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発明の名称 インクジェット記録装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−15257(P2007−15257A)
公開日 平成19年1月25日(2007.1.25)
出願番号 特願2005−200048(P2005−200048)
出願日 平成17年7月8日(2005.7.8)
代理人 【識別番号】100066061
【弁理士】
【氏名又は名称】丹羽 宏之
発明者 西川 勝正
要約 課題
フルラインタイプのインクジェット記録ヘッドを用いた、小型で操作性に優れ、かつ高精細な画像形成が可能なインクジェット記録装置を提供することを目的とする。

解決手段
フルラインタイプのインクジェット記録ヘッドを用いたインクジェット記録装置において、給紙トレイと中間トレイを排紙トレイを設け、給紙トレイから中間トレイへ紙を移動する間、および中間トレイから排紙トレイへ紙を移動する間に、画像を50%ずつ印字する。
特許請求の範囲
【請求項1】
インクを吐出する複数のノズルを被記録媒体の幅方向全域にわたって複数配列し、ノズルからインクを吐出して被記録媒体の幅方向の画像形成を略同時に行うことのできる複数の記録ヘッドと、画像形成前の被記録媒体を保持する給紙トレイと画像形成後の被記録媒体を保持する排紙トレイと、画像形成途中の被記録媒体を保持する中間トレイと、被記録媒体の裏面に画像を形成するときに被記録媒体を一時保持するための両面トレイと、を有するインクジェット記録装置において、給紙トレイと排紙トレイとを装置前面に配置するとともに、中間トレイおよび両面トレイとを複数の記録ヘッドを挟んで給紙トレイと排紙トレイとが配置された装置前面とは反対側に配置したインクジェット記録装置において、被記録媒体を給紙トレイから中間トレイへ移動させる間に、記録ヘッドの複数のノズルのうち奇数番目、あるいは偶数番目のノズルからのインクの吐出によって1ページに印字される画像情報の50%の形成を行い、中間トレイから排紙トレイへ被記録媒体を移動させる間に記録ヘッドの複数のノズルのうち偶数番目、あるいは奇数番目のノズルからのインクの吐出によって1ページに印字される画像情報の残り50%の形成を行うことで画像を形成することを特徴とするインクジェット記録装置。
【請求項2】
前記中間トレイおよび排紙トレイの少なくとも一方に、被記録媒体を乾燥させるための乾燥手段を設けたことを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
【請求項3】
前記排紙トレイと、前記中間トレイと両面トレイのうち少なくとも一方には、被記録媒体を乾燥させるための乾燥手段を設けたことを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
【請求項4】
インクを吐出する複数のノズルを被記録媒体の幅方向全域にわたって複数配列し、ノズルからインクを吐出して被記録媒体の幅方向の画像形成を略同時に行うことのできる複数の記録ヘッドと、画像形成前の被記録媒体を保持する給紙トレイと画像形成後の被記録媒体を保持する排紙トレイと、画像形成途中の被記録媒体を保持する中間トレイと、被記録媒体の裏面に画像を形成するときに被記録媒体を一時保持するための両面トレイと、を有するインクジェット記録装置において、給紙トレイと排紙トレイとを装置前面に配置するとともに、中間トレイおよび両面トレイとを複数の記録ヘッドを挟んで給紙トレイと排紙トレイとが配置された装置前面とは反対側に配置したインクジェット記録装置において、被記録媒体を給紙トレイから中間トレイへ移動させる間に、記録ヘッドの複数のノズルのうち奇数番目、あるいは偶数番目のノズルからのインクの吐出によって表面の1ページに印字される画像情報の50%の形成を行ったのち被記録媒体を中間トレイから両面トレイへ移動させ、両面トレイから排紙トレイへ被記録媒体を移動させる間に記録ヘッドの複数のノズルのうち奇数番目、あるいは偶数番目のノズルからのインクの吐出によって裏面の1ページに印字される画像情報の50%の形成を行い、排紙トレイから中間トレイへ被記録媒体を移動させる間に記録ヘッドの複数のノズルのうち偶数番目、あるいは奇数番目のノズルからのインクの吐出によって裏面の1ページに印字される画像情報の残り50%の形成を行ったのち被記録媒体を中間トレイから両面トレイへ移動させ、両面トレイから排紙トレイへ被記録媒体を移動させる間に記録ヘッドの複数のノズルのうち偶数番目、あるいは奇数番目のノズルからのインクの吐出によって表面の1ページに印字される画像情報の残り50%の形成を行うことで、被記録媒体の表裏両面への画像形成を行うことを特徴とするインクジェット記録装置。
