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発明の名称 走行台車の走行ガイド
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−119094(P2007−119094A)
公開日 平成19年5月17日(2007.5.17)
出願番号 特願2005−309762(P2005−309762)
出願日 平成17年10月25日(2005.10.25)
代理人 【識別番号】100102211
【弁理士】
【氏名又は名称】森 治
発明者 遠藤 嘉也 / 堀本 貞次
要約 課題
走行レールの両側面と接触してガイドするようにしたガイドローラに、走行レールの幅方向の厚さに許容範囲内の製作誤差或いは施工誤差が生じるような場合でも、簡単な機構で常に走行レール側面に正確に平面接触させて、ガイドローラの片摩耗、偏摩耗を防止するようにした走行台車の走行ガイドを提供すること。

解決手段
走行レールRの左右両側面からこれに接触させて回転可能に、かつ対峙して配設したガイドローラ3、4の少なくとも一方のガイドローラ4を、走行レールRの側面より接離方向に揺動可能に取り付けた揺動フレーム5の下端部に、揺動フレーム5の揺動方向と同じ方向に揺動するガイドローラ取付フレーム6に取り付ける。
特許請求の範囲
【請求項1】
走行レールの左右両側面からこれに接触させて回転可能に、かつ対峙して配設したガイドローラの少なくとも一方を、走行レールの側面より接離方向に揺動可能に取り付けた揺動フレームの下端部に、揺動フレームの揺動方向と同じ方向に揺動するガイドローラ取付フレームに取り付けたことを特徴とする走行台車の走行ガイド。
【請求項2】
揺動フレームの上部に、揺動フレームの下端を走行レール側面に対して接離方向に押圧揺動させるばねを配設したことを特徴とする請求項1記載の走行台車の走行ガイド。
【請求項3】
揺動フレームの上部に、ばね圧による走行レール側面に押圧する最大押圧力を調整する押圧力調整手段を配設たことを特徴とする請求項1又は2記載の走行台車の走行ガイド。
【請求項4】
ガイドローラ取付フレームの取付軸を、ガイドローラの直径方向となるように同一軸線にして揺動フレームに枢着したことを特徴とする請求項1、2又は3記載の走行台車の走行ガイド。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、走行台車の走行ガイドに関し、特に、走行レールに沿って走行するようにした走行台車において、走行レールの両側面と接触してガイドするようにしたガイドローラの少なくとも一方を、走行レールの幅方向に許容範囲内の製作誤差或いは施工誤差が生じていても、常に走行レール側面に対して正確に平面接触させて、該ガイドローラの偏摩耗を防止するようにした走行台車の走行ガイドに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、特に限定されるものではないが、例えば、スタッカークレーン等の走行台車には、走行車輪と共に、走行レールの左右両側面より当接して走行レールに沿って安定して走行するようガイドローラを配設している。
このガイドローラは、走行台車の底部の走行レールの踏面に当接して該走行台車の荷重を支持しつつ、走行する走行車輪の左右両側に、かつ走行レールの踏面より下方の左右両側面を挟持するようにして配設するか、或いは対峙するガイドローラ間の幅を、走行レールの幅より若干大きくなるようにして配設している。
【0003】
ところで、ガイドローラは走行台車の下方に突出するようにして予め定めた定位置に、かつ回転可能にして取り付けている。そして、このガイドローラの外周面(踏面)が常に走行レールの左右両側面に正確に均一に当接するように左右に対峙するいずれか一方のガイドローラを揺動フレームに取り付けることにより、走行レールに製作誤差或いは施工誤差が生じても、この揺動フレームを揺動させてガイドローラが走行レール側面に当接するようにしている。
【0004】
しかしながら、揺動フレーム下端に取り付けるガイドローラは、揺動フレームが揺動すると、該揺動フレームの下端に取り付けたガイドローラの外周面(踏面)も走行レール側面に対して傾いた状態で接触するため、ガイドローラに走行レール側面と接触する部分と接触しない部分が生じ、所謂片当たりとなってこれがためガイドローラが片摩耗するという問題があった。
【0005】
また、この状態で走行レール側面と非接触の状態で接触して回転するような場合、走行レール側面との接触力(摩擦力)が強くなって摩耗が発生しやすくなり、これを繰り返すことによってやがてガイドローラに不均一な摩耗が発生し、これが偏摩耗となってガイドローラの外周形状が歪となって現れる。この歪みが大きくなってくると走行レールとの接触時に振動が生じ、これが一層摩耗を増しやすくなり、さらにはこの摩耗による微粉塵が発生するという問題があり、クリーン度確保の上で問題があった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、従来の走行台車の走行ガイドの有する問題点に鑑み、走行レールの両側面と接触してガイドするようにしたガイドローラに、走行レールの幅方向の厚さに許容範囲内の製作誤差或いは施工誤差が生じるような場合でも、簡単な機構で常に走行レール側面に正確に平面接触させて、ガイドローラの片摩耗、偏摩耗を防止するようにした走行台車の走行ガイドを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するため、本発明の走行台車の走行ガイドは、走行レールの左右両側面からこれに接触させて回転可能に、かつ対峙して配設したガイドローラの少なくとも一方を、走行レールの側面より接離方向に揺動可能に取り付けた揺動フレームの下端部に、揺動フレームの揺動方向と同じ方向に揺動するガイドローラ取付フレームに取り付けたことを特徴とする。
