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発明の名称 情報記録媒体の収納ケース及びトレー
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−191191(P2007−191191A)
公開日 平成19年8月2日(2007.8.2)
出願番号 特願2006−11523(P2006−11523)
出願日 平成18年1月19日(2006.1.19)
代理人 【識別番号】100099793
【弁理士】
【氏名又は名称】川北 喜十郎
発明者 藤田 稔 / 山崎 祐司 / 泰井 俊明
要約 課題
大量のディスク状情報記録媒体を収納可能であり且つその管理が容易になるディスク状情報記録媒体の収納ケースを提供することである

解決手段
円板状の情報記録媒体をその厚さ方向に複数積み重ねて収納する収納ケースであって、ベース部材と、ベース部材に取り付けられるシャフトと、複数の情報記録媒体を収納し且つシャフトが挿入される貫通穴を有する複数のトレーとを備える収納ケースを提供することのより上記課題を解決する。
特許請求の範囲
【請求項1】
円板状の情報記録媒体をその厚さ方向に複数積み重ねて収納する収納ケースであって、
ベース部材と、
上記ベース部材に取り付けられるシャフトと、
複数の上記情報記録媒体を収納し且つ上記シャフトが挿入される貫通穴を有する複数のトレーとを備える収納ケース。
【請求項2】
さらに、複数の上記情報記録媒体を備える請求項1に記載の収納ケース。
【請求項3】
さらに、蓋を備える請求項1または2に記載の収納ケース。
【請求項4】
上記トレーが、略円板状であり、上記情報記録媒体の外径より大きな径を有し且つ中心に上記貫通穴を有する底板と、該底板の外縁から該底板の表面に垂直な方向に延在した側板とを有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の収納ケース。
【請求項5】
上記側板が上記底板の外縁の一部に形成されていることを特徴とする請求項4に記載の収納ケース。
【請求項6】
上記トレーが、上記側板を複数有し、該複数の側板が上記底板の周方向に等間隔で設けられていることを特徴とする請求項5に記載の収納ケース。
【請求項7】
上記底板の周方向と交差する上記側板の端部間の最大距離が、上記底板の周方向に隣り合う上記側板の対向する端部間の最小距離より小さいことを特徴とする請求項6に記載の収納ケース。
【請求項8】
上記側板の底板側及び該底板側とは反対側の端部のうち、一方の端部に凸部が形成され、他方の端部に凹部が形成されており、上記トレーの側板を上記トレーの積み重ね方向に揃えて複数の上記トレーを積み重ねた際に、該積み重ね方向に隣接するトレー間で、一方のトレーの側板の凸部と他方のトレーの側板の凹部とが係合することを特徴とする請求項5〜7のいずれか一項に記載の収納ケース。
【請求項9】
上記底板が、上記底板の上記貫通穴から上記側板が形成されていない上記底板の外縁に向かって延在した切り欠き部を有し、該切り欠き部の幅が上記貫通穴の径以上の大きさであることを特徴とする請求項5〜8のいずれか一項に記載の収納ケース。
【請求項10】
上記トレーが少なくとも2つの上記側板を有し、上記切り欠き部が、上記底板の上記貫通穴から2つの上記側板間の上記底板の外縁の中央に向かって延在しており、該2つの上記側板の上記切り欠き部側の端部間の最小距離が上記情報記録媒体の外径より大きいことを特徴とする請求項9に記載の収納ケース。
【請求項11】
上記トレーの底板の少なくとも一方の表面に上記情報記録媒体を支持する支持部が設けられていることを特徴とする請求項4〜10のいずれか一項に記載の収納ケース。
【請求項12】
上記トレーの側板の上記底板の貫通穴側とは反対側の表面にインデックスラベルが設けられていることを特徴とする請求項4〜11のいずれか一項に記載の収納ケース。
【請求項13】
請求項5〜8のいずれかに記載の収納ケースに用いられるトレーであって、
上記底板が、上記底板の上記貫通穴から上記側板が形成されていない上記底板の外縁に向かって延在した切り欠き部を有し、該切り欠き部の幅が上記貫通穴の径以上の大きさであることを特徴とするトレー。

発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、光ディスク等の情報記録媒体を多数収納するための収納ケース及びトレーに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、CD−RやDVD−Rに代表される光ディスク等のディスク状情報記録媒体は、コンピュータのデータ記録用、映像記録用等の記録媒体として広く普及し、大量のディスク状情報記録媒体を使用するユーザー、いわゆるヘビーユーザーが増加した。そのようなユーザーのために、従来、図12に示すようなプラスチック製収納ケースに多数枚のディスク状情報記録媒体を収納した商品が販売されている。このような収納ケースは、図12に示すように、主に、ベース部材101と、ベース部材101に取り付けられたシャフト102(ガイド軸)と、蓋104とからなり、ディスク状情報記録媒体106の中心穴にシャフト102を挿入してディスク状情報記録媒体106を保持し、ディスク状情報記録媒体106をその厚さ方向に積み重ねて収容した形態で販売されている。
【0003】