【請求項5】
前記中間トレイおよび排紙トレイの少なくとも一方に、被記録媒体を乾燥させるための乾燥手段を設けたことを特徴とする請求項4に記載のインクジェット記録装置。
【請求項6】
前記排紙トレイと、前記中間トレイと両面トレイのうち少なくとも一方には、被記録媒体を乾燥させるための乾燥手段を設けたことを特徴とする請求項5に記載のインクジェット記録装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、インクジェット記録装置に関するものであり、詳しくは記録紙の幅方向全域にわたってインクを吐出するノズルを配列した所謂フルラインタイプのインクジェット記録ヘッドを用いたインクジェット記録装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来のインクジェット方式による画像形成装置においては、給紙部から給紙したシート材に対し、画像形成部においてシート材の搬送方向と交叉する方向に、インクを吐出する記録ヘッドを往復させてシート材上にインクを吐出させることで画像を形成し、排出部へ画像形成されたシート材を排出していた。この種の画像形成装置においては、一枚のシート材に画像を形成する場合、記録ヘッドを数回往復させて画像形成を完成するので、印字速度は毎分2〜数枚程度であった。そこで、画像形成速度の更なる高速化のために、シート材の搬送方向に交差する方向の記録媒体の全幅にわたってインク吐出口を配列し、記録速度を毎分数十枚に向上させた、いわゆるフルライン型のインクジェット記録ヘッドを備えた画像形成装置が発明されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
上記構成のフルライン型画像形成装置において、高速で画像を形成しようとした場合、ある印字速度を超えた場合、隣接するインク吐出口からおよそ同時に吐出されたインク滴が、着弾したシート材上(紙のような材質の場合のシート材上においては紙の繊維内部)において、定着・乾燥する前に互いに影響を及ぼして画像に乱れが生じてしまう恐れがあり、より高精細な画像の形成が難しかった。また高速で印字することにより、未定着のインクがシート材を搬送するためのローラや、前に印字が終了して排紙部に排紙されたシート材や、後から印字されて排紙部に排紙されるシート材に付着し、結果として画像に乱れが生じてしまう恐れがあった。
【特許文献1】特開平04−193542号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、上述の如き事情に鑑みてなされたものであり、フルラインタイプのインクジェット記録ヘッドを用いた、小型で操作性に優れ、かつ高精細な画像形成が可能なたインクジェット記録装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を満足するため、本発明に係わるインクジェット記録装置は、インクを吐出する複数のノズルを被記録媒体の幅方向全域にわたって複数配列し、ノズルからインクを吐出して被記録媒体の幅方向の画像形成を略同時に行うことのできる複数の記録ヘッドと、画像形成前の被記録媒体を保持する給紙トレイと画像形成後の被記録媒体を保持する排紙トレイと、画像形成途中の被記録媒体を保持する中間トレイと、被記録媒体の裏面に画像を形成するときに被記録媒体を一時保持するための両面トレイと、を有するインクジェット記録装置において、給紙トレイと排紙トレイとを装置前面に配置するとともに、中間トレイおよび両面トレイとを複数の記録ヘッドを挟んで給紙トレイと排紙トレイとが配置された装置前面とは反対側に配置したインクジェット記録装置において、被記録媒体を給紙トレイから中間トレイへ移動させる間に、記録ヘッドの複数のノズルのうち奇数番目、あるいは偶数番目のノズルからのインクの吐出によって1ページに印字される画像情報の50%の形成を行い、中間トレイから排紙トレイへ被記録媒体を移動させる間に記録ヘッドの複数のノズルのうち偶数番目、あるいは奇数番目のノズルからのインクの吐出によって1ページに印字される画像情報の残り50%の形成を行うことで画像を形成することを特徴とする。
