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発明の名称 レジ調整案内表示方法および画像記録装置およびホスト
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−15175(P2007−15175A)
公開日 平成19年1月25日(2007.1.25)
出願番号 特願2005−197561(P2005−197561)
出願日 平成17年7月6日(2005.7.6)
代理人 【識別番号】100090538
【弁理士】
【氏名又は名称】西山 恵三
発明者 川床 徳宏 / 神田 英彦 / 筑間 聡行 / 林 雅
要約 課題
カートリッジ交換後、ホストもしくは本体のいずれかにおいても着弾位置ずれの調整を行っていない場合に、該着弾ずれ調整機能についての案内を1回のみ表示させる。

解決手段
記録ヘッドの脱着を検知するヘッド脱着検知機能と、記録装置本体に設けられたレジ調整案内表示フラグと、ヘッド交換時に該レジ調整案内表示フラグをONにするレジ調整案内フラグON設定機能と、ホストから印字の際に該表示フラグを参照しレジ調整案内の表示フラグがONの場合にのみレジ調整案内のメッセージを表示させる案内表示機能と、レジ調整案内を表示した場合、あるいは本体もしくはPCからレジ調整を実施した場合に該レジ調整案内表示フラグをOFFにするレジ調整案内フラグOFF設定機能とを持つこと、を特徴とするものである。
特許請求の範囲
【請求項1】
記録ヘッドの脱着を検知するヘッド脱着検知機能と、記録装置本体に設けられたレジ調整案内表示フラグと、ヘッド交換時にレジ調整案内表示フラグをONにするレジ調整案内フラグON設定機能と、印字の際に該表示フラグを参照しレジ調整案内の表示フラグがONの場合にのみレジ調整案内のメッセージを表示させる案内表示機能と、レジ調整案内を表示した場合、あるいは本体もしくはPCからレジ調整を実施した場合に該レジ調整案内表示フラグをOFFにするレジ調整案内フラグOFF設定機能とを、持つことを特徴とするレジ調整案内表示方法。
【請求項2】
記録ヘッドの脱着を検知するヘッド脱着検知機能と、記録装置本体に設けられたレジ調整案内表示フラグと、ヘッド交換時に該レジ調整案内表示フラグをONにするレジ調整案内フラグON設定機能と、ホストから印字の際に該表示フラグの状態をホストに返信するレジ調整案内フラグ状態通知機能と、レジ調整案内を表示した場合、あるいは本体もしくは前記ホストからレジ調整を実施した場合に該レジ調整案内表示フラグをOFFにするレジ調整案内フラグOFF設定機能とを有することを特徴とする画像記録装置。
【請求項3】
印字の際に記録装置に対してレジ調整案内表示フラグの状態を要求するレジ調整案内フラグ要求機能と、該要求により読み取られたレジ調整案内フラグがONの場合にレジ調整案内メッセージを表示させるレジ調整案内表示機能と、レジ調整案内を表示した場合に該レジ調整案内表示フラグをOFFにするコマンドを記録装置本体に対し送信するレジ調整案内フラグOFF機能とを有することを特徴とするホスト。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、普通紙、加工紙、布などの記録媒体に対しプリントを行うことのできるプリンターや情報処理機器の出力部に適用できる、接触型サーマルプリンタ、非接触型インクジェットプリンタなどで、カートリッジ交換後のカートリッジ調整機能についての案内表示に関し、具体的には調整案内表示方法および画像記録装置、およびホストに関する発明である。
【背景技術】
【0002】
