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発明の名称 印刷装置、印刷装置の制御方法およびプログラム
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−15121(P2007−15121A)
公開日 平成19年1月25日(2007.1.25)
出願番号 特願2005−195984(P2005−195984)
出願日 平成17年7月5日(2005.7.5)
代理人 【識別番号】100087446
【弁理士】
【氏名又は名称】川久保 新一
発明者 福田 達也
要約 課題
異なる外部記憶装置が複数接続され、メモリカードや、外部記憶装置に保存されている複数の画像を、主走査方向に並べて印刷するレイアウト印刷において、どのような装置が接続されても、印刷スループットの低下を阻止することができるようにするものである。


解決手段
外部記憶装置を接続可能な外部インタフェース手段と、上記装着されている記憶媒体または上記外部記憶装置から読み出した画像を記憶する受信メモリを割り当てる受信メモリ割り当て手段と、上記装着されている記憶媒体または上記外部記憶装置から画像を読み出す画像受信速度を検出する画像受信速度検出手段と、上記画像受信速度検出手段が検出した読み出し速度に応じて、上記受信メモリを割り当て、画像を読み出すように制御する受信メモリ割り当て手段制御手段とを有する。
特許請求の範囲
【請求項1】
装着されている記憶媒体に保存されている画像を印刷する印刷装置において、
外部記憶装置を接続可能な外部インタフェース手段と;
上記装着されている記憶媒体または上記外部記憶装置から読み出した画像を記憶する受信メモリを割り当てる受信メモリ割り当て手段と;
上記装着されている記憶媒体または上記外部記憶装置から、画像を読み出す画像受信速度を検出する画像受信速度検出手段と;
上記画像受信速度検出手段が検出した読み出し速度に応じて、上記受信メモリを割り当て、画像を読み出すように制御する受信メモリ割り当て手段制御手段と;
を有することを特徴とする印刷装置。
【請求項2】
請求項1において、
上記画像受信速度検出手段は、上記記憶媒体または上記外部記憶装置に記憶されている画像の画像情報を取得する際に、上記画像受信速度を検出する手段であることを特徴とする印刷装置。
【請求項3】
請求項2において、
上記受信メモリ割り当て手段は、複数画像が割り当てられている複数の受信メモリのうちで、少なくとも1つの画像には、その画像データを全て記憶することができるメモリサイズを割り当てることを特徴とする印刷装置。
【請求項4】
装着されている記憶媒体に保存されている画像を印刷する印刷装置の制御方法において、
上記装着されている記憶媒体または外部記憶装置から読み出した画像を記憶する受信メモリを割り当てる受信メモリ割り当て工程と;
上記装着されている記憶媒体または上記外部記憶装置から、画像を読み出す画像受信速度を検出する画像受信速度検出工程と;
上記画像受信速度検出工程で検出された読み出し速度に応じて、上記受信メモリを割り当て、画像を読み出すように制御する受信メモリ割り当て制御工程と;
を有することを特徴とする印刷装置の制御方法。
【請求項5】
装着されている記憶媒体に保存されている画像を印刷する場合、
上記装着されている記憶媒体または外部記憶装置から読み出した画像を記憶する受信メモリを割り当てる受信メモリ割り当て手順と;
上記装着されている記憶媒体または上記外部記憶装置から、画像を読み出す画像受信速度を検出する画像受信速度検出手順と;
上記画像受信速度検出手順で検出された読み出し速度に応じて、上記受信メモリを割り当て、画像を読み出すように制御する受信メモリ割り当て制御手順と;
を印刷装置に実行させるプログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、デジタルカメラ等で撮影した画像データを格納している記憶媒体を装着し、記憶媒体上の画像データを読み出して印刷する印刷装置に関し、特に、外部記憶装置を接続可能であり、いわゆるレイアウト印刷が可能な印刷装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、デジタルカメラの普及に伴い、デジタルカメラで撮影した画像を家庭でプリントアウト(フォトプリント)する需要が高まっている。
【0003】
一般に、デジタルカメラで撮影した画像をプリントアウトするためには、PC(パーソナルコンピュータ)に、メモリカードリーダ(記憶媒体読取装置)を接続し、デジタルカメラで撮影した画像を保存したメモリカード(記憶媒体)を、上記メモリカードリーダに装着し、画像データをPCに取り込む。そして、PCとプリンタとを接続し、プリントアウトする。
【0004】
