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発明の名称 容積ポンプ
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−153343(P2007−153343A)
公開日 平成19年6月21日(2007.6.21)
出願番号 特願2005−346498(P2005−346498)
出願日 平成17年11月30日(2005.11.30)
代理人 【識別番号】110000291
【氏名又は名称】特許業務法人コスモス特許事務所
発明者 安藤 要
要約 課題
アルコールスプレー等がケース内に侵入することを防止できる容積ポンプを提供すること。

解決手段
ケース2内に配設されたバルブ13から供給される流体を吐出するノズル10が、ケース2に着脱可能に取り付けられた容積ポンプ1において、バルブ13を前記ノズルに接続させる継手16がケース2に接するようにする。継手16は、ケース2の挿入孔2aに嵌め込むようにしてもよい。また、ケース2に当接するフランジ部32を継手16に設けてもよい。また、継手を挿入される円筒状の突部31をケースに突設してもよい。
特許請求の範囲
【請求項1】
ケース内に配設されたバルブから供給される流体を吐出するノズルが、前記ケースに着脱可能に取り付けられた容積ポンプにおいて、
前記バルブを前記ノズルに接続させる継手が、前記ケースに接していることを特徴とする容積ポンプ。
【請求項2】
請求項1に記載する容積ポンプにおいて、
前記ケースは、前記ノズルを挿入される挿入孔が形成され、前記挿入孔に前記継手が嵌め込まれていることを特徴とする容積ポンプ。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載する容積ポンプにおいて、
前記継手は、前記ケースに当接するフランジ部が外周面に設けられていることを特徴とする容積ポンプ。
【請求項4】
請求項1に記載する容積ポンプにおいて、
前記ケースは、前記継手を挿入される円筒状の突部が突設されていることを特徴とする容積ポンプ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ケース内に配設されたバルブから供給された流体を吐出するノズルが、ケースに着脱可能に取り付けられた容積ポンプに関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、レストランやファーストフード店、オフィスなどでは、原液に希釈水を混合した飲料水を提供するディスペンサが設置されている。ディスペンサの一例を図13に示す。図13に示すディスペンサ100は、前部扉101が前面に回動可能に設けられ、前部扉101を開くと、チューブポンプ110が2セット設置されている。チューブポンプ110の図中上側には、容器収納庫102が配置され、オレンジジュースなどの濃縮液を殺菌包装した包装容器103が収納されている。包装容器103には、チューブTが連続し、チューブポンプ110のポンプ部111に組み付けられている。チューブポンプ110の下方には、カップCを載置される給水部104が設けられている。チューブポンプ110のケース114には、ピンチバルブ112とノズル113がポンプ部111の下方に配設されている。
【0003】
このようなディスペンサ100は、飲料水を供給する場合には、ピンチバルブ112を開放してポンプ部111を駆動し、包装容器103の濃縮液をカップCに一定量ずつ供給するとともに、ノズル113から希釈水をカップCに供給する。そして、チューブポンプ110から濃縮液と希釈水を所定量ずつカップCに注ぎ終わると、ピンチバルブ112によりチューブTの先端部をピンチする。このとき、ディスペンサ100は、濃縮液や希釈水が飛び散り、チューブポンプ110が汚れることがある。濃縮液や希釈水は栄養分が高く、そのまま放置しておくと雑菌などが繁殖して不衛生であるため、チューブポンプ110は、定期的に洗浄される。チューブポンプ110は、ノズル113がL字型をなし、その内部が洗浄しにくい。そのため、ノズル113をケース114に着脱可能に取り付けられるチューブポンプが提案されている(例えば、特許文献1、特許文献2参照。)。
【0004】
図14は、第1従来例のノズル取付構造を示す図である。図15は、図14に示すノズル取付構造の要部断面図である。
