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錠剤投入装置及びPTPシートの製造装置 - シーケーディ株式会社
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発明の名称 錠剤投入装置及びPTPシートの製造装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−91231(P2007−91231A)
公開日 平成19年4月12日(2007.4.12)
出願番号 特願2005−279067(P2005−279067)
出願日 平成17年9月27日(2005.9.27)
代理人 【識別番号】100111095
【弁理士】
【氏名又は名称】川口 光男
発明者 服部 真治 / 押見 浩志
要約 課題
錠剤から生じる粉塵を効果的に除去可能で、ポケット部内への粉塵の混入を抑止可能な錠剤投入装置及びPTPシートの製造装置を提供する。

解決手段
ボウルフィーダ31の直下に配置された集塵機構40は、略密閉状態で、コイルシュータ33の上部区間を収容している。そして、吸引口41aを介した空気の吸引により、コイルシュータ33の上部区間における集塵を実現する。一方、吹付け機構60では、流入口62bを介した空気の供給により、案内経路に沿って形成された複数の噴射孔61bから、コイルシュータ33を通過する錠剤5に対し、繰り返し、また、複数方向から空気を吹き付ける。そして、投入シュータ32の直上に配置された集塵機構50は、吸引口51aを介した空気の吸引により、吹付け機構60にて錠剤5表面から取り除かれて浮遊する粉塵の除去を主として、コイルシュータ33の下部空間における集塵を実現する。
特許請求の範囲
【請求項1】
底部に設けられた誘導孔から、振動によって錠剤を下流側へ誘導する誘導手段と、
移送可能な帯状のフィルムに形成された複数のポケット部内に前記錠剤を投入する投入手段と、
前記誘導手段により前記誘導孔から落下させられる前記錠剤を、当該錠剤の自重で前記投入手段まで案内する案内手段と、
前記案内手段又は投入手段の途中で、吸引作用により、前記錠剤から生じる粉塵を集める集塵手段と
を具備してなることを特徴とする錠剤投入装置。
【請求項2】
底部に設けられた誘導孔から、振動によって錠剤を下流側へ誘導する誘導手段と、
移送可能な帯状のフィルムに形成された複数のポケット部内に前記錠剤を投入する投入手段と、
前記誘導手段により前記誘導孔から落下させられる前記錠剤を、当該錠剤の自重で前記投入手段まで案内する案内手段と、
前記案内手段又は投入手段の途中で、吸引作用により、前記錠剤から生じる粉塵を集める集塵手段と、
前記集塵手段に対応して設けられ、前記錠剤に対し、噴射部に形成された噴射孔から気体を吹き付ける吹付け手段と
を具備してなることを特徴とする錠剤投入装置。
【請求項3】
請求項2に記載の錠剤投入装置において、
前記噴射部は、前記案内手段による案内経路の一部区間に対応して配置されており、
前記噴射孔は、前記一部区間における前記案内経路に沿って複数個形成されていることを特徴とする錠剤投入装置。
【請求項4】
請求項2又は3に記載の錠剤投入装置において、
前記案内手段は、並列に複数設けられており、
前記噴射部には、前記各案内手段を個別に収容可能な凹部が形成されていることを特徴とする錠剤投入装置。
【請求項5】
請求項2乃至4のいずれかに記載の錠剤投入装置において、
前記噴射部の噴射孔は、前記案内手段による案内経路に対し所定方向から気体を噴射する第1噴射孔と、前記案内経路に対し前記所定方向以外の方向から気体を噴射する第2噴射孔とで構成されていることを特徴とする錠剤投入装置。
【請求項6】
請求項1乃至5のいずれかに記載の錠剤投入装置において、
前記集塵手段は、前記案内手段による案内経路の一部区間を略密閉状態で覆う箱部を有しており、当該箱部における吸引作用により、前記案内手段の途中で前記粉塵を集めることを特徴とする錠剤投入装置。
【請求項7】
請求項1乃至6のいずれかに記載の錠剤投入装置において、
前記案内手段は、コイルスプリングで形成されてなり、当該コイルスプリングの内部を通過させることにより、錠剤を案内するコイルシュータであることを特徴とする錠剤投入装置。
【請求項8】
請求項1乃至7のいずれかに記載の錠剤投入装置において、
前記誘導手段の前記誘導孔の直下に、前記集塵手段を設けたことを特徴とする錠剤投入装置。
【請求項9】
請求項1乃至8のいずれかに記載の錠剤投入装置において、
