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発明の名称 乗客コンベア
発行国 日本国特許庁(JP)
公報種別 公開特許公報(A)
公開番号 特開2007−153508(P2007−153508A)
公開日 平成19年6月21日(2007.6.21)
出願番号 特願2005−349084(P2005−349084)
出願日 平成17年12月2日(2005.12.2)
代理人 【識別番号】110000350
【氏名又は名称】ポレール特許業務法人
発明者 五味 雅志
要約 課題
本発明は、発電機構を設置するための空間を踏板が移動する全領域に確保する必要がない乗客コンベアを提供することにある。

解決手段
本発明は、踏板(6,10)の移動を案内するガイドレール13A,13B,14A,14Bに接して回転する車輪(11A,11B,12A,12B)を踏板に設け、この車輪に発電機構の回転子を設けると共に、この回転子(15)に対向する前記踏板に前記発電機構の固定子(18)を設けたのである。
特許請求の範囲
【請求項1】
踏板内に電力消費手段とこの電力消費手段に電力を供給する発電機構とを備え、前記踏板をガイドレールに沿って移動するように構成した乗客コンベアにおいて、前記踏板に前記ガイドレールに接して回転する車輪を設け、この車輪に前記発電機構の回転子を設けると共に、この回転子に対向する前記踏板に前記発電機構の固定子を設けたことを特徴とする乗客コンベア。
【請求項2】
前記車輪は、前記踏板を前記ガイドレールに沿って移動させる踏板移動用の車輪であることを特徴とする請求項1記載の乗客コンベア。
【請求項3】
前記車輪は、前記踏板を前記ガイドレールに沿って移動させる踏板移動用の車輪とは別に前記踏板に軸支される車輪であることを特徴とする請求項1記載の乗客コンベア。
【請求項4】
踏板内に電力消費手段とこの電力消費手段に電力を供給する発電機構とを備えた乗客コンベアにおいて、前記踏板と踏板を走行させる車輪との間に、前記電力消費手段に電力供給する発電機を設けると共に、前記車輪に前記発電機の回転子を設け、前記踏板の前記回転子と対向する側に固定子を設けたことを特徴とする乗客コンベア。
【請求項5】
前記回転子は、車輪内に複数の永久磁石を配置していることを特徴とする請求項1,2,3または4記載の乗客コンベア。
【請求項6】
踏板内に電力消費手段とこの電力消費手段に電力を供給する発電機構とを備えた乗客コンベアにおいて、前記踏板と踏板を走行させる車輪との間に、前記発電機構を設けたことを特徴とする乗客コンベア。
【請求項7】
踏板内に電力消費手段とこの電力消費手段に電力を供給する発電機構とを備えた乗客コンベアにおいて、前記踏板と踏板を走行させる車輪との間に発電機構を設け、この発電機構で発電した電力を蓄え前記電力消費手段に電力供給する蓄電装置を前記踏板に設けたことを特徴とする乗客コンベア。
【請求項8】
踏板に設けられたセンサと、前記踏板に設けられ前記センサによって検出された情報を分析する制御手段と、前記踏板に設けられ前記制御手段による分析結果を実行する実行手段と、これらセンサと制御手段と実行手段とに電力を供給する発電機構を前記踏板と踏板を走行させる車輪との間に設けたことを特徴とする乗客コンベア。
【請求項9】
踏板に設けられたセンサと、前記踏板に設けられ前記センサによって検出された情報を分析する制御手段と、前記踏板に設けられ前記制御手段による分析結果の信号を別置の監視装置に送信する送信機と、これらセンサと制御手段と送信機とに電力を供給する発電機構を前記踏板と踏板を走行させる車輪との間に設けたことを特徴とする乗客コンベア。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は踏板間に段差が生じるエスカレーターや踏板間に段差が生じない電動道路等の乗客コンベアに係り、特に、踏板内に電力消費手段と発電機構を備えた乗客コンベアに関する。
【背景技術】
【0002】
踏板内に電力消費手段と発電機構を備えた乗客コンベアは、例えば特許文献1に示すように、既に提案されている。そして、特許文献1に開示の構成は、踏板の後輪軸に発電機を連結し、この発電機で発電された電力で踏板上のLEDを発光させると云うものである。
【0003】
【特許文献1】特開平11−209056号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献1に記載の構成によれば、踏板の後輪軸の延長上に発電機を突出させて連結する構成のため、実装密度が高い乗客コンベアにおいて、発電機を設置するための空間を踏板が移動する全領域に確保しなければならない問題がある。
