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発明の名称 ラベルプリンタシステム
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−15313(P2007−15313A)
公開日 平成19年1月25日(2007.1.25)
出願番号 特願2005−201276(P2005−201276)
出願日 平成17年7月11日(2005.7.11)
代理人 【識別番号】100095728
【弁理士】
【氏名又は名称】上柳 雅誉
発明者 降幡 秀樹
要約 課題
帯電性の高い材質のラベル、長いラベルであっても、貼りつき無く、簡単に、ラベル発行口から取り出し可能なラベルプリンタシステムを提案すること。

解決手段
ラベルプリンタシステム100は、ピーラー付きのラベルプリンタ1と、このラベルプリンタ1のラベル発行口3の外側に着脱可能に取り付けられたラベルガイドユニット50とを有している。一般的なラベルを発行する場合にはラベルガイドユニット50を取り外した状態でラベルプリンタ1を用いる。帯電性の高い材質のラベル、長いラベルを発行する場合にはラベルガイドユニット50を取り付けて、ラベル発行口3の外側にラベルガイド面54aを追加し、発行されるラベルがプリンタケース2の表面部分などに貼りつき、掴みにくくなることを防止する。材質、長さの異なるラベルの発行に適した汎用性の高いラベルプリンタシステムを実現できる。
特許請求の範囲
【請求項1】
印刷後のラベルを台紙から剥離するためのピーラー、および剥離後のラベルを発行するためのラベル発行口を備えたラベルプリンタと、
前記ラベル発行口から送り出されるラベルをガイドするためのラベルガイドユニットとを有し、
前記ラベルプリンタの前記ラベル発行口の外側に前記ラベルガイドユニットが着脱可能に取り付けられていることを特徴とするラベルプリンタシステム。
【請求項2】
請求項1において、
前記ラベルガイドユニットは、前記ラベル発行口から送り出されるラベルの送り出し方向に延びる所定間隔で配列されたガイドリブを備え、
これらのガイドリブの上端面によってラベルガイド面が規定されていることを特徴とするラベルプリンタシステム。
【請求項3】
請求項2において、
前記ラベルガイドユニットは、前記ガイドリブのラベル送り出し方向の先端側の部位に配置されたラベルガイドローラを備えていることを特徴とするラベルプリンタシステム。
【請求項4】
請求項1ないし3のうちのいずれかの項において、
前記ラベルガイドユニットは、一方の側面に形成された差込突起と、反対側の側面に形成されたねじ穴と、当該ねじ穴にねじ込み固定可能な固定ねじとを備えており、
前記ラベルプリンタは、前記ラベル発行口における一方の側面に形成された、前記差込突起を差込可能な差込穴と、他方の側面に形成された、前記固定ねじを差込可能なねじ差込穴とを備えていることを特徴とするラベルプリンタシステム。
【請求項5】
請求項4において、
前記ラベルプリンタは、台紙排出口と、前記ピーラーによってラベルが剥離された後の台紙を前記台紙排出口に向けて搬送するための台紙排出路と、当該台紙排出路を開放状態にできるように、前記ラベル発行口および前記台紙排出口の間に開閉可能に配置された開閉ユニットとを備え、
前記開閉ユニットにおける一方の側面に前記差込穴が形成され、他方の側面に前記ねじ差込穴が形成されており、
前記開閉ユニットを開くと、前記ねじ差込穴および、当該ねじ差込穴を介して前記ねじ穴にねじ込まれている固定ねじが露出するようになっていることを特徴とするラベルプリンタシステム。
【請求項6】
請求項1ないし5のうちのいずれかの項に記載のラベルプリンタシステムに用いる前記ラベルプリンタ。
【請求項7】
請求項1ないし5のうちのいずれかの項に記載のラベルプリンタシステムに用いる前記ラベルガイドユニット。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、印刷済みのラベルを内蔵のピーラーによって台紙から剥離してラベル発行口から発行するラベルプリンタシステムに関し、特に、帯電性の強いラベル、長いラベルなどにも発行可能な汎用性の高いラベルプリンタシステムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