前記投入手段の直上に、前記集塵手段を設けたことを特徴とする錠剤投入装置。
【請求項10】
請求項1乃至9のいずれかに記載の錠剤投入装置を備えるPTPシートの製造装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、PTPシートを製造するためのPTPシートの製造装置に係り、特に、ポケット部に錠剤を投入するための錠剤投入装置に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、PTPシートは、PTP包装機(ブリスター包装機)によって製造される。PTP包装機は、長尺状の包装用フィルムに錠剤を投入するためのポケット部を形成するポケット部形成機構、ポケット部が形成された長尺状のフィルムを搬送させつつポケット部に錠剤を投入する錠剤投入機構、アルミニウム等よりなるカバーフィルムを貼着する貼着機構、スリットを成形するスリット成形機構、PTPシート単位に打ち抜く打抜き機構等を備えている。
【0003】
上記錠剤投入機構は、例えば、ボウルフィーダ、コイルシュート、及び、投入装置などで構成される(例えば、特許文献1参照)。ボウルフィーダは、錠剤を投入装置へ定量供給するためのものであり、振動機構によって錠剤を旋回移動させ、底部の誘導孔から下流側へ落下させる。コイルシュートは、ボウルフィーダから供給される錠剤を、投入装置へ移送するコイルスプリングよりなるホースである。投入装置は、移送された錠剤を包装用フィルムに形成されたポケット部へ投入するためのものである。
【特許文献1】特開2002−37201号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上記錠剤投入機構においてはボウルフィーダ→コイルシュート→投入装置というように露出状態にある錠剤の移送が連続して行われるため、錠剤の一部が粉塵となって、投入機構各部や錠剤自体に付着する。特に、錠剤が口腔内崩壊錠のような場合には、粉塵の発生が顕著となる。このような粉塵は、上記投入装置において錠剤を詰まらせる原因となり得る。また、このような粉塵がポケット部内に混入すると、錠剤の投入されたポケット部の透明性を阻害し、見栄えを悪化させ、場合によっては、錠剤投入後の異物検査に支障を来たすおそれもある。
【0005】
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、その目的は、錠剤から生じる粉塵を効果的に除去し、粉塵による不具合を抑制することの可能な錠剤投入装置及び当該錠剤投入装置を備えるPTPシートの製造装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
以下、上記目的等を解決するのに適した各手段につき項分けして説明する。なお、必要に応じて対応する手段に特有の作用効果等を付記する。
【0007】
手段1.底部に設けられた誘導孔から、振動によって錠剤を下流側へ誘導する誘導手段と、
移送可能な帯状のフィルムに形成された複数のポケット部内に前記錠剤を投入する投入手段と、
前記誘導手段により前記誘導孔から落下させられる前記錠剤を、当該錠剤の自重で前記投入手段まで案内する案内手段と、
前記案内手段又は投入手段の途中で、吸引作用により、前記錠剤から生じる粉塵を集める集塵手段と
を具備してなることを特徴とする錠剤投入装置。
【0008】
手段1に記載の錠剤投入装置では、誘導手段が、底部に設けられた誘導孔から、振動によって錠剤を下流側へ誘導する。誘導手段は、例えば、ボウルフィーダなどの整列機能を有する装置として具現化される。また、投入手段が、移送可能な帯状のフィルムに形成された複数のポケット部内に錠剤を投入する。投入手段は、例えば、シャッタの開閉などによって錠剤をポケット部へ投入する装置として具現化される。また例えば、錠剤投入のためのロータリドラムを備える装置としてもよい。そして、案内手段によって、誘導手段にて誘導孔から落下させられる錠剤が、当該錠剤の自重で投入手段まで案内される。これらの基本構成については、以下の手段でも同様である。
【0009】
このような構成において手段1では特に、案内手段又は投入手段の途中で、吸引作用により、集塵手段によって、錠剤から生じる粉塵が集められる。
【0010】
上記誘導手段は振動によって錠剤を誘導するため、錠剤の一部が粉塵となる可能性が高い。一方、投入手段にてポケット部に投入された後では、錠剤に付着した又はポケット部内に混入した粉塵を除去することは困難となる。この点、手段1によれば、誘導手段の下流側でポケット部に投入される前に粉塵が集められるため、効果的な集塵が可能となる。
