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発明の名称 印刷装置、印刷方法、印刷制御プログラムおよび印刷システム
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−90748(P2007−90748A)
公開日 平成19年4月12日(2007.4.12)
出願番号 特願2005−284878(P2005−284878)
出願日 平成17年9月29日(2005.9.29)
代理人 【識別番号】100096703
【弁理士】
【氏名又は名称】横井 俊之
発明者 藤井 一郎 / 山本 浩之
要約 課題
複数の画像を重畳して得られる画像について所望の印刷条件で自動印刷することが困難だった。

解決手段
画像を印刷する際の各種条件を規定した印刷条件情報と、第1の画像を示す第1画像データと、第1画像データと関連付けられた第2の画像を示す第2画像データとを記憶する記憶手段と、所定の入力操作によって印刷対象として選択された第1の画像について、その印刷条件情報を上記記憶手段から読み出す印刷条件読出し手段と、上記記憶手段から、上記選択された第1の画像にかかる第1画像データを読み出すとともに、この第1画像データと関連付けられた第2画像データを特定し同特定した第2画像データを読み出す画像データ取得手段と、上記読み出した第1画像データと第2画像データとを重畳するとともに、上記読み出した印刷条件情報が規定する条件に従い上記重畳後の画像データに基づいて画像の印刷を実行する画像印刷手段とを備える構成とした。
特許請求の範囲
【請求項1】
所定の操作によって印刷対象として選択された第1の画像について、その画像を印刷する際の各種条件を規定した印刷条件情報を記憶手段から読み出す印刷条件読出し手段と、
上記記憶手段から、上記選択された第1の画像にかかる第1画像データを読み出すとともに、この第1画像データと関連付けられた第2画像データを特定し同特定した第2画像データを読み出す画像データ取得手段と、
上記読み出した第1画像データと第2画像データとを重畳するとともに、上記読み出した印刷条件情報が規定する条件に従い上記重畳後の画像データに基づいて画像の印刷を実行する画像印刷手段とを備えることを特徴とする印刷装置。
【請求項2】
上記記憶手段は、印刷装置および所定の画像処理装置のそれぞれに対して着脱可能なリムーバブルメモリであり、
上記印刷条件情報と第1画像データと第2画像データとは、同リムーバブルメモリを装着した画像処理装置において同リムーバブルメモリに対して記録され、かつ、印刷装置に装着した同リムーバブルメモリから読み出されることを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
【請求項3】
上記印刷条件読出し手段は、上記リムーバブルメモリの装着操作に基づき、同リムーバブルメモリ内から印刷対象の選択を示す選択指示情報を探し、上記選択指示情報が見つかれば同選択指示情報に基づいて上記第1の画像の選択を受け付けることを特徴とする請求項2に記載の印刷装置。
【請求項4】
上記印刷条件情報には、少なくとも画像を印刷する際の枚数または大きさのいずれか一方を指定した情報が含まれることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の印刷装置。
【請求項5】
上記第2画像データは、第1画像データと第2画像データとを重畳する際の位置関係を規定したレイアウトデータと共に記録されており、上記画像印刷手段は、同レイアウトデータに従って第1画像データと第2画像データとを重畳することを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の印刷装置。
【請求項6】
第1の画像を示す第1画像データと第2の画像を示す第2画像データとを関連付ける処理を実行する画像データ関連付け手段と、画像を印刷する際の各種条件を規定した印刷条件情報を所定の入力操作に基づいて設定する印刷条件設定手段とを有する画像処理装置と、
上記第1画像データと第2画像データと印刷条件情報とを印刷装置に対して供給可能な記録情報供給手段と、
所定の操作によって印刷対象として選択された第1の画像について、その印刷条件情報を上記記録情報供給手段から読み出す印刷条件読出し手段と、上記記録情報供給手段から、上記選択された第1の画像にかかる第1画像データを読み出すとともに、この第1画像データと関連付けられた第2画像データを特定し同特定した第2画像データを読み出す画像データ取得手段と、上記読み出した第1画像データと第2画像データとを重畳するとともに、上記読み出した印刷条件情報が規定する条件に従い上記重畳後の画像データに基づいて画像の印刷を実行する画像印刷手段とを有する印刷装置と、
からなることを特徴とする印刷システム。
【請求項7】
上記画像処理装置は、少なくとも上記第1画像データと第2画像データとの関連付け処理が終了している状態において、当該関連付けた画像を上記印刷装置にて印刷する際の手順を示す表示を所定のディスプレイ上に出力させることを特徴とする請求項6に記載の印刷システム。
【請求項8】
上記画像処理装置は、撮像機能を備えた携帯電話機であることを特徴とする請求項6または請求項7のいずれかに記載の印刷システム。
【請求項9】
所定の操作によって印刷対象として選択された第1の画像について、その画像を印刷する際の各種条件を規定した印刷条件情報を記憶媒体から読み出す印刷条件読出し工程と、
上記記憶媒体から、上記選択された第1の画像にかかる第1画像データを読み出すとともに、この第1画像データと関連付けられた第2画像データを特定し同特定した第2画像データを読み出す画像データ取得工程と、
