進む。ステップS2802では、受信したPDLに基づきホスト側のドライバでホスト地紋が設定されているか判別する。ホスト地紋が設定されていると判別された場合、ステップS2803に進み、プリンタ地紋の設定にかかわらずホストで設定された文字列を地紋文字列と決定する。次にステップS2805に進み、受信したPDLに基づき生成した画像とホストで設定された地紋画像を合成する。次にステップS2806に進み、ステップS2805で合成された画像をプリンタ2095に転送し、プリンタ2095に印刷させる。
【0113】
ステップS2802で、ホスト側で地紋設定がされていないと判別された場合はステップS2803に進む。ステップS2803では、図11から図16のプリンタ側のパネルで設定された文字列を地紋文字列と決定する。次にステップS2805に進み、受信したPDLに基づく画像とプリンタで設定された地紋画像を合成する。次にステップS2805に進み、ステップS2804で合成された画像をプリンタ2095に転送し、プリンタ2095に印刷させる。
【0114】
ステップS2801で、プリンタ地紋が設定されていないと判別された場合、ステップS2807に進み、受信したPDLに基づきホスト側のドライバでホスト地紋が設定されているか判別する。ステップS2807でホスト地紋が設定されていると判別された場合、ステップS2803に進む。ステップS2807でホスト地紋が設定されていないと判別された場合、ステップS2808に進み、受信したPDLに基づく画像を生成する。次にステップS2806に進み、ステップS2808で生成された画像をプリンタ2095に転送し、プリンタ2095に印刷させる。
【0115】
(実施形態7)
本発明の第7の実施形態は、ホストPC240から受信した地紋つきのPDL(印刷ジョブ)を展開した地紋を含む画像データをプリンタのハードディスク2004に文書名をつけて記憶しておくものである。そして、後ほど文書名を指定してハードディスク2004から地紋を含む画像データを読み出し、読み出した地紋を含む画像データを印刷するボックス機能を利用する。具体的には、ハードディスク2004に格納された地紋を含む画像データを印刷する際に、プリンタ200で設定された地紋画像と競合する場合に、ホストPC240で設定された地紋を優先して付加するものである。
【0116】
図29は、ホストから受信したPDL(印刷ジョブ)を展開して画像データをハードディスク2004に格納するボックス格納処理を示すフローチャートである。
なお、図29のフローに係るプログラムは、ROM2003に記憶されており、CPU2001により実行される。
【0117】
ステップS2901では、ホストから受信したPDL(印刷ジョブ)にボックス格納が指示されているか判別する。ステップS2901で、ボックス格納が指示されていると判別した場合、ステップS2902に進み、ホストのドライバでホスト地紋が設定されているか判別する。ステップS2902でホスト地紋が設定されていると判別された場合、ステップS2903に進み、受信したPDLに基づき画像データを生成し、生成された画像データにホストのドライバで設定された地紋画像データを合成する。次にステップS2904に進み、合成された画像データに地紋属性と文書名を付加してハードディスク2004に格納する。
【0118】
ステップS2902でホスト地紋が設定されていないと判別された場合、ステップS2905に進み、受信したPDLに基づき画像データを生成する。次にステップS2906に進み、生成された画像データに文書名を付加してハードディスク2004に格納する。
【0119】
ステップS2901で、ボックス格納が指示されていないと判別した場合、ステップS2907に進み、受信したPDLの印刷を行う等、その他の処理を行う。
【0120】
次に、図30を用いて、図29のボックス格納処理を用いてハードディスクに格納された画像を印刷するボックス印刷処理を説明する。
【0121】
ステップS3001では、図4、5のボックスボタン3103に基づきボックスプリント指示が入力されたか判別する。ボックスプリント指示が入力されたと判別された場合、ステップS3002に進み、ハードディスクから指定された文書名の画像データを読み出す。次にステップS3003に進み、読み出した画像データに地紋属性が付加されているか判別する。地紋属性が付加されていると判別された場合、ステップS3004に進み、プリンタで地紋が設定されているかに係らずステップS3002で読み出した画像データをプリンタ2095に転送し、プリンタ2095に読み出した画像データを印刷させる。
【0122】
ステップS3003で地紋属性が付加されていないと判別された場合、ステップS3005に進み、プリンタで地紋が設定されているか判別する。ステップS3005でプリンタで地紋が設定されていないと判別された場合、ステップ3004に進み、ステップS3002で読み出した画像データをプリンタ2095に転送し、プリンタ2095に読み出した画像データを印刷させる。
【0123】
ステップS3005でプリンタで地紋が設定されていると判別された場合、ステップ3006に進み、ステップS3002で読み出した画像データにプリンタで設定されている地紋を合成する。そして、合成した画像データをプリンタ2095に転送し、プリンタ2095に合成した画像データを印刷させる。
【0124】
なお、実施の形態7ではホスト側の地紋設定を優先したが、この形態に限られない。例えば、ハードディスクに格納する際、PDLから生成された画像とホスト地紋の画像を合成しないで別々に格納しておいてもよい。そして、格納された画像を印刷する際に、プリンタ地紋と競合した場合、ホスト地紋の画像を外して、PDLから生成された画像とプリンタ地紋を合成して印刷させても良い。
【0125】
また、ハードディスクに格納する際、同様に、PDLから生成された画像とホスト地紋の画像を合成しないで別々に格納しておく。そして、格納された画像を印刷する際に、プリンタ地紋と競合した場合、ホスト地紋を付加するかプリンタ地紋を付加するかをユーザに選択させ、選択された地紋をPDLから生成された画像に合成して印刷しても良い。
【0126】
また、実施の形態7ではホスト側の地紋設定を優先したが、格納された地紋を含む画像を印刷する際に、プリンタ地紋と競合した場合、印刷を中止させても良い。
【0127】
(他の実施形態)