特に、案内手段の途中で集める構成とした場合、集塵手段の構成を比較的簡素なものとすることができ、構成の複雑化を防止することができる。
その結果、錠剤から生じる粉塵を効果的に除去することができる。
【0011】
手段2.底部に設けられた誘導孔から、振動によって錠剤を下流側へ誘導する誘導手段と、
移送可能な帯状のフィルムに形成された複数のポケット部内に前記錠剤を投入する投入手段と、
前記誘導手段により前記誘導孔から落下させられる前記錠剤を、当該錠剤の自重で前記投入手段まで案内する案内手段と、
前記案内手段又は投入手段の途中で、吸引作用により、前記錠剤から生じる粉塵を集める集塵手段と、
前記集塵手段に対応して設けられ、前記錠剤に対し、噴射部に形成された噴射孔から気体を吹き付ける吹付け手段と
を具備してなることを特徴とする錠剤投入装置。
【0012】
手段2に記載の錠剤投入装置でも、手段1に記載の錠剤投入装置と同様、誘導手段が、底部に設けられた誘導孔から、振動によって錠剤を下流側へ誘導する。また、投入手段が、移送可能な帯状のフィルムに形成された複数のポケット部内に錠剤を投入する。そして、案内手段によって、誘導手段にて誘導孔から落下させられる錠剤が、当該錠剤の自重で投入手段まで案内される。
【0013】
また、案内手段又は投入手段の途中で、集塵手段によって、吸引作用により、錠剤から生じる粉塵が集められることも、手段1と同様である。すなわち、誘導手段の下流側でポケット部に投入される前に粉塵が集められるため、効果的な集塵が可能となる。また、特に、案内手段の途中で集める構成とした場合、集塵手段の構成を比較的簡素なものとすることができる。
【0014】
さらに、手段2では、上記集塵手段に対応して設けられる吹付け手段によって、錠剤に対し、噴射部に形成された噴射孔から気体が吹き付けられる。気体とあるのは、通常は空気が想定されるが、空気以外のガス一般(例えば、窒素、アルゴン等の不活性ガスなど)を含める趣旨である。このように吹付け手段にて錠剤に対して気体が吹き付けられるため、錠剤に付着した粉塵を効果的に取り除くことができる。また、吹付け手段が集塵手段に対応して設けられているため、錠剤から取り除かれた粉塵を、効果的に集塵することが可能となる。
【0015】
その結果、手段2によっても、錠剤から生じる粉塵を効果的に除去することができる。
【0016】
なお、吹付け手段は集塵手段に対応して設けられるが、集塵手段が、必ずしも吹付け手段に対応して設けられる必要はない。つまり、吹付け手段とペアとなる集塵手段とは別に、単独の集塵手段を設けるようにしてもよい。
【0017】
手段3.手段2に記載の錠剤投入装置において、
前記噴射部は、前記案内手段による案内経路の一部区間に対応して配置されており、
前記噴射孔は、前記一部区間における前記案内経路に沿って複数個形成されていることを特徴とする錠剤投入装置。
【0018】
手段3によれば、吹付け手段の噴射部が、案内手段による案内経路の一部区間に対応して配置されている。そして、噴射部の噴射孔が、その一部区間における案内経路に沿って複数個形成されている。したがって、噴射部の噴射孔から気体を噴射することにより、案内手段の一部区間を通過する錠剤に対し、繰り返し気体が噴射される。その結果、錠剤に付着した粉塵を、より効果的に除去することができる。
【0019】
手段4.手段2又は3に記載の錠剤投入装置において、
前記案内手段は、並列に複数設けられており、
前記噴射部には、前記各案内手段を個別に収容可能な凹部が形成されていることを特徴とする錠剤投入装置。
【0020】
手段4では、上記案内手段が並列に複数設けられていることを前提として、噴射部に、各案内手段を個別に収容可能な凹部が形成されている。したがって、気体の吹き付けにより錠剤表面から除去された粉塵が、回り込んで例えば隣の案内手段にて案内される錠剤に再び付着する可能性が小さくなる。その結果、錠剤に付着した粉塵を、より効果的に取り除くことができる。
【0021】
手段5.手段2乃至4のいずれかに記載の錠剤投入装置において、
前記噴射部の噴射孔は、前記案内手段による案内経路に対し所定方向から気体を噴射する第1噴射孔と、前記案内経路に対し前記所定方向以外の方向から気体を噴射する第2噴射孔とで構成されていることを特徴とする錠剤投入装置。
【0022】