上記読み出した第1画像データと第2画像データとを重畳するとともに、上記読み出した印刷条件情報が規定する条件に従い上記重畳後の画像データに基づいて画像の印刷を実行する画像印刷工程とを備えることを特徴とする印刷方法。
【請求項10】
所定の操作によって印刷対象として選択された第1の画像について、その画像を印刷する際の各種条件を規定した印刷条件情報を記憶媒体から読み出す印刷条件読出し機能と、
上記記憶媒体から、上記選択された第1の画像にかかる第1画像データを読み出すとともに、この第1画像データと関連付けられた第2画像データを特定し同特定した第2画像データを読み出す画像データ取得機能と、
上記読み出した第1画像データと第2画像データとを重畳するとともに、上記読み出した印刷条件情報が規定する条件に従い上記重畳後の画像データに基づいて画像の印刷を実行する画像印刷機能とをコンピュータに実行させることを特徴とする印刷制御プログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、印刷装置、印刷方法、印刷制御プログラムおよび印刷システムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、画像を撮像したデジタルカメラなどの機器の側においてリムーバブルメディアに自動プリント情報を記録し、プリンタの側にて同リムーバブルメディアに記録された自動プリント情報を解析し、解析した自動プリント情報に応じて印刷を行う技術が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【特許文献1】特開2002‐211082号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
上記従来技術においては、リムーバブルメディアに記録されたある画像についてプリンタにて自動印刷しようとする際、プリンタは同リムーバブルメディア内の特定のディレクトリにアクセスし、この特定のディレクトリに記録されている自動プリント情報に応じた印刷を実行していた。
【0004】
一方、印刷対象とされる画像によっては、上記特定のディレクトリ以外の記憶場所にも、印刷に際して考慮すべき重要な情報を備えている場合がある。つまり、デジタルカメラやカメラ機能付き携帯電話において画像を撮像等して保存した際に設定した、印刷画像に関する情報であって、上記特定のディレクトリには記録されない性質の情報が存在する。しかし、上述した従来の自動印刷の構成においては、かかる重要な情報を考慮した印刷処理を行うことができず、利用者が真に希望する印刷結果を得られないという課題があった。
【0005】
本発明は、上記課題にかんがみてなされたもので、利用者が希望する印刷結果を確実に自動印刷することの可能な印刷装置、印刷方法、印刷制御プログラムおよび印刷システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本発明にかかる印刷装置においては、印刷条件読出し手段が、所定の操作によって印刷対象として選択された第1の画像について、その画像を印刷する際の各種条件を規定した印刷条件情報を記憶手段から読み出す。当該記憶手段には、画像を印刷する際の各種条件を規定した印刷条件情報と、第1の画像を示す第1画像データと、第1画像データと関連付けられた第2の画像を示す第2画像データとが記憶されている。そして、画像データ取得手段は、記憶手段から、上記選択された第1の画像にかかる第1画像データを読み出すとともに、この第1画像データと関連付けられた第2画像データを特定し同特定した第2画像データを読み出す。
【0007】
上記処理により、印刷装置は、印刷対象となった第1の画像について、印刷条件情報と、その画像データである第1画像データと、さらに第1画像データに関連付けられた第2画像データを取得したことになる。
そして画像印刷手段が、上記読み出した第1画像データと第2画像データとを重畳する。つまり、ここで言う関連付けとは、印刷時において重畳処理される画像データ同士の関係を示している。さらに、画像印刷手段は、上記読み出した印刷条件情報が規定する条件に従い、重畳後の画像データに基づいて画像の印刷を実行する。
【0008】
このように本発明によれば、利用者による第1の画像についての自動印刷指示等があっただけで、自動的に、第1の画像と関連付けされた第2の画像とが重畳され、かつ同重畳後の画像が印刷条件情報に従った態様にて出力されるため、利用者が所望する印刷結果を確実に得ることができる。
【0009】
ここで、上記記憶手段は、印刷装置および所定の画像処理装置のそれぞれに対して着脱可能なリムーバブルメモリとしてもよい。このようなリムーバブルメモリを想定した場合、上記印刷条件情報と第1画像データと第2画像データとは、同リムーバブルメモリを装着した画像処理装置において同リムーバブルメモリに対して記録される。
画像処理装置を、例えば撮像機能を備えた携帯電話機とするならば、第1画像データは、同撮像機能によって撮像された写真画像にかかるデータとすることができ、第2画像データは、この写真画像に対して重畳させる装飾用画像にかかるデータとすることができる。第1画像データと第2画像データとの関連付け処理と、印刷条件情報の設定とは、画像処理装置において実行される。
そして、このようなリムーバブルメモリを印刷装置に装着することで、印刷装置において同リムーバブルメモリからの各種データの読み出しが可能となる。
【0010】
