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発明の名称 記録装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−76153(P2007−76153A)
公開日 平成19年3月29日(2007.3.29)
出願番号 特願2005−266708(P2005−266708)
出願日 平成17年9月14日(2005.9.14)
代理人 【識別番号】100091823
【弁理士】
【氏名又は名称】櫛渕 昌之
発明者 根橋 光彦
要約 課題
前扉を閉扉していく際に、プラテン軸、その他に加わる最大負荷(衝撃加重)を低減することができる記録装置を提供する。

解決手段
前扉2に備えたプラテンの両端のプラテン軸を前記記録装置本体側に備えた軸受手段で軸承し、この軸受手段は、上面部に、開扉側から閉扉側に向かって漸次上昇していて前記前扉を閉扉していく際に前記プラテン軸の下面側と当接する上向き傾斜面と、このプラテン軸持ち上げ用傾斜面の奥に形成されており前記プラテン軸を受けるプラテン軸受用凹部とを有しており、さらに、前記記録装置本体側には前記軸受手段の上側に可動部材を備えており、この可動部材の下面には、前記上向き傾斜面よりも開扉側に位置して開扉側から閉扉側に向かって漸次下降する下向き傾斜面を前記前扉を閉扉していく際に前記プラテン軸の上面側と当接する。
特許請求の範囲
【請求項1】
下端をヒンジにして上端より外開きに開いて記録装置本体の前面側を開放する前扉を備え、この前扉を閉扉した場合に、前記前扉に備えたプラテンの両端のプラテン軸を前記記録装置本体側に備えたサイドフレームとサーマルヘッドを支持するヘッド支持フレームとの間に保持して、前記サーマルヘッドと前記プラテンとの協働により記録紙に情報を記録する記録装置において、前記ヘッド支持フレームの先端に延長部を延長させて、前記前扉を閉扉する場合に、この延長部に前記プラテン軸を最初に当接させる構成としたことを特徴とする記録装置。
【請求項2】
前記サイドフレームの上面には、奥に向かって漸次上昇していて前記前扉を閉扉していく際に前記プラテン軸の下面側と当接する上向き傾斜面と、このプラテン軸持ち上げ用の傾斜面の奥に形成されて、前記プラテン軸を保持するプラテン軸受用凹部とを有し、前記ヘッド支持フレームの下面には、前記上向き傾斜面よりも手前に位置して前に向かって漸次下降する下向き傾斜面を備える延長部を、前記前扉を閉扉していく際に前記プラテン軸の上面側と当接するように備えていることを特徴とする請求項1記載の記録装置。
【請求項3】
前記延長部が、前記ヘッド支持フレームの両側のリブに形成されていることを特徴とする請求項1または2記載の記録装置。
【請求項4】
前記ヘッド支持フレームが、記録紙を避けて後方位置まで延長されていて、この延長部と前記記録装置本体との間に、前記サーマルヘッドを前記プラテンに押し付ける力を与える付勢手段を備えていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一項記載の記録装置。

発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、前扉を上端より外開きに開いて記録装置本体を開放してロール紙(記録紙)を収納し前扉を閉扉してプラテンとサーマルヘッドとで記録紙を挟み情報を記録する記録装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、前扉を上端より外開きに開いて記録装置本体を開放してロール紙を収納し、前扉を閉扉して前扉に備えたプラテンと記録装置本体に備えたヘッド支持フレームの揺動端に支持されるサーマルヘッドとで協働して記録紙に情報を記録するサーマルプリンタが知られている(特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2004−306356号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
