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装置、およびプリンタ - セイコーエプソン株式会社
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発明の名称 装置、およびプリンタ
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−90739(P2007−90739A)
公開日 平成19年4月12日(2007.4.12)
出願番号 特願2005−284677(P2005−284677)
出願日 平成17年9月29日(2005.9.29)
代理人 【識別番号】110000198
【氏名又は名称】特許業務法人湘洋内外特許事務所
発明者 中野 修一
要約 課題
主電源スイッチにモーメンタリ形のスイッチを備える機器において、主電源の起動制御の構成を簡素化する。

解決手段
主電源をON―OFFを受付けるモーメンタリ形SW90を備えた機器の電源を制御する装置に、電源供給を受付け、モーメンタリ形SW90が受付けた指示にしたがい主電源のON―OFFを行う電源回路10と、モーメンタリ形SW90にしたがった機器の主電源の状態を示す情報を格納するEEPROM80とを設ける。そして、EEPROM80は、電源が供給されると格納されている情報にしたがって電源回路10が行う主電源のON―OFF動作を制御する。
特許請求の範囲
【請求項1】
主電源のON―OFF指示を受付けるモーメンタリ形スイッチを備えた機器の電源を制御する装置であって、
外部からの電源供給を受付け、前記モーメンタリ形スイッチが受付けた指示にしたがい前記機器への主電源のON―OFF制御を行う電源制御部と、
前記電源制御部に信号ラインを介して接続され、前記モーメンタリ形スイッチにしたがった前記機器の主電源の状態を示す情報を格納すると共に、電源ラインを介して電源が供給されると前記格納されている情報にしたがった信号を出力する不揮発性メモリと、
前記不揮発性メモリから受け付ける信号が、前記主電源が供給中であることを示す情報の場合に前記主電源をON状態に制御し、前記主電源が供給中ではないことを示す情報の場合に前記主電源をOFF状態に制御するスイッチと、を備えること
を特徴とする装置。
【請求項2】
請求項1に記載の装置であって、
前記電源制御部への外部からの電源供給が切断されたか否かを検出する監視手段と、
前記電源制御部に信号ラインを介して接続され、前記電源制御部の指示にしたがって前記主電源のON−OFF状態を制御する第2のスイッチと、を有し、
前記電源制御部は、前記モーメンタリ形スイッチが受付けた指示にしたがい、前記第2のスイッチへ主電源のON―OFFを指示し、前記電源制御部が第2のスイッチへONにする指示を出している状態において、前記監視手段が外部からの電源供給が切断されたことを検出した場合、前記不揮発性メモリに前記機器への電源が供給中であることを示す情報を格納し、前記モーメンタリスイッチが主電源をOFFにする指示を受け付けた場合、前記不揮発性メモリに前記機器への電源が供給中ではないことを示す情報を格納すること
を特徴とする装置。
【請求項3】
請求項1〜2のいずれか一項に記載の装置であって、
前記不揮発性メモリには、所定のアドレスが設定されていて、該所定のアドレスが指定する領域に前記機器の主電源の状態を示す情報が格納されること
を特徴とする装置。
【請求項4】
請求項1〜3のいずれか一項に記載の装置であって、
前記不揮発性メモリは、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)であること
を特徴とする装置。
【請求項5】
主電源のON―OFF指示を受付けるモーメンタリ形スイッチを備えたプリンタであって、
外部からの電源供給を受付け、前記モーメンタリ形スイッチが受付けた指示にしたがい前記プリンタへの主電源のON―OFF制御を行う電源制御部と、
前記電源制御部に信号ラインを介して接続され、前記モーメンタリ形スイッチにしたがった前記プリンタの主電源の状態を示す情報を格納すると共に、電源ラインを介して電源が供給されると前記格納されている情報にしたがった信号を前記電源制御部に出力する不揮発性メモリと、
