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発明の名称 ラベル剥離装置及び自動ラベル剥離システム
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−15790(P2007−15790A)
公開日 平成19年1月25日(2007.1.25)
出願番号 特願2005−196511(P2005−196511)
出願日 平成17年7月5日(2005.7.5)
代理人 【識別番号】100122884
【弁理士】
【氏名又は名称】角田 芳末
発明者 佐藤 正弘
要約 課題
ラベルプリンタのオンデマンド印刷モードに対応して印刷済みのラベルがピーラを押し下げるだけで、簡単に剥離可能なラベル剥離装置及び自動ラベル剥離システムを得る。

解決手段
ラベルプリンタ11の排出口12に近接して、ラベル剥離装置1のベースプレート3の左右側部に回動可能に取り付けられた左右アーム26L、26Rの前端にピーラ26を配設し、ラベルプリンタ11から排出される台紙4に貼付けられた印刷済みのラベル5a、5b、5cをピーラ26に設けたスリット27を通してベースプレート3に導出する。ピーラ26はエアーシリンダ33を介して下方向に作動させて台紙4から印刷済みラベル5a、5b、5cをベースプレート3の角で剥離可能なラベル剥離装置及び自動ラベル剥離システムを提供する。
特許請求の範囲
【請求項1】
テープ状の台紙上に貼着された複数のラベルに印刷を施すためのプリンタと、該プリンタのラベル排出口の直近に配されたラベル剥離手段のベースプレートの前段に設けられたピーラと、を有するラベル剥離装置であって、
前記ピーラには前記台紙の幅方向が通過可能なスリットを設けると共に前記ベースプレートに対し揺動可能と成し、前記スリットを通過した前記台紙を前記プリンタ側と前記ベースプレート側で保持した状態で、該ピーラを降下させて前記ラベルを剥離して成ることを特徴とするラベル剥離装置。
【請求項2】
テープ状の台紙上に貼着された複数のラベルに印刷を施すためのプリンタと、該プリンタのラベル排出口の直近に配された、ベースプレートの前段に設けられたピーラを有するラベル剥離装置と、該ラベル剥離装置から該台紙上のラベルを剥離するロボットとからなる自動ラベル剥離システムであって、
前記ラベル剥離装置のピーラには前記台紙の幅方向が通過可能なスリットを設けると共に前記ベースプレートに対し揺動可能と成し、前記スリットを通過した前記台紙を前記プリンタ側と前記ラベル剥離装置のベースプレート側で保持した状態で該ピーラを降下させて前記ロボットにより前記ラベルを前記台紙より剥離してなることを特徴とする自動ラベル剥離システム。
【請求項3】
前記ピーラは前記ベースプレートに揺動可能に取り付けられた左右アームの前端に取り付けられ、該ベースプレートに配したエアーシリンダによって該ピーラを揺動する様になしたことを特徴とする請求項1記載のラベル剥離装置。
【請求項4】
前記ピーラは前記ベースプレートに揺動可能に取り付けられた左右アームの前端に取り付けられ、該ベースプレートに配したエアーシリンダによって該ピーラを揺動して該ラベルを剥離すると共に前記ロボットで剥離した該ラベルを被貼着物位置に持ちきたし、該ラベルを該披貼付物に自動的に貼り付ける様になしたことを特徴とする請求項2記載の自動ラベル剥離システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ラベルプリンタ装置のラベル剥離装置の改良に係わり、特に、オンデマンド印刷モードに対応して印刷した印刷済みのラベルをXYロボットにより自動的に貼り付ける際にラベルを簡単に剥離するようにしたラベル剥離装置及び自動ラベル剥離システムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来から、テープ状の媒体として、例えば長尺の台紙に一定のピッチでラベルが貼着されたダイカットラベルに印刷する印刷装置が知られている。この印刷装置では、1枚のラベルに印刷すると、次のラベルを直ちに印刷位置まで送りそのラベルに印刷すると共に、印刷されたラベルが排出口まで送られると、ラベルの相互間の位置で台紙を切断し、台紙に貼着されたままでラベルを1枚毎に切り離す自動切断機能を備えたものである。
