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色修正情報取得装置、色修正情報取得方法、色修正情報取得プログラム、印刷装置、画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラム。 - セイコーエプソン株式会社
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発明の名称 色修正情報取得装置、色修正情報取得方法、色修正情報取得プログラム、印刷装置、画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラム。
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−8097(P2007−8097A)
公開日 平成19年1月18日(2007.1.18)
出願番号 特願2005−194259(P2005−194259)
出願日 平成17年7月1日(2005.7.1)
代理人 【識別番号】100096703
【弁理士】
【氏名又は名称】横井 俊之
発明者 田中 健太郎
要約 課題
出力特性のばらつきを低減させることができ、色ずれの発生を防止することが可能な印刷装置を提供する。

解決手段
プリンタ20が具備する4つの印刷ノズル列29a〜29dのうち、代表インクとしてのKインクが充填される印刷ノズル列29dのみを用いてプリンタ20に標準画像(色修正用パッチ)の印刷を行わせてLab色空間で測色したときの色彩値に関する代表測色デ−タと、印刷ヘッド29単体にて検査装置を用いて所定の駆動電圧を与えたときの各印刷ノズル列29a〜29dのインク吐出量に関するデ−タとに基づいて、プリンタ20に印刷を行わせたときの代表インクを充填していない他の印刷ノズル列29a〜29cのインク吐出量の予測値を算出し、これを色修正情報として記憶するように構成されている。
特許請求の範囲
【請求項1】
複数種類のインクにそれぞれ対応する複数の印刷ノズル列を有する印刷ヘッドで、印刷媒体上にインクを付着させて印刷画像を印刷可能な印刷装置における色ずれを補償するための色修正情報を取得する色修正情報取得装置であって、
検査装置を用いて上記印刷ヘッドに所定の駆動電圧を与えたときのインク吐出量の偏差に関する偏差デ−タを、上記複数の印刷ノズル列の全てについて記憶する偏差デ−タ記憶手段と、
上記複数の印刷ノズル列のなかのいずれか一の印刷ノズル列に対して所定の代表インクを充填した状態で、標準のインク吐出量にて印刷装置に印刷を行わせたときの標準画像を、所定の色空間で測色したときの色彩値に関する代表測色デ−タを取得する代表測色デ−タ取得手段と、
上記偏差デ−タ記憶手段に記憶されている偏差デ−タ、および、上記代表測色デ−タ取得手段により取得された代表測色デ−タに基づいて、印刷装置に印刷を行わせたときの印刷ノズル列のインク吐出量に関する吐出量デ−タを、上記色修正情報として上記複数の印刷ノズル列の全てについて取得する色修正情報取得手段とを具備することを特徴とする色修正情報取得装置。
【請求項2】
色彩値とインク吐出量との相関関係を示す相関デ−タを記憶する相関デ−タ記憶手段と、
上記相関デ−タを用いて上記代表測色デ−タを、上記一の印刷ノズル列についての上記吐出量デ−タに変換する第1の変換手段とを具備し、
上記色修正情報取得手段は、上記第1の変換手段にて変換された上記一の印刷ノズル列についての吐出量デ−タと、上記偏差デ−タ記憶手段に記憶されている複数の印刷ノズル列の全てについての偏差デ−タとに基づいて、上記複数の印刷ノズル列の全てについて、印刷装置に印刷を行わせたときの吐出量デ−タを取得することを特徴とする請求項1に記載の色修正情報取得装置。
【請求項3】
上記所定の色空間は、複数の色成分を有するものであり、
上記代表測色デ−タ取得手段は、測色で得られた色彩値の各色成分のうち、代表インクのインク吐出量の変化に対して最も変化が大きい色成分の色成分量に関するデ−タを代表測色デ−タとして取得することを特徴とする請求項1または2に記載の色修正情報取得装置。
【請求項4】
上記変換デ−タを用いて上記色修正情報取得手段にて取得された色修正情報を、色彩値に関する情報に変換する第2の変換手段を具備することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の色修正情報取得装置。
【請求項5】
上記印刷装置は、インク量の異なる所定数の種類のドットを、上記印刷ヘッドから吐出可能であり、上記色修正情報取得手段は、ドットの種類毎に上記色修正情報を取得することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の色修正情報取得装置。
【請求項6】
複数種類のインクにそれぞれ対応する複数の印刷ノズル列を有する印刷ヘッドで、印刷媒体上にインクを付着させて印刷画像を印刷可能な印刷装置における色ずれを補償するための色修正情報を取得する色修正情報取得方法であって、
検査装置を用いて上記印刷ヘッドに所定の駆動電圧を与えたときの各ノズル列のインク吐出量の偏差に関する偏差デ−タを、上記複数の印刷ノズル列の全てについて記憶する偏差デ−タ記憶工程と、
上記複数の印刷ノズル列のなかのいずれか一の印刷ノズル列に対して所定の代表インクを充填した状態で、標準のインク吐出量にて印刷装置に印刷を行わせたときの標準画像を、所定の色空間で測色したときの色彩値に関する代表測色デ−タを取得する代表測色デ−タ取得工程と、
上記偏差デ−タ、および、上記代表測色デ−タ取得手段により取得された代表測色デ−タに基づいて、印刷装置に印刷を行わせたときの印刷ノズル列のインク吐出量に関する吐出量デ−タを、上記色修正情報として上記複数の印刷ノズル列の全てについて取得する色修正情報取得工程とを具備することを特徴とする色修正情報取得方法。
【請求項7】
複数種類のインクにそれぞれ対応する複数の印刷ノズル列を有する印刷ヘッドで、印刷媒体上にインクを付着させて印刷画像を印刷可能な印刷装置における色ずれを補償するための色修正情報を取得する色修正情報取得装置を、
検査装置を用いて上記印刷ヘッドに所定の駆動電圧を与えたときの各印刷ノズル列のインク吐出量の偏差に関する偏差デ−タを、上記複数の印刷ノズル列の全てについて記憶する偏差デ−タ記憶手段、
上記複数の印刷ノズル列のなかのいずれか一の印刷ノズル列に対して所定の代表インクを充填した状態で、標準のインク吐出量にて印刷装置に印刷を行わせたときの標準画像を、所定の色空間で測色したときの色彩値に関する代表測色デ−タを取得する代表測色デ−タ取得手段、および、
上記偏差デ−タ記憶手段に記憶されている偏差デ−タ、および、上記代表測色デ−タ取得手段により取得された代表測色デ−タに基づいて、印刷装置に印刷を行わせたときの印刷ヘッドのインク吐出量に関する吐出量デ−タを、上記色修正情報として上記複数の印刷ヘッドの全てについて取得する色修正情報取得手段として機能させることを特徴とする色修正情報取得プログラム。
【請求項8】
複数種類のインクにそれぞれ対応する複数の印刷ノズル列を有する印刷ヘッドで、印刷媒体上にインクを付着させて印刷画像を印刷可能な印刷装置であって、