PCに不慣れな利用者が、簡単にフォトプリントするための装置として、いわゆるダイレクトプリンタ装置や、1台で複数の機能を提供することができるいわゆるマルチファンクションプリンタ装置が市販されている。
【0005】
これらの装置は、デジタルカメラで撮影した画像を保存しているメモリカードを装着するためのメモリカードスロットを備えている。また、装置上の操作部を操作し、印刷する画像の選択や、用紙のサイズ、プリント枚数等の指定をすることによって、PCに不慣れな利用者であっても、フォトプリントを手軽に得ることができる。また、デジタルカメラをダイレクトプリンタと接続し、デジタルカメラに保存されている画像データを読み出し、直接印刷することもできる。
【0006】
また、ハードディスク等の外部記憶装置を接続可能なダイレクトプリンタである場合、メモリカードに格納されている画像データを、その外部記憶装置に保存するバックアップ機能や、外部記憶装置に記憶されている画像データを選択し、印刷することもできる。
【0007】
印刷のための付加機能として、さまざまな機能が搭載され、選択した画像について、トリミング処理や、好みの色設定、色かぶり補正、赤目の補正等を行うことができる。また、プリントする用紙ごとに、多彩なレイアウト配置が可能であり、メモリカードや、外部記憶装置に保存されている画像データを選択し、自由に配置して印刷することができる。
【0008】
上記のようなレイアウト印刷(複数の画像を、主走査方向に並べて行う印刷)では、ダイレクトプリンタの主走査方向に、複数の画像を配置する場合がある。この場合、レイアウト印刷を実現するためには、主走査方向に配置される全ての画像データを読み出すだけの受信メモリ(受信バッファ)を必要とし、PCと比べ、リソースが厳しいダイレクトプリンタにおいては、全ての画像データを記憶するバッファを確保することができない場合がある。
【0009】
この場合、画像データの一部分を記憶するバッファをそれぞれ割り当て、画像の伸張に必要な分の画像データを、メモリカードや、外部記憶装置から、必要な時に再度読み出し、印刷処理を行う。また、このように、主走査方向に複数の画像が配置されて印刷されていることが知られている(たとえば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2000−156829公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
ここで、上記レイアウト印刷において、配置されている画像について注目すると、配置されている画像データは、ダイレクトプリンタに装着されているメモリカードに保存されている画像データでもよく、また、ダイレクトプリンタに接続されているデジタルカメラや、外記記憶装置等に保存されている画像でもよく、しかも、これら複数の装置に保存されている画像を混在して配置するようにしてもよい。
【0011】
また、ダイレクトプリンタ装置に接続されているデジタルカメラや、外部記憶装置には、さまざまな装置が接続されるので、これらの装置毎に、画像データを読み出す速度が異なる場合がほとんどである。
【0012】
たとえば、メモリカードから画像を読み出すときの読み出し速度は、カードリーダの処理能力に依存し、一方、デジタルカメラから画像を読み出すときの読み出し速度は、デジタルカメラ自体の処理能力に依存するので、同じ画像を読み出した場合でも、その読み出し速度が異なる。
【0013】
また、プリンタ装置の構成によっても、読み出し速度が異なる。たとえば、メモリカードが、プリンタ装置内部のシステムにバスで直結されている場合と、USBインタフェース等を経由して、システムに接続されている場合とでは、画像の読み出し速度が互いに異なる。
【0014】
さらに、システムにバスで直結せず、インタフェースを介して接続する場合、そのインタフェースが対応する転送速度によって、画像の読み出し速度が異なる。たとえば、USB1.1インタフェースと、USB2.0インタフェースとを適用した場合に、インタフェースが対応する転送速度によって、画像の読み出し速度が互いに異なる。
【0015】
さらに、読み出す画像を保存しているメモリの種類によっても、画像の読み出し速度が異なる。たとえば、ランダムアクセスが可能なメモリから画像を読み出す場合と、ランダムアクセスができず、必ずメモリに保存してある画像データを管理している順番にアクセスするメモリとでは、所望の画像にアクセスするまでの時間(シーク)が異なる。これが、読み出し速度に影響を与えることがある。
【0016】
図8は、レイアウト印刷(複数の画像を、主走査方向に並べて行う印刷)におけるレイアウト配置情報と、画像データの読み出し速度とを模式的に示す図である。
【0017】
