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発明の名称 ロータリー式縦型充填機及び2ローター式縦型真空包装装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−91306(P2007−91306A)
公開日 平成19年4月12日(2007.4.12)
出願番号 特願2005−285738(P2005−285738)
出願日 平成17年9月30日(2005.9.30)
代理人 【識別番号】100100974
【弁理士】
【氏名又は名称】香本 薫
発明者 本田 康之
要約 課題
被充填物を袋に充填し、それを真空処理し、続いて袋口のシールを行って袋詰め製品を得る場合において、被充填物が袋底に片寄らず、平らに整形された製品を得る。

解決手段
いずれも間欠回転する充填機21と真空包装機22、及び受渡し装置23からなる2ローター式縦型真空包装装置において、充填機21の充填工程位置(停止位置4)から脱気工程位置(停止位置5)に搬送される袋Wの整形状態を維持する整形維持装置30を設置する。整形維持装置30は、互いに接近・離反可能で接近したとき被充填物の入った袋Wの拡開を規制する一対の規制板30a,30bを備える。一対の規制板30a,30bは、袋の搬送経路に沿った円弧状の経路に沿って充填工程位置と脱気工程位置の間を往復移動可能で、グリッパー対24,24が充填工程位置から脱気工程位置に間欠回転するとき追従移動する。
特許請求の範囲
【請求項1】
互いに接近・離反し得る複数のグリッパー対が水平な円軌道に沿って間欠回転し、各グリッパー対がそれぞれ袋の両側を把持して搬送し、それが一回転する間に袋内へ被充填物を充填し、昇降可能な脱気ノズルにより袋内の脱気を行うようにしたロータリー式縦型充填機において、被充填物を充填する充填工程位置と袋内の脱気を行う脱気工程位置が隣接し、充填工程位置から脱気工程位置に搬送される袋の整形状態を維持する整形維持装置が設置され、該整形維持装置は、互いに接近・離反可能で接近したとき被充填物の入った袋の拡開を規制する一対の規制板を備え、該一対の規制板は、充填工程位置と脱気工程位置の間を袋の搬送経路に沿った円弧状の経路に沿って往復移動可能で、グリッパー対が充填工程位置から脱気工程位置に間欠回転するとき追従移動することを特徴とするロータリー式縦型充填機。
【請求項2】
前記一対の規制板の接近・離反及び往復移動のタイミングは、充填工程位置で被充填物が袋に投入される前又は途中で互いに接近して袋の拡開を規制し、充填工程位置から脱気工程位置に追従移動する間も接近した状態を維持し、脱気位置で前記脱気ノズルが袋内に挿入され、該袋を把持したグリッパー対が互いに離反して該袋の袋口を閉じると同時又はその後に互いに離反し、次いで充填工程位置に復帰移動するように設定されていることを特徴とする請求項1に記載されたロータリー式縦型充填機。
【請求項3】
請求項1又は2に記載されたロータリー式縦型充填機と、被充填物を充填した袋を把持するグリッパーと袋の両面を押さえて平らな状態に整形し又は整形状態を維持する整形手段を備える蓋開閉自在の複数の縦型真空チャンバーを水平な円軌道に沿って回転させ、それが一回転する間に袋を真空処理するとともに袋口のシールを行うようにしたロータリー式縦型真空包装機と、袋を把持するグリッパーを備え、このグリッパーで前記ロータリー式縦型充填機のグリッパーに把持された脱気済みの袋を受け取り、前記ロータリー式縦型真空包装機のグリッパーへ受け渡す受渡し装置からなる2ローター式縦型真空包装装置。
【請求項4】
互いに接近・離反し得る複数のグリッパー対が水平な円軌道に沿って間欠回転し、各グリッパー対がそれぞれ袋の両側を把持して搬送し、それが一回転する間に袋内へ被充填物を充填し、昇降可能な脱気ノズルにより袋内を脱気し、続いて袋口のシールを行うようにしたロータリー式縦型充填機において、被充填物を充填する充填工程位置と袋内の脱気を行う脱気工程位置が隣接し、充填工程位置から脱気工程位置に搬送される袋の整形状態を維持する整形維持装置が設置され、該整形維持装置は、互いに接近・離反可能で接近したとき被充填物の入った袋の拡開を規制する一対の規制板を備え、該一対の規制板は、充填工程位置と脱気工程位置の間を袋の搬送経路に沿った円弧状の経路に沿って往復移動可能で、グリッパー対が充填工程位置から脱気工程位置に間欠回転するとき追従移動することを特徴とするロータリー式縦型充填機。