前記不揮発性メモリから受け付ける信号が、前記主電源が供給中であることを示す情報の場合に前記主電源をON状態に制御し、前記主電源が供給中ではないことを示す情報の場合に前記主電源をOFF状態に制御するスイッチと、を備えること
を特徴とするプリンタ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンピュータ、プリンタ等の各種機器の電源を制御する技術に関する。
【背景技術】
【0002】
プリンタ等の各種の機器には、主電源スイッチにロック形押しボタンスイッチを採用しているものがある。ロック形押しボタンスイッチを採用した機種は、内部の制御回路で動作エラーが生じた場合に電源を遮断しようとしても、スイッチがロックされているために電源を遮断できないという問題を有している。この問題を解決するために、主電源スイッチにモーメンタリ形押しボタンスイッチを採用することが行われている。但し、モーメンタリ形押しボタンスイッチを採用した機器では、利用者が遠隔から主電源スイッチのONーOFFを制御できないという別の問題が生じてしまう。例えば、モーメンタリ形スイッチを備えた機器をLAN等のネットワークに接続して利用する場合、利用者がわざわざ、その機器の設置された場所まで行って、主電源スイッチのON―OFF操作を行う必要がある。
【0003】
上述した問題を解決するための技術が特許文献1に記載されている。具体的には、特許文献1のプリンタは、主電源スイッチの押下げにしたがった状態、すなわち「電源が供給中」であるか否かを示す情報を記憶しておくEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)を有している。そして、プリンタは、外部からの商用電源が通電状態となった際に、CPU(Central Processing Unit)を備えた論理回路がEEPROMに記憶された情報を読み出し、その読み出した情報を用いて主電源の起動を制御するようにしている。このように構成することにより、特許文献1のプリンタでは、商用電源側でケーブルの抜き差しを行なったような場合でも、電源投入後に機器を以前の状態に復帰させ、即座に使用することができるようになる。
【0004】
【特許文献1】特開平11−301064号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら特許文献1は、以下の問題を有している。具体的には、特許文献1では、主電源の起動制御のために、EEPROMの情報を読み出す、CPUを備えた論理回路を設ける必要があり、起動制御の構成が複雑化してしまう。また、特許文献1では、CPUを動作させるために、主電源とは別の電源を用意しておく必要がある。
【0006】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、主電源スイッチにモーメンタリ形のスイッチを採用する機器において、主電源の起動制御の構成を簡素化することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するため、本発明の一態様は、主電源のON―OFF指示を受付けるモーメンタリ形スイッチを備えた機器の電源を制御する装置に適用される。
【0008】
そして、前記装置は、外部からの電源供給を受付け、前記モーメンタリ形スイッチが受付けた指示にしたがい前記機器への主電源のON―OFF制御を行う電源制御部と、前記電源制御部に信号ラインを介して接続され、前記モーメンタリ形スイッチにしたがった前記機器の主電源の状態を示す情報を格納すると共に、電源ラインを介して電源が供給されると前記格納されている情報にしたがった信号を前記電源制御部に出力する不揮発性メモリと、前記不揮発性メモリから受け付ける信号が、前記主電源が供給中であることを示す情報の場合に前記主電源をON状態に制御し、前記主電源が供給中ではないことを示す情報の場合に前記主電源をOFF状態に制御するスイッチと、を備える。このように本一態様では、不揮発性メモリに、モーメンタリ形スイッチにしたがった機器の主電源の状態を示す情報を格納するようにしている。すなわち、本一態様では、不揮発性メモリに、前回のモーメンタリ形スイッチにしたがった主電源の状態(ON状態またはOFF状態)が格納されるようになる。そして、不揮発性メモリは、電源が供給されると自身に格納された上記の情報にしたがい機器の主電源のON―OFFの制御を行う。そのため、本一態様によれば、主電源スイッチにモーメンタリ形押しボタンスイッチが採用される機器においても、簡単な構成で、前回の機器の動作状態を再現することが可能になる。