【0006】
また、前記中間トレイおよび排紙トレイの少なくとも一方に、被記録媒体を乾燥させるための乾燥手段を設けたことを特徴とする。
【0007】
また、前記排紙トレイと、前記中間トレイと両面トレイのうち少なくとも一方には、被記録媒体を乾燥させるための乾燥手段を設けたことを特徴とする。
【0008】
また、インクを吐出する複数のノズルを被記録媒体の幅方向全域にわたって複数配列し、ノズルからインクを吐出して被記録媒体の幅方向の画像形成を略同時に行うことのできる複数の記録ヘッドと、画像形成前の被記録媒体を保持する給紙トレイと画像形成後の被記録媒体を保持する排紙トレイと、画像形成途中の被記録媒体を保持する中間トレイと、被記録媒体の裏面に画像を形成するときに被記録媒体を一時保持するための両面トレイと、を有するインクジェット記録装置において、給紙トレイと排紙トレイとを装置前面に配置するとともに、中間トレイおよび両面トレイとを複数の記録ヘッドを挟んで給紙トレイと排紙トレイとが配置された装置前面とは反対側に配置したインクジェット記録装置において、被記録媒体を給紙トレイから中間トレイへ移動させる間に、記録ヘッドの複数のノズルのうち奇数番目、あるいは偶数番目のノズルからのインクの吐出によって表面の1ページに印字される画像情報の50%の形成を行ったのち被記録媒体を中間トレイから両面トレイへ移動させ、両面トレイから排紙トレイへ被記録媒体を移動させる間に記録ヘッドの複数のノズルのうち奇数番目、あるいは偶数番目のノズルからのインクの吐出によって裏面の1ページに印字される画像情報の50%の形成を行い、排紙トレイから中間トレイへ被記録媒体を移動させる間に記録ヘッドの複数のノズルのうち偶数番目、あるいは奇数番目のノズルからのインクの吐出によって裏面の1ページに印字される画像情報の残り50%の形成を行ったのち被記録媒体を中間トレイから両面トレイへ移動させ、両面トレイから排紙トレイへ被記録媒体を移動させる間に記録ヘッドの複数のノズルのうち偶数番目、あるいは奇数番目のノズルからのインクの吐出によって表面の1ページに印字される画像情報の残り50%の形成を行うことで、被記録媒体の表裏両面への画像形成を行うことを特徴とする。
【0009】
また、前記中間トレイおよび排紙トレイの少なくとも一方に、被記録媒体を乾燥させるための乾燥手段を設けたことを特徴とする。
【0010】
また、前記排紙トレイと、前記中間トレイと両面トレイのうち少なくとも一方には、被記録媒体を乾燥させるための乾燥手段を設けたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
上記説明した如く、本発明に係わる画像形成装置においては、画像の形成を1画素おきに時間差を設けて行うことが出来るので、より良好な画像形成を行うことが出来る。また、簡素な構成で両面印刷にも対応した画像形成装置を提供することできる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
以下、本発明に係わる画像形成装置の実施形態の構成および動作を、図面にもとづいて説明する。
【実施例】
【0013】
図1は本発明の第一の実施形態であるフルライン型プリンタの全体概略構成図である。図2は記録ヘッドの概略構成図、図3、図4は記録ヘッドユニットとキャップ部を斜めから見た概略構成図である。図5はノズルの配置と記録媒体上に着弾したインク滴を示す説明図である。図6は両面印字のための搬送機構の概略構成図である。図7は従来の印字方法により印字した場合において記録媒体上に着弾したインク滴を示す説明図である。
【0014】
図1において、プリンタS内にある給紙カセット1に収容された被記録媒体のシート材である記録紙Pは、最上紙からピックアップローラ2により繰り出され分離パッド3の働きによって1枚ずつ分離給送される。給紙カセット1から給紙された記録紙Pは搬送ローラ4、および給紙ローラ5によって回転停止しているレジストローラ対a6へ搬送される。レジストローラ対a6へ搬送された記録紙Pは、ベルト搬送部7へ向かって所定のタイミングで送り出され、吸着ローラa8の直前で搬送ベルト9に静電吸着される。搬送ベルト9は駆動ローラ10、張架ローラ11によって巻架されている。駆動ローラ10には図示しない駆動源より駆動力が伝達され、これにより搬送ベルト9が回転される。このとき、搬送ベルト9の表面は帯電器12によって電位を与えられている。搬送ベルト9に載置された記録紙Pは、吸着ローラa8によって搬送ベルト9に密着されるため、記録紙Pは搬送ベルト9に静電吸着力によって密着して搬送ベルト9とともに移動する。