色ずれを補償するための色修正情報を、印刷を行わせたときの上記複数の印刷ノズル列全てについてのインク吐出量に関する吐出量デ−タとして記憶する色修正情報記憶手段と、
上記色修正情報記憶手段に記憶されている色修正情報を読み出す色修正情報読出手段と、
入力された画像デ−タに対して色変換処理を行う色変換ルックアップテ−ブルを、上記色修正情報に対応させて複数記憶するテ−ブル記憶手段と、
上記色修正情報読出手段にて読み出された色修正情報に基づいて、上記テ−ブル記憶手段に記憶されている複数の色変換ルックアップテ−ブルのなかから一の色変換ルックアップテ−ブルを選択する選択手段と、
上記選択手段にて選択された色変換ルックアップテ−ブルを用いて色変換を行う色変換手段とを具備することを特徴とする印刷装置。
【請求項9】
上記テ−ブル記憶手段は、上記色修正情報読出手段にて読み出された色修正情報が示すインク吐出量が多くなる程、入力に対する出力が弱くなるような色変換ルックアップテ−ブルを対応させて記憶することを特徴とする請求項8に記載の印刷装置。
【請求項10】
入力される画像デ−タに対して各種の画像処理を行い、印刷装置が印刷媒体上に印刷画像を印刷するための印刷デ−タとして同印刷装置に出力する画像処理装置であって、
色ずれを補償するための色修正情報を、印刷を行わせたときの上記複数の印刷ノズル列全てについてのインク吐出量に関する吐出量デ−タとして記憶する色修正情報記憶手段と、
上記色修正情報記憶手段に記憶されている色修正情報を読み出す色修正情報読出手段と、
入力された画像デ−タに対して色変換処理を行う色変換ルックアップテ−ブルを、上記色修正情報に対応させて複数記憶するテ−ブル記憶手段と、
上記色修正情報読出手段にて読み出された色修正情報に基づいて、上記テ−ブル記憶手段に記憶されている複数の色変換ルックアップテ−ブルのなかから一の色変換ルックアップテ−ブルを選択する選択手段と、
上記選択手段にて選択された色変換ルックアップテ−ブルを用いて色変換を行う色変換手段とを具備することを特徴とする画像処理装置。
【請求項11】
入力される画像デ−タに対して各種の画像処理を行い、印刷装置が印刷媒体上に印刷画像を印刷するための印刷デ−タとして同印刷装置に出力する画像処理方法であって、
色ずれを補償するための色修正情報を、印刷を行わせたときの上記複数の印刷ノズル列全てについてのインク吐出量に関する吐出量デ−タとして記憶する色修正情報記憶手段に記憶されている色修正情報を読み出す色修正情報読出工程と、
入力された画像デ−タに対して色変換処理を行う色変換ルックアップテ−ブルを上記色修正情報に対応させて複数記憶するテ−ブル記憶手段に記憶されている複数の色変換ルックアップテ−ブルのなかから、上記色修正情報読出工程にて読み出された色修正情報に基づいて一の色変換ルックアップテ−ブルを選択する選択工程と、
上記選択工程にて選択された色変換ルックアップテ−ブルを用いて色変換を行う色変換工程とを具備することを特徴とする画像処理方法。
【請求項12】
入力される画像デ−タに対して各種の画像処理を行い、印刷装置が印刷媒体上に印刷画像を印刷するための印刷デ−タとして同印刷装置に出力する画像処理装置を、
色ずれを補償するための色修正情報を、印刷を行わせたときの上記複数の印刷ノズル列全てについてのインク吐出量に関する吐出量デ−タとして記憶する色修正情報記憶手段、
上記色修正情報記憶手段に記憶されている色修正情報を読み出す色修正情報読出手段と、
入力された画像デ−タに対して色変換処理を行う色変換ルックアップテ−ブルを、上記色修正情報に対応させて複数記憶するテ−ブル記憶手段、
上記色修正情報読出手段にて読み出された色修正情報に基づいて、上記テ−ブル記憶手段に記憶されている複数の色変換ルックアップテ−ブルのなかから一の色変換ルックアップテ−ブルを選択する選択手段、および、
上記選択手段にて選択された色変換ルックアップテ−ブルを用いて色変換を行う色変換手段として機能させることを特徴とする画像処理プログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、印刷ヘッドを用いて印刷デ−タに対応する画像を印刷媒体上に印刷する印刷装置における色ずれを補償するための色修正情報を取得する色修正情報取得装置、色修正情報取得方法、色修正情報取得プログラム、印刷装置、画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、量産されるインクジェットプリンタには、インクの色(種類)毎に印刷ノズル列が設けられ、各印刷ノズル列から吐出されるインクの重量の偏差を示すIDを記録した不揮発性半導体メモリが設けられている。各プリンタについて印刷制御を行う際、IDに対応させたキャリブレーション用のLUT(ルックアップテーブル)等の色修正データを予め作成して記憶しておき、IDに対応する色修正データを参照することにより、印刷ヘッドから吐出されるインクの重量を基準プリンタに合わせるようにインク重量の誤差を補償している(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
プリンタ生産工場では、印刷ヘッドをプリンタに組み付けていない状態で同印刷ヘッドからインクを所定数吐出させてインク重量を計測し、各印刷ノズル列から吐出されるインクの重量と基準プリンタのインク重量との差をIDに対応させて不揮発性半導体メモリに記録させるキャリブレーション作業を行っている。
【0004】
また、量産プリンタに印刷させた標準画像の測色デ−タと基準の測色デ−タとの対比結果を示すIDを用い、各量産プリンタで生じる基準体との色再現性のばらつきを補償するよう構成された印刷制御装置についての発明が、本出願人により出願されている。この発明では、標準画像の印刷を行わせる際、印刷ヘッドの各インク色に対応して設けられた印刷ノズル列の全てに対して、実際に使用するインクを充填するか、または、印刷ヘッドの全印刷ノズル列に或る一色(例えば、ブラック)の代表インクを充填して印刷を行わせるようにしていた。
【特許文献1】特開平10−278360号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、実際に使用する複数色のインクを用いて標準画像を印刷させる場合、インクの種類によっては、色安定性が悪く、時間や、温度または湿度によって測色値にばらつきが生じてしまうことがあるため、正確な測色デ−タを得ることができないことがある。また、印刷ヘッドの全ての印刷ノズル列に一つの代表インクを充填させるということは、実際のキャリブレ−ション作業において行うことができない。また、いずれの場合においても、印刷ヘッドの全印刷ノズル列にインクを挿入させなければならず、キャリブレ−ションにかかるインクの消費量が多くなってしまうという問題がある。
【0006】
本発明は、かかる実情に鑑み、キャリブレ−ションにかかるインクの消費量を低減させることができ、且つ、正確なキャリブレ−ションを行うことが可能な色修正情報取得装置、色修正情報取得方法、色修正情報取得プログラム、印刷装置、画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段及び効果】