つまり、図8は、読み出し速度が、比較的高速であるメモリカードに保存されている画像である第1の画像21と、読み出し速度が、あまり高速ではない外部記憶装置に保存されている画像である第2の画像22とを、1枚の印刷用紙P1に、並べて印刷する場合における画像読み出し速度を説明する図である。
【0018】
用紙P1に、第1の画像21と、第2の画像22とが記録されている。第1の画像21は、メモリカードに保存され、画像データのサイズは、500KBytesである。第2の画像22は、レイアウトされる画像である。
【0019】
第2の画像22は、外部記憶装置に保存され、画像データのサイズは、1MBytes=1000KBytesである。また、図示していないが、ここでは、受信バッファとして、1250Kbytesが利用可能であり、画像データを一時的に記憶するために第1の画像21、第2の画像22に、受信バッファがそれぞれ、500Kbytes、750Kbytesと順番に割り当てられている。
【0020】
パターンPT1の時間は、各画像データを読み出すために必要な時間である。矢印25は、第1の画像21の読み出し位置を設定するためのシーク処理に必要な時間を示す。また、矢印26は、第1の画像21の読み出し位置から受信バッファに読み出すまでのリード処理に必要な時間を示す。矢印27、28は、第2の画像22に対するそれぞれ、シーク処理、リード処理に必要な時間を示す。
【0021】
これらの矢印は、その長さが処理時間を示している。また、図8に示すように、第1の画像21において、画像を読み出す処理は、1回発生し、第2の画像22において、2回発生している。したがって、レイアウト印刷において、第1の画像21の読み出しに時間t1が経過し、第2の画像22の1回目の読み出しに時間t2が経過し、第2の画像22の2回目の読み出しに時間t3が経過する。よって、図8に示すように、読み出しにかかる総時間は、t1+t2+t3である。
【0022】
ここで、仮に、第2の画像22が、メモリカードに保存されていると、読み出しに必要な時間は、短く、パターンPT3の時間である。矢印30、31は、メモリカードに保存されている第2の画像22におけるそれぞれ、シーク処理に必要な時間、リード処理に必要な時間である。
【0023】
第1の画像21については、パターンPT1の時間と同じである。ここで、第1の画像21の読み出しに必要な時間は、時間T1であり、第2の画像22の1回目の読み出しに必要な時間は、時間T2であり、第2の画像22の2回目の読み出しに必要な時間は、時間T3であるとする。
【0024】
画像データを読み出した後に印刷データを作成処理する場合、同一の画像データを処理するので、スループットの差異は発生しない。各画像データを読み出す受信バッファを、上記のように割り当て、レイアウト印刷する場合、同じ画像であるにもかかわらず、接続される装置による読み出し処理によって、処理時間に差異が生じ、印刷スループットが低下する。
【0025】
また、受信バッファの管理に関する技術として、US6208429によって示される方法等が提案されている。US6208429では、印刷レイアウトと、画像の回転の向きとに応じて、受信バッファサイズを割り当てるので、外部記憶装置を用いて印刷する場合、印刷スループットにおける上記課題は、依然残ったままである。
【0026】
上記のように、異なる外部記憶装置が複数接続され、メモリカードや、外部記憶装置に保存されている複数の画像を、主走査方向に並べて印刷するレイアウト印刷において、どのような装置が接続される場合であっても、印刷スループットを低下させずに印刷可能なダイレクトプリンタが求められている。
【0027】
本発明は、異なる外部記憶装置が複数接続され、メモリカードや、外部記憶装置に保存されている複数の画像を、主走査方向に並べて印刷するレイアウト印刷において、どのような装置が接続されても、印刷スループットの低下を阻止することができるダイレクトプリンタを提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0028】
本発明は、装着されている記憶媒体に保存されている画像を印刷する印刷装置において、外部記憶装置を接続可能な外部インタフェース手段と、上記装着されている記憶媒体または上記外部記憶装置から読み出した画像を記憶する受信メモリを割り当てる受信メモリ割り当て手段と、上記装着されている記憶媒体または上記外部記憶装置から画像を読み出す画像受信速度を検出する画像受信速度検出手段と、上記画像受信速度検出手段が検出した読み出し速度に応じて、上記受信メモリを割り当て、画像を読み出すように制御する受信メモリ割り当て手段制御手段とを有する印刷装置である。
【発明の効果】
【0029】
本発明によれば、接続される外部記憶装置の読み込み速度に応じて、画像データを受信するバッファサイズを割り当てるので、異なる外部記憶装置を接続した場合、スループットの低下を防止することができ、利用者の利便性が向上するという効果を奏する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0030】