特許文献1に示すような、サーマルプリンタでは、前扉を閉扉する際に、前扉側部分と記録装置本体側部分の当接、摺動、衝撃が少なからず生じる。サーマルプリンタ等の記録装置は精密機械であり、衝撃が加わらないか、衝撃が緩和される構造であることが望ましい。特に、プラテンロールの両端のプラテン軸には高精密が要求されるので、前扉を閉扉する際に、プラテン軸を記録装置本体側に備える軸受手段に軸承される案内する移動過程でプラテン軸に衝撃が加わらないか、衝撃が低減されることが望ましい。
本発明の目的は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、前扉を閉扉していく際に、プラテン軸、その他に加わる最大負荷(衝撃加重)を低減することができる記録装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上記課題を解決するため、本発明の記録装置は、下端をヒンジにして上端より外開きに開いて記録装置本体の前面側を開放する前扉を備え、この前扉を閉扉した場合に、前記前扉に備えたプラテンの両端のプラテン軸を前記記録装置本体側に備えたサイドフレームとサーマルヘッドを支持するヘッド支持フレームとの間に保持して、前記サーマルヘッドと前記プラテンとの協働により記録紙に情報を記録する記録装置において、前記ヘッド支持フレームの先端に延長部を延長させて、前記前扉を閉扉する場合に、この延長部に前記プラテン軸を最初に当接させる構成としたことを特徴とする。
【0005】
上記構成によれば、前扉を閉扉していく際に、プラテン軸が最初にヘッド支持フレームの延長部に当たり、サーマルヘッドを支持するヘッド支持フレームを押し上げた後に、ヘッド支持フレームとサイドプレートとの間に保持されるため、前扉を閉扉する際の最大負荷(衝撃加重)を低減することができる。
【0006】
上記構成において、前記サイドフレームの上面には、奥に向かって漸次上昇していて前記前扉を閉扉していく際に前記プラテン軸の下面側と当接する上向き傾斜面と、このプラテン軸持ち上げ用の傾斜面の奥に形成されて、前記プラテン軸を保持するプラテン軸受用凹部とを有し、前記ヘッド支持フレームの下面には、前記上向き傾斜面よりも手前に位置して前に向かって漸次下降する下向き傾斜面を備える延長部を、前記前扉を閉扉していく際に前記プラテン軸の上面側と当接するように備えていることが好ましい。
【0007】
上記構成にすると、前扉を閉扉していく際には、プラテン軸の上面側が、最初に、前記ヘッド支持フレームの下面に備えた延長部の下向き傾斜面に当接する。従って、プラテン軸が下向き傾斜面に楔作用を生起してヘッド支持フレームを押し上げていく。次いで、プラテン軸の下面側が、記録装置本体に備える上向き傾斜面に当接し楔作用を生起してプラテン軸が押し上げられて、ヘッド支持フレームを押し上げていくことになる。プラテン軸が上向き傾斜面を乗り越えると、プラテン軸はプラテン軸受用凹部に受けられることになる。すると、サーマルヘッドがプラテンの上に記録紙を挟んでサーマルヘッドが密着する。従って、プラテン軸が上側の下向き傾斜面と上向き傾斜面に順次に当接して記録装置本体側に備えた軸受手段で支持されるので、前扉を閉扉していく際に、プラテン軸、ヘッド支持フレームの延長部、及び軸受手段に加わる最大負荷(衝撃加重)を低減することができる。
【0008】
上記構成において、前記延長部が、前記ヘッド支持フレームの両側のリブに形成することができる。この構成にすると、前扉を開扉していく際、及び前扉を閉扉していく際のいずれにおいても、プラテン軸の挙動でサーマルヘッドをプラテンに対して密着・離間させることの機構が単純化する。
【0009】
上記構成において、前記ヘッド支持フレームが、記録紙を避けて後方位置まで延長されていて、この延長部と前記記録装置本体との間に、前記サーマルヘッドを前記プラテンに押し付ける力を与える付勢手段を備えていることが好ましい。