また、上述のような収納ケースとして、従来、ディスク状情報記録媒体に指先等が直接触れることなく容易且つ確実に保持することを可能とし、ディスク状情報記録媒体の記録面を損傷させない収納ケースが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】特開2001−354288号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
図12に示すような収納ケースに情報記録媒体が収納されたものを購入した場合、通常、ユーザーは、収納ケースから取出した情報記録媒体に情報を記録した後、その情報記録媒体を別個の保存用収納ケース等に移して保管することが多い。何故なら、図12に示すような収納ケースでは、大量の情報記録媒体をその厚さ方向に積み重ねて収納するので、情報記録後の情報記録媒体をこのような収納ケースに戻して保管した場合、ユーザーが収納ケースから所望の情報記録媒体を即座に選び出して取り出すことが困難となり、管理が不便なためである。それゆえ、従来、ユーザーは、別個に保存用の収納ケース等を用意して情報記録後の情報記録媒体を保存することが多い。
【0006】
また、ユーザーが情報記録後の情報記録媒体を別の保存用の収納ケース等に保存する場合、図12の収納ケースに収納されている情報記録媒体を全て使用した後は、その収納ケースを廃棄することになる。図12に示すような収納ケースはその寸法が大きいため、大きなゴミとなってしまう。これは、近年の省資源・省廃棄物という傾向にも逆行することになる。
【0007】
さらに、情報記録媒体を1枚ずつ個別ケースで保管すると、収納スペースが大きくなり、その管理が煩雑になる恐れもある。
【0008】
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、本発明の目的は、大量の情報記録媒体が収納可能であり且つ収納された情報記録媒体の管理が容易になる収納ケース及びトレーを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の第1の態様に従えば、円板状の情報記録媒体をその厚さ方向に複数積み重ねて収納する収納ケースであって、ベース部材と、上記ベース部材に取り付けられるシャフトと、複数の上記情報記録媒体を収納し且つ上記シャフトが挿入される貫通穴を有する複数のトレーとを備える収納ケースが提供される。
【0010】
本発明の収納ケースでは、さらに、複数の上記情報記録媒体を備えることが好ましい。
【0011】
本発明の収納ケースでは、複数のディスク状情報記録媒体(以下、単に情報記録媒体ともいう)を収納するトレーを複数備えており、情報記録媒体をトレー単位で小分けして収容することができる。例えば、50枚の情報記録媒体を収納可能な本発明の収納ケースでは、トレー1毎当たりに10枚収納可能なトレーを用いた場合、10枚×5パック(トレー)のようにして50枚の情報記録媒体を収納することができる。このような構造の収納ケースを用いると、関連性のある情報(例えば、連続テレビドラマ等)をトレー単位で記録することができる。そして、この場合、トレーに収納されている複数の情報記録媒体には関連性のある情報が記録されているので、トレー単位で情報記録媒体を管理することも可能となる。すなわち、本発明の収納ケースは保存用収納ケースとして用いることもできる。それゆえ、本発明の収納ケースでは、収納ケースを廃棄する必要も無くなるので省資源・省廃棄物の観点からも好適な収納ケースである。
【0012】
また、図12に示すような従来の収納ケースで所望の情報記録媒体を取り出す場合には、収納ケース内に収容された情報記録媒体のうち最上位置の情報記録媒体から所望の情報記録媒体まで順次取り出す必要があった。しかしながら、本発明の収納ケースでは、複数の情報記録媒体がトレー単位で小分けして収容されるので、所望の情報記録媒体を収納ケースから取り出す際には、まず、所望の情報記録媒体が収容されているトレーを取り出し、次いで、取り出したトレー内から所望の情報記録媒体を取り出す。それゆえ、従来より効率良く所望の情報記録媒体を取り出すことができ、情報記録媒体の検索性も向上させることができる。さらに、本発明の収納ケースでは、トレーに情報記録媒体が収容されるので、所望の情報記録媒体を収納ケースから探す際に、トレーをシャフトから外して机上などに置いても情報記録媒体の記録面が机上などに直接接しないので、操作性も向上する。
【0013】
本発明の収納ケースでは、さらに、蓋を備えることが好ましい。上述のように、本発明の収納ケースは、保存用の収納ケースとしても用いることができるので、収納された情報記録媒体の情報の安全性を確保するためには、上記複数のトレーを覆うような蓋を備える方が好ましい。
【0014】
本発明の収納ケースでは、上記トレーが、略円板状であり、上記情報記録媒体の外径より大きな径を有し且つ中心に上記貫通穴を有する底板と、該底板の外縁から該底板の表面に垂直な方向に延在した側板とを有することが好ましい。トレーに側板を設けることにより、情報記録媒体をトレー内に収納し易くなるのはもちろん、トレーに情報記録媒体を収納した状態でも持ち運んでも、情報記録媒体がトレーから飛び出し難くなり、トレーの持ち運び等の操作性も向上する。
【0015】
本発明の収納ケースでは、上記側板が上記底板の外縁の一部に形成されていることが好ましい。トレーの底板の外縁の一部に側板を設けることにより、側板が形成されていない領域でトレー内に収納されている情報記録媒体の外周端部を露出させることができる。このような構造にすると、トレーから情報記録媒体の取り出すことが容易になる。
【0016】