【請求項5】
前記一対の規制板の接近・離反及び往復移動のタイミングは、充填工程位置で被充填物が袋に投入される前又は途中で互いに接近して袋の拡開を規制し、充填工程位置から脱気工程位置に追従移動する間も接近した状態を維持し、脱気位置で前記脱気ノズルが袋内に挿入され、該袋を把持したグリッパー対が互いに離反して該袋の袋口を閉じると同時又はその後に互いに離反し、次いで充填工程位置に復帰移動するように設定されていることを特徴とする請求項4に記載されたロータリー式縦型充填機。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、充填済みの袋を平らに整形した状態で製造するロータリー式縦型充填機に関する。また、本発明は、充填済みの袋を平らに整形した状態で製造し、この袋に対しさらに真空処理及び袋口のシールを行う2ローター式縦型真空包装装置に関する。
【背景技術】
【0002】
下記特許文献1には、ロータリー式縦型充填機とロータリー式縦型真空包装機、及び両者の間に設置された袋の受渡し装置からなる2ローター式縦型真空包装装置が記載されている。
ここで、ロータリー式縦型充填機は、互いに接近・離反し得る複数対のグリッパーが水平な円軌道に沿って間欠回転し、各対のグリッパーがそれぞれ袋の両側を把持して搬送し、それが一回転する間に袋内に被充填物を充填し、整形装置によりその袋を平らに整形する。該整形装置は、被充填物を充填した袋の両面を挟圧して袋を平らに整形するプレス整形手段と、真空ポンプと連通し袋口を通って袋内に挿入される昇降自在の脱気ノズルを備え、袋のプレス整形及び袋内の脱気を同時に行う。また、被充填物を充填する際は、袋の両側に一対の挟接板を設置して袋の拡がりを抑えている。
ロータリー式縦型真空包装機は、被充填物を充填した袋を把持するグリッパーをそれぞれ内部に備えた蓋開閉自在の複数の縦型真空チャンバーを水平な円軌道に沿って回転させ、それが一回転する間に袋を真空処理するとともに袋口のシールを行う。前記縦型真空チャンバーは、袋の両面を押さえて平らな状態に整形し又は整形状態を維持する整形手段を有する。
受渡し装置は、袋の上縁を全幅にわたって把持するグリッパーを備え、このグリッパーで前記充填機のグリッパーに把持された整形済みの袋を受け取り、前記真空包装機のグリッパーへ受け渡す。
【0003】
この2ローター式縦型真空包装装置によれば、充填工程において被充填物が袋底に片寄らないように充填し、整形・脱気工程において改めて袋を平らにプレス整形するとともに、グリッパー対を互いに離反させて袋口を幅方向に引っ張り、袋口を閉じた状態として袋内を脱気し、被充填物が袋底に降下するのを抑えて、平らな整形状態が維持されるようにし、その袋を真空処理に供することができ、被充填物が袋底に片寄らない真空包装製品を得ることができる。
しかし、被充填物の種類によっては、充填工程位置から整形・脱気工程位置に袋を移動させる間に、袋内の被充填物が袋底に降下する。いったん被充填物が袋底に降下して袋内の片寄りが大きくなると、被充填物の種類によっては、プレス整形手段で押さえて被充填物の片寄りを直すのは簡単ではなく、例えば魚卵のようなものだと無理をすると被充填物が潰れて不良品となる。また、充填機側のプレス整形手段で押さえても被充填物の片寄りが直せないような袋の場合、その後の真空包装装置側の整形手段で片寄りを直して平らにすることはほぼ不可能である。
【0004】
上記2ローター式縦型真空包装装置では、充填機側で袋の充填と整形(脱気含む)までを行い、袋口のシールは行われない。ただし、仮シール(袋口の一部を残してシールすること)は、袋内へのエアの流入を制限するため行われることがある。そして、整形された袋はロータリー式縦型真空包装機に受け渡され、ここで真空処理及び袋口のシール(本シール)が行われる。
これに対し、真空処理のレベルが余り高くなくてもよい被包装物の場合、上記タイプのロータリー式縦型充填機で、袋の充填と整形(脱気含む)、さらに袋口のシール(仮シールでない)まで行われる場合があり、この充填機のみで包装工程が完了する。この場合も、先に述べたと同様に、被充填物の種類によっては、充填工程位置から整形・脱気工程位置に袋を移動させる間に、袋内の被充填物が袋底に降下し、プレス整形手段では被充填物の片寄りを直せなくなるという問題が生じる。
【0005】
