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発明の名称 搬送装置
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−246275(P2007−246275A)
公開日 平成19年9月27日(2007.9.27)
出願番号 特願2006−76232(P2006−76232)
出願日 平成18年3月20日(2006.3.20)
代理人 【識別番号】100086830
【弁理士】
【氏名又は名称】塩入 明
発明者 梅村 隆之
要約 課題
スタッカークレーンが高速走行できるようにチェーンでの牽引開始時の衝撃を緩和する。

解決手段
給電台車12でケーブル18を支持してスタッカークレーンへ給電する。チェーン20によりスタッカークレーン側から給電台車12を牽引し、給電台車のフレーム14に対して走行方向にスライド自在な可動フレーム16にチェーン20を取り付ける。可動フレーム16とフレーム14との間にダンパ24を設け、チェーン20で可動フレーム16が牽引されると、ダンパ24が圧縮されてフレーム14への衝撃を吸収する。
特許請求の範囲
【請求項1】
搬送装置本体と、一端が前記搬送装置本体に固定され、他端が電源側に接続された給電線と、前記電源側と搬送装置本体側との間で前記給電線を支持し、かつ前記搬送装置本体により索条で牽引される給電台車とを備えた搬送装置において、
前記索条に加わる衝撃を緩衝部材で緩和して前記給電台車に伝えるようにしたことを特徴とする搬送装置。
【請求項2】
前記給電台車は、給電台車本体と、給電台車本体に対し前記索条での牽引方向にスライド自在でかつ前記索条が取り付けられた可動フレームとを備え、
前記緩衝部材は圧縮されることにより衝撃を吸収するショックアブソーバで、該ショックアブソーバを給電台車本体と可動フレームとの間に、索条での牽引により圧縮されるように配置したことを特徴とする、請求項1の搬送装置。
【請求項3】
前記索条での牽引力とは逆向きの衝撃を緩衝するための緩衝部材を前記給電台車に設けたことを特徴とする、請求項1の搬送装置。