ここで、上記印刷条件読出し手段は、上記リムーバブルメモリの装着操作に基づき、同リムーバブルメモリ内から印刷対象の選択を示す選択指示情報を探し、上記選択指示情報が見つかれば同選択指示情報に基づいて上記第1の画像の選択を受け付けるとしてもよい。つまり、印刷条件読出し手段は、利用者による第1の画像についての自動印刷指示すら受け付けることなく、リムーバブルメモリの装着を認識したら、リムーバブルメモリ内に選択指示情報が記録されているか否か探し、記録されている場合には同選択指示情報が示している第1の画像を選択する。その結果、利用者がリムーバブルメモリを印刷装置に装着するだけで、上記選択された第1の画像について、関連付けされた第2の画像と重畳され、かつ同重畳後の画像が印刷条件情報に従った態様にて印刷されることとなる。
【0011】
上記印刷条件情報の具体的内容は多岐に渡るが、例として、上記印刷条件情報には少なくとも画像を印刷する際の枚数を指定した情報が含まれるとしてもよいし、少なくとも印刷する画像の大きさを指定した情報が含まれるとしてもよい。
つまり、画像処理装置の側で第1画像データと第2画像データとを関連付けて記録する際に、印刷時の枚数や画像の大きさを印刷条件情報として設定しておけば、印刷装置の側において、第1の画像と第2の画像との重畳画像を上記設定された枚数や大きさにて出力することができる。
【0012】
ここで、上記第2画像データは、第1画像データと第2画像データとを重畳する際の位置関係を規定したレイアウトデータと共に記録されており、上記画像印刷手段は、同レイアウトデータに従って第1画像データと第2画像データとを重畳するとしてもよい。
かかるレイアウトデータは、上記画像処理装置において第1画像データと第2画像データとを関連付けた際に設定され、印刷時においては、同レイアウトデータに従って第1画像データと第2画像データとの重畳位置関係を決定し、重畳画像を出力する。すなわち、上記レイアウトデータを記録しておくことにより、印刷装置の側では第1画像データと第2画像データとを適切な位置関係にて重畳することができる。
【0013】
これまでは、第1画像と第2画像との重畳画像を印刷条件情報に従って自動印刷する印刷装置の発明について説明を行ったが、さらに本願では、印刷装置を含む印刷システムとしても発明を把握することが可能である。
つまり、上記印刷装置に加え、第1の画像を示す第1画像データと第2の画像を示す第2画像データとを関連付ける処理を実行する画像データ関連付け手段と、画像を印刷する際の各種条件を規定した印刷条件情報を所定の入力操作に基づいて設定する印刷条件設定手段とを有する画像処理装置と、上記第1画像データと第2画像データと印刷条件情報とを印刷装置に対して供給可能な記録情報供給手段とを備える構成としてもよい。ここで言う画像処理装置についても、例えば撮像機能を備えた携帯電話機とすることができる。
【0014】
上記構成においては、第1画像データと第2画像データとの関連付け処理と、印刷条件情報の設定処理は、画像処理装置において実行され、記録情報供給手段が、第1画像データと第2画像データと印刷条件情報とを画像処理装置から印刷装置に対して供給する。記録情報供給手段は、画像処理装置と印刷装置とのそれぞれに搭載された記憶媒体と有線または無線による通信機構とによって構成してもよいし、上述した、印刷装置および画像処理装置のそれぞれに対して着脱可能なリムーバブルメモリとしてもよい。
【0015】
そして印刷装置の側では、所定の操作によって印刷対象として選択された第1の画像について、その印刷条件情報を上記記録情報供給手段から読み出す。また、記録情報供給手段から上記選択された第1の画像にかかる第1画像データを読み出すとともに、この第1画像データと関連付けられた第2画像データを特定し同特定した第2画像データを読み出す。さらに、読み出した第1画像データと第2画像データとを重畳するとともに、上記読み出した印刷条件情報が規定する条件に従い、重畳後の画像データに基づいて画像の印刷を実行する。
【0016】
上記システムを考えた場合、画像処理装置の利用者に対して、画像の印刷手順の案内を行っても良い。つまり、上記画像処理装置は、少なくとも第1画像データと第2画像データとの関連付け処理が終了している状態において、当該関連付けた画像を上記印刷装置にて印刷する際の手順を示す表示を所定のディスプレイ上に出力させるとしてもよい。かかる表示を行うことで、利用者は、第1の画像と第2の画像とを関連付けた後に何をすべきか容易に把握でき、印刷処理に慣れていない場合でも、重畳画像の印刷結果を簡単に手に入れることが可能となる。
【0017】
上述の印刷装置にかかる技術的思想は、その手順を実行する印刷方法の発明としても把握でき、請求項9にかかる発明は、上記印刷装置と同様の作用及び効果を発揮する。同様に、印刷装置にかかる技術的思想は、その手順をコンピュータに実行させる印刷制御プログラムの発明として把握することもでき、請求項10にかかる発明も、上記印刷装置と同様の作用、効果を有する。
むろん、上述の印刷システムにかかる技術的思想についても、それぞれ方法の発明、プログラムの発明として把握することが可能である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
下記の順序に従って本発明の実施形態を説明する。
(1)印刷システムの概略構成
(2)携帯電話における画像の関連付け処理等
(3)プリンタにおける画像の印刷処理
(4)他の実施例
(5)まとめ
【0019】
(1)印刷システムの概略構成
図1は、本発明の実施形態にかかる印刷システムを示す概略図である。
同図に示すように、印刷システムは、概略、携帯電話10とプリンタ40とから構成される。携帯電話10は、無線による通話機能とともにネットワークとの通信機能を備えており、ネットワークを介して図示しないサーバにアクセス可能である。携帯電話10は、サーバにアクセスし、サーバから、印刷対象画像へ重畳するための画像であるフレーム画像を含むパッケージデータ11bをダウンロードする。フレーム画像は、特許請求の範囲に言う第2の画像に対応する。