発明を実施するための最良の形態は次の実施例である。
【実施例1】
【0031】
図1は、本発明の実施例1であるダイレクトプリンタ100を示す概観斜視図である。
【0032】
ダイレクトプリンタ100は、操作パネル1と、表示パネル2と、メモリカードスロット3と、外部記憶装置4と、インタフェース5とを有する。
【0033】
操作パネル1は、ダイレクトプリンタ100の操作を行うための操作パネルである。利用者は、操作パネル1を操作することによって、印刷設定や、トリミング等の画像の編集、印刷する画像の選択、ダイレクトプリンタのメンテナンス等を行うことができる。
【0034】
表示パネル2は、カラー液晶LCDによって構成され、操作パネル1の操作に応じて、印刷設定項目の表示や、印刷する画像の表示、画像編集時の画像表示、メンテナンス項目の表示等を行う。
【0035】
メモリカードスロット3に、デジタルカメラで撮影した画像を格納したメモリカードを装着することによって、メモリカードに保存されている画像を読み出し、画像選択時の画像表示を行う。メモリカードスロット3は、形状の異なるメモリカードを、アダプタを介して装着できるものでも、または個々のメモリカードの形状に合った装着部を複数備えているものでもよい。
【0036】
外部記憶装置4は、ダイレクトプリンタ100のインタフェース5にケーブルで接続する。
【0037】
インタフェース5は、外部記憶装置4だけでなく、図示しないデジタルカメラをケーブルで接続することもできる。また、このダイレクトプリンタ100の背面には、PCと接続するための、インタフェース(図示せず)を備え、このインタフェースを介して、PCと接続し、通常のPCプリンタとしても使用することもできる。
【0038】
図2は、ダイレクトプリンタ100の機能構成を示すブロック図である。
【0039】
ダイレクトプリンタ100は、外部インタフェース制御手段11と、操作部制御手段12と、表示部制御手段13と、画像受信速度検出手段14と、システム制御手段15と、受信メモリ割り当て手段16と、画像処理手段17と、外部記憶装置制御手段18と、メモリカード制御手段19と、プリントエンジン制御手段20とを有する。
【0040】
外部インタフェース制御手段11は、ダイレクトプリンタ100のインタフェース5に接続される外部記憶装置や、デジタルカメラ等との通信を制御するための手段であり、不図示のPCとの通信の制御も行う。
【0041】
操作部制御手段12は、ダイレクトプリンタ100の操作パネル1の各種キーの押下を検出し、論理的なキー操作メッセージに変換し、システム制御手段15へ送信するための手段である。
【0042】
表示部制御手段13は、印刷する画像を選択するためのプレビュー画像の表示や、印刷時の設定項目の表示を制御し、表示パネル2へ表示する手段である。
【0043】
画像受信速度検出手段14は、外部インタフェース制御手段11によって通信される画像データの受信速度を検出する手段である。
【0044】
システム制御手段15は、各種制御手段の調停を行う手段であり、物理的リソースの排他制御や、シーケンス制御等を行い、各種エラーや、インク残量等のダイレクトプリンタ100の状態管理も行う。
【0045】
受信メモリ割り当て手段16は、利用可能なメモリ領域を受信バッファとして割り当てる手段である。
【0046】
画像処理手段17は、画像データの伸張処理、色変換処理、2値化処理や、スケーリング処理等の、印刷データの作成処理を行う手段であり、また、レイアウト配置処理や、画像データの日付文字列等の文字列インポーズ処理等も行い、さらに、PCから送信される印刷要求を印刷データに変換する処理も行う。
【0047】
外部記憶装置制御手段18は、外部記憶装置の読み書き処理を行い、また、装置に保存されている画像データのディレクトリ管理も行う。
【0048】
メモリカード制御手段19は、メモリカードスロット3に装着されているメモリカードの読み書き処理を行い、メモリカードに保存されている画像データのディレクトリ管理等の処理も行う。
【0049】
プリントエンジン制御手段20は、インク滴の吐出制御や、用紙の給紙や排紙、プリントヘッドの制御等、フォトプリント、PC印刷等プリント処理に関わる制御を行う。
【0050】
次に、ダイレクトプリンタ100の動作について説明する。
【0051】
図3は、ダイレクトプリンタ100の動作を示すフローチャートである。
【0052】
ダイレクトプリンタ100は、主走査方向に配置される各画像データを読み込むための受信バッファを、外部記憶装置の画像受信速度に応じて割り当てる。
【0053】
まず、図3に示すフローチャートの動作を開始する前に、操作パネル1を操作し、図8に示す印刷結果がえられるように、ユーザが設定したとする。また、受信バッファとして利用できるバッファサイズは、1250Kbytesであるとする。