【0008】
この場合において、揺動フレームの上部に、揺動フレームの下端を走行レール側面に対して接離方向に押圧揺動させるばねを配設することができる。
【0009】
また、揺動フレームの上部に、ばね圧による走行レール側面に押圧する最大押圧力を調整する押圧力調整手段を配設することができる。
【0010】
また、ガイドローラ取付フレームの取付軸を、ガイドローラの直径方向となるように同一軸線にして揺動フレームに枢着することができる。
【発明の効果】
【0011】
本発明の走行台車の走行ガイドによれば、走行レールの左右両側面からこれに接触させて回転可能に、かつ対峙して配設したガイドローラの少なくとも一方を、走行レールの側面より接離方向に揺動可能に取り付けた揺動フレームの下端部に、揺動フレームの揺動方向と同じ方向に揺動するガイドローラ取付フレームに取り付けて構成することにより、走行レールの繋部分などの幅方向の厚さに許容範囲内の製作誤差或いは施工誤差が生じるような場合でも、簡単な機構で常に走行レール側面に正確に平面接触させることができ、ガイドローラの片摩耗、偏摩耗を防止することができる。
【0012】
また、揺動フレームの上部に、揺動フレームの下端を走行レール側面に対して接離方向に押圧揺動させるばねを配設することにより、簡単な機構でかつ適正な押圧力でガイドローラを走行レール側面に接触させることができる。
【0013】
また、揺動フレームの上部に、ばね圧による走行レール側面に押圧する最大押圧力を調整する押圧調整手段を配設することにより、必要以上の押圧力によるガイドローラの走行レール側面との押圧を防止することで、不必要なガイドローラの摩耗を防止することができる。
【0014】
また、ガイドローラ取付フレームの取付軸を、ガイドローラの直径方向となるように揺動フレームに枢着することにより、揺動フレームが揺動してもガイドローラの外周面は正確に走行レール側面に平面接触させることができ、安定したガイドを行うことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下、本発明の走行台車の走行ガイドの実施の形態を、図面に基づいて説明する。
【実施例1】
【0016】
図1〜図3に、本発明の走行台車の走行ガイドの一実施例を示す。
本発明を適用する走行台車としては、特に限定されるものではないが、例えば、図3に示すように、スタッカークレーン下部に配設する走行台車、或いは一般の自動搬送台車等を挙げることができる。
【0017】
例えば、スタッカークレーンの下部に配設する走行台車1には、スタッカークレーンにかかる全荷重を走行レールRにて支持しつつ、走行できるように回転可能な走行車輪2を少なくとも1以上配設するとともに、この走行台車1の走行車輪2の側方にはさらに前記走行レールの左右両側面からこの走行レール側面と接触させて回転可能に、かつ互いに対峙して2種類のガイドローラ3、4を配設する。
【0018】
この走行レールRは、アルミニウム或いはアルミニウム合金を押出工法等にて製作し、この走行レールRを、所定の床面Fにレール取付台Dを介して取り付ける。
【0019】
この2つのガイドローラ3、4は、その構成としては同じように、また同じ径を備えるようにするが、走行台車1に対する取り付け方が異なる。
【0020】
この一方のガイドローラ3は、走行台車1に対して垂直に配設固定したローラ軸31の下端にベアリング32(或いはスリーブ等)を介して嵌挿し、該ベアリング32にて円滑に回転するようにし、かつローラ軸31端部にガイドローラの抜け止めとなるローラ止め具33を取り付け、これによりガイドローラ3周面を走行レールRの一方の側面と接触して従動回転するようにする。
【0021】
また、他方のガイドローラ4は、ガイドローラ3と同じように、ローラ軸41に対してベアリング42(或いはスリーブ等)を介して嵌挿し、該ベアリング42にて円滑に回転するようにし、かつローラ軸41の端部にガイドローラ4の抜け止めとなるローラ止め具43を取り付けるとともに、このローラ軸41をガイドローラ取付フレーム6に取り付けるようにし、さらに該ガイドローラ取付フレーム6を、走行レール側面に対して、ばね圧にて接離方向に揺動可能とした揺動フレーム5の下端部に取り付けるが、この際、揺動フレーム5の揺動方向と同じ方向に揺動可能にガイドローラ取付フレーム6を取り付けるようにする。
【0022】
この揺動フレーム5は、図1〜図2に示すように、走行台車1に取付軸52を介して走行レール側面に対して揺動フレーム下端側が接離方向に揺動するよう取り付けるとともに、この取付軸52より上方の位置で走行台車1と揺動フレーム5との間にばね53を配設し、このばね圧にて揺動フレーム5の下端側を走行レール側面に押圧するようにする。
【0023】