図14及び図15に示すように、ケース114aには、ノズル113aを取り付けるための取付孔121が形成され、その取付孔121の周縁部に切り欠き122,122が形成されている。ケース114a内には、図示しない冷水供給源から希釈水をノズル113aに供給するジョイント123が設けられている。ノズル113aは、係合突部124,124をケース114aの切り欠き122,122に位置合わせして、鍔部125をケース114aに突き当てるように連結部126を取付孔121に挿通することにより、連結部126がジョイント123に嵌め込まれ、その状態で、ノズル113aを回転させて係合突部124,124の位置をケース114aの切り欠き122,122からずらすことにより、ケース114aに抜け不能に取り付けられる。
【0005】
図16は、第2従来例のノズル取付構造を示す図である。
ノズル113bは、基端部131がケース114に内蔵されるバルブのボディ132に設けられた継手部133に嵌合される。基端部131の外周面には、Oリング134が装着され、基端部131を継手部133に嵌合したときにOリング134が押し潰されてシールを行う。
【0006】
【特許文献1】特開2004−238007号公報
【特許文献2】特開2005−256814号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、特許文献1に記載するノズル取付構造では、係合突部124,124をケース114aの内部へ挿入して回転させなければならないため、図15に示すように、ジョイント123とケース114aとの間に、少なくとも係合突部124,124の厚さ分の隙間Sを設ける必要があった。そのため、例えば、ケース114aからノズル113aを取り外してアルコールスプレーをケース114aに吹きかけてチューブポンプ110を洗浄するときに、図中点線矢印に示すように、アルコールスプレーが隙間Sからケース114a内に侵入することがあった。チューブポンプ110は、ポンプ部111を駆動するモータなどがケース114内に設けられ、また、ディスペンサ110は、チューブポンプ110の裏側に制御回路が配置されている。ケース114aの内に侵入したアルコールスプレーが、それらの精密機器にかかると、精密機器が壊れたり、作動不良を生じる恐れがあった。
また、図16に示すノズル取付構造においても、ノズル113bの段差135をケース114に突き当てるようにして、ノズル113bをケース114に取り付けており、ケース114に挿入される管部136を長くして、ケース114から離れたボディ132の継手部133に基端部131を嵌合できるようにしている。そのため、図16に示すノズル取付構造においても、図15に示すノズル取付構造と同様の問題を生じていた。
【0008】
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、アルコールスプレー等がケース内に侵入することを防止できる容積ポンプを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明に係る容積ポンプは、次のような構成を有している。
(1)ケース内に配設されたバルブから供給される流体を吐出するノズルが、前記ケースに着脱可能に取り付けられた容積ポンプにおいて、前記バルブを前記ノズルに接続させる継手が、前記ケースに接していることを特徴とする。
(2)(1)に記載の発明において、前記ケースは、前記ノズルを挿入される挿入孔が形成され、前記挿入孔に前記継手が嵌め込まれていることを特徴とする。
(3)(1)又は(2)に記載の発明において、前記継手は、前記ケースに当接するフランジ部が外周面に設けられていることを特徴とする。
(4)(1)に記載の発明において、前記ケースは、前記継手を挿入される円筒状の突部が突設されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
上記構成を有する本発明の容積ポンプは、バルブをノズルに接続させる継手がケースに接し、ケースと継手との間の隙間を無くしているため、ノズルをケースから取り外してアルコールスプレー等をかけた場合でも、アルコールスプレーがケース内に侵入することを防止できる。
また、本発明の容積ポンプは、ノズルを挿入するためにケースに形成された挿入孔に、継手が嵌め込まれるので、継手をケースに対して容易に位置決めし、ケースと継手との間の隙間を無くすことができる。
また、本発明の容積ポンプは、継手が、外周面に設けたフランジ部をケースに当接させた状態でケースに接するので、寸法公差や組立公差などにより、継手の外周面とケースとの間に隙間ができてしまった場合であっても、その隙間をフランジ部で塞ぐことができる。
