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発明の名称 マスストレージ機能を有する印刷装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−21817(P2007−21817A)
公開日 平成19年2月1日(2007.2.1)
出願番号 特願2005−204822(P2005−204822)
出願日 平成17年7月13日(2005.7.13)
代理人 【識別番号】110000198
【氏名又は名称】特許業務法人湘洋内外特許事務所
発明者 南 栄二
要約 課題
割込の印刷装置への影響の程度を考慮して、連続した割込に対して印刷装置の処理速度の低下を抑える。

解決手段
マスストレージ手段を有し、印刷処理を含む処理を行なう処理機能手段を備えた印刷装置であって、マスストレージ手段に対する処理および処理機能手段を制御する制御手段と、ホストコンピュータとの通信を行ない、受信したコマンドを前記制御手段に通知する通信手段とを備え、前記通信手段は、ホストコンピュータから受信したコマンドがマスストレージ手段に対する処理を要求するものである場合に、前記コマンドに対する処理終了後において前記制御手段が前記処理機能手段を制御しているときには、所定の期間、マスストレージ手段に対する処理を要求するコマンドを前記制御手段に通知しないことを特徴とする印刷装置。
特許請求の範囲
【請求項1】
マスストレージ手段を有し、印刷処理を含む処理を行なう処理機能手段を備えた印刷装置であって、
マスストレージ手段に対する処理および処理機能手段を制御する制御手段と、
ホストコンピュータとの通信を行ない、受信したコマンドを前記制御手段に通知する通信手段とを備え、
前記通信手段は、ホストコンピュータから受信したコマンドがマスストレージ手段に対する処理を要求するものである場合に、前記コマンドに対する処理終了後において前記制御手段が前記処理機能手段を制御しているときには、所定の期間、マスストレージ手段に対する処理を要求するコマンドを前記制御手段に通知しないことを特徴とする印刷装置。
【請求項2】
請求項1に記載の印刷装置であって、
前記処理機能手段が行なう処理には、画像読み取りのための走査処理が含まれることを特徴とする印刷装置。
【請求項3】
請求項1に記載の印刷装置であって、
前記マスストレージ手段はメモリカードであることを特徴とする印刷装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、マスストレージ機能を有する印刷装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年、ストレージ装置を内蔵したり、メモリカード等の外部ストレージ装置にアクセス可能な印刷装置が実用化されている。このような印刷装置では、ホストコンピュータから記録メディアとして認識され、リード/ライト要求等に対する処理を行なうマスストレージクラスのデバイスとして機能するものがある。
【0003】
マスストレージクラスのデバイスとして機能する印刷装置では、一般にホストコンピュータとの通信処理を優先する。このため、ホストコンピュータからデータが連続して送信されると、割り込みが連続して発生する。このため、印刷装置における印刷処理速度等が低下してしまい、印刷動作の連続性が損なわれ、印字品質に影響を与えるおそれがある。また、複合装置のようにスキャナ機能を備えた印刷装置では、走査処理速度等の低下を招くことになる。
【0004】
この問題を解決するために、特許文献1には、ホストコンピュータからパケットを受信すると、パケットに対する処理を行なった後、印刷装置の動作状態、例えば、印刷処理中、走査処理中等に応じて定められるタイマ値を算出し、カウント中はホストコンピュータとの通信以外の処理を行なうことにより、処理速度の低下を抑えることが記載されている。
【0005】
【特許文献1】特開2005−110078号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1に記載された発明により、ホストコンピュータとの通信による処理速度の低下を抑えることができる。しかしながら、実際には、ホストコンピュータとの通信であっても、他の処理にあまり影響を与えないものもある。
【0007】
そこで、本発明は、割込の印刷装置への影響の程度を考慮して、連続した割込に対して印刷装置の処理速度の低下を抑えることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するため、本発明による印刷装置は、マスストレージ手段を有し、印刷処理を含む処理を行なう処理機能手段を備えた印刷装置であって、
マスストレージ手段に対する処理および処理機能手段を制御する制御手段と、
ホストコンピュータとの通信を行ない、受信したコマンドを前記制御手段に通知する通信手段とを備え、
前記通信手段は、ホストコンピュータから受信したコマンドがマスストレージ手段に対する処理を要求するものである場合に、前記コマンドに対する処理終了後において前記制御手段が前記処理機能手段を制御しているときには、所定の期間、マスストレージ手段に対する処理を要求するコマンドを前記制御手段に通知しないことを特徴とする。
【0009】
印刷装置の印刷処理等への影響はマスストレージに対する処理が大きいため、マスストレージに対する処理の終了時に、他の処理を行なっている場合には、マスストレージに対する処理を所定期間行なわないようにすることにより、印刷装置の処理速度の低下を抑えるようにしている。
