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発明の名称 ラベル処理機構およびプリンタ
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−83639(P2007−83639A)
公開日 平成19年4月5日(2007.4.5)
出願番号 特願2005−277285(P2005−277285)
出願日 平成17年9月26日(2005.9.26)
代理人 【識別番号】100095728
【弁理士】
【氏名又は名称】上柳 雅誉
発明者 萩原 寛之 / 川上 秀樹 / 村田 彰一
要約 課題
バックフィードが不要な切断処理とラベルの剥離処理とが可能でコンパクトなラベル処理機構およびこのラベル処理機構を搭載したプリンタを提供する。

解決手段
ラベル処理部23は、サーマルヘッド22に近接して設けられ、二つの面が略L字形をなしている剥離部31と、剥離部31をなす一面の両端部に剥離部31と一体に設けられている切断部30とを有している。プリンタ1が用紙切断モードの場合、剥離部31でガイドされて搬送される印刷用紙4は、ラベル6への印刷後、切断部30の方向へずらされるようにして切断される。同様に、プリンタ1がラベル剥離モードの場合、剥離部31で台紙5のみ屈曲させて搬送し、ラベル6を剥離させる。
特許請求の範囲
【請求項1】
基材にラベルが貼付されている媒体の前記基材若しくは前記ラベルを切断する、または前記ラベルを前記基材から剥離させるためのラベル処理機構であって、
前記媒体の前記基材側を案内し、前記媒体が搬送される方向と交差する方向に延在するように配置されている剥離部と、
前記ラベルを剥離させる場合に、前記媒体を前記剥離部で屈曲して搬送する剥離搬送部と、
前記剥離部の少なくとも一部に設けられ、前記基材を切断するための切断部とを有していることを特徴とするラベル処理機構。
【請求項2】
請求項1に記載のラベル処理機構において、
前記切断部は、前記剥離部の少なくとも一方の端部に設けられていることを特徴とするラベル処理機構。
【請求項3】
請求項1に記載のラベル処理機構において、
前記剥離部は、略L字形をなしており、前記ラベルを剥離させる場合に、前記媒体を前記略L字形に沿って屈曲させることを特徴とするラベル処理機構。
【請求項4】
請求項3に記載のラベル処理機構において、
前記切断部は、前記基材若しくは前記ラベルを切断する切断刃が前記剥離部における前記略L字形の屈曲部に位置し、前記媒体が搬送される方向の下流側を向いて配置されていることを特徴とするラベル処理機構。
【請求項5】
請求項4に記載のラベル処理機構において、
前記切断部は、前記剥離部の前記略L字形の屈曲部よりも内側に配置していることを特徴とするラベル処理機構。
【請求項6】
請求項2に記載のラベル処理機構において、
前記剥離搬送部は、ローラを含み、
前記ローラは、前記剥離部の一方の前記端部以外の部分に対応した位置に配置されていることを特徴とするラベル処理機構。
【請求項7】
帯状の基材にラベルが貼付されている印刷用紙の前記ラベルへ印刷を実行する印刷ヘッドと、
前記印刷ヘッドに対して前記印刷用紙が搬送される方向の下流側にあって、前記基材側を案内し前記印刷用紙が搬送される方向と交差する方向に延在するように配置されている剥離部と、
前記剥離部の少なくとも片側の端部に設けられ、前記基材を切断するための切断部と、
前記ラベルを前記基材から剥離させる場合に、前記媒体の前記基材のみを前記剥離部で屈曲させるように搬送するための剥離搬送部と、
前記基材を切断する場合に、前記基材を屈曲させずに搬送するための搬送部とを有していることを特徴とするプリンタ。
【請求項8】
請求項7に記載のプリンタにおいて、
前記切断部および剥離部と前記印刷ヘッドによる前記印刷用紙への印刷位置との距離は、前記基材に貼付されている前記ラベルの相互間の距離より短いことを特徴とするプリンタ。
【請求項9】
請求項7または8に記載のプリンタにおいて、
前記剥離部は、略L字形をなしており、前記ラベルを前記基材から剥離させる場合に、前記基材のみを前記略L字形に沿って屈曲させることを特徴とするプリンタ。
【請求項10】
請求項9に記載のプリンタにおいて、
前記切断部は、前記印刷用紙を切断する切断刃が前記略L字形の屈曲部に位置し、前記印刷用紙が搬送される方向の下流側を向いて配置されていることを特徴とするプリンタ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、台紙(基材)にラベルが貼付されている帯状用紙(媒体)をラベル単位で切断または剥離するためのラベル処理機構およびラベル処理機構を備えたプリンタに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、台紙とラベルとを有する印刷用紙(媒体)へ印刷を行う印刷ヘッドと、ラベルに印刷した印刷用紙を台紙のところで切断して取り出すための切断機構とを備えたプリンタは、ラベルへ印刷した後、一旦、切断機構の位置まで、印刷用紙を余分に引き出してから台紙を切断する。ラベルは、切断された印刷用紙から剥がされて使用される。切断後、次のラベルへ印刷をする前に、余分に引き出した印刷用紙を引き出した方向と逆の方向へ戻す(バックフィード)。このバックフィードを行うことにより、余分に引き出されたラベルへの印刷がなされずに、印刷用紙が無駄に消費されてしまうことを回避可能である(たとえば特許文献1)。