発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明はスタッカークレーンなどの搬送装置への給電に関し、特に給電台車の牽引開始時の衝撃を緩和することに関する。
【背景技術】
【0002】
スタッカークレーンなどの搬送装置で防爆や発塵の防止のために、トロリー線からの給電ができないものではケーブルで給電することがある。ケーブルの全長が長い場合、原点と搬送装置本体との間に給電台車を設けてケーブルの中間を保持させ、チェーンなどで搬送装置本体と給電台車とを連結して連行する。ところで搬送装置を高速化すると、チェーンで牽引を開始した際の衝撃が給電台車に加わり、台車が損傷することがある。そこで搬送装置の高速化と高加減速化のために、チェーンでの牽引開始時の衝撃を弱める必要がある。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
この発明の課題は、給電台車を索条で牽引を開始する際の衝撃を緩和し、搬送装置の高速移動を容易にすることにある。
請求項2の発明での課題は、圧縮されながら衝撃を吸収するショックアブソーバを用いて、索条での牽引力による衝撃を吸収することにある。
請求項3の発明での課題は、索条による牽引力とは逆向きの衝撃も緩和することにある。
【課題を解決するための手段】
【0004】
この発明は、搬送装置本体と、一端が前記搬送装置本体に固定され、他端が電源側に接続された給電線と、前記電源側と搬送装置本体側との間で前記給電線を支持し、かつ前記搬送装置本体により索条で牽引される給電台車とを備えた搬送装置において、前記索条に加わる衝撃を緩衝部材で緩和して前記給電台車に伝えるようにしたことを特徴とする。索条にはチェーンやワイヤベルトなどがある。
【0005】
好ましくは、前記給電台車は、給電台車本体と、給電台車本体に対し前記索条での牽引方向にスライド自在でかつ前記索条が取り付けられた可動フレームとを備え、前記緩衝部材は圧縮されることにより衝撃を吸収するショックアブソーバで、該ショックアブソーバを給電台車本体と可動フレームとの間に、索条での牽引により圧縮されるように配置する。
【0006】
また好ましくは、前記索条での牽引力とは逆向きの衝撃を緩衝するための緩衝部材を前記給電台車に設ける。
【発明の効果】
【0007】
この発明では、索条に加わる衝撃を緩衝部材で緩和して給電台車に加えるので、牽引開始時の衝撃による給電台車の損傷を防止でき、その結果搬送装置を高加減速で移動させることができる。
【0008】
請求項2の発明では、可動フレームと給電台車本体との間のショックアブソーバが、索条での牽引により圧縮されて衝撃を吸収する。ショックアブソーバを用いるため、効率的に衝撃を吸収でき、しかも圧縮時にしか衝撃を吸収できないショックアブソーバで、索条の牽引力による衝撃を吸収できる。
【0009】
請求項3の発明では、索条での牽引力とは逆向きの衝撃も緩和するので、搬送装置本体が停止した際の給電台車の惰性による衝突や、搬送装置本体が原点側に復帰する際の衝突などの際の衝撃を緩和できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下に本発明を実施するための最適実施例を示す。
【実施例】
【0011】
図1,図2に実施例を示す。図において2は搬送装置で、スタッカークレーン4と複数台の給電台車12及びそれらの間を接続するケーブル18とチェーン20とからなり、給電台車12は1台でも良い。スタッカークレーン4には上部台車6を設け、図示しない下部台車との間をマスト8で接続して、図示しない昇降台を昇降させる。搬送装置2はクリーンルームや自動倉庫などでの搬送に用い、上部台車6は上部レール10に沿って走行し、地上側には図示しない下部レールがある。
【0012】
給電台車12は上部レール10に沿って走行し、14はそのフレームで、フレーム14に対して走行方向にスライド自在な可動フレーム16を設けてある。なお図1,図2において、給電台車12から走行方向に沿って見てスタッカークレーン4側を牽引側、その反対側を原点側といい、ケーブル18の電源は原点側にある。給電台車12は給電用のケーブル18を支持し、図1の左側の走行原点からスタッカークレーン4へとケーブル18を接続する。ケーブル18はケーブルのままでもあるいはケーブルキャリアに支持させても良く、その本数は任意である。ケーブル18に機械的な負荷が加わり切断されることを防止するため、給電台車12間や給電台車12と原点、並びに給電台車12とスタッカークレーン4の間はチェーン20で接続されている。給電台車12はスタッカークレーン4側からチェーン20で牽引されて走行するか、図1の右から左へとスタッカークレーン4の上部台車6に押されて走行する。
【0013】
ケーブル18は給電台車12のリング22等に固定され、可動フレーム16の原点側でフレーム14との間にダンパ24が取り付けられ、チェーン20により可動フレーム16が図1の右側に牽引されると、ダンパ24が圧縮されて、牽引開始時の衝撃を吸収する。フレーム14の牽引側にもダンパ26が設けられ、給電台車12間の衝突や上部台車6との衝突時の衝撃を吸収する。さらに図1の左端の原点側にもダンパ28が設けられ、給電台車12が原点側に復帰した際の衝撃を吸収する。
【0014】
実施例では衝撃に対する緩衝部材としてダンパ24〜28を用いるが、引っ張りバネや圧縮バネ、空気バネなどのバネ、ゴムやゲルなどの制振部材などを用いても良い。特に引っ張りバネを用いる場合、固定のフレーム14の牽引側から引っ張りバネを介してチェーン20を接続すれば良く、可動フレーム16を省略できる。ただし、衝撃を効率的に吸収すると共にその後の振動を防止するため、ダンパ24〜28が最も好ましい。
【0015】
図2に給電台車12の構造を示すと、フレーム14には複数の車輪30が設けられ、上部レール10に沿って走行する。ダンパ24〜28は例えばオイルダンパで、ダンパ24にはピストンヘッド32と復帰バネ34並びにシリンダ36が設けられ、ピストンヘッド32は可動フレーム16に、シリンダ36はフレーム14側に取り付けてある。ダンパ26の場合、ピストンヘッド33が図2の右側の牽引側の給電台車や、スタッカークレーンの上部台車に接触して衝撃を吸収し、復帰バネ35でピストンヘッド33を図の右側へ付勢し、シリンダ37はフレーム14に取り付けてある。
【0016】
可動フレーム16側には例えば一対の摺動突起38,38を設けて、フレーム14側に設けた摺動溝に対して、走行方向に摺動自在にしてある。なおフレーム14,16間のスライド機構自体は任意である。フレーム14の下部から保持片40が突き出し、ここにリング22を取り付けケーブル18を固定する。なおダンパ24は可動フレーム16とフレーム14の間に設けられ、チェーン20で可動フレーム16が図2の右側に牽引された際に圧縮されれば良く、取付位置自体は任意である。
【0017】
実施例の作用を示す。スタッカークレーン4が図1,図2の右側へ走行すると、チェーン20が張られて給電台車12が順番に牽引される。この時チェーン20は弛んだ状態から張られた状態に急激に変化し、その際の衝撃をダンパ24で吸収する。即ち図2の右側のチェーン20Rで可動フレーム16が牽引側に引かれると、ダンパ24のピストンヘッド32がシリンダ36内に押し込まれ、衝撃を吸収する。またダンパ24で衝撃を吸収するので、バネで衝撃を吸収する場合と異なり、牽引開始後に振動が残らない。図2の左側のチェーン20Lは原点側の給電台車を牽引するためのチェーンである。
【0018】
スタッカークレーン4が停止すると、給電台車12が惰性で走行するため、上部台車6に衝突し、あるいは給電台車12が互いに衝突する。このような衝撃はダンパ26により吸収する。さらにスタッカークレーン4が原点側へ走行して、給電台車12を原点側へ移動させる際にも、原点側を向いた衝撃が加わる。このような衝撃も同様にダンパ26,28で吸収する。
【0019】
実施例ではスタッカークレーン4を例としたが、走行レールに沿って走行しながら物品を移載する移載ロボットや、有軌道台車などへの給電に、給電台車12を用いても良い。
【0020】
実施例では以下の効果が得られる。
(1) チェーン20による牽引開始時や、給電台車12間の衝突などによる衝撃をダンパ24,26,28で効率的に吸収できる。このため簡易な構造の給電台車12を用いても、衝撃による損傷は生じない。
(2) 給電台車12への衝撃を吸収できるので、スタッカークレーン4を高加減速で走行させることができる。

【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】実施例の搬送装置でのスタッカークレーンと2台の給電台車を示す図
【図2】実施例の搬送装置での給電台車と周囲の上部レール及びケーブルを示す図
【符号の説明】
【0022】
2 搬送装置
4 スタッカークレーン
6 上部台車
8 マスト
10 上部レール
12 給電台車
14 フレーム
16 可動フレーム
18 ケーブル
20 チェーン
22 リング
24,26,28 ダンパ
30 車輪
32,33 ピストンヘッド
34,35 復帰バネ
36,37 シリンダ
38 摺動突起
40 保持片




 

 


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