【0007】
上記目的を達成するため、本発明は、複数種類のインクにそれぞれ対応する複数の印刷ノズル列を有する印刷ヘッドで、印刷媒体上にインクを付着させて印刷画像を印刷可能な印刷装置における色ずれを補償するための色修正情報を取得する色修正情報取得装置であって、検査装置を用いて上記印刷ヘッドに所定の駆動電圧を与えたときのインク吐出量の偏差に関する偏差デ−タを、上記印刷ヘッドの複数の印刷ノズル列の全てについて記憶する偏差デ−タ記憶手段と、上記印刷ヘッドの複数の印刷ノズル列のなかのいずれか一の印刷ノズル列に対して所定の代表インクを充填した状態で、標準のインク吐出量にて印刷装置に印刷を行わせたときの標準画像を、所定の色空間で測色したときの色彩値に関する代表測色デ−タを取得する代表測色デ−タ取得手段と、上記偏差デ−タ記憶手段に記憶されている偏差デ−タ、および、上記代表測色デ−タ取得手段により取得された代表測色デ−タに基づいて、印刷装置に印刷を行わせたときの印刷ヘッドの各ノズル列のインク吐出量に関する吐出量デ−タを、上記色修正情報として上記複数の印刷ノズル列の全てについて取得する色修正情報取得手段とを具備することを要旨とする。
【0008】
かかる構成において、色修正情報取得装置は、印刷に用いる印刷ヘッドの複数種類のインクのそれぞれに対応する印刷ノズル列を具備しており、印刷デ−タに基づいて、紙等の印刷媒体上にインクを付着させることにより印刷画像を形成する印刷装置の色ずれを補償するものである。また、色修正情報取得装置は、印刷ヘッド単体の検査工程において、検査装置を用いて印刷ヘッドに所定の駆動電圧を与えることにより測定される各ノズル列のインク吐出量の偏差に関する偏差デ−タを、印刷装置にかかる複数の印刷ノズル列について記憶する偏差デ−タ記憶手段を具備している。なお、印刷ヘッド単体の検査工程にて計測された偏差デ−タは、各印刷ヘッドに設けられたPROM等に記憶されており、キャリブレ−ション作業時に、色修正情報取得装置に接続された印刷装置内の上記PROMから偏差デ−タを読み取って上記偏差デ−タ記憶手段に記憶させるようにすることが望ましい。すなわち、偏差デ−タ記憶手段には、一の印刷装置が具備する複数の印刷ヘッド全てについての偏差デ−タが記憶されるのである。
【0009】
また、色修正情報取得装置は、印刷ヘッドの複数の印刷ノズル列のなかのいずれか一の印刷ノズル列に対して所定の代表インクを充填した状態で、標準のインク吐出量にて印刷装置に印刷を行わせたときの標準画像を、所定の色空間で測色したときの色彩値に関する代表測色デ−タを取得する代表測色デ−タ取得手段を具備している。すなわち、印刷装置に設けられている印刷ヘッドの複数の印刷ノズル列のなかの一の印刷ノズル列のみに代表インクを充填した状態で標準画像の印刷を行い、この標準画像の測色を行うのである。これにより、インクの使用量を低減させることが可能となる。
【0010】
さらに、色修正情報取得装置は、偏差デ−タと代表測色デ−タとに基づいて、印刷装置に印刷を行わせたときの印刷ヘッドの複数の印刷ノズル列のインク吐出量に関する吐出量デ−タを、上記色修正情報として複数の印刷ノズル列の全てについて取得する色修正情報取得手段を具備している。
上述した代表測色デ−タ取得手段では、一の印刷ヘッドにて標準画像を出力したときの色彩値に関するデ−タが取得され、一方、上記偏差デ−タ記憶手段では、印刷装置が具備する複数の印刷ノズル列の全てについてのインク吐出量の偏差に関するデ−タが記憶されている。本発明の色修正情報取得装置では、完成品としての印刷装置が具備する印刷ヘッドの複数の印刷ノズル列のうちの一の印刷ノズル列にインクを充填して同印刷装置に実際に標準画像の印刷を行わせて得られた測色結果(代表測色デ−タ)と、全ての印刷ノズル列について印刷ヘッド単体で測定されたインク吐出量のばらつき特性(偏差デ−タ)とに基づいて、上記一の印刷ノズル列を除く他の全ての印刷ノズル列にインクを充填して印刷装置に標準画像の印刷を行わせたときの各印刷ノズル列についてのインク吐出量の予測値を取得することができる。このように構成することにより、代表インクを充填するのは一の印刷ノズル列のみであるため、インクの消費量を低減させることができるとともに、色ずれを補償する情報(色修正情報)として正確なものを取得することが可能となる。
【0011】
上記色修正情報取得手段が色修正情報を取得する方法の一例として、色彩値とインク吐出量との相関関係を示す相関デ−タを用いて、一の印刷ノズル列について取得した代表測色デ−タを、上記一の印刷ノズル列についてのインク吐出量に関する吐出量デ−タに変換し、この吐出量デ−タと、全印刷ノズル列についての偏差デ−タとに基づいて、全印刷ノズル列についての吐出量デ−タを取得する方法を挙げることができる。
【0012】
また、上記所定の色空間は、複数の色成分を色成分量とする色空間とすることができる。色空間と色成分としては、国際照明委員会(CIE)で規定されたCIE/L*a*b*色空間であれば、L*、a*、b*の各色成分、CIE/L*u*v*色空間であれば、L*、u*、v*の各色成分、CIE/XYZ色空間であれば、X、Y、Zの各色成分、RGB色空間であれば、R、G、Bの各色成分等を挙げることができる。ここで、L*は明度(明るさ)を示す要素色であり、a*、b*、u*、v*は、色相および彩度を示す要素色である。以下、「*」を省略して記載する。
【0013】
ここで、上記代表測色デ−タ取得手段は、測色で得られた色彩値の各色成分のうち、代表インクのインク吐出量の変化に対して最も変化が大きい色成分の色成分量に関するデ−タを代表測色デ−タとして取得するようにすることが望ましい。インクの色ずれを適切に反映した色修正情報を取得することができるからである。また、一の色成分(例えば、Lab色空間であれば、Lのみ)の色成分量のみで色修正情報を取得するので、取得処理を迅速化することが可能となる。
【0014】
また、本発明においては、色修正情報取得手段にて取得される色修正情報は、インク吐出量に関するデ−タであってもよく、この吐出量デ−タを、上記相関デ−タを用いて変換して色彩値に関するデ−タとして取得してもよい。
【0015】
また、上記印刷装置は、インク量の異なる所定数の種類のドットを、上記印刷ヘッドから吐出可能であり、色修正情報取得装置は、このドットの種類毎に上記色修正情報を取得するように構成されていてもよい。ある対応インクについて誤差情報を取得する場合であっても、大ドット、中ドット、小ドットなど複数種類のドットを吐出可能な場合、各ドット種類毎に、補償すべき色ずれが異なるからである。
【0016】