【0003】
また、剥離機構で台紙からラベルを剥離させることにより、台紙からラベルを剥離して使用することを容易にしたプリンタも知られている。この場合、台紙は、切断されず、ラベルとは別経路でプリンタから排出される。ラベルがユーザーによって除去されると、自動的に次のラベルへの印刷が行われ、ラベルを剥離しながら使用する際、ラベルの印刷および剥離が効率良く行える。
【0004】
【特許文献1】特開2004−122494号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、従来の技術では、台紙の切断に同期して行われるバックフィードによって、印刷用紙の無駄な消費は回避可能であるが、印刷用紙をバックフィードさせるために、バックフィード機構およびバックフィードによる印刷用紙の弛みを防ぐ機構等が必要であり、さらに、これらの機構を制御するためのファームウエアなどが複雑になるという課題があった。また、切断機構と剥離機構とを備えると、プリンタのサイズが大きくなってしまうという課題もあった。
【0006】
本発明は、上記課題を解決するために、バックフィードが不要な切断処理とラベルの剥離処理とが可能であるコンパクトなラベル処理機構およびこのラベル処理機構を搭載したプリンタを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明のラベル処理機構は、基材にラベルが貼付されている媒体の基材若しくはラベルを切断する、またはラベルを基材から剥離させるためのものである。ラベル処理機構は、媒体の基材側を案内し、媒体が搬送される方向と交差する方向に延在するように配置されている剥離部と、ラベルを基材から剥離させる場合に、媒体を剥離部で屈曲して搬送する剥離搬送部と、剥離部の少なくとも一部に設けられ、基材を切断するための切断部とを有していることを特徴とする。さらにラベル処理機構において、切断部は剥離部の少なくとも一方の端部に設けられていることを特徴とする。
【0008】
このラベル処理機構によれば、媒体を切断せずに基材から剥離されたラベルを得るための剥離部と、媒体を切断して基材に貼付されたラベルを得るための切断部とを有し、さらに、それぞれの機能を果たすように媒体を搬送するための剥離搬送部を有している。剥離部と剥離部の端部に設けられている切断部において、基材を屈曲させて搬送するか、屈曲させずに搬送するかの切り替えだけで、剥離されたラベルまたは切断された基材に貼付されているラベルのいずれかを得ることが可能である。剥離搬送部によって、剥離部で基材のみ搬送方向を変えると、ラベルは、基材に追随して搬送方向を変えることなく、基材から剥離するため、剥離したラベルが得られる。剥離部で基材を屈曲せずにラベルと共に搬送すると、剥離部の端部に設けられている切断部で基材が切断でき、基材に貼付されたラベルが得られる。この際、切断部が剥離部の端部に設けられているので、基材を切断する場合の切り始めに鋭利な切断部があるため、切り始めに基材の滑りが生じることなく切断部に喰い込むため、切断のきっかけを作りやすく、一旦切断し始めると簡単に切断可能である。このようにコンパクトな構成のため、ラベル処理機構は、切断および剥離の両機能を有すると共に、省スペース化を図ることが可能である。
【0009】
この場合、剥離部は、略L字形をなしており、ラベルを剥離させる場合に、媒体を略L字形に沿って屈曲させることが好ましい。
【0010】
この構成によれば、媒体の基材のみを、剥離搬送部によって剥離部の略L字形に沿って搬送することにより、略L字形に屈曲する稜線の部分において、基材とラベルとが剥離する。例えば、略L字形の屈曲する角度を鋭角にすれば、基材をより急激に屈曲させることができ、基材からラベルをより確実に剥離させることなどが可能である。この剥離部により、基材やラベルの厚さ、ラベルの貼付強さなどの異なる種々の媒体に対応でき最適なラベル剥離が可能である。
【0011】
この場合、切断部は、媒体を切断する切断刃が略L字形の屈曲部に位置し、媒体が搬送される方向の下流側を向いて配置されていることが好ましい。
【0012】
この構成によれば、実際に媒体を切断する切断刃が、媒体の搬送方向の下流側を向いて配置されているため、媒体を切断刃の位置にかかるようにしてから、略L字形に沿って屈曲させつつ剥離搬送部による搬送方向へ引っ張ることにより、媒体の端部が切断される。さらに、この切断された端部を起点にすることによって、略L字形に屈曲する剥離部の稜線である屈曲部に沿って媒体を切り離すことが可能である。切断刃と剥離部とを使用して媒体を切断するため、切断刃を有する切断部は、剥離部の一部である端部に設置すれば良く、切断部の省スペース化を図ることが可能である。