ラベルプリンタは、一般に、長尺状の台紙にラベルが一定間隔で貼り付けられた構成のラベル作成用紙を印刷位置(印刷ヘッド)を経由して搬送してラベルに印刷を行い、しかる後に、ピーラーによって台紙からラベルを剥離して、ラベル発行口から作成したラベルを発行する。ピーラーは、ラベル作成用紙を90度以上の角度に湾曲させながら搬送して、台紙表面に貼り付いているラベルを、それ自身の腰の強さを利用して台紙から剥離するように構成されている。また、ラベルが剥がされた後の台紙は、台紙排出路を経由して台紙排出口から外部に排出される。下記の特許文献1には、この構成のピーラーを備えたプリンタが開示されている。
【特許文献1】特許第2992363号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ラベルプリンタでは、台紙から剥離されたラベルがラベル発行口から発行される際に、ラベル発行口を規定しているプリンタケースの表面部分に貼り付くことの無いように、細いリブによってラベルガイド面を規定し、ラベル接着面とラベルガイド面の接触面積を減らすことが望ましい。また、ラベル発行口外側のプリンタケース表面にリブを形成して、ラベル発行口から発行されたラベルがプリンタケース表面に貼り付かないようにすることが望ましく、このようなリブを形成しておけば、発行されたラベルとプリンタケース表面の間に指を入れて、ラベルを掴み取ることが容易になる。
【0004】
ここで、ラベルが合成紙などのように帯電し易い材質の場合には、台紙から剥離されたラベルの帯電量が多い。このため、ラベル発行口から発行されたラベルをプリンタケース表面から十分に離しておかないと、ラベルがプリンタケース表面の側に静電吸着されて、そこに貼り付いてしまったり、指で掴み難くなってしまう。また、長いラベルの場合には、ラベル発行口から発行されたラベルの先端部分がラベルガイド用のリブを超えてプリンタケース表面部分に達して、そこに貼り付いてしまう可能性がある。
【0005】
このようなラベルの貼り付きを防止するためには、ラベル発行口に形成されるリブを十分に長くして(すなわち、ラベル発行口から十分に突出させて)、ラベル発行口から発行されたラベルと、ラベル発行口外側のプリンタケース表面との間隔を確保できるようにしておく必要がある。
【0006】
本発明の課題は、このような点に鑑みて、ラベルの材質、長さに応じてラベル発行口のラベルガイド面の長さを切り換え可能とすることにより、各種のラベルを発行するのに適した汎用性の高いラベルプリンタシステムを提案することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の課題を解決するために、本発明のラベルプリンタシステムは、
印刷後のラベルを台紙から剥離するためのピーラー、および剥離後のラベルを発行するためのラベル発行口を備えたラベルプリンタと、
前記ラベル発行口から送り出されるラベルをガイドするためのラベルガイドユニットとを有し、
前記ラベルプリンタの前記ラベル発行口の外側に前記ラベルガイドユニットが着脱可能に取り付けられていることを特徴としている。
【0008】
本発明のラベルプリンタシステムでは、ラベル発行口にラベルガイドユニットが着脱可能な状態で取り付けられている。一般的な材質および長さのラベルを発行する場合には、ラベルガイドユニットを取り外しておく。ラベルガイドユニットを取り外すことで、通常のラベル使用時は、占有するスペースを小さくでき、また一般的に使われる長さ(短め)のラベルの場合には作業がやり易くなるという利点がある。帯電しやすい材質のラベル、長いラベルを発行する場合には、ラベルガイドユニットを取り付ける。ラベルガイドユニットを取り付けると、ラベル発行口の外側にラベルガイド面が追加され、ラベル発行口から発行されたラベルと、ラベル発行口外側のプリンタケース表面との間隔を十分に広くすることができる。よって、帯電し易い材質のラベル、長いラベルであっても、プリンタケース表面への貼り付きを確実に防止でき、また、ラベル発行口からラベルを摘み取る作業も簡単になる。
【0009】
ここで、本発明の前記ラベルガイドユニットは、前記ラベル発行口から送り出されるラベルの送り出し方向に延びる所定間隔で配列されたガイドリブを備え、これらのガイドリブの上端面によってラベルガイド面が規定されていることを特徴としている。
【0010】