【0010】
ここで、前記処理機能手段が行なう処理には、画像読み取りのための走査処理が含まれるようにしてもよい。
【0011】
また、前記マスストレージ手段は、代表的には、メモリカードとすることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
以下、本発明をスキャナ機能を備えた印刷装置である複合装置に適用した例を図面を参照して説明する。
【0013】
図1は、複合装置1の機能構成を示すブロック図である。本図に示すように、複合装置1は、CPU10、I/F制御部11、スキャナ制御部12、メモリカード制御部13、プリンタ制御部14を備えている。
【0014】
CPU10、I/F制御部11、スキャナ制御部12、メモリカード制御部13、プリンタ制御部14は、それぞれデータバス15によって相互に接続されている。また、このデータバス15には、プログラムROM16およびSDRAM17も接続されている。
【0015】
I/F制御部11には、データバス18を介してPC−USB回路19およびUSBホスト回路20が接続されている。
【0016】
PC−USB回路19には、USB(Universal Serial Bus)インタフェースケーブル21が接続可能であり、このUSBインタフェースケーブル21を介して複合装置1とパーソナルコンピュータ(PC)22とが接続される。また、USBホスト回路20には、同様にUSBインタフェースケーブル23が接続可能であり、このUSBインタフェースケーブル23を介して複合装置1とハードディスク装置、デジタルカメラ等の外部機器とが接続可能となっている。
【0017】
スキャナ制御部12は、CCD(電荷結合素子)24、A/D変換回路25、スキャナ入力回路26を備えている。スキャナ制御部12は、図示しない原稿台に載置された用紙上のイメージを走査することによって光学的に読み取り、この走査によりCCD24に蓄えられた電荷をA/D変換回路25によってA/D変換する。そして、スキャナ制御部12は、A/D変換された画像データや文字データ(以下、画像データ等という)をスキャナ入力回路26に入力する。スキャナ入力回路26は、入力された画像データ等をCPU10の指示に従ってSDRAM17に記録する。
【0018】
メモリカード制御部13は、カード型記録媒体(以下、単にメモリカードという)が装着可能なメモリカードスロット27と、メモリカード入出力回路28とを備えている。メモリカード制御部13は、CPU10からの指示に基づいて、メモリカード入出力回路28を介してメモリカードに記録された画像データ等を読み出したり、メモリカードに画像データ等を書き込む。
【0019】
プリンタ制御部14は、プリンタヘッド29およびヘッド制御ユニット30を備えている。プリンタヘッド29は、紙、OHPフィルム等の印刷媒体の搬送路に対向した面に各色用のノズルを多数個有し、ヘッド制御ユニット30の指示に基づいて、紙送り方向と垂直の主走査方向に往復走行しながら、各色のインク滴をその色に対応したノズルから吐出する。この結果、印刷媒体上に画像が形成される。
【0020】
ヘッド制御ユニット30は、プリンタヘッド29を走行させるキャリッジ(図示せず)のモータの駆動を制御しつつ、CPU10から送信される各色の印刷データに基づいて、インク滴の吐出の有無や、吐出するインク滴の量を制御する。
【0021】
PC−USB回路19は、PC22からのコマンドデータや画像データ等の受信や、PC22へのステータス情報の送信等、PC22との双方向通信の制御を行う。
【0022】
USBホスト回路20は、CPU10の指示に基づいて、USBインタフェースケーブル23を介してデジタルスチルカメラ等の外部機器から画像データ等を読み込み、そのデータを、データバス15,18を介してSDRAM17に格納する。
【0023】
なお、本実施形態では、CPU10、I/F制御部11、PC−USB回路19、USBホスト回路20、スキャナ入力回路26、メモリカード入出力回路28、およびヘッド制御ユニット30は、CPU組込みASIC(Application-specific integrated circuit)31上に実装されているものとする。
【0024】
プログラムROM16には、CPU10が動作するためのコンピュータプログラムが格納されている。CPU10は、プログラムROM16に格納されているプログラムコードを読み出し、そのプログラムコードに従った処理を実行する。
【0025】
以上のように構成された複合装置1において、PC22からPC−USB回路19を介して通信があった場合のI/F制御部11およびCPU10が行なう処理の流れについて、図2のフロー図を参照して説明する。
【0026】
なお、本実施形態においてCPU10は、スキャナ制御部12、メモリカード制御部13、およびプリンタ制御部14の各制御よりも、USB通信によってI/F制御部11から入力された割込信号に係る処理を優先して行うようになっている。
【0027】
本処理は、I/F制御部11がPC−USB回路19を介してPC22からの通信を受信した場合に開始される(S101)。
【0028】
I/F制御部11は、CPU10に割込信号を出力するが、この際に、PC22からの通信がメモリカードへのアクセスコマンドであるかどうかを判断する(S102)。
【0029】