【0015】
駆動ローラ10と張架ローラ11の間の搬送ベルト9に対向する位置には、画像情報に基づいて画像を形成するための記録ヘッドユニット15が設けられている。記録ヘッドユニット15内にはインクの吐出により画像形成を行う記録ヘッド16が、記録ヘッド16K(黒),16C(シアン),16M(マゼンタ),16Y(イエロー)の順に所定の間隔で配置され、ヘッドホルダ17に取り付けられている。この記録ヘッド16はヒータ等の電気熱エネルギー変換体を有してインクに熱を与えることが可能となっており、この熱によってインクを膜沸騰させ、この膜沸騰による気泡の成長または収縮によって生じる圧力変化によって記録ヘッド16のベルト搬送部7に対向する面に配置されたチップ上に配列されたインク吐出のためのノズルからインクを吐出し、記録紙P上に画像を形成する。記録紙Pは、ベルト搬送部7を通過する際、記録ヘッドユニット15内に配置された各色の記録ヘッド16K(黒),16C(シアン),16M(マゼンタ),16Y(イエロー)により画像が記録される。なお、各記録ヘッド16は記録紙Pの搬送方向と直交する方向の全幅にインク吐出のためのノズルが配列されるようにチップ41を配置したフルラインタイプのインクジェット記録ヘッドが用いられている。
【0016】
本実施例では図2で示すように、偶奇2列に千鳥状にチップ41を配列した記録ヘッド16を用いるが、チップ41の配列方法は記録紙Pの搬送方向と直交する方向の全幅にノズルが配列される構成であれば他の配列方法でも良い。また、インクの吐出の方式としては、ピエゾ素子を用いてインク液室の容積変化によりインクの吐出を行う方式等もあり、それら他の方式の記録ヘッドを用いても良い。各記録ヘッド16はヘッドホルダ17に固定されており、ヘッドホルダ17はモータ18とヘッド上下ガイド19により上下に移動される。また、記録ヘッドユニット15内のヘッド上下ガイド19近傍に設けられたセンサ20によりヘッドホルダ17の上下動の移動距離が規定される。また、記録ヘッド16各色の配列順も上記の順番に限定されるものではなく、本構成と異なる順序で配列されても良い。
【0017】
また、各記録ヘッド16は画像形成のためのインクの吐出を行っていないときは、インクの乾燥によるノズル内でのインクの凝固や、ノズル近傍へのゴミやホコリ等の付着を防止するためにキャップ40により保護されている。
【0018】
すなわち、画像形成を行っていないときは、キャップ40K(黒),40C(シアン),40M(マゼンタ),40Y(イエロー)は、図3の状態のように各色の記録ヘッド16K(黒),16C(シアン),16M(マゼンタ),16Y(イエロー)をそれぞれ保護するキャッピング位置に保持されている。
【0019】
画像形成を行う場合にはヘッドホルダ17をモータ18の駆動により所定量移動させるとともに、図示しない駆動源によりキャップ40K(黒),40C(シアン),40M(マゼンタ),40Y(イエロー)を図4の状態のように各記録ヘッド16から記録紙Pへのインクの吐出を妨げない退避位置に移動させ、再びヘッドホルダ17をモータ18の駆動により各記録ヘッド16と搬送ベルト9上の記録紙Pとの距離(紙間)が規定の値になるまで移動させてから各色のインクを吐出させて記録紙Pに画像形成を行う。記録紙Pが搬送ベルト9に密着して搬送ベルト9とともに記録ヘッドユニット15の下を移動するのと同期して記録ヘッド16からインクの吐出が行われ、記録紙P上に画像が形成される。
【0020】
このとき、画像形成は、図5(a)で示すように記録ヘッド16の奇数番目のノズル101,103,105,・・・,100+(2n−1)《nは整数》からのインク吐出により行われる。これにより、1ページに印字される画像情報の50%が形成されることになる。なお、本発明の構成では記録ヘッド16に設けたノズルの配列が、中心線を境に奇数番目のノズル101,103,105,・・・,100+(2n−1)《nは整数》と偶数番目のノズル102,104,106,・・・,100+2n《nは整数》が千鳥状に配置されているが、ノズルの配列方法はチップ41の全幅にノズルが配列される構成であれば他の配列方法でも良い。