手段5によれば、第1噴射孔によって錠剤の案内経路に対し所定方向から気体が噴射されると共に、第2噴射孔によって案内経路に対し所定方向以外の方向から気体が噴射される。この場合、第2噴射孔によって、第1噴射孔による気体の吹き付け方向とは異なる方向から気体が吹き付けられる。例えば、第1噴射孔による気体の吹き付け方向の両側から斜め方向に、第2噴射孔による気体の吹き付けを行うという具合である。このようにすれば、錠剤表面の各部に気体の流れを生じさせることができ、単一方向から気体を吹き付ける構成と比べて、錠剤表面に付着した粉塵を、より効果的に取り除くことが可能となる。
【0023】
手段6.手段1乃至5のいずれかに記載の錠剤投入装置において、
前記集塵手段は、前記案内手段による案内経路の一部区間を略密閉状態で覆う箱部を有しており、当該箱部における吸引作用により、前記案内手段の途中で前記粉塵を集めることを特徴とする錠剤投入装置。
【0024】
手段6では、上記集塵手段が、案内手段による案内区間の一部区間を略密閉状態で覆う箱部を有している。そして、当該箱部における吸引作用により、案内手段の途中で粉塵が集められる。このように略密閉状態の箱部を利用すれば、例えば上記吹付け手段を備える構成において錠剤に付着した粉塵を気体の吹き付けによって取り除く場合など、粉塵の飛散を防止でき、より効果的な集塵が可能となる。
【0025】
手段7.手段1乃至6のいずれかに記載の錠剤投入装置において、
前記案内手段は、コイルスプリングで形成されてなり、当該コイルスプリングの内部を通過させることにより、錠剤を案内するコイルシュータであることを特徴とする錠剤投入装置。
【0026】
手段7に示すように、上記案内手段は、コイルスプリングで形成されたコイルシュータとして具現化することができる。この場合、案内手段は、コイルスプリングの内部を通過させることにより、錠剤を案内する。このようにすれば、コイルスプリングの隙間から集塵手段による集塵や吹付け手段による気体の吹付けが可能となり、案内手段に集塵や気体の吹き付けのための隙間などを新たに形成する必要がない。すなわち、案内手段の途中で集塵を行うという構成が容易に実現される。
【0027】
手段8.手段1乃至7のいずれかに記載の錠剤投入装置において、
前記誘導手段の前記誘導孔の直下に、前記集塵手段を設けたことを特徴とする錠剤投入装置。
【0028】
手段8では、誘導手段の誘導孔の直下に、集塵手段が設けられている。ここでは集塵手段を単独で設けるようにしてもよいし、手段2に示した構成を前提に、集塵手段に対応させて吹付け手段を設けるようにしてもよい。
【0029】
上述したように、誘導手段は振動によって錠剤を誘導するため、錠剤の一部が粉塵となる可能性が高い。この点、手段8によれば、誘導手段の誘導孔の直下に集塵手段を設けたため、発生した粉塵を、飛散などが生じる前に、効果的に集めることが可能となる。その結果、より効果的な集塵が可能となる。
【0030】
手段9.手段1乃至8のいずれかに記載の錠剤投入装置において、
前記投入手段の直上に、前記集塵手段を設けたことを特徴とする錠剤投入装置。
【0031】
手段9では、投入手段の直上に、集塵手段が設けられている。ここでは集塵手段を単独で設けるようにしてもよいし、手段2に示した構成を前提に、集塵手段に対応させて吹付け手段を設けるようにしてもよい。
【0032】
上述したように、投入手段にてポケット部に投入された後では、錠剤に付着した粉塵を除去することは困難となる。この点、手段9によれば、投入手段の直上に集塵手段を設けたため、ポケット部への投入の前段階で粉塵を集めることができ、その結果、より効果的な集塵が可能となる。
【0033】
以上は、錠剤投入装置の発明として説明してきたが、PTPシートの製造装置の発明として実現することも可能である。
【0034】
手段10.手段1乃至9のいずれかに記載の錠剤投入装置を備えるPTPシートの製造装置。
【0035】
このようなPTPシートの製造装置においても、上記錠剤投入装置と同様の効果を奏することとなる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0036】
以下、一実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
【0037】
図1(a),(b)に示すように、本実施形態におけるPTPシート1は、複数のポケット部2を備えた容器フィルム3と、ポケット部2を塞ぐようにして容器フィルム3に取着された密封用フィルム4とを有している。容器フィルム3は、PPによって構成され、光透過性を有している(ここでは、透明を呈している)。密封用フィルム4は、アルミニウムによって構成されている。