この構成にすると、前扉を閉扉したときにプラテン軸の一方が浮き上がっている状態になり、この状態で記録が行われるときでも、サーマルヘッドがプラテンに傾きに合わせて全長に渡り均一な圧力で押圧することになるので良好な記録が行える。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、前扉を閉扉していく際に、プラテン軸が最初にヘッド支持フレームの延長部に当たり、サーマルヘッドを支持するヘッド支持フレームを押し上げた後に、ヘッド支持フレームとサイドプレートとの間に保持されるため、前扉を閉扉する際の最大負荷(衝撃加重)を低減することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
以下、図面を参照して本発明の一実施形態について説明する。
図1は、本発明に係る記録装置の一実施形態が適用されたサーマルプリンタの外観を示す斜視図である。図2は、サーマルプリンタの外観を形成しているメインケース(外装カバー)1が被される記録機構部33を示す斜視図である。図3は、記録機構部33の縦断側面図を示す。
図4は、記録機構部33の扉フレーム11を開いた状態を示す斜視図である。
【0012】
図1に示すサーマルプリンタ100は、図3に示すように、プラテン17の上にロール状の感熱紙(以下、ロール紙とする。)Pを通し、図4に示すように、扉フレーム11を上端より外開きに開いて記録機構部(記録装置本体)33を開放してロール紙を収納するようになっているとともに、扉フレーム11を閉扉して扉フレーム11に備えたプラテン17と記録機構部33の本体側に備えたサーマルヘッド19とでロール紙Pを挟んで圧着し、制御装置(図示しない)から供給される電気信号によりサーマルヘッド19が発熱しかつプラテン17が回転走査することによりロール紙Pに文字や画像等の情報を記録する記録装置である。
【0013】
このサーマルプリンタ100は、扉フレーム11を閉扉すると、扉フレーム11に備えたプラテン17の両端のプラテン軸15を記録機構部33の本体フレームに備えた軸受手段35で軸承するようになっている。この軸受手段35は、上面部に、開扉側から閉扉側に向かって漸次上昇していて前記前扉を閉扉していく際に前記プラテン軸の下面側と当接する上向き傾斜面35aと、このプラテン軸持ち上げ用傾斜面の奥に形成されており前記プラテン軸を受けるプラテン軸受用凹部35bとを有している。さらに、ヘッド支持フレーム20の両側に備えたリブ20dの下面には、前記上向き傾斜面よりも開扉側に位置して開扉側から閉扉側に向かって漸次下降する下向き傾斜面36aを扉フレーム11を閉扉していく際にプラテン軸15の上面側と当接するように備えていることを特徴とする。以下、さらに詳述する。
【0014】
図1に示すように、サーマルプリンタ100の外観を構成しているメインケース1は、前面の一部、背面、左右面、上面を覆う略箱形に形成されている。このサーマルプリンタ100のメインケース1で覆われない前面部分は、フロントカバー(前扉)2で覆われていている。
【0015】
このサーマルプリンタ100は、前面右端に、ロール紙を送り出すときに操作される紙送りボタン6、このサーマルプリンタ100の動作状態を報知するインジケータ5、このサーマルプリンタ100の電源をON/OFFする電源スイッチ4及びロール紙を装填する際等にフロントカバー2のロック(図示しない)を開放するレバー3等を備えている。
【0016】
このサーマルプリンタ100は、メインケース1が被される、図2に示す記録機構部33を備えている。この記録機構部33は、両側に対向配置される左サイドフレーム8と右サイドフレーム9との間に、上フレーム7とリアフレーム10と扉フレーム11とを掛け渡すように組み付けてなる箱形の本体フレームを備えている。
【0017】
