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発明の名称 スタッカクレーンにおけるカセットの受け渡し方法
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−246259(P2007−246259A)
公開日 平成19年9月27日(2007.9.27)
出願番号 特願2006−74935(P2006−74935)
出願日 平成18年3月17日(2006.3.17)
代理人 【識別番号】100102211
【弁理士】
【氏名又は名称】森 治
発明者 甲把 善宏
要約 課題
移載機に隣接して複数のカセットを貯留できるようにし、かつ1台目の主スタッカクレーンが故障して離脱しても2台目の副スタッカクレーンをそのまま主スタッカクレーンの作業を受け持つようにし、カセットの受け渡し、搬送作業を継続できるようにしたスタッカクレーンにおけるカセットの受け渡し方法を提供すること。

解決手段
移載機Bと保管棚Sとの間に配設し、かつ移載機Bに隣接して配設するコンベアCに、複数のカセット貯留ゾーン13、14、15とを備えて、コンベアCにて複数のカセットを貯留しながら順次、特定の主スタッカクレーン1故障時に副スタッカークレーン2にてカセットの受け渡しを行えるようにする。
特許請求の範囲
【請求項1】
移載機と保管棚との間に配設し、かつ該移載機に隣接して配設するコンベアに、複数のカセット貯留ゾーンを備えて、該コンベアにて複数のカセットを貯留しながら順次、特定の主スタッカクレーン故障時に副スタッカクレーンにてカセットの受け渡しを行えるようにしたことを特徴とするスタッカクレーンにおけるカセットの受け渡し方法。
【請求項2】
同一レーンの走行レールに配置されるスタッカクレーンの台数に応じてコンベアの機長を設定したことを特徴とする請求項1記載のスタッカクレーンにおけるカセットの受け渡し方法。
【請求項3】
コンベアに、カセットを貯留するカセット貯留ゾーンを備えるようにしたことを特徴とする請求項1又は2記載のスタッカクレーンにおけるカセットの受け渡し方法。
【請求項4】
コンベアに、カセットをカセット貯留ゾーンを経て隣接するカセット貯留ゾーンへ順次移動するための移動台車を備えたことを特徴とする請求項1、2又は3記載のスタッカクレーンにおけるカセットの受け渡し方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、スタッカクレーンにおけるカセットの受け渡し方法に関し、特に、同一レーンの走行レール上に主副2台のスタッカクレーンが走行する場合に、カセット受渡用の主スタッカクレーンが故障しても他方の稼働中の副スタッカクレーンにて継続してカセットの受け渡し作業を行えるようにしたスタッカクレーンにおけるカセットの受け渡し方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、液晶、有機EL、半導体等の精密電子部品等の製造工場や自動倉庫などにおいて、天井走行台車にて搬送されてきたガラス薄板などの部品等を収納した定形のカセット、その他の荷(以下、「カセット」という。)をテレスコ式移載機によりカセット受渡口を経てスタッカクレーンにより保管棚へ搬送し、指定された保管棚へ一時保管するようにしている。
また、前記製造工場や自動倉庫などでは、搬送荷であるカセットの搬送効率を向上させるため、同一走行ラインに主副2台のスタッカクレーンを配置し、1台目の主スタッカクレーンを天井走行台車よりカセット受渡口へ供給されるカセットを所定の保管棚へ搬送する受け取り用として、2台目を主として保管棚の所定の棚から他の棚への搬送用の副スタッカクレーンとしてそれぞれ稼働し、これら作業工程の異なる主副2台のスタッカクレーンを、それぞれその作業目的に応じて走行範囲などを制御するようにして、カセットの受け取り及び搬送効率を向上させるようにしている。
このように、それぞれ異なる作業をする主副2台のスタッカクレーンを用いることで、天井走行台車よりカセット受渡口を経て保管棚へ一時保管する作業時間と、保管棚の所定の棚から他の棚へ搬送する作業時間が異なるような場合でも、また同一レーンの走行レール上に2台のスタッカクレーンを配置しても何ら支障なく作業を行うことができるという利点がある。
【0003】