【0009】
また、前記装置は、前記電源制御部の指示にしたがって前記主電源のON−OFF状態を制御する第2のスイッチと、前記電源制御部への外部からの電源供給が切断されたか否かを検出する監視手段と、を有し、前記電源制御部は、前記モーメンタリ形スイッチが受付けた指示にしたがい、前記第2のスイッチへ主電源のON―OFFを指示し、前記電源制御部が第2のスイッチへONにする指示を出している状態において、前記監視手段が外部からの電源供給が切断されたことを検出した場合、前記不揮発性メモリに前記機器への電源が供給中であることを示す情報を格納し、前記モーメンタリスイッチが主電源をOFFにする指示を受け付けた場合、前記不揮発性メモリに前記機器への電源が供給中ではないことを示す情報を格納することとしてもよい。
【0010】
このように構成しておけば、不揮発性メモリへの情報の書き換えの回数を減少させることができる。そのため、不揮発性メモリに、書き換え回数が制限されるデバイスを利用する場合でも、主電源の起動制御のための構成の長寿命化を図ることができる。
【0011】
また、前記不揮発性メモリには、所定のアドレスが設定されていて、該所定のアドレスが指定する領域に機器の主電源の状態を示す情報が格納されることとしてもよい。さらに、前記不揮発性メモリは、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)であることとしてもよい。
【0012】
このように構成することにより、複雑な構成の回路を設けることなく、汎用品のデバイスを利用して主電源の起動制御を行うことができるようになる。
【0013】
また、本発明の他の一態様は、主電源のON―OFF指示を受付けるモーメンタリ形スイッチを備えたプリンタに適用される。
【0014】
そして、前記プリンタは、外部からの電源供給を受付け、前記モーメンタリ形スイッチが受付けた指示にしたがい前記プリンタへの主電源のON―OFF制御を行う電源制御部と、前記電源制御部に信号ラインを介して接続され、前記モーメンタリ形スイッチにしたがった前記プリンタの主電源の状態を示す情報を格納すると共に、電源ラインを介して電源が供給されると前記格納されている情報にしたがった信号を出力する不揮発性メモリと、前記不揮発性メモリから受け付ける信号が、前記主電源が供給中であることを示す情報の場合に前記主電源をON状態に制御し、前記主電源が供給中ではないことを示す情報の場合に前記主電源をOFF状態に制御スイッチと、を備える。
【0015】
このように構成することにより、本発明の他の態様によれば、商用電源側で主電源の投入や切断を行うような場合でも、プリンタの主電源の起動制御を簡単な構成で実現することが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。
【0017】
先ず、本発明の第1施形態の構成について図1を用いて説明する。なお、以下では、本実施形態がプリンタに適用された場合について説明するがこれは例示に過ぎない。本実施形態をプリンタ以外の装置に適用するようにしてもかまわない。
【0018】
図1は、本発明の第1実施形態のプリンタの構成図である。図示するように、プリンタは、電源回路10、不揮発性メモリ用電源20、DC・DCコンバータ30、プリントエンジン40、制御回路60、PSC(Power Supply Control)トランジスタ70、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)80、およびモーメンタリ形押しボタンスイッチ90を有する。
【0019】
電源回路10は、外部からの商用電源の供給を受け付け、プリンタの各部に電源を供給する。具体的には、電源回路10は、商用電源が供給されると微小電圧(例えば、2〜3Vの電圧)をパワー系電源ラインに供給する。また、電源回路10は、商用電源の供給を受け付けている際、PSCトランジスタ70がON状態になると、所定電圧(例えば、42Vの電圧)をパワー系電源ラインに供給する。