ところで、本発明は、上述した本発明の色修正情報取得装置が具備する各種の手段の実行手順を示した画像処理方法としても成立する。すなわち、複数種類のインクにそれぞれ対応する複数の印刷ノズル列を有するヘッドで、印刷媒体上にインクを付着させて印刷画像を印刷可能な印刷装置における色ずれを補償するための色修正情報を取得する色修正情報取得方法であって、検査装置を用いて上記印刷ヘッドに所定の駆動電圧を与えたときのインク吐出量の偏差に関する偏差デ−タを、上記印刷ヘッドの複数の印刷ノズル列の全てについて記憶する偏差デ−タ記憶工程と、上記印刷ヘッドの複数の印刷ノズル列のなかのいずれか一の印刷ノズル列に対して所定の代表インクを充填した状態で、標準のインク吐出量にて印刷装置に印刷を行わせたときの標準画像を、所定の色空間で測色したときの色彩値に関する代表測色デ−タを取得する代表測色デ−タ取得工程と、上記偏差デ−タ、および、上記代表測色デ−タ取得手段により取得された代表測色デ−タに基づいて、印刷装置に印刷を行わせたときの印刷ヘッドの印刷ノズル列のインク吐出量に関する吐出量デ−タを、上記色修正情報として上記印刷ヘッドの複数の印刷ノズル列の全てについて取得する色修正情報取得工程とを具備する色修正情報取得方法も本発明に該当するものである。
【0017】
また、本発明の色修正情報取得方法は、色修正情報取得装置で実現される場合もあるし、ある機器に組み込まれた状態で利用されることもあるなど、発明の思想としては各種の態様を含むものであり、ソフトウェアであったりハ−ドウェアであったりするなど、適宜変更可能である。発明の思想の具現化例として色修正情報取得装置を制御するソフトウェアとなる場合には、当該ハ−ドウェアの動作を制御する色修正情報取得プログラムとしても発明は成立する。
【0018】
その一例として、複数種類のインクにそれぞれ対応する複数の印刷ノズル列を有する印刷ヘッドで、印刷媒体上にインクを付着させて印刷画像を印刷可能な印刷装置における色ずれを補償するための色修正情報を取得する色修正情報取得装置を、検査装置を用いて上記印刷ヘッドに所定の駆動電圧を与えたときのインク吐出量の偏差に関する偏差デ−タを、上記印刷ヘッドの複数の印刷ノズル列の全てについて記憶する偏差デ−タ記憶手段、上記印刷ヘッドの複数の印刷ノズル列のなかのいずれか一の印刷ノズル列に対して所定の代表インクを充填した状態で、標準のインク吐出量にて印刷装置に印刷を行わせたときの標準画像を、所定の色空間で測色したときの色彩値に関する代表測色デ−タを取得する代表測色デ−タ取得手段、および、上記偏差デ−タ記憶手段に記憶されている偏差デ−タ、および、上記代表測色デ−タ取得手段により取得された代表測色デ−タに基づいて、印刷装置に印刷を行わせたときの印刷ノズル列のインク吐出量に関する吐出量デ−タを、上記色修正情報として上記印刷ヘッドの複数の印刷ノズル列の全てについて取得する色修正情報取得手段として機能させることを特徴とする色修正情報取得プログラムも本発明に含まれるものである。
【0019】
なお、上述した本発明の色修正情報取得装置にて取得された色修正情報に基づいて、色ずれの補償にかかる処理を行うことが可能な装置も本発明に含まれるものである。
近時、色変換処理や、その後のハ−フト−ン処理等の各種の演算処理を行うことが可能な制御回路を具備する印刷装置が登場してきており、スキャナ等により取り込んだ画像デ−タに対して、印刷装置側で印刷デ−タに変換する処理を行い、そのまま印刷することが可能なようになってきている。そこで、上述した色ずれ補償にかかる処理を行うことが可能な印刷装置にも本発明を適用することができる。
【0020】
すなわち、本発明の印刷装置は、複数種類のインクにそれぞれ対応する複数の印刷ノズル列を有する印刷ヘッドで、印刷媒体上にインクを付着させて印刷画像を印刷可能な印刷装置であって、色ずれを補償するための色修正情報を、印刷を行わせたときの上記印刷ヘッドの複数の印刷ノズル列全てについてのインク吐出量に関する吐出量デ−タとして記憶する色修正情報記憶手段と、上記色修正情報記憶手段に記憶されている色修正情報を読み出す色修正情報読出手段と、入力された画像デ−タに対して色変換処理を行う色変換ルックアップテ−ブルを、上記色修正情報に対応させて複数記憶するテ−ブル記憶手段と、上記色修正情報読出手段にて読み出された色修正情報に基づいて、上記テ−ブル記憶手段に記憶されている複数の色変換ルックアップテ−ブルのなかから一の色変換ルックアップテ−ブルを選択する選択手段と、上記選択手段にて選択された色変換ルックアップテ−ブルを用いて色変換を行う色変換手段とを具備することを要旨とするものである。
【0021】
上記テ−ブル記憶手段は、上記色修正情報読出手段にて読み出された色修正情報が示すインク吐出量が多くなる程、入力に対する出力が弱くなるような色変換ルックアップテ−ブルを対応させて記憶させておくことが望ましい。このような構成とすることにより、インク吐出量が多い場合には、出力を弱くする一方、インク吐出量が少ない場合には出力を強くすることにより、色ずれを補償することができる。
【0022】
一方、製造コストを低減させる目的で、上述した制御回路を印刷装置側に具備させる構成とせず、PC等の画像処理装置を用い、本発明の印刷装置と双方向通信を行いつつ、同印刷装置からの色修正情報の読み出し、読み出された情報に基づく色変換ルックアップテ−ブルの選択処理および色変換処理を行うようにしてもよい。
すなわち、入力される画像デ−タに対して各種の画像処理を行い、印刷装置が印刷媒体上に印刷画像を印刷するための印刷デ−タとして同印刷装置に出力する画像処理装置であって、色ずれを補償するための色修正情報を、印刷を行わせたときの上記印刷ヘッドの複数の印刷ノズル列全てについてのインク吐出量に関する吐出量デ−タとして記憶する色修正情報記憶手段と、上記色修正情報記憶手段に記憶されている色修正情報を読み出す色修正情報読出手段と、入力された画像デ−タに対して色変換処理を行う色変換ルックアップテ−ブルを、上記色修正情報に対応させて複数記憶するテ−ブル記憶手段と、上記色修正情報読出手段にて読み出された色修正情報に基づいて、上記テ−ブル記憶手段に記憶されている複数の色変換ルックアップテ−ブルのなかから一の色変換ルックアップテ−ブルを選択する選択手段と、上記選択手段にて選択された色変換ルックアップテ−ブルを用いて色変換を行う色変換手段とを具備することを特徴とする画像処理装置も本発明に含まれるものである。
【0023】
ところで、本発明は、上述した本発明の画像処理装置が具備する各種の手段の実行手順を示した画像処理方法としても成立することはいうまでもない。そこで、入力される画像デ−タに対して各種の画像処理を行い、印刷装置が印刷媒体上に印刷画像を印刷するための印刷デ−タとして同印刷装置に出力する画像処理方法であって、色ずれを補償するための色修正情報を、印刷を行わせたときの上記印刷ヘッドの複数の印刷ノズル列全てについてのインク吐出量に関する吐出量デ−タとして記憶する色修正情報記憶手段に記憶されている色修正情報を読み出す色修正情報読出工程と、入力された画像デ−タに対して色変換処理を行う色変換ルックアップテ−ブルを上記色修正情報に対応させて複数記憶するテ−ブル記憶手段に記憶されている複数の色変換ルックアップテ−ブルのなかから、上記色修正情報読出工程にて読み出された色修正情報に基づいて一の色変換ルックアップテ−ブルを選択する選択工程と、上記選択工程にて選択された色変換ルックアップテ−ブルを用いて色変換を行う色変換工程とを具備する構成としても本発明が成立する。
必ずしも実態のある画像処理装置に限らず、画像処理方法としても有効であることに相違はない。
【0024】