【0054】
図3に示すフローチャートの動作を開始し、まず、主走査方向に複数の画像が配置されているかどうかを判断し(S1)、複数の画像が配置されている場合、画像を読み出す画像受信速度を計測するための手順へ移行する。
【0055】
まず、速度計測のための処理をスタートし(S2)、配置されている画像の画像情報を取得する(S3)。取得する画像情報は、画像データのサイズ、画像の縦横サイズや、デジタルカメラで撮影した際の撮影情報である撮影日付等であり、これらを取得する。この際、速度計測を行うために、各画像に共通の画像情報を取得することが好ましい。画像情報の取得後に、速度計測処理をストップする(S4)。上記速度を計測する場合、各画像情報読み出しの際に行われる、シーク処理や、リード処理ごとにタイマを起動、停止することによって、画像情報を取得するために要した時間を計測する。
【0056】
次に、計測読み出し速度と、読み出した画像情報量とに基づいて、画像受信速度を検出する(S5)。これら一連の画像受信速度を検出する手順(S2〜S5)を、画像受信速度検出手段14が実行する。
【0057】
図4は、検出された画像受信速度の情報を示すテーブルである。
【0058】
各画像に対し、シーク速度と、リード速度と、画像データサイズとが記憶されている。
【0059】
なお、図4に示すように、画像情報を読み出すと同時に、画像受信速度を検出し、このようにすることによって、受信速度の検出のために改めて検出処理を行う必要がなく、処理時間を削減することができる。
【0060】
また、接続されている外部記憶装置の装置情報を予め取得することによって、上記方法による検出情報を用い、より高い精度で受信速度を検出することができる。上記手順によって、選択された画像の画像データ受信速度を検出することができる。
【0061】
次に、主走査方向に配置されている全ての画像情報を取得したかどうかを判断し(S6)、全ての画像の画像情報が取得されていなければ、次の画像の画像情報を取得し、画像受信速度を検出するために、S2へ戻り、上記と同じ手順によって、画像情報を再度取得する。S6において、主走査方向に配置されている全ての画像の画像情報を取得すると、S7では、これまでの手順によって得られた画像ごとの画像受信速度によって、受信バッファを割り当てる。
【0062】
図5は、実施例1において、割り当てる受信バッファサイズと想定読み出し時間とを計算したテーブルを示す図である。
【0063】
図6は、実施例1において、読み込み回数の組み合わせに基づいて合計想定時間を計算したテーブルを示す図である。
【0064】
受信バッファを割り当てる場合、図5に示す割り当てる受信バッファサイズと想定読み出し時間とを計算したテーブルと、図6示す読み込み回数の組み合わせから、合計想定時間を計算したテーブルとを用いる。
【0065】
図5に示すテーブルでは、受信バッファをそれぞれ異なるサイズに割り当てた場合について、想定される読み出し時間を示している。これらの値は、読み出し回数に基づいて、割り当てるバッファサイズを決定し、各回数に応じた読み出し時間を計算したテーブルである。
【0066】
なお、図5に示すテーブルの計算に関して、読み込み回数や、バッファサイズに応じて組み合わせが発生し、計算量が増加するが、外部記憶装置や、メモリカードからの画像データを読み出す時間と比較すると、上記増加した計算を、無視できる程度の処理時間で実行することができる。
【0067】
次に、図6に示す合計想定時間テーブルを参照し、最も読み込み時間が短い組み合わせを選択する。図6から、最も読み出し時間が少なくなるケースは、第1の画像21を2回、読み込み、第2の画像22を1回、読み込む場合が、読み出し時間が最も短いことが分かる。上記手順の結果、第1の画像21に、上記のように、250KBytesが割り当てられ、第2の画像22に、上記のように1000KBytesが割り当てられている。なお、両方の画像の画像データをそれぞれ1回の読み込みで読み込むには、合計1500KBytesの受信バッファが必要となるが、本実施例では、受信バッファサイズを1250KBytesとしているので、両方の画像の画像データをそれぞれ1回の読み込みで読み込むには、読み込みバッファが不足しているので、両方の画像の画像データをそれぞれ1回の読み込みで読み込む割り当て方は選択することができない。
【0068】
S1において、主走査方向に複数の画像が配置されていないと判断されると、受信バッファは、1画像全てに割り当てすることができるので、画像受信速度の検出を省略することができる。したがって、次のS8において、画像情報の取得のみを実行する。そして、配置されている画像に、受信バッファを割り当てる(S9)。これら受信バッファの割り当てが終了したら、次のステップへ進み、印刷処理を行う(S10)。