【0003】
一方、1枚のラベルに印刷すると次のラベルに印刷せずに印刷されたラベルを排出口まで送り、台紙の搬送方向を急な角度で変更することによって台紙からラベルを剥離する自動剥離機能を備えた印刷装置が知られている。この自動剥離機能は、ラベルの先頭側の一部が台紙から剥離されたことを検知するセンサを備えており、このようにラベルの一部が台紙から剥離されると台紙の送りを一旦停止させ、そのラベルが台紙から完全に除去されると台紙を逆送させて次のラベルを印刷位置に移動させている。
【0004】
上記自動切断機能および自動剥離機能はいずれも印刷装置の媒体送り動作に連動しなければならず、そのため従来の切断ユニットと剥離ユニットとを交換する際には、各ユニットと印刷装置本体との間で信号の授受を行うための配線を行う必要がある。この配線を忘れ、あるいは配線が不完全で信号の授受が行われない場合には印刷を行うことができない。又、剥離ユニットでも、ラベルを剥離した後の台紙を搬送する必要があり、そのための動力源が必要である。ところがこれらの動力源はユニットの重量増加や容積増加につながり、ユニットの着脱操作や持ち運びを困難にする。更には両ユニットの内のいずれか一方を印刷装置に取り付けると他方のユニットを紛失しないように保管する必要があり、印刷装置に対する管理工数が増大するような課題を生ずる、この様な課題のない印刷装置が特許文献1に開示されている。
【0005】
上記特許文献1に開示の印刷装置は、長尺の台紙に一定のピッチでラベルが貼着されたダイカットラベルに印刷を行う印刷装置において、ダイカットラベルの搬送を行う搬送手段と、ラベルを台紙から剥離させる自動剥離手段と、剥離手段の媒体搬送方向上流側近傍に位置する切断手段を合わせて有し、自動剥離手段によって印刷されたラベルの一部が台紙から剥離された時点でダイカットラベルの搬送を一旦停止し、この一部が剥離したラベルが台紙から除去されると次に印刷されたラベルが台紙から一部が剥離される状態までダイカットラベルを搬送する自動剥離制御および台紙を印刷されたラベル1枚毎にラベル相互間の所定の箇所で切断する切断制御を行う制御手段、及び自動剥離制御と切断制御のどちらかを行うかを入力する入力手段を有することを特徴とするものである。
【0006】
このように、印刷装置に対して自動剥離機能と自動切断機能とを合わせて設けることにより、各機能を印刷装置に対して取り替える必要が無くなり、各機能と印刷装置本体とを連絡する配線についての不具合が解消される。又、常に両機能が印刷装置に取り付けられているので、従来の印刷装置のようにユニットを管理する工数を必要としない。なお、切断手段が剥離手段の媒体搬送方向上流側近傍に位置することにより、ラベルを剥離せずにダイカットラベルを切断して排出することができるため、1つの装置で切断制御と剥離制御を行うことができる。
【0007】
そして、剥離手段は搬送手段と連動してラベルが剥離された後の台紙を搬送する台紙搬送手段と、ラベルが剥離された後の台紙のみを排出する台紙排出口ならびに台紙排出口の近傍に位置する台紙有無検出手段を有し、制御手段は、台紙有無検出手段によって台紙が検出された場合に、切断制御を行わないようになされている。
【0008】
このように台紙搬送手段が搬送手段と連動することにより、台紙搬送手段に独立した動力源を持たせる必要が無くなり、装置の小型化をのぞめる。また、台紙排出口の近傍に台紙有無検出手段を設けることにより、台紙の有無から、ダイカットラベルが剥離用にセットされているか切断用にセットされているかを装置が判別できる。そして、台紙が検出された場合に切断制御を行わないようにすることにより、ダイカットラベルのセットのされ方と入力された制御方式が相違する場合に間違った制御を実行してしまうことを防止することができる印刷装置が開示されている。
【0009】