【0020】
図2は、携帯電話10の構成をブロック図により示している。
携帯電話10は、その機能の一部として画像処理を実施することで画像処理装置として機能する。携帯電話10は、リムーバブルメモリI/F11aと、表示部12と、入力ボタン13と、通信部14と、CPU15と、ROM16と、RAM17と、撮像部19とを備えている。CPU15はバス20aを介して各部に接続されており、ROM16、RAM17と協働して所定のプログラムを実行することができる。
【0021】
表示部12は、携帯電話10に備えられたディスプレイであり、CPU15の制御によって各種の画像やUI等を表示することができる。入力ボタン13は、複数の押しボタンを含み、CPU15は当該押しボタンの押し込み操作を受け付け、各種の入力情報を取得することができる。通信部14は、CPU15の制御によって図示しない基地局との無線通信を実行し、通話や上記サーバとの通信を実現する。撮像部19は、光学系、センサ、A/D変換回路等からなり、撮影画像を画像データ化するモジュールであり、CPU15の制御によって携帯電話10外部の被写体を撮像することが可能である。
【0022】
リムーバブルメモリI/F11aに対してはリムーバブルメモリ11を着脱可能であり、CPU15は、装着されたリムーバブルメモリ11に対してデータを書き込み、また、リムーバブルメモリ11からデータを読み出すことが可能である。本実施形態においては、CPU15は、リムーバブルメモリ11に上記パッケージデータ11bを記録する。また後述するように、リムーバブルメモリ11には、パッケージデータ11bが有するフレーム画像と関連付けられた写真画像を示す写真ファイル11cや、入力ボタン13の操作を介して入力された印刷条件情報11dが記録されることになる。写真画像は、特許請求の範囲に言う第1の画像に対応する。
【0023】
本実施形態においては、CPU15は、実行可能なプログラムの一部として、関連付け処理と、印刷条件情報取得処理と、印刷手順表示処理とを実行する。関連付け処理は、写真ファイル11cとパッケージデータ11bとを関連付ける処理であり、印刷条件情報取得処理は、入力ボタン13の操作に基づいて印刷条件情報11dを取得する処理であり、印刷手順表示処理は、上記表示部12に所定のタイミングにて印刷手順教授画面を表示させる処理である。
【0024】
一方、プリンタ40においては、CPU21、RAM22、ROM23を含むプログラム実行環境が形成されており、そのプログラムの一部として印刷条件情報解析処理や、画像データ重畳処理や、印刷処理を実行する。プリンタ40は、リムーバブルメモリ11を着脱可能なメモリスロット40aを備えており、リムーバブルメモリ11がメモリスロット40aに挿入されると、プリンタ40は、リムーバブルメモリ11に記憶されている印刷条件情報11dを取得し、その内容を解析する。また、同解析結果に応じた態様にて、上記写真画像とフレーム画像との重畳画像の印刷処理を実行する。この結果、例えば、重畳画像が印刷媒体Pに印刷される。
携帯電話10とプリンタ40とにおける上記各処理については、後に詳述する。
【0025】
図1に示す例においては、リムーバブルメモリ11を介してプリンタ40に、印刷条件情報11dを始め各種データを供給しているが、むろん、データの転送形態はこの形態に限られず、ケーブルを介してデータ転送を行ってもよいし、無線通信によってデータ転送を行っても良く、種々の構成を採用可能である。また、サーバ、携帯電話10、プリンタ40の処理は汎用的なプロセッサであるCPUによって行う構成になっているが、むろん、特定の処理あるいはすべての処理をカスタムICによって実行しても良い。すなわち、所定の機能を実行できる限りにおいて種々のハードウェアを採用可能である。
【0026】
(2)携帯電話における画像の関連付け処理等
図3は、携帯電話10において、CPU15が実行する、複数の画像の関連付け処理から印刷手順の表示処理までの内容をフローチャートにより示している。
ステップS(以下、ステップの表記は省略。)200では、CPU15は、リムーバブルメモリ11の所定のフォルダに保存してあるパッケージデータ11bの中から一つのパッケージデータ11bを選択する。この場合、携帯電話10の利用者は、携帯電話10の入力ボタン13を操作してパッケージデータ11bの選択を行う。つまり、CPU15は、リムーバブルメモリ11にアクセスし、当該リムーバブルメモリ11に記憶されている複数のパッケージデータ11bを取得し、表示部12の表示を制御してそれらのいずれかを選択できるように選択肢を提供する。利用者は入力ボタン13によって所望のパッケージデータ11bを指示し、CPU15がその指示内容を取得すると、パッケージデータ11bの選択が確定する。
【0027】
図4は、パッケージデータ11bの構造例を示す図である。
同図に示すように、パッケージデータ11bは、スクリプトファイル11b1とフレーム画像のサムネイルデータを示すフレームサムネイルファイル11b2とフレーム画像の印刷用データを示すフレームファイル11b3とを含んでいる。
【0028】
スクリプトファイル11b1は、印刷時のレイアウトを特定するための複数のパラメータデータを含むデータであり、種々のデータ形式を採用可能である。例えば、タグ(XML形式やXHTML形式等)を利用してレイアウトのパラメータを記述可能であり、各タグによって、印刷画像に表示する文字枠の位置、文字枠の大きさ、文字枠内に含め得る文字の上限値(文字数)、文字の大きさ、文字の内容等を記述する。また、このスクリプトファイル11b1には、フレーム画像と写真画像とを重畳する際の位置を特定するためのレイアウトデータを記述する。レイアウトデータについては後述する。