【0021】
記録ヘッド16において1ページに印字される画像情報の50%が形成された後の記録紙Pは、分離ガイドa21により搬送ベルト9から分離され、スイッチバックローラ23と拍車a24、中間ローラ26と拍車c27により中間トレイ28に導かれる。このとき吸着ローラb14は記録紙Pに直接触れないように搬送ベルト9から離間した位置に保持されており、レジストローラ対b13もそれぞれ離間して記録紙Pに直接触れない位置に退避している。また、中間トレイ28には発熱部a29が設けられて記録紙Pを加熱することが出来るようになっており、これにより印字直後の記録紙P上のインクの定着・乾燥が促進される。
【0022】
ここで、記録紙Pの片面にのみ画像を形成する片面印字モードの場合、中間トレイ28上の記録紙Pは、中間ローラ26と拍車c27およびスイッチバックローラ23と拍車a24により、ベルト搬送部7のレジストローラ対b13へ搬送される。このときレジストローラ対b13は離間した位置から当接する位置へと移動してニップを形成するとともに、吸着ローラb14も搬送ベルト9から離間した位置から当接する位置へと移動する。
【0023】
同時に、吸着ローラa8は記録紙Pに直接触れないように、搬送ベルト9から離間した位置に移動し、レジストローラ対a6もそれぞれ離間して記録紙Pに直接触れない位置に移動する。
【0024】
レジストローラ対b13へ搬送された記録紙Pは、ベルト搬送部7へ向かって所定のタイミングで送り出され、吸着ローラb14の直前で搬送ベルト9に静電吸着される。
【0025】
このとき、搬送ベルト9は駆動ローラ10からの駆動力により従前の印字動作時とは逆の方向に回転させられている。
【0026】
記録紙Pが搬送ベルト9に密着して搬送ベルト9とともに張架ローラ11側から駆動ローラ10側へと記録ヘッドユニット15の下を移動するのと同期して記録ヘッド16からインクの吐出が行われ、記録紙P上に画像が形成される。
【0027】
このとき、画像形成は、図5(b)で示す記録ヘッド16の偶数番目のノズル102,104,106,・・・,100+2n《nは整数》からのインク吐出により行われる。これらのノズルは、従前の印字動作時には使われなかったノズルであり、これにより1ページに印字される画像情報の残り50%が形成され、従前の印字動作とあわせて1ページに印字される画像情報の100%が形成されることになる。なお、1ページに印字される画像情報の50%を最初に偶数番目のノズルからのインク吐出により形成し、残りの50%を奇数番目のノズルからのインク吐出で形成しても良い。
【0028】
記録ヘッド16において画像形成された後の記録紙Pは、分離ガイドb22により搬送ベルト9から分離され、フラッパーa30により搬送ローラ4および拍車d32のニップ部に導かれ、排紙トレイ33上に排紙されて、印字が完了する。なお、排紙トレイ33には発熱部b34が設けられて記録紙Pを加熱することが出来るようになっており、これにより印字直後の記録紙P上のインクの定着・乾燥が促進される。
【0029】
一方、記録紙Pの両面に画像を形成する両面印字モードの場合、記録ヘッド16の奇数番目のノズルからのインク吐出により1ページに印字される画像情報の50%が形成された後の中間トレイ28上の記録紙Pは、中間ローラ26と拍車c27およびフラッパーb31により、スイッチバックローラ23と拍車b25のニップ部へと導かれ、スイッチバックローラ23と拍車b25により両面トレイ35へ搬送される。
【0030】
記録紙Pの後端が、後端検知センサa37により検知されると、スイッチバックローラ23と拍車b25が逆転を開始すると同時に反転ガイド39が図6の実線で示す位置から点線で示す位置に図示せぬ駆動源により移動する。このときレジストローラ対b13は離間した位置から当接する位置へと移動してニップを形成するとともに、吸着ローラb14も搬送ベルト9から離間した位置から当接する位置へと移動する。同時に、吸着ローラa8は記録紙Pに直接触れないように、搬送ベルト9から離間した位置に移動し、レジストローラ対a6もそれぞれ離間して記録紙Pに直接触れない位置に移動する。
【0031】