プリンタ、複写機、ファクシミリ等の記録装置として、画像情報に基づいたドットパターンを、紙やプラスチック薄板等の被記録媒体上に形成することで画像を記録する記録装置が挙げられる。このような記録装置は、インクジェット式、ワイヤドット式、サーマル式、レーザービーム式等、様々な記録方式の記録装置があり、近年、記録装置に対しては、高速記録、高画像品質(高解像度)、低騒音などが要求されている。これらの要求に応える記録装置として、インクジェット式の記録装置(インクジェット記録装置)がある。このインクジェット式の記録装置は、記録ヘッドの吐出口から吐出したインク(記録液)滴を、被記録媒体に付着させることにより画像が形成される。また、非接触で記録を行うことが可能であるため、幅広い被記録媒体に対して安定した画像を記録することができる。
【0003】
また、インクジェット記録装置では記録媒体の搬送方向に垂直に往復運動する記録ヘッドを搭載したシリアルタイプの記録装置が広く知られている。これはシリアルタイプの場合、記録ヘッドの大きさが小さくても良いため、様々な記録媒体のサイズに対応可能であること、複数ノズル列を持つことによる多色化が容易であること、重ね印字の回数により速度と記録画質の調整が容易であること、などの利点があるためである。
【0004】
しかし、一方でシリアルプリンタでは、CR走査を複数回行って重ね印字を行うために、各CR走査で記録されるインク滴の着弾位置の調整(以下、着弾位置ずれ補正、もしくはレジ調、レジ調整とも言う)が必要である。また、複数ノズル列による多色化を行った場合には、色ずれによる画質劣化を防止するため、各ノズル列によって記録されるインク滴の着弾位置の調整が必要になる。
【0005】
また、このような着弾位置の調整は記録ヘッドを交換した際に必要となることが多い。これは、インク滴の吐出精度やノズル列間の距離など記録ヘッドの性質が固体によって異なることと、記録装置に記録ヘッドを固定する際の取り付け誤差が発生するためである。
【0006】
さらに、前記着弾位置の調整は、ホスト上から実施されることが多い。これはGUIを用いた方がユーザーに対し着弾位置調整の指示を行いやすく、また調整値の入力についても容易だからである。しかし、カートリッジ交換の有無は記録装置本体では検知可能であるが、必ずしもホストでは検知できるわけではない。
【0007】
このような問題に対し、画像記録装置において記録ヘッドの交換時に画像プロセスの調整を実施したり、本体情報を読み取ってホストから制御を行ったりする種々の記録方法が提案されている。
【0008】
例えば、ヘッド製造誤差や、記録装置へのヘッド取り付け誤差の精度を高めたり、工場出荷時に調整を行ったりすることで、ユーザー使用時における着弾位置のずれを一定範囲内に、画像品位を保つ取り組みが行われている。
【0009】
特開平07−081190公報には、双方向レジの調整用テストパターンについて、視認性を向上させたテストパターンが提案されている。
【0010】
特開平10−105021公報には、記録カートリッジが装着された場合に、新規カートリッジか否かを判断し、新規カートリッジである場合に該カートリッジに適した画像プロセスを実行する制御が提案されている。
【0011】
特開平10−337864公報には、副走査送り動作が異なる複数のドット記録方式を用いてテストパターンを印字し、複数の印字結果からもっとも好ましい記録方式をユーザーに選択させて本体に記憶する。画像記録の際には、該記憶されたもっとも好ましい記録方式情報を読み出すとともに、読み出された記録方式情報に基づいて所望の画像を記録媒体上に記録する画像記録装置が提案されている。
【特許文献1】特開平07−081190号公報
【特許文献2】特開平10−105021号公報
【特許文献3】特開平10−337864号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0012】