本発明の収納ケースでは、上記トレーが、上記側板を複数有し、該複数の側板が上記底板の周方向に等間隔で設けられていることが好ましい。また、上記底板の周方向と交差する上記側板の端部間の最大距離が、上記底板の周方向に隣り合う上記側板の対向する端部間の最小距離より小さいことが好ましい。
【0017】
上述のように、本発明の収納ケースでは、トレー単位で関連性のある情報を情報記録媒体に記録して管理することができる。しかしながら、関連性のある情報を記録した情報記録媒体の枚数が1トレー当たりの収納可能枚数未満である場合、関連性のある情報を記録した情報記録媒体のみをトレーに収納して、トレーの側板を積み重ね方向に揃うようにしてトレーを積み重ねると、収納枚数が1トレー当たりの収納可能枚数未満であるトレー内の最上位置の情報記録媒体と該トレーの上に積み重ねられたトレーの下面との間に空きスペースができる。この場合、収納ケースに収納される情報記録媒体の枚数が、収納ケースの収容可能枚数より少なくなる恐れがある。
【0018】
本発明の収納ケースのように、トレーの底板の周方向に等間隔で複数の側板を設け、底板の周方向と交差する側板の端部間の最大距離が、周方向に隣り合う側板の対向する端部間の最小距離より小さくした場合には、収納枚数が1トレー当たりの収納可能枚数未満であるトレー(下側のトレー)の側板と、その上に積み重ねるトレー(上側のトレー)の側板とを周方向にオフセットさせ、上側のトレーの側板を下側のトレーの側板間に挿入するように積み重ねることができる。この場合、下側のトレー内の積み重ね方向にできた空きスペースに上側のトレーが挿入されることになるので、下側のトレー内の積み重ね方向の空きスペースを無くすことができる。それゆえ、本発明の収納ケースのトレーを上述のような構造にすると、収納ケースに収納可能枚数の情報記録媒体を確実に収納することが可能になる。
【0019】
なお、上述のような構造のトレーでは、底板の周方向と交差する側板の端部間の最大距離を、周方向に隣り合う側板の対向する端部間の最小距離より小さくしすぎると、収納枚数が1トレー当たりの収納可能枚数未満であるトレー(下側のトレー)の側板と、その上に積み重ねるトレー(上側のトレー)の側板とを周方向にオフセットさせて積み重ねた際に、上側のトレーの側板と、下側の側板との間の空間が大きくなる(遊びが大きくなる)。この場合、収納ケースを搬送した際に、トレーが周方向に回転して、収納されている情報記録媒体に傷等を与える恐れもある。それゆえ、本発明の収納ケースでは、底板の周方向と交差する側板の端部間の最大距離を、周方向に隣り合う側板の対向する端部間の最小距離より若干小さくすることが好ましい。
【0020】
本発明の収納ケースでは、上記側板の底板側及び該底板側とは反対側の端部のうち、一方の端部に凸部が形成され、他方の端部に凹部が形成されており、上記トレーの側板を上記トレーの積み重ね方向に揃えて複数の上記トレーを積み重ねた際に、該積み重ね方向に隣接するトレー間で、一方のトレーの側板の凸部と他方のトレーの側板の凹部とが係合することが好ましい。このような構造にした場合には、トレーの側板をトレーの積み重ね方向に揃うようにしてトレーを積み重ねた際に、積み重ね方向に隣接するトレー間で側板の凸部と凹部とが係合するので、トレーが周方向に回転しないようにすることができる。
【0021】
本発明の収納ケースでは、上記底板が、上記底板の上記貫通穴から上記側板が形成されていない上記底板の外縁に向かって延在した切り欠き部を有し、該切り欠き部の幅が上記貫通穴の径以上の大きさであることが好ましい。
【0022】
トレーの底板にその貫通穴から側板が形成されていない外縁に向かって延在した切り欠き部(開口部)を設け、切り欠き部の幅を貫通穴の径以上(シャフトの径以上)とすることにより、収納ケース内にトレーを積み重ねた状態で、所望のトレーを底板の切り欠き部の延在方向に沿って引き抜くことによりシャフトからトレーを取り出すことができる。それゆえ、トレーを所望の位置に抜き出す際に、積み重ねられたトレーの最上位置のトレーから所望のトレーまで順次シャフトから取り外す必要が無くなる。また、逆に、収納ケース内にトレーを積み重ねた状態で、それらの収納ケースをシャフトから取り外すことなく、所望の位置にトレーを挿入することも可能になる。すなわち、トレーの底板に上述のような構造の切り欠き部を設けることにより、収納ケース内にトレーを積み重ねた状態で、所望の位置にトレーを抜き差しすることができ、使い勝手がより良くなる。
【0023】
本発明の収納ケースでは、上記トレーが少なくとも2つの上記側板を有し、上記切り欠き部が、上記底板の上記貫通穴から2つの上記側板間の上記底板の外縁の中央に向かって延在しており、該2つの上記側板の上記切り欠き部側の端部間の最小距離が上記情報記録媒体の外径より大きいことが好ましい。トレーをこのような構造にすると、トレーを収納ケースから取り出す際に、トレー内に収納された情報記録媒体を持ち上げることなく、トレーを抜き出すことができる。
【0024】
本発明の収納ケースでは、上記トレーの底板の少なくとも一方の表面に上記情報記録媒体を支持する支持部が設けられていることが好ましい。トレーの底板の少なくとも一方の表面に支持部を設けることにより、情報記録媒体をトレーに収納してトレーを積み重ねた際に、トレーと情報記録媒体とが直接接触することなく収容することができるので、トレーと情報記録媒体とが引っ付いて取れなくなったり、情報記録媒体の記録面に傷等を与えたりすることが無くなる。なお、本発明の収納ケースでは、情報記録媒体の中心穴近傍のリブの構造に応じて、底板のどちらの表面に支持部を設けるか設定し得る。なお、底板の両表面に支持部が設けた場合には、情報記録媒体のリブの構造に関係無く、トレーと情報記録媒体との接触を防止できるので、特に好ましい。
