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発明の名称 飲料ディスペンサ
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−15706(P2007−15706A)
公開日 平成19年1月25日(2007.1.25)
出願番号 特願2005−196485(P2005−196485)
出願日 平成17年7月5日(2005.7.5)
代理人 【識別番号】100088339
【弁理士】
【氏名又は名称】篠部 正治
発明者 川田 昇 / 島崎 哲也
要約 課題
茶系飲料の販売量の増大にともなう購入者の嗜好の多様化に対応するため、カップ等の容器に注入する温飲料の温度を指定可能にする。

解決手段
機体1に設けられたベンドステージ11上のカップ等の容器8に、各種の飲料を所定の温度で注入して顧客等に供給する飲料ディスペンサにおいて、飲料の種類を選択する飲料選択手段5bと、飲料選択手段5bにより選択される飲料を所定の温度より高くして供給する熱め温度指定手段10とを顧客等が操作可能に備えた飲料ディスペンサを提供する。
特許請求の範囲
【請求項1】
機体に設けられたベンドステージ上のカップ等の容器に、各種の飲料を所定の温度で注入して顧客等に供給する飲料ディスペンサにおいて、前記飲料の種類を選択する飲料選択手段と、前記飲料選択手段により選択される前記飲料を所定の温度より高くして供給する熱め温度指定手段とを顧客等が操作可能に備えたことを特徴とする飲料ディスペンサ。
【請求項2】
前記熱め温度指定手段により所定の温度より高くして供給される飲料の供給温度は、予め定められたものであることを特徴とする請求項1に記載の飲料ディスペンサ。
【請求項3】
湯を貯蔵する湯タンクと、前記湯タンクに貯蔵された湯と各種の飲料原料等とを攪拌混合して前記所定の温度の飲料を調製する飲料調製手段とを備え、前記湯タンクに貯蔵される湯は、前記熱め温度指定手段により指定される温度より高温で前記湯タンクに貯蔵されたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の飲料ディスペンサ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、コーヒー、紅茶、緑茶などの各種の飲料等をカップ等の容器に所定の温度で注入して顧客に提供する例えば自動給茶機等の飲料ディスペンサに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、この種の飲料ディスペンサにおいては、各種の飲料原料と湯および冷水等をミキシングボール内で攪拌、混合して飲料を調製し、これをベンドステージ上のカップ等の容器に注入して、顧客等に提供している。ここで、このような装置において、カップ等の容器に供給される飲料は、特許文献1に開示されるように、その飲料の味覚が最も良くなるとされる最適温度でカップ等の容器に供給されて顧客等に提供されるようにミキシングボール等で調製される。例えば、その最適な温度は、コーヒー飲料の場合は80度前後、緑茶飲料の場合は70度前後とされている。
【特許文献1】特開平7−285597号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
そして、このような飲料ディスペンサにおいては、飲料の供給時に、顧客等の嗜好に合わせて飲料原料や、砂糖、ミルク等の量を増減する原料濃度調整ボタンが設けられている。しかし、その飲料の温度は、始めからその飲料の味覚が最も良くなるとされる最適温度に設定されているから、飲料の供給時の温度調製手段等は設けられていないことが一般的である。稀には、熱すぎるコーヒー飲料をこれより低めの温度に調節する温度調節手段が設けられる場合があるが、これは、飲料の供給の度に顧客がその温度を指定して装置に入力するものであり、使い勝手が極めて煩雑である。
ところで、近年、顧客等の健康志向に連れて、低カロリー飲料としての茶系飲料の販売量が増大し、その購入者数も増加している。そして、その購入者の嗜好も多様化し、特に従来から緑茶飲料の味覚が最も良くなるとされる70度前後の最適温度は、飲料ディスペンサ等で供給するものとしては若干低温で「もの足りなさを感じる」との意見が多くなりつつある。
【0004】