一方、下記特許文献2には、充填袋を移動させる移動ユニットに整形板と整形バーを設置し、整形板で被充填物の入った袋を両側から押圧して整形し、整形バーで充填袋の上部を把持し、整形板により押圧した状態のまま袋を次のシール工程位置に移動させ、そこで袋口をシールするようにした自動包装装置が記載されている。この装置のように、袋を把持する整形バーと一緒に整形板を移動させれば、袋を移動させる間に被充填物が袋底に下降するのが防止される。しかし、整形板による押圧を充填後の袋、すなわち被充填物が袋底に片寄った状態の袋に対して行うから、被充填物の種類によっては片寄りを直して袋を平らにするのは簡単ではなく、無理をすると被充填物が潰れて不良品となる。
【0006】
【特許文献1】特開2001−39408号公報
【特許文献2】特開平10−72002号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、このような従来技術の問題点を解決するためになされたもので、2ローター式縦型真空包装装置において、被充填物の種類にかかわらず、整形状態が維持された袋を真空処理に供して、被充填物が袋底に片寄っていない平らな真空包装製品を製造できるようにすること、及びロータリー式縦型充填機において、被充填物の種類にかかわらず、整形状態が維持された袋をシール工程位置に送り、被充填物が袋底に片寄っていない平らな脱気包装製品を製造できるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明に係るロータリー式縦型充填機は、互いに接近・離反し得る複数のグリッパー対が水平な円軌道に沿って間欠回転し、各グリッパー対がそれぞれ袋の両側を把持して搬送し、それが一回転する間に袋内へ被充填物を充填し、昇降可能な脱気ノズルにより袋内の脱気を行うようにしたもので、被充填物を充填する充填工程位置と袋内の脱気を行う脱気工程位置が隣接し、充填工程位置から脱気工程位置に搬送される袋の整形状態を維持する整形維持装置が設置され、該整形維持装置は、互いに接近・離反可能で接近したとき被充填物の入った袋の拡開を規制する一対の規制板を備え、該一対の規制板は、充填工程位置と脱気工程位置の間を袋の搬送経路に沿った円弧状の経路に沿って往復移動可能で、グリッパー対が充填工程位置から脱気工程位置に間欠回転するとき追従移動することを特徴とする。脱気工程の後で、袋口の仮シール工程を設けることもできる。
前記一対の規制板の接近・離反及び往復移動のタイミングは、充填工程位置で被充填物が袋に投入される前又は途中で互いに接近して袋の拡開を規制し、充填工程位置から脱気工程位置に追従移動する間も接近した状態を維持し、脱気位置で前記脱気ノズルが袋内に挿入され、該袋を把持したグリッパー対が互いに離反して該袋の袋口を閉じると同時又はその後に互いに離反し、次いで充填工程位置に復帰移動するように設定される。
【0009】
本発明に係る2ローター式縦型真空包装装置は、前記ロータリー式縦型充填機と、被充填物を充填した袋を把持するグリッパーと袋の両面を押さえて平らな状態に整形し又は整形状態を維持する整形手段を備える蓋開閉自在の複数の縦型真空チャンバーを水平な円軌道に沿って回転させ、それが一回転する間に袋を真空処理するとともに袋口のシールを行うようにしたロータリー式縦型真空包装機と、袋を把持するグリッパーを備え、このグリッパーで前記ロータリー式縦型充填機のグリッパーに把持された整形及び脱気済みの袋を受け取り、前記ロータリー式縦型真空包装機のグリッパーへ受け渡す受渡し装置からなる。
【0010】
本発明に係る別のロータリー式縦型充填機は、互いに接近・離反し得る複数のグリッパー対が水平な円軌道に沿って間欠回転し、各グリッパー対がそれぞれ袋の両側を把持して搬送し、それが一回転する間に袋内へ被充填物を充填し、昇降可能な脱気ノズルにより袋内を脱気し、続いて袋口のシールを行うようにしたもので、被充填物を充填する充填工程位置と袋内の脱気を行う脱気工程位置が隣接し、充填工程位置から脱気工程位置に搬送される袋の整形状態を維持する整形維持装置が設置され、該整形維持装置は、互いに接近・離反可能で接近したとき被充填物の入った袋の拡開を規制する一対の規制板を備え、該一対の規制板は、充填工程位置と脱気工程位置の間を袋の搬送経路に沿った円弧状の経路に沿って往復移動可能で、グリッパー対が充填工程位置から脱気工程位置に間欠回転するとき追従移動することを特徴とする。この充填機によって製造された包装袋は袋口がシールされた製品である。