また、本発明の容積ポンプは、ケースに突設した円筒状の突部に継手を挿入し、継手の端部をケースに突き当てているので、寸法公差や組立公差などにより、継手とケースとの間に隙間ができ、その隙間にアルコールスプレー等が侵入した場合であっても、アルコールスプレー等がケース内に拡散することを防止できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
次に、本発明に係るの一実施の形態について図面を参照して説明する。
【0012】
図1は、本発明の実施形態に係るチューブポンプ1の正面図である。なお、以下の図面では、説明の便宜上、ケース2の前面若しくはロータ3を覆うカバーを省略している。
本実施形態のチューブポンプ1も、従来技術同様、図13に示すディスペンサ100に使用され、チューブT(図13参照)を流れる濃縮液を一定量ずつ吐出するとともに、ノズル10から希釈水を注出する。チューブポンプ1のノズル10は、ケース2に着脱可能に取り付けられている。
【0013】
チューブポンプ1は、樹脂を箱形に成形したケース2を備える。ケース2の前側面には、ロータ3が回転自在に軸支され、ロータ3の片側に押圧レバー4が回動可能に保持されている。ロータ3は、複数のローラ5を回転軸6を介して回転可能に軸支し、U字バネ7によりローラ5に図中外向きの力を常時作用させている。ケース2には、ロータ3の下方にピンチバルブ8が配設され、ロータ3と押圧レバー4との間に組み付けられたチューブT(図13参照)の先端部を狭持して、濃縮液が外気に接しないようになっている。また、ピンチバルブ8の近傍には、ノズル10が配設されている。
【0014】
ノズル10は、外周面に突設された係合突部21を、ケース2の前側面に設けられたロック部20の係合溝20aに係合させて、ケース2に抜け不能に取り付けられている。ノズル10は、係合突部21の端面がケース2の前側面に突設された位置決め凸状26,27に引っ掛けられ、チューブTから吐出される濃縮液に希釈水を交差させて注出するように吐出口22の向きが調整されている。
【0015】
図2は、図1の左側から見たチューブポンプ1の内部構造を示す図である。
チューブポンプ1のケース2内には、ロータ3に回転力を付与するモータ11と、ピンチバルブ6に駆動力を付与するソレノイド12と、水や炭酸水などの希釈水の供給を制御するバルブ13が内設されている。バルブ13は、ソレノイドによって弁部を開閉し、入力ポート14から入力した希釈水を図示しない出力ポートに出力する。バルブ13の図示しない出力ポートには、樹脂製の配管15が接続されている。継手16は、樹脂製のL字管であって、入力側連結部17が配管15に接続され、出力側連結部18がノズル10に接続されている。
【0016】
図3は、図1に示すチューブポンプ1おけるノズル取付構造を示す図である。図4は、図3に示す継手部分の要部拡大断面図である。
継手16は、出力側連結部18の開口径が、ケース2に形成された挿通孔2aと同径にされており、出力側連結部18の開口端面を挿通孔2aの外側にてケース2の内壁に接するようにケース2内に配設されている。出力側連結部18の先端部は、肉厚が薄くされ、外部からの力が出力側連結部18に作用したときに、出力側連結部18が変形できるようにされている。ノズル10は、Oリング19を装着されたノズル10の端部が、ケース2に形成された挿通孔2aから挿入され、継手16の出力側連結部18に嵌合されている。
【0017】
図5は、図1に示すノズル10を示す図であって、(a)がノズルの側面図、(b)が(a)に示すノズルを図中左方向から見た図、(c)が(a)に示すノズルを図中右方向から見た図、(d)が(a)に示すノズルを図中上方向から見た図、(e)が(a)に示すノズルを図中下方向から見た図である。
ノズル10は、図5(a)に示すように、樹脂をL字型に成形したものである。図5(a)、(d)、(e)に示すように、ノズル10は、希釈水を吐出する吐出口22と反対側の端部の外径が、継手16の出力側連結部18の開口径と同径にされ、当該端部外周面にOリング19を装着するための環状凹部23が形成されている。図5(a)、(b)、(c)に示すように、ノズル10の外周面には、ノズル10をケース2に対して位置決めするための係合突部21が、環状凹部23より吐出口22側の位置に略三日月状に形成されている。図5(c)に示すように、係合突部21がケース2に当接する端面には、第1段差部24と第2段差部25が切り欠いて形成されている。
