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発明の名称 印刷装置及び印刷方法
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−90792(P2007−90792A)
公開日 平成19年4月12日(2007.4.12)
出願番号 特願2005−285925(P2005−285925)
出願日 平成17年9月30日(2005.9.30)
代理人 【識別番号】110000279
【氏名又は名称】特許業務法人ウィルフォート国際特許事務所
発明者 熊谷 利広
要約 課題
複数の異なるインクを備え、そのうちの選択された一つのインクを使って印刷を行う印刷装置で、可能な限り印刷を継続する。

解決手段
プリンタは、フォトブラック(PK)とマットブラック(MK)のいずれか一方だけがインクエンドになっているとき(S22:Yes)、ホストから印刷データを受信する(S24)。ここで受信した印刷データに含まれる、インク種指定コマンドに基づいて、印刷データの印刷可否を判定する(S25,S26)。そして、印刷可能と判断されたとき、プリンタは、PKまたはMKを選択し、選択されたインクを用いて印刷する(S27,S28)。
特許請求の範囲
【請求項1】
複数の異なる色材をそれぞれ収容する複数の収容器と、
印刷に用いる色材情報を含む印刷データを、ホスト装置から受信する受信手段と、
前記受信手段が受信した印刷データに基づいて、前記複数の収容器のいずれか一つを選択し、当該選択された収容器に収容されている色材を用いて印刷する印刷手段とを備えた印刷装置であって、
前記受信手段は、前記複数の収容器のいずれかに収容されている色材の残量が、前記印刷装置が動作可能な最小値よりも少ないときに、前記ホスト装置から印刷データを受信し、
前記印刷装置は、
前記複数の収容器のいずれかに収容されている色材の残量が、前記印刷装置が動作可能な最小値よりも少ないときに受信した印刷データに含まれる色材情報に基づいて、当該印刷データの印刷可否を判定する判定手段をさらに備え、
前記判定手段により印刷可能と判断されたときは、前記印刷手段が印刷を行うことを特徴とする印刷装置。
【請求項2】
前記複数の異なる色材は、所定の色の印刷のための第1の色材及び第2の色材であり、前記第1の色材の残量が、前記印刷装置が動作可能な最小値よりも少ないとき、
前記判定手段は、前記色材情報に、前記所定の色の印刷に前記第2の色材のみ使用可能であるか、または、前記第1及び第2の色材のいずれでも使用可能であることを示す情報が含まれているときは、前記印刷データの印刷が可能であると判定することを特徴とする請求項1記載の印刷装置。
【請求項3】
前記判定手段により印刷が不可能と判断されたときは、前記受信手段がそれ以降の印刷データの受信を拒否することを特徴とする請求項1記載の印刷装置。
【請求項4】
前記複数の異なる色材は、所定の色の印刷のための第1の色材及び第2の色材であり、前記第1の色材の残量が、前記印刷装置が動作可能な最小値よりも少ないとき、
前記判定手段は、前記色材情報に、前記所定の色の印刷に前記第1の色材のみ使用可能であることを示す情報が含まれているときは、前記印刷データの印刷が不可能であると判定することを特徴とする請求項3記載の印刷装置。
【請求項5】
複数の異なる色材をそれぞれ収容した複数の収容器のいずれかに収容されている色材の残量が、前記印刷装置が動作可能な最小値よりも少ないときに、ホスト装置から印刷データを受信するステップと、
前記受信した印刷データに含まれる、当該印刷データの印刷に用いる色材情報に基づいて、当該印刷データの印刷可否を判定するステップと、
前記判定により印刷可能と判断されたときは、前記複数の収容器のいずれか一つを選択し、当該選択された収容器に収容されている色材を用いて印刷するステップと、を有する印刷方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数の異なるインクを備え、そのうちの選択された一つのインクを使って印刷を行う印刷装置に関し、特に、その印刷装置で可能な限り印刷を継続するための技術に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、ホスト装置から印刷データを受信して印刷を行うインクジェットプリンタは、複数のインクのうちいずれか一つでもインクエンドになるとホスト装置との接続をオフラインにし、インクが補充されるまで印刷データの受信を行わないようにするものが知られている(例えば、特許文献1)。
【0003】