【0005】
本発明の目的は、発電機構を設置するための空間を踏板が移動する全領域に確保する必要がない乗客コンベアを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために本発明は、踏板の移動を案内するガイドレールに接して回転する車輪を踏板に設け、この車輪に発電機構の回転子を設けると共に、この回転子に対向する前記踏板に前記発電機構の固定子を設けたのである。
【発明の効果】
【0007】
以上説明したように、踏板の移動を案内するガイドレール上を回転する車輪に発電機構の回転子を設け、発電機構の固定子を踏板に設ける構成としたので、回転子を有する車輪はガイドレール上を移動する。その結果、回転子のための特別な空間を踏板が移動する全領域に確保する必要はなく、また、固定子は、踏板を構成するブラケットなどの構成部材に設置できるので、踏板から突出して設置する必要はなく、結果的に、固定子のための特別な空間を踏板が移動する全領域に確保する必要はなくなる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
以下本発明による乗客コンベアの第1の実施の形態を、図1〜図4に示すエスカレーターに基づいて説明する。
【0009】
エスカレーター1は、上下階に跨って設置される主枠2と、この主枠2の上下部に軸支された駆動スプロケット3と従動スプロケット4間に巻掛けられた無端状の踏段チェーン5と、この踏段チェーン5に連結され踏段6と、この踏段6の移動方向両側の前記主枠2に立設された欄干7と、この欄干7の周縁に案内され前記踏段6と同期して移動する移動手摺8とを備えている。
【0010】
前記踏段6は、乗客が乗り込む踏板9と、この踏板9の下階側端から下方に延在するライザ10を有し、これらは図示しないフレームやブラケット等の構造物で支持されている。また、踏段6には、それぞれ左右一対の前輪11A,11Bと後輪12A,12Bとが軸支されており、これらの車輪は前記主枠2内に敷設された左右一対のガイドレール13A,13B及び14A,14B上を転動することで、踏段6を安定移動させている。そして、前記前輪11A,11Bの前輪軸11AS,11BSに前記踏段チェーン5を連結している。
【0011】
上記構成の踏段6の後輪12A(または/及び12B)には、発電機構の回転子となる永久磁石15が周方向に等間隔で後輪12A(または/及び12B)と同心に設置されている。具体的には、後輪軸12S端部に嵌合した軸受16の外周に装着された合成ゴムからなるタイヤ17内に、丸棒状の永久磁石15を埋め込んで構成している。
【0012】
一方、この永久磁石15の端面15Eと対向する踏段6の構造物には、発電機構の固定子を構成する発電コイル18が設けられ、リード線19を介して電力消費手段に接続されている。
【0013】
この電力消費手段は、例えば、踏段6及び踏段6の周辺の異常を測定するセンサ、カメラ、異常を分析する制御手段、別置された監視装置と通信するための送受信機、制御手段による分析結果を実行する実行手段等である。
【0014】
以上説明したように、踏段6(踏板)内と車輪である後輪12A(または/及び12B)内に、発電機構の固定子と回転子を設けたので、発電機構が踏段6(踏板)と車輪から突出することはなく、その結果、発電機構のために特別な空間を踏段6(踏板)が移動する全領域に確保する必要はなくなる。
【0015】
図5及び図6は、本発明による乗客コンベアの発電機構の第2の実施の形態を示すもので、図1〜図4と同一符号は同一部品を示すので、再度の詳細な説明は省略する。
【0016】
第1の実施の形態と異なる構成は、第1点が、車輪である前輪11A(または/及び11B)と踏段6との間に発電機構を設けた点である。第2点は、発電機構からの電力を伝達する端子を設けた点である。
【0017】
まず、第1点は、前輪軸11AS(または/及び11BS)の踏段チェーン5との連結部に、発電機構20を設けたのである。即ち、中空の前輪軸11AS(または/及び11BS)端から延在して設置された前輪11A(または/及び11B)の回転によって駆動される回転子と、この回転子の外周側に位置し前記中空の前輪軸11AS(または/及び11BS)の内周側に固定された固定子とで発電機構を構成したのである。
