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発明の名称 塵芥収集車
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−99475(P2007−99475A)
公開日 平成19年4月19日(2007.4.19)
出願番号 特願2005−293680(P2005−293680)
出願日 平成17年10月6日(2005.10.6)
代理人 【識別番号】110000280
【氏名又は名称】特許業務法人サンクレスト国際特許事務所
発明者 中倉 章夫
要約 課題
塵芥収容箱と塵芥投入箱との間から汚水が車幅方向の外側へ飛び散るのを防止することができる塵芥収集車を提供する。

解決手段
前方側の塵芥収容箱2と後方側の塵芥投入箱3とにおける対向面14a,14b間に側部シール22が設けられている。側部シール22よりも車幅方向外側に、塵芥収容箱2から塵芥投入箱3側へ突出している止水部材16が設けられている。止水部材16は、側部シール22とそのシール面32との間から外側へ漏れた汚水がさらに車幅方向外側へ出るのを抑制する。また、止水部材16の下方に、漏れた汚水を受ける汚水受け部材17が設けられている。
特許請求の範囲
【請求項1】
塵芥収容箱と、
この塵芥収容箱の後方側に連接して設けられている塵芥投入箱と、
前記塵芥投入箱に投入された塵芥を前記塵芥収容箱に積み込む動作を行う積込装置と、を備え、
車両後方に向かって下傾した状態で互いに対向している前記塵芥収容箱と前記塵芥投入箱との対向面の間に、少なくとも下部及び側部にシール部材が設けられている塵芥収集車において、
前記側部のシール部材よりも車幅方向外側に、前記塵芥収容箱から前記塵芥投入箱側へ突出し、前記側部のシール部材とそのシール面との間から外側へ漏れた汚水がさらに車幅方向外側へ出るのを抑制する止水部材が設けられており、
前記止水部材の下方に、漏れた汚水を受ける汚水受け部材が設けられていることを特徴とする塵芥収集車。
【請求項2】
前記塵芥収容箱の外壁を構成している部材の一部が、前記止水部材とされている請求項1に記載の塵芥収集車。
【請求項3】
前記止水部材はその先端部側に、前記塵芥投入箱の前端部の側壁部材に対して車両前後方向に重なっている重なり部を有している請求項1又は2に記載の塵芥収集車。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、塵芥を積み込むことができる塵芥収集車に関する。
【背景技術】
【0002】
従来知られている塵芥収集車として、塵芥収容箱と、この塵芥収容箱の後方側に連接して設けられている塵芥投入箱と、この塵芥投入箱に投入された塵芥を前記塵芥収容箱に積み込む動作を行う積込装置とを備えているものがある。塵芥投入箱には、塵芥収容箱側に開口している開口部が形成されており、前記積込装置は、塵芥投入箱に投入された塵芥をその開口部を通じて塵芥収容箱に積み込む動作を行う。
また、塵芥投入箱はその上部を中心として上方へ回動可能であり、これによって塵芥収容箱に対しての開閉動作が可能となる。そして、塵芥投入箱が上方へ回動した開放状態で、塵芥収容箱に収容された塵芥は当該塵芥収容箱内に設けられている排出板によって車両後方へ押され、外部へ排出される。
塵芥投入箱が下方にある閉鎖状態において、塵芥収容箱や塵芥投入箱にある塵芥から生じた汚水が、塵芥収容箱と塵芥投入箱との間から外部に漏れるのを防止するために、両者の間にシール部材が設けられている。例えば、特許文献1に記載されている塵芥収集車では、塵芥投入箱の前端面にシール部材が設けられている。そして、塵芥収容箱の後端面に前記シール部材が接触するシール面を有している。
【0003】
【特許文献1】実公平1−11607号公報(第4図)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載されている塵芥収集車において、シール部材とシール面との間に異物が噛み込んでしまった場合、その部分においてシール部材とシール面とを密着させることができずに隙間が生じる。例えば、側部シールとそのシール面との間に生じた隙間から汚水が漏れた場合、塵芥収集車が左右旋回した時に作用する左右遠心力によって、その漏れた汚水が塵芥収容箱の後端面の側部をつたって車幅方向の外側へ移動し、さらに車体の外側へ飛び散るおそれがある。