上述の特許文献1に開示の印刷装置に於いては、テープの媒体に貼り付けられたラベルに印刷する印刷装置に切断ユニットと剥離ユニットのいずれかを交換する場合の煩わしさを回避しようとするものである。
【0010】
又、オンデマンド印刷モードで運転している市販のラベル印刷装置(以下プリンタと記す)で印刷されたラベルをXYロボット等で自動的に貼付する際にラベルの一辺を予め台紙から剥離しておく従来のラベル剥離装置では回転するローラで台紙を引っ張るようにしてラベルを剥離するラベル剥離装置が知られている。この様なラベル剥離装置の従来の構成を図8及び図9に示す。図8及び図9に於いて、図8はラベル剥離装置の全体的斜視図、図9はラベル剥離方法を説明するための模式図である。
【0011】
図8に於いて、1はラベル剥離装置の全体的構成を示し、略直方体状の筐体2の上面には台紙4を下方向に吸着する吸引孔3a(図9参照)の穿たれたベースプレート3が設けられ、このベースプレート3に沿って長尺のテープ状の台紙4が配設され、この台紙4上には印刷用の略矩形状の複数のラベル5が台紙4の長手方向に貼り付けられている。筐体2のラベル剥離部6の左右側板間にはローラ7a、7bが掛け渡され、台紙4を挟着して、図9に示す様に台紙4を下方向Cに引っ張る様になされている。筐体2の左側板にはL字状アーム8を介して台紙4を検出するセンサ9が配設されている。
【0012】
上述のラベル剥離装置1に於いて、ラベル9を台紙4から剥離するには図8に示す様に矢印E方向に送られてくる台紙4を互いに反体方向の時計方向CWと反時計方向CCWに回転する2個のローラ7a、7b間に挟着し、台紙4をC方向に引き込むことで、ベースプレート3の手前側の角で台紙4をシゴクことでラベルを台紙4から剥離するように成されている。
【0013】
然し、上述の図8及び図9に示した構成のラベル剥離装置1によると、ラベル剥離装置1側のローラ7a、7bとプリンタ側の紙送り用のローラの回転方向や周速と電気的同期を取る必要があり、プリンタの直前にラベル剥離装置1を持ち来たしてラベルを剥離することは機構的に構築が困難であると共に特許文献1に開示したと同様の課題を有していた。
【特許文献1】特開2003−191543号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0014】
本発明な上述の課題を解消するためになされたもので、本発明が解決しようとする課題はオンデマンド印刷モードで運転されているプリンタからロボットを介し自動的に台紙上に貼着されたラベルをプリンタの排出口の直近に配設して剥離するラベル剥離装置をプリンタとの同期を厳密に考えずに提供可能なラベル剥離装置及び自動ラベル剥離システムを得ようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0015】
第1の本発明のラベル剥離装置は、テープ状の台紙上に貼着された複数のラベルに印刷を施すためのプリンタと、このプリンタのラベル排出口の直近に配されたラベル剥離手段のベースプレートの前段に設けられたピーラと、を有するラベル剥離装置であって、ピーラには台紙の幅方向が通過可能なスリットを設けると共にベースプレートに対し揺動可能と成し、スリットを通過した台紙をプリンタ側とベースプレート側で保持した状態で、ピーラを降下させてラベルを剥離する様にしたものである。
【0016】
第2の本発明の自動ラベル剥離システムは、 テープ状の台紙上に貼着された複数のラベルに印刷を施すためのプリンタと、このプリンタのラベル排出口の直近に配された、ベースプレートの前段に設けられたピーラを有するラベル剥離装置と、このラベル剥離装置から台紙上のラベルを剥離するロボットとからなる自動ラベル剥離システムであって、ラベル剥離装置のピーラには台紙の幅方向が通過可能なスリットを設けると共にベースプレートに対し揺動可能と成し、スリットを通過した台紙をプリンタ側とラベル剥離装置のベースプレート側で保持した状態でピーラを降下させてロボットによりラベルを台紙より剥離する様にしたものである。
【発明の効果】
【0017】