【0025】
本発明の収納ケースでは、上記トレーの側板の上記底板の貫通穴側とは反対側の表面にインデックスラベルが設けられていることが好ましい。トレーにインデックスラベルを設けることにより、トレーに収容されている情報記録媒体の内容が一目で分かるので、情報記録媒体の管理・整理をより容易に行うことができる。
【0026】
本発明の第2の態様に従えば、第1の態様に従う収納ケースに用いられるトレーであって、上記底板が、上記底板の上記貫通穴から上記側板が形成されていない上記底板の外縁に向かって延在した切り欠き部を有し、該切り欠き部の幅が上記貫通穴の径以上の大きさであることを特徴とするトレーが提供される。
【0027】
なお、本発明の収納ケース及びトレーでは、トレーを積み重ねた際でも変形しないような剛性を備えることが好ましい。本発明のトレーの材質及び厚みは、上記剛性を備えていれば任意であり、トレーに収納される情報記録媒体の枚数等に応じて適宜変更可能であるが、特に、材質としてはプラスッチク等を用いることが好ましい。
【発明の効果】
【0028】
本発明の収納ケースによれば、複数の情報記録媒体を収納するトレーを複数備えているので、情報記録媒体をトレー単位で小分けして収容することができる。それゆえ、複数の情報記録媒体をトレー単位で管理・整理することが可能となり、情報記録媒体の管理・整理が容易になる。特に、関連性のある情報を記録した情報記録媒体をトレー単位で整理して収納が可能であり、検索性が向上する。
【0029】
また、本発明の収納ケースによれば、収納ケースを保存用収納ケースとして用いることができる。すなわち、大量の情報記録媒体の管理や収納を、情報記録媒体購入時の収納ケースで行うことができる。それゆえ、保存用の収納ケース等も不要となり、収納ケースも廃棄する必要が無くなるので、省資源化・省廃棄物化にも寄与することができる。
【0030】
さらに、本発明の収納ケースによれば、トレーに情報記録媒体が収容されるので、従来より効率良く所望の情報記録媒体を取り出すことができ、情報記録媒体の検索性を向上させることができる。また、本発明の収納ケースによれば、トレーに情報記録媒体が収容されるので、トレーをガイド軸から外して机上などに置いても情報記録媒体の記録面が机上に直接接しないので、操作性も向上する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0031】
以下に、本発明の収納ケース及びトレーについて、図面を参照しながら具体的に説明するが、本発明はこれに限定されない。
【0032】
第1実施形態
本発明の収納ケースの一実施形態の概略構成図を図1に示した。本実施形態の収納ケース10は、光ディスクの収納ケースであり、図1に示すように、円板状のベース部材11と、ベース部材11の中心に取り付けられたシャフト12、5枚のトレー13と、各トレー13の内部に収容された複数の光ディスクと、複数のトレー13を覆う蓋14とから構成される。
【0033】
本実施形態では、1枚のトレー10当たりの光ディスクの収納可能枚数を10枚とした。それゆえ、本実施形態の収納ケースでは、最大10枚×5(トレーの数)=50枚の光ディスクが収納可能である。
【0034】
本実施形態のトレー13の概略構成を図2に示した。図2は、トレー13内に複数の光ディスク6が収納された状態の図であり、図2(a)は上面図であり、図2(b)は図2(a)中のA−A’断面図である。この例のトレー13は、図2に示すように、円筒状の箱状部材であり、円板状の底板13aと、底板13aの外縁の一部から底板13aの表面に垂直方向に延在した2つの側板13bとから構成されている。底板13aの中心には、図2(a)に示すように、シャフト12が挿入される貫通穴13cが設けられており、トレー13の2つの側板13bは貫通穴13cを挟んで対向する位置に設けられている。この場合、図2(a)に示すように、2つの側板13bの周方向に対向する2つの端部13d(以下、側端部ともいう)と、側板13bが形成されていない底板13aの外縁部13eの間に開口部が画成される。このように、2つの側板13bの間に開口部を設けることにより、トレー13に光ディスク6を収納した際に、この開口部に光ディスク6の外周端の一部を露出させることができ、トレー13から光ディスク6の取り出しを容易にすることができる。
【0035】
また、本実施形態では、図1に示すように、各トレー13の側板13bの外周側(底板13aの貫通穴13c側とは反対側)の側面にインデックスラベル(図1中のタイトルA〜E)を設けた。これにより、光ディスク6を収納ケース10から取り出すまでも無く、一目でトレー13内に収容されている光ディスクの内容が分かる。それゆえ、関連性のある情報を記録した光ディスクをトレー単位でより整理し易くなり、検索性も一層向上する。なお、本発明の収納ケースで10は、各トレー13の色を変える(カラーバリエーションをもたせる)ことにより、光ディスク6を管理しても良い。
【0036】
上述のように、本実施形態の収納ケースでは、複数の光ディスクを収納するトレーを複数備えているので、光ディスクをトレー単位で小分けして収容することができる。それゆえ、関連性のある情報(例えば、連続テレビドラマ等)をトレー単位で記録して保存することができる。すなわち、本実施形態の収納ケースは保存用収納ケースとして用いることもできるので、複数の光ディスクをトレー単位で管理・整理することが可能となり、光ディスクの管理・整理が容易になる。
【0037】