【0029】
フレームサムネイルファイル11b2は、フレーム画像p1のサムネイルデータであり、そのファイル形式はJPEG形式である。従って、SOI(Start of Image)マーカから始まり、EOI(End of Image)マーカで終わるファイルにおいて、予め決められたマーカやデータが含まれ、この形式でフレーム画像p1を示す画像データを記述している。
【0030】
フレームファイル11b3は、フレーム画像p1の印刷用データであり、そのファイル形式はJPEG形式である。フレームサムネイルファイル11b2とフレームファイル11b3とにて示す画像の内容は共通であるが、フレームサムネイルファイル11b2にて示す画像はサムネイル表示用の画像であり、フレームファイル11b3にて示す画像より低解像度の画像である。本実施形態においては、フレームサムネイルファイル11b2とフレームファイル11b3とを別のファイルにしているが、むろん、フレームサムネイルファイル11b2の圧縮データ部分にフレームファイル11b3が示す画像データを記述してもよい。
【0031】
フレーム画像p1は、写真画像に重畳される枠や背景等を示す画像であり、任意の色、形の図形によって定義することができる。このため、フレーム画像p1においては、各画素の色を3個の多階調色成分によって定義しており、図4においては、フレームサムネイルファイル11b2に対応させてフレーム画像p1の例を示している。この例においては、中央の白抜き部分にて写真画像の表示部位を示しており、その周りのハッチ部分がフレームである。
【0032】
S210では、CPU15は、上記選択したパッケージデータ11bが有するフレーム画像p1を、表示部12に表示する処理を実行する。つまり、CPU15はパッケージデータ11bにおけるフレームサムネイルファイル11b2を取得し、同フレームサムネイルファイル11b2に基づいて表示部12を制御し、図4に示すようなフレーム画像p1を表示させる。
S220では、CPU15は、フレーム画像p1と利用者が選択する写真画像とを重畳した状態にて表示部12に表示する処理を行う。
【0033】
利用者が選択する画像としては、撮像部19の画像入力機能によって表示部12に表示されている写真画像(正確には、写真撮影の対象となり得る画像)や、既に携帯電話10における所定の記憶領域に保存されている写真ファイルが示す写真画像などが考えられる。つまり、CPU15は、利用者の入力ボタン13の操作によって撮像モード(撮像部19による画像入力機能を有効とした状態。)が選択されている状況においては、そのとき光学系を介して得られている画像を表示部12に表示するし、利用者の入力ボタン13の操作によって既保存のいずれかの写真画像が選択された状況においては、同選択された写真画像を表示部12に表示する。
【0034】
CPU15は、フレーム画像p1と写真画像とを表示部12に重畳表示する際には、表示部12における各画素のうち図4で示したフレーム画像p1の白抜き部分に対応する位置の画素においては、写真画像にかかる画像データに基づく表示を行い、同白抜き部分以外の画素においては、フレームサムネイルファイル11b2の画像データに基づく表示を行う。
【0035】
上記のようにフレーム画像p1と写真画像とを重畳表示した状態にて、CPU15は、、入力ボタン13を介しての保存指示が入力されたか否か判断する(S230)。ここで言う保存指示とは、利用者が表示部12に重畳表示されている画像を重畳画像として保存することを希望したときに入力する指示であり、CPU15は、かかる保存指示を契機として、以下の関連付け処理を実行する。なお、撮像部19によって得られている画像が表示部12に表示されている状況においては、利用者の撮像指示(シャッターボタンを押す動作)の後の保存指示が上記保存指示となる。
【0036】
S230にて保存指示が入力されたと判断した場合、CPU15は、S240において、上記選択した写真画像にかかる写真ファイルを、上記選択したフレーム画像p1を有するパッケージデータ11bと関連付け、かつリムーバブルメモリ11の所定のフォルダに保存する。つまり、撮像部19によって写真を撮像した場合には、その画像データを所定のデータ形式に変換、圧縮して写真ファイル11cを生成し、これを保存する。一方、既に携帯電話10における所定の記憶領域に保存されている写真ファイルにかかる写真画像をフレーム画像p1の重畳対象として保存する場合には、その写真ファイルを同所定のフォルダにコピーし、このコピーを写真ファイル11cとする。
【0037】
図5は、写真ファイル11cの構造例を示す図である。
写真ファイル11cは、写真画像のサムネイルデータおよび印刷用データを含んでおり、そのファイル形式はEXIF形式である(EXIFは社団法人電子情報技術産業協会の登録商標)。本実施形態においては、写真画像のサムネイルデータをアプリケーションマーカ部分(同図にてAPP1と示す部分)に記述し、印刷用データを圧縮データ部分(同図にて「圧縮データ」と示す部分)に記述している。また、両データとも画像の内容は共通であり、JPEG形式によって圧縮されている。写真画像も、フレーム画像p1と同様に各画素の色を3個の多階調色成分によって定義している。むろん、本発明においてフレーム画像と重畳しようとする画像は写真画像に限定されるわけではなく、種々の画像に適用可能である。図5では、写真ファイル11cに対応する写真画像p2の例を示している。この例においては、APP1に記述されたサムネイルデータを示しており、人物の画像が3個の色成分によって形成されていることを示している。
【0038】