また、本発明の前記ラベルガイドユニットは、前記ガイドリブのラベル送り出し方向の先端側の部位に配置されたラベルガイドローラを備えていることを特徴としている。
【0011】
このように、リブおよびラベルガイドローラを用いてラベルガイド面を形成すれば、ラベルを円滑に送り出すことができる。また、ラベル発行口からラベルを摘み取る作業も容易となる。
【0012】
次に、本発明の前記ラベルガイドユニットは、一方の側面に形成された差込突起と、反対側の側面に形成されたねじ穴と、当該ねじ穴にねじ込み固定可能な固定ねじとを備えており、前記ラベルプリンタは、前記ラベル発行口における一方の側面に形成された、前記差込突起を差込可能な差込穴と、他方の側面に形成された、前記固定ねじを差込可能なねじ差込穴とを備えていることを特徴としている。
【0013】
この構成によれば、簡単な操作によって、ラベルプリンタに対してラベルガイドユニットの着脱を行うことができる。
【0014】
一方、本発明の前記ラベルプリンタは、ラベル作成用紙をセットする作業を簡単に行うことができるように、前記ピーラーによってラベルが剥離された後の台紙を台紙排出口に向けて搬送するための台紙排出路と、前記ラベル発行口との間に、開閉ユニットが配置された構成を備え、当該開閉ユニットを開けると前記台紙排出路が開放状態になることを特徴としている。この場合には、前記開閉ユニットにおける一方の側面に前記差込穴を形成し、他方の側面に前記ねじ差込穴を形成し、前記開閉ユニットを開けて、前記ねじ差込穴および、当該ねじ差込穴を介して前記ねじ穴にねじ込まれている固定ねじを露出させ、前記ラベルガイドユニットの着脱を行うようにすればよい。
【発明の効果】
【0015】
本発明のラベルプリンタシステムでは、ラベルプリンタのラベル発行口の外側に、ラベルガイドユニットが着脱可能な状態で取り付けられている。したがって、ラベル材質、ラベル長さに応じて、ラベル発行口のラベルガイド面の長さを切り換えることができる。よって、各種材質のラベル、および異なる長さのラベルを発行するのに適した汎用性のあるラベルプリンタシステムを実現できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
以下に、図面を参照して、本発明を適用したラベルプリンタシステムの実施の形態を説明する。
【0017】
(全体構成)
図1はラベルプリンタシステムを示す外観斜視図であり、図2はラベルプリンタシステムを構成しているラベルプリンタおよびラベルガイドユニットを示す外観斜視図である。ラベルプリンタシステム100は、これらの図に示すように、ラベルプリンタ1とラベルガイドユニット50から構成されている。ラベルプリンタ1は、縦長の直方体形状のプリンタケース2の前面における上端側の部位にプリンタ幅方向に延びるラベル発行口3が形成されており、このラベル発行口3の外側に、ラベルガイドユニット50が着脱可能な状態で取り付けられている。一般的なラベルを発行する場合には図2に示すように、ラベルガイドユニット50を取り外した状態でラベルプリンタ1が用いられている。帯電性の高い合成紙などの材質からなるラベルや、長いラベルを発行する場合には図1に示すように、ラベルガイドユニット50を取り付けた状態でラベルプリンタ1が用いられる。
【0018】
(ラベルプリンタ)
図3はラベルプリンタの内部構造を示す概略断面図である。図2および3を参照してラベルプリンタ1の構成を説明する。
【0019】
ラベルプリンタ1は、上記のように、全体として縦長の直方体形状をしたプリンタケース2を備えている。プリンタケース2の前面部分には、上側にラベル発行口3が形成され、その下側に台紙排出口4が形成されている。また、前面部分には、ペーパーフィードボタン2a、動作状態を知らせるためのLED2b〜2dなどが配置されている。
【0020】
プリンタケース2の内部には、その下半部分にロール紙装填部5が形成されている。ロール紙装填部5にはラベル作成用紙6がロール状に巻かれた構成のロール紙6Aが装填されている。ラベル作成用紙6は、一定幅の長尺状の台紙7と、この表面に一定間隔で貼り付けられている長方形のラベル8とを備えた構成となっている(後述の図4参照)。
【0021】
ロール紙装填部5に装填されたロール紙6Aから繰り出されるラベル作成用紙6は、搬送路11を通って、サーマルヘッド12とプラテンローラ13の間に導かれる。プラテンローラ13はサーマルヘッド12の印刷面に押圧されており、当該サーマルヘッド12がラベル作成用紙6上のラベル8に対し印刷する位置を規定している。サーマルヘッド12の印刷位置から送り出されるラベル作成用紙6はピーラー20に搬送される。