また、本発明の画像処理方法は、画像処理装置単独で実現される場合もあるし、ある機器に組み込まれた状態で利用されることもあるなど、発明の思想としては各種の態様を含むものであり、ソフトウェアであったりハ−ドウェアであったりするなど、適宜変更可能である。発明の思想の具現化例として画像処理装置を制御するソフトウェアとなる場合には、当該ハ−ドウェアの動作を制御する画像処理プログラムとしても発明は成立する。
【0025】
その一例として、入力される画像デ−タに対して各種の画像処理を行い、印刷装置が印刷媒体上に印刷画像を印刷するための印刷デ−タとして同印刷装置に出力する画像処理装置を、色ずれを補償するための色修正情報を、印刷を行わせたときの上記印刷ヘッドの複数の印刷ノズル列全てについてのインク吐出量に関する吐出量デ−タとして記憶する色修正情報記憶手段、上記色修正情報記憶手段に記憶されている色修正情報を読み出す色修正情報読出手段と、入力された画像デ−タに対して色変換処理を行う色変換ルックアップテ−ブルを、上記色修正情報に対応させて複数記憶するテ−ブル記憶手段、上記色修正情報読出手段にて読み出された色修正情報に基づいて、上記テ−ブル記憶手段に記憶されている複数の色変換ルックアップテ−ブルのなかから一の色変換ルックアップテ−ブルを選択する選択手段、および、上記選択手段にて選択された色変換ルックアップテ−ブルを用いて色変換を行う色変換手段として機能させる画像処理プログラムも本発明に含まれる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0026】
下記の順序に従って本発明の実施形態を説明する。
(1)本願発明にかかる装置の概略構成:
(2)偏差デ−タの書き込み:
(3)代表測色デ−タの書き込み:
(4)色修正情報取得処理の説明:
(5)画像処理装置の処理内容:
(6)変形例:
(7)まとめ:
【0027】
(1)本願発明にかかる装置の概略構成
図1は、本発明にかかる色修正情報取得装置および画像処理装置となるコンピュータ10と、本発明にかかる印刷装置となるプリンタ20等を示している。
コンピュータ10では、演算処理の中枢をなすCPU11がシステムバス10aを介してコンピュータ10全体を制御する。同バス10aには、書き換え不可能な半導体メモリであるROM12、書き換え可能な半導体メモリであるRAM13、CD−ROMドライブ15、フレキシブルディスク(FD)ドライブ16、各種インターフェイス(I/F)17a〜17e等が接続され、ハードディスクドライブを介して磁気ディスクであるハードディスク(HD)14も接続されている。
【0028】
HD14にはオペレーティングシステム(OS)やアプリケーションプログラム(APL)等が記憶されており、これらはCPU11によって適宜RAM13に転送され、実行される。本実施形態では、HD14は、本発明の画像処理プログラム、プリンタから取得したID14a、色修正情報14b、色変換ルックアップテ−ブル14c、ドット振り分けテーブル14d等を記憶した所定の記憶領域とされている。I/F17a(例えばUSB I/F)には、測色機40を接続する。測色機40は、測色する対象に色検出部40aを向けることにより、CIE(1976)規格におけるLab表色系に基づく複数の色成分L,a,bを色成分量(色彩値)として取得可能であり、取得した色成分量L,a,bをコンピュータ10に対して出力可能である。ここで、CIE Lab色空間(所定の色空間)は、複数の色成分L,a,bを色成分量とするデバイスに依存しない均等色空間である。むろん、測色する色空間は、Lab色空間に限定されるものではなく、CIE XYZ色空間、CIE Luv色空間、RGB色空間等であってもよい。
CRTI/F17bにはカラー画像データに基づいて当該データに対応する画像を表示するディスプレイ18aが接続され、入力I/F17cにはキーボード18bやマウス18cが操作用入力機器として接続され、プリンタI/F17eには例えばシリアルI/Fケーブルを介してプリンタ20が接続されている。
【0029】
プリンタ20は、CMYK(シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック)の各色に対応してそれぞれ設けられた4個のインクカートリッジ28に充填された4色のインクを印刷ヘッド29a〜29dから吐出して、印刷用紙(印刷媒体)にインクを付着させてドットを形成することにより印刷データに対応する印刷画像を印刷する。むろん、ライトシアン、ライトマゼンタ、ライトブラック、ダークイエロー、無着色インク等を使用するプリンタを採用してもよいし、インク種類数も4色である必要はない。また、インク通路内に泡を発生させてインクを吐出するバブル方式のプリンタや、トナーインクを使用して印刷媒体上に印刷画像を印刷するレーザープリンタ等、種々の印刷装置を採用可能である。印刷装置が使用するインクは、液体でも固体でもよい。本実施形態の各インクは、水性の溶媒に微細な顔料からなる色材を混合したインクとされているが、染料からなる色剤を混合したインクとしてもよいし、油性の溶媒を用いたインクとしてもよい。
プリンタ20では、CPU21、ROM22、RAM23、通信I/O24、コントロールIC25、ASIC26、I/F27、等がバス20aを介して接続され、CPU21がROM22に書き込まれたプログラムに従って各部を制御する。
【0030】
キャリッジ機構27aにて主走査方向に往復動するキャリッジには、各インクカートリッジ28が装着されているとともに、印刷ヘッド29が搭載されている。当該ヘッド29は、CMYKの4種類のインク(対応インク)毎に設けられた印刷ノズル列29a〜29dを備えている。また、4つの印刷ノズル列29a〜29dは、各印刷ヘッドのインク吐出量のばらつきを示すID(以下、NL_IDという)が記憶されている不揮発性のメモリ31をそれぞれ具備している。このNL_IDは、後に詳述するが、各印刷ヘッド単体に対して検査装置を用い、所定の駆動電圧を与えたときのインク吐出量の偏差を示す情報であり、上記偏差デ−タを構成するものである。このメモリ31a〜31dは、例えば、EEPROMとすることができる。各印刷ノズル列29a〜29dは、それぞれに所定の対応インクを吐出して印刷用紙上に付着させることが可能である。
【0031】
通信I/O24はコンピュータ10のプリンタI/F17eと接続され、プリンタ20は通信I/O24を介してコンピュータ10から送信される色別のラスタデータを受信する。ASIC26は、CPU21と所定の信号を送受信しつつヘッド駆動部26aに対してラスタデータに対応する印加電圧データを出力する。同ヘッド駆動部26aは、同印加電圧データから印刷ノズル列29a〜29dに内蔵されたピエゾ素子への印加電圧パターンを生成し、印刷ノズル列29a〜29dに各色のインクをドット単位で吐出させる。I/F27に接続されたキャリッジ機構27aや紙送り機構27bは、印刷ヘッド29を主走査させたり、適宜改ページ動作を行いながら印刷用紙を順次送り出して副走査を行ったりする。
【0032】
印刷ノズル列29a〜29dには、夫々に複数個のインクジェットノズルが設けられるとともに、同ノズルのそれぞれに対応してピエゾ素子が配置されている。