近年、画像記録の制御方法の改善によりインク滴着弾位置ずれの画像に及ぼす影響を抑制し、かつ記録ヘッド・記録装置本体の製造誤差や取り付けの精度向上により着弾位置ずれを少なくするなどして記録ヘッド交換に伴う着弾位置を調整する必要性を減少させることが可能となっている。また、着弾位置ずれ調整には、テストパターンを印字するためのインクや記録媒体、調整を行うための調整時間などをユーザーに消費させてしまうことから、ユーザーの多くが面倒な着弾位置ずれ調整の実施を回避してしまっている。このような状況においては、記録ヘッド交換時に、着弾位置ずれ調整の実施を必須とするのではなく、着弾位置ずれ調整の機能を紹介するにとどめ、実施の可否はユーザー自身にゆだねる事が望ましい。このように、着弾位置の調整について案内のみにとどめることにより、画像品位にこだわらないユーザーは無駄な消費を回避し、画像品位にこだわるユーザーのみが調整を実施することが可能となる。また、着弾位置ずれ調整の紹介は、記録ヘッドが交換された後に1回のみ表示されることが望ましい。また、ホストもしくは本体からの着弾位置ずれ調整を実施した場合には、表示を回避することが望ましい。しかし、従来のレジ調整制御においては、このような案内表示についての考え方は存在していない。
【0013】
以下、具体的に従来技術における問題点を列挙する。
【0014】
ユーザーの手元で着弾位置ずれ調整が全く不要になるようヘッド製造誤差やヘッド取り付け誤差の精度を高めたり、工場出荷時に調整を行ったりした場合には、非常に高精度の製造や調整を行う必要性が生じ、装置の大型化や大幅なコストアップを伴ってしまうという問題がある。
【0015】
特開平07−081190公報では、双方向記録におけるレジの調整用テストパターンについて、視認性を向上させたテストパターンが提案されている。しかし、着弾位置ずれ調整(レジ調)の実施はユーザーの指示によって行われると記載されているのみであり、着弾位置ずれ調整機能のユーザーへの案内表示については述べられていない。
【0016】
特開平10−105021公報では、記録カートリッジが装着された場合に、新規カートリッジか否かを判断し、新規カートリッジである場合に該カートリッジに適した画像プロセスを実行する制御が提案されている。本先行技術の場合、画像プロセスの実行であるため記録カートリッジと記録装置本体のみで完結することができる。このため、本先行技術例においては、ユーザーへの案内表示は実施されず、また、実施する必然性もない。しかし、本発明で問題にしている着弾位置ずれ調整は、調整用のメディアやインクを必要とするため、ユーザーへの告知なくしては実施できない。
【0017】
特開平10−337864公報では、副走査送り動作が異なる複数のドット記録方式を用いてテストパターンを印字し、複数の印字結果からもっとも好ましい記録方式をユーザーに選択させて本体に記憶する。画像記録の際には、該記憶されたもっとも好ましい記録方式情報を読み出すとともに、読み出された記録方式情報に基づいて所望の画像を記録媒体上に記録する画像記録装置が提案されている。この先行技術についても、副走査方向の送り動作を変更したテストパターンは「ユーザーの指示により印字されること」となっているのみで、記録ヘッドの交換の際にどのようにユーザーにドット記録モードの存在を表示するかについては、特に述べられていない。
【0018】
以上、本発明は上記課題にかんがみてなされたものであり、その特徴はカートリッジ交換後、着弾位置ずれの調整をホストもしくは本体のいずれかにおいても行っていない場合に着弾ずれ調整機能についての案内を1回のみ表示させることが可能となる。
【課題を解決するための手段】
【0019】
上記目的を達成するため本発明は、記録ヘッドの脱着を検知するヘッド脱着検知機能と、記録装置本体に設けられたレジ調案内表示フラグと、ヘッド交換時に該レジ調整案内表示フラグをONにするレジ調整案内フラグON設定機能と、ホストから印字の際に該表示フラグを参照しレジ調整案内の表示フラグがONの場合にのみレジ調整案内のメッセージを表示させる案内表示機能と、レジ調整案内を表示した場合、あるいは本体もしくはPCからレジ調整を実施した場合に該レジ調整案内表示フラグをOFFにするレジ調整案内フラグOFF設定機能とを持つこと、を特徴とするものである。
【0020】