【0020】
不揮発性メモリ用電源20は、パワー系電源ラインを介して、電源回路10からの電圧の供給を受付ける。そして、不揮発性メモリ用電源20は、予め設定された電圧(例えば、3.3Vとする)以下の電圧だけをEEPROM80に供給する。具体的には、不揮発性メモリ用電源20は、ツェナーダイオードを有し、電源回路10から供給される電圧が所定以下になるようにEEPROM80に供給する。本実施形態の電源回路10は、パワー系電源ラインに所定電圧(42V)および微小電圧(2〜3V)のうちのいずれかを供給する。そのため、不揮発性メモリ用電源20は、微小電圧(2〜3V)だけをEEPROM80に供給することになる。その結果、EEPROM80には、電源回路10に商用電源の供給が開始された際(例えば、電源回路10に接続された電源ケーブルをコンセントに差込んだ際)に微小電圧が供給されるようになる。
【0021】
モーメンタリ形押しボタンスイッチ90は、利用者からの主電源のON―OFF指示を受付ける。モーメンタリ形押しボタンスイッチ90は、スイッチを押し下げている間だけ導通状態となり、それ以外の場合には非導通状態となる。利用者が、プリンタに主電源を投入しようとしてモーメンタリ形押しボタンスイッチ90を押し下げると、電源回路10がON状態になり、所定電圧(例えば、42Vの電圧)をパワー系電源ラインに供給する。
【0022】
また、プリンタに電源が供給されている状態(パワー系電源ラインに所定電圧が供給されている状態)で、利用者がプリンタの主電源を切断しようとしてモーメンタリ形押しボタンスイッチ90を押し下げると、PSCトランジスタ70は、OFF状態になる。そして、電源回路10は、供給中の所定電圧(例えば、42Vの電圧)を遮断する。DC・DCコンバータ30は、パワー系電源ラインに供給されている所定電圧(42V)を制御回路60の動作に必要な電圧(例えば、3.3V)に変換する。プリントエンジン40は、パワー系電源ラインから供給される所定電圧を受付けて印刷処理を行う。
【0023】
制御回路60は、DC・DCコンバータ30から供給される電圧を受けてプリンタ全体の電源制御を行う。なお、本実施形態では、制御回路60の具体的な構成について特に限定しない。例えば、制御回路60に、各種の処理を行うCPU(Central Processing Unit)と、プリンタの電源制御を行う制御プログラムを記憶しているROM(Read Only Memory)と、ワークエリアとして機能するRAM(Random Access Memory)とを有する回路を用いるようにしてもよい。この場合、制御回路60の機能は、CPUがROMに格納された制御プログラムをRAMにロードして実行することにより実現される。なお、制御回路60が行う具体的な処理は、後述する。
【0024】
EEPROM90は、「プリンタの電源供給状態を示す情報」を格納する。なお、本実施形態では、「プリンタの電源供給状態を示す情報」の具体的な構成については特に限定しない。例えば、「プリンタの電源供給状態を示す情報」に1ビットの情報を用いるようにしてもよい。
【0025】
また、EEPROM90は、状態記憶用電源20から微小電圧が供給されると、自身に格納している「プリンタの電源供給状態を示す情報」にしたがいPSCトランジスタ70のON―OFF制御を行う。なお、本実施形態では、「プリンタの電源供給状態を示す情報」を格納するためのストレージにEEPROM90を用いる場合を説明するがこれは例示に過ぎない。EEPROM90に代えて、他の不揮発性メモリを用いるようにしてもよい。なお、他の不揮発性メモリは、少なくとも1ビットの情報が読み書きできればよい(例えば、1ビットのレジスタでよい)。
【0026】
続いて、本実施形態のプリンタの電源制御の構成について、図1および図2を用いて詳細に説明する。
【0027】
図2は、本実施形態の電源制御の構成を説明するための図である。なお、図2には、EEPROM80による電源制御の説明に必要な構成だけを示している。また、以下の実施形態の説明では、「プリンタの電源供給状態を示す情報」に、「1」あるいは「0」を示す情報を利用する場合を例にする。そして、ここでは、「1」は、プリンタに主電源が投入中である状態(パワー系電源ラインに所定電圧(42V)が供給されている状態)を示し、「0」は、プリンタに主電源が投入中ではない状態(パワー系電源ラインに所定電圧(42V)が供給されていない状態)を示すものとする。