図2に示すように、ピエゾ素子PEは、ノズルNzまでインクを導くインク通路25bに接する位置に設置され、ピエゾ素子PEの両端に設けられた電極間に所定時間幅の電圧が印加されると、電圧の印加時間だけ伸張し、インク通路25bの一側壁を変形させる。この結果、インク通路25bの体積はピエゾ素子PEの伸張に応じて収縮し、この収縮分に相当するインクがインク滴IpとなってノズルNzの先端から高速に吐出され、印刷媒体に染み込むことによりドットが形成されて印刷が行われる。
【0033】
同図にはインク量の異なる所定数の種類のドットを形成するための駆動波形を示してあり、所定の期間の駆動波形V1,V2によって、インク吐出量の異なるドットが形成される。そして、駆動波形の電圧差が大きいほどピエゾ素子の伸張収縮の度合が大きくなるため、ドットは大きくなる。同図の下段に示すように、プリンタ20は、大まかにはインク吐出量(例えばインク重量。インク体積でもよい)が大中小の3種類のドットを印刷媒体上に形成可能であり、大中小の各ドットはさらにインク吐出量の異なる3種類のドットを印刷媒体上に形成可能である。従って、プリンタ20は、色毎に同じ印刷ヘッドから異なる複数段階のインク量のインク滴Ipを吐出し、当該複数段階のインク量に対応する大きさのドットを形成する。コンピュータ10がプリンタ20に送信するラスタデータには9種類(所定数)のドットの種類を識別するための識別情報が付加されており、プリンタ20は識別情報に対応する種類のドットを形成する。そして、ラスタ毎にドットの種類を表現するドットデータからなるラスタデータを入力すると、プリンタ20はラスタデータに対応してインク量の異なる複数種類のドットを印刷媒体上に形成する。
【0034】
コンピュータ10では、OSにプリンタI/F17eを制御するプリンタドライバ等が組み込まれ、各種の制御を実行する。APLは、OSを介してハードウェアとデータ等のやりとりを行う。プリンタドライバは、APLの印刷機能の実行時に稼働され、プリンタI/F17eを介してプリンタ20と双方向の通信を行うことが可能であり、OSを介してAPLから印刷データを受け取ってラスタデータに変換し、プリンタ20に送出する。
なお、本発明の画像処理プログラム、色修正情報取得プログラムは、OS、APL、OSとAPL、のいずれにより構成してもよい。これらのプログラムを記録した媒体は、HD14以外にも、CD−ROM15a、FD、半導体メモリ、等でもよい。また、通信I/F17dをインターネット網に接続し、所定のサーバから本発明のプログラムをダウンロードして実行してもよい。
【0035】
(2)検査工程での偏差デ−タ(NL_ID)の書き込み:
上述したように、各印刷ノズル列29a〜29dに設けられたメモリ31a〜31dには、それぞれ、印刷ヘッド単体でインク吐出量を計測したときのばらつきに関するNL_IDが記憶されるのである。以下においては、この印刷ヘッド単体に対する検査工程について説明する。
図3は、各印刷ヘッドの吐出量の測定に用いられる検査装置を示す図である。また、図4は、工場設定におけるメモリ31への偏差デ−タの書き込み手順を示す図である。
図3に示すように、工場での設定工程において、検査装置Aは、印刷ヘッド29に接続され、一定の駆動電圧を印刷ヘッドに供給することができる。この検査装置Aは、設定された電圧を正確に生成することが可能であり、印刷ヘッド29の印刷ノズル列29a〜29dには、検査装置Aにおける設定値と同一の駆動電圧が供給されることとなる。
【0036】
上述したような一定の駆動電圧を検査装置Aから供給することにより、印刷ヘッドの各ノズルから色インクが吐出されるのであるが、図4に示した最初の手順ステップS11では、この色インクの吐出量を計測し、続くステップS12において計測したインク重量の設定値からのばらつきを示すNL_IDを、印刷ヘッドに設けられたメモリ31に記憶させる。そして、4つの印刷ノズル列29a〜29dの全てについて、検査装置Aによる駆動電圧の供給、吐出量の計測、NL_IDのメモリ31への書き込みを行う。
【0037】
図5は、記憶されたNL_IDを示す図である。実施形態にかかるプリンタ20は、上述したように、大中小の3種類のドットを印刷媒体上に形成可能であり、更に、この大中小の各ドットについてさらにインク吐出量の異なる3種類のドットを形成可能となっており、これにより、合計9種類のドットを印刷媒体上に形成可能となっている。図5の左端の列には、これら9種類のドットを形成したときのインク吐出量の標準値(ng)が示されている。規定の駆動電圧が供給されたときには、この標準値と同量のインクが吐出されるように各印刷ヘッドが設計されている。
【0038】
図5の左側の列には、各色インクにかかる4つの印刷ノズル列29a〜29dに対して、上記検査装置にて駆動電圧を供給したときのインク吐出量のばらつきを示すNL_IDがそれぞれ示されている。このNL_IDは、基準となるブラック(K)にかかる印刷ノズル列29dでのインク吐出量の測定値(KIw)と、計測したインク吐出量(X)とを用いて下記(1)式を用いて算出される。
NL_ID=〔(X/KIw)−1〕×100…(1)
【0039】
上記(1)式により算出したNL_IDは、印刷ノズル列29a〜29dの各々についてのインク吐出量の測定値(X)が、基準となるブラック(K)にかかる印刷ノズル列29dのインク吐出量(KIw)からどの程度ばらついているかを示すものである。従って、ブラック(K)にかかる印刷ノズル列のNL_IDは全て0となる。このNL_IDが正値である場合には、当該印刷ヘッドが、ブラック(K)にかかる印刷ノズル列29dのインク吐出量を超える量のインクを吐出していることになり、負値である場合には、印刷ノズル列29dのインク吐出量を下回る量のインクを吐出していることになる。
【0040】
本実施形態においては、印刷ノズル列29a〜29dの各々にメモリ31a〜31dを備えているため、印刷ヘッド単体で検査装置Aに組み付けて計測した後、同計測結果をそのままメモリ31に記憶させることができる。従って、その後でプリンタ20として組み付けるにあたって、検査装置Aから取り外したとしても印刷ヘッドとメモリ31とが分離しないので管理が容易となる。特に、印刷ヘッドと色インクタンクとが一体的に形成されるようなものにおいては、かかるカ−トリッジごとにデ−タを記録するようにしてもよい。
【0041】
(3)色修正情報取得処理の説明
図6は、色修正情報取得処理を実施するのに適したシステムの概略を示すブロック図である。
図6で示した色修正情報取得のためのシステムは、プリンタ生産工場で使用されることを前提としてある。コンピュータ10には測色器40が接続されるとともに、キャリブレーション対象のプリンタ20(以下、対象プリンタとも記載)が順次接続され、各対象プリンタ20は、4つの印刷ノズル列29a〜29dのうち、ブラック(K)のインクが充填される印刷ノズル列29dにのみ、ブラック(K)のインクを代表インクとして充填し、標準画像としての色修正用パッチを印刷するようになっている。そして、この色修正用パッチを測色機40を用いて測色し、代表インクでの選択色成分量を取得する。本実施形態では、4種類の対応インク(CMYK)のうち、Kインクを代表インクとして使用する。Kインクのみの画像では、L、a、bの各色成分のうち、インク吐出量の変化に対して色成分Lの色成分量は大きく変化するものの、色成分a、bの色成分量は殆ど変化しない。このため、本実施形態では、測色にて得られた色彩値の各色成分のうち、色成分Lの色成分量を代表測色デ−タとして、コンピュ−タ10のRAM13に記憶させる。