また、本発明は、記録ヘッドの脱着を検知するヘッド脱着検知機能と、ホストから印字の際に、記録装置に対してレジ調整案内表示フラグの状態を要求するレジ調整案内フラグ要求機能と、該要求によりレジ調整案内フラグがONの場合にレジ調整案内メッセージを表示させるレジ調整案内表示機能と、レジ調整案内を表示した場合に該レジ調整案内表示フラグをOFFにするコマンドを記録装置本体に対し送信するレジ調整案内フラグOFF機能とを、画像記録装置制御ホストに持つこと、を特徴とするものである。
【発明の効果】
【0021】
本発明によれば、記録ヘッドが交換された後、ホストもしくは本体から着弾位置ずれ調整を実施しない場合にのみ、該着弾位置ずれ調整機能についての案内を1回のみ表示することが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0022】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。以下の実施形態は、インクジェット記録装置に対する適用例である。
【0023】
まず、本発明の実施形態の説明に先立ち、本発明を適用可能なインクジェット記録装置の基本構成の一例を図1から図2に基づいて説明する。
【0024】
(インクジェット記録装置の基本構成例)
図1および図2は、本発明を適用可能なインクジェット記録装置の要部の概略構成図である。
【0025】
図1において、記録装置の外装部材内に収納されたシャーシM3019は、所定の剛性を有する複数の板状金属部材によって構成されて、記録装置の骨格を成すものであり、次のような各記録動作機構を保持する。自動給送部M3022は、用紙(被記録媒体)を装置本体内へと自動的に給送する。搬送部M3029は、自動給送部M3022から1枚ずつ送出される用紙を所定の記録位置へと導くと共に、その記録位置から排出部M3030へと用紙を導く。矢印Yは、用紙の搬送方向(副走査方向)である。記録位置に搬送された用紙は、記録部によって所望の記録が行われる。この記録部に対しては、回復部M5000によって回復処理が行われる。M2015は紙間調整レバー、M3006は、LFローラM3001の軸受けである。
【0026】
記録部において、キャリッジM4001は、キャリッジ軸M4021によって矢印Xの主走査方向に移動可能に支持されている。このキャリッジM4001には、インクを吐出可能なインクジェット記録ヘッドH1000(図2参照)が着脱可能に搭載される。本例の記録ヘッドH1000は、図2のように、インクを貯留するインクタンク部H1900と、インクを吐出する記録ヘッド部H1001とで構成される。インクタンク部H1900は内部に複数、たとえばシアン、マゼンタ、イエロー、ブラック、のインク室を持っている。記録ヘッドH1000は、メイン基板E0001から本体フレキE0012を経由して記録に必要なヘッド駆動信号を得る。また、インクを吐出するためのエネルギーとして、電気熱変換体から発生する熱エネルギーを利用するものであってもよい。その場合には、電気熱変換体の発熱によってインクに膜沸騰を生じさせ、そのときの発泡エネルギーによって、インク吐出口からインクを吐出することができる。
【0027】
回復部M5000には、記録ヘッド部H1001におけるインク吐出口の形成面をキャップするキャップ(図示せず)が備えられている。このキャップには、その内部に負圧を導入可能な吸引ポンプを接続してもよい。その場合には、記録ヘッド部H1001のインク吐出口を覆ったキャップ内に負圧を導入して、インク吐出口からインクを吸引排出させることにより、記録ヘッド部H1001の良好なインク吐出状態を維持すべく回復処理(「吸引回復処理」ともいう)をすることができる。また、キャップ内に向かって、インク吐出口から画像の記録に寄与しないインクを吐出させることによって、記録ヘッド部H1001の良好なインク吐出状態を維持すべく回復処理(「吐出回復処理」ともいう)をすることができる。
【0028】
