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発明の名称 小判用紙梱包用カートン
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−22606(P2007−22606A)
公開日 平成19年2月1日(2007.2.1)
出願番号 特願2005−208759(P2005−208759)
出願日 平成17年7月19日(2005.7.19)
代理人
発明者 上村 俊彦
要約 課題

本発明は、開封作業の負担を軽減し、且つ、梱包用カートンの形態を変更し、梱包資材そのものを削減し、開梱後に発生する使用済み梱包資材の回収量を減らすことを目的に省資源・環境対応のカートンを提供することにある。

解決手段
特許請求の範囲
【請求項1】
小判用紙包装体(冊)を堆積して梱包するカートンであって、該カートンにおいて、糊付けフラップを削除して堆積した冊を筒状に梱包し、且つ、各冊間および少なくとも1つの冊とカートン間に糊を塗布して接着したことを特徴とするカートン。
【請求項2】
冊胴面に糊を塗布することにより、筒状カートンからの冊の飛び出しを防止することを特徴とする請求項1に記載のカートン。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、小判用紙包装体を堆積して梱包するカートンに関するものであり、詳しくは、PPC用紙、または印刷用紙などの平判カットシートの冊(所定の枚数を包装紙でパッケージしたもの)を複数個まとめて梱包するカートンに関する。
【背景技術】
【0002】
電子写真用転写用紙(PPC用紙)、レーザービームプリンター用紙(LBP用紙)、印刷用紙、感熱用紙、熱転写用紙、感圧紙、複写用紙、感光紙、インクジェットプリンター用紙、ラベル用紙など主にオフィスで使用される小判カットシートは、100枚、250枚、500枚又は1000枚を単位とする冊をクラフト紙、ポリエチレンラミネート加工紙やポリエチレンフィルム、および、プラスチックフィルムを使用しない防湿積層体などからなる包装用紙で包装されている。そして、1冊から10冊(通常は5冊)を1単位として、主に段ボール製または板紙製のカートンで梱包して出荷される。
【0003】
段ボール製梱包カートンとしてはラップラウンドボックスと呼ばれ、打抜き箱を代表する形式で、フラップを糊付けして梱包するものが、広く利用されている。
このカートンから内容物(小判用紙の冊)を取出すには、糊付けしたフラップを剥がすか、カートンの周囲に設けられたカットテープを剥がすかして行われる。
【0004】
しかし、前者の接着面開封型カートンから冊を取出すには、外フラップと内フラップとの隙間に指や爪を入れかなりの力でこれらフラップを剥がさなければならないので、指や爪を傷つけることがある。そこで、カートンの外フラップ端部の形状と糊付け位置を工夫し開梱作業の安全性と作業性を提供する特許文献1がある。一方、後者のカットテープ開封型カートンは、カットテープが産業廃棄物であり、廃棄物の処理が問題となっている。そこで、プラスチック製のカットテープを使用せず、二列の引裂き用切り込みを設ける特許文献2の提案がなされている。しかし、この提案でも引裂き用切り込みによって引裂かれた開封部の細片と蓋部が発生し、きめ細かな回収が依然として望まれている。
【特許文献1】特開平07−315359号公報
【特許文献2】特開平11−292066号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、開封作業の負担を軽減し、且つ、梱包用カートンの形態を変更し、梱包資材そのものを削減し、開梱後に発生する使用済み梱包資材の回収量を減らすことを目的に省資源・環境対応のカートンを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決する本発明は、下記の態様を有する。
[1]小判用紙包装体(冊)を堆積して梱包するカートンであって、該カートンにおいて、糊付けフラップを削除して堆積した冊を筒状に梱包し、且つ、各冊間および少なくとも1つの冊とカートン間に糊を塗布して接着したことを特徴とするカートン。
[2]冊胴面に糊を塗布することにより、筒状カートンからの冊の飛び出しを防止することを特徴とする[1]項に記載のカートン。
[3]該カートンにおいて、梱包した状態のカートンの側面または天面に引裂き用穴と穴に続く切れ目をカートンの幅方向に放射状に設けたことを特徴とする[1]項または[2]項に記載のカートン。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、通常のラップラウンドボックスの両端にある糊付けフラップを削除し、梱包カートンに堆積する冊胴面およびカートン間に糊を塗布して接着することで梱包カートンの資材としての使用量を削減する事ができるので開梱後のカートンの回収量が少なくなった。また、冊間およびカートン間の接着を行うことにより、輸送中に冊の飛び出しを防止することが可能となると同時に糊付けフラップがないので、開封作業も軽減される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