【0022】
ピーラー20は、全体として鋭角に折れ曲がっている台紙屈曲用ガイド21と、このガイド21の台紙折り曲げ位置の近傍に配置されている台紙押さえローラ22と、サーマルヘッド12とは反対側の位置においてプラテンローラ13に接触して従属回転するピーラーローラ23を備えている。ラベル作成用紙6の台紙7が、台紙屈曲用ガイド21および台紙押さえローラ22の間を通り、プラテンローラ13およびピーラーローラ23の間を経由して台紙排出口4に至る台紙排出路Bに沿って搬送されると、台紙屈曲用ガイド21の台紙折り曲げ位置においてラベル8がその腰の強さによって台紙7と共に折れ曲がることなく、台紙7から剥がれて、排出路Aに沿って送り出されてラベル発行口3から発行される。排出路Aは、ラベル送り出しローラ24およびラベルガイドローラ25によって規定されている。
【0023】
通常のラベル発行モードにおいては、サーマルヘッド12の印刷位置から引き出されたラベル作成用紙6の台紙7が台紙排出路Bに沿って引き回されて台紙排出路4から引き出される状態にセットされる。このようにセットするとピーラー20によって台紙7からラベル8が剥離され、ラベル8が1枚ずつラベル発行口3から発行され、台紙7は台紙排出口4から排出される。これに対して、連続ラベル発行モードでは、ラベル作成用紙6が排出路Aに沿ってラベル発行口3から引き出される状態にセットされる。このようにセットすると、ピーラー20が機能しないので、ラベル8は台紙7に貼りついたままの状態で連続してラベル発行口3から発行される。
【0024】
ここで、プリンタケース2の前面部分におけるラベル発行口3から下側の部分は、下端を中心として前方に開けることのできるプリンタカバー31となっている。図4は、プリンタカバー31を開けた状態を示す斜視図である。この図に示すように、プリンタカバー31を開けると、ロール紙装填部5およびラベル作成用紙6の搬送経路が開放状態になる。すなわち、プリンタカバー31の側には、プラテンローラ13、台紙押さえローラ22、ピーラーローラ23、ラベル送り出しローラ24およびラベルガイドローラ25が搭載されており、プリンタカバー31を開くと、ロール紙装填部5から印刷位置(サーマルヘッド12)を経由してラベル作成用紙6を搬送する搬送路11、および、印刷後のラベル作成用紙6を搬送する排出路A、Bの部分が開放状態になる。プリンタカバー31は、カバー開閉レバー31aを操作することにより不図示のロックが解除されて開けることが可能となっている。
【0025】
(ラベルプリンタの開閉ユニット)
次に、プリンタカバー31の上端部分には開閉ユニット32が取り付けられており、当該開閉ユニット32のみを単独で開閉できるようになっている。図5は開閉ユニット32のみを開けた状態を示す斜視図であり、図6は開閉ユニット32およびラベルガイドユニット50を取り出して示す斜視図である。
【0026】
図5、6を参照して説明すると、開閉ユニット32は、ユニットハウジング33を備え、このユニットハウジング33のプリンタ幅方向の一方の側面には、回転自在の状態で、開閉ユニット32を開閉するための操作レバー34が取り付けられている。操作レバー34をプリンタ前方に引くと、当該操作レバー34が回転して、ユニットハウジング33の側面から側方に突出している係合突起35が引き込まれ、プリンタケース2の本体側との係合が外れ、開閉ユニット32のロックが解除される。開閉ユニット32を閉じると、係合突起35が一旦押し込まれた後に再び突出して、プリンタケース2の本体側と係合し開閉ユニット32が閉じ状態にロックされる。
【0027】
ユニットハウジング33の両側壁33a、33bの下端部には横方に突出した回転軸36が形成されており、これらの回転軸36は、プリンタカバー31の側の両側に形成した軸受部37(図4参照)によって回転自在に支持されている。また、ユニットハウジング33の上端部分には、台紙押さえローラ22、ラベル送り出しローラ24およびラベルガイドローラ25が回転自在の状態で取り付けられている。さらに、ユニットハウジング33には、その両側からプリンタ内側に支持腕38が延びており、これらの間に、ピーラーローラ23が回転自在の状態で支持されている。
【0028】