記録紙Pはスイッチバックローラ23と拍車a24により、ベルト搬送部7のレジストローラ対b13へ搬送され、ベルト搬送部7へ向かって所定のタイミングで送り出され、吸着ローラb14の直前で搬送ベルト9に静電吸着される。このとき、搬送ベルト9は駆動ローラ10からの駆動力により従前の印字動作時とは逆の方向に回転させられている。
【0032】
記録紙Pが搬送ベルト9に密着して搬送ベルト9とともに張架ローラ11側から駆動ローラ10側へと記録ヘッドユニット15の下を移動するのと同期して記録ヘッド16からインクの吐出が行われ、記録紙Pの裏面に画像が形成される。
【0033】
このとき、画像形成は、図5(a)で示す記録ヘッド16の奇数番目のノズル101,103,105,・・・,100+(2n−1)《nは整数》からのインク吐出により行われる。
【0034】
これにより、記録紙Pの裏面には1ページに印字される画像情報の50%が形成されることになる。さらに記録紙Pは、分離ガイドb22により搬送ベルト9から分離され、フラッパーa30により搬送ローラ4および拍車d32のニップ部に導かれ、排紙トレイ33上に導かれる。
【0035】
なお、排紙トレイ33には発熱部b34が設けられて記録紙Pを加熱することが出来るようになっており、これにより印字直後の記録紙P上のインクの定着・乾燥が促進される。記録紙Pの後端が、後端検知センサb38により検知されると、搬送ローラ4および拍車d32が逆転を開始する。このときレジストローラ対a6は離間した位置から当接する位置へと移動してニップを形成するとともに、吸着ローラa8も搬送ベルト9から離間した位置から当接する位置へと移動する。
【0036】
同時に、吸着ローラb14は記録紙Pに直接触れないように、搬送ベルト9から離間した位置に移動し、レジストローラ対b13もそれぞれ離間して記録紙Pに直接触れない位置に移動する。記録紙Pは搬送ローラ4と拍車d32により、ベルト搬送部7のレジストローラ対a6へ搬送され、ベルト搬送部7へ向かって所定のタイミングで送り出され、吸着ローラa8の直前で搬送ベルト9に静電吸着される。このとき、搬送ベルト9は駆動ローラ10からの駆動力により従前の印字動作時とは逆の方向に回転させられている。
【0037】
記録紙Pが搬送ベルト9に密着して搬送ベルト9とともに駆動ローラ10側から張架ローラ11側へと記録ヘッドユニット15の下を移動するのと同期して記録ヘッド16からインクの吐出が行われ、記録紙Pの裏面に画像が形成される。
【0038】
このとき、画像形成は、図5(b)で示す記録ヘッド16の偶数番目のノズル102,104,106,・・・,100+2n《nは整数》からのインク吐出により行われる。これらのノズルは、従前の印字動作時には使われなかったノズルであり、これにより記録紙Pの裏面に、1ページに印字される画像情報の残り50%が形成されて従前の印字動作とあわせて1ページに印字される画像情報の100%が形成されることになる。
【0039】
記録ヘッド16において画像形成された後の記録紙Pは、分離ガイドa21により搬送ベルト9から分離され、スイッチバックローラ23と拍車a24、中間ローラ26と拍車c27により中間トレイ28に導かれる。このとき吸着ローラb14は記録紙Pに直接触れないように、搬送ベルト9から離間した位置に保持されており、レジストローラ対b13もそれぞれ離間して記録紙Pに直接触れない位置に退避している。
【0040】
また、反転ガイド39も図6の点線で示す位置から実線で示す位置に図示せぬ駆動源により移動される。さらに、中間トレイ28には発熱部a29が設けられて記録紙Pを加熱することが出来るようになっており、これにより印字直後の記録紙P上のインクの定着・乾燥が促進される。
【0041】
さらに中間トレイ28上の記録紙Pは、中間ローラ26と拍車c27およびフラッパーb31により、スイッチバックローラ23と拍車b25のニップ部へと導かれ、スイッチバックローラ23と拍車b25により両面トレイ35へ搬送される。
【0042】
記録紙Pの後端が、後端検知センサa37により検知されると、スイッチバックローラ23と拍車b25が逆転を開始すると同時に反転ガイド39が図6の実線で示す位置から点線で示す位置に図示せぬ駆動源により移動する。このときレジストローラ対b13は離間した位置から当接する位置へと移動してニップを形成するとともに、吸着ローラb14も搬送ベルト9から離間した位置から当接する位置へと移動する。