本発明は、このような市場の変化による顧客等の嗜好の多様化に対応するため、簡易な操作でカップ等の容器に注入する例えば茶等の温飲料を、通常の提供温度、即ちその飲料の味覚が最も良くなるとされる従前の設定温度、より高くして供給する温度指定手段を備えた飲料ディスペンサを提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するため、請求項1に係る発明は、機体に設けられたベンドステージ上のカップ等の容器に、各種の飲料を所定の温度で注入して顧客等に供給する飲料ディスペンサにおいて、前記飲料の種類を選択する飲料選択手段と、前記飲料選択手段により選択される前記飲料を所定の温度より高くして供給する熱め温度指定手段とを顧客等が操作可能に備えたものである。
これによれば、カップ等の容器に注入して顧客等に提供する飲料を、顧客の嗜好に応じて通常より高い温度で、すなわち熱めの飲料として提供することができる。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の発明において、前記熱め温度指定手段により所定の温度より高くして供給される飲料の供給温度は、予め定められたものである。
これによれば、顧客等が、熱め温度指定手段によって指定する飲料の温度を設定する必要がなく操作を簡単にすることができる。
【0006】
請求項3に係る発明は、請求項1または請求項2に記載の発明において、湯を貯蔵する湯タンクと、前記湯タンクに貯蔵された湯と各種の飲料原料等とを攪拌混合して前記所定の温度の飲料を調製する飲料調製手段とを備え、前記湯タンクに貯蔵される湯は、前記熱め温度指定手段により指定される温度より高温で前記湯タンクに貯蔵されたものである。
これによれば、前記熱め温度指定手段により、カップ等の容器に注入する飲料を通常より熱めにして提供する場合に、湯タンクに貯蔵される湯を、ヒータ等の加熱手段で加熱することなくそのまま利用することができる。
【発明の効果】
【0007】
以上説明したように請求項1に係る発明によれば、カップ等の容器に注入して顧客等に提供する飲料を、顧客の嗜好に応じて通常より高い温度で、すなわち熱めの飲料として提供することができるから、緑茶飲料等を通常より高い温度で供給することで、顧客等の嗜好の多様化に対応した飲料ディスペンサを提供することができる。
また、請求項2に係る発明によれば、顧客等が、熱め温度指定手段によって指定する飲料の温度を設定する必要がなく、操作を簡単にすることができるから、使い勝手の良い飲料ディスペンサを提供することができる。
また、請求項3に係る発明によれば、温度指定手段により、カップ等の容器に注入する飲料を通常より熱めにして提供する場合に、湯タンクに貯蔵される湯を、ヒータ等の加熱手段で加熱することなくそのまま利用することができるから、熱め飲料を提供するまでの時間を短くすることができ、またヒータ等の装置を不要にしてその構造を簡単にし、コストが安く、保守、点検が容易な飲料ディスペンサを提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
本発明に係る好適な実施例について図を参照して説明する。
図1は本発明を適用する飲料ディスペンサの外観を示す外観斜視図、図2は本発明を適用する飲料ディスペンサの機体内の構成を示す内部構造斜視図である。
図に示すように、この飲料ディスペンサは、上段の機体本体1と、下段の機体載置台2から構成されている。機体本体1は、前面が開放する箱形状を成し、この機体本体1の一側縁にヒンジ3を介して本体扉4が回動自在に枢着され、この本体扉4により、機体本体1の前面の開放部が開閉される。
本体扉4の前面には、カップ等の容器8に供給する飲料の種類およびその冷温の区別を選択する複数の選択ボタン5a、5bと、飲料の貯蔵温度や装置の稼動状態などを表示す表示器6と、飲料等が注入されるカップ等の容器8を取り出す商品取出口7等が設けられている。また、複数の選択ボタン5a、5bの下方には、その選択ボタン5a、5bにより選択されて供給される飲料の濃度を高くする濃いめボタン9、およびその飲料が温飲料として選択された場合に、その温飲料の温度を通常より高くして供給するための熱めボタン10が配設されている。尚、選択ボタン5aは冷飲料を、選択ボタン5bは温飲料をそれぞれ選択するとき操作する。
【0009】
機体本体1の前面の開放部には、その下部中央にカップ等の容器8を載置するベンドステージ11が設けられている。そして、このベンドステージの前方部は、本体扉4の閉扉状態において、商品取出口7が対向して配置されている。また、機体本体1の前面上方には、飲料原料供給装置としてのキャニスタ12が、原料の種類別に横方向に複数並べられて設けられている。そして、各キャニスタ内にコーヒー、紅茶、緑茶等の各種飲料の粉末原料がそれぞれ収容されている。各キャニスタ12の下方には、各キャニスタ12から原料シュート13を介して供給される各種飲料の粉末原料と、後述の冷水タンク16および温水タンク17から供給される湯水を攪拌混合して飲料を調製するミキシングボール15が各キャニスタ12と対応して同様に複数、横方向に並べられて設けられている。さらに、ミキシングボール15の下方には、各ミキシングボール15内で調製された飲料をベンドステージ11上に載置されたカップ等の容器8に案内する(図示しない)飲料注入路を備えた一体注入トレイ20が設けられている。