【0028】
先ず、本実施形態のEEPROM80の構成について説明する。EEPROM80には、予め、「プリンタの電源供給状態を示す情報」を格納する領域を指定するアドレスが設定されている。そして、制御回路60は、EEPROM80に設定されているアドレスが指定する領域に「プリンタの電源供給状態を示す情報(「1」或いは「0」を示す情報)」を格納する。
【0029】
また、EEPROM80は、不揮発性メモリ用電源20から微小電圧(2〜3V)を供給された場合、自身に設定されているアドレスが指定する領域に格納されている「プリンタの電源供給状態を示す情報」を読み出す。EEPROM80は、読み出した「プリンタの電源供給状態を示す情報」が「1」の場合にPSCトランジスタ70をON状態に設定する(EEPROM80が微小電圧を受けた際の処理は、後述する図3で詳細に説明する)。
【0030】
続いて、EEPROM80に「プリンタの電源供給状態を示す情報」を格納するタイミングについて説明する。本実施形態では、モーメンタリ形押しボタンスイッチ90による主電源のON/OFF操作を受ける毎に、EEPROM80の「プリンタの電源供給状態を示す情報」を書き換える。
【0031】
具体的には、電源回路10に商用電源が供給されていて、且つプリンタに主電源が投入されていない状態で、モーメンタリ形押しボタンスイッチ90にON操作が行われると(モーメンタリ形押しボタンスイッチ90が押し下げられると)、電源回路10がON状態になり、パワー系電源ラインに所定電圧(42Vの電圧)を供給する。その結果、プリンタが稼動可能な状態になる。そして、パワー系電源ラインに所定電圧(42Vの電圧)が供給されて、DC・DCコンバータ30が、パワー系電源ラインに供給されている所定電圧(42V)を制御回路60の動作に必要な電圧(例えば、3.3V)に変換すると、制御回路60が、EEPROM80に設定されているアドレスが指定する領域に「電源供給中の状態を示す情報(「1」を示す情報)」を格納する。PSCトランジスタ70は、EEPROM80に格納された「電源供給中の状態を示す情報」を受けて、ON状態となる。この後、ユーザがモーメンタリ形押しボタンスイッチ90を押すことをやめた場合においても、PSCトランジスタ70は電源10のON状態を保持する。
【0032】
また、プリンタに主電源が投入されている状態において、モーメンタリ形押しボタンスイッチ90の押下げが検出されると、制御回路60は、EEPROM90に格納された「プリンタの電源供給状態を示す情報」を、「電源供給中の状態を示す情報(「1」を示す情報)」から「電源供給停止中の状態を示す情報(「0」を示す情報)」に書き換える。PSCトランジスタ70は、EEPROM80に格納された「電源供給停止中の状態を示す情報」を受けて、OFF状態となる。PSCトランジスタ70がOFF状態になると、電源回路10は、パワー系電源ラインに供されている所定電圧(42Vの電圧)を遮断する。
【0033】
また、モーメンタリ形押しボタンスイッチ90の操作ではなく、電源回路10に供給されている商用電源が遮断されることにより(例えば、電源回路10に接続された電源ケーブルをコンセントから抜いた場合)、電源供給中のプリンタの主電源が切断される場合がある。この場合、本実施形態の制御回路60は、EEPROM80の情報の書換えを行わない。この結果、主電源が投入中の状態で商用電源が遮断された場合、EEPROM80には、「電源供給中の状態を示す情報(例えば、「1」を示す情報)」が格納されたままとなる。
【0034】
続いて、本実施形態の電源制御の処理のフローについて図3を用いて説明する。
【0035】
図3は、本実施形態の電源制御の処理のフローを説明するための図である。
【0036】
先ず、電源回路10は、商用電源に接続されると、2〜3Vの微小電圧をパワー系電源ラインに供給する(S100)。そして、微小電圧がパワー系電源ラインに供給された場合、不揮発性メモリ用電源20は、パワー系電源ラインからの微小電圧の供給を受け、その受けた微小電圧をEEPROM80に供給する。そして、EEPROM80は、微小電圧を受けて起動する。