【0013】
この場合、切断部は剥離部の略L字形の屈曲部よりも内側に配置し、剥離搬送部は、ローラを含み、当該ローラは、剥離部の一方の端部以外の部分に対応した位置に配置されていることが好ましい。
【0014】
この構成によれば、媒体の幅方向において、剥離搬送部のローラが在る部分を避けた位置に切断部があるので、次の作用効果がある。ローラによって媒体が直接引っ張られる部分は強いテンションがかかるため、媒体は剥離部に密着している。一方、ローラによって媒体が直接引っ張られていない部分については、テンションが弱いため媒体はふくらんで剥離部から浮いてくる。よって、媒体がふくらんだ部分に切断部を存在させることができ、鋭利な切断部を設けても、媒体搬送時の負荷が増加することはない。したがって、良好な切断と負荷の少ない剥離部を両立できる。
【0015】
本発明のプリンタは、帯状の基材にラベルが貼付されている印刷用紙のラベルへ印刷を実行する印刷ヘッドと、印刷ヘッドに対して印刷用紙が搬送される方向の下流側にあって、基材側を案内し印刷用紙が搬送される方向と交差する方向に延在するように配置されている剥離部と、剥離部の少なくとも一方の端部に設けられ、基材若しくはラベルを切断するための切断部と、ラベルを基材から剥離させる場合に、印刷用紙の基材のみを剥離部で屈曲させるように搬送するための剥離搬送部と、基材を切断する場合に、基材を屈曲させずに搬送するための搬送部とを有していることを特徴とする。
【0016】
このプリンタによれば、印刷用紙を切断せずに基材から剥離されたラベルを得るための剥離部と、印刷用紙を切断して基材に貼付されたラベルを得るための切断部とを有し、さらに、それぞれの機能を果たすように印刷用紙を搬送するための剥離搬送部と搬送部とを有している。剥離部と剥離部の端部に設けられている切断部において、印刷用紙を屈曲させて搬送するか、屈曲させずに搬送するかの切り替えだけで、剥離されたラベルまたは切断された基材に貼付されているラベルのいずれかを得ることが可能である。剥離搬送部によって、剥離部で印刷用紙の搬送方向を変えると、ラベルは、基材に追随して搬送方向を変えることなく、基材から剥離するため、剥離したラベルが得られる。搬送部によって、剥離部で印刷用紙を屈曲せずにラベルと共に搬送すると、剥離部の端に設けられている切断部で基材が切断でき、基材に貼付されたラベルが得られる。このように、切断部が剥離部の端部に設けられているコンパクトな構成のため、プリンタは、印刷用紙の切断およびラベル剥離の両機能を有すると共に、省スペース化を図ることが可能である。
【0017】
この場合、切断部および剥離部と印刷ヘッドによる印刷用紙への印刷位置との距離は、基材に貼付されているラベルの相互間の距離より短いことが好ましい。
【0018】
この構成によれば、プリンタに搭載されている切断部および剥離部は、コンパクトな構成であるため、印刷ヘッドの近くに配置することができ、印刷ヘッドとの距離は、ラベルの相互間の距離より短くすることが可能である。従って、印刷が終了したラベルを剥離または切断位置へ搬送するために、次に印刷するラベルを、ラベルの印刷位置を通過させて余分に引き出さなくてもよい。つまり、次のラベルに印刷を開始するために、当該ラベルを印刷位置まで戻すバックフィードが不要である。プリンタがバックフィードを行うための機構を備えてプリンタの制御が複雑になることを回避可能である。
【0019】
この場合、剥離部は、略L字形をなしており、ラベルを基材から剥離させる場合に、印刷用紙を略L字形に沿って屈曲させることが好ましい。
【0020】
この構成によれば、印刷用紙を、剥離搬送部によって剥離部の略L字形に沿って搬送することにより、略L字形に屈曲する稜線の部分において、基材とラベルとが剥離する。例えば、略L字形の屈曲角度を鋭角にすれば、印刷用紙をより急激に屈曲させることができ、基材からラベルをより確実に剥離させることが可能である。この剥離部により、基材やラベルの厚さ、ラベルの貼付強さなどの異なる種々の印刷用紙に対応でき、最適なラベル剥離が可能なプリンタを構成可能である。
【0021】
この場合、切断部は、印刷用紙を切断する切断刃が略L字形の屈曲部に位置し、印刷用紙が搬送される方向の下流側を向いて配置されていることが好ましい。
【0022】
この構成によれば、実際に印刷用紙を切断する切断刃が、印刷用紙の搬送方向の下流側を向いて配置されているため、印刷用紙を切断刃の位置にかかるようにしてから、略L字形に沿って屈曲させつつ剥離搬送部による搬送方向へ引っ張ることにより、印刷用紙の基材の端部が切断される。さらに、この切断された端部を起点にすることによって、略L字に屈曲する剥離部の稜線である屈曲部に沿って基材を切断でき、基材を印刷用紙から切り離すことが可能である。切断刃と剥離部とを使用して基材を切断するため、切断刃を有する切断部は、剥離部の一部である端部に設置すれば良く、切断部の省スペース化が図れ、それによりプリンタの小型化も図れる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0023】