【0010】
さらに、機体本体1の奥側には、冷水を所定の温度で貯蔵する冷水タンク16と、この冷水タンク16内の冷水を冷却する冷却装置27と、温水を所定の温度で貯蔵する加熱装置を備えた温水タンク17が配設されている。また、機体本体1の側部には、供給する各種の飲料の温度や、原料の濃度等の各種データを設定、入力するためのテンキー72が設けられている。
機体載置台2は、機体本体1と同様に前面が開放する箱形状を成し、その一側縁にヒンジ31を介して載置台扉32が回動自在に枢着されている。そして、この載置台扉32によりその前面の開放部が開閉される。また、機体載置台2内には、冷水タンク16や温水タンク17に飲料水を補給するための給水タンク35と、給水タンク35から送出され冷水タンク16や温水タンク17に補給される飲料水を濾過、浄化する水フィルタ装置36と、機内の排水を一時貯留する排水バケツ38等が配設されている。
【0011】
図3は、本発明を適用する飲料ディスペンサの飲料の供給や排水の経路を示す配管系統図である。給水タンク35内の飲料水は、給水ポンプ37により、水フィルタ装置36、流量センサ41、給水弁40a、40bを介して、冷水タンク16または温水タンク17に補給される。冷水タンク16内の冷水、または温水タンク17内の温水は、選択ボタン5a、5bにより選択された飲料の種類や冷温の区別に応じて、冷水弁43または湯弁45を介して各ミキシングボール15に供給される。ここで、同様にキャニスタ12から供給される飲料の粉末原料とこれらの冷水、温水が攪拌混合されて飲料が調製される。そして、ミキシングボール15内で調製された飲料は、各ミキシングボール15に対応して配設された飲料注入路を備える一体注入トレイ20を介して、ベンドステージ11上に載置されたカップ等の容器8に注入される。
【0012】
また、温水タンク17から温水を湯弁45に導く配管には、配管内の温水の温度を一様に保つための湯循環ポンプ47が備えられ、さらに蒸気抜管には温水の沸騰を防止する沸騰防止サーモ48等が備えられている。また、冷水タンク16の上部に通じる配管には、その満水を検知する満水検知センサ44が設けられ、さらにその先に温水タンク17と通じるエア抜き三方弁49が設けられている。また、冷水タンク16、温水タンク17は、それぞれのタンク内の冷水または温水を排出する排水コック50a、50bを備えている。さらに、機体内にはこれらの装置を制御する後述の制御手段70が設けられている。
図4は、このように構成される本発明の飲料ディスペンサの制御構成を示す制御ブロック図である。
このように構成される本実施例の飲料ディスペンサにおいて、顧客に各種の飲料を提供する場合について説明する。先ず、カップ等の容器8をベンドステージ11上の所定の位置に載置する。そして、コーヒー、紅茶、緑茶等の飲料の種類別に設けられた冷飲料選択ボタン5a、または温飲料選択ボタン5bを押す。そうすると、制御手段70により、それに対応する飲料原料がキャニスタ12ら原料シュート13を介してミキシングボール15に供給されるとともに、温水タンク17から湯弁47を介して温水が供給され、さらに必要に応じて冷水タンク16から冷水弁43を介して冷水が供給され、これらが攪拌、混合されて顧客等の所望する飲料が調整される。そして、このようにミキシングボール15内で調製された飲料が、一体注入トレイ20を介してベンドステージ11上に載置されたカップ等の容器8に注入されて顧客等に提供される。
【0013】
ここで、このミキシングボール15内で攪拌、混合される飲料は、それが一体注入トレイ20を介してカップ等の容器8に注入されたとき、その飲料の味覚が最も良くなるとされる最適温度で提供されるように、そのミキシングボール15内で好適な状態に調製される。なお、ミキシングボール15内でその好適な状態に調製するための飲料原料、湯、冷水等の混合比率や攪拌時間等は、調製する飲料の種類別にそれが好適に行われるように制御手段70の記憶部71に予め記憶されている。