【0037】
次に、微小電圧を受けたEEPROM80は、自身に設定されているアドレスが指定する領域に格納されている「プリンタの電源供給状態を示す情報」を読み出す。EEPROM80は、読み出した「プリンタの電源供給状態を示す情報」が「1」の場合に、PSCトランジスタ70への出力を「1」にする(PSCトランジスタ70をONに制御する信号を出力する)。一方、EEPROM80は、読み出した「プリンタの電源供給状態を示す情報」が「0」の場合に、PSCトランジスタ70への出力を「0」にする(PSCトランジスタ70をOFFに制御する信号を出力する)。そして、EEPROM80の出力が「1」の場合にS120の処理に進み、「1」ではない場合にS130の処理に進む(S110)。
【0038】
S120では、EEPROM80からの情報により、PSCトランジスタ70が「ON」状態になる。これにより、電源回路10は、パワー系電源ラインに供給する電圧を微小電圧から所定電圧(42Vの電圧)に切り替える。この結果、プリンタの各部(制御回路60、プリントエンジン40等)に稼動に必要な電圧が供給されて、プリンタが稼動可能な状態になる。
【0039】
S130では、PSCトランジスタ70は、「OFF」状態になる。この場合、電源回路10がパワー系電源ラインに供給する電圧は、微小電圧のままである。この結果、プリンタは、主電源がOFFの状態となる。すなわち、モーメンタリ形押しボタンスイッチ90の操作により、プリンタの主電源を切断してから商用電源を切断しておけば、次に、プリンタに商用電源を供給しただけでは、プリンタに主電源が自動的に投入されることはない。
【0040】
以上にように、本実施形態では、モーメンタリ形押しボタンスイッチ90を備えたプリンタに、「プリンタの電源供給状態を示す情報」を格納するEEPROM80を設けるようにしている。また、EEPROM80は、プリンタに商用電源が供給すれば、主電源操作に関係なく、パワー系電源ラインに供給される微小電圧で起動する。そして、EEPROM80は、自身に格納されている「プリンタの電源供給状態を示す情報」を用いてプリンタの主電源の起動を制御する。
【0041】
このように、本実施形態によれば、主電源スイッチにモーメンタリ形押しボタンスイッチが採用されるプリンタにおいても、バッテリなどの別電源や起動制御のためのCPUを設けることなく、簡単な構成で、前回のプリンタの起動状態を再現することが可能になる。すなわち、本実施形態では、プリンタに商用電源を供給すれば、プリンタの主電源スイッチを操作しなくても、プリンタを以前の状態に復帰させ、即座に使用することができるようになる。
【0042】
そのため、例えば、ブレーカなどで一括して機器の主電源のON―OFF制御を行う場合であっても、利用者がいちいちプリンタ等の機器の主電源スイッチを操作して回らずに済むようになる。また、本実施形態では、ロック形の押しボタンスイッチを利用していないため、制御回路に動作エラーが発生したような場合でも制御回路の電源を遮断することが可能である。
【0043】
続いて、本発明の第2実施形態について、図4を用いて説明する。なお、第2実施形態の説明において、第1実施形態と同じ構成については同じ符号を用いることとする。また、第2実施形態の説明では、第1実施形態と異なる部分を中心に説明する。
【0044】
図4は、本発明の第2実施形態のプリンタの構成図である。図示するように、第2実施形態のプリンタは、図1に示す第1実施形態の構成に電圧監視回路50と第二のPSC(Power Supply Control)トランジスタ100を付加したものである。そして、第2実施形態は、第1実施形態のように、主電源のON/OFF操作を受ける毎に、EEPROM80の情報の書き換えるのではなく、商用電源の供給が切断された場合にEEPROM80の情報の書き換える構成を採用している。なお、第2実施形態では、EEPROM80に格納する「プリンタの電源供給状態を示す情報」は、デフォルトの状態で「電源供給停止中を示す情報(「0」を示す情報)」が格納されているものとする。また、第2実施形態は、電圧監視回路50と第二のPSCトランジスタ100を設けた点と、制御回路60が行う処理の一部とが異なる以外は、第1実施形態のものと同じである。