以下、本発明をさらに詳細に説明する。
図1は本発明のカートンの展開図である。図1においては従来のラップラウンドボックスの糊付けフラップがない構造となっている。梱包する冊の寸法と堆積する冊数に応じてカートンのサイズが設計され、罫線と糊しろを有した帯状となる。この図ではA4サイズのPPC用紙500枚入り5冊を堆積して梱包する場合を例示している。箱として組立てる場合には、糊しろ部分のみで接着され、堆積した複数の冊を筒状に梱包する。
【0009】
本発明のカートンに使用する資材としては、通常のラップラウンドボックスに使用される段ボールが好んで用いられる。段を付け、貼り合せた構造形態により、片面段ボール、両面段ボール、複両面段ボール、複々両面段ボールなどが挙げられるが、両面段ボールが一般的である。また、段ボールには段(フルート)の形状から、さらにAフルート、Bフルート、Cフルート、マイクロフルートなどに分類されている。本発明においては、段ボールのほか、ライナーや中芯といった段ボール原紙そのものやマルチパック用紙、コート白ボール等の板紙・白板紙も段成形せず、単紙のまま用いることができる。
【0010】
図2は堆積した冊を梱包した状態でのカートン箱の斜視図である。この図では小判用紙包装体(冊)を5冊堆積した例である。同図には開封用の引裂き用穴(22)および穴に続く切れ目(23)を放射状にカートンの側面に設けた例も示している。開封用の穴と切れ目の形状は、穴に指を入れて引裂き、切れ目に沿って開封できれば、特に限定されるものではない。開封後、梱包に使用したカートンは1枚のシートとなり、且つ、細片も発生せず、コンパクトに折りたたむ事ができるので、後の古紙回収に便利である。
【0011】
図3は梱包した冊が筒状のカートン箱から飛び出さないように、冊胴面に糊を塗布した例である。飛び出し防止のための糊付けは1冊の冊胴面に1〜5本塗布して実施し、糊塗布した冊を梱包する冊数に積重ねた後、カートンで筒状にケーシングする事により、冊間および冊とカートン間を接着する。糊付けは横方向のズレに強く、Z軸方向のハクリは弱く容易に剥がせ、冊包装紙を破壊することがない糊を使用する事が好ましい。冊胴面に糊を塗布する方向は、特に限定されるものでなく、冊短辺に平行に塗布するほか、いかなる角度にも塗布しても冊の飛び出しを防止できる。また、冊の側面に塗布しても冊の飛び出し防止を得ることができる。
【0012】
糊塗布の幅と長さおよび本数は、接着強度と冊包装紙の破壊の程度、さらには、冊間に塗布した糊により、包装した小判用紙に圧痕の型が付かないこと、包装した小判用紙のサイズ(A4、A3、B4、B5等)を考慮して決定される。
【0013】
本発明で使用する糊は一般的なもので酢ビ、アクリル、SBR等のエマルジョン接着剤、エチレン酢酸ビニル等のホットメルト系接着剤、澱粉、ポリビニルアルコール、カルボキシメチルセルロース(CMC)等の水溶性接着剤が挙げられるが、圧着した時に塗布した糊が横に広がり、圧痕の型が発生しにくい水系の低粘度の接着剤が好ましい。また、冊間およびカートンと冊間の接着は上記糊のほか、両面粘着テープによる接着も可能である。
また、図3は、圧痕防止の観点から、小判用紙の包装を「カートンホールド式」にて実施した冊を示す。
【0014】
図4は従来のラップラウンドボックスの外フラップを開封した状態の斜視図を示す。
【実施例】
【0015】
本発明を下記実施例により更に詳しく説明するが、本発明はこれらにより限定されるものではない。
【0016】
<実施例1>
原反を小判カッターにてA4サイズ(短辺210mm×長辺297mm)に断裁する。
続いて、自動包装機にて500枚/冊に包装する。
更に、自動包装機の後工程に設置した糊塗布装置にて、冊胴面に糊を3本塗布する。
使用する糊はCMC主体の水溶性接着剤で、幅3mm×長さ15cm(約0.1g/本)で、冊短辺と平行に塗布する。
糊を塗布した冊を5冊積み上げ、更に自動ケーサーにて段ボール製のカートンで筒状にケーシングして梱包を完了する。
以上のようにして得られた小判用紙を梱包したカートンを持ち運び、輸送したところ、冊の飛び出しはなかった。
さらに、梱包したカートンの側面に設けた引裂き穴から切れ目に沿って、容易に開梱することができた。また、開梱後に発生する梱包資材古紙はフラップがないので、量が少なく、資源の節約となる。更に、開梱後は1枚のシートとなるので、回収に便利である。
【産業上の利用可能性】
【0017】
本発明は、小判用紙包装体を堆積して梱包するカートンとして利用可能である。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】本発明のカートンの展開図である。
【図2】堆積した冊を梱包した状態でのカートンの斜視図である。
【図3】冊胴面に飛び出し防止用糊を塗布した冊の斜視図である。
【図4】従来のラップラウンドボックスの外フラップを開封した状態の斜視図である。
【符号の説明】
【0019】
1:カートンブランクス
11:罫線
12:糊しろ
2:カートン
21:冊
22:引裂き穴
23:切れ目
3:冊
31:糊
4:ラップラウンドボックス
41:外フラップ
42:内フラップ




 

 


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