【0018】
次にノズル10の着脱について説明する。図6は、図1に示すチューブポンプ1におけるノズルのロック構造を示す図であり、(a)がロック状態、(b)が中間状態、(c)がロック解除状態を示す。尚、図6では、ピンチバルブ8のカバー及びピンチバルブ8の内部構造を省略して記載している。
ノズル10は、図6(a)に示す状態では、係合突部21の端面が位置決め凸状26,27に係止されて回転を制限され、位置決めされている。係合突部21は、ロック部20の係合溝20aに係合し、ノズル10をケース2の挿入孔2aから抜け出せないようにしている。
【0019】
図6(a)に示すノズル10を図中K方向へ回転させると、図6(b)に示すように、第1段差部24に位置決め凸状27が乗り上がる。この時点ではまだ、係合突部21がロック部20の係合溝20aに係合し、ノズル10をケース2から抜き出すことはできない。その後更に、ノズル10をK方向へ回転させると、係合突部21の端面に位置決め凸状27が乗り上がり、更にノズル10を回転させると、図6(c)に示すように、第1段差部24の位置に位置決め凸状26が配置され、第2段差部25の位置に位置決め凸状27が配置されるようになる。ここまでノズル10を回転させると、係合突部21がロック部20の係合溝20aから外れ、ノズル10をケース2の前側面側に引っ張ってケース2から抜き出すことができるようになる。
【0020】
一方、ノズル10を取り付けるときには、図6(c)に示すように、第1段差部24を位置決め凸状26に、また第2段差部25を位置決め凸状27にぞれぞれ位置合わせするようにノズル10の向きを調整して、Oリング19を装着された端部をケース2の挿通孔2に挿通した後、ノズル10をケース2の背面側に押し込んでOリング19を装着された端部を継手16の出力側連結部18に嵌合する。その後さらに、ノズル10を−K方向へ回転させ、上記と逆の順序で係合突部21をロック部20の係合溝20aに係合させる。これにより、ノズル10がケース2に抜け不能に取り付けられる。
【0021】
上記のようにノズル10を回転させる場合、係合突部21に第1段差部24と第2段差部25を設けているため、位置決め凸状26,27が第1段差部24と第2段差部25に摺接するときには、回転抵抗が小さく、位置決め凸状26,27が第1段差部24又第2段差部25から係合突部21の端面に乗り上げて係合突部21の端面に摺接するときには、回転抵抗が大きくなる。そのため、ノズル10の取外時には、ノズル10の回転抵抗が大きくなった後、第2段差部25に移動すると、回転抵抗が小さくなり、また、ノズル10の取付時には、ノズル10の回転抵抗が大きくなった後、第1段差部24に移動すると、回転抵抗が小さくなる。そのため、使用者は、ノズル10を回転させる際の抵抗(硬さ)の変化により、ノズル10の取付位置と取外位置を認識することが可能である。
【0022】
ところで、図15に示す従来技術では、ノズル113aの係合突部124,124をケース114a内に挿入してノズル113aを抜け不能にケース114aに取り付けていたため、ケース114aとジョイント123との間に隙間Sを設ける必要があった。しかし、本実施形態のチューブポンプ1では、図2に示すように、ノズル10の係合突部21をケース2の前側面に突設されたロック部20の係合溝20aに係合させてノズル10をロックするため、継手16の出力側連結部18の端面とケース2の内壁との間に隙間を設ける必要がなく、継手16の出力側連結部18の端面がケース2の内壁に接するように継手16をケース2内に配設している。
【0023】
チューブポンプ1は、本来、メンテナンス性や衛生性を確保する上で、ケース2の前側面をできるだけ平らな面にすることが望ましいが、本実施形態のようにノズル10のロック構造をケース2の前面側に設けると、ケース2の前側面が凸凹になり、衛生面やメンテナンス面が問題になる。この点、本実施形態におけるノズル10のロック構造は、ケース2の挿入孔2aの上側に、係合溝20aが下向きに開口するようにロック部20を設け、そのロック部20にノズル10の係合突部21を係合させるだけの簡単な構造である。そのため、例えば、濃縮液や希釈水がロック部20に飛び散った場合でも、ロック部20に溜まらず衛生的である。また、ロック部20が単純な面で構成されているため、洗浄も容易である。
【0024】