【0043】
同時に、吸着ローラa8は記録紙Pに直接触れないように、搬送ベルト9から離間した位置に移動し、レジストローラ対a6もそれぞれ離間して記録紙Pに直接触れない位置に移動する。
【0044】
記録紙Pはスイッチバックローラ23と拍車a24により、ベルト搬送部7のレジストローラ対b13へ搬送され、ベルト搬送部7へ向かって所定のタイミングで送り出され、吸着ローラb14の直前で搬送ベルト9に静電吸着される。このとき、搬送ベルト9は駆動ローラ10からの駆動力により従前の印字動作時とは逆の方向に回転させられている。
【0045】
記録紙Pが搬送ベルト9に密着して搬送ベルト9とともに張架ローラ11側から駆動ローラ10側へと記録ヘッドユニット15の下を移動するのと同期して記録ヘッド16からインクの吐出が行われ、記録紙Pの表面に1ページに印字される画像情報の残り50%が形成される。
【0046】
このとき、画像形成は、図5(b)で示す記録ヘッド16の偶数番目のノズル102,104,106,・・・,100+2n《nは整数》からのインク吐出により行われる。これらのノズルは、従前の印字動作時には使われなかったノズルであり、これにより1ページに印字される画像情報の残り50%が形成され、従前の印字動作とあわせて記録紙Pの表面に1ページに印字される画像情報の100%が形成されることになる。
【0047】
ここにおいて、記録紙Pの表裏両面への画像形成が100%行われたことになる。記録ヘッド16において画像形成された後の記録紙Pは、分離ガイドb22により搬送ベルト9から分離され、フラッパーa30により搬送ローラ4および拍車d32のニップ部に導かれ、排紙トレイ33上に排紙されて、印字が完了する。
【0048】
排紙トレイ33には発熱部b34が設けられて記録紙Pを加熱することが出来るようになっており、これにより印字直後の記録紙P上のインクの定着・乾燥が促進される。なお、表面の1ページに印字される画像情報の50%を最初に偶数番目のノズルからのインク吐出により形成し、残りの50%を奇数番目のノズルからのインク吐出で形成しても良い。
【0049】
また、裏面の1ページに印字される画像情報の50%を最初に偶数番目のノズルからのインク吐出により形成し、残りの50%を奇数番目のノズルからのインク吐出で形成しても良い。さらに両面トレイ35にも発熱部c36を設け、記録紙P上のインクの乾燥・定着をさらに促進することももちろん可能である。
【0050】
そして、後続の印字ジョブがある場合には、給紙カセット1からふたたび記録紙Pが給紙され、前述の印字動作を行う。印字ジョブが全て終わると、インクの吐出が終わった記録ヘッドユニット15、およびキャップ40は、それぞれの記録ヘッド16が対応するそれぞれキャップ40により保護される初期の位置へと戻り、一連の印字動作が完了する。
【0051】
このように画像を50%ずつ分けて印字することで、次のような効果が期待される。すなわち、フルライン型画像形成装置において、高速で画像を形成しようとした場合、従来のフルライン型画像形成装置のように各ノズルから略同時にインクを吐出して画像を形成しようとすると、図7で示すように、隣接するノズルから吐出されたインク滴が、着弾した記録紙P上において定着・乾燥する前に互いに影響してしまい、記録紙P上に所望のインク滴着弾形状(図7(b)の状態)を形成出来ず、インク滴が重なり合ってしまう等の画像の乱れが生じてしまう恐れがあった(図7(c)の状態)。このため、より高精細な画像の形成が難しかった。
【0052】
しかしながら、本発明の構成のように画像を1画素おきに分けて時間差を設けて50%ずつ印字することで、先に吐出、着弾したインク滴が記録紙P上において定着・乾燥してから(図5(c)の状態)、隣接するノズルから吐出したインク滴が着弾することになるので、記録紙P上に所望のインク滴着弾形状を形成出来ることになる(図5(d)の状態)。これにより良好な画像形成が出来ることとなる。
【0053】
次に、本発明に係わる画像形成装置の第二実施形態の構成を図8を用いて説明する。図8は本実施形態に係わるフルライン型プリンタの全体概略構成図である。上記第一実施形態と説明の重複する部分については同一の符号を付して説明を省略する。
【0054】