【0018】
このように構成することで、外観上は従来の踏段6と踏段チェーン5との連結部とほとんど変わらず、したがって、発電機構設置のために特別な空間を踏段6(踏板)が移動する全領域に確保する必要はなくなる。
【0019】
上記第2点は、発電機構20からの電力を、前記中空の前輪軸11AS(または/及び11BS)内を通して、前輪軸11AS,11BSを踏段6の構造物に取り付けるための取り付け座21に導き、取り付け座21の前記構造物との接触面に端子22A,22Bを設けたのである。当然、この端子22A,22Bと対向する前記構造物にも端子が設けられており、取り付け座21に構造物を固定することで両者の端子は接触し、構造物側の端子から構造物内に設けた図示しない電力消費手段に電力を供給することができる。したがって、前もって各端子までの配線を行っておれば、発電機構20から電力消費手段までの狭い空間内での配線を踏段6の組み立て後に行う必要はなくなる。
【0020】
図7は、踏段6内へ搭載される機器の一例を示すものである。
【0021】
踏板9とライザ10及び図示しない構造物や車輪からなる踏段6の内側には、センサの一種であるカメラ23や発電機構から発電された電力を蓄える蓄電装置24、さらには、別置の監視装置との間で信号の授受を行う送受信機25を備えている。尚、これらは、複数の踏段6の全部に設ける必要はなく、少なくとも一つの踏段6に設け、他の踏段に備えた電力消費手段とは、踏段チェーンに沿わせて設けた配線を通して電力を供給するようにすることが望ましい。
【0022】
図8は、踏段6内へ搭載される機器の別の一例を示すものである。
【0023】
踏段6の車輪と構造物間に設けた発電機構と、この発電機構から発電された電力を蓄える蓄電装置と、この蓄電装置の電力によって作動するセンサ1及びセンサ2と、これらセンサ1,2からの信号を入力して分析出力する制御手段と、この制御手段からの出力により作動する発行装置,送受信機,乾燥手段等を搭載している。
【0024】
例えば、センサ1は位置検出センサであり、センサ2は踏段6の踏板面の水分を検出する水分検出器であるとすると、このようなセンサ1,2から踏段6の位置情報や踏板面の水分量の異常が測定されて制御手段に入力される。制御手段による分析の結果、踏段6が乗降部に接近していると判断された場合には、踏板面に備えた発行装置を作動させて点滅させ、乗客に注意を喚起する。また、踏板面の水分量が多く乗客が滑る恐れがあると判断された場合には、踏板の裏側に敷設したヒータ等の乾燥手段を作動させて水分を蒸発させて踏板表面を乾燥させるのである。
【0025】
このほか、別置の監視装置にセンサ1,2の情報を伝達したい場合には、送受信機からセンサからの情報や制御手段による分析結果を送信し、監視装置からの指示により、発行装置や乾燥手段を作動させるようにしてもよい。
【0026】
いずれにしても、これら各装置や手段は、電力を消費するものであり、そのためには、設置による他の機器えの影響がない本発明による発電設備は必須となる。
【0027】
ところで以上説明の乗客コンベアは、エスカレーターを一例にとって説明したので、踏板とライザを有する踏段と車輪との間に発電機構を設けた場合を説明したが、この一例に限定されるものではない。即ち、踏板に段差が生じない電動道路にも本発明を適用することができ、その場合には、踏板に続くライザが存在しないので、踏板と車輪との間に発電機構を設けることになる。
【図面の簡単な説明】
【0028】
【図1】本発明による乗客コンベアの発電機構の第1の実施の形態を示す概略縦断面図。
【図2】図1の後輪を右から見た拡大図。
【図3】図1の発電機構を装備した踏段の外観を示す正面図。
【図4】乗客コンベアとしてエスカレーターを示す概略側面図。
【図5】本発明による乗客コンベアの発電機構の第2の実施の形態を示す一部横断平面図。
【図6】図5の正面図。
【図7】踏段内へ搭載される機器の一例を示す概略側面図。
【図8】踏段内へ搭載される機器の別の一例を示すブロック図。
【符号の説明】
【0029】
1…エスカレーター、5…踏段チェーン、6…踏段、10…踏板、11A,11B…前輪、11AS,11BS…前輪軸、12A,12B…後輪、12S…後輪軸、13A,13B,14A,14B…ガイドレール、15…永久磁石、18…発電コイル、20…発電機構、22A,22B…接点。




 

 


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