扉フレーム11は、両側下端をヒンジ14,14により左サイドフレーム8と右サイドフレーム9とに回転可能に設けられており、フロントカバー2を開放する際には、図4に示すように、扉フレーム11がヒンジ14を支点にして上端より外開きに開閉できるようになっている。この扉フレーム11の外面部に前記フロントカバー(前扉)2が一体に固定されていて、フロントカバー2を開くと、扉フレーム11が一体に開いて記録機構部33の内部を開放してロール紙(図示しない)を装填できるようになっている。
【0018】
記録機構部33は、図3に示すように、左サイドフレーム8と右サイドフレーム9との間に掛け渡して組み付けたロール紙ホルダ18を備えている。このロール紙ホルダ18は、記録機構部33の後面下部に対応して円筒内面の略四分の一の円筒面部を有し、この円筒面部の下端より水平に延びる床面部前端が記録機構部33の前面側に近い位置に延び、またこの円筒面部の上端より垂直上方へ延びる背面部上端が記録機構部33の高さ寸法の中程まで延びていて、前記箱形の本体フレームの床面を覆っているとともに、リアフレーム10の内側にオーバーラップしている。
【0019】
このロール紙ホルダ18は、記録機構部33の内部に装填されるロール紙を円滑に回転できるように受ける役目を果たす。記録機構部33の内部に装填されるロール紙は、ロール紙ホルダ18の底面部と背面部と扉フレーム11とで三方から支えられて円滑に回転できるように構成されている。
【0020】
扉フレーム11は、外面(フロントカバー2に対向する面)に、可動刃13を内蔵するオートカッタユニット12を備えている。この可動刃13は、この実施形態では、一端を回転可能に取り付けられ他端をリンクとモータとで揺動される構成である。ロール紙を切断する際には、オートカッタユニット12が駆動され可動刃13が上方へ揺動するように構成されている。オートカッタユニット12の上方には、上フレーム7の下側近傍に位置して左サイドフレーム8と右サイドフレーム9とに両端を固定された固定刃支持フレーム30の先端に支持される固定刃16を備えている。
【0021】
フロントカバー2の上端と、メインケース1の上面前端との間に、ロール紙Pを排出する排紙口32を備えている。ロール紙Pは、サーマルヘッド19とプラテン17との間に通され排紙口32へ導かれるようになっている。フロントカバー2(図1)を開くと、扉フレーム11が一体に開かれて、オートカッタユニット12とプラテン17は、扉フレーム11に配置されているため、扉フレーム11と共に前方に開かれる。これにより、可動刃13及びプラテン17と、固定刃16及びサーマルヘッド19との間の間隔が遠ざかり、記録機構部33の内部にロール紙を装填することができる。
ロール紙をロール紙ホルダ18に収納し、ロール紙の端部を排紙口32から少し引き出してフロントカバー2を閉じると、扉フレーム11が一体に閉じて、図3に示すように、ロール紙が、プラテン17とサーマルヘッド19との間、及び可動刃13と固定刃16との間に挟み込まれる。
【0022】
サーマルヘッド19とプラテン17とが協働してロール紙Pに文字や画像等の情報を記録し、プラテン17の回転走査により例えばロール紙PのA4の大きさに情報が記録された部分が排紙口32へ排出され移送停止すると、固定刃16とオートカッタユニット12の可動刃13とが共同してロール紙Pをカットするようになっている。
【0023】
記録機構部33は、扉フレーム11に備えたプラテン17と、上フレーム7の下面近傍に装着されたヘッドフレーム34に支持されていて前記プラテン17の上に通されるロール紙Pを挟んで前記プラテン17の上に圧着して走査されかつ発熱するサーマルヘッド19とで協働してロール紙Pに情報を記録するように構成されている。
サーマルヘッド19は、下面にライン状に複数の発熱抵抗体を備えている。
【0024】
図4に示すように、プラテン17は、両端のプラテン軸15を、扉フレーム11の両側端に備えたリブ11aに設けたプラテン軸用昇降ガイド(U字スリット)37に受けられ持ち上がり可能である構成である。このプラテン17は、ロール紙Pの搬送手段を兼ねるようになっている。
【0025】