以下、本発明を具体化した実施形態について、図面に従って説明する。実施形態では、台紙とラベルとからなる印刷用紙へサーマルヘッドで印刷し、ラベル単位で台紙を切断して排出する機能と、ラベルを台紙から剥離して排出する機能とを備えた携帯型のプリンタを例に説明する。
(実施形態1)
【0024】
図1は、本発明の実施形態に係るプリンタの用紙切断モード状態での外観を示す斜視図であり、図2は、プリンタの開閉フタおよび剥離ユニットを開けた状態を示す斜視図である。プリンタ1は、プリンタ1の外観部を形成する上部外装2と、下部外装3と、下部外装3の長手方向の後部にあって、台紙5と台紙5に貼付されたラベル6からなる帯状の印刷用紙4を巻き回したロール部7を収容する収容部8と、下部外装3の後端に軸支され収容部8の開口部分を覆う開閉蓋9と、開閉蓋9を開けるための開ボタン10と、上部外装2に開閉自在に一端を軸支され閉じられている開閉蓋9と一部が重なるようにして閉じられる剥離ユニット11とを備えている。剥離ユニット11は、ラベル6を排出するラベル排出口12を有している。図1および図2は、剥離ユニット11が上部外装2の前部側へ開けられている状態を示す。
【0025】
開閉蓋9は、軸支されていない側に設けられている印刷用紙4を排出する印刷用紙排出口13と、印刷用紙排出口13を形成する側に、回転自在な状態で取り付けられ印刷用紙4を搬送するためのプラテンローラ21と、プラテンローラ21の一端にプラテンローラ21と同軸固定されている従動歯車15と、プラテンローラ21へ印刷用紙4を案内するためプラテンローラ21より収容部8側に設けられているガイド部20と、プラテンローラ21に対して、ガイド部20と反対側に設けられ、印刷用紙4の切断およびラベル6を台紙5から剥離するためのラベル処理部23とを有している。ラベル処理部23の詳細は、図4を参照して後述する。
【0026】
剥離ユニット11は、上部外装2に保持されている一端の対極端に、プラテンローラ21と協働して印刷用紙4の幅方向を全幅挟持する押さえローラ24を有している。また、上部外装2は、その上面に、電源ボタン17と、印刷ボタン18とを有している。下部外装3は、その長手方向前側部に、バッテリを脱着するためのバッテリ装着口14と、図示していない外部電源の受入口とを有している。そして、プリンタ1は、開閉蓋9が閉じられた状態において、印刷用紙4を介してプラテンローラ21に接するように設けられているサーマルヘッド22(印刷ヘッド)を備えている。
【0027】
なお、ラベル6は、感熱紙であり、熱が加えられた部分が発色する性質を有している。この性質を利用して、サーマルヘッド22は、ラベル6の所定部分に熱を加えて発色させることにより、ラベル6へ印刷を行う。
【0028】
このような構成のプリンタ1において、印刷用紙4の装着、ラベル6への印刷および印刷用紙4の切断について詳細に説明する。まず、印刷用紙4の装着は、図2に示すように、開ボタン10を押して、開閉蓋9が開いている状態の時、印刷用紙4のロール部7を収容部8へ装着する。次に、印刷用紙4をロール部7から収容部8の外側まで引き出して、開閉蓋9を閉める。開閉蓋9を閉めた状態が図3に示されている。図3は、プリンタの用紙切断モード状態を示す断面図である。開閉蓋9のみが閉じられると、プリンタ1は、図示していないセンサにより用紙切断モードであると判断する。用紙切断モードでは、プリンタ1がラベル6への印刷後、印刷用紙4を手作業で切断可能なように、印刷用紙排出口13へ排出する。
【0029】
また、図3に示すように、剥離ユニット11は、台紙5から剥離して排出されたラベル6を検出する排出ラベル検出器25を有し、ガイド部20とガイド部20に対向する下部外装3は、印刷用紙4を検出するために、印刷用紙4を挟むようにしてそれぞれラベル検出器26を有する。
【0030】
ロール部7が収容部8へ収容されて、開閉蓋9が閉められると、プラテンローラ21は、プリンタ1の下部外装3側に設けられているサーマルヘッド22との間に、印刷用紙4を押圧状態にしてサーマルヘッド22と当接する。この時、印刷用紙4は、ガイド部20と下部外装3とで形成された搬送路27に沿って、ロール部7からラベル検出器26、サーマルヘッド22へと案内され、さらに、ラベル処理部23を経て、印刷用紙排出口13からプリンタ1の外側へ引き出されている。
【0031】
開閉蓋9が閉められると、プラテンローラ21と同軸である従動歯車15は、下部外装3側のモータ(図示せず)と連動している駆動歯車(図示せず)と噛み合い、モータの回転をプラテンローラ21へ伝達可能な状態となる。モータの駆動によりプラテンローラ21が回転し、プラテンローラ21とサーマルヘッド22の間に挟持されている印刷用紙4がラベル処理部23方向へ搬送される。プラテンローラ21は、この場合、搬送部として機能する。
【0032】