【0042】
図7は、コンピュ−タ10のRAM13に記憶される代表測色デ−タの一例を示す図である。同図において、プリンタ20が具備する4つの印刷ノズル列29a〜29dのうち、代表インク(K)が充填されている印刷ノズル列29dのみで色修正用パッチを印刷させ、同色修正用パッチを測色機40にて測色したときの測色結果(L、a、bの各色成分の色成分量)のうち、色成分Lの色成分量が示されている。このL値は、印刷ノズル列29dにて形成可能な9種類のドットの各々について計測されたものとなっている。
【0043】
(4)色修正情報取得処理の説明:
コンピュ−タ10は、プリンタ20の印刷ノズル列29a〜29dにそれぞれ対応するメモリ31a〜31dに記憶されている偏差デ−タ(図3、図4参照)読み出すとともに、コンピュ−タ10のメモリ13に記憶されている印刷ノズル列dのみについての代表測色デ−タ(図6、図7参照)を読み出し、これら2つのデ−タに基づいて色修正情報を取得する処理を行う。
【0044】
図8は、コンピュ−タ10にて実行される色修正情報取得処理の流れを示すフロ−チャ−トである。まず、ステップS100において、代表測色デ−タ(図7参照)の読み出しを行う。次に、ステップS110において相関デ−タの読み出しを行う。この相関デ−タは、Lab色空間における色成分Lの色成分量と、インク吐出量との相関関係を示すデ−タである。
【0045】
図9は、上記相関デ−タの内容を示す図である。まず、インク重量(Iw)と、色成分量(L)との関係は、下記(2)式を用いて一次式にて表すことができる。
L=Iw×γ+δ…(2)
上記(2)式におけるγ、δについて、予め、印刷ヘッドにて形成可能な9種類のドットの各々について調査しておき、図9に示す相関デ−タとしてRAM13に記憶しておくのである。
【0046】
ステップS110の処理を実行すると、次に、ステップS120において、ステップS110において読み出した相関デ−タを用いて、代表インク(K)が充填された印刷ノズル列29dにて印刷を行ったときのインク吐出量(Iw)を、上記9種類のドットの各々について算出する。これにより、代表測色デ−タのインク吐出量への変換が行われる。
【0047】
図10は、ステップS120の処理により算出された印刷ノズル列29dについてのインク吐出量を示す図である。印刷ノズル列29dにおける各ドット種についてのインク吐出量(Iw)は、図7に示した代表測色デ−タとしての色成分量(L)と、図9に示したγ、δの値とを、上記(2)式に代入することにより、算出することができる。このステップS120の処理により、プリンタ20により印刷を行い、印刷ノズル列29dからインクを吐出させたときのインク吐出量を取得することができる。
【0048】
ステップS120の処理を実行すると、次に、ステップS130において、全印刷ノズル列についてのインク吐出量を算出する。この処理において、図5に示した偏差デ−タ(NL_ID)と、図10に示した印刷ノズル列29dについてのインク吐出量(Iw)とに基づいて、下記(3)式を用いて、印刷ノズル列29d以外の3つの印刷ノズル列29a〜29cについて、プリンタ20にて印刷したときのインク吐出量(Iw′)を算出する。
Iw′=〔(NL_ID+100)×Iw〕/100…(3)
【0049】
図11は、上記(3)式を用いて算出された3つの印刷ノズル列29a〜29cについてのインク吐出量(Iw′)を示す図である。NL_IDは、ブラック(K)にかかる印刷ノズル列29dのヘッド単体でのインク吐出量の測定結果を基準として、他の3つの印刷ノズル列29a〜29cについてのインク吐出量の偏差をパ−セント表示したものであるから、上記(3)式を用いて、上記他の3つの印刷ノズル列29a〜29cについてのNL_IDと、プリンタ20を用いて印刷ノズル列29dのみに代表インクを充填して印刷を行わせたときのインク吐出量(Iw)とを代入することにより、プリンタ20に印刷を行わせたときの上記他の3つの印刷ノズル列29a〜29cからのインク吐出量の予測値を得ることが可能となるのである。すなわち、本実施形態においては、プリンタ20が具備する4つの印刷ヘッドのうち、一の印刷ノズル列にのみ代表インクを挿入して測色を行うことで、他の3つの印刷ノズル列のインク吐出量を算出することができるのである。
【0050】
ステップS130の処理を実行すると、次に、ステップS140において、ステップS120の処理により得られた代表インクが充填された印刷ノズル列29dにおけるインク吐出量と、ステップS130の処理により得られた代表インクが充填されていない他の3つの印刷ノズル列29a〜29cにおけるインク吐出量の予測値とを、色修正情報としてRAM13に記憶させる。このRAM13に記憶された色修正情報は、後述する画像処理の際に、色変換ルックアップテ−ブル(LUT)を選択する際に用いられる。すなわち、色修正情報に基づいて、各印刷ノズル列におけるインク吐出量のばらつきに起因するプリンタ20の出力特性のばらつきを低減させるような色変換ルックアップテ−ブルを選択して色変換を行うのである。
【0051】
プリンタ20の場合には、コンピュ−タ10内部で利用されるRGBデ−タに対して、上述したCMYKの4色の色インクを利用して印字をすることになるが、その際に表色空間が異なるために色変換処理を行う。従って、同じ色を保持しつつ変換するためには、CMYKの各色のインクが一定量だけ利用されることが前提となり、この使用量のずれが出力特性のずれ、色ずれの原因となってくる。
【0052】
上述したインクの使用量のずれを小さくするために、印刷ノズル列29a〜29dや、この印刷ヘッドに駆動電力を供給するヘッド駆動回路(図示せず)の製造精度を上げることも可能であるが、製造歩留まりを悪化させてしまう。従って、色修正情報取得処理にて得られた、各印刷ノズル列についての実際のインク吐出量と、標準のインク吐出量とのずれを画像処理装置としてのコンピュ−タ10におけるプリンタドライバで修正することによりこのずれを解消させるのである。
【0053】
図12は、色修正情報取得処理にて得られた色修正情報(インク吐出量)と、色変換処理にて用いられる色変換ルックアップテ−ブルとの関係を示す図である。同図に示すように、コンピュ−タ10には、9種類のドットの各々に対応した9種類の色変換ルックアップテ−ブルが記憶されている。例えば、Kインクが充填される印刷ノズル列29dのドット種VSD1Sは、インク吐出量が7.28(ng)であるため(図11参照)、対応する色変換ルックアップテ−ブルは、LUT17であり、このLUT17を用いて色変換処理が行われる。また、例えば、Cインクが充填される印刷ノズル列29aのドット種VSD1Sは、インク吐出量が7.50(ng)であるため、対応する色変換ルックアップテ−ブルは、LUT19であり、このLUT19を用いて色変換処理が行われる。なお、インクの色毎に、異なる色変換ルックアップテ−ブルを用いるようにしてもよい。
【0054】