したがって、開閉ユニット32を開けると排出路A、Bが開放状態になる。例えば、通常のラベル発行モードの場合におけるラベル作成用紙6をセットする操作においては、印刷位置から引き出されているラベル作成用紙6を、プリンタカバー31の上端と、開閉ユニット32の下端の間に形成されている台紙排出口4から引き出し、この状態で、開閉ユニット32を閉じてラベル作成用紙6を押し込むと、ラベル作成用紙6(台紙7)が台紙排出路Bに沿って引き回されて台紙排出口4から引き出された状態を簡単に形成できる。
【0029】
また、開閉ユニット32のユニットハウジング33におけるプリンタ前面側の表面33cには、プリンタ前方に突出した細幅のラベルガイド用縦リブ39が、プリンタ幅方向に所定の間隔で形成されている。これらのラベルガイド用縦リブ39の上端面によってラベルガイド面39aが規定されており、ラベル送り出しローラ24おおびラベルガイドローラ25によってラベル発行口3から送り出されるラベル8は、このラベルガイド面に沿ってほぼ水平にガイドされる。
【0030】
また、ユニットハウジング33の表面33cには、細幅の縦リブ40が複数本形成されており、ラベル発行口3から発行されるラベル8の粘着面が表面33cと接触する面積を少なくすることにより、表面33cに貼りつくことを防止するように構成されている。ラベルガイドユニット50が取り外された場合にも有効に作用する。また、ラベルガイド用縦リブ39も同様の効果を有している。
【0031】
次に、開閉ユニット32のユニットハウジング33における一方の側壁33aの内側面には、ラベルガイドユニット50を取り付けるための矩形の差込穴41が形成されている。他方の側壁33bには、ラベルガイドユニット50を取り付けるための円形のねじ差込穴42が形成されている。
【0032】
(ラベルガイドユニット)
次に、図1および図6を参照して、ラベルガイドユニット50の構成を説明する。ラベルガイドユニット50は、プリンタ幅方向に延びる縦板部分51と、この上端においてプリンタ前後方向に延びる天板部分52とを備えている。天板部分52にはプリンタ前方に向けて先細りの台形状に突出した庇部分53が形成されており、当該天板部分52の上面52aには、プリンタ前後方向に延びる同一高さの細幅のガイドリブ54が所定間隔で形成されている。これらのガイドリブ54の上面によってラベルガイド面54aが規定される。
【0033】
ガイドリブ54の前端には、ラベルガイドローラ55が回転自在の状態で配置されている。ラベルガイドローラ55の前側においては、庇部分53の前端面53aからその裏面側の傾斜面53bに亘って細幅のガイドリブ56が形成されている。
【0034】
ラベルガイドユニット50の縦板部分51における一方の側面には、その下端に横方に突出した差込突起57が形成されている。この差込突起57は、ラベルプリンタ1の開閉ユニット32における差込穴41に差し込むことができる。また、縦板部分51の他方の側面には、内周面に雌ねじ部が形成されているねじ穴58が形成されている。このねじ穴58には固定ねじ59をねじ込み固定することができるようになっている。
【0035】
ラベルガイドユニット50の差込突起57をラベルプリンタ1の開閉ユニット32の差込穴41に差し込み、ねじ穴58を開閉ユニット32のねじ差込穴42に合わせ、この状態で、外側から固定ねじ59をねじ差込穴42に通してねじ穴58にねじ込むことにより、ラベルガイドユニット50を、ラベルプリンタ1のラベル発行口3の外側に取り付けることができる。
【0036】
ここで、開閉ユニット32を閉じた状態においては、その両側の側壁33a、33bが、プリンタケース本体側に形成されている左右の側面部分43、44によって覆われた状態になる(図2参照)。したがって、固定ねじ59およびねじ差込穴42は覆い隠されている。開閉ユニット32を開けると、これらが露出するので、ラベルガイドユニット50の取り外しを行うことができる。
【0037】
(使用形態)
このように構成したラベルプリンタシステム100では、一般的な材質および長さのラベル8を発行する場合には、ラベルガイドユニット50を取り外した状態でラベルプリンタ1が使用される。ラベルガイドユニット50を取り外すことで、通常のラベル使用時は、占有するスペースを小さくでき、また一般的に使われる長さ(短め)のラベルの場合には作業がやり易くなるという利点がある。
【0038】