ところが、2台目の副スタッカクレーンは作業目的に応じてその走行範囲を設定しているので、特に2台目の副スタッカクレーンは、1台目の主スタッカクレーンの如くカセット受渡口までは走行しないようになっている。このため、1台目の主スタッカクレーンが故障し、その修理のため走行レール上より離脱しても直ちにこの2台目の副スタッカクレーンを主スタッカクレーンとして採用することはできない。
このため、2台目の副スタッカクレーンを主スタッカクレーンと同等の作業を行うようにするためには、副スタッカクレーンの制御プログラムを組み替える必要があり、この制御プログラムの組み替えに手数を要するとともに、制御プログラムの組み替えるための時間を要して副スタッカクレーンを主スタッカクレーンとして使用するまでには時間がかかるという問題があった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、スタッカクレーンにおけるカセットの受け渡しの有する問題点に鑑み、天井走行台車よりカセットを移載機にてカセット受渡口へ受け取る場合、移載機に隣接して複数のカセットを貯留できるようにしたコンベアを配設することで、1台目の主スタッカクレーンが故障して離脱しても2台目の副スタッカクレーンをそのまま主スタッカクレーンの作業を受け持つようにし、カセットの受け渡し、搬送作業を継続できるようにしたスタッカクレーンにおけるカセットの受け渡し方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するため、本発明のスタッカクレーンにおけるカセットの受け渡し方法は、移載機と保管棚との間に配設し、かつ該移載機に隣接して配設するコンベアに、複数のカセット貯留ゾーンを備えて、該コンベアにて複数のカセットを貯留しながら順次、特定の主スタッカクレーン故障時に副スタッカクレーンにてカセットの受け渡しを行えるようにしたことを特徴とする。
【0006】
この場合において、同一レーンの走行レールに配置されるスタッカクレーンの台数に応じてコンベアの機長を設定することができる。
【0007】
また、コンベアに、カセットを貯留するカセット貯留ゾーンを備えるようにすることができる。
【0008】
また、コンベアに、カセットをカセット貯留ゾーンを経て隣接するカセット貯留ゾーンへ順次移動するための移動台車を備えることができる。
【発明の効果】
【0009】
本発明のスタッカクレーンにおけるカセットの受け渡し方法によれば、移載機と保管棚との間に配設し、かつ該移載機に隣接して配設するコンベアに、複数のカセット貯留ゾーンを備えて、該コンベアにて複数のカセットを貯留しながら順次、特定の主スタッカクレーン故障時に副スタッカクレーンにてカセットの受け渡しを行えるようにすることにより、1台目の主スタッカクレーンが故障しても、2台目の副スタッカクレーンをそのカセット貯留ゾーンまで移動するようにその作業範囲を拡大することで、そのままカセットの搬送作業を継続して行うことができる。
【0010】
また、同一レーンの走行レールに配置されるスタッカクレーンの台数に応じてコンベアの機長を設定することにより、同一走行レール上に複数台のスタッカクレーンを配設してカセットの搬送効率を簡易に向上させることができる。
【0011】
また、コンベアに、カセットを貯留するカセット貯留ゾーンを備えるようにすることにより、カセットの搬入速度とスタッカクレーンによる払出速度とが異なる場合でも、該コンベアにてカセットを一時的に貯留することができる。
【0012】
また、コンベアに、カセットをカセット貯留ゾーンを経て隣接するカセット貯留ゾーンへ順次移動するための移動台車を備えるようにすることにより、カセットの移動が円滑に、スムースに行うことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下、本発明のスタッカクレーンにおけるカセットの受け渡し方法の実施の形態を、図面に基づいて説明する。
【実施例1】
【0014】
図1〜図5に、本発明のスタッカクレーンにおけるカセットの受け渡し方法の一実施例を示す。