【0045】
電源回路10に商用電源が供給されていて、且つプリンタに主電源が投入されていない状態で、モーメンタリ形押しボタンスイッチ90にON操作が行われると(モーメンタリ形押しボタンスイッチ90が押し下げられると)、電源回路10がON状態になり、パワー系電源ラインに所定電圧(42Vの電圧)を供給する。その結果、プリンタが稼動可能な状態になる。そして、パワー系電源ラインに所定電圧(42Vの電圧)が供給されて、DC・DCコンバータ30が、パワー系電源ラインに供給されている所定電圧(42V)を制御回路60の動作に必要な電圧(例えば、3.3V)に変換すると、制御回路60は、PSCトランジスタ100をON状態にする。この後、ユーザがモーメンタリ形押しボタンスイッチ90を押すことをやめた場合においても、PSCトランジスタ100は電源10のON状態を保持する。
【0046】
また、プリンタに主電源が投入されている状態において、モーメンタリ形押しボタンスイッチ90の押下げが検出されると、制御回路60は、PSCトランジスタ100をOFF状態にする。PSCトランジスタ100がOFF状態になると、電源回路10は、パワー系電源ラインに供されている所定電圧(42Vの電圧)を遮断する。
【0047】
さて、電圧監視回路50は、プリンタに主電源が投入されている場合、電源回路10に商用電源が供給されているか否かの監視を行う。電圧監視回路50は、電源回路10への商用電源の供給が遮断された場合、商用電源の供給が遮断されたことを示す信号を制御回路60に出力する。具体的には、電圧監視回路50は、パワー系電源ラインの電圧低下を検出することで商用電源の供給が遮断されたか否かを監視する。
【0048】
制御回路60は、商用電源の供給が遮断されたことを示す信号を受けると、EEPROM80に「電源供給中の状態を示す情報(「1」を示す情報)」を格納する。また、第2実施形態では、制御回路60は、上述した図3のS120の処理でプリンタの主電源が投入された状態になった場合、EEPROM80の「プリンタの電源供給状態を示す情報」をデフォルトの状態に戻しておくようにする。具体的には、制御回路60は、S120の処理により電圧が供給された際、EEPROM80に格納された「プリンタの電源供給状態を示す情報」を、「電源供給中の状態を示す情報(「1」を示す情報)」から「電源供給停止中の状態を示す情報(「0」を示す情報)」に書き換える。このように構成することで、プリンタに主電源が投入されている状態で商用電源が遮断された場合にだけ、EEPROM80に「電源供給中の状態を示す情報(例えば、「1」を示す情報)」が格納されることとなる。
【0049】
このように、第2実施形態によれば、EEPROM80への情報の書き込みを上述したタイミングに限定している。これは、EEPROM80に、情報の書き換え回数の制限があることを考慮したためである。そのため、第2実施形態によれば、第1実施形態の効果に加えて、さらに、電源制御のための構成の長寿命化を図ることが可能となる。
【0050】
なお、本発明は以上で説明した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において種々の変形が可能である。例えば、上記の実施形態では、電源制御を行う構成をプリンタに内蔵している場合を例にしたが、独立の電源制御装置として構成されていてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0051】
【図1】本発明の第1実施形態のプリンタの構成図である。
【図2】本発明の第1実施形態の電源制御の構成を説明するための図である。
【図3】本発明の第1実施形態の電源制御の処理のフロー図である。
【図4】本発明の第2実施形態のプリンタの構成図である。
【符号の説明】
【0052】
10…電源回路、20…不揮発性メモリ用電源、30…DC・DCコンバータ、40…プリントエンジン、50…電圧監視回路、60…制御回路、70…PSCトランジスタ、80…EEPROM、90…モーメンタリ形押しボタンスイッチ、100…PSCトランジスタ




 

 


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