そこで、本発明はこのような従来の問題点に鑑み、塵芥収容箱と塵芥投入箱との間から漏れた汚水が車体の車幅方向の外側へ出るのを防止することができる塵芥収集車を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の塵芥収集車は、塵芥収容箱と、この塵芥収容箱の後方側に連接して設けられている塵芥投入箱と、前記塵芥投入箱に投入された塵芥を前記塵芥収容箱に積み込む動作を行う積込装置とを備え、車両後方に向かって下傾した状態で互いに対向している前記塵芥収容箱と前記塵芥投入箱との対向面の間に、少なくとも下部及び側部にシール部材が設けられている塵芥収集車において、前記側部のシール部材よりも車幅方向外側に、前記塵芥収容箱から前記塵芥投入箱側へ突出し、前記側部のシール部材とそのシール面との間から外側へ漏れた汚水がさらに車幅方向外側へ出るのを抑制する止水部材が設けられており、前記止水部材の下方に、漏れた汚水を受ける汚水受け部材が設けられている。
この構成によれば、側部のシール部材とそのシール面との間から汚水が漏れた場合であっても、漏れた汚水は、側部のシール部材よりも車幅方向外側において塵芥収容箱から塵芥投入箱側へ突出している止水部材によって受け止められ、車体の外側へ出てしまうのを防ぐことができる。さらに、前方側の塵芥収容箱と後方側の塵芥投入箱との各対向面は車両後方へ下傾している面であるため、側部のシール部材とシール面との間から漏れた汚水は塵芥収容箱側の後端面に沿って流れることとなるが、止水部材がこの塵芥収容箱側から塵芥投入箱側へ向かって突出しているため、当該止水部材によって汚水が車体の車幅方向の外側へ出るのを防ぐことができる。さらに、漏れた汚水がシール部材と止水部材との間で下方へ流れても、その汚水を汚水受け部材によって受け止めることができる。
【0006】
また、上記塵芥収集車において、前記塵芥収容箱の外壁を構成している部材の一部が、前記止水部材とされている。
これにより、止水部材を別途塵芥収容箱に取り付ける作業が不要となる。
また、前記止水部材はその先端部側に、前記塵芥投入箱の前端部の側壁部材に対して車両前後方向で重なっている重なり部を有している構成とすることができる。
これによれば、車体の外側から見ると側部のシール部材は隠された状態となる。したがって、漏れた汚水が側部のシール部材から止水部材をつたうことなく直接側方へ飛び出しても、重なり部があるため、車体よりも外側へ汚水が飛び出ることを防ぐことができる。
【発明の効果】
【0007】
本発明の塵芥収集車によれば、側部のシール部材とそのシール面との間から外側へ汚水が漏れた場合であっても、この漏れた汚水が車体の外側へ出てしまうのを止水部材によって防ぐことができる。さらに、漏れた汚水がシール部材と止水部材との間で下方へ流れても、その汚水は汚水受け部材によって受け止められることとなり、道路上に汚水が落下してしまうのを防止できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
図1は、本発明の塵芥収集車の一実施の形態を示す側面図である。この塵芥収集車は、塵芥の積込動作に圧縮行程を有しているプレス式であり、塵芥の排出が押し出し式の構成とされている。
図1において、この塵芥収集車1は、後端部が開口している塵芥収容箱2と、その後方側に連接して設けられている塵芥投入箱3とを備えている。塵芥投入箱3の後部には塵芥が投入される投入口3aが設けられており、この投入口3aに対応して上下にスライドして開閉される蓋3bが設けられている。また、塵芥投入箱3の前方下部には、塵芥を塵芥収容箱2に積み込むために当該塵芥収容箱2側に開口している開口部3dが形成されている。
塵芥投入箱3は、上部に設けられた支点Pを中心に回動可能であり、これによって塵芥収容箱2に対しての開閉動作が可能となる。塵芥投入箱3は、図の実線で示す位置で塵芥収容箱2を閉鎖し、図の二点鎖線で示す上方へ回動した位置で塵芥収容箱2の後端部を開放し、塵芥を後方へ排出することができる状態となる。
【0009】
塵芥投入箱3内には積込装置50が設けられている。積込装置50は、スライダ5と、このスライダ5の下端部にピン7を介して回動自在に取り付けられている押込板8とを有している。スライダ5は、塵芥投入箱3の左右の側壁3cに設けられたガイドレール4に沿って移動することができる。塵芥投入箱3内の左右両側において、スライダ5の側面部材5aと塵芥投入箱3の側壁3cとの間にはプッシュシリンダ9が取り付けられている。また、押込板8の側面部材8aとスライダ5の側面部材5aとの間にはプレスシリンダ12が取り付けられている。