液晶、有機EL、半導体等の精密電子部品等の製造工場において、部品等の所要数を予めカセットKに収納して、製造工場の天井に予め設定する搬送工程の走行レールRに沿って走行するようにした天井走行台車Dにより搬送し、搬送工程に沿って配設した所定の受渡位置Aで、該カセットKを移載するように移載機B、これは特に限定されるものではないが、例えば、テレスコ式移載機を配設して天井走行台車側により移載機側へ移載するようにするとともに、この移載機Bに隣接して複数のカセットを貯留でき、かつ複数のカセット受渡口を備えたコンベアCを配設する。
したがって、このカセット貯留式のコンベアCは、図1〜図2に示すように、移載機Bと隣接し、かつ保管棚Sの上方で、保管棚Sと平行するように配設される。
【0015】
また、この製造工場内には、天井走行台車Dにより搬入される複数のカセットKを一時的に保管できるよう保管棚Sが配設されるとともに、この保管棚Sに沿って敷設される走行レールR1に導かれて走行するように主副2台のスタッカクレーン1、2を備える。この主副2台のスタッカクレーン1、2は、同一レーンの走行レールR1上を走行するようにする。
【0016】
テレスコ式移載機Bは、複数段の伸縮する移載用アームB1を備え、かつ天井走行台車Dの搬送路に沿うカセットの受け渡しを行う所定の受渡位置Aに配設し、この移載機Bの移載用アームB1を天井走行台車側とこの反対側のコンベア側の双方へ選択的に伸縮するようにし、これにより、カセットKを天井走行台車側よりコンベア側へ移載するようにする。
【0017】
テレスコ式移載機Bと隣接して配設するコンベアCは、カセットの受け渡しと貯留を行うことができるようにした複数のカセット貯留ゾーン13、14、15を備えるようにする。
この貯留機能を備えたコンベアCは、保管棚Sの上方に配設され、主副2つのスタッカクレーン1、2の専用のカセット受渡口と複数のカセットを貯留できるカセット貯留ゾーンとで構成する。
【0018】
また、このコンベアCには、図3〜図4に示すように、各カセット貯留ゾーン13、14、15にて1つのカセットをそれぞれ支持できるようカセット支持ロッドa、b、c、dを左右に対向して4本を樹立し、この4本1組としたカセット支持ロッドa、b、c、dの先端にてカセット底部の4角部を支持するようにする。
そして、テレスコ式移載機Bより移載された先端のカセット貯留ゾーン13より、カセット貯留ゾーン14を経て後端のカセット貯留ゾーン15まで、順次カセットを移動させるための移動台車16を、コンベア全長に亘って移動するようにして構成する。
【0019】
なお、1台目の主スタッカクレーン1は、各カセット貯留ゾーンより保管棚Sの所定位置まで走行できるよう制御し、また2台目の副スタッカクレーン2は、カセット貯留ゾーン15より保管棚Sの所定位置まで及び保管棚Sから保管棚S間を走行できるようそれぞれ制御するようにして、主副2台のスタッカクレーン1、2が同一レーンの走行レールR1上を走行しても互いに衝突しないようにする。
【0020】
次に、本発明のスタッカクレーンにおけるカセットの受け渡し方法の作用について説明する。
天井走行台車Dにより搬送されてきたカセットKは、保管棚Sへの受渡位置Aで停止した天井走行台車側へテレスコ式移載機Bの移載用アームB1を伸張させて該移載用アーム側に移載した後、該移載用アームを反対側のコンベア側へ伸張させる。これにより、カセットは天井走行台車側よりコンベア側へ移動する。次にこの移載用アームB1をコンベアCの先端位置のカセット貯留ゾーン13で少し降下させることでカセットは移載用アームB1から最初のカセット貯留ゾーン13に移載される。この場合、カセットの底部4角は樹立するカセット支持ロッドa、b、c、dの先端にて支持される。
【0021】
このコンベアCの最初のカセット貯留ゾーン13にあるカセットを隣接するカセット貯留ゾーン14に移動するには、受け台16aを降下させた状態で移動台車16をコンベアCに沿って最初のカセット貯留ゾーン13位置まで移動させる。その後、カセット貯留ゾーン13の所定位置で停止している移動台車16の受け台16aを少し持ち上げるようにすると、カセットはカセット支持ロッド上方に持ち上げられて受け台16a側にて支持されるようになる。
この状態で移動台車16をカセット貯留ゾーン14まで移動させ、定位置で停止させた後、受け台16aを定位置まで降下させ、移動台車16を所定の位置に移動し、1台目の主スタッカクレーン1にて受け取られるのを待つ。