一対の規制板の接近・離反及び往復移動のタイミングは、先に述べたロータリー式縦型充填機(袋口の本シールを行わないもの)と同じように設定すればよい。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、2ローター式縦型真空包装装置において、被充填物の種類にかかわらず、整形状態が維持された袋を脱気工程位置に送り、さらに真空処理に供して、被充填物が袋底に片寄っていない平らな真空包装製品を製造できる。またロータリー式縦型充填機において、被充填物の種類にかかわらず、整形状態が維持された袋を脱気工程位置、続いてシール工程位置に送り、被充填物が袋底に片寄っていない平らな脱気包装製品を製造できる。例えば粉体や乾燥豆、栗などの粒状体、又は少量の液体を含む多数の固形物(煮豆、煮昆布、魚卵など)などの被充填物を、袋内に片寄りなく充填することが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
以下、図1〜6を参照して、本発明をより具体的に説明する。なお、図1に示す2ローター式縦型真空包装装置は、拡開規制装置とプレス成形装置の代わりに整形維持装置を設置した点で、特許文献1に記載された2ローター式縦型真空包装装置と異なるが、その他の点では実質的に同じである。
この2ローター式縦型真空包装装置は、ロータリー式縦型充填機21(以下、充填機21と略記する)とロータリー式縦型真空包装機22(以下、真空包装機22と略記する)が隣接して配置され、充填機21で袋Wに被充填物を充填し、これを受渡し装置23により真空包装機22に受渡し、真空処理及び袋口のシールを行うようにした装置である。
【0013】
充填機21は、互いに接近・離反し得る複数対のグリッパー24が間欠回転するテーブルT21の周囲に等間隔で設置され、各停止位置(テーブル上の数字1〜8は停止位置を示す)に各工程(下記(1)〜(8))を実行する装置が設置されたもので、テーブルT21が一回転する間に、被充填物の充填、整形等の工程が順次行われる。
(1)図示しない給袋装置により貯袋器25から袋Wがグリッパー24に供給され把持される。
(2)捺印機26により袋Wの表面に製造年月日が捺印される。
(3)真空吸引装置と開口保持装置が設置され、真空吸引装置の真空吸盤27により袋口が開口され、同時に開口された袋口に開口保持装置のへら28が差し込まれる。この開口保持装置は例えば特開平11−49113号公報に記載されたものと同じく、停止位置3と停止位置4の間を往復動する。
【0014】
(4)袋口にホッパー29が挿入され、袋内に被充填物が充填される。このとき、開口保持装置のへら28はテーブルT21とともに回転してこの位置に停止し、ホッパー29が袋口に挿入された後、へら28は袋口から離れ、テーブルT21が次の位置に向けて回転し始める前に逆向きに回転し、元の停止位置3に戻る。また、この停止位置4(充填工程位置)には後で詳述する整形維持装置30が設置され、規制板30a,30b(規制板30aのみ示す)が袋Wの両面に配置され、被充填物が投入されるまでに袋Wを挟んで互いに所定距離まで接近し、被充填物が充填される間、袋Wの厚み方向の拡開幅を所定幅に規制し、袋W内において被充填物の片寄りが生じるのを抑える。つまり充填後の袋が平らに整形された状態となる。被充填物の充填後は、ホッパー29が上昇する。
続いて、テーブルT21が回転して充填後の袋Wを把持したグリッパー対24,24が移動するとき、規制板30a,30bは袋Wの搬送経路に沿った円弧状の経路に沿って、次の停止位置5(脱気工程位置)まで追従(一緒に)移動する。規制板30a,30bが袋Wの拡開幅を規制したまま該袋Wと共に移動することにより、テーブルT21の間欠回転の間、袋Wの整形状態を維持することができる。
【0015】
(5)袋内エアの吸引が行われる。この位置には、真空ポンプに連通し昇降し得る偏平な脱気ノズル31が設置され、袋Wがこの位置で停止すると、前記脱気ノズル31が下降し袋口を通って袋内に挿入され、次いでグリッパー対24,24が互いに離反し、袋口を幅方向に引っ張って緊張させ袋口を閉じる。続いて前記規制板30a,30bが互いに離反して間隔を開け、元の充填工程位置に復帰移動する。充填工程位置に復帰移動した規制板30a,30bは、同位置で次の袋に対し同じ動作を繰り返す。一方、袋Wの袋口が閉じた後、脱気ノズル31により袋内の脱気が行われる。このとき、袋口が閉じてエアの流入が制限されているため、規制板30a,30bが互いに離反して間隔を開け、袋面が規制を受けなくなっても、被充填物は袋内で下方に移動しにくく、直ちに袋内が脱気されることでさらに移動が抑制され、以後の工程でも袋の平らな整形状態が維持される。