従って、図1の状態から、プレスシリンダ12の収縮動作により押込板8を反時計回り方向に回動させ、押込板8を反転させる。次に、プッシュシリンダ9の収縮動作によりスライダ5と押込板8とを共に斜め後方に降下させ、投入口3aから投入された塵芥を圧縮する(一次圧縮)。プレスシリンダ12の伸長動作により押込板8を時計回り方向に回動させ二次圧縮を行う。そして、プッシュシリンダ9の伸長動作によりスライダ5と押込板8とを斜め前方に上昇させ、圧縮した塵芥を塵芥収容箱2側へ押し込む(図1の二点鎖線で示した状態から実線で示した状態へ移動させる工程)。このように、積込装置50は順に反転工程、一次圧縮工程、二次圧縮工程及び押込工程を1サイクルとして行い、塵芥投入箱3に投入された塵芥を前記開口部3dを通じて塵芥収容箱2に積み込む動作を行うことができる。
【0010】
塵芥収容箱2の内部には、車両前後方向に移動可能とされている排出板38が設けられている。テレスコ式のディスチャージシリンダ40の一端部40aが排出板38に接続され、他端部40bが塵芥収容箱2の車両前方向の端部に接続されている。排出板38は、このディスチャージシリンダ40の伸縮により、図の実線で示す位置から二点鎖線で示す位置までの範囲で移動可能とされている。塵芥が空のとき排出板38は実線で示す位置にあり、排出板38よりも車両後方向に塵芥を積み込むための空間Sが確保されている。そして、排出板38は積込装置50によって積み込まれる塵芥を押込板8との間で圧縮させることができる。この排出板38を有している排出装置51は、当該排出板38を車両前方向に間欠移動させることで前記空間Sを拡大させて塵芥収容箱2における塵芥の収容量を漸増させ、かつ、排出板38を車両後方向に移動させることで塵芥収容箱2に収容された塵芥を後方へ排出することができる。
【0011】
図2は前方側の塵芥収容箱2と後方側の塵芥投入箱3との間の下部を示す側面図である。図3は図2の断面図である。
塵芥収容箱2と塵芥投入箱3との間において、相互の対向面14a、14b間にはシール部材15が設けられている。具体的に説明すると、塵芥収容箱2側の対向面14aは塵芥収容箱2の後端面の周縁部とされ、塵芥投入箱3側の対向面14bは塵芥投入箱3の前端面の周縁部とされており、塵芥収容箱2の後端面の周縁部と塵芥投入箱3の前端面の周縁部との間にシール部材(シールゴム)15が設けられている。塵芥収容箱2の後端面は斜め上方を向く面とされており、閉鎖した状態にある塵芥投入箱3の前端面は斜め下方を向く面とされているため、両対向面14a,14bは車両の後方に向かって下傾している傾斜面状とされる。
【0012】
シール部材15は、長尺の部材を「コ」字形に屈曲して下部シール21と左右の側部シール22とを形成したものである。下部シール21は塵芥投入箱3に形成されている開口部3dの下部に設けられており、側部シール22はこの開口部3dの左右両側部に設けられている。側部シール22は開口部3dの上方まで延伸している。また、図示しないが、下部シール21は車両の幅方向(左右方向)に延伸しており、各側部シール22の下端部は下部シール21の左右両端部のそれぞれと連続している。塵芥投入箱3が塵芥収容箱2を閉鎖した状態(図2の状態)で、側部シール22は下部シール21の左右両端部からそれぞれ上向き(前方斜め上向き)に延伸している。
【0013】
塵芥投入箱3の前端面にある対向面14bにシール部材15(側部シール22)が取り付けられている。そして、塵芥収容箱2の後端面にある対向面14aにこのシール部材15が接触するシール面32が形成されている。
側部シール22は塵芥投入箱3の対向面14bに固定した取り付け金具26によって固定されている。そして、側部シール22は対向面14bから車両前方側へ突出するように固定されている。
【0014】
図3において、塵芥収容箱2のシール面32の車幅方向外側には、当該シール面32よりも車両前方でかつ斜め下方に低くなるように底壁18が設けられている。底壁18はシール面32(シール面32を形成している平面部材)と平行に設けられている。そして、シール面32と底壁18との間には内壁19が介在している。
さらに、側部シール22よりも車幅方向外側には止水部材(突出部材)16が形成されている。止水部材16は塵芥収容箱2の後端面の側縁部に設けられており、底壁18から塵芥投入箱3側へ突出している。止水部材16は板状とされており、塵芥収容箱2の後端面の側縁部に沿って高さ方向に延伸している。この止水部材16は、少なくとも側部シール22の下端から上端までの高さ方向の範囲に設けられており、側部シール22と平行とされている。