また、この場合、第2、第3のカセット貯留ゾーン14、15にカセットがない場合には、これら空の第2、第3のカセット貯留ゾーン14、15までカセットを搬送することができる。これにより、天井走行台車Dによるカセットの搬入速度が、1台目の主スタッカクレーン1によるカセット貯留ゾーン13よりカセットを受け取る速度が遅い場合でも、この順次搬入されるカセットをカセット貯留ゾーン14、15にて貯留できる。
【0022】
そして、通常は1台目の主スタッカクレーン1にて、各カセット貯留ゾーンにあるカセットを受け取り、保管棚との指定された棚まで搬送して該棚に移載するようにしている。
また、2台目の副スタッカクレーン2にては保管棚とから保管棚と間の移動を行うようにしている。
【0023】
スタッカクレーンの稼働中に、1台目の主スタッカクレーン1が故障すると、該主スタッカクレーン1にてカセットをカセット貯留ゾーンより受け取られなくなる。
このような場合には、1台目の主スタッカクレーン1を走行レールより離脱させて故障の修理を行うようにするとともに、2台目の副スタッカクレーン2をカセット貯留ゾーン15まで移動するように制御して、このカセット貯留ゾーン15を用いて2台目の副スタッカクレーン2にてカセットの受け渡しを行うようにする。
これは、コンベアCに沿って移動台車16により搬送されるカセットを、カセット貯留ゾーン13よりカセット貯留ゾーン14を経て、或いはカセット貯留ゾーン13より直接カセット貯留ゾーン15へ移動することで行うことができる。
2台目の副スタッカクレーン2をカセットの受渡用として使用する際も、コンベアCの移動台車16をコンベアCに沿って移動されて最初のカセット貯留ゾーン13から、第2カセット貯留ゾーン14へカセットを移動させるが、この場合もタクト送りで移動させるようにして各カセット貯留ゾーン13、14さらには後端部に配設されるカセット貯留ゾーン15でカセットの貯留を行うようにする。
【0024】
また、1台目の主スタッカクレーン1が復帰したら、該スタッカクレーン1によるカセットの受け取りを再び行うように稼働し、また他方の副スタッカクレーン2は元の棚から棚への移載用として稼働するようにする。
【0025】
したがって、本実施例によれば、移載機Bに隣接して配設するコンベアCに、複数のカセットをカセット貯留ゾーンにて貯留できるので、主スタッカクレーン1によるカセットの払出が円滑に行える。また、1台目の主スタッカクレーン1が故障して離脱しても2台目の副スタッカクレーン2の作業範囲を拡大するだけで、そのまま1台目の主スタッカクレーン1の作業を受け持つようにすることができるので、カセットの受け渡し、搬送作業を継続して行うことができるようになる。
【0026】
以上、本発明のスタッカクレーンにおけるカセットの受け渡し方法について、実施例に基づいて説明したが、本発明は上記実施例に記載した構成に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において適宜その構成を変更することができるものである。
【産業上の利用可能性】
【0027】
本発明のスタッカクレーンにおけるカセットの受け渡し方法は、コンベアに、複数のカセットを貯留できるゾーンを備えることで、1台目の主スタッカクレーンが故障して離脱しても2台目の副スタッカクレーンの作業範囲を拡大することで、そのまま1台目の主スタッカクレーンの作業を受け持つという特性を有していることから、液晶などの製造工場や自動倉庫内におけるスタッカクレーンによるカセットの受け渡しの用途に好適に用いることができるほか、例えば、搬送物を順次搬送するようにした搬送装置、仕分装置の用途にも用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【0028】
【図1】本発明のスタッカクレーンにおけるカセットの受け渡し方法の一実施例を示す平面図である。
【図2】同正面図である。
【図3】コンベアの正面図である。
【図4】コンベアの平面図である。
【図5】コンベアの側面縦断面図である。
【符号の説明】
【0029】
A 受渡位置
B 移載機
B1 移載用アーム
C コンベア
D 天井走行台車
S 保管棚
R1 走行レール
1 1台目の主スタッカクレーン
2 2台目の副スタッカクレーン
13、14、15 カセット貯留ゾーン
16 移動台車
16a 受け台
a、b、c、d カセット支持ロッド





 

 


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