【0038】
また、各ポケット部2には被投入物としての錠剤5(口腔内崩壊錠)が1つずつ収容されている。PTPシート1の容器フィルム3には、例えば2つのポケット部2が含まれたペア小片に切り離すことができるように複数の横スリット6が形成されている(もちろん縦スリットが形成されていてもよいし、スリットを省略してもよい)。
【0039】
次に、「PTPシートの製造装置」としてのPTP包装機(ブリスタ包装機)10の構成について説明することとする。
【0040】
図2に示すように、PTP包装機10の最上流側では、帯状の容器フィルム3がロール状に巻回されている。ロール状に巻回された容器フィルム3は、間欠的に搬送されるようになっており、容器フィルム3の搬送経路に沿って、加熱装置12とポケット成形装置13とが順に並設されている。これら加熱装置12及びポケット成形装置13によってポケット部形成装置14が構成されている。そして、加熱装置12によって容器フィルム3が部分的に加熱され、該容器フィルム3が比較的柔軟になった状態において、ポケット成形装置13によって容器フィルム3にポケット部2が成形される。なお、このポケット部2の成形は、容器フィルム3の搬送動作間のインターバルに行われる。
【0041】
ポケット部2が形成された容器フィルム3の移送経路に沿って、ポケット部2に錠剤5を自動的に投入する錠剤投入装置16、外観検査装置17、シール装置18が、配設されている。
【0042】
錠剤投入装置16は、容器フィルム3に形成されたポケット部2に錠剤5を投入する。なお、本実施形態は、この錠剤投入装置16に特徴を有しているため、錠剤投入装置16については、後に詳述する。
【0043】
外観検査装置17は、錠剤5が各ポケット部2に確実に投入されているか否か、また錠剤5の欠け、ひび等の外観異常の有無、異物混入の有無等の検査を行うためのものである。該外観検査装置17は、ポケット部2の開口側からの検査を行う。
【0044】
一方、帯状に形成された密封用フィルム4は、最上流側においてロール状に巻回されている。ロール状に巻回された密封用フィルム4の引出し端は、シール装置18の方へと案内されている。シール装置18は、フィルム受けロール19と、加熱ロール20とを備えており、フィルム受けロール19に加熱ロール20が圧接可能に構成されている。そして、両ロール19,20間に容器フィルム3及び密封用フィルム4が送り込まれるようになっており、容器フィルム3及び密封用フィルム4が、両ロール19,20間を加熱圧接状態で通過することで、容器フィルム3に密封用フィルム4が貼着され、これにより、錠剤5が各ポケット部2に投入された帯状のPTPフィルム21が製造される。このとき、加熱ロール20の表面には、シール用の網目状の凸条が形成されており、これが強く圧接することで、強固なシールが実現されるようになっている。
【0045】
前記シール装置18の下流には、ポケット部2側から錠剤5等の異常を検出するための外観検査装置23が設けられている。尚、外観検査装置17,23によって不良品判定された場合、図示しない不良シート排出機構に不良品信号が送られ、その不良品判定となったPTPシート1は、不良シート排出機構によって別途排出され、図示しない不良品ホッパに移送されるようになっている。
【0046】
外観検査装置23の下流ではPTPフィルム21移送経路に沿って、スリット成形装置24及びシート打抜装置26が順に配設されている。スリット成形装置24は、PTPフィルム21の所定位置に前記横スリット6を形成する機能を有する。シート打抜装置26は、PTPフィルム21をPTPシート1単位に打抜く機能を有する。前記シート打抜装置26の下流側には、シート打抜装置26から落下する端材27を貯留するためのスクラップ用ホッパ28が設けられている。また、シート打抜装置26の下側には、打抜かれたPTPシート1を移送するためのコンベア29が設けられており、該PTPシート1は完成品用ホッパ30に移送されるようになっている。
【0047】
上述したように本実施形態は、PTP包装機10の備える錠剤投入装置16に特徴を有している。そこで次に、錠剤投入装置16の構成を説明する。ここでは、図3乃至図5を適宜参照する。図3は、錠剤投入装置16の概略構成を示す模式図である。図4は、図3のA−A線断面図である。また、図5は、図3のB−B線断面図である。
【0048】
図3に示すように、錠剤投入装置16は、「誘導手段」としてのボウルフィーダ31、「投入手段」としての投入シュータ32、「案内手段」としてのコイルシュータ33、「集塵手段」としての集塵機構40,50、及び、「吹付け手段」としての吹付け機構60を備えている。