図7は、ラベルガイドユニット50を取り外した場合におけるラベル発行口3の部分を示す部分拡大断面図である。ピーラー20によって台紙7から剥離された後のラベル8は、排出路Aに沿って搬送されて外部に排出される。すなわち、ラベル送り出しローラ24およびラベルガイドローラ25によってプリンタ1前方に向けてほぼ水平に送り出され、その前側に形成されているラベルガイド用縦リブ39の上面によって規定されるラベルガイド面39aに沿って前方に案内され、所定量だけ前方に突出した状態で止まる。この後は、操作者によってラベル8がラベル発行口3から取り出されるまで待機状態になる。ラベル8はラベルガイド用縦リブ39の上面に乗っているので、表面33cなどに貼りついてしまうことがない。また、リブ39と表面33cの間に指を入れることにより、簡単にラベル8を掴み、ラベル発行口3から取り出すことができる。
【0039】
しかるに、帯電性の高い合成紙などの材質からなるラベル8を発行する場合には、図7において矢印Cで示すように静電吸着され、ラベル8がリブ39の前面から下側に回り込み表面33cに貼り付いた状態になり、ラベル8の裏面に指を入れることができず、ラベルを簡単に摘み取ることができなくなる可能性がある。また、長いラベルの場合にも、発行されたラベルの先端部分がリブ39を超えてその裏面側に回り込み、表面33cの側に貼り付いた状態になる可能性がある。なおこの場合でも、図6に示したように表面33cには縦リブ40が構成されていて、ラベル8の粘着面は表面33cに貼り付いた場合でも、縦リブ40との限られた接触面でのみ貼り付くため、簡単に引き離すことができるようになっている。
【0040】
本例では、このようなラベル8を発行する場合には、ラベルガイドユニット50をラベル発行口3の外側に取り付けた状態でラベルプリンタ1を使用する。図8はラベルガイドユニット50が取り付けられた状態におけるラベル発行口3の部分を示す部分拡大断面図である。この図に示すように、ラベルガイドユニット50を取り付けると、その上面のガイドリブ54およびガイドローラ55によって規定されるラベルガイド面54aがラベルガイド面39aの手前に追加され、長いラベルガイド面が形成された状態になる。
【0041】
したがって、長いラベル8などを発行する場合においても、ラベル8がラベルガイド面54aの下側に回り込み、プリンタケース2表面に貼り付いてしまうことがない。また、発行されたラベル8の裏面側には指を入れる隙間が確実に確保されるので、ラベル8を摘み取る作業も簡単にできる。
【0042】
よって、材質の異なるラベル、長さの異なるラベルの発行に適した汎用性の高いラベルプリンタシステムを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【0043】
【図1】本発明を適用したラベルプリンタシステムの外観斜視図である。
【図2】図1のラベルプリンタシステムの分解斜視図である。
【図3】図1のラベルプリンタの概略断面図である。
【図4】図1のラベルプリンタのプリンタカバーを開けた状態の概観斜視図である。
【図5】図1のラベルプリンタの開閉ユニットのみを開けた状態の概観斜視図である。
【図6】図1の開閉ユニットおよびラベルガイドユニットの斜視図である。
【図7】ラベルガイドユニットが無い状態のラベル発行口の部分拡大断面図である。
【図8】ラベルガイドユニットをつけた状態のラベル発行口の部分拡大断面図である。
【符号の説明】
【0044】
100 ラベルプリンタシステム、1 ラベルプリンタ、2 プリンタケース、3 ラベル発行口、4 台紙排出口、5 ロール紙装填部、6 ラベル作成用紙、7 台紙、8 ラベル、11 搬送路、12 サーマルヘッド、13 プラテンローラ、20 ピーラー、21 台紙屈曲用ガイド、22 台紙押さえローラ、23 ピーラーローラ、24 ラベル送り出しローラ、25 ラベルガイドローラ、31 プリンタカバー、32 開閉ユニット、33 ハウジング、34 操作レバー、36 回転軸、39 縦リブ、40 リブ、41 差込穴、42 ねじ差込穴、50 ラベルガイドユニット、51 縦板部分、52 天板部分、53 庇部分、54 ガイドリブ、55 ガイドローラ、56 リブ、57 差込突起、58 ねじ穴、59 固定ねじ、A 排出路、B 台紙排出路




 

 


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