本発明のラベル剥離装置及び自動ラベル剥離システムは、プリンタとラベル剥離装置間で互いの同期をとる必要がなく、ラベル停止位置を検出するセンサも必要なくなる、又、構造が簡単になり小形でプリンタの直近でラベルの剥離が出来るので、オンデマンド印刷モードで運転されているプリンタからロボット機構を介して自動的にラベル剥離を行うことが出来る。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
以下、本発明の1形態例を図1乃至図7によって説明する。図1は本発明の1形態例のラベル剥離装置の印刷状態を説明するための模式的側断面図、図2は本発明の1形態例のラベル剥離装置の剥離状態を説明するための模式的側断面図、図3は本発明のラベル剥離装置の剥離動作を説明するための説明図、図4は本発明のラベル剥離装置の剥離動作状態を説明するためのラベル剥離前後の要部斜視図、図5は本発明のラベル剥離装置の全体構成を示す正面図、図6は本発明のラベル剥離装置の全体構成を示す斜視図、図7は本発明のラベル剥離装置の剥離方法を説明するためのフローチャートである。
【0019】
図1及び図2の説明に先立ち、本発明の自動ラベル剥離システムの全体的構成を図3乃至図6によって説明する。尚、図8及び図9との対応部分には同一符号を付して重複説明を省略する。本発明に用いる自動ラベル剥離システム15は図6に示す様に、システムベース枠10上にテープ状の台紙4上に貼り付けられたラベル5に所定の印刷を施す印刷装置を構成するラベルプリンタ11が配設され、このラベルプリンタ11のラベル5を排出する排出口12に近接してシステムベース枠10にベースプレート3に対し左右アーム25L、25Rが揺動可能に配設されたラベル剥離装置1と、ベースプレート16上にラベル剥離装置1から剥離したラベル4をピックアップするXYロボット13及びピックアップしたラベル4を載置するラベル載置部14が配設された構成と成されている。
【0020】
図3及び図5は図6の矢印F方向から視た自動ラベル剥離システム15の正面図を示すもので、ラベルプリンタ11の筐体17内には模式的に示される様にラベルロール18を有し、ラベル5a、5b、5cが貼り付けられたテープ状の台紙4がラベルロール18に巻回され、台紙4を案内するガイド19間に配設した紙送り用のローラ20を介して台紙4に貼り付けられたラベル5a、5b、5cが筐体17の排出口12から排出される。ローラ20の上部にはサーマルヘッド21が配設され、インクリボン22が供給リール23からサーマルヘッド21を介して巻取リール24間に巻回されている。
【0021】
ラベルプリンタ11の排出口12から排出されたラベル5a、5b、5cの貼付いた台紙4はラベル剥離装置1のベースプレート3を介して図示しない台紙巻取リールなどに巻き取られる。ラベル剥離装置1は図3乃至図6に示すように排出口12の直近に配設されている。特に、ラベル剥離前の状態を示す図4(A)の様に左右アーム25L、25R間に設けられたベースプレート3は略正方形状の金属板で構成され、該べースプレート3の側部に取り付けられた左右アーム25L、25R間の前面に揺動可能に略コ字状のピーラ26が配設されている。該ピーラ26の前面には台紙4の幅方向よりやや大きめの幅を有するスリット27が設けられ、台紙4はこのスリット27に通され、ベースプレート3に配設した左右ガイド28L、28Rに案内されてラベル5が剥離された台紙4aは図3及び図5に示す様にベースプレート3外に導出される。
【0022】
左右アーム25L、25Rはベースプレート3の左右側面に対して、支点35で回動可能に枢着され、ベースプレート3間の上部には左右枠32L、32Rを介して取付板29が掛け渡され、この取付板29上にはシャーシノズル30が配設されている。ベースプレート3の下端に立設した左右枠32L、32Rには略L字状の左右脚31L、31Rが枢着され、左右脚32L、32Rはシステムベース10に固定されている。この左右枠32L、32Rにはエアーシリンダ33(図3参照)が取付けられ、エアーシリンダ33のロッドを介して左右アーム25L、25Rを図3に示す支点35を中心に上下方向に揺動させる。左右アーム25L、25Rに取り付けられたピーラ26の上動位置はストッパ34によって制限される。又、ベースプレート3には、図1及び図2に示す様に台紙4を吸引する吸引口3aが穿たれている。