ここで、印刷用紙4の搬送を制御するために、印刷用紙4のラベル6を検出する排出ラベル検出器25、ラベル検出器26、について説明する。排出ラベル検出器25は、サーマルヘッド22下流側の剥離ユニット11に設けられ、ラベル検出器26は、サーマルヘッド22上流側の位置に設けられている。排出ラベル検出器25は、剥離され排出されたラベル6の有無を検出している。用紙切断モードにおいて、排出ラベル検出器25は、使用されない。ラベル検出器26は、サーマルヘッド22の上流側で、ラベル6の位置の検出を行う。
【0033】
印刷用紙4が装着され開閉蓋9が閉められると、不図示の検出器が閉状態を検出し、プラテンローラ21により印刷用紙4が搬送される。印刷用紙4が搬送されると、ラベル検出器26は、ラベル6の上流側端または下流側端を検出し、この検出によってラベル6の位置を特定する。そして、最初に印刷されるラベル6は、サーマルヘッド22で印刷される位置になるように停止する。従って、プリンタ1は、ラベル6へ直ちに印刷が可能な状態となっている。
【0034】
用紙切断モードでは、手作業で印刷用紙4をラベル処理部23に押し当てて切断する。ラベル6は、ラベル処理部23を通過しており、まず最初に印刷されるラベル6との間の台紙5が、ラベル処理部23で切断される。切断後、プリンタ1から印刷用紙4が排出され除去される。以降は、印刷されたラベル6の単位で台紙5を切断し、印刷用紙4を排出することにより、次のラベル6への印刷を順次実行することが可能である。
【0035】
具体的な寸法で印刷用紙4と、ラベル処理部23と、サーマルヘッド22との関係を示すと、台紙5に貼付されている各ラベル6の間隔は、5mmであり、サーマルヘッド22の印刷位置とラベル処理部23の切断部との距離は、3.5mmである。従って、図3において、サーマルヘッド22による印刷が可能な位置にあるラベル6の搬送方向上流端部から搬送上流側へ3.5mmの位置にラベル処理部23があり、ラベル6の搬送方向下流端部がラベル処理部23から搬送上流側へ1.5mmの位置にある。ラベル6の間の台紙5を切断すればよい。
【0036】
以上のように、プリンタ1によって、ラベル検出器26によるラベル6の検出、ラベル6への印刷、印刷終了、ラベルの搬送、搬送停止、切断部30による台紙5の切断、ラベル6の排出除去、次のラベル6への印刷、という一連のサイクルが実行され、印刷された所定数のラベル6を得ることが可能である。
【0037】
次に、ラベル処理部23について、詳細に説明する。図4(a)は、ラベル処理部の外観を示す斜視図である。また、図4(b)は、ラベル処理部による印刷用紙の切断を示す斜視図である。ラベル処理部23は、略L字形をなす二つの面を有する剥離部31を有し、各面は、印刷用紙4の搬送方向と直交する印刷用紙4の幅方向に延在して配置されている。剥離部31の略L字形をなす一面は、印刷用紙4を搬送方向へガイドしており、他の一面より両端部が長く設定されている。長く設定された端部のそれぞれには、台紙5を切断するための切断部30が設けられている。
【0038】
切断部30を除いた略L字形に折り曲った部分は、台紙5のみを屈曲させて台紙5からラベル6を剥離させるための稜線部である。この剥離部31の稜線部が屈曲部31aである。ラベル剥離の詳細については、図5を参照して後述する。このラベル処理部23の場合、切断部30を除く略L字形の剥離部31によって、印刷用紙4がガイドされる構成である。
【0039】
ラベル処理部23の切断部30は、印刷用紙4の搬送方向の下流側に向いた切断刃30aを有していて、この切断刃30aによって台紙5を切断する。切断刃30aは、屈曲部31aとほぼ一直線をなすように形成されている。プリンタ1が用紙切断モードの場合、印刷用紙4は、切断部30を避けて剥離部31に沿うように搬送される。そして、ラベル検出器26の検出により、印刷用紙4の搬送が停止された状態が図4(a)に示されている。ラベル処理部23の屈曲部31aは、台紙5のみの状態である。
【0040】
ここで台紙5を切断して台紙5付きのラベル6を入手するために、まず、ラベル6および台紙5を掴み、図4(b)に示すように、台紙5を矢印Aの幅方向へずらして、台紙5の幅方向の端を切断刃30aに被せる。次に、台紙5を矢印Bの剥離搬送方向へ引き、台紙5の幅方向の端を切断する。さらに台紙5を矢印Bの方向へ引いて、台紙5の幅方向の他端まで切断する。台紙5の端が切断されれば、その切断部分を起点にして、屈曲部31aにかかっている台紙5も屈曲部31aによって継続して切断可能である。台紙5の切断によりラベル6がプリンタ1から除去されると、既述したように、排出ラベル検出器25によるラベル6の検出が解除され、プリンタ1は、次のラベル6へ印刷が可能と判断し、順次、ラベル6への印刷が行われる。
【0041】