【0015】
図2と図3において、塵芥収容箱2の外壁を構成している板部材30の一部である車両後端部の部分が、前記止水部材16とされている。つまり、止水部材16は、塵芥収容箱2の外壁を構成している板部材30が後方へ延長された部分であり、止水部材16はこの板部材30と一体で形成されている。これにより、止水部材16を別途塵芥収容箱2に取り付ける作業が不要となり、構成及び取り付け作業の簡素化が図れる。
【0016】
図3に示しているように、側部シール22(シール面32)の車幅方向外側において、前記内壁19と、前記底壁18と、前記止水部材16とにより凹溝20が形成されている。この凹溝20は側部シール22とそのシール面32との間から外側へ漏れた汚水の通り道となり、下方に設けた汚水受け部材17へ当該汚水を誘導する誘導溝部とされている。そして、この凹溝20の下方に汚水受け部材17が設けられており、凹溝20を流れ落ちた汚水はこの汚水受け部材17の端部で受け止められる。
【0017】
また、図3において、塵芥投入箱3の前端面の側縁部には、塵芥収容箱2側へ突出している板部材27が設けられている。この板部材27は側部シール22よりも車幅方向外側に形成されており、板部材27の先端(前端面)は前記止水部材16の先端(後端面)と隙間をもって設けられている。また、塵芥投入箱3の外壁を構成している側壁部材28の一部である車両前端部の部分が、この板部材27とされている。板部材27は、塵芥投入箱3の前端面の側縁部に沿って高さ方向に延伸しており、板部材27は、少なくとも側部シール22の下端から上端までの高さ方向の範囲に設けられており、側部シール22と平行とされている。なお、図2においては、塵芥投入箱2側の側壁部材28と板部材27の下端は側部シール22の下端よりも下方位置とされている。
【0018】
そして、図2に示しているように止水部材16の下方に汚水受け部材17が設けられている。この汚水受け部材17は、前記シール部材15とそのシール面との間から漏れた汚水を受けることができる。なお、シール部材15とそのシール面との間から汚水が漏れるのは、例えばこれらの間に異物が挟まった場合である。
汚水受け部材17は対向面14a,14b側(上方)に向かって開口する樋部材とされている。図3の破線で示しているように、汚水受け部材17は車幅方向の全長にわたって設けられている。具体的に説明すると、汚水受け部材17の端部は、左右それぞれにおいて、車幅方向外側へ側部シール22を越えて延伸し、さらに、前記止水部材16の車幅方向の外側面よりも外側位置まで延伸している。
【0019】
したがって、側部シール22とそのシール面32との間から外側へ汚水が漏れた場合であっても、漏れた汚水が、例えば塵芥収集車1の左右旋回時に作用する左右遠心力によって、前記内壁19及び前記底壁18をつたってさらに車幅方向外側へ流れても、その汚水は塵芥収容箱2から塵芥投入箱3側へ突出している止水部材16によって遮断されて車体の外側へ出てしまうのを抑制される。つまり、前方側の塵芥収容箱2と後方側の塵芥投入箱3との間の対向面14a,14bは後方に向かって下傾している面であるため、漏れた汚水は底壁18に沿って流れることとなるが、止水部材16はこの底壁18の車幅方向外側に連続して設けられており、塵芥投入箱3側へ向かって突出しているため、汚水が外側へ飛び散るのを防ぐことができる。
さらに、底壁18とシール面32は共に後方に向かって下傾している面となるため、底壁18とシール面32上の汚水はそれぞれの面に沿って下方へ流れ落ちるが、この汚水は前記汚水受け部材17によって受け止められる。これにより、道路上に汚水が落下するのを防ぐことができる。
【0020】
図4は前記汚水受け部材17及びこれに連結されている汚水タンク24を示す斜視図である。汚水受け部材17についてさらに説明すると、汚水受け部材17は塵芥投入箱3の下部に取り付けられており、下部シール(図示せず)及び側部シールの下端部(図示せず)の下方位置に設けられている。汚水受け部材17の左右両端部は、前記止水部材16の下端部の下方位置に設けられている。汚水受け部材17は上部が開口している樋部材とされており、塵芥収容箱2と塵芥投入箱2との間の対向面14a,14bから漏れた汚水が流れ込むことができるようにされている。
塵芥投入箱3のさらに下方には汚水タンク24が設けられている。汚水タンク24は塵芥投入箱3の車幅方向の略全長にわたって設けられている。
【0021】