また、本実施形態の収納ケースでは、上述のように、収納ケースを保存用の収納体として用いることができるので、保存用の個別ケースも不要となり、記録媒体購入時の収納ケースも廃棄する必要が無くなるので、省資源化・省廃棄物化にも寄与することができる。
【0038】
さらに、本実施形態の収納ケースでは、複数の光ディスクがトレー単位で小分けされて収容されるので、所望の光ディスクを収納ケースから探す際には、まず、所望の光ディスクが収納されているトレーを取り出し、次いで、取り出したトレー内から所望の光ディスクを取り出すので、従来の収納ケースのように収納ケース内に積み重ねられた複数の光ディスクの最上に位置する光ディスクから所望の光ディスクまで順次取り出す必要が無くなる。それゆえ、本実施形態の収納ケースでは、従来の収納ケースに比べて効率良く所望の光ディスクを取り出すことができる。
【0039】
また、本実施形態の収納ケースでは、トレーに光ディスクが収容されるので、トレーをガイド軸から外して机上などに置いても光ディスクの記録面が机上に直接接しないので、操作性も向上する。
【0040】
第2実施形態
第2実施形態のトレーの概略構成図を図3に示した。なお、図3(a)はこの例のトレーの上面図であり、図3(b)は図3(a)中のB−B’断面図である。本実施形態の収納ケースでは、トレーの構造を変えたこと以外は第1実施形態と同様の構造とした。それゆえ、ここでは、トレーについてのみ説明し、他の構成部分の説明は省略する。
【0041】
本実施形態のトレー23は、図3(a)に示すように、円板状の底板23aと、底板23aの外縁部の一部から底板23aの表面に垂直方向に延在した2つの側板23bとからなる。底板23aの中心には、図3(a)に示すように、シャフトが挿入される貫通穴23cが設けられている。そして、トレー23の貫通穴23cを間に挟んで対向する底板23aの外縁の位置に2つの側板23bを設けた。すなわち、2つの側板53bを底板53aの周方向(外縁部に沿った方向)に180度間隔で設けた。なお、側板23bの側端部23dは、底板23aの径方向に且つ底板23aの表面に対して垂直方向に切り欠かれている。
【0042】
また、この例のトレー23では、図3(a)に示すように、底板23aの貫通穴23cから底板23aの側板23bが形成されていない一方の外縁部23e(2つの側板23b間の底板23aの外縁部)の中央に向かって延在した幅一定の切り欠き部23fを設けた。この切り欠き部23fの幅は、底板23aの貫通穴23cの径と同じとした。なお、本実施形態の収納ケース23では、後述するように、切り欠き部23fの延在方向に沿ってトレー53を引き抜くので、切り欠き部23fの幅はシャフトの径より大きければ良い。
【0043】
また、本実施形態のトレー23は、図3(a)に示すように、第1実施形態より側板23bの側端部23d間の距離W1(側板23b間の最小距離)を大きくした。具体的には、側板23bの側端部23d間の距離W1(幅)を121mmとし、トレー23に収容される光ディスク6の外径より若干大きくなるように形成した。
【0044】
トレー23の上述のような構造にすると、収納ケース内にトレー23を積み重ねた状態で、所望のトレー23を底板23aの切り欠き部23fの延在方向に沿って引き抜くことにより、トレー23をシャフトから取り出すことができる。それゆえ、所望のトレーを取り出す際に、積み重ねられた最上位置のトレーから所望のトレーまで順次シャフトから取り外す必要が無くなる。また、逆に、収納ケース内にトレーを積み重ねた状態で、所望の位置にトレーを挿入することも可能になる。すなわち、上述のような構造のトレーを用いることにより、収納ケース内にトレーを積み重ねた状態で、所望の位置にトレーを抜き差しすることができ、一層使い勝手が良くなる。
【0045】
なお、トレー23の底板23aの切り欠き部23fの外周側端部は、エッジを無くして外側に向かって幅広となるような形状にしても良い。このような形状にした場合には、シャフトの挿入が容易になる。また、トレー23の底板23aの切り欠き部23fの貫通穴側端部近傍には、トレー23がシャフトから簡単に外れないようにするためにストッパーとなる突起を設けても良い。
【0046】
本実施形態の収納ケースでは、第1実施形態の収納ケースと同様に、複数の光ディスクを収納するトレーを複数備えているので、光ディスクをトレー単位で小分けして収容することができ、収納ケースを保存用の収納ケースとして用いることができるので、第1実施形態と同様の効果が得られる。
【0047】
第3実施形態
第3実施形態の収納ケースの概略構成図を図4及び5に示した。図4は、収納ケースの外観の斜視図であり、図5は、収納ケースの内部の概略構成を示した図である。本実施形態の収納ケース30は、図4及び5に示すように、蓋34と、円板状のベース部材31と、ベース部材31の中心に取り付けられたシャフト32と、5枚のトレー33と、各トレー33の内部に収容された複数の光ディスク6とから構成される。なお、図5は、トレー33の後述する側板がトレー33の積み重ね方向に並ぶようにしてトレー33が積み重ねられて収納されている様子を示している。
【0048】
本実施形態では、トレー33の1枚当たりの光ディスク6の収納可能枚数を10枚とした。それゆえ、本実施形態の収納ケース30では、最大10枚×5(トレーの数)=50枚の光ディスク6が収納可能である。
【0049】
ベース部材31は、図5に示すように円板状部材であり、その径はトレー33の外径より大きくした。また、ベース部材31の中心には、十字状の穴(不図示)が形成されており、後述するように、この十字穴にシャフト32の一方の端部を差し込むことによりシャフト32がベース部材31に固定される。