また、キャリッジM4001には、図1のように、キャリッジM4001上の所定の装着位置に記録ヘッドH1000を案内するためのキャリッジカバーM4002が設けられている。さらに、キャリッジM4001には、記録ヘッドH1000の外形と係合して、記録ヘッドH1000を所定の装着位置にセットさせるヘッドセットレバーM4007が設けられている。ヘッドセットレバーM4007は、キャリッジM4001の上部に位置するヘッドセットレバー軸に対して回動可能に設けられており、記録ヘッドH1000と係合する係合部には、ばね付勢されるヘッドセットプレート(不図示)が備えられている。そのばね力によって、ヘッドセットレバーM4007は、記録ヘッドH1000を押圧しながらキャリッジM4001に装着する。
【0029】
図3は、このような記録装置における制御系の概略のブロック構成図である。
【0030】
図3において、CPU100は、本例のプリント装置の動作の制御処理やデータ処理等を実行する。ROM101は、それらの処理手順等のプログラムが格納され、またRAM102は、それらの処理を実行するためのワークエリアなどとして用いられる。記録ヘッドH1001からのインクの吐出は、CPU100が電気熱変換体などの駆動データ(記録データ)および駆動制御信号(ヒートパルス信号)をヘッドドライバH1001Aに供給することにより行われる。CPU100は、キャリッジM001を主走査方向に駆動するためのキャリッジモータ203をモータドライバ203Aを介して制御し、また用紙を副走査方向に搬送するためのP.Fモータ104をモータドライバ104Aを介して制御する。
【0031】
以上のような構成のインクジェット記録装置によって記録を行う場合には、まず、ホスト装置200(図3参照)から外部I/Fを通して送出されてきた記録データをプリントバッファに一旦格納する。そして、キャリッジモータ103によってキャリッジM4001と共に記録ヘッドH1001を主走査方向に移動させつつ、記録データに基づいて記録ヘッドH1001からインクを吐出させる記録動作と、P.Fモータ104によって用紙を副走査方向に所定量搬送する搬送動作と、を繰り返すことによって、用紙上に順次画像を記録する。
【実施例1】
【0032】
以下、本発明について具体的実施例をあげて詳細を述べる。
【0033】
第1実施例として、ヘッド交換後に記録装置本体でレジ調整を実施後、ホストから印刷を行った場合を例に本発明を説明する。図4から図6に本発明を具体的に説明したフローチャートを示す。図4は本発明を適応した、カバークローズ時のレジ調整案内フラグONシーケンスである。記録装置本体には、ヘッド端子の電気的接合や、キャリッジM4001にヘッド脱着検知用センサーを設けることにより、ヘッドの脱着を検知可能な機構を持つ事とする。通常ヘッド交換を行う際にはカバーの開閉を伴うが、電源OFF状態時にヘッド交換を行われる可能性がある場合には、該レジ調整案内フラグONシーケンスをソフトパワーON時にも実行したほうがよい。図4のフローチャートを説明する。まず、カバークローズ、もしくはソフトパワーON時に、カートリッジ脱着を確認する(401)。カートリッジ脱着がない場合にはそのまま処理を終了するが、脱着があった場合にはレジ調整案内フラグを“ON”にして(402)、該レジ調整案内ONシーケンスを終了する。図5は本発明を適応した場合の、記録装置本体でのレジ調整シーケンスである。ユーザーによって記録装置本体でのレジ調整を指示(501)されると、記録装置本体は自身の中に保存されているレジ調整整用パターンを印字(502)し、レジ調整案内フラグを“OFF”に設定(503)する。次に、ユーザーは印刷されたレジ調整用パターンから、最適な調整値を選択、本体に設けられたレジ調整値入力手段を用いて選択したレジ調整値を入力(504)し、記録装置本体は該入力されたレジ調整値を本体EEPROMへと記録(505)する。次に図6を用いて、本発明を適応した場合の、本体レジ調整実施後のホストからの印字動作を説明する。ホストから印刷を実行する際に、最初にホストから本体レジ調整案内フラグの状態を読み出す(601)。本例では、すでに記録装置本体においてレジ調整が実施済みであるため、該レジ調整案内フラグの状態判定(602)で“OFF”が選択される。“OFF”が選択された場合には、そのまま印字を実行する(606)。