【0016】
(6)仮シール装置のシールバー33により袋Wの袋口が仮シールされ、袋内へのエアの流入がさらに制限される。
(7)受渡し装置23のグリッパー23aにより袋Wの上部が挟持され、真空包装機22側へ受け渡される。グリッパー23aで袋Wの上部を全幅にわたって挟持することにより、この受け渡しの間、袋内へのエアの流入は生じない。
(8)アイドル工程。
【0017】
真空包装機22は、移動及び停止を繰り返しながら矢印方向に間欠回動する真空テーブルT22を備え、真空テーブルT22の周囲に本体34a及び開閉自在の蓋34bからなる真空チャンバー34が等間隔で複数個設置され、各真空チャンバー34内には、図2に示すように、袋Wを把持するグリッパー35、袋Wの袋口をシールするシール装置36、及び充填物が充填された袋Wの片面を押さえる整形板37が内装されている。この整形板37は、蓋34bの内面と協働して袋Wの両面を押さえ、袋Wを平らな状態に整形し又は整形状態を維持する役割を持つ。
【0018】
各停止位置(テーブル上の数字1〜12は停止位置を示す)において、真空包装のための工程が例えば次のように実行される。
まず、受渡し装置23のグリッパー23aにより、充填済みの袋Wが真空チャンバー34内のグリッパー35に受け渡されて把持され(停止位置1)、真空チャンバー34の蓋34bが閉じられ(〜停止位置2〜停止位置3)、順次所定圧まで真空引きされ(停止位置4〜6)、シール装置36により袋Wの袋口全体が熱シールされ(停止位置7)、続いて冷却された後(停止位置8〜9)、真空チャンバ34内が大気圧に戻されると同時に蓋34bが開かれ(〜停止位置10〜)、最後にシールされた袋Wがグリッパー35から開放され、コンベア38により次工程に排出される(停止位置11)。なお、停止位置12はアイドル工程である。
【0019】
なお、上記の例では、充填機21の充填工程位置において、一対の規制板30a,30bが所定距離まで接近するタイミングが、被充填物が袋に投入される前とされていたが、投入の途中で(できるだけ早い段階が望ましい)接近させることもできる。また、脱気工程位置において、一対の規制板30a,30bが離反するタイミングが、脱気工程位置で脱気ノズル31が袋内に挿入され、該袋を把持したグリッパー対24,24が互いに離反した後とされていたが、グリッパー対24,25が互いに離反すると同時に離反させることもできる。
【0020】
ここで、前記整形維持装置30は、具体的形態として、充填機21の機台上の所定位置に袋Wの搬送経路に沿って設置された円弧状のレール、前記レールに沿って往復移動する移動ベース、前記移動ベース上に設置された前記規制板30a,30b、前記移動ベースを前記レールに沿って充填工程位置と脱気工程位置の間で往復動させる往復駆動手段、前記規制板の接近・離反を行わせる規制板駆動手段、及び前記規制板の接近・離反時の間隔を調整する間隔調整手段等からなる。前記移動ベースは、その下面に、前記レールに沿って転動し、移動ベースを所定の経路に沿って移動させるガイドローラと、機台上を走行する支持ホイールを有する。
この整形維持装置30について、図3〜6を参照して説明する。
【0021】
整形維持装置30は、充填機21の機台41の上に固定されたベースプレート42上で、全体としてテーブルT21の下に配置されている。整形維持装置30は、充填工程位置と脱気工程位置をつないで袋Wの搬送経路に沿って円弧状(テーブルT21の回転中心と同じ回転中心を有する)に湾曲し、ベースプレート42上に固定されたレール43、下面にベースプレート42上を走行する4個の支持ホイール44及びレール43の側面に3点で当接する3個のガイドローラ45が設置された移動ベース46、移動ベース46をレール43に沿って充填工程位置と脱気工程位置の間を往復移動させる往復駆動手段、移動ベース46上に袋Wを挟むように対向配置された一対の規制板30a,30b、規制板30a,30bを接近・離反させる駆動手段としてエアシリンダ47、規制板30a,30bの間隔を調整する間隔調整手段等からなる。
前記往復駆動手段は、図示しない駆動源と、一端が移動ベース46の連結部47にジョイント48を介して連結され、他端が前記駆動源に連結された駆動ロッド49からなる。
【0022】