その一方で、顧客等が、その飲料の味覚が最も良くなるとされる温度よりもさらに高温の飲料を嗜好する場合は、選択ボタン5a、5bの下方に設けられた熱めボタン10を操作した後、所望する飲料に対応する温飲料選択ボタン5bを操作する。そうすると、制御手段60により、それに対応する飲料原料、温水等がその飲料に対応するミキシングボール15に供給され、これらが攪拌、混合されて顧客等の所望する飲料が調製される。ここで、このミキシングボール15内で攪拌、混合される飲料は、それがベンドステージ11上のカップ等の容器8に注入されたとき、その飲料の味覚が最も良くなるとされる温度よりもさらに高い温度で提供されるように、そのミキシングボール15内でそれに好適な状態で調製される。なお、その好適な状態に調製するための飲料原料、湯、冷水等の混合比率や攪拌時間等は、上記と同様に、調製する飲料の種類別に制御手段70の記憶部71に予め記憶されている。また、熱めボタン10が操作されたときに提供されるさらに高温な飲料の温度は、顧客等の嗜好に基づいて、管理者等がテンキー72によって予め入力し、制御手段70の記憶部71に記憶される。ここで、温水タンク17内に貯蔵される温水は、前記の熱めボタン10が操作された後に温飲料選択ボタン5bが操作されたとき、それに対応するミキシングボール15内に供給されるべき温水の温度、またはそれ以上の温度で貯蔵されることが望ましい。これによれば、熱めボタン10が操作されて、通常に提供される飲料の温度(すなわち、本実施例の場合は、その飲料の味覚が最も良くなるとされる最適温度)より高い温度で飲料がカップ等の容器8に提供される場合に、湯タンク17内の温水をヒータ等の加熱手段よって特別に加熱することなく、ミキシングボール15に直接に供給することができる。すなわち、その飲料の調製時間が長くならないようにすることができると共に、特別な加熱手段を不要にして装置の構造を簡単にすることができる。
【0014】
以上のように、本実施例の飲料ディスペンサにおいては、飲料の種類を選択する選択ボタン5bと、飲料を所定の温度より高くして供給する熱めボタン10とを顧客等が操作可能に備えたので、カップ等の容器8に注入して顧客等に提供する飲料を、顧客の嗜好により通常より高い温度で、すなわち熱めの飲料として提供することができる。これにより、緑茶飲料等を通常より高い温度で供給することで、顧客等の多様化した嗜好に対応する飲料ディスペンサを提供することができる。
また、熱めボタン10により所定の温度より高く設定される飲料の供給温度は、予め定められたものであるから、顧客等が、供給される飲料の温度を設定する必要がなく操作を容易にすることができる。したがって、これにより使い勝手の良い飲料ディスペンサを提供することができる。
【0015】
また、湯タンク17に貯蔵される湯は、熱めボタン10により指定される温度以上で保温されるものであるから、カップ等の容器8に注入する飲料を通常より熱めにして提供する場合に、湯タンク17に貯蔵される湯を、ヒータ等の加熱手段で特に加熱することなくそのまま利用することができる。したがって、飲料を提供するまでの調製時間を短くすることができ、また装置の構造を簡単にして、コストが安く、保守、点検が容易な飲料ディスペンサを提供することができる。
なお、本発明は本実施例に示す装置のみに限定されるものではなく、その趣旨の包含する範囲で応用変更が可能である。例えば、熱めボタン10は一箇所のみではなく、飲料の種類別に複数個を備えてもよい。また、熱めボタン10による飲料の提供温度は、季節等に合わせて変更可能であれば好都合である。
【0016】
また、本発明は、カップ等の容器が自動でベンドステージ上に供給されるカップ式自動販売機や自動給茶機等にも幅広く適用することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】本発明を適用する飲料ディスペンサの外観を示す外観斜視図である。
【図2】本発明を適用する飲料ディスペンサの機体内の構成を示す内部構造斜視図である。
【図3】本発明を適用する飲料ディスペンサの飲料や排水の経路を示す配管系統図である。
【図4】本発明を適用する飲料ディスペンサの制御構成を示す制御ブロック図である。
【符号の説明】
【0018】
1 機体本体
2 機体載置台
4 本体扉
5a 冷飲料選択ボタン
5b 温飲料選択ボタン
7 商品取出口
8 容器
10 熱めボタン
11 ベンドステージ
12 キャニスタ
15 ミキシングボール
16 冷水タンク
17 温水タンク
20 一体注入トレイ
35 給水タンク
37 給水ポンプ
43 冷水弁
45 湯弁





 

 


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