また、この揺動フレーム5の下端をフォーク形或いは二叉形に形成し、このフォーク形或いは二叉形の両端片51、51間に、外形状がガイドローラを支持しやすいコ字形をしたガイドローラ取付フレーム6を挿入し、この揺動フレーム5の下端両端片51、51とガイドローラ取付フレーム6の両端片61、61とを内外に重ねるようにし、この重ね合わせ部51、61間に、かつガイドローラ4の直径方向となるように、2本の取付軸54、54(ピン軸)を同一軸線上に、かつ取付軸52と同じ方向に配列するように挿通して、該ガイドローラ取付フレーム6を取付軸54、54を軸心として、揺動フレーム5が走行レール側面に対して接離方向に揺動しても常にガイドローラの外周面(踏面)が走行レール側面に対して平面接触するようにする。
【0024】
なお、ばね圧にて揺動フレーム5の下端側を走行レール側面に押圧する際、この押圧力を調整できるよう、押圧力調整手段7を揺動フレーム5の上部位置に配設する。
この押圧力調整手段7は、特に限定されるものではないが、例えば、走行台車1と揺動フレーム5上端部との間にばね53、例えば、コイルばねをその両端部にばね受け53a、53aを介して取り付け、さらには一方のばね受け53aに調節手段53bを配設し、これによりガイドローラ4の外周面が走行レール側面に押圧する押圧力を調整できるようにする。
【0025】
また、ガイドローラ取付フレーム6に取り付けるガイドローラ4は、ガイドローラ取付フレーム6のほぼ中央部に固定したローラ軸41に、ベアリンク或いはスリーブを介して取り付ける際、ローラ軸41の下端外周にベアリンク或いはスリーブを嵌め、このベアリンク或いはスリーブの外周にガイドローラ4を嵌め、ローラ止め具43を介してガイドローラ4がローラ軸41より離間することなく円滑に回転するようにする。
【0026】
次に、本発明の走行台車の走行ガイドの作用について説明する。
走行レールRの側面に、その一方からはガイドローラ3を当接するように、また他方からはガイドローラ4を走行レールRの側面に押圧するようにして、走行レールRの両側面において互いに対峙するように2つのガイドローラ3、4を走行台車1の側部に配設する。
そして、この状態で走行台車1がガイドローラ4に沿って走行する際、ガイドローラ3とガイドローラ4とは、互いに対峙するようになって走行レールRの両側面より接触し、走行台車1の走行に追従して該ガイドローラ3、4は従動回転し、これにより走行レールRに沿って安定して走行台車1が走行するようになる。
【0027】
そして、製作誤差、施工誤差によって走行レールRの幅が異なる部分に走行台車1がさしかかると、走行台車1に対して固定式に取り付けられたガイドローラ3は所定位置で転動するが、他方のガイドローラ4は、走行レールRの幅が異なる位置で揺動する。これは揺動フレーム5の下端側をばね圧にて常に走行レールRの側面に一定の圧力にて押圧接するようになっているため、走行台車1が走行レールRの幅が異なる位置に達すると該揺動フレーム5が揺動する。このとき、揺動フレーム5は走行台車1に対して取付軸52を軸心として揺動することで、揺動フレーム下端側は走行レールRの側面に対して離間或いは接近する方向に揺動するものとなり、走行レールRの側面に対する揺動フレーム下端側との角度が変化するようになる。しかし、この揺動フレーム下端側にガイドローラ4の直径方向に2本の取付軸54、54を介してガイドローラ取付フレーム6が取り付けられているので、この角度変化はガイドローラ取付フレーム6が取付軸54、54を軸として揺動することでその変化角度分が吸収されるようになる。
これにより、ガイドローラ4の外周面は、常に片当たりすることなく走行レールRの側面に対して平面接触となって転動し、安定してガイドするとともに片摩耗を防止することができる。
【0028】
以上、本発明の走行台車の走行ガイドについて、実施例に基づいて説明したが、本発明は上記実施例に記載した構成に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において適宜その構成を変更することができるものである。
【産業上の利用可能性】
【0029】
本発明の走行台車の走行ガイドは、走行レールの左右両側面に接触させて回転可能に配設したガイドローラの一方を、走行レールの側面より接離方向に揺動可能に取り付けた揺動フレームの下端部に、揺動フレームの揺動方向と同じ方向に揺動するガイドローラ取付フレームに取り付け、ガイドローラの片当たり、偏摩耗を防止するという特性を有していることから、スタッカークレーンの走行台車の走行ガイドの用途に好適に用いることができるほか、例えば、自動搬送台車の用途にも用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【0030】
【図1】本発明の走行台車の走行ガイドの一実施例を示す正面縦断面図である。
【図2】揺動する側のガイドローラ部の側面縦断面図である。
【図3】スタッカークレーンに応用した実施例で、(A)は正面図、(B)は側面図である。
【符号の説明】
【0031】
1 走行台車
2 走行車輪
3 ガイドローラ
31 ローラ軸
4 ガイドローラ
41 ローラ軸
5 揺動フレーム
52 取付軸
53 ばね
54 取付軸
6 ガイドローラ取付フレーム
7 押圧力調整手段
R 走行レール




 

 


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