【0050】
この例のシャフト32の概略構成を図6に示した。図6(a)はシャフト32の上面図であり、図6(b)は側面図であり、図6(c)は下面図であり、そして、図6(d)は図6(b)中のC−C’断面図である。シャフト32は、図6に示すように、棒状部材であり、主に、軸部32aと、軸部32aの下端部(図6中では下側の端部)に設けられた固定部32bとから構成される。軸部32aの断面は、図6(d)に示すように、十字状である。すなわち、シャフト32は肉抜き構造となっている。なお、この例のシャフト32の軸部32aの径(図6(d)中のR)は14.8mmとした。また、軸部32aの先端部(固定部32b側とは反対側の端部)は、トレー33及び光ディスク6を挿入し易くするために、先細り形状となっている。シャフト32の固定部32bは、図6(c)に示すように、十字状の板状部材であり、その径は軸部32aより大きく、且つ、上述したベース部材31の中心に設けられた十字穴の径より若干小さくした。シャフト32は、シャフト32の固定部32bを上述したベース部材31の中心に設けられた十字穴に差込み、その状態でベース部材31に対してその周方向にシャフト32を回転させることによりベース部材31に固定される。
【0051】
本実施形態のトレー33の概略構成を図7に示した。図7(a)はトレー33の斜視図であり、図7(b)は図7(a)中のD−D’断面図である。この例のトレー33は、図7(a)に示すように、略円筒状の箱状部材であり、略円板状の底板33aと、底板33aの外縁の一部から底板33aの表面に垂直方向に延在した2つの側板33bとからなる。
【0052】
トレー33の底板33aには、図7(a)に示すように、その中心にシャフト32が挿入される貫通穴33cを設けた。また、トレー33の側板33bは、図7(a)に示すように、トレー33の貫通穴33cを間に挟んで対向する位置に設けた。すなわち、2つの側板33bを底板33aの周方向(外縁部に沿った方向)に180度間隔で設けた。なお、側板33bの周方向に垂直な端部33d(以下、側端部ともいう)は、底板33aの径方向に且つ底板33aの表面に対して垂直方向に切り欠かれている。また、トレー33の底板33aの側板33bが形成されていない外縁部33eは直線状に切り欠かれている。
【0053】
本実施形態のトレー33では、側板33bの側端部33d間の距離(図7(a)中のW2)を、2つの側板33b間で周方向に対向する側端部33d間の距離、すなわち、底板33aの外縁部33eの長さ(図7(a)中のW1)より若干小さくなるように側板33bを形成した。
【0054】
また、トレー33の底板33a上下面の貫通穴33cの周囲には、図7(a)及び(b)に示すように、リング状に突出した支持部33hを設けた。底板33aの上面(光ディスク収納側)の支持部33hは、該トレー33に収納される光ディスク6を支持して光ディスクの記録面が底板33aに直接接触しないようにするためのものであり、底板33aの下面の支持部33hは、トレーを積み重ねた際に、該トレー33の下部に位置するトレーに収容されている最上位置の光ディスクの記録面と該トレー33の下面とが接触しないようにするためのものである。また、このように底板33a上下面の貫通穴33cの周囲に支持部33hを設けることにより、例えば、トレー33がお椀状に変形しても光ディスク6を変形させないように収納することができる。また、底板33aに支持部33hを設けることにより、トレー33と光ディスクとの間に隙間を保ちつつ、トレー33に収容される光ディスクの重量を支持部33hで支えることができるので、トレー33の側板33bで光ディスクの重量を支えなくても11枚以上の光ディスクを仕切って収納することが可能である。
【0055】
また、本実施形態のトレー33では、図7(b)に示すように、側板33bの底板33b側の端部(以下、下端部ともいう)には、側板33bの厚さが薄くなる方向に段差33fを設け、側板33bの底板33b側とは反対側の端部(以下、上端部ともいう)には、トレー33の径方向外側に突き出るような鉤状の突出部33gを設けた。また、段差33fの外径が突出部33gの内壁部の径より若干小さくなるように形成した。トレー33をこのような構造にすることにより、トレー33を図5のように積み重ねた際に、上側に積み重ねられるトレー33(以下、上側のトレー33ともいう)の側板33bの段差33fがその下側に位置するトレー(以下、下側のトレー33ともいう)の側板33bの突出部33gの内壁側に嵌まり込み、上側のトレー33の下面が下側のトレー33の突出部33gの底部で支持される。それゆえ、トレー33の側板33bに図7(b)に示すような段差33f及び突出部33gを設けることにより、トレー33に光ディスクが10枚入っていなくても図5に示すように積み重ねて収納が可能である。
【0056】
この例のトレー33の具体的な寸法は次の通りである。トレー33はポリカーボネイト製であり、底板33aの直径を123mm、厚みを1mmとし、側板33bの内径は121mm、高さは15mm、厚さは1mmとした。底板33aの中心に設けられた貫通穴33cの径は、収納する光ディスク6の中心穴の径と同じとし、15mmとした。また、側板33bの側端部33d間の距離W2は85mmとし、底板33aの側板33bが形成されていない外縁部33eの幅W1は86mmとした。
【0057】