サーマルヘッド19は、図3、図4、図5に示すように、ヘッドフレーム34に後端を支持された前端支持されている。ヘッドフレーム34は、ヘッド支持フレーム20とばね支持フレーム21とを組み合わせてなるヘッドフレーム34に支持されている。ヘッド支持フレーム20は、前面部20aと、この前面部20aよりも低い後面部20bと、前面部20aと後面部20bを一体に繋いでいる垂直部20cとからなる形状である。ばね支持フレーム21は、水平部21aと、この水平部21aの後端より一体に垂下する垂直部21bとからなる概略アングル形状である。ヘッド支持フレーム20の後面部の下面と、ばね支持フレーム21の水平部の上面とが重ねられビスねじ34aで連結されている。そして、ばね支持フレーム21は、垂直部21aにばね係止部25を備えていて、この係止部25と上部フレーム7の後端部に設けたばね係止部26とに引っ張りコイルばね27が所定の大きさの引っ張り力を生起するように取り付けられている。開扉されたときに、ヘッド支持フレーム20の前面部20aの下面が左サイドフレーム8と右サイドフレーム9の内面に突設されたストッパ38に当接するようになっていて、もって、サーマルヘッド19の下降が制限されている。引っ張りコイルばね27が記録機構部33の後面上部に設けることにより、ヘッド支持フレーム20と上フレーム7との距離が小さくて済むので、高さを小さく抑えることができるのである。
【0026】
ヘッド支持フレーム20は、前面部20aの両端に一体に垂下するリブ20dを有し、このリブ20dの後端に縦長の長孔24が開けられていて、この長孔24に通される軸23が左サイドフレーム8と右サイドフレーム9とに両端を固定されている。そして、ばね支持フレーム21の先端の幅方向中央部の上面に突条部22が形成されている。突条部22は軸23に対して略直角であり点接触となるように外れることなく当接している。そうして、ばね支持フレーム21が持ち上がると、この突条部22が軸23の長さ方向中央の下面に当接するようになっているとともに、ヘッド支持フレーム20の前面部20aの下面後部と軸23の隙間が例えば1mm〜3mm開くようになっている。
【0027】
従って、ヘッド支持フレーム20は、軸23に対して僅かに上下動自在であるとともに、軸23を回転中心として揺動自在であり、引っ張りコイルばね27の付勢によって、サーマルヘッド19を所定の圧力でプラテン17に圧着するようになっている。プラテン17が片側に傾くとき、これに対応してヘッド支持フレーム20も傾いて、サーマルヘッド19を全長に渡り均一な圧力で密着しうるように構成されている。
【0028】
サーマルヘッド19には、後方側に隣接して、このサーマルヘッド19を制御するヘッドドライバ29と、ケーブルを介してヘッドドライバ29を制御基板(図示せず)に接続するためのヘッドコネクタ28と設けられている。
【0029】
図6乃至図8に示すように、この実施形態のサーマルプリンタ100は、扉フレーム11を閉扉すると、扉フレーム11に備えたプラテン17の両端のプラテン軸15を、左サイドフレーム8と右サイドフレーム9の各の前端上部にブラケット上に一体に張り出して形成された軸受手段35で軸承されるようになっている。
【0030】
図6に示すように、この軸受手段35は、上面部に、開扉側から閉扉側に向かって漸次上昇していて前記前扉を閉扉していく際に前記プラテン軸の下面側と当接する上向き傾斜面35aと、このプラテン軸持ち上げ用傾斜面の奥に形成されており前記プラテン軸17を受けるプラテン軸受用凹部35bとを有している。
【0031】
さらに、サーマルヘッド19を支持するヘッド支持フレーム20の両側に備えたリブ20dの延長部36には、下面に、前記上向き傾斜面35aよりも開扉側にずれて位置して開扉側から閉扉側に向かって漸次下降する下向き傾斜面36aを備えている。この下向き傾斜面36aは、扉フレーム11を閉扉していく際にプラテン軸15の上面側と当接するようになっている。
【0032】