このような切断部30と剥離部31とが一体になったコンパクトなラベル処理部23をプリンタ1へ搭載することにより、サーマルヘッド22の直近へラベル処理部23を配置することが可能になる。つまり、コンパクトでないためにサーマルヘッド22から離れて配置されている切断装置を用いる場合のように、印刷用紙4を切断装置まで余分に引き出して切断する操作が不要である。従って、次のラベル6へ印刷するために、当該ラベル6をサーマルヘッド22の位置へバックフィードすることが不要になる。
【0042】
次に、印刷用紙4を切断せず、ラベル6を剥離する場合について説明する。図5は、プリンタのラベル剥離モード状態を示す断面図である。図6は、ラベル剥離モード状態でのプリンタ外観を示す斜視図である。図5は、開閉蓋9が閉じられた後、さらに剥離ユニット11が閉じられた状態を示している。プリンタ1は、開閉蓋9と剥離ユニット11とが共に閉じられると、図示していないセンサによりラベル剥離モードであると判断する。
【0043】
剥離ユニット11は、開けられて上部外装2の前部側へ収納されていた状態から、開閉蓋9へ重なるように約180度回転して閉じられる。この時、印刷用紙4は、剥離ユニット11の押さえローラ24によってプラテンローラ21へ押し付けられる。図5は、剥離ユニット11が閉じられた後、ラベル6がプラテンローラ21の回転によりサーマルヘッド22へ搬送されて印刷が行われ、搬送が停止されたところである。ラベル6は、サーマルヘッド22によって印刷された後、台紙5と共にラベル処理部23の方向へ搬送される。そして、台紙5は、ラベル処理部23の剥離部31で屈曲して搬送方向を変え、プラテンローラ21と同調して回転する押さえローラ24によって、印刷用紙排出口13へ誘導される。
【0044】
台紙5が剥離部31において搬送方向を変えるとき、台紙5に貼付されているラベル6も、台紙5に追随して搬送方向を変えようとするが、台紙5が急激に屈曲しているために、追随できずに台紙5から剥離する。剥離したラベル6は、サーマルヘッド22とラベル処理部23とを結ぶ線の延長線上にあるラベル排出口12へ向けて排出される。ラベル6がラベル検出器26で検出されてから、所定長さの搬送がなされた時点で、プラテンローラ21は、印刷用紙4の搬送を停止する。
【0045】
この場合、ラベル6は、台紙5から剥離していないラベル6の搬送方向下流端部によって、台紙5に貼り付いて残っており、剥離した部分は、ラベル排出口12からプリンタ1の外へ向かって排出されている。このように、ラベル6への印刷が終了後、さらに、ラベル6が所定長さ搬送されることにより、次に印刷されるラベル6は、サーマルヘッド22で印刷可能な位置の直前へ送られている。つまり、ラベル6は、図3で示す排出されているラベル6が停止している位置と、図5で示す排出されているラベル6が停止している位置との距離だけ、サーマルヘッド22で印刷可能な位置の手前にある。ラベル6は、この距離分を搬送されてから印刷に供される。
【0046】
ラベル排出口12から排出されているラベル6は、容易に台紙5から剥がすことができ、プリンタ1から取り出して所定の印刷がなされたラベルとして使用される。ラベル6が除去されると、排出ラベル検出器25において、ラベル6の検出が解除され、プリンタ1は、次のラベル6への印刷が可能であると判断する。そして、ラベル6への印刷を実行する。以上のように、プリンタ1によって、ラベル6への印刷、印刷終了、剥離部31でのラベル6の剥離、排出ラベル検出器25によるラベル6の検出、搬送停止、ユーザーによるラベル6の除去、排出ラベル検出器25によるラベル6の検出解除、次のラベル6への印刷、という一連のサイクルが実行され、印刷された所定数のラベル6を得ることが可能である。
【0047】
プリンタ1がラベル剥離モードの場合、図6に示すように、ラベル6が剥離ユニット11のラベル排出口12から排出され、台紙5が開閉蓋9の印刷用紙排出口13から排出される。また、ラベル6が排出されるラベル排出口12にフッ素樹脂などを塗布しておけば、ラベル6の貼付面がラベル排出口12へ貼り付くことを防止可能で、ラベル除去作業の効率向上が図れる。なお、この場合、プラテンローラ21と押さえローラ24とは、台紙5を剥離部31で屈曲させて搬送する剥離搬送部として機能する。また、プリンタ1が備えるラベル処理機構は、切断部30および剥離部31を有するコンパクトなラベル処理部23と、印刷用紙4を屈曲させずに搬送する搬送部と、印刷用紙4を屈曲させて搬送する剥離搬送部とで構成されている。
【0048】
以上説明した本発明に関わる実施形態1について、その効果をまとめて記載する。
【0049】
(1)プリンタ1は、ラベル処理部23において、搬送部によって台紙5を屈曲させずに搬送するか、剥離搬送部によって台紙5を屈曲させて搬送するかの切り替えにより、台紙5から剥離されたラベル6または切断された台紙5に貼付されているラベル6のいずれかを排出する。ラベル処理部23で搬送方向を切り替える簡単な構成により、目的の形態のラベル6を容易に得ることが可能である。
【0050】