本実施形態では、重畳関係にある写真画像p2とフレーム画像p1とについては、これらを重畳した状態すなわち合成後の一つの画像としてリムーバブルメモリ11に保存するのではなく、写真ファイル11cとパッケージデータ11bとをリムーバブルメモリ11内における別々のフォルダに保存する。そこで、上述したように、写真ファイル11cをパッケージデータ11bに対して関連付けた状態で保存する。両者の関連付けの方法は種々考えられるが、CPU15は、一例として、パッケージデータ11bが予め備えるIDを写真ファイル11cに付加する。
【0039】
本実施形態においては、パッケージデータ11bのスクリプトファイル11b1内にパッケージデータごとにユニークな値であるIDが記録されている。そこで、CPU15は、重畳関係にあるパッケージデータ11bから当該IDを読み出すとともに、同読み出したIDを写真ファイル11cのヘッダ領域に記録する。その結果、写真ファイル11cとパッケージデータ11bとが関連付けられる。
【0040】
S250においては、CPU15は、レイアウトデータを生成し、同生成したレイアウトデータをパッケージデータ11bに記録する。レイアウトデータは、フレーム画像p1と写真画像p2とを重畳する際の位置関係を特定するための座標を記述したデータである。レイアウトデータは、両画像を重畳する際に両画像データにおいて同じ位置になる画素を特定できるものであればよい。例えば、ある固定座標系を定義し、この固定座標系においてフレーム画像p1における特定位置の画素(例えば、左上隅の画素)の位置および写真画像p2における特定位置の画素(例えば、左上隅の画素)の位置を定義する構成等を採用可能である。
【0041】
本実施形態においては、写真画像p2はフレーム画像p1より小さく、図5における写真画像p2のサムネイルの周囲において破線にてフレーム画像p1の大きさを示している。そして、レイアウトデータは、破線の左上隅に示すフレーム画像p1における座標C0と写真画像p2の左上隅に示す座標C1とを同じ座標系で定義することによって両者の位置関係を定義する。
上記のようなレイアウトデータを生成したら、CPU15は、同生成したレイアウトデータを、パッケージデータ11bのスクリプトファイル11b1内に記録する。
【0042】
これまでの処理が関連付け処理であり、この結果、利用者が重畳することを決定した写真画像p2とフレーム画像p1とが互いに関連付けられてリムーバブルメモリ11に保存される。
次にS260においては、CPU15は、表示部12を制御して、利用者に印刷条件情報11dを入力することを勧告する所定の表示を同表示部12に出力させる処理を行う。ここで、印刷条件情報11dとは、プリンタ40において上記関連付けた写真画像p2とフレーム画像p1との重畳画像を印刷させる際の種々の設定を言い、例えば、印刷枚数や印刷画像の大きさなどを指定した情報である。
【0043】
S270では、CPU15は、入力ボタン13の操作を介して上記勧告に応じた印刷条件条件情報11dが入力されたか否か、すなわち、重畳画像の印刷枚数や画像の大きさなどが指定されたか否か判断し、入力があった場合には、S280において、同印刷条件情報11dをリムーバブルメモリ11の所定のフォルダに記録する。なお、印刷条件情報11dを記録するフォルダは、上記写真ファイル11cやパッケージデータ11bを記録した各フォルダとは異なるフォルダであるものとする。一方、印刷条件情報11dが入力され無かった場合は、S280はスキップするが、印刷条件情報として予め定めてあるデフォルト値を、リムーバブルメモリ11の上記所定のフォルダに記録する。
【0044】
S290においては、CPU15は、表示部12を制御して、利用者に印刷の手順を教授する所定の表示を同表示部12に出力させる処理を行う。
図6は、表示部12に印刷手順教授画面を出力した様子を示している。同図に示すように、印刷手順教授画面には、携帯電話10において画像の保存処理を終えた利用者に対して、同保存した画像を印刷するために何を行えばよいか手順を追って示している。従って、画像の印刷作業に不案内な利用者であっても、かかる表示を見ることで、次に何をすべきかを容易に把握することができる。
【0045】
(3)プリンタにおける画像の印刷処理
図7は、プリンタ40の構成を示すブロック図である。プリンタ40では、CPU21、ROM22、RAM23、入力ボタン24、コントロールIC25、ASIC26、I/F27,30がバス20bを介して接続されている。上述したように、プリンタ40にはメモリスロット40aが備えられており、同メモリスロット40aと上記バス20bとは、I/F30によって接続されている。入力ボタン24は、複数の押しボタンを含み、CPU21は当該押しボタンの押し込み操作を受け付け、各種の入力情報を取得することができる。
【0046】
本実施形態では、プリンタ40は、複数色(例えば、シアン(C),マゼンダ(M),イエロ(Y),ブラック(K))に対応してそれぞれ設けられたインクカートリッジ28に充填された複数種類のインクを印刷ヘッド29a〜29dから吐出して、印刷媒体にインクを付着させてドットを形成することにより所望の画像を印刷する。キャリッジ機構27aにて主走査方向に往復動するキャリッジには、各インクカートリッジ28が装着されているとともに、印刷ヘッドユニット(印刷ヘッドの集合体)29が搭載されている。
【0047】
各カートリッジ28には、例えばRAMからなるメモリチップ28aがそれぞれ設けられており、各メモリチップ28aは電気的にコントロールIC25と接続されている。ASIC26は、CPU21と所定の信号を送受信しつつラスタデータに対応する印加電圧データを生成し、当該印加電圧データをヘッド駆動部26aに出力する。印加電圧データは、各画素毎に吐出すべきドットの大きさを規定したデータであり、ヘッド駆動部26aは、印加電圧データに基づいて印刷ヘッド29a〜29dに内蔵されたピエゾ素子への印加電圧パターンを生成するとともに、この生成した駆動信号を印刷ヘッド29a〜29dにそれぞれ供給することにより各色のインクをドット単位で吐出させる。I/F27に接続されたキャリッジ機構27aや紙送り機構27bは、印刷ヘッドユニット29を主走査させたり、適宜改ページ動作を行いながら印刷媒体を順次送り出して副走査を行ったりする。