上記構成を有するチューブポンプ1を洗浄する場合には、ノズル10を図6のK方向へ回転させてケース2から取り外し、アルコールスプレーや水をケース2にかけて、ケース2に付着した汚れを拭き取る。このとき、図4に示すように、ケース2に挿入孔2aが形成されているため、図中点線矢印に示すように、アルコールスプレー等がケース2内へ侵入しようとする。しかし、図4に示すように、本実施形態のチューブポンプ1では、継手16の出力側連結部18の端面を、挿入孔2aの周りにてケース2の内壁に接するように、継手16をケース2内に配設しており、継手16の出力側連結部18の端面とケース2の内壁との間に隙間が無い。そのため、チューブポンプ1の洗浄時にノズル10をケース2から取り外してアルコールスプレー等をケース2に吹きかけても、図4の点線矢印に示すように、アルコールスプレー等が継手16の出力側連結部18とケース2との間からケース2内に侵入しない。ケース2とノズル10の洗浄が終わったら、図6に示すように、ノズル10の端部をケース2の挿入孔2aに挿入してノズル10を図中−K方向へ回転させ、ノズル10をケース2に抜け不能に取り付ける。
【0025】
ここで、チューブポンプ1は、一般的に、継手16について±0.5mmの寸法公差又は組立公差を許容しており、寸法公差や組立公差によっては、継手16の端面がケース2の内壁にちょうど接しないことも考え得る。この点、本実施形態のチューブポンプ1は、例えば、継手16の寸法公差−0.5mmにより、継手16の端面がケース2の内壁に接しない場合でも、継手16とケース2との間に形成される隙間が0.5mm程度と狭いため、洗浄時にケース2にアルコールスプレーをかけても、そのアルコールスプレーがケース2内に拡散することを十分に防止することができる。また、本実施形態のチューブポンプ1は、例えば、継手16が寸法公差0.5mmを生じた場合でも、図4に示すように、継手16の出力側開口部18の先端部肉厚が薄くされているため、出力側開口部18をケース2に突き当てて変形させ、寸法公差や組立交差を吸収することが可能である。
【0026】
従って、本実施形態のチューブポンプ1によれば、図3に示すように、バルブ13をノズル10に接続させる継手16の出力側連結部18の端面がケース2の内壁に接し、ケース2の内壁と継手16の出力側連結部18の端面との間の隙間を無くしているため、ノズル10をケース2から取り外してアルコールスプレー等をかけた場合でも、アルコールスプレーがケース2の挿入孔2aからケース2内に侵入することを防止できる。
【0027】
特に、チューブポンプ1は、図2に示すようにケース2内にモータ11やソレノイド12などを内蔵しており、また、チューブポンプ1を組み付けるディスペンサ100は、チューブポンプ1の背面側に制御回路を配置する。しかし、上記のように、チューブポンプ1の洗浄時にアルコールスプレーがケース2の挿通孔2aからケース2内へ侵入しないので、モータ11、ソレノイド12、制御回路等の精密機器にアルコールスプレーがかかってショートを生じたり、作動不良を生じる恐れがない。
【0028】
次に、本発明のチューブポンプ1の変形例について説明する。図7は、図3に示すノズル取付構造の第1変形例である。図8は、図7に示す継手部分の要部拡大断面図である。
図7及び図8に示すように、ケース2の内壁には、挿通孔2aの外側に円筒状の突部31が形成されている。突部31は、内径が継手16の出力側連結部18の外径と同径に形成されている。チューブポンプ1は、継手16の出力側連結部18を突部31に挿入して、継手16の出力側連結部18の端面を挿入孔2aの周りにてケース2の内壁に突き当てるようにして継手16をケース2内に配設し、その継手16にノズル10を嵌合する。この場合、寸法公差や組立交差などにより、継手16の出力側連結部18の端面とケース2の内壁との間に隙間ができ、その隙間にアルコールスプレーが侵入しても、当該隙間の周りを突部31が覆っているため、アルコールスプレーがケース2内に拡散しない。
【0029】
図9は、図3に示すノズル取付構造の第2変形例である。図10は、図9に示す継手部分の要部拡大断面図である。
ケース2の挿入孔2aは、内径が継手16の出力側連結部18の外径と同径になるように形成されている。チューブポンプ1は、ケース2の挿入孔2aに継手16の出力側連結部18を嵌合することにより継手16をケース2内に配設する。継手16の出力側連結部18には、ケース2の正面側から挿入孔2aに挿入されたノズル10の端部が嵌合される。このようなノズル10の取付構造を備えるチューブポンプ1によれば、継手16をケース2の挿入孔2aに挿入することにより継手16をケース2に対して簡単に位置決めし、継手16とケース2との間の隙間をなくすことができる。