【0049】
ボウルフィーダ31は、一定量の錠剤5を貯留することができるように円形皿状をなしていると共に、図示しないアクチュエータにより、振動させられるようになっている。そして、かかる振動により、ボウルフィーダ31に貯留されている錠剤5は、所定方向へ旋回移動するように構成されている。このボウルフィーダ31の底部には、誘導孔31aが形成されている。なお、図3の奥側方向に複数(本実施形態では5つ)の誘導孔31aが形成されているものとする。
【0050】
投入シュータ32の内部には、錠剤5の通路が形成されている。また、投入シュータ32の下部には、図示しないシャッタが設けられている。該シャッタは、図示しないエアシリンダにより、左右方向(容器フィルム3の送り方向)へと移動させられるようになっている。そして、シャッタは、常には投入シュータ32内部の通路下端を塞ぐ位置に維持されると共に、ポケット部2が投入シュータの通路に略相対する位置まできたときに開かれ、これにより錠剤5の落下(投入)が許容されるようになっている。なお、シャッタが省略された構成であってもよい。さらに、上記通路は、図3の奥側方向に複数(本実施形態では5つ)形成されている。これは、PTPシート1(図1(a)参照)の上下方向(フィルム搬送方向に垂直なフィルム幅方向)のポケット部2の数に対応するものとなっている。
【0051】
もちろん、フィルム幅方向に2枚のPTPシート1を打ち抜く構成にあっては、当該構成に応じた数(本実施形態におけるPTPシート1を2枚ずつ打ち抜く場合は10個)の通路が用意されることになる。その場合、上記ボウルフィーダ31にも10個の誘導孔を形成すればよい。このとき、10個の誘導孔を一列に配置する必要はなく、5個ずつ2箇所に誘導孔を形成するようにしてもよい。
【0052】
コイルシュータ33は、コイルスプリングによって形成され、可撓性を有している。そして、コイルシュータ33の一端側が上記ボウルフィーダ31の誘導孔31aに接続され、他端側が、上記投入シュータ32の通路に対応させて上部に接続されている。コイルシュータ33は、各誘導孔31aと投入シュータ32の各通路とを接続すべく、並列に複数(本実施形態では5本)配置されている。かかる構成により、ボウルフィーダ31にて誘導孔31aから落下させられる錠剤5は、コイルシュータ33の内部通路を自重で通過することにより、投入シュータ32まで案内されるようになっている。
【0053】
図3に示すように、一方の集塵機構40は、上記ボウルフィーダ31の誘導孔31aの直下に配置されている。また、図4に示すように、該集塵機構40は、基部41及び蓋部42を備えている。基部41には、コイルシュータ33を収容可能な凹部41aが形成されている。蓋部42は、基部41に形成された凹部41aに対応するように、基部41に固定されている。これにより、並列に配置される複数のコイルシュータ33を収容する内部空間K1が形成されており、コイルシュータ33の上部区間が略密閉状態で覆われている。また、蓋部42には、外側へ突出する円筒形状の吸引口42aが形成されている。そして、この吸引口42aを介し、図示しない吸引装置によって内部空間K1内の空気が粉塵とともに吸引されるようになっている。なお、基部41及び蓋部42が「箱部」を構成している。
【0054】
他方の集塵機構50は、図3に示すように、上記投入シュータ32の直上に配置されている。該集塵機構50は、後述する吹付け機構60を収容可能な内部空間K2を有する箱部51を備えている。該箱部51によって、吹付け機構60を含むコイルシュータ33の下部区間が略密閉状態で覆われている。また、箱部51には、外側へ突出する円筒形状の吸引口51aが形成されている。そして、この吸引口51aを介し、図示しない吸引装置によって内部空間K2内の空気が粉塵とともに吸引されるようになっている。
【0055】
吹付け機構60は、上記集塵機構50の箱部51の内部空間K2に配置されている。該吹付け機構60は、噴射部61と、空気流入部62とを備えている。
【0056】
図5(a),(b)に示すように、噴射部61は、並列に配置される複数(本実施形態では5本)のコイルシュータ33を個別に収容可能な凹部61aを有している。当該凹部61aに収容されることにより、噴射部61に対応する区間において、各コイルシュータ33は、三方向を囲まれた状態となっている。
【0057】