【0069】
S10の印刷処理では、まず、配置される画像データを、受信バッファへ読み込む。
【0070】
図7は、実施例1において、割り当てられた受信バッファへ、画像データを読み出す読み出し速度を模式的に示す図である。
【0071】
パターンPT2の時間は、図8におけるパターンPT1の時間と同様に、各画像データを読み出すために必要な時間を示す。矢印42は、第1の画像21のデータを読み出す位置を設定するためのシーク処理に必要な時間である。また、矢印43は、第1の画像21の読み出し位置から、受信バッファに読み出すまでのリード処理に必要な時間を示す。
【0072】
矢印44、45は、それぞれ、第2の画像22に対するシーク処理、リード処理に必要な時間を示している。また、図7では、以前のステップにおいて決定された読み込み回数だけ実行される。第1の画像21では、画像を読み出す処理は、上記のように、2回発生し、第2の画像22では、画像を読み出す処理は、上記のように、1回発生する。したがって、レイアウト印刷において、第1の画像21の1回目の読み出しに、時間T1aが経過し、第2の画像22の読み出しに、時間T2aが経過し、第1の画像21の2回目の読み出しに、時間T3a時間が経過する。
【0073】
したがって、読み出しに必要な総時間は、時間T1a+T2a+T3aである。この総時間T1a+T2a+T3aは、単純に受信バッファを割り当てた場合のパターンPT1の時間における総間t1+t2+t3と比較すると、図7に示すように、明らかに短縮されている。
【0074】
なお、S10における印刷処理の実行では、画像の読み出しと並行して、読み出した画像データの伸張処理、伸張した画像データを、印刷データに変換するための色変換処理、2値化処理、スケーリング処理等がされる。
【0075】
これら一連の画像処理は、画像処理手段17が実行する。
【0076】
次に、印刷データを、プリントエンジン制御手段20に送信し、給紙動作制御や、プリントヘッドの制御が行われる。なお、S10におけるこれら印刷処理に関する手順と方法とは、公知技術であり、本発明の本質に影響しないので、その詳細な説明を省略する。S10において印刷処理を実行した後に、割り当てた受信バッファを開放する(S11)。
【0077】
そして、1ページに配置された全ての画像が印刷されたかどうかを判断し(S12)、1ページに配置されている全ての画像の印刷が終了したら、印刷処理を終了する。全ての画像の印刷が終了していなければ、S1へ戻り、上記手順を繰り返し、印刷処理を継続する。
【0078】
上記実施例によれば、外部記憶装置の画像受信速度に応じて、受信バッファを割り当て、印刷することができる。
【0079】
また、上記実施例によれば、図7に示すように、画像受信速度の遅い外部記憶装置が混在しているレイアウト印刷において、従来、発生していた画像読み出し速度の低下による印刷スループットの低下を防止することができる。
【0080】
また、上記実施例によれば、画像情報を読み出すと同時に、画像受信速度を検出するので、受信速度を検出するための検出処理を、改めて行う必要がなく、受信速度の検出のために要する時間を削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0081】
【図1】本発明の実施例1であるダイレクトプリンタ100を示す概観斜視図である。
【図2】ダイレクトプリンタ100の機能構成を示すブロック図である。
【図3】ダイレクトプリンタ100の動作を示すフローチャートである。
【図4】検出された画像受信速度の情報を示すテーブルである。
【図5】実施例1において、割り当てる受信バッファサイズと想定読み出し時間とを計算したテーブルを示す図である。
【図6】実施例1において、読み込み回数の組み合わせに基づいて合計想定時間を計算したテーブルを示す図である。
【図7】実施例1において、割り当てられた受信バッファへ、画像データを読み出す読み出し速度を模式的に示す図である。
【図8】レイアウト印刷(複数の画像を、主走査方向に並べて行う印刷)におけるレイアウト配置情報と、画像データの読み出し速度とを模式的に示す図である。
【符号の説明】
【0082】
100…ダイレクトプリンタ、
1…操作パネル、
2…表示パネル、
3…メモリカードスロット、
4…外部記憶装置、
5…インタフェース、
11…外部インタフェース制御手段、
12…操作部制御手段、
13…表示部制御手段、
14…画像受信速度検出手段、
15…システム制御手段、
16…受信メモリ割り当て手段、
17…画像処理手段、
18…外部記憶装置制御手段、
19…メモリカード制御手段、
20…プリントエンジン制御手段。




 

 


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