【0030】
図11は、図3に示すノズル取付構造の第3変形例である。図12は、図11に示す継手部分の要部拡大断面図である。
継手16は、フランジ部32が端面外周面沿って環状に設けてられている。継手16は、出力側連結部18をケース2の挿入孔2aに挿入し、フランジ部32をケース2の内壁に突き当てた状態でケース2内に配設される。そして、継手16は、ケース2の挿入孔2aに挿入されたノズル10を出力側連結部18に嵌合される。このようなノズル取付構造を備えるチューブポンプ1によれば、例え、継手16の外周面とケース2との間に隙間ができても、その隙間がフランジ部32により塞がれるため、継手16の外周面とケース2との間に形成される隙間にアルコールスプレーが侵入しても、アルコールスプレーがフランジ部2に遮断されてケース2内に拡散しない。
【0031】
尚、本発明は、上記実施の形態に限定されることなく、色々な応用が可能である。
【0032】
(1)例えば、上記実施の形態では、ロータ3を回転させてチューブTをローラ5で順次押し潰すチューブポンプ1を容積ポンプとして使用したが、例えば、一対のスプロケットに巻回したチェーンに複数のローラを保持させ、一対のスプロケットの片側に配置した押圧レバーにローラを順次押し付けて、押圧レバーとローラとの間に取り付けたチューブを押し潰すチューブポンプや、歯車ポンプを容積ポンプとして使用してもよい。
【0033】
(2)例えば、上記実施の形態では、バルブ13に接続する継手16をケース2に接するようにしたが、バルブのボディに一体的に設けた継手部をケースに接するようにしてもよい。すなわち、バルブに接続する継手には、バルブのボディに一体的に設けた継手と、バルブのボディと別部材の継手の双方を含む。
【0034】
(3)例えば、上記第1変形例では、継手16を突部31に挿入するだけであるが、継手16の外周面にシール部材を装着し、継手16と突部31との間をシールするようにしてもよい。
(4)例えば、上記第2変形例では、継手16をケース2の表面と面一になるように、継手16の出力側連結部をケース2の挿入孔2aに挿入したが、継手16の出力側連結部をケース2の表面に突き出させてもよい。
(5)例えば、上記第3変形例では、継手16のフランジ部32をケース2に直接突き当てているが、フランジ部32に環状溝を形成してシール部材を装着し、フランジ部32とケース2との間でシール部材を押し潰してシール力を発揮させるようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0035】
【図1】本発明の実施形態に係るチューブポンプの正面図である。
【図2】図1の図中左側から見たチューブポンプの内部構造を示す図である。
【図3】図1に示すチューブポンプにおけるノズル取付構造を示す図である。
【図4】図3に示す継手部分の要部拡大断面図である。
【図5】図1に示すノズルを示す図であって、(a)がノズルの側面図、(b)が(a)に示すノズルを図中左方向から見た図、(c)が(a)に示すノズルを図中右方向から見た図、(d)が(a)に示すノズルを図中上方向から見た図、(e)が(a)に示すノズルを図中下方向から見た図である。
【図6】図1に示すチューブポンプにおけるノズルのロック構造を示す図であり、(a)がロック状態、(b)が中間状態、(c)がロック解除状態を示す。
【図7】図3に示すノズル取付構造の第1変形例である。
【図8】図7に示す継手部分の要部拡大断面図である。
【図9】図3に示すノズル取付構造の第2変形例である。
【図10】図9に示す継手部分の要部拡大断面図である。
【図11】図3に示すノズル取付構造の第3変形例である。
【図12】図11に示す継手部分の要部拡大断面図である。
【図13】ディスペンサの概略構成図である。
【図14】第1従来例のノズル取付構造を示す図である。
【図15】図14に示すノズル取付構造の要部断面図である。
【図16】第2従来例のノズル取付構造を示す図である。
【符号の説明】
【0036】
1 チューブポンプ(容積ポンプ)
2 ケース
2a 挿入孔
10 ノズル
13 バルブ
16 継手
31 突部
41 フランジ部




 

 


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