上記トレー33に複数の光ディスク6を収納した様子を表わした図面が図8である。この例では、光ディスク6の外径が120mmであり、トレー33の側板33bの内径が121mmであるので、図8に示すように、光ディスク6の外縁部とトレー33の側板33bとの間にほとんど隙間の無い状態で収納することができる。この状態でトレー33の貫通穴33c及び光ディスク6の中心穴6cにシャフト32を挿入し、トレー33の側板33bがトレー33の積み重ね方向に揃う(並ぶ)ように積み重ねると、図5に示すような状態で複数のトレー33を収納することができる。
【0058】
また、本実施形態の収納ケース30のトレー33では、図7(a)に示すように、2つの側板33bがトレー33の周方向に180度間隔で設けられ且つ側板33bの側端部33d間の距離W2が底板33aの外縁部33eの幅W1より若干小さくなるように形成されている。それゆえ、トレー33を積み重ねる際に、下側のトレーの光ディスクの収納枚数が、トレーの収納可能枚数より少ない場合、上側のトレー33の側板33bを下側のトレー33の側板33bに対して90度回転させた状態(側板33bをオフセットして)で積み重ねると、上側のトレーの側板33bが下側のトレー33の側板33b間のスペースに嵌り込んだ状態でトレーを積み重ねることができる。その様子を示したのが図9及び10であり、この積み重ね方法について、以下に、図9及び10を用いてより具体的に説明する。
【0059】
図9は、2つのトレー33を積み重ねる直前の様子を示した図であり、図10は2つのトレー33を積み重ねた状態の様子を示した図である。図9に示すように、下側のトレー33の光ディスク6の収納枚数がトレー33の収納可能枚数より少ない場合に、トレー33の側板33bを積み重ね方向に揃えて積み重ねると(図5のように積み重ねると)、下側のトレー33に収納されている光ディスク6の最上位置の光ディスク6と上側のトレー33の下面との間にスペースができてしまうので、この場合には、収納ケースに、収納ケースの収納可能枚数の光ディスクを収納ケースに収納できなくなる恐れがある。しかしながら、本実施形態のトレー33では、図7(a)に示すように、2つの側板33bがトレー33の周方向に180度間隔で設けられ且つ側板33bの側端部33d間の距離W2が底板33aの外縁部33eの幅W1より若干小さくなるように形成されているので、図10に示すように、上側のトレー33の側板33bと下側のトレー33の側板33bとをトレー33の周方向に90度シフトするようにして積み重ねると、上側のトレー33の側板33bが下側のトレー33の側板33b間に嵌まり込むような状態で積み重ねることができる。
【0060】
トレー33をこのような構造にしておくと、下側のトレー33の光ディスク6の収納枚数がトレーの収納可能枚数(この例では10枚)より少なくなった場合でも、図10に示すように、上側のトレー33の下面と、下側のトレー33内の最上位置の光ディスク6との間の隙間を無くして収納することができる。それゆえ、本実施形態の収納ケース30では、収納ケースの高さ方向(積み重ね方向)に隙間なく効率よく光ディスクを収納することができる。また、本実施形態の収納ケース30において、図5に示すように、トレー33の側板33bがトレー33の積み重ね方向に揃う(並ぶ)ように積み重ねると、側板33bの上端部で上側のトレー33に収納されている全光ディスク6の重量を支えるため、下側のトレー33に収容されている1枚の光ディスクに加わる重量は光ディスク9枚以下の重量となる。それゆえ、本実施形態の収納ケース30では、従来の収納ケース(図12)に比べて、収納されている光ディスクに加わる重量(ストレス)が小さくなるため光ディスクの長期にわたる保存特性を良好に保つことが可能である。
【0061】
なお、本実施形態の収納ケースでは、第1実施形態の収納ケースと同様に、複数の光ディスクを収納するトレーを複数備えているので、光ディスクをトレー単位で小分けして収容することができ、収納ケースを保存用の収納ケースとして用いることができるので、第1実施形態と同様の効果が得られる。
【0062】
また、本実施形態の収納ケースにおいても、各トレーに、図1に示すようにインデックスラベル(図1中のタイトルA〜E)を設けても良い。インデックスラベルを設けておくことにより、トレーに収納している光ディスクの内容を容易に確認することができるので、購入時の収納ケースを利用して、光ディスクの整理が容易になる。
【0063】
さらに、本実施形態の収納ケースにおいても、トレーの構造を第2実施形態と同じ構造、すなわち、トレーの底板に、底板の貫通穴から底板の側板の形成されていない外縁部に向かって延在した切り欠き部を設けても良い。この場合には、第2実施形態で説明したように、収納ケースの使い勝手がさらに良くなる。
【0064】
第4実施形態
第4実施形態の収納ケースの概略構成図を図11に示した。なお、図11は本実施形態の収納ケースの内部の概略構成を示した図である。本実施形態の収納ケースでは、トレーの構造を変えたこと以外は第1実施形態と同様の構造とした。それゆえ、ここでは、トレーについてのみ説明し、他の構成部分の説明は省略する。
【0065】
本実施形態のトレー43は、図11に示すように、トレー43の側板43bの構造が実施例1と異なり、それ以外は実施例1と同じ構造とした。本実施形態のトレー43では、図11に示すように、トレー43の側板43bの下端部(底板43d側の端部)の中央部分に凹部43iを設け、側板43bの上端部(底板43d側とは反対側の端部)の中央部分に凸部43jを設けた。側板43bの凸部43jはその先端に向かって先細り形状となっており、凸部43jの最大幅は側壁43bの凹部43iの開口幅より若干狭くなるように形成した。このトレー43の側板43の凹部43i及び凸部43jは、トレー43が収納ケース内で周方向に回転しないようにするために設けた。トレー43の回り止めの原理は次の通りである。