【0048】
図8は、プリンタ40において、CPU21が実行する重畳画像の印刷処理の内容をフローチャートにより示している。
当該処理を行う前提として、メモリスロット40aには、それぞれ所定のフォルダに、写真ファイル11cと、これと関連付けられたパッケージデータ11bと、かかる写真ファイル11cおよびパッケージデータ11bに基づいて生成される重畳画像についての印刷条件情報11d(デフォルト値である場合を含む。)とが記録された、リムーバブルメモリ11が装着されているものとする。
【0049】
S300においては、CPU21は、ある選択された画像についての印刷指示が入力されたか否か判断する。つまり、利用者はリムーバブルメモリ11をメモリスロット40aに装着すると、入力ボタン24を操作して、リムーバブルメモリ11に保存された写真画像のうち所望の写真画像を選択し、これを印刷することを指示する(図示しない印刷ボタンを押す)。CPU21は、かかる入力ボタン24を介して入力される指示に基づいて、上記印刷指示の有無を判断する。
【0050】
上記印刷指示を受け付けた場合、CPU21は、S310において、リムーバブルメモリ11における印刷条件情報11dを格納したフォルダにアクセスし、同フォルダから上記選択された写真画像に対応する印刷条件情報11dを読み出し、その内容を解析する。
【0051】
S320では、CPU21は、リムーバブルメモリ11における写真ファイル11cを格納したフォルダにアクセスし、同フォルダから上記選択された写真画像に対応する写真ファイル11cを読み出す。なお、印刷条件情報11dを格納しているフォルダには、各印刷条件情報11dとともに、各印刷条件情報11dがそれぞれ対応している写真ファイル11cのリムーバブルメモリ11内における格納場所を規定したアドレス情報が存在するため、CPU21は、かかるアドレス情報に基づいて上記選択された写真画像に対応する写真ファイル11cを読み出すとしてもよい。
【0052】
S330では、CPU21は、リムーバブルメモリ11におけるパッケージデータ11bを格納したフォルダにアクセスし、同フォルダからS320にて読み出した写真ファイル11cと関連付けられているパッケージデータ11bを読み出す。つまり、S320で読み出した写真ファイル11cのヘッダには関連付け情報としての上記IDが記録されているため、CPU21は当該IDを参照して、一つのパッケージデータ11bを特定し、読み出す。
【0053】
S340では、CPU21は、S320,330にて読み出した、写真ファイル11cとパッケージデータ11bとに基づいて一つの重畳画像を示す画像データを生成する。つまり、写真ファイル11cに含まれている印刷用データと、パッケージデータ11bに含まれている印刷用データ(フレームファイル11b3)とを合成することにより重畳後の画像データを生成する。本実施形態では、写真ファイル11cに含まれている印刷用データは写真画像p2を表現するものであり、フレームファイル11b3はフレーム画像p1を表現するものである。
【0054】
重畳処理は、写真ファイル11cに含まれている印刷用データとフレームファイル11b3とを重ねた時に、フレーム画像p1の白抜き部分に対応する位置の画素においては、写真ファイル11cに含まれた印刷用データを採用し、同白抜き部分以外の画素においては、フレームファイル11b3のデータを採用して、重畳後の画像データとする。むろん、写真ファイル11cに含まれた印刷用データとフレームファイル11b3とを重ね合わせる際の位置関係は、パッケージデータ11bのスプリクトファイル11b1に記録してあるレイアウトデータに基づいて決定する。
【0055】
そして、S350において、CPU21は、上記解析した印刷条件情報11dの内容に従って、重畳後の画像データに基づく印刷処理を実行する。
つまり、CPU21は、上記印刷条件情報11dの内容に応じた制御の下、重畳後の画像データに対する処理として画素数の拡大・縮小処理や画像データの表色系からプリンタ40が用いるインク色の表色系への色変換処理やハーフトーン処理やラスタライズ処理を施してラスタデータを生成するとともに、キャリッジ機構27aや紙送り機構27bを駆動させることにより、同ラスタデータに基づいた印刷処理を実行する。その結果、例えば印刷条件情報11dの内容が、画像枚数をn枚、画像サイズをはがきサイズ、と指定したものである場合、写真画像p2とフレーム画像p1との重畳画像について、はがきサイズにてn枚印刷することとなる。
【0056】
(4)他の実施例
上記図8においては、プリンタ40は、利用者による印刷指示の入力を待って印刷処理を実行している。しかし、他の実施例として、プリンタ40は、リムーバブルメモリ11がメモリスロット40aに装着されたことを検知した場合に、利用者の操作を必要とすることなく重畳画像の自動印刷を実行するとしてもよい。
当該自動印刷を行う前提としては、リムーバブルメモリ11に、特定の写真画像を選択して印刷することを指示する選択指示情報が記録されている必要がある。
【0057】