一方、空気流入部62は、噴射部61の凹部61aとは反対側に配置されている。この空気流入部62には、全ての凹部61aをまたぐようにして凹部62aが形成されており、噴射部61と共に内部空間K3が形成されている。また、空気流入部62には、外側に突出する円筒形状の流入口62bが形成されている。
【0058】
さらに、上記噴射部61には、その凹部61aと上記内部空間K3とを連通する噴射孔61b,61cが形成されている(図5(b)等参照)。一方の噴射孔61bは、上記噴射部61の凹部61aの幅方向(図の上下方向)における中央に形成されており、コイルシュータ33の中心を通るように空気を噴射可能となっている。他方の噴射孔61cは、噴射孔61bに対して所定角度(本実施形態では30度)をなすように形成されており、コイルシュータ33の両側から斜めに空気を噴射可能となっている。本実施形態では、一方の噴射孔61bが「第1噴射孔」を構成し、他方の噴射孔61cが「第2噴射孔」を構成する。そして、このような噴射孔61b,61cは、図3に示すように、噴射部61に形成された凹部61aに沿って(錠剤5の案内経路に沿って)、複数(本実施形態では7つ)形成されている。図3中には便宜上噴射孔61bのみを示した。
【0059】
ところで、上記のように構成されてなる錠剤投入装置16では、錠剤5が、ボウルフィーダ31の振動により、所定方向へ旋回移動する。そして、底部に設けられた誘導孔31aから下流側へ落下する。このとき、ボウルフィーダ31の振動によって多数の錠剤5が擦れ合うため、錠剤5の表面が削られて粉塵が発生する。特に、錠剤5の中には、誘導孔31aから落下することなく、比較的長い時間、旋回移動を続けるものが存在することも、粉塵を発生させる要因となっている。また、比較的脆い口腔内崩壊錠である錠剤5にあっては、粉塵の発生は顕著となる。発生した粉塵は誘導孔31aから落下したり、あるいは、錠剤5の表面に付着したりして、下流側へ移動する。
【0060】
これに対して、ボウルフィーダ31の直下に配置された集塵機構40は、基部41及び蓋部42によって形成される内部空間K1に、略密閉状態で、コイルシュータ33の上部区間を収容している。そして、吸引口41aを介して内部空間K1の空気が吸引されると、略密閉状態となっているため、吸引口41aへの強力な空気の流れが生じ、コイルシュータ33の上部区間における集塵が実現される。
【0061】
一方、誘導孔31aから落下した錠剤5は、上記コイルシュータ33の内部を通過するのであるが、ここでも、錠剤5は、隙間を有するコイルスプリングと擦れ合うため、新たに粉塵を発生させるおそれがある。また、表面に付着した粉塵が十分に取り除かれることなく、錠剤5が集塵機構40の下流側へ案内される場合も考えられる。
【0062】
これに対して、吹付け機構60では、流入口62bを介して噴射部61及び空気流入部62にて形成された内部空間K3に空気が供給される。これにより、内部空間K3の気圧が上昇し、案内経路に沿って形成された複数の噴射孔61b,61cから、コイルシュータ33を通過する錠剤5に対し、繰り返し、また、複数方向から空気が吹き付けられる。結果として、錠剤5表面に付着した粉塵が取り除かれる。
【0063】
また、投入シュータ32の直上に配置された集塵機構50は、箱部51の内部空間K2に、吹付け機構60含むコイルシュータ33の下部区間を、略密閉状態で、収容している。そして、吸引口51aを介して内部空間K2の空気が吸引されると、略密閉状態となっているため、吸引口51aへの強力な空気の流れが生じ、吹付け機構60にて錠剤5表面から取り除かれて浮遊する粉塵の除去を主として、コイルシュータ33の下部空間における集塵が実現される。
【0064】
そして、投入シュータ32に到達した錠剤5は、上記シャッタの開閉作用により、間欠的に移送される容器フィルム3のポケット部2に投入される。
【0065】
以上詳述したように、本実施形態によれば、一方の集塵機構40が、振動による旋回移動によって粉塵の発生が顕著となるボウルフィーダ31の直下に配置されている。これによって、粉塵が飛散する可能性を小さくすることができ、効果的な集塵が可能となる。また、他方の集塵機構50が、ポケット部2への錠剤5の投入を行う投入シュータ32の直上に配置されているため、ポケット部2への錠剤5の投入の前段階で粉塵を集めることができ、この点でも、効果的な集塵が可能となる。
【0066】
また、本実施形態によれば、一方の集塵機構40では、基部41及び蓋部42によって箱部が形成されており、コイルシュータ33の上部区間が略密閉状態で覆われている。他方の集塵機構50では、箱部51によってコイルシュータ33の下部区間が略密閉状態で覆われている。このように略密閉状態の箱部を利用しているため、吸引作用によって強力な空気の流れを導出することができ、より効果的な集塵が可能となる。