(2)ラベル処理部23の切断部30が剥離部31の両端部に設けられており、まず、台紙5の幅の端部を切断部30の切断刃30aで切断し、引き続き剥離部31の屈曲部31aで台紙を切断する。そのため、切断刃30aの長さを、台紙5の幅と同じに設定せず、剥離部31の端部の部分にだけ設置すれば良い。プリンタ1は、このような省スペースでコンパクトな構成のラベル処理部23を備えることにより、小型化が図れる。
【0051】
(3)ラベル処理部23は、コンパクトな構成であるため、サーマルヘッド22の近くに配置することが可能である。そのため、印刷が終了したラベル6を切断または剥離するために、ラベル処理部23の位置まで印刷用紙4を余分に引き出さなくてもよい。従って、次に印刷するラベル6を、余分に引き出した長さだけサーマルヘッド22方向へ戻すバックフィードが不要である。バックフィードを行うために、プリンタ1の機構や制御が複雑になることを回避可能である。
【0052】
(4)剥離部31は、略L字形をしており、略L字の屈曲角度を鋭角にすれば、台紙5をより急激に屈曲させることができ、台紙5からラベル6をより確実に剥離させることが可能である。この剥離部31により、台紙5やラベル6の厚さ、ラベル6の貼付強さなどの異なる種々の印刷用紙に対応して、最適なラベル剥離の可能なラベル処理部23を構成することが可能である。
【0053】
(5)プリンタ1のラベル検出器26は、台紙5を切断部30で切断可能な位置に停止させる制御や、剥離されたラベル6をその一部が台紙に貼付されている状態で停止させる制御などをするために、印刷用紙4のラベル6の検出を行う。ラベル検出器26によって、ラベル6の状態を的確に判断することができ、印刷用紙4の適切な搬送が可能である。
【0054】
(6)剥離ユニット11が関与しない用紙切断モードと、剥離ユニット11が有する押さえローラ24によって、台紙5の搬送方向を変えさせるラベル剥離モードとの切り替えが、剥離ユニット11を開閉させる簡単な操作で実行可能である。剥離ユニット11による切り替え機構は、シンプルで、メンテナンス性が良好であり、コスト的にも安価なものである。
【0055】
(実施形態2)
次に、本発明を具体化した実施形態2について説明する。図7は、実施形態2に係る切断部が屈曲部より搬送上流側に配置されているラベル処理部を示す斜視図である。この構成の実施形態1との相違は、切断刃30aの印刷用紙4の搬送方向における位置が、剥離部31の屈曲部31aより印刷用紙4の搬送方向上流側へ、長さLだけ後退していることである。
【0056】
こうすれば、ラベル剥離モードにおいて、台紙5が屈曲搬送される場合、切断刃30aまで台紙5が覆っても、台紙5と切断刃30aの間には、長さLの隙間が形成されるため、切断刃30aによって台紙5に損傷を生じることがない。従って、切断刃30aの部分でも印刷用紙4をガイドすることができ、切断刃30aを有する切断部30を印刷用紙4の幅の外側へ配置する必要がない。このようなラベル処理部23の構成により、ラベル処理部23の印刷用紙4の幅方向に対する長さを、印刷用紙4より長く設定しなくても良く、ラベル処理部23のコンパクト化が図れる。
【0057】
また、用紙切断モードにおいて、印刷用紙4を切断する場合、印刷用紙4が切断刃30aにかかった状態であるため、切断前に、印刷用紙4を切断刃30aの位置までずらす操作が不要である。印刷用紙4の切断が印刷用紙4を引くだけの操作で可能であり、迅速な切断作業が連続して行える。
【0058】
(実施形態3)
次に、本発明を具体化した実施形態3について説明する。図8は、実施形態3に係る剥離ローラを備えたラベル処理部を示す斜視図である。この構成の実施形態1との相違は、押さえローラ24に相当する剥離ローラ35の印刷用紙4の幅方向の長さが、剥離部31の端部に設けられている切断刃30aを避けて、印刷用紙4の幅より短く設定されていることと、印刷用紙4が切断刃30aを覆っている状態で搬送されていることである。
【0059】
この構成によれば、ラベル剥離モードにおいて、印刷用紙4は、切断刃30aを覆っている部分以外が剥離ローラ35によって引っ張られるように搬送される。このような搬送において、印刷用紙4は、剥離ローラ35で引っ張られている部分に張力が強く作用し、剥離ローラ35で引っ張られていない部分に張力がほとんど作用していない。このような張力が作用している部分とほとんど作用していない部分とが存在していると、張力がほとんど作用していない印刷用紙4の部分に弛みが生じる。
【0060】
この弛みは、印刷用紙4の切断刃30aを覆って屈曲している部分が、切断刃30aから離反するようにふくらむ状態を生じさせる。つまり、切断刃30aにおいて、印刷用紙4は、切断刃30aから離れて切断刃30aに接触しない方向へ、弧を描くようにして屈曲する。従って、印刷用紙4には、切断刃30aによる損傷などが発生しない。また、剥離ローラ35も印刷用紙4の幅に対して短い寸法で良く、コンパクト化が図れる。
【0061】
以上、ラベル処理機構を有するプリンタ1の実施形態にについて説明した。なお、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、次のような変形例が挙げられる。図9(a)、(b)および図10(c)、(d)は、ラベル処理部の形状に関する変形例を示す斜視図である。