上記選択指示情報は、利用者が携帯電話10において写真画像とフレーム画像とを関連付けした際に、利用者の入力操作に基づいてリムーバブルメモリ11に記録される情報である。つまり、図3のS250までの処理によってある写真画像とフレーム画像とについて関連付けを行った後の所定のタイミングにて、携帯電話10のCPU15は、利用者にこの関連付けを行った写真画像について印刷を行うか否かを選択させる所定のUIを、表示部12に表示させる。そして、当該UIに対する入力ボタン13による操作を介して、印刷を行う旨の指示を入力した場合に、CPU15は、上記写真画像を選択した選択指示情報を生成し、リムーバブルメモリ11に記録する。
【0058】
上記写真画像について印刷を行うか否かの問いかけは、S260において表示する印刷条件情報の入力指示の一部として表示しても良いし、印刷条件情報の入力指示とは別に、これ単独で表示を行っても良い。また、選択指示情報は、印刷条件情報の一部として記録してもよいし、印刷条件情報とは別にリムーバブルメモリ11の所定のフォルダに記録しても良い。
【0059】
プリンタ40の側においては、CPU21は、図8のS300より前段階にて、リムーバブルメモリ11がメモリスロット40aに装着されたか否かの検知を行う。そして、装着されたことを検知した場合、CPU21は、同リムーバブルメモリ11内を検索し、選択指示情報が記録されているか否か判断する。
選択指示情報が発見された場合には、CPU21は、S300をスキップしてS310の処理に進む。すなわち、発見した選択指示情報が選択している写真画像に対応する印刷条件情報11dをリムーバブルメモリ11における印刷条件情報11dを格納したフォルダから読み出し、その内容を解析する。以降は、S320〜350の処理を上記と同様に行う。
【0060】
一方、上記リムーバブルメモリ11内の検索の結果、選択指示情報が発見されなかった場合、CPU21は、S300の処理に進む。つまり、リムーバブルメモリ11に選択指示情報が記録されていないと認識した場合に初めて利用者からの印刷指示を待ち、印刷指示の有無に応じてS300での分岐を行う。
【0061】
すなわち、プリンタ40は、リムーバブルメモリ11がメモリスロット40aに装着されたことを検知した場合、リムーバブルメモリ11内に選択指示情報が記録されていることを条件に、上記メモリスロット40aへの装着という行為以外の利用者による動作を必要とすることなく、選択指示情報が選択している写真画像について、関連付けられたフレーム画像との重畳画像を生成し、かつ対応する印刷条件情報に従った印刷態様にて自動印刷する。
【0062】
なお、リムーバブルメモリ11に記録される選択指示情報は一つであっても複数であってもよい。つまり利用者は、携帯電話10の操作において、一組の写真画像とフレーム画像とを関連付ける毎に選択指示情報をリムーバブルメモリ11に記録させることができる。そのため、それぞれ異なる写真画像を選択する選択指示情報がリムーバブルメモリ11に複数記録されている場合には、CPU21は、各選択指示情報に従って、複数の写真画像についてそれぞれ重畳画像の自動印刷を行う。
【0063】
(5)まとめ
このように本発明は、携帯電話10の側においては、あるフレーム画像p1と当該フレーム画像p1との重畳対象とすべく利用者が選択した写真画像p2とを関連付けるとともに、重畳後の画像を印刷する際の印刷条件情報11dを取得し、フレーム画像p1と、これと関連付けた写真画像p2と、印刷条件情報11dとをリムーバブルメモリ11に記録し、プリンタ40の側においては、利用者による印刷指示を受けた際に、上記印刷条件情報11dと、写真画像p2と、当該写真画像p2と関連付けられているフレーム画像p1とをリムーバブルメモリ11から読み出し、写真画像p2とフレーム画像p1とを重畳し、同重畳後の画像を、上記印刷条件情報11dに従った態様にて印刷する。従って、印刷時においては、利用者は、ある画像を選択して印刷指示を行うだけで、所望のフレーム画像と合成された状態で、かつ所望の枚数や大きさ等による印刷結果を得ることができる。
【0064】
また、携帯電話10の側では、フレーム画像と写真画像とを重畳して関連付けた後に、所定の印刷手順教授画面を自動的に表示するとしたため、画像の印刷作業に不案内な利用者であっても、かかる表示を見ることで、重畳した画像を印刷するために何をすれば良いかを確実に理解することができる。
【0065】
なお、図8のフローチャートにおいては、関連付けられた一組の写真画像とフレーム画像について自動印刷する例を説明した。しかし、リムーバブルメモリ11に、互いに関連付けられ、かつ所定の印刷条件情報を持つ写真画像とフレーム画像との組が複数組保存されている場合には、プリンタ40は、利用者による印刷指示を受けた際に、すべての組について、それぞれに重畳処理を行い、かつ対応する印刷条件情報に従った印刷処理を行うとしてもよい。かかる構成とすれば、利用者が印刷する写真画像とフレーム画像との組を選択する手間が無くなる。
【図面の簡単な説明】
【0066】
【図1】印刷システムの概略構成図。
【図2】携帯電話の構成を示すブロック図。
【図3】画像の関連付け処理から印刷手順の表示処理までを示すフローチャート。
【図4】パッケージデータの構造例を示す図。
【図5】写真ファイルの構造例を示す図。
【図6】印刷手順教授画面を出力した表示部を示す図。
【図7】プリンタの構成を示す図
【図8】重畳画像の印刷処理の内容を示すフローチャート。
【符号の説明】
【0067】
10…携帯電話、11…リムーバブルメモリ、11a…リムーバブルメモリI/F、11b…パッケージデータ、11b1…スクリプトファイル、11b2…フレームサムネイルファイル、11b3…フレームファイル、11c…写真ファイル、11d…印刷条件情報、12…表示部、13,24…入力ボタン、14…通信部、15,21…CPU、19…撮像部、40…プリンタ、40a…メモリスロット




 

 


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