【0023】
XYロボット13は、ラベル剥離装置1のべスプレート3上に案内される台紙4上に貼付けられて一部剥離されたラベル5は吸着ツール40を介して回収する。吸着ツール40で吸着したラベル5a、5b、5cはラベル載置台14に移動させて目的位置に移動したラベル5a、5b、5cを被貼付物に貼り付ける作業などが行われる。XYロボット13は図5及び図6に示す様にロボットベース38にX軸及びY軸移動装置39X、39Yを有し、吸着ツール40をX軸及びY軸移動装置39X、39Y内に移動可能とし、且つ、ロボットベース38に対し回動可能に枢着されている。
【0024】
上記したラベル剥離システムの動作を図1及び図2並びに図7によって説明する。先ず、図4(A)及び図1の印刷時の模式的側断面図に示すようにラベルプリンタ11内のローラ20とサーマルヘッド21間から繰り出されたラベル5が貼付けられ台紙4を筐体17の排出口12からラベル剥離装置1の左右アーム25L、26Rの前段に設けたピーラ26のスリット27内を通過させ、ラベル5の剥離済みの台紙4aを台紙巻取リールに巻き取るように成されている。
【0025】
上述の状態からのラベルプリンタ11内の図示しないラベルプリンタ11内のコンピュータの動作を説明すると、コンピュータから図7の第1ステップST1に示す様に印刷開始コマンドがコンピュータに与えられ、例えば、ラベルプリンタ11がオンデマンドモード状態で運転するコマンドが出された場合、図1(A)に示す印刷済みのラベル5aがラベル剥離装置1のベースプレート3上に排出される。この時、ラベルプリント11内の台紙4上に貼られたラベル5b、5cは印刷されていない。
【0026】
次の第2ステップST2ではラベル5a、5b、5cが貼り付けられた台紙4を印刷位置に巻取るためにローラ20を反時計方向CCW側に回転させることで第3ステップST3の様にサーマルヘッド21によりラベル5c、5bに印刷を施す。第4ステップST4では台紙4が排出口12から吐き出され、図1に説明した状態と成され、印刷済みのラベル5aはピーラ26のスリット27を通してラベル剥離装置1のベースプレート36上に移動する。
【0027】
第5ステップST5ではベースプレート3に穿たれた吸引孔3a(4.2Φmm)を通して図2に示す様にエアー源からのエアーによってシリンダ33を作動させ台紙4を矢印D方向に吸引して70KPa程度の低気圧によって台紙4にバックテンションを与えることで、台紙4は矢印C方向で示す引っ張られる方向に抵抗を持ちながらベースプレート3の左右ガイド28L、28R間を滑りながら移動可能となる。
【0028】
即ち、図3に示すシリンダ33のロッドを矢印A方向に吸引することでピーラ26が固定された左右アーム25L、25Rは支点35を中心に矢印A方向にテコの様に回動するとピーラ26は実線状態から2点鎖線に示す様にB方向に支点35を中心に回動するためラベル5の貼り付けられた台紙4がラベルプリンタ11内の紙送り用のローラ20のCCW方向の回転に逆らうことなくスムースに矢印B方向に移動可能となる。
【0029】
一端がラベル剥離装置1側のベースプレート3に穿った吸引孔3aを通じて吸引され、他端がラベルプリンタ11内の紙送り用のローラ20に係止固定された台紙4を図2の様にピーラ26を下方向に押し下げる(第6ステップST6)と、台紙4にはバックテンションが発生する。このときの台紙4の力関係はエアーで吸引されている方がローラ20で係止固定されている方より弱いので台紙5はラベルプリンタ11側のローラ20側に引っ張られる。このように台紙5が引っ張られたときにラベル5aの貼付いた台紙4がベースプレート3の角でシゴかれながら台紙4は図2の様に90度に折れまがるが、比較的腰の強いラベル5a、5b、5cは平面を維持しようとして台紙5から剥離する。