【0062】
(変形例1)切断刃30aは、屈曲部31aとほぼ一直線をなすように形成されているが、屈曲部31aより印刷用紙4の搬送方向下流側へ突出していても良い。印刷用紙4は、剥離部31でのみガイドされているため、切断部30で損傷を受けるなどの支障が生じない。切断時は、台紙5を切断刃30aへ被せるようにずらせば、一直線の場合に比べてより容易に切断可能である。
【0063】
(変形例2)図9(a)に示すように、ラベル処理部23の全体が略L字形をしており、印刷用紙4が屈曲する屈曲部31aおよび切断刃30aは、略L字形をなす稜線部分ではなく、略L字形の端部に形成されていても良い。略L字形の屈曲部31aが形成されている面は、印刷用紙4に接して印刷用紙4をガイドするように配置されており、屈曲部31aが形成されていない面は、印刷用紙4から離れる方向へ延在している。また、図9(b)に示すように、略L字形の屈曲部31aが形成されていない面が、印刷用紙4の方向へ延在している構成であっても良い。この場合、印刷用紙4は、サーマルヘッド22で印刷された後、直接、屈曲部31aへ搬送される構成が望ましい。このように、ラベル処理部23の屈曲部31aおよび切断刃30aの形成位置や、プリンタ1へのラベル処理部23の配置に自由度があるため、ラベル処理部23は、プリンタ1のスペースなどに自在に対応した設定が可能である。
【0064】
(変形例3)切断刃30aは、剥離部31の両端部に形成されるだけではなく、図10(c)に示すように、屈曲部31aの略中央部にさらに切断刃30aを形成しても良い。こうすれば、屈曲部31aにより印刷用紙4を切断する長さが少なくなり、切断刃30aによってより確実に印刷用紙4を切断可能である。なお、屈曲部31aの略中央部に複数の切断刃30aを形成しても良い。また、切断刃30a、略L字形の配置方向などは、図4(a)、図7および図9(a)(b)に示すいずれの形態であっても効果的である。
【0065】
(変形例4)図10(d)に示すように、ラベル処理部23が剥離部31の両端部に可動切断部33を有し、可動切断部33が、図示しない機構によって、剥離部31に沿って可動する構成であっても良い。これによれば、台紙5の切断時に、台紙5を可動切断部33の可動切断刃33aへ被せるようにずらす操作が不要であり、印刷用紙4を搬送方向へ引く操作だけで容易に切断が可能である。
【0066】
(変形例5)また、可動切断部33の可動切断刃33aをナイフ状の刃にすれば、可動切断部33を移動させる時に、同時に台紙5の切断が可能である。これにより、台紙5の切断をより効率的に行うことが可能である。
【0067】
(変形例6)ラベル処理部23の両端部に設けられている切断部30および可動切断部33は、ラベル処理部23の両端部のいずれか片側だけに設ける設定であっても良い。台紙5を切断刃30aまたは可動切断刃33aに被せるようにずらして切断可能な位置が、ラベル処理部23のどちらか一方の端部に限定されてしまうが、台紙5の切断は、全く同様に行える。台紙5を切断する機能を落とさずに、ラベル処理部23の構成の簡素化が図れる。
【0068】
(変形例7)プリンタ1は、感熱方式のラベル6へ印刷するサーマル方式に限らず、インクリボンを用いるサーマル方式およびドットインパクト方式、または、インクジェット方式などであっても良い。感熱紙以外のラベル6が使用可能であり、また、剥離機構を搭載可能なプリンタ1の種類の拡大が図れる。
【図面の簡単な説明】
【0069】
【図1】本発明の実施形態1に係るプリンタの用紙切断モード状態での外観を示す斜視図。
【図2】プリンタの開閉フタおよび剥離ユニットを開けた状態を示す斜視図。
【図3】プリンタの用紙切断モード状態を示す断面図。
【図4】(a)ラベル処理部の外観を示す斜視図。(b)ラベル処理部による印刷用紙の切断を示す斜視図。
【図5】プリンタのラベル剥離モード状態を示す断面図。
【図6】ラベル剥離モード状態でのプリンタ外観を示す斜視図。
【図7】実施形態2に係る切断部が屈曲部より搬送上流側に配置されているラベル処理部を示す斜視図。
【図8】実施形態3に係る剥離ローラを備えたラベル処理部を示す斜視図。
【図9】ラベル処理部の形状に関する変形例を示す斜視図。
【図10】ラベル処理部の形状に関する変形例を示す斜視図。
【符号の説明】
【0070】
1…プリンタ、4…印刷用紙、5…台紙、6…ラベル、9…開閉蓋、11…剥離ユニット、12…ラベル排出口、13…印刷用紙排出口、20…ガイド部、21…プラテンローラ、22…印刷ヘッドとしてのサーマルヘッド、23…ラベル処理部、24…押さえローラ、25…排出ラベル検出器、26…ラベル検出器、30…切断部、30a…切断刃、31…剥離部、31a…屈曲部、33…可動切断部、33a…可動切断刃、35…剥離ローラ。




 

 


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