また、所定の色(例えば黒)の印刷のために複数の異なるインクを備え、そのうちの選択された一つのインクを使ってその所定の色の印刷を行うプリンタが特許文献2に記載されている。これは、例えば印刷用紙の種類に応じて、それぞれに適したインクを用いて印刷するためである。
【特許文献1】特開平9−314962号公報
【特許文献2】特開2001−187458号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1のプリンタは、いずれか1つのインクがインクエンドになってしまうと、インクエンドが解消されるとまでは、たとえそのインクエンドになったインクを使用しないような印刷データであっても受け付けない。しかし、印刷が可能である限り、印刷を継続できるようにすれば、ユーザにとっては便利である。特許文献2の構成を有するプリンタであっても、事情は同じである。
【0005】
そこで、本発明の目的は、複数の異なるインクを備え、そのうちの選択された一つのインクを使って印刷を行う印刷装置で、可能な限り印刷を継続することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一実施態様に従う印刷装置は、複数の異なる色材をそれぞれ収容する複数の収容器と、印刷に用いる色材情報を含む印刷データを、ホスト装置から受信する受信手段と、前記受信手段が受信した印刷データに基づいて、前記複数の収容器のいずれか一つを選択し、当該選択された収容器に収容されている色材を用いて印刷する印刷手段とを備える。そして、前記受信手段は、前記複数の収容器のいずれかに収容されている色材の残量が、前記印刷装置が動作可能な最小値よりも少ないときに、前記ホスト装置から印刷データを受信する。さらに、前記印刷装置は、前記複数の収容器のいずれかに収容されている色材の残量が、前記印刷装置が動作可能な最小値よりも少ないときに受信した印刷データに含まれる色材情報に基づいて、当該印刷データの印刷可否を判定する判定手段を備え、前記判定手段により印刷可能と判断されたときは、前記印刷手段が印刷を行う。
【0007】
これにより、複数の異なるインクを備え、そのうちの選択された一つのインクを使って印刷を行う印刷装置で可能な限り印刷を継続することができる。
【0008】
好適な実施形態では、前記複数の異なる色材は、所定の色の印刷のための第1の色材及び第2の色材であり、前記第1の色材の残量が、前記印刷装置が動作可能な最小値よりも少ないとき、前記判定手段は、前記色材情報に、前記所定の色の印刷に前記第2の色材のみ使用可能であるか、または、前記第1及び第2の色材のいずれでも使用可能であることを示す情報が含まれているときは、前記印刷データの印刷が可能であると判定してもよい。
【0009】
好適な実施形態では、前記判定手段により印刷が不可能と判断されたときは、前記受信手段がそれ以降の印刷データの受信を拒否するようにしてもよい。
【0010】
好適な実施形態では、前記複数の異なる色材は、所定の色の印刷のための第1の色材及び第2の色材であり、前記第1の色材の残量が、前記印刷装置が動作可能な最小値よりも少ないとき、前記判定手段は、前記色材情報に、前記所定の色の印刷に前記第1の色材のみ使用可能であることを示す情報が含まれているときは、前記印刷データの印刷が不可能であると判定するようにしてもよい。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
以下、本発明の一実施形態に係るプリンタについて、図面を参照して説明する。
【0012】
図1は、本実施形態に係るインクジェットプリンタ(以下、単にプリンタという)1の機能構成を示す図である。
【0013】
本実施形態に係るプリンタ1は、プリンタホスト(以下、単にホストという)3から印刷データを受け付けて、印刷を行う。
【0014】
プリンタ1は、ホスト3との通信を行うホストインタフェース11と、ホスト3から受信した印刷データを記憶する受信バッファ12と、印刷ヘッド16や図示しない印刷ヘッド16の移動機構、用紙送り機構などの制御を行うコントローラ13と、インクを収容した複数のインクタンク15(15a,15b、15c)と、各インクタンク15から供給を受けたインクを吐出する印刷ヘッド16とを備える。
【0015】
ホストインタフェース11は、ホスト3から印刷データを受信し、受信バッファ12に格納する。また、印刷データの受信に先立ち、ホスト3から受信バッファ12の空き容量確認のためのクレジット要求を受け付けて、受信バッファ12の空き容量に応じたクレジットを返却する。さらに、ホスト3からのステータス取得要求に対しては、コントローラ13から、プリンタ1の現在のステータスを取得して、ホスト3へ通知する。
【0016】