図13は、図12に示した色変換ルックアップテ−ブル(LUT)の特性を示す図である。上述したように、コンピュ−タ10に記憶されているドット種毎の9種類のルックアップテ−ブルは、色修正情報としてのインク吐出量に基づいて選択され、使用されるようになっている。図13に示す曲線は、よく知られているγ補正のト−ンカ−ブであり、256階調のRGBデ−タを前提とすれば、γ曲線は、Y=255×(X/255)**γとなる入出力関係を意味しており、γ=1において入出力間で強調を行わず、γ>1において入力に対して出力が弱くなり、γ<1において入力に対して出力が強くなる。本実施形態においては、予め、色修正情報(インク吐出量)に対応して印刷結果が最もリニアになるト−ンカ−ブのγ値を実験により求めており、色修正情報に対応した色変換ルックアップテ−ブルLUT11〜LUT19を作成して記憶させてある。なお、図12に示した色変換ルックアップテ−ブルLUT21〜29や、その他のドット種にかかる色変換ルックアップテ−ブルについても、図13に示した特性と同様の特性を有している。
むろん、強調程度を変えつつ所定の傾向に従って強調するト−ンカ−ブとしては、γ補正に限定される必要はなく、例えば、スプライン曲線等の他の手法であってもよい。
【0055】
(5)画像処理装置の処理内容:
図14は、画像処理装置としてのコンピュ−タ10において、印刷を行う旨の指示があったときにプリンタドライバが実行する処理内容を示すフロ−チャ−トである。まず、ステップS200において、RAM13から色修正情報を読み出す。次に、ステップS210において、読み出した色修正情報に対応する色変換ルックアップテ−ブルを読み込む処理を行う。すなわち、図11に示した各ドット種毎にそれぞれ9種類備えられた色変換ルックアップテ−ブルのうち、読み出した色修正情報に対応するものを読み込む。そして、つづくステップS220において、ステップS210で選択された色変換ルックアップテ−ブルを用いて色変換処理を行う。このステップS220の処理により、コンピュ−タ21に入力されたRGBの画像デ−タが、CMYKのデ−タへと変換される。
【0056】
ステップS220の処理を実行すると、次に、ステップS230において、256階調から2階調へと階調変換を行う2値化処理を行い、続くステップS240において、生成された印刷デ−タをプリンタ20に出力する。プリンタ20では、印刷ヘッド29a〜20dの固体差等に起因して、印刷デ−タが示すとおりの色再現ができないものの、この印刷デ−タは、上述した個体差を打ち消すように予め色変換されているものであるから、出力後の印刷物は、色再現性が良好となっている。
【0057】
(6)各種変形例:
上述した実施形態においては、画像処理装置としてのコンピュ−タ10が、色修正情報に基づく色変換ルックアップテ−ブルの選択、および、選択された色変換ルックアップテ−ブルによる色変換処理を行う場合について説明したが、近時、色変換処理や、その後の2値化処理等の画像処理を行うことが可能な制御回路を具備するプリンタが登場してきており、スキャナ等の画像入力装置により生成されたカラ−画像デ−タを、PC等を用いず、印刷装置側で各種の画像処理を実行した後、そのまま印刷することができるようになってきている。
このため、上述した各種の画像処理を行うことが可能な印刷装置も本発明に含まれるものとする。
【0058】
また、上述した実施形態では、色修正情報として印刷ノズル列のインク吐出量を取得する場合について説明したが、本発明では、上記色修正情報が、インク吐出量から変換された色彩値に関する情報であってもよい。例えば、図11に示した各印刷ノズル列のインク吐出量を、上記(2)式を用いて、色成分量(L)に変換してRAM13に記憶させておいてもよい。この場合、色変換ルックアップテ−ブルとして、上記変換された色成分量(L)に対応したものが複数記憶されることとなる。
【0059】
図15は、各印刷ノズル列のインク吐出量から変換された色成分量(L)としての色修正情報を示す図である。同図において、各印刷ヘッドの色成分量(L)は、図11に示したインク吐出量(Iw)と、図9に示したγ、δとを上記(2)式に代入することにより、インク吐出量(Iw)を色成分量(L)に変換したものである。
この他、本発明において、上記色修正情報としては、各印刷ノズル列について、印刷装置に印刷を行わせたときの吐出量に関するデ−タであれば特に限定されるものではなく、実施形態に示したようにインク吐出量そのものであってもよく、インク吐出量を所定の変換式で変換したデ−タであってもよい。
【0060】
(7)まとめ:
以上説明したように、本実施形態にかかるコンピュ−タ10は、プリンタ20が具備する4つの印刷ノズル列29a〜29dのうち、代表インクとしてのKインクが充填される印刷ノズル列29dのみを用いてプリンタ20に標準画像(色修正用パッチ)の印刷を行わせてLab色空間で測色したときの色彩値に関する代表測色デ−タと、印刷ノズル列29a〜29d単体にて検査装置を用いて所定の駆動電圧を与えたときの各印刷ノズル列のインク吐出量に関するデ−タとに基づいて、プリンタ20に印刷を行わせたときの代表インクを充填していない他の印刷ノズル列29a〜29cのインク吐出量の予測値を算出し、これを色修正情報として記憶するように構成されているため、キャリブレ−ションにおいて使用するインク量を低減させることが可能となるとともに、色ずれを補償する色修正情報として正確なものを取得することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0061】
【図1】実施形態にかかる色修正情報取得装置、画像処理装置を示すブロック図である。
【図2】ノズルおよびその内部構造を拡大して示した図である。
【図3】各印刷ヘッドの吐出量の測定に用いられる検査装置を示す図である。
【図4】工場設定におけるPROMへの吐出量関連情報の書き込み手順を示す図である。
【図5】印刷ヘッドユニットのインク吐出量の計測値とNL_IDとの関係を示す図である。
【図6】色修正情報取得処理を実施するのに適したシステムの概略を示すブロック図である。
【図7】代表測色デ−タの一例を示す図である。
【図8】色修正情報取得処理の流れを示すフロ−チャ−トである。
【図9】相関デ−タの内容を示す図である。
【図10】図8に示したフロ−チャ−トのステップS120の処理により算出された印刷ヘッド29dについてのインク吐出量を示す図である。
【図11】代表インクを充填していない3つの印刷ヘッド29a〜29cについてのインク吐出量を示す図である。
【図12】色修正情報と色変換ルックアップテ−ブルとの関係を示す図である。
【図13】色変換ルックアップテ−ブルの特性を示す図である。
【図14】プリンタドライバが実行する処理内容を示すフロ−チャ−トである。
【図15】色修正情報の変形例を示す図である。
【符号の説明】
【0062】
10…コンピュ−タ
11…CPU
12…ROM
13…RAM
14…ハ−ドディスク
14b…色修正情報
14c…色変換ルックアップテ−ブル
20…プリンタ
29…印刷ヘッド
29a〜29d…印刷ノズル列
31a〜31d…メモリ
40…測色機




 

 


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