【0066】
上述のような構造のトレー43を、その側板43bが積み重ね方向に揃うように積み重ねると、図11に示すように、トレー43の側板43bの凹部43iがその下側に位置するトレー43の側板43bの凸部43jと嵌合して積み重ねられる。このようにしてトレー43を積み重ねると、外部からの振動等などにより、トレー43が収納ケース内で周方向に回転することはない。
【0067】
なお、本実施形態の収納ケースでは、第2実施形態の収納ケースと同様に、複数の光ディスクを収納するトレーを複数備えているので、光ディスクをトレー単位で小分けして収容することができ、収納ケースを保存用の収納ケースとして用いることができるので、第2実施形態と同様の効果が得られる。
【0068】
また、本実施形態の収納ケースにおいても、各トレーに、図1に示すようにインデックスラベル(図1中のタイトルA〜E)を設けても良い。インデックスラベルを設けておくことにより、トレーに収納している光ディスクの内容を容易に確認することができるので、購入時の収納ケースを利用して、光ディスクの整理が容易になる。
【0069】
さらに、本実施形態の収納ケースにおいても、トレーの構造を第2実施形態と同じ構造、すなわち、トレーの底板に、底板の貫通穴から底板の側板の形成されていない外縁部に向かって延在した切り欠き部を設けても良い。この場合には、第2実施形態で説明したように、収納ケースの使い勝手がさらに良くなる。
【0070】
上記第1〜4実施形態では、シャフトをベース部材に取り付けた例を説明したが、本発明はこれに限定されず、シャフトを蓋に取り付けても良い。この場合には、蓋を外した後に所望のトレーより上側に積み重ねられているトレーを少し持ち上げることにより所望のトレーを抜き出すことができ、使い勝手も良くなる。
【0071】
上記第1〜4実施形態では、ベース部材を別個設けた例を説明したが、本発明はこれに限定されない。積み重ねられたトレーのうち最下位置のトレーがベース部材を兼ねるような構造にしても良い。また、上記第1〜4実施形態では、シャフトとベース部材とを別個に設けた例を説明したが、本発明はこれに限定されず、シャフトとベース部材とが一体的に形成されていても良い。
【0072】
上記第1〜4実施形態では、蓋を別個設けた例を説明したが、本発明はこれに限定されない。積み重ねられたトレーのうち最上位置のトレーが蓋の機能も有するような構造にしても良い。また、本発明の収納ケースでは蓋が無くても良い。このような収納ケースを出荷する場合には、トレーを積み重ねた状態でラッピング等を行い出荷することが好ましい。
【0073】
上記第1〜4実施形態では、2つの側板を底板の周方向に180度間隔で設けた例を説明したが、本発明はこれに限定されない。側板の数をNとしたときに、側板を底板の周方向に(360/N)度間隔で設ければ、側板の数は任意である。例えば、3つの側板を底板の周方向に120度間隔で設けても良いし、4つの側板を底板の周方向に90度間隔で設けても良い。
【産業上の利用可能性】
【0074】
本発明の収納ケースでは、上述のように、大量のディスク状情報記録媒体が収納可能であり且つその管理が容易であるので、大量の情報記録媒体を使用するヘビーユーザー向けの収納ケースとして好適である。また、本発明の収納ケースは、上述のように、保存用の収納ケースとしても用いることができるので、近年の省資源・省廃棄物という傾向に適した収納ケースである。
【図面の簡単な説明】
【0075】
【図1】図1は、第1実施形態の収納ケースの概略構成図である。
【図2】図2は、第1実施形態の収納ケースにおけるトレーの概略構成図であり、図2(a)は上面図であり、図2(b)は図2(a)中のA−A’断面図である。
【図3】図3は、第2実施形態の収納ケースにおけるトレーの概略構成図であり、図3(a)は上面図であり、図3(b)は図3(a)中のB−B’断面図である。
【図4】図4は、第3実施形態の収納ケースの外観を示した図である。
【図5】図5は、第3実施形態の収納ケース内部の概略構成を示した図である。
【図6】図6は、第3実施形態の収納ケースにおけるシャフトの概略構成図であり、図6(a)は上面図であり、図6(b)は側面図であり、図6(c)は下面図であり、そして、図6(d)は図6(b)中のC−C’断面図である。
【図7】図7は、第3実施形態の収納ケースにおけるトレーの概略構成図であり、図7(a)は斜視図であり、図7(b)は図7(a)中のD−D’断面図である。
【図8】図8は、第3実施形態のトレーに複数の光ディスクを収納した際の様子を示した図である。
【図9】図9は、2つのトレーを積み重ねる直前の様子を示した図である。
【図10】図10は、2つのトレーを積み重ねる際の様子を示した図である。
【図11】図11は、第4実施形態の収納ケース内部の概略構成を示した図である。
【図12】図12は、従来の収納ケースの概略構成図である。
【符号の説明】
【0076】
6 光ディスク
10,30 収納ケース
11,31 ベース部材
12,32 シャフト
13,23,33,43 トレー
13a,23a,33a,43a 底板
13b,23b,33b,43b 側板
13c,23c,33c,43c 貫通穴
14,34 蓋
15 インデックスラベル
23f 切り欠き部




 

 


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