移動ベース46の上に規制板30a,30bの取り付けスタンド51,52が設置されている。取り付けスタンド51は、移動ベース46上に面接触する底板53と、底板53上に固定された平面視略H形の支柱部54からなり、取り付けスタンド52は、移動ベース46上に面接触する底板55(中央部に略四角形の穴55aが形成されている)と、底板55上に固定された平面視略コ形の支柱部56からなる。移動ベース46の左右に、内向きの溝57a,58aが形成されたガイドブロック57,58が固定され、前記溝57a,58a内に底板53,55の左右端が摺動自在に嵌り込んでいる(図6参照)。
【0023】
取り付けスタンド51の支柱部54の中央板部54aには、前記エアシリンダ47が固定され、そのピストンロッド59の先端が前記規制板30aの背面に固定され、かつガイド軸61が水平方向に摺動自在に挿通する穴が形成され、ガイド軸61の先端が前記規制板30aの背面に固定されている。一方、取り付けスタンド52の支柱部56のコ形の開口部には前記規制板30bの背面が固定されている。
エアシリンダ47が伸縮作動することにより、規制板30a,30bが互いに接近(図3に示す位置)又は離反し、接近したとき被充填物の入った袋Wの拡開が規制される。
【0024】
また、取り付けスタンド51の支柱部54の中央板部54aには、雌ネジ穴が形成され、そこに雄ネジ(右ネジ)が形成された第1調整軸62が螺合し、第1調整軸62の後端にはハンドル63が固定され、先端近傍は小径とされ、そこが移動ベース46上に固定された軸受64により軸支されている。一方、取り付けスタンド52の支柱部56の中央板部55aには、雌ねじ穴が形成され、そこに雄ネジ(左ネジ)が形成された第2調整軸65が螺合し、第2調整軸65の先端近傍は小径とされ、そこが移動ベース46上に固定された軸受66により軸支されている。第1調整軸62の先端と第2調整軸65の先端はジョイント部67により連結されている。
ハンドル63を回転すると、第1調整軸62と第2調整軸65が同時に回転し、両取り付けスタンド51,52が互いに逆向きに前記第1調整軸62と第2調整軸65の軸方向に移動し(底板53,55がガイドブロック57,58にガイドされる)、規制板30a,30bの間隔を調整することができる。このように、取り付けスタンド51,52、ガイドブロック57,58、第1調整軸62、第2調整軸65及びハンドル等が前記間隔調整手段を構成する。
【0025】
この整形維持装置30は、駆動ロッド49が進退することにより、移動ベース46がベースプレート42上を走行する支持ホイール44に支持されて、充填工程位置と脱気工程位置の間を往動移動(充填工程位置から脱気工程位置に向けて移動するグリッパー対24,24に追従して移動)又は復帰移動する。そのとき移動ベース46はレール43及び3つのガイドローラ45にガイドされて円弧状の経路に沿って移動し、これにより規制板30a,30bが、充填工程位置と脱気工程位置の間を袋Wの移動経路に沿った円弧状の経路に沿って移動する。
【0026】
以上、本発明の実施の形態として、2ローター式縦型真空包装装置の一部をなすロータリー式縦型充填機に整形維持装置30を適用した例を説明したが、完全に袋口のシールを行うロータリー式縦型充填機に整形維持装置30を適用することもできる。その場合のロータリー式縦型充填機では、脱気工程の後は仮シール工程でなく本シール工程となる。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【図1】本発明に係る2ローター式縦型真空包装装置の概念図である。
【図2】ロータリー式縦型真空包装機の真空チャンバーの断面図である。
【図3】本発明に係る整形維持装置の平面図である。
【図4】図3のA−A断面図である。
【図5】図4のB−B断面図である。
【図6】図3のC矢視図である。
【符号の説明】
【0028】
21 ロータリー式縦型充填機
22 ロータリー式縦型真空包装機
23 受渡し装置
24 グリッパー
30 整形維持装置
30a,30b 規制板
43 円弧状のレール
44 支持ホイール
45 ガイドローラ
46 移動ベース
47 エアシリンダ
49 駆動ロッド
51,52 取り付けスタンド
53,55 取り付けスタンドの底板
57,58 ガイドブロック
62,65 調整軸




 

 


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