【0030】
この場合、ピーラ26をH方向に吸引するタイミングはラベル5aのバック方向(G方向)の先端が2乃至3mm程度バックプレート3の後端から出た位置でよく、ピーラ26のストロークは4mm程度でよい、又、スリット27内の動きは2mm、ピーラ26が台紙5に接触しバックテンションを加え初めてからストッパ34で停止するまでの距離画2mm程度である。
【0031】
第7ステップST7では図2に示す様に台紙5から剥離されたラベル5aをXYロボット13の吸着ルーツ40によって吸着し、この吸着ツール40をX及びY軸移動装置39X、39Y上を移動させる。ステップST8ではXYロボット13の吸着ツール40がラベル載置14上にあるか否かを検出し、YESでは第9ステップST9に進み、NOでは第8ステップST8の頭に戻される。
【0032】
第9ステップST9では台紙5a、5b、5cの吸引及びピーラ26の引き下げを停止することで、図1及び図4に示す様にラベル剥離前の状態に復帰してエンドに至る。
【0033】
本発明の上記したラベル剥離装置及びラベル剥離システムによれば、ラベルプリンタとラベル剥離装置との間でローラや台紙の送り速度などで電気的に同期を取る必要がなく、ラベルを検出するセンサをラベル剥離装置側に設ける必要もないので、剥離終了時のタイミングを見計らって剥離動作を行うだけであり、剥離作業も一個のエアーシリンダを動力とするだけなのでラベル剥離装置は簡単廉価となり小型化が図れる。
【0034】
又、ラベルプリンタの排出口の直近にラベル剥離装置を配設することが出来るのでオンデマンド印刷モードで運転されるラベルプリンタからXYロボットを介してラベルを自動的に被貼付物に貼り付けることが可能となる。
【0035】
オンデマンド印刷モード時の従来のラベルプリンタでは排出口から1枚分のラベルがやっと出てくる程度でこのラベルを特許文献1に示す様に手によって剥離しているが、本発明のラベル剥離装置によれば、ラベルプリンタの排出口から排出されたラベルの1辺だけを2mm程度剥離し、その部分に吸着ツールを押し当ててラベルを剥離するように構成することで印刷済みラベルがラベルプリンタの排出口から1部しか出てこないラベルプリンタに対しても使用可能なものが提供可能である。
【図面の簡単な説明】
【0036】
【図1】本発明の1形態例のラベル剥離装置の印刷状態を説明するための模式的側断面図である。
【図2】本発明の1形態例のラベル剥離装置の剥離状態を説明するための模式的側断面図である。
【図3】本発明のラベル剥離装置の剥離動作を説明するための説明図である。
【図4】本発明のラベル剥離装置の剥離動作状態を説明するためのラベル剥離前後の要部斜視図である。
【図5】本発明のラベル剥離装置の全体構成を示す正面図である。
【図6】本発明のラベル剥離装置の全体構成を示す斜視図である。
【図7】本発明のラベル剥離装置の剥離方法を説明するためのフローチャートである。
【図8】従来のラベル剥離装置の斜視図である。
【図9】従来のラベル剥離装置の剥離状態を説明するための要部の側断面図である。
【符号の説明】
【0037】
1・・・ラベル剥離装置、2、17・・・筐体、3・・・ベースプレート、3a・・・吸引孔、4・・・台紙、5、5a、5b、5c・・・ラベル、6・・・ラベル剥離部、7a、7b・・・ローラ、9・・・センサ、12・・・吐出口、13・・・XYロボット、14・・・ラベル載置装置、15・・・自動ラベル剥離システム、16・・・X軸移動装置、18・・・ラベルロール、19・・・ガイド、20・・・紙送り用のローラ、21・・・サーマルヘッド、25L、25R・・・左右アーム、26・・・ピーラ、27・・・スリット、28L,28R・・・左右ガイド、29・・・取付板、31L、31R・・・左右脚、32L、32R・・・左右枠、33・・・シリンダ、34・・・ストッパ、39X、39Y、39Z・・・X、Y軸移動装置、38・・・ロボットベース、40・・・吸着ツール




 

 


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