複数のインクタンク15にはそれぞれ異なるインクが収容されている。このうち、ある特定の色を印刷するための異なるインクを収容したインクタンク15b、15cを複数備える。例えば、本実施形態ではその特定色は黒である。そして、インクタンク15bに、写真用紙向けの黒インクであるフォトブラック(PK)が収容され、インクタンク15cにマット紙向けの黒インクであるマットブラック(MK)を収容されている。インクタンク15b及び15cから印刷ヘッド16へインクを供給するためのインク供給路18にはセレクタ17が設けられていて、黒を印刷するためのインクとしてPKまたはMKのいずれか一方が、印刷ヘッド16に選択的に供給される。なお、セレクタ17は、コントローラ13により制御される。
【0017】
ここで、各インクタンク15は、それぞれ個別または一体のカートリッジになっていて、ユーザが着脱することができる。従って、インクエンドになったときは、ユーザが新たなインクカートリッジと交換する。
【0018】
コントローラ13は、受信バッファ12に格納されている印刷データを取得し、この印刷データに従って印刷ヘッド16などを制御して、印刷を実行する。特に、コントローラ13は、印刷データに含まれている色情報に従って、必要な色のインクを用いて印刷を行う。例えば、詳細は後述するように、印刷データに含まれているインク種指定コマンドに従って、セレクタ17を制御して、インクタンク15bのPKまたはインクタンク15cのMKのいずれか一方を選択的に使用する。
【0019】
なお、セレクタ17を用いた、印刷ヘッド16へ供給するインク種の切り替えは、例えば、特開2001−187458に記載の技術を利用することができる。
【0020】
また、コントローラ13は、プリンタ1のステータスを管理する。コントローラ13は、ホストインタフェース11を介してホスト3からのステータス取得要求を受けると、プリンタのステータスをホストへ通知する。
【0021】
例えば、コントローラ13は、各インクタンク15に収容されているインク残量を監視する。例えば、各インクタンク15に収容されているインク残量が、プリンタ1が動作可能な最小値であるインクエンドよりも少なくなっていないか監視し、残量がインクエンド以下のインクタンク15が存在すれば、プリンタ1のステータスを「インクエンド」とする。
【0022】
図2は、プリンタ1とホスト3との通信シーケンスを示す。
【0023】
ホスト3は、プリンタ1に印刷させたい印刷データがあるとき、プリンタ1に対してクレジット要求を送る(S1)。これに対してプリンタ1は、クレジット要求を受けると、受信バッファ12の空き容量を示すクレジットをホスト3へ返却する(S2)。
【0024】
受信バッファ12の空き容量が所定以上あるときは、ホスト3はその空き容量分の印刷データを送信する(S3)。そして、ホスト3に未送信の印刷データがまだ残っているときは、さらにプリンタ1に対してクレジット要求を送る(S4)。
【0025】
ここで、受信バッファ12の空き容量がないと、プリンタ1は、受信バッファ12の空き容量がゼロであることをホスト3へ通知する(S5)。
【0026】
受信バッファ12に空きがないときは、ホスト3はプリンタ1に対して、プリンタのステータスを要求して、ステータスを取得する(S6,S7)。
【0027】
ホスト3は、遅くともこの時点で、プリンタ1のいずれかのインクタンク15がインクエンドになっており、且つ、プリンタ1は印刷の実行が不可能な状態であることを知ることができる。そこで、ホスト3は、ユーザへインクカートリッジの交換を促すメッセージを出力させるようにしてもよい。
【0028】
図3は、プリンタ1の制御手順を示すフローチャートである。このフローチャートに従って、プリンタ1が行う処理について説明する。
【0029】
まず、コントローラ13は、各インクタンク15のインク残量をチェックして、インクエンドになっているインクタンク15の有無を判定する(S11)。
【0030】
そして、インクエンドとなっているインクタンク15がない場合には(S11:No)、ホスト3からクレジット要求を受けたとき、ホストインタフェース11は受信バッファ12の空き容量を示すクレジットをホスト3へ返す(S12)。そして、ホストインタフェース11は、その後ホスト3から送られてくる印刷データを受信する(S13)。そして、ステップS28へ遷移して、印刷を実行する。
【0031】
一方、インクエンドとなっているインクタンク15があるときは(S11:Yes)、プリンタ1のステータスを「インクエンド」として、ホスト3へステータスを通知する(S21)。
【0032】
このときホスト3は、プリンタ1のステータスが「インクエンド」であっても、プリンタ1がクレジット要求に対して空き容量があることを示すクレジットを返してくるうちは、印刷データを送信する。なお、この時点でインクエンドとなっているインクタンク15が存在することを、何らかの手段でユーザへ知らせてもよい。