【0034】
以上述べたように、レジ調整未実施の場合に1回のみレジ調整案内を表示させるという問題に対して、本体のみでレジ調整を実施した場合においても、簡単で安価な構成を用いて確実にレジ調整案内の表示を回避することが可能となった。
【実施例2】
【0035】
第2実施例として、ヘッド交換後にレジ調整を実施しないまま、ホストから印刷を行った場合を例に図4および図6を用いて本発明を説明する。まず、カバークローズ時のレジ調整案内フラグONシーケンス(図4)については実施例1と同様である。次に図6を用いて、レジ調整未実施の場合にホストから印字を行った際の動作について説明する。ホストから印字を実行する際に、最初にホストから本体レジ調整案内フラグの状態を読み出す(601)。本例では、カートリッジ交換後、レジ調整およびレジ調整案内表示がともに未実施であるため、該レジ調整案内フラグの状態判定(602)で“ON”が選択される。“ON”が選択された場合、ホスト上でレジ調整機能について案内を表示(603)し、同時にレジ調整案内フラグを“OFF”にするためのコマンドを記録装置本体に送信する(604)。ホストの画面上には、図7に示すようなレジ調整案内が表示され、ユーザーはカートリッジ交換後、必要に応じてレジ調整の機能があることに留意し、印刷の続行/キャンセルを選択(605)する。ユーザーが印刷の続行を選択し“OK”が押された場合には、そのまま記録装置にたいし印刷の実行を指示(606)し、“キャンセル”が押された場合には、印刷を実行せずに印字動作を終了させる。ここでは、レジ調整案内表示で“OK”/“キャンセル”の選択としたが、この案内表示において“キャンセル”の替わりに、図9のような“レジ調実施”のボタンを設定してもよい。次に、本実施例2での記録装置本体側の動作について図8を用いて説明する。記録装置本体では、ホストから送信されたレジ調整案内フラグ「OFF」コマンドを受信(801)すると、本体に設けられたレジ調整案内フラグに“OFF”を設定(802)し、以後ホストからレジ調整案内フラグの読み取りが行われた場合に“OFF"を返信する。
【0036】
本実施例では記録装置本体側の入出力手段が限定されている場合を想定し、より入出力手段が豊富なホスト上にレジ調整案内を表示させる例を説明したが、記録装置本体側に液晶パネルや入力ボタンなどの入出力手段を設けることによって、記録装置本体側にレジ調整機能についての案内を表示させるようにしてもよい。この場合、ホストからの印字だけでなく、記録装置本体のみの印字においても上記実施例にならいレジ調整未実施時に1回のみ案内を表示させることが可能である事は言うまでもない。
【0037】
以上述べたように、レジ調整未実施の場合に1回のみレジ調整案内を表示させるという問題に対して、レジ調整が未実施の場合に印刷を行った場合、簡単で安価な構成を用いて確実に、レジ調整案内の表示を1回だけ実施することが可能となった。
【実施例3】
【0038】
第3実施例として、記録装置本体側にレジ調整パターンを持っている場合と、持っていない場合とでのレジ調整シーケンスについて図10および図11を用いて説明する。図10は記録装置本体側にレジ調整パターンを持っている場合のレジ調整シーケンスである。ユーザーがホスト上からレジ調整の実行を指示した場合、ホストから記録装置本体へレジ調整実施コマンドが送信(1001)される。記録装置本体は、ホストからレジ調整実施コマンドを受信(1011)すると、レジ調整パターンの印字を実行(1012)し、レジ調整案内フラグを“OFF"に設定(1013)する。一方、レジ調整実施コマンドを送信したホスト側では、レジ調整選択値の入力画面を表示し、レジ調整選択値の入力を受け付ける(1002)。ユーザーは本体で印字されたレジ調整パターンからもっとも望ましいと判断される値を選択し、該入力画面で入力を行う。次に、ホストは入力されたレジ調整値を記録装置本体へ送信(1003)する。記録装置本体は、ホストから送信されたレジ調整選択値を受信(1014)し、本体上EEPROMにレジ調整選択値を保存(1015)して、レジ調整シーケンスを終了する。