以上説明した実施形態は、プリンタにおいてそのユーザもしくは管理者がUIを介して地紋画像情報を設定するものとしたが、本発明の適用はこのような形態に限られない。例えば、プリンタに予め地紋画像情報が設定されている形態にも本発明を適用することができる。例えば、図20に示すフローチャートのステップS6107では、ホスト装置からのPDLデータに含まれる地紋画像情報とプリンタに予め設定されている固定の地紋画像情報を比較する。
【0128】
(さらに他の実施形態)
プリンタ側で強制地紋モードにより地紋が設定されている場合、実施形態2の処理を選択し、ホスト側で設定された地紋よりプリンタ側で設定された地紋を優先させて印刷させることもできる。また、プリンタ側で通常地紋モードにより地紋が設定されている場合、実施形態5または6の処理を選択し、プリンタ側で設定された地紋よりホスト側で設定された地紋を優先させて印刷させることもできる。
【0129】
(さらに他の実施形態)
本発明は、上述した各実施形態で示した図20、図23〜図25に示したフローチャートの手順を実現するプログラムコードを記憶した記憶媒体からシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が読出し実行することによっても達成される。
【0130】
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0131】
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMなどを用いることができる。
【0132】
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部または全部を行ってもよい。それによって、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も本発明に含まれる。
【0133】
更に、記憶媒体から読出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた形態でもよい。そして、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行ってもよく、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
【図面の簡単な説明】
【0134】
【図1】本発明の一実施形態に係る印刷システムの構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示すプリンタ200の特にコントローラユニット2000の詳細な構成を示すブロック図である。
【図3】上記プリンタ200の外観を示す斜視図である。
【図4】上記プリンタ200の操作部における表示器の初期画面を示す図である。
【図5】図4に示すコピータブ3101を押下したときに表示される画面を示す図である。
【図6】プリンタ200において動作するソフトウエアの構成を示す図である。
【図7】PDLデータ展開格納ジョブの場合の処理を示すフローチャートである。
【図8】図7に示すプリント処理の詳細を示すフローチャートである。
【図9】(a)および(b)は、ホストPCにおける地紋情報の設定処理のうち、ユーザが地紋印刷の設定を編集するためのダイアログの一例を示す図である。
【図10】図9のダイアログを介して設定される地紋印刷設定情報のデータ形式を説明する図である。
【図11】ホスト装置からのPDLデータに基づいて印刷を行うPDLプリントモードで、図5に示した応用モードボタン3305と同様の応用モードボタンを押下することによって表示される画面を示す図である。
【図12】図11に示す地紋設定ボタン4101を押下したときに表示される画面を示す図である。
【図13】図12に示す「スタンプ」設定ボタン4111を押下することにより表示される画面を示す図である。
【図14】図12に示す日付設定ボタン4112を押下したときに表示される画面を示す図である。
【図15】図12〜図14に示す地紋画像に関して共通の項目を設定する画面を示す図である。
【図16】図15に示す共通項目の設定の続きの画面を示す図である。
【図17】(a)〜(c)は、地紋画像の部分とそれ以外の部分のいずれが顕像化するのかを示す、浮き出し/白抜きを説明する図である。
【図18】図12に示す画面でPDL地紋受信条件の設定ボタン4115を押下したときに表示される画面を示す図である。
【図19】プリンタ200において実行される地紋画像が付加された画像の生成処理について説明する図である。
【図20】本発明の第一の実施形態に係るプリンタ200による印刷処理を示し、特に、ホストPCからの地紋情報とプリンタ200で設定されている地紋情報とに競合を生じる場合の処理を示すフローチャートである。
【図21】本発明の実施形態に係わり、地紋画像の文字列がホスト装置とプリンタで一致しないときに、プリンタ200の操作部におけるUI画面に表示されるダイアログを示す図である。
【図22】本発明の実施形態に係わり、地紋画像の文字列がホスト装置とプリンタで一致しないときに、ホストPCのUI画面に表示される画面を示す図である。
【図23】本発明の第二の実施形態に係るプリンタ200による印刷処理を示し、図20に示した第一の実施形態に係る処理と同様の処理を示すフローチャートである。
【図24】本発明の第三の実施形態に係るプリンタ200による印刷処理を示し、図20に示した第一の実施形態に係る処理と同様の処理を示すフローチャートである。
【図25】本発明の第四の実施形態に係るプリンタ200による印刷処理を示し、図20に示した第一の実施形態に係る処理と同様の処理を示すフローチャートである。
【図26】本発明の第四の実施形態に係わり、スタイル名「コピー禁止」と「極秘」の両スタイルを合成した地紋画像を示す図である。
【図27】本発明の第五の実施形態に係るプリンタ200による印刷処理を示すフローチャートである。
【図28】本発明の第六の実施形態に係るプリンタ200による印刷処理を示すフローチャートである。
【図29】本発明の第七の実施形態に係るボックス格納処理を示すフローチャートである。
【図30】本発明の第七の実施形態に係るボックス印刷処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0135】
200、220、230 プリンタ
240 ホストPC
2000、2200、2300 コントローラユニット
2001 CPU
2002 RAM
2003 ROM
2030 画像変換部
2062、2212、2312 操作部
2095、2295、2395 プリンタ部




 

 


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