すなわち、本実施形態では、転送速度が速く、また連続して処理が行なわれることの多いメモリカードへのアクセス処理に関する通信が、他の処理、例えば、印刷処理、走査処理等への影響が大きいと考える。そこで、他の処理が行なわれている場合には、メモリカードへのアクセス処理に関するCPUの占有率を低下させることにより、他の処理の処理速度の低下を抑えるようにするものである。
【0030】
この結果、メモリカードへのアクセスコマンドでない場合(S102:N)には、従来どおり受信した内容に応じた処理を行ない(S103)、次のパケットの受信を待つ(S108)。
【0031】
一方、メモリカードへのアクセスコマンドであった場合(S102:Y)には、CPU10は、リード/ライト等のコマンドにしたがったメモリカードアクセス処理を行なう(S104)。
【0032】
メモリカードアクセス等のストレージ関連の処理では、図3に示すように、CBW−DATA−CSWを一連の流れとして行なわれる。すなわち、例えば、PC22がメモリカードからデータを読み込む場合には、PC22から複合装置1方向(OUT)に、リードコマンドのCBWが送られる(図3(1))。これに対して、複合装置1からPC22方向(IN)に、DATAが所定の単位で送られ(図3(2))、指定されたデータの送信が完了すると、複合装置1からPC22方向(IN)にCSWが送られる(S103:図3(3))ことで、一連の流れが終了する(図3(4))。
【0033】
ここで、I/F制御部11は、他の機能部、具体的にはプリンタ制御部14あるいはスキャナ制御部12が動作中であるかどうかを判断する(S106)。この判断は、スキャナ制御部12、プリンタ制御部14に問い合わせるようにしてもよいし、スキャナ制御部12、プリンタ制御部14が処理中であることを示すフラグを設けて、そのフラグを参照するようにしてもよい。
【0034】
その結果、プリンタ制御部14あるいはスキャナ制御部12が動作中でない場合(S106:N)には、次コマンドを待ち(S108)、メモリカードアクセスコマンドを連続して受信した場合には、上述のS101以降の処理(図3(1)〜(4))を繰り返す。これにより、プリンタ、スキャナ等が動作中でない場合には、ストレージ機能としてのパフォーマンスを損なうことなく、高速な処理が可能となる。
【0035】
一方、他の機能部が動作中の場合(S106:Y)には、所定の期間メモリカードアクセス処理を停止して、CPU10を開放する(S107)。つまり、PC22から連続してメモリカードアクセス処理のコマンドを受信した場合でも、所定期間は、ストレージ処理を行なわないようにする。これにより、他の処理にCPU10の能力を割り当てることができ、印刷処理、走査処理等が遅滞することによる印刷品質、読み取り品質への影響等を防ぐことができる。
【0036】
ここで、メモリカードアクセス処理の停止は、CBWをI/F制御部11で止めて、CPU10への割り込みを遅らせることで行なう。
【0037】
例えば、図3(4)の時点で、プリンタが動作中の場合には、CBWを受信しても(図3(5))、I/F制御部11は所定の期間CPU10に割込信号を出力しない。その期間は、INトークンに対してNAK応答する(図3(6))。
【0038】
ここで、所定の期間、すなわち図3(5)〜図3(5)の期間は、PC22のタイムアウト時間より短く設定するものとする。これにより、PC22からのコマンドに対するタイムアウトを防ぐことができる。
【0039】
また、特許文献1に示されているように、動作状態に応じて所定の期間を可変にするようにしてもよい。すなわち、他の処理負荷が大きいほどCPU10を開放する時間を長くしてもよい。
【0040】
なお、上記実施形態では、処理(S106)でプリンタ制御部14あるいはスキャナ制御部12が動作中かどうかを判断していたが、その他の機能部、例えば、図示しないユーザインタフェース機能が動作中であるかどうかも判断するようにしてもよい。
【0041】
また、上記実施形態では、マスストレージの媒体としてメモリカードを例に説明したが、これに限られない。例えば、ハードディスク、USBメモリ等であってもよい。
【0042】
また、処理(S102)で、メモリカードへのアクセスコマンドであるかどうかを判断するようにしていたが、より他の処理への影響の大きいメモリカードへのリード/ライトコマンドであるかどうかを判断して、リード/ライトコマンドの場合のみ処理(S104)以降に進むようにしてもよい。
【0043】
また、上記実施形態では、メモリカードアクセスコマンドの処理後に他の機能部が動作中かどうかを判断するようにしていたが、メモリカードアクセスコマンドの処理前に他の機能部が動作中かどうかを判断するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0044】
【図1】複合装置の機能構成を示すブロック図である。
【図2】本実施形態の処理を説明するフロー図である。
【図3】本実施形態のデータ転送処理を説明する図である。
【符号の説明】
【0045】
1…複合装置、10…CPU、11…I/F制御部、12…スキャナ制御部、13…メモリカード制御部、14…プリンタ制御部、15…データバス、16…プログラムROM、17…SDRAM、18…データバス、19…PC−USB回路、20…USBホスト回路、21…インタフェースケーブル、23…インタフェースケーブル、24…CCD、25…変A/D換回路、26…スキャナ入力回路、27…メモリカードスロット、28…メモリカード入出力回路、29…プリンタヘッド、30…ヘッド制御ユニット




 

 


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