さらに、ヘッド支持フレーム20の両側に備えたリブ20dの下面には、下向き傾斜面36aの奥に、前記上向き傾斜面35aと対向する位置に、前記プラテン軸の上面側と略水平に当接する水平当接部36bを備え、さらに、この水平当接部36bの奥に、開扉側から閉扉側に向かって漸次上昇する第2下向き傾斜面36cを備え、この第2下向き傾斜面35cが、前記プラテン軸15が前記軸受手段の上向き傾斜面36aを乗り越えた位置に対応して、前記プラテン軸15の上面側に対して非接触となる逃げ凹部36dの一側面を形成している。
【0033】
そして、リブ20dは、逃げ凹部36dでプラテン軸15を上から非接触で抱え込んでプラテン軸15の軸受手段35からの脱出を防止している。従って、この実施形態では、扉フレーム11を閉扉した状態のロック機構を、プラテン軸15と軸受手段35とリブ20dとが兼ねている。
【0034】
従って、図6に示すように、扉フレーム11を開扉した状態では、リブ20dがストッパ38に当接し、リブ20dに設けた下向き傾斜面36aと、軸受手段35の上向き傾斜面35aとの隙間がプラテン軸15の直径よりも小さくなっていて、下向き傾斜面36aが上向き傾斜面35aよりも前側にずれて位置している。
【0035】
図4に示す扉フレーム11を閉扉していく際には、図7に示すように、プラテン軸15の上面側が、下向き傾斜面36aに当接してこのプラテン軸15が下向き傾斜面36aを押し上げるようになっており、次いで、前記プラテン軸15の下面側が、上向き傾斜面35aに当接してこのプラテン軸15が押し上げられるようになっており、プラテン軸15が、上向き傾斜面35aを乗り越えてプラテン軸受用凹部35bに受けられると、図8に示すように、前記サーマルヘッド19が引っ張りコイルばね27の付勢によりロール紙Pを挟んで前記プラテン17の上に密着するようになっている。
【0036】
すなわち、プラテン軸15は、下向き傾斜面36aと上向き傾斜面35aに対して二段階に当接するので、プラテン軸15と下向き傾斜面36aと上向き傾斜面35aを介して各部に伝わる衝撃力が小さく抑えられるから、高精密な機構を備えた記録装置に好ましい閉扉機構となる。
【0037】
以上、一実施形態に基づいて本発明を説明したが、本発明は、これに限定されるものではない。例えば、上記実施形態では、軸受手段35を左右のフレームに一体に形成したが、別部材のブラケットを左右のフレームに取り付けても良い。また、上記実施形態では、プラテン17は、扉フレーム11に持ち上がり可能に設けられていれば良い。上記実施形態では、メインケース1と、記録機構部33を構成する箱形の本体フレームとに分離形成されていて、フロントカバー(前扉)2が扉フレーム11に設けられているが、前扉を上端より外開きに開いて記録装置本体を開放してロール紙を収納するようになっているとともに、前記前扉を閉扉して前記前扉に備えたプラテンと前記記録装置本体側に備えたサーマルヘッドとで協働して記録紙に情報を記録する構成の記録装置にも広く適用される。
【図面の簡単な説明】
【0038】
【図1】本発明の一実施形態に係る記録装置の外観を示す斜視図である。
【図2】記録機構部の斜視図である。
【図3】記録装置の縦断側面図である。
【図4】扉フレームを開扉した状態の記録機構部の斜視図である。
【図5】プラテンとヘッドフレームを下側から見た斜視図である。
【図6】開扉状態の記録装置の要部縦断側面図である。
【図7】閉扉途中の記録装置の要部縦断側面図である。
【図8】閉扉状態の記録装置の要部縦断側面図である。
【符号の説明】
【0039】
1…メインケース(外装カバー)、2…フロントカバー(前扉)、20d…リブ、24…ベースフレーム、24a…ベースフレーム開口部(開口)、11…扉フレーム、15…プラテン軸、27…付勢手段、32…排紙口、33…記録機構部、34…ヘッドフレーム、35…軸受手段、35a…上向き傾斜面、35b…プラテン軸受用凹部、36…延長部、36a…下向き傾斜面、100…サーマルプリンタ(記録装置)。





 

 


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