【0067】
さらにまた、本実施形態によれば、他方の集塵機構50に対応させて、吹付け機構60が配置されている。吹付け機構60では、噴射部61の噴射孔61b,61cからコイルシュータ33を通過する錠剤5に対し、空気が吹付けられる。これによって、錠剤5表面に付着した粉塵を効果的に取り除くことができる。
【0068】
しかも、一方の噴射孔61bに対して他方の噴射孔61cの噴射方向は、所定角度(本実施形態では30度)をなすように形成されている(図5(b)参照)。これにより、コイルシュータ33を通過する錠剤5に対し、一方向からではなく、両側斜め方向からも空気が吹き付けられる。また、複数(本実施形態では7つ)の噴射孔61b,61cが、噴射部61の凹部61aに沿って、錠剤5の案内経路に対応して形成されている(図3参照)。これにより、コイルシュータ33を通過する錠剤5に対し、繰り返し空気が吹き付けられる。その結果、錠剤5表面に付着した粉塵を、より効果的に取り除くことができる。
【0069】
さらに、噴射部61に対応する部分では、コイルシュータ33がそれぞれ個別に、凹部61aに収容されている。したがって、空気の吹き付けによって舞った粉塵が、隣のコイルシュータ33側へ流れることがなく、コイルシュータ33を通過する錠剤5へ再び付着することを抑止できる。
【0070】
ところで、コイルシュータ33以外の投入シュータ32において例えば粉塵を除去する構成も考えられるが、投入シュータ32の構成を一部変更する必要が生じる。この点、本実施形態によれば、コイルシュータ33の途中で集塵(空気の吹き付け)を行っているため、コイルスプリングの隙間を利用することができ、コイルシュータ33自体の構成は何ら変更する必要がない。これによって、集塵(吹き付け)を容易に実現できるという点でも有利である。
【0071】
以上、一実施形態について説明したが、このような実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて種々なる形態で実施できる。
【0072】
(a)上記実施形態では集塵機構40,50をそれぞれボウルフィーダ31の直下及び投入シュート32の直上に配置していたが、集塵機構の配置位置は、コイルシュート33の途中であればよく、特に限定されない。また、集塵機構50に対応する吹付け機構60を設けた構成であったが、集塵機構50のみからなる構成としてもよい。
【0073】
(b)上記実施形態ではコイルシュート33に対して集塵機構40,50を設けていたが、投入シュート32に集塵のための機構を設けるようにしてもよい。
【0074】
(c)上記実施形態では吹付け機構60において錠剤5に対して空気を吹き付ける構成であったが、空気以外の気体を吹き付ける構成としてもよい。
【0075】
(d)上記実施形態ではボウルフィーダ31を備える構成であったが、これに代えて直線フィーダを備える構成としてもよい。
【0076】
(e)上記実施形態では投入シュート32を備える構成であったが、ロータリドラムで構成される投入装置を備える構成としてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0077】
【図1】(a)はPTPシートの表側を示す斜視図であり、(b)はPTPシートの部分拡大断面図である。
【図2】実施形態のPTP包装機を示す概略構成図である。
【図3】錠剤投入装置の概略構成を示す模式図である。
【図4】図3のA−A線断面図である。
【図5】図3のB−B線断面図である。
【符号の説明】
【0078】
1…PTPシート、2…ポケット部、3…容器フィルム、5…錠剤、10…PTP包装機、16…錠剤投入装置、31…「誘導手段」としてのボウルフィーダ、31a…誘導孔、32…「投入手段」としての投入シュータ、33…「案内手段」としてのコイルシュータ、40…「集塵手段」としての集塵機構、41…基部、41a…凹部、42…蓋部、42a…吸引口、50…「集塵手段」としての集塵機構、51…箱部、51a…吸引口、60…「吹付け手段」としての吹付け機構、61…噴射部、61a…凹部、61b,61c…噴射孔、62…空気流入部、62a…凹部、62b…流入口、K1,K2,K3…内部空間。




 

 


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