第一実施形態に係わる画像形成装置においては、記録ヘッドユニット15内にはインクの吐出により画像形成を行う記録ヘッド16が、記録ヘッド16K(黒),16C(シアン),16M(マゼンタ),16Y(イエロー)の順に所定の間隔で配置され、ヘッドホルダ17に取り付けられるとともに、それに対応してキャップ40K(黒),40C(シアン),40M(マゼンタ),40Y(イエロー)が配置されている構成であったが、本実施形態においては図8に示すように、記録ヘッドユニット15内にはインクの吐出により画像形成を行う記録ヘッド16が、記録ヘッド16Y1(イエロー),16M1(マゼンタ),16C1(シアン),16K(黒),16C2(シアン),16M2(マゼンタ),16Y2(イエロー)の順に所定の間隔で配置されているとともに、それに対応してキャップ40Y1(イエロー),40M1(マゼンタ),40C1(シアン),40K(黒),40C2(シアン),40M2(マゼンタ),40Y2(イエロー)が配置されている。
【0055】
これにより、記録紙Pが、駆動ローラ10側から張架ローラ11側へと記録ヘッドユニット15の下を移動するのと同期して記録ヘッド16からインクの吐出が行われて1ページに印字される画像情報の50%が形成されときと、張架ローラ11側から駆動ローラ10側へと記録ヘッドユニット15の下を移動するのと同期して記録ヘッド16からインクの吐出が行われて1ページに印字される画像情報の残りの50%が形成されときにおいて、いずれの場合においてもイエロー、マゼンタ、シアン、黒の順に画像形成が行われることになるので、色形成順序の違いによる画像状態の違いがなくなり、結果として、より良好な画像形成が出来る。
【0056】
なお、記録ヘッド16各色の配列順は上記の順番に限定されるものではなく、記録しPが駆動ローラ10側から張架ローラ11側へ移動したときと、張架ローラ11側から駆動ローラ10側へ移動したときとにおいて印字する色の順番が同じになる配列であれば、本構成と異なる順序で配列されても良いし、記録ヘッド16の本数も本構成の本数に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【0057】
【図1】本発明の第一実施形態であるフルライン型インクジェットプリンタの全体概略構成を示す正面図である。
【図2】本発明の第一実施形態であるフルライン型インクジェットプリンタに用いられる記録ヘッドの概略構成図である。
【図3】本発明の第一実施形態であるフルライン型インクジェットプリンタのヘッドユニットとキャップ部を斜めから見た概略構成図である。
【図4】本発明の第一実施形態であるフルライン型インクジェットプリンタのヘッドユニットとキャップ部を斜めから見た概略構成図である。
【図5】本発明の第一実施形態であるフルライン型インクジェットプリンタのノズルの配置と記録媒体上に着弾したインク滴を示す説明図である。
【図6】本発明の第一実施形態であるフルライン型インクジェットプリンタの両面印字のための搬送機構の概略構成図である。
【図7】従来の印字方法により印字した場合において記録媒体上に着弾したインク滴を示す説明図である。
【図8】本発明の第二実施形態であるフルライン型インクジェットプリンタの全体概略構成を示す正面図である。
【符号の説明】
【0058】
S プリンタ
P 記録紙
1 給紙カセット
2 ピックアップローラ
3 分離パッド
4 搬送ローラ
5 給紙ローラ
6 レジストローラ対a
7 ベルト搬送部
8 吸着ローラa
9 搬送ベルト
10 駆動ローラ
11 張架ローラ
12 帯電器
13 レジストローラ対b
14 吸着ローラb
15 記録ヘッドユニット
16 記録ヘッド
17 ヘッドホルダ
18 モータ
19 ヘッド上下ガイド
20 センサ
21 分離ガイドa
22 分離ガイドb
23 スイッチバックローラ
24 拍車a
25 拍車b
26 中間ローラ
27 拍車d
28 中間トレイ
29 発熱部a
30 フラッパーa
31 フラッパーb
32 拍車d
33 排紙トレイ
34 発熱部b
35 両面トレイ
36 発熱部c
37 後端検知センサa
38 後端検知センサb
39 反転ガイド
40 キャップ
41 チップ
101,102,103,104,105,106,・・・,100+(2n−1),100+2n ノズル




 

 


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