【0033】
次に、コントローラ13は、そのインクエンドとなっているインクタンク15が、インクタンク15b(PK)またはインクタンク15c(MK)のいずれか一方だけであるか否かを判定する(S22)。その結果、PKまたはMK以外のインクタンク15aでインクエンドなっているとき、あるいは、インクタンク15b及び15cの両方がインクエンドとなっている場合には(S22:Yes)、ホストインタフェース11は、ホスト3からクレジット要求を受けると、実際の受信バッファ12の空き容量に関わらず、空きゼロを示すクレジットを返して印刷データの受信を拒否する(S31)。
【0034】
これに対して、インクエンドとなっているのが、インクタンク15b(PK)またはインクタンク15c(MK)のいずれか一方だけであるときは(S22:Yes)、ホスト3からクレジット要求を受けたときは受信バッファ12の空き容量を示すクレジットを返し(S23)、その後ホスト3から送られてくる印刷データを受信する(S24)。
【0035】
このとき、コントローラ13は、受信した印刷データに含まれるインク種指定コマンドを解析する。
【0036】
ここで、インク種指定コマンドとは、プリンタ1が使用するインク種の指定を行うコマンドである。例えば、プリンタ1がある色を印刷するために複数種類のインクを有する場合、そのうちのどのインクを用いて印刷するかを指定するためのコマンドである。
【0037】
本実施形態では、例えば、インク種指定コマンドは、印刷データのヘッダ部分に含まれている。そして、インク種指定コマンドにより、印刷データに含まれる黒の印刷に、PKまたはMKのいずれを用いるかが指定されている。つまり、本実施形態では、インク種指定コマンドには、PK及びMKのいずれでも使用してよいことを示す「00」、PKを使用することを示す「01」、及びMKを使用することを示す「02」のいずれかが設定されている。
【0038】
コントローラ13は、プリンタ1の現在の状況とインク種指定コマンドとに基づいて、ここで受信した印刷の実行が可能であるか否かを判定する(S26)。すなわち、コントローラ13は、以下のいずれかに該当するか否かを判定する。
(1)インクタンク15b(PK)がインクエンドであり、かつ、インク種指定コマンドが「00」または「01」である。
(2)インクタンク15c(MK)がインクエンドであり、かつ、インク種指定コマンドが「00」または「02」である。
【0039】
上記(1)(2)のいずれにも該当しない場合は、この印刷データの印刷を実行することが不可能であり(S26:No)、プリンタ1は、印刷処理を保留にする(S32)。
【0040】
この結果、ホスト3はプリンタ1に対して印刷データを送信することが可能であるが、いずれ受信バッファ12がフルになる。このとき、プリンタ1は、ホスト3からのクレジット要求に対して空きゼロを返すようになる。そうなると、図2に示したように、ホスト3はプリンタ1のステータス(「インクエンド」)を取得する。
【0041】
一方、上記(1)の場合には、コントローラ13は、インクタンク15cから印刷ヘッド16へMKが供給されるようにセレクタ17を制御し、印刷を実行する。また、上記(2)の場合には、これとは逆に、コントローラ13はインクタンク15bから印刷ヘッド16へPKが供給されるようにセレクタ17を制御し、印刷を実行する(S27,28)。
【0042】
これにより、プリンタが、所定の色について選択的に使用できる複数のインクを備えているときは、いずれか一方のインクがインクエンドになった場合でも、ホストから印刷データを受信し、印刷の継続が可能な場合には、印刷を実行することができる。
【0043】
上述した本発明の実施形態は、本発明の説明のための例示であり、本発明の範囲をそれらの実施形態にのみ限定する趣旨ではない。当業者は、本発明の要旨を逸脱することなしに、他の様々な態様で本発明を実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【0044】
【図1】本発明の一実施形態に係るプリンタ1の機能構成を示す。
【図2】プリンタ1とホスト3との通信シーケンスを示す。
【図3】プリンタ1の制御手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0045】
1…プリンタ、3…ホスト、11…ホストインタフェース、12…受信バッファ、13…コントローラ、15a、15b、15c…インクタンク、16…印刷ヘッド、17…セレクタ。




 

 


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