汚水受け部材17と汚水タンク24とは、これらの車幅方向の途中部において導水パイプ25により相互に連通されている。そして、塵芥収容箱2と塵芥投入箱3との間の対向面14a,14bから漏れた汚水は、汚水受け部材17に流れ込み、汚水受け部材17に流れ込んだ汚水はこの導水パイプ25を通り、汚水タンク24に案内される。この導水パイプ25は、上下方向に延びている上下パイプ部25aと、これに直交して左右方向に延びている左右パイプ部bとを有している。このように導水パイプ25は折り曲げられているため、塵芥収集車1の左右旋回時に車体に作用する左右遠心力や、その急発進、急停止時に車体に作用する前後方向の慣性力により、汚水タンク24に貯留された汚水が導水パイプ25を通じて汚水受け部材17側へ逆流し難くすることができる。
【0022】
図5は本発明の塵芥収集車の他の実施の形態を示すものであって、側部シール22及びその周辺部を示す断面図である。この実施の形態と図3に示した実施の形態とは、塵芥収容箱2側の止水部材16及び塵芥投入箱3側の側壁部材28について異なっており、図5では、止水部材16の先端側(車両後方側)の一部が、側壁部材28の先端側(車両前方側)の一部と車両前後方向で重なっている。つまり、止水部材16はその先端部側に、塵芥投入箱3側の側壁部材28に対して車両前後方向で重なっている重なり部37を有している。言い換えると、止水部材16のうちの重なり部37は、塵芥投入箱3の前端の側縁部よりも後方へ突出している部分である。また、この実施の形態においても、塵芥投入箱3の外壁を構成している側壁部材28の一部が前記板部材27とされており、止水部材16の重なり部37はこの板部材27に対して車両前後方向で重なっている。
この重なり部37によれば、この部分について車体の側部を外側から見ると、側部シール22は隠された状態となる。したがって、塵芥収集車1の左右旋回時に車体に作用する左右遠心力によって、側部シール22とそのシール面32との間から漏れた汚水が側部シール22から底壁18をつたうことなく直接に車幅方向の側方へ飛び出しても、この重なり部37があるため、車体よりも外側へ汚水が飛び散るのを防ぐことが可能となる。
【0023】
さらに、本発明について塵芥収集車の積込装置50をプレス式(図1)として説明したが、本発明の塵芥収集車は、図示しないが回転板と押込板とを有する回転板式の積込装置を備えたものであってもよい。
また、前記の各実施の形態では、止水部材16が塵芥収容箱2の外壁を構成している板部材30と一体とされているが、別の実施の形態としては、止水部材16の部分が塵芥収容箱2の外壁を構成している板部材30と別部材とされている(図示せず)。この場合、止水部材16を、この板部材30よりも車幅方向内側に設けても良く、または、板部材30の車幅方向外側に設けても良い。
【0024】
また、シール部材15は対向面14a,14b間の少なくとも下部及び側部に設けられていればよく、他の実施の形態として、シール部材15は、塵芥投入箱3に形成されている前記開口部3dを囲む全周にわたって設けられていてもよい。すなわち、開口部3dの上方位置に、側部シール22の上端部と連続している上部シール(図示せず)を設ければよい。この場合、下部シール21と側部シール22と上部シールとによってシール部材15は環状とされている。これにより、内部の汚水が毛細管現象によって側部シール22をつたって上昇しても、汚水が外部へ漏れるのを防ぐことができる。
また、前記シール部材15を塵芥投入箱3側に取り付けたものとして説明したが、別の実施の形態として、図示しないが、シール部材15を塵芥収容箱2側に取り付けたものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【図1】本発明の塵芥収集車の一実施の形態を示す側面図である。
【図2】塵芥収容箱と塵芥投入箱との間の下部を示す一部欠截側面図である。
【図3】側部シール及びその周辺部の断面図である。
【図4】汚水受け部材及びこれに連結されている汚水タンクを示す斜視図である。
【図5】本発明の塵芥収集車の他の実施の形態を示すものであって、側部シール及びその周辺部を示す断面図である。
【符号の説明】
【0026】
1 塵芥収集車
2 塵芥収容箱
3 塵芥投入箱
14a 対向面
14b 対向面
15 シール部材
16 止水部材
17 汚水受け部材
28 側壁部材
30 板部材(塵芥収容箱の外壁を構成している部材)
37 重なり部
50 積込装置




 

 


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