【0039】
次に図11を用いて記録装置本体側にレジ調整パターンを持っていない場合について説明する。ユーザーがホスト上からレジ調整の実行を指示した場合、ホストから記録装置本体へレジ調整実施コマンドの替わりに、レジ調整パターンの印字データが送信(1101)される。記録装置本体は、ホストからの印字データを受信(1111)し、レジ調整パターンを印字(1112)、レジ調整案内フラグを“OFF"に設定(1113)する。一方、レジ調整実施コマンドを送信したホスト側では、レジ調整選択値の入力画面を表示し、レジ調整選択値の入力を受け付ける(1102)。ユーザーは本体で印字されたレジ調整パターンからもっとも望ましいと判断される値を選択し、該入力画面で入力を行う。次に、ホストは入力されたレジ調整値を記録装置本体へ送信(1103)する。記録装置本体は、ホストから送信されたレジ調整選択値を受信(1114)し、本体上EEPROMにレジ調整選択値を保存(1115)して、レジ調整シーケンスを終了する。このように本体上ではなく、ホスト上にレジ調整パターンを持たせることにより、記録装置本体のROM容量を削減して、コストダウンを図ることが可能となる。
【0040】
ここでは、ともにレジ調整選択値の入力を容易にするためホスト上からのレジ調整値入力を例に説明したが、レジ調整案内フラグを“OFF"に設定さえすれば、記録装置本体側に入出力手段を設けて記録装置本体側でレジ調整を入力させてもよいし、また、ユーザーに選択させるのではなくレジ調整を自動で実施させてもよい。
【0041】
このように、レジ調整実施の際に確実にレジ調整案内フラグを“OFF"に設定することで、レジ調整後の印字時には、実施例1に示すように、レジ調整機能についての案内を表示させることなく、印刷を続行することができる。
【0042】
以上述べたように、レジ調整未実施の場合に1回のみレジ調整案内を表示させるという問題に対して、レジ調整を実施した場合に簡単で安価な構成を用いて、レジ調整案内フラグを“OFF"に設定することが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【0043】
【図1】インクジェット記録装置の要部の斜視図である。
【図2】図1の記録装置に用いられる記録ヘッドの斜視図である。
【図3】記録装置における制御系のブロック構成図である。
【図4】第1・第2実施例でのカバークローズ時のレジ調整案内フラグONシーケンスを説明するフローチャートである。
【図5】第1実施例での記録装置本体のレジ調整シーケンスを説明するフローチャートである。
【図6】第1・第2実施例での本体レジ調整実施後のホストからの印字動作を説明するフローチャートである。
【図7】第2実施例でのレジ調整案内画面例である。
【図8】第2実施例での記録装置本体側の動作を説明するフローチャートである。
【図9】第2実施例でのレジ調整案内画面例である。
【図10】第3実施例でのレジ調整シーケンスを説明するフローチャートである。
【図11】第3実施例でのレジ調整シーケンスを説明するもう1つのフローチャートである。
【符号の説明】
【0044】
M2015 紙間調整レバー
M3001 LFローラ
M3006 軸受け
M3019 シャーシ
M3022 自動給送部
M3029 搬送部
M3030 排出部
M4001 キャリッジ
M4007 ヘッドセットレバー
M4021 キャリッジ軸
M5000 回復部
E0001 メイン基板
E0021 本体フレキ
H1000 記録ヘッドカートリッジ
H1001 インクジェット記録ヘッド部
H1001A ヘッドドライバ
H1900 インクタンク部
100 CPU
101 ROM
102 RAM
103 キャリッジモーター
103A モータドライバ
104